JP2655147B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2655147B2
JP2655147B2 JP62224364A JP22436487A JP2655147B2 JP 2655147 B2 JP2655147 B2 JP 2655147B2 JP 62224364 A JP62224364 A JP 62224364A JP 22436487 A JP22436487 A JP 22436487A JP 2655147 B2 JP2655147 B2 JP 2655147B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機などに代表
される弾球遊技機に関し、詳しくは、打玉を遊技領域に
打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機において、従来から一般的に知ら
れているものに、たとえば、打玉が始動入賞口に入賞す
ることにより、可変表示装置が可変開始した後表示結果
が導出表示され、その表示結果が予め定められた特定の
表示態様(たとえば777)となった場合に、特定遊技状
態が発生して可変入賞球装置が遊技者にとって有利な第
1の状態に制御された後遊技者にとって不利な第2の状
態となり、かつ、その可変入賞球装置が再度第1の状態
となる繰返し継続制御が実行可能となるように構成され
たものがあった。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この従来の弾球遊技機では、特定遊技状態の
発生に伴う繰返し継続制御の実行上限回数が一定回数
(たとえば10回)に統一されていたため、弾球遊技機の
遊技状態が単調になってしまい、遊技者が飽きやすいと
いう欠点を有していた。しかも、特定遊技状態は、特
に、遊技の興趣を盛上げるために採用されたものであ
り、その特定遊技状態に伴う遊技制御が単調で退屈しや
すいとなると、面白味を売り物にしている弾球遊技機に
とっては致命傷となるのである。
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、
その目的は、特定遊技状態に伴う遊技の単調さを解決す
ることにより、遊技の興趣を十分に盛り上げることので
きる弾球遊技機を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれ
る弾球遊技機であって、 前記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利となる
第1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに
変化可能な可変入賞球装置と、 表示状態が変化可能な可変表示装置と、 該可変表示装置を可変表示させた後表示結果を導出表
示させる制御を行なう可変表示制御手段と、 予め定められた特定遊技状態になったことを必要条件
として前記可変入賞球装置を第1の状態に制御した後所
定期間が経過した場合あるいは前記可変入賞球装置内に
打玉が所定個数入賞した場合に第2の状態にし、かつ、
特定遊技状態発生後の遊技状態が所定条件を満たした場
合に前記可変入賞球装置を再度第1の状態に繰返し継続
制御可能な制御手段と、 該制御手段により行なわれる繰返し継続制御の回数を
認識可能な情報を表示する繰返し継続回数情報表示手段
とを含み、 前記繰返し継続制御の実行上限回数は、前記可変表示
装置の表示結果に応じて変化し、かつ、いずれの場合に
も複数回となるように定められており、 前記制御手段は、前記可変表示装置により導出表示さ
れた表示結果の種類に応じて定められる前記繰返し継続
制御の実行上限回数に前記繰返し継続制御の実行回数が
達した場合にはそれ以上の繰返し継続制御を行なわない
ことを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、制御手段の働きにより、予め定めら
れた特定遊技状態になったことを必要条件として可変入
賞球装置が第1の状態に制御された後所定期間が経過し
た場合あるいは前記可変入賞球装置内に打玉が所定個数
入賞した場合に第2の状態となり、かつ、特定遊技状態
発生後の遊技状態が所定条件を満たした場合にその可変
入賞球装置を再度第1の状態に繰返し継続制御可能とな
る。そして、その繰返し継続制御の実行上限回数が前記
可変表示装置の表示結果に応じて変化し、かつ、いずれ
の場合にも複数回となるように定められている。そし
て、その可変表示装置により導出表示された表示結果の
種類に応じて定められている前記繰返し継続制御の実行
上限回数に前記繰返し継続制御の実行回数が達した場合
にはそれ以上の繰返し継続制御が行なわれない。さら
に、繰返し継続回数情報表示手段の働きにより、前記制
御手段により行なわれる繰返し継続制御の回数を認識可
能な情報が表示される。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明に係る弾球遊技機の一例であるパチ
ンコ機30を示す全体正面図である。
パチンコ遊技機30の前面枠32には、遊技盤38が着脱自
在に装着されて遊技領域40が形成されている。この遊技
盤38のほぼ中央位置には、可変表示装置42が設けられて
いるとともに、その下方位置には、可変入賞球装置52が
設けられている。また、遊技盤38には始動入賞口48a,48
b,50および通常の入賞口56a,56b,58a,58bがそれぞれ設
けられている。そして、この通常の入賞口56a,56b,58a,
58bにパチンコ玉が入賞することにより、景品玉が13個
払出され、また始動入賞 48a,48b,50にパチンコ玉が入
賞することにより、後述するように、可変表示装置42の
可変表示部2,4,6を一定時間可変表示させて、その可変
表示中にストップスイッチ68の操作があるか、またはな
い場合には一定時間経過後に停止制御される。また、パ
チンコ玉の始動入賞に伴って可変表示部2,4,6が可変表
示を開始するものに代えて、常時可変表示部2,4,6が変
動して可変表示し、パチンコ玉の始動入賞に伴って再可
変表示するよう構成されているものでもよい。さらに、
可変表示装置42は、可変表示部が3つのものに限らず、
1つまたは2つあるいは4つ以上のものであってもよ
い。また、前記可変入賞球装置52は、その下縁を揺動中
心として開閉自在な開閉板54が設けられており、この開
閉板54の開成時にパチンコ玉が入賞し得るように構成さ
れている。この可変入賞球装置52内に入賞したパチンコ
玉の個数は、10カウント検出スイッチ114(第3図参
照)により検出され、その検出個数がデジタル表示器64
により表示されるよう構成されている。また、図中44
は、デジタル表示器であり、大当り時における前記開閉
板54の開成回数を表示するためのものである。さらに、
図中46は、LEDであり、パチンコ玉の始動入賞口への入
賞個数の記憶値を表示するためのものである。
パチンコ遊技機3の前面板65には、打球供給皿66が設
けられており、パチンコ玉を一時貯留するとともに打球
発射装置92(第2図参照)の打球発射部にパチンコ玉を
1つずつ供給し、遊技者の操作ハンドル74による操作に
基づいてパチンコ玉が前記遊技領域40内に打込まれるよ
う構成されている。この打球供給皿66内のパチンコ玉が
多くなり過ぎ、貯留容量をオーバーした場合には、その
余剰玉を下方に設けられている余剰玉受皿72に排出し、
余剰玉を貯留し得るように構成されている。
なお、図中、70はスピーカであり、大当り時の効果音
の発生や不正行為発生時における警報音の発生などを行
なうためのものである。また、60a,60bはサイドラン
プ、62a,62bは枠ランプであり、大当り時に点灯して大
当り状態を遊技者に報知するなど、種々の情報を報知す
るためのものである。また、図中、34は金枠、36はガラ
ス枠である。
第2図は、パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体
背面図である。
前記操作ハンドル74の操作に応答して、打球発射装置
92が作動、モータ94の駆動力により、打球杆96が間欠揺
動され、玉送り杆98から1つずつ送られてきたパチンコ
玉を打球杆96により打撃し、パチンコ玉を1つずつ前記
遊技領域40内に打込むように構成されている。遊技領域
40内に打込まれたパチンコ玉が始動入賞口48a,48b,50に
入賞すれば、それぞれに対応して設けられている始動入
賞玉検出スイッチ86a,86b,88により検出されるよう構成
されており、それぞれの検出出力が後述するマイクロコ
ンピュータ300に入力され、可変表示駆動機構84が駆動
制御され前記可変表示装置42が変動を開始する。また、
前記入賞口56a,56b,58a,58bから入賞したパチンコ玉や
始動入賞口に入賞したパチンコ玉が入賞玉集合カバー82
により所定の経路に誘導され、入賞玉処理器90へ案内さ
れる。図中、76は景品玉貯留タンクであり、78は景品玉
整列樋であり、また、80は景品玉払出器でありパチンコ
玉の入賞などに伴って景品玉を前記打球供給皿66内に払
出せるように構成されている。また、108はソレノイド
であり、前記開閉板54を開閉させるための駆動源であ
る。
第3図は可変入賞球装置52の分解斜視図である。次
に、可変入賞球装置52の構造を第3図に基づいて説明す
る。
可変入賞球装置52は、横長の取付基板100により遊技
盤盤面上に取付可能に構成されている。この取付基板10
0の中央上部には、横長のほぼ長方形の開口部102が形成
されている。この開口部102の上方位置には始動入賞口5
0が形成されている。取付基板100の裏面側には、前記開
口部102から進入したパチンコ玉を一側方に誘導するた
めの入賞玉誘導樋112が設けられている。そしてその入
賞玉誘導樋112の下方に10カウント検出スイッチ14を挿
入セットすることにより、開口部102に入賞したパチン
コ玉の個数が検出し得るよう構成されている。取付基板
100の中央下方部分には、ランプ挿通孔116が4つ形成さ
れているとともに、左右両側にもランプ挿通孔116が2
つずつ形成されている。また、図中142は後述するラン
プカバー134を係止するための係止孔であり、140はラン
プカバー134を取付固定するための係止突起である。ま
た図中130は後述するディジタル表示器64のための配線
引出孔である。前記開口部102は、開閉板54により開放
および閉塞可能に構成されており、この開閉板54を開口
部102にその下縁を中心に回動自在に取付けるととも
に、係合溝106に作動板111を係合させた状態でソレノイ
ド108を取付ける。そして、ソレノイド108の作動によ
り、プランジャ110が出退し、プランジャ110の先端に固
定されている作動板111により係合溝106を上下に動か
し、開閉板54が開閉するように構成されている。
また、取付基板100の表面側に、ランプ基板118が取付
固定可能に構成されており、このランプ基板118に設け
られている複数のランプ120が、前記ランプ挿通孔116か
ら前方に突出するように構成されている。さらに、この
ランプ基板118の裏面側にはランプ基板保護カバー122が
取付固定されて、ランプ基板118を保護し得るように構
成されている。
前記開口部102の裏面側には、裏カバー体148が取付可
能に構成されている。この裏カバー体148には、1対の
振分傾斜板150が突設されており、開口部102から入賞し
たパチンコ玉が振分傾斜板150に衝突し、開口部102の中
央側または左右の両側に振分けられるよう構成されてい
る。さらに、この振分傾斜板150の間には、玉検知板挿
通孔152が形成されており、玉検知板160がその一部を玉
検知板挿通孔152から前方に突出させた状態で取付けら
れる。そして、可変入賞球装置52内に入賞し開口部102
の中央側を落下してきたパチンコ玉が前記玉検知板160
に衝突するように構成されている。この玉検知板160
は、軸挿通孔162が形成されており、支軸170を軸挿通孔
162に挿通させた状態で取付板168に対し回動自在に枢支
される。この玉検知板160の上部後方側には重り164が設
けられており、その自重により通常は、玉検知板160の
一部が前記玉検知板挿通孔152から前方に突出する姿勢
を保つように構成されている。そして、この玉検知板16
0を枢支した取付板168を裏カバー体148の裏面側に取付
固定することにより、可変入賞球装置52内に入賞したパ
チンコ玉の一部が玉検知板160に衝突するごとに玉検知
板160が支軸170を中心に回動するように構成されてい
る。この玉検知板160の上方面には、反射板166が設けら
れており、さらに、取付基板168の上部には、光検知孔1
74が穿設されている取付板172とフォトセンサが設けら
れている光検知基板176とが取付けられる。そして、発
光ダイオード(図示せず)からの光が玉検知板160の反
射板166に投射されるように構成されている。この状態
で、玉検知板160のパチンコ玉の衝突に伴なう姿勢変化
により、反射板166からの反射光がフォトセンサに瞬間
的に受光され、それを検知することにより開口部102の
中央部を通過したパチンコ玉(すなわちV入賞玉)が検
出し得るように構成されている。この反射板166が設け
られた玉検知板160,フォトセンサが設けられている光検
知板176および取付板172さらには取付板168によりV入
賞玉検出機構158が構成されている。なお、V入賞玉検
出機構は、上述の実施例の他に他の検出機構、たとえば
マイクロスイッチや近接スイッチ等でも使用できる。さ
らに、裏カバー体148には、LED表示窓154が左右に1つ
ずつ形成されている。そして、配線中継基板132に設け
られている左右1対のLED133が前記LED表示窓154の後方
側に配設され、後述するV入賞記憶を表示し得るように
構成されている。ゆえに、この配線中継基板132は前記L
ED133のための基板の構成をも兼備えているのである。
なお、図中156はカバーレンズであり、前記LED133から
の光を前方に通過させて遊技者に視認し得るようにする
ためのものである。
前記取付基板100中央前面位置には、前記10カウント
検出スイッチ114の検出出力に基づいて可変入賞球装置5
2内に入賞したパチンコ玉の個数を表示るためのディジ
タル表示器64が配設されるよう構成されている。このデ
ィジタル表示器64は、収納ケース124a,124bに収納され
た状態で取付基板100に取付固定され、ディジタル表示
器64の表示部が前方から視認できるように構成されてい
る。この収納ケース124aには、配線引出孔128が形成さ
れており、ディジタル表示器64の配線がこの配線引出孔
128および130を通ってマイクロコンピュータ300側に接
続される。さらに、この収納ケース124aには4つのラン
プ挿通孔126が穿設されており、前記ランプ基板118に設
けられているランプ120が挿通されて前方に突出し得る
ように構成されており、ランプ120の光が前方から視認
し得る。
図中、146は前面飾り板であり、その左右両側にラン
プカバー134が取付け固定可能に構成されている。そし
て、ランプカバー134が取付けられた前面飾り板146は、
ランプカバー134の係合筒138を取付基板100の係合突起1
40に外嵌させるとともに係止爪136を係止孔142に係止さ
せることにより取付基板100前面側に取付固定される。
また、このランプカバー134の係止爪136を中央側に押え
ることにより、係止孔142からの係止が解除されて前面
飾り板146およびランプカバー134が容易に取外し可能に
構成されている。
第4図は、前記可変入賞球装置52を示す全体正面図で
ある。
可変入賞球装置52は、プレート状の取付基板100によ
り遊技盤38の盤面上に取付可能に構成されている。この
取付基板100の上方部分には、矩形に切抜かれた開口部1
02が形成されており、この開口部102を閉塞可能な開閉
板54がその下縁を回動中心として枢支されており、前記
ソレノイド108(第2図参照)の駆動力により、開口部1
02を閉塞した閉成状態と開口部102を開放した開成状態
とに開閉板54が切換えられるよう構成されている。開口
部102内には、その中央位置にV入賞玉検出機構158が設
けられており、開口部102から進入したパチン玉の一部
がこのV入賞玉検出機構158により検出され得るように
構成されている。さらに、開口部102に進入したパチン
コ玉は、入賞玉誘導樋112により左側に集められ、すべ
ての入賞玉が10カウント検出スイッチ114を通過して検
出されるように構成されている。
図中、56a,56bは通常の入賞口であり、ランプカバー1
34の上方部分により形成されている。このランプカバー
134は、ランプ120を覆うものであり、取付基板100側か
ら突出されている係合突起140にランプカバー134と一体
形成されている係合筒138を外嵌することにより、取付
基板100に取付固定されている。
図中、64はデジタル表示器であり、前記10カウンタ検
出スイッチ114による入賞玉数の検出個数を表示するた
めのものである。また、その下方位置には、ランプ120
が設けられている。これらのデジタル表示器64とランプ
120は、その外周を収納ケース124a,124bにより囲まれて
おり、パチンコ玉が直接衝突しないようにしている。な
お、図中50は始動入賞口である。
次に、第5図に基づいて、可変表示装置42の内部構造
を説明する。
なお、本実施例では可変表示装置として機械式の回転
ドラム機構を例にして説明するが、その他電気的可変表
示装置、たとえば、ディジタル表示器や液晶表示器やCR
Tディスプレイ等であってもよい。
収納ボックス200内には、可変表示器(ドラム)2,4,6
がシャフト210により枢支された状態で設けられてい
る。さらに、収納ボックス200の側面には、モータ202が
設けられており、このモータ202の駆動力が出力軸204か
ら駆動ギヤ206および伝達ギヤ208を介して前記シャフト
210に伝達されるように構成されている。前記可変表示
部(ドラム)2,4,6は、前記シャフト210に遊嵌されてお
り、スプリング211a,211b,211cが、シャフト210に一体
形成されたリングRに圧接し、このリングRとの摩擦力
により、シャフト210からの回転力が可変表示部(ドラ
ム)2,4,6に伝達されるように構成されている。
可変表示部(ドラム)2,4,6の一側方にはラチェット
歯車26,27,28が一体形成されており、ドラムソレノイド
A(212a),B(212b),C(212c)によって揺動されるス
トッパレバー216a,216b,216cがそのラチェット歯車26,2
7,28に係合するように構成されている。そして、ドラム
ソレノイドA(212a),B(212b),C(212c)の作動によ
り、ストッパレバー216a,216b,216cが揺動してラチェッ
ト歯車26,27,28から係合が解除されることにより、可変
表示部(ドラム)2,4,6の回転が可能な状態となる。ま
た、回転中の可変表示部(ドラム)2,4,6の回転を停止
させるには、停止させようとする可変表示部(ドラム)
(たとえば2)に対応するドラムソレノイドA(212a)
の励磁を解除し、その復帰スプリングS(第6図参照)
の復元力によりストッパレバー216aを揺動させてラチェ
ット歯車26に係合させ、可変表示部(ドラム)2とシャ
フト20との間で滑りを生じさせることにより可変表示部
(ドラム)2を停止させる。なお、前記ストッパレバー
216a,216b,216cは、第6図に示すように、支軸217を中
心に揺動するように構成されており、ドラムソレノイド
A(212a),B(212b),C(212c)のプランジャ214a,214
b,214cの出退に応じて、揺動することにより、鉤部215
a,215b,215cがラチェット歯車26,27,28に対し係合状態
および係合解除状態に切換えられるように構成されてい
る。以上説明した収納ボックス200内の各種装置および
モータ202さらには駆動ギヤ206,伝達ギヤ208により、可
変表示装置を駆動させるための可変表示装置駆動機構84
が構成されている。
第5図中218a〜eは投光器であり、停止状態にある可
変表示部(ドラム)2,4,6に形成された透孔H内に光を
通過させるためのものである。そして、この通過孔を受
光部220a〜eにより検出し、どの位置を光が通過したか
を検出することにより、後述するように、停止状態にあ
る可変表示部(ドラム)によって表示される図柄の組合
わせがいかなるくみあわせになっているかを検出し得る
ように構成されている。そして、この図柄の組合せが予
め定める特定の組合わせになった場合には、後述するよ
うに特定遊技状態(大当り状態)となる。この透孔Hと
透孔器218a〜eおよび受光器220a〜eにより、可変表示
部(ドラム)2,4,6が予め定める特定の組合わせの表示
状態すなわち組合せ特定遊技情報になったか否かを検出
する組合せ特定遊技状態検出手段を含む特定遊技状態検
出手段が構成されている。なお、図中8は透明レンズで
あり、各ドラムの図柄を拡大して見せるために前方側が
凸状に形成され取付基板43に取付けらている。また図中
39はガラス板であり、82は入賞玉集合カバーである。
第6図中、44はデジタル表示器であり、前記可変入賞
球装置の継続回数を表示するためのものである。さら
に、図中46はLEDであり、パチンコ玉の始動入賞に伴う
始動入賞記憶値を表示するためのものである。
次に、第7a図,第7b図,第7c図に基づいて、停止状態
における可変表示装置の識別情報(数字)の組合わせを
判定する方法を説明する。
第7a図は、受光器の配設位置を示す図であり、受光器
A(220a)〜E(220e)が図示するように配設されてい
る。
第7b図は、可変表示部(ドラム)6,4,2に形成されて
いる透孔を示す図であり、たとえば、表示態様が111の
場合は、3つの可変表示部(ドラム)に形成されている
透孔のうち実線で示された透孔a,dが横1列に揃って連
通孔となるのであり、その軸通孔a,dを通過した通過光
が破線で示された受光器A(220a)、D(220d)により
検出されることとなり、第7c図に示すように、受光器A
〜EのうちAとDから検出出力が導出されることとな
る。
なお、この第7c図の表に示す左欄の連続数字は、停止
した可変表示部材(ドラム)2,4,6で表示された数字の
組合わせであり、これらの数字の場合に後述する大当り
状態が生じるのであり、これらの数字の組合わせを組合
わせ特定識別情報という。また、333,555,777のうちい
ずれかの表示状態となる確率が1000分の3であり、この
3つの識別情報を比較的出現確率の低い第1の特定識別
情報という。さらに、111,222,444,666,888,999,000の
うちいずれかの表示状態となる確率が1000分の7であ
り、この7つの識別情報を比較的出現確率の高い第2の
特定識別情報という。
なお、第7c図の表の受光器出力の欄の数字1はその列
の受光器から検出出力があったことを意味し、数字0は
検出出力がなかったことを意味している。
そして、受光器AおよびDのみから検出出力があった
場合は可変表示装置の数字の組合わせが111であると予
め設定しておくことにより、数字の組合わせの判定が可
能となる。
以上の方法により、222の数字の組合わせを判定する
場合には、透孔dおよびeのみが横1列に揃った連通孔
となり、受孔器DおよびEのみから検出出力が導出され
て(第7c図参照)、判定が行なわれる。さらに、333の
図柄の組合わせの判定においては、受光器AおよびCの
みから検出出力が導出される。以上の方法により、可変
表示装置の図柄の組合わせを111〜000までの10種類検出
可能なり、この10種類の検出を、5つの受光器と5つの
連通孔で検出し得る。
この検出し得る図柄の組合わせの数を式で示す、 となる。
一般式では、受光器の数をn,停止時における可変表示
装置に形成されている連通孔の数をrとすると、 となる。
なお、第7b図においては、遊技者は図面上向かって左
側から可変表示装置の図柄の組合わせを視認するため
に、可変表示部(ドラム)の向かって左側に111の図柄
の組合わせが形成されている状態となっている。
第8図はこの発明の制御回路の全体の構成を示すブロ
ック図である。
マイクロコンピュータ300は以下に述べるようなパチ
ンコ遊技機30全体の動作を制御する機能を有する。この
ために、マイクロコンピュータ300は、たとえば数チッ
プのLSIで構成されており、その中には制御動作を所定
の手順で実行することのできるMPU302と、MPU302の動作
プログラムデータを格納するROM304と、必要なデータの
書込みおよび読出しができるROM306とを含む。
さらに、マイクロコンピュータ300は入力信号を受け
てMPU302に入力データを与える入力回路308と、MPU302
からの出力データを受けて外部に出力する出力回路310
と、MPU302から音データを受けるサウンドジェネレータ
312と、電源投入時にMPU302にリセットパルスを与える
パワーオンリセット回路314と、MPU302にクロック信号
を与えるクロック発生回路316と、クロック発生回路316
からのクロック信号を分周して割込みパルスを定期的に
MPU302に与えるパルス分周回路(割込みパルス発生回
路)318と、MPU302からのアドレスデードをデコードす
るアドレスデコード回路320とを含む。
MPU302はパルス分周回路318から定期的に与えられる
割込みパルスに応じて、割込み制御ルーチンの動作を実
行することが可能となる。また、アドレスデコード回路
320はMPU302からのアドレスデコードをデコードし、ROM
304,ROM306,入力回路308,出力回路310,サウンドジェネ
レータ312にそれぞれチップセレクト信号を与える。
なお、この実施例では、ROM304は、その内容の書き換
え、すなわち、必要が生じた場合には、その中に格納さ
れたMPU302のためのプログラムデータを変更することが
できるように、プログラマブルROMが用いられている。
そして、MPU302はこのROM304内に格納されたプログラム
データに従って、かつ以下に述べる各制御信号の入力に
応答して、可変入賞球装置52などに対して制御信号を与
える。
マイクロコンピュータ300には、入力信号として、次
のような信号が与えられる。
まず、パチンコ玉の始動入賞に伴う始動入賞玉検出ス
イッチ86a,86b,88がONしたことに応答して、始動入賞玉
検出回路322から始動入賞玉検出信号がマイクロコンピ
ュータ300に与えられる。ストップスイッチ68の操作に
基づいて、ストップ信号がストップ回路324からマイク
ロコンピュータ300に与えられる。パチンコ玉がV入賞
玉検出機構158により検出されてV入賞玉検出スイッチ1
58がONしたことに応答して、V入賞玉検出回路326らV
入賞玉検出信号がマイクロコンピュータ300に与えられ
る。10カウント検出スイッチ114の検出出力に応答し
て、10カウント検出回路328から10カウント検出信号が
マイクロコンピュータ300に与えられる。可変表示装置4
2に設けられている受光器218a〜218eの検出出力に応答
して、受光器回路330から受光信号がマイクロコンピュ
ータ300に与えられる。この受光信号の入力により、可
変表示装置41内の可変表示部(ドラム)2,4,6に形成さ
れている透孔H(第5図参照)を通過した通過光の受光
位置に関する情報がマイクロコンピュータ300に与えら
れる。この受光器回路330とマイクロコンピュータ300と
により、受光位置の2カ所の組合わせを判別して各ドラ
ムで表示される識別情報が特定の組合わせになったこと
を判定する組合わせ判定手段を含む判定手段が構成され
ている。
また、マイクロコンピュータ300は以下の回路および
装置に制御信号を与える。まず、ソレノイド回路332を
介してドラムソレノイドA(212a),B(212b),C(212
c)のそれぞれにソレノイド駆動信号を与え、また、モ
ータ回路336を介してモータ202にモータ駆動信号を与
え、可変表示装置42内の可変表示部(ドラム)2,4,6
(第5図参照)の回転制御を行なう。前記ソレノイド回
路332,モータ回路336およびマイクロコンピュータ300に
より、可変表示部(ドラム)2,4,6の回転を開始させる
ための可変表示開始信号発生手段が構成されている。マ
イクロコンピュータ300,出力回路310,モータ回路336,ソ
レノイド回路332により、前記可変表示装置を可変表示
させた後表示結果を導出表示させる制御を行なう可変表
示制御手段が構成されている。また、投光器回路334を
介して投光器220a〜220eを点灯させるための制御信号を
出力する。さらに、ソレノイド回路338を介してソレノ
イド108にソレノイド駆動信号を与え、可変入賞球装置
の開閉板54(第3図参照)の開閉制御を行なう。このソ
レノイド回路338とマイクロコンピュータ300とにより、
予め定められた特定遊技状態となったことを必要条件と
して前記可変入賞球装置を第1の状態に制御した後所定
期間が経過した場合あるいは前記可変入賞球装置内に打
玉が所定個数入賞した場合に第2の状態にし、かつ、特
定遊技状態発生後の遊技状態が所定条件を満たした場合
に前記可変入賞球装置を再度第1の状態に繰返し継続制
御可能な制御手段が構成されている。次に、ランプ回路
340を介してランプ60a,60b,62a,62b,120それぞれにラン
プ点灯のための制御信号を与える。なおこれらランプは
LEDでもよい。また、LED回路342を介してLED46を点灯さ
せるための制御信号を出力し、デジタル表示駆動回路34
4を介してデジタル表示器44,64をデジタル表示させるた
めの制御信号を出力する。さらに、アンプ346を介して
スピーカ70から音を発生させるための制御信号を出力す
る。なお、上記構成の各回路には、電源回路328から所
定の直流電流が供給される。
第9図および第11図はこの発明の一実施例の動作を説
明するためのフロー図である。
次に、第1図ないし第11図を参照して、このパチンコ
遊技機の具体的な動作を説明する。
まず、第9図において、電源が投入されると、マイク
ロコンピュータ300はイニシャライズされ、ステップ1
以降に示すプログラムを実行する。その最中に、第9図
(b)に示す割込みプログラムが所定の時間ごとすなわ
ち割込みパルスの発生ごとに繰返し実行される。この割
込みプログラムは、まずステップS47により、始動入賞
玉検出スイッチがONになったか否かの判断がなされ、ON
になっていなければ割込みは終了するが、ONになってい
れば、ステップS48に進み、可変表示装置が可変表示中
か否かが判断され、可変表示中でなければステップS50
に進む。また可変表示中であればステップS49に進み、
始動入賞したことをスピーカ70や各種ランプにより報知
する。そして、ステップS50に進み、始動入賞記憶カウ
ンタの値が「4」であるか否かの判断がなされ、「4」
であれば割込みが終了し、「4」でなければ、ステップ
S51に進み、始動入賞記憶カウンタを1インクリメント
し、割込みが終了する。
なお、本実施例では始動入賞記憶カウンタの値の記憶
の上限値は「4」であり、それ以上の記憶はしないよう
にされている。
次に、第9図(a)に戻り、ステップS1により、始動
入賞記憶カウンタの値が「0」であるか否かの判断がな
され、「0」であれば待機し「0」でなくなればステッ
プS2に進み、始動入賞記憶カウンタを1ディクリメント
する。次に、ステップS3に進み、ドラムソレノイドA,B,
CをONにし可変入賞球装置42の可変表示部(ドラム)2,
4,6(第5図参照)が回転し得る状態にする。そして、
ステップS4に進み、可変表示中であることを遊技者に報
知させる。次にステップS5に進み、時間T1を経過させ
る。この時間T1を経過させる処理は、可変表示装置42内
のラチェット歯車26,27,28からストッパレバー216a,216
b,216cを完全に解除させるために必要な猶予期間を経過
させ、モータ起動時の負荷を軽減させるために必要なも
のであり、たとえば0.1秒程度のものである(第5図お
よび第6図参照)。次に、ステップS6に進み、モータを
ONにし、可変表示部(ドラム)2,4,6を回転させる(第
5図参照)。この実施例では、パチンコ玉の始動入賞に
伴って可変表示を開始する可変表示開始手段を採り上げ
たが、本発明はそれに限らず、アウト玉が所定数(例え
ば10個)に達すれば可変表示を開始するものでもよい。
モータを作動させた後は、ステップS7により、ストッ
プスイッチ68(第1図参照)がONになったか否かの判断
がなされ、ONになっていないと判断された場合は、ステ
ップS8に進み、タイマ等に基づいて可変表示開始後5秒
経過したか否かの判断がなされ、未だに5秒経過してい
ないと判断された場合は、再び前記ステップS7に戻るDO
ループが形成されている。そして、このDOループの巡回
途中で、ステップS7によりストップスイッチがONになっ
た場合およびステップS8により可変表示開始後5秒経過
した場合は、以降の可変表示装置を停止させる処理がな
されるのであり、このステップS7およびS8により可変表
示装置のための停止指令信号発生手段が構成されてい
る。また、前記モータ回路336およひびマイクロコンピ
ュータ300により前記停止指令信号発生手段出力を受け
て可変表示装置の可変表示駆動を停止する表示駆動制御
手段が構成されている。次に、ステップS9に進み、T
2(10通りの時間から選択された1つの時間)を経過さ
せる処理がなされる。つまりこのT2は、10通りの時間か
らランダムに選択された任意の時間であり、停止時の図
柄の組合わせがパターン代することを防止し、遊技者が
ストップスイッチなどの操作により自己の希望する図柄
の組合わせに可変表示装置を停止させることを不可能に
するためものである。このT2はたとえば0.3〜1秒程度
の範囲内のものである。T2を経過させた後にステップS1
0に進み、ドラムソレノイドAをOFFし可変表示部(ドラ
ム)に(第5図参照)を停止させるとともに、ステップ
S11により。左のドラムを停止させたことを遊技者に報
知する。このステップS9ないしS11の制御と同等の制御
を他の可変表示部(ドラム)4,6に対しても行ない(ス
テップS12ないしS17)、すべての可変表示部(ドラム)
の回転を停止させる。次に、ステップS18に進み、投光
器をONさせ、ステップS19で、時間T5を経過させる。こ
の時間T5を設けること、すなわち、ドラムソレノイドが
すべてOFFしてからもしばらくモータをONさせておくこ
とにより、可変表示部(ドラム)の停止位置がずれるの
を防止できる。この時間T5はたとえば0.4秒程度の短い
時間である。
次に、ステップS20に進み、大当りの図柄の組合わせ
か否かの判断がなされ、大当りの図柄の組合わせでない
と判断された場合は、ステップS21に進み、投光器とモ
ータをOFFし、再び前記ステップS1に戻る。また、ステ
ップS20により、大当りの図柄の組合わせであると判断
された場合は、ステップS22に進み、停止した可変表示
装置の表示態様が、第1の特定識別情報か否かの判断が
なされ、YESと判断されたは場合はステップS23に進み投
光器およびモータをOFFした後にステップS24に進む。ま
た、前記ステップS22でNOの判断がなされた場合は、ス
テップS23′に進み、投光器およびモータをOFFした後に
第11図に示すステップS60に進む。前記ステップS22に従
って作動する投光器218a〜218eおよび受光器220a〜220e
により、第1の特定遊技状態検出手段および第2の特定
遊技状態検出手段が構成されている。
次に、第10図に示すステップS24では、第1の特別識
別情報に基づく大当りが発生したことを遊技者に報知
し、ステップS25により、時間T6を経過させる。この時
間T6は、特定遊技状態(大当り状態)になったことを遊
技者に報知するための時間であり、遊技者の期待感を向
上させる利点があり、たとえば4秒程度のものである。
次に、ステップS26に進み、開閉板54(第3図参照)を
駆動するためのソレノイドをONさせることにより可変入
賞球装置を開成させて第1の状態に変化させ、さらに、
開成回数カウンタを1インクリメントする。次に、ステ
ップS27に進み、開閉板が開成したことを遊技者に報知
する。次に、ステップS28に進み、V入賞玉検出スイッ
チがONになったか否かの判断がなされ、未だにONになっ
ていないと判断された場合は、ステップS29に進み、10
カウント検出スイッチがONになったか否かの判断がなさ
れ、ONになっていないと判断された場合は、ステップS3
0に進み、10カウントカウンタの値が「10」であるか否
かの判断がなされ、未だに「10」になっていないと判断
された場合は、ステップS31に進み、ソレノイドがONし
た後30秒経過したか否かの判断がなされ、未だに経過し
ていないと判断された場合は、再び前記ステップS28に
戻るDOループが形成されている。このDOループの巡回途
中で、前記ステップS28により、V入賞玉検出スイッチ
がONになったと判断されたは場合は、ステップS32に進
み、以降の可変入賞球装置を再度第1の状態にして大当
り状態を繰返し継続させる処理がなされるのであり、こ
のステップS28により繰返し条件検出手段が構成されて
いる。また、この繰返し条件は、前記構成に代えて、遊
技盤の他の入賞口への入賞で成立するようにしてもよ
く、さらに、ソレノイドをONした後30秒経過時に再度可
変表示装置(中央のドラムのみでもよい)を可変表示さ
せて、停止した表示態様が特定のものになった場合に成
立させるよう構成してもよい。また、ステップS32では
開成回数カウンタの値が「10」であるか否かの判断がな
される。この開成回数カウンタの値は前記ステップS26
により順次加算された値であり、特定遊技状態(大当り
状態)の繰返し継続回数に対応するものであり、この繰
返し継続回数の上限が10回と定められているために、特
定遊技状態(大当り状態)の繰返し継続が10回以上にな
らないように遊技制御するためのものである。前記デジ
タル表示器44により、前記制御手段により行なわれる繰
返し継続制御手段の回数を認識可能な情報を表示する繰
返し継続回数情報表示手段が構成されている。このステ
ップS32により、開成回数カウンタの値が「10」になっ
ていないと判断された場合は、ステップS33に進み、V
入賞記憶カウンタの値が「1」であるか否かの判断がな
され、「1」でないと判断された場合は、すなわち、そ
の回の特定遊技状態(大当り状態)における初めてのV
入賞であると判断された場合は、ステップS34に進み、
V入賞記憶カウンタを1イクリメントし、ステップS35
により、V入賞を遊技者に報知し、ステップS29に進
む。また、前記ステップS32により開成回数カウンタの
値が「10」であると判断された場合は、特定遊技状態
(大当り状態)の継続は既に上限の回数を達しているた
めに、ステップS36に進み、V入賞を無効処理し、ステ
ップS29に進む。また、前記ステップS33により、V入賞
記憶カウンタの値が「1」であると判断された場合も、
ステップS36に進み、V入賞無効の処理がなされた後に
ステップS29に進む。このステップS33は、V入賞記憶が
1回のみと定められているために、それ以上のV入賞が
あったとしても2回目以降のV入賞を記憶することなく
そのV入賞を無効にした後にステップS29に進むのであ
る。なお、このV入賞記憶を1回のみに限らず2回以上
記憶し得るように構成してもよい。その場合はその記憶
値に対応した回数繰返すようにする。次に、ステップS2
9では、10カウント検出スイッチがONになったか否かの
判断がなされ、ONになったと判断された場合は、ステッ
プS37に進み、10カウントカウンタの値を1インクリメ
ントした後に、ステップS38により、パチンコ玉の可変
入賞球装置内への入賞を遊技者に報知し、ステップS30
に進む。次に、ステップS30により10カウントカウンタ
の値が「10」であると判断された場合またはステップS3
1により、ソレノイドがONした後に30秒経過したと判断
された場合は、ステップS39に進み、ソレノイドをOFFし
て、可変入賞球装置の開閉板54(第3図参照)を閉成さ
せてその回の特定遊技状態(大当り状態)の制御を一応
終了させる。つまり、特定遊技状態(大当り状態)は可
変入賞球装置内へのパチンコ玉の入賞個数が10個に達し
た場合または開閉板の開成時間が30秒に達した場合のい
ずれか早い方が成立することにより終了するのであり、
このステップS30とステップS31とにより、可変入賞球装
置の第1の状態を終了させる規制条件が成立したか否か
を判断する。なお、本発明は、この実施例に限らず、所
定時間(たとえば30秒間)の経過のみあるいは打玉の所
定個数(たとえば10個)の入賞のみによって繰返し条件
が成立するようにしてもよい。次に、ステップS40に進
み、可変入賞球装置の開閉板を閉成させて特定遊技状態
(大当り状態)を終了させたことを遊技者に報知する。
次に、ステップS41に進み、V入賞記憶カウンタの値が
「1」であるか否かの判断がなされ、「1」であると判
断された場合は、ステップS42に進み、可変入賞球装置
駆動用のソレノイドをOFFした後時間T7を経過させる。
その時間は、開閉板の閉成後のV入賞玉検出を一定時
間(たとえば2秒)有効化するための時間であり、たと
えば3秒程度のものである。次に、ステップS43に進
み、10カウントカウンタクリアおよびV入賞記憶カウン
タのクリアの各処理がなされた後に、再び前記ステップ
S26に進み、V入賞記憶に伴なう特定遊技状態(大当り
状態)の制御が新たに開始されるのである。また、前記
ステップS41により、V入賞記憶カウンタの値が「1」
でないと判断された場合は、ステップS44に進み、ソレ
ノイドがOFFした後2秒経過したか否かの判断がなさ
れ、未だに2秒経過していないと判断された場合は、再
び前記ステップS41に戻るDOループが形成されている。
この処理は、開閉板が閉成された後においても可変入賞
球装置内に遅れ玉が存在する場合があり、その遅れ玉に
よるV入賞が生ずる場合が考えられるため、2秒間の猶
予期間を設けて、遅れ玉によるV入賞をも検出せんとす
るものであり、このDOループの巡回により、具体的に
は、前記ステップS28ないしステップS34までの処理が繰
返し行なわれるのである。そして、このDOループの巡回
途中で、ステップS41により、V入賞記憶カウンタの値
が「1」となったと判断された場合は、前述と同様にス
テップS42に進み、また、このDOループの巡回で、最後
までV入賞記憶カウンタの値が「1」にならなかった場
合は、ステップS45に進み、可変入賞球装置駆動用のソ
レノイドをOFFした後時間T7経過させる処理がなされ
る。次に、ステップS46に進み、10カウントカウンタク
リア,V入賞記憶カウンタクリア,開成回数カウンタクリ
アの各処理がなされた後に、第9図に示すステップS1に
戻る。
次に、第11図に示すステップS60では、第2の特定識
別情報に基づく大当りが発生したことを報知する。ステ
ップS61以降の処理は、第10図に示したステップS25以降
の処理とほとんど同じであるが、ステップS68の開成回
数カウンタの値が「5」であるか否かの判断が異なる。
第10図に示すステップS32では、開成回数カウンタの値
が「10」であるか否かの判断を行ない、可変入賞球装置
を再度第1の状態にする大当り状態の繰返し継続を10回
以上行なわせないように制御していたのであるが、この
ステップS68では、大当り状態の繰返し継続を5回以上
行なわせないように制御している。つまり、停止した可
変表示で示される連続数字を構成する数字が、1,2,4,6,
8,9,0で、その出現確率が1000分の7という比較的高い
確率である場合は、大当り状態の継続上限回数を5と定
めているのである。前記S32,S68で説明したように、前
記繰返し継続制御の実行上限回数は、前記可変表示装置
の表示結果に応じて変化し、かつ、いずれの場合にも複
数回となるように定められている。そして、前記制御手
段は、前記可変表示装置により導出表示された表示結果
の種類に応じて定められる前記繰返し継続制御の実行上
限回数に前記繰返し継続制御の実行回数が達した場合に
はそれ以上の繰返し継続制御を行なわない機能を有す
る。前記実施例では、比較的出確率が低い場合は継続上
限回数を多くし、高い場合は少なくするように説明した
が、その他、出現確率が同じであっても、表示態様によ
って継続上限回数を異ならせたり、また、出現確率が低
くて、かつ継続上限回数が少ないものと出現確率が高く
て、かつ継続上限回数が多いものの組合わせでもよい。
また、ステップS66およびステップS67によって成立し
たか否かが判断される規制条件が、第10図のステップS3
0およびステップS31によって判断される規制条件と同一
となっているが、本発明はこれに限らず、ステップS66
を、「10カウントカウンタの値が「7」か」と改め、さ
らに、ステップS67を「ソレノイドがON後15秒経過した
か」と書き改めてもよい。すなわち、規制条件を複数種
類に設定し、前記特定遊技状態検出手段からの複数種類
の検出出力に応じてそれぞれ規制条件を異ならせるよう
に制御してもよい。
また、前記実施例では、遊技する際にパチンコ玉を貸
出し、該パチンコ玉によって遊技するものを取上げた
が、たとえば磁気カードや光カード,ICカード通の貸玉
データが記録されたデータ記録媒体を用い、該記録媒体
をパチンコ遊技機に適用し、パチンコ遊技機内蔵のパチ
ンコ玉で遊技できるようにし、遊技者がパチンコ玉を持
ち歩かないように構成してもよい。また、この場合、パ
チンコ玉の入賞等によって景品玉が払出される代わり
に、点数が順次加算された景品玉得点を表示するように
し、その得点すなわち景品玉データを前記記録媒体に記
録させることにより、持玉の代わりに構成してもよい。
[発明の効果] 本発明は、可変表示装置により導出表示された表示結
果の種類によって可変入賞球装置の繰返し継続制御の実
行上限回数が異なるために、特定遊技状態に伴う遊技制
御の単調さを解消でき、遊技者を飽きさせることなく、
遊技中に興趣を十分盛り上げることのできる弾球遊技機
を提供し得るに至った。しかも、前記繰返し継続制御の
実行上限回数がいずれの場合にも複数回となるように定
めらているために、特定遊技状態に伴う可変入賞球装置
の第1の状態の制御が行なわれた場合には、可変表示装
置の表示結果がいずれの場合にも繰返し継続制御に伴う
遊技の面白味を遊技者に提供することが可能となる。さ
らに、繰返し継続回数情報表示手段の働きにより、制御
手段により実行される繰返し継続制御の回数を遊技者が
十分に認識可能となるため、継続実行上限回数が変化す
ることによる変化に富んだ面白味を十分に遊技者に認識
させることができる。さらに、繰返し継続制御の実行上
限回数がいずれの場合にも複数回となるように定められ
ており、かつ、繰返し継続制御の実行の継続が、特定遊
技状態発生後の遊技状態が所定条件を満たした場合にの
みなされるために、繰返し継続制御の実行上限回数にか
かわらず特定遊技状態発生後の遊技状態に応じて繰返し
継続制御の実行回数が決まるので、繰返し継続制御の実
行上限回数が比較的少ない場合でも、その場合よりも実
行上限回数が多い繰返し継続制御の場合よりも遊技者に
付与される価値が大きくなるという価値付与の大きさの
逆転現象が生じることが可能となり、遊技の面白味を増
すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、弾球遊技機の一例であるパチンコ遊技機30を
示す全体正面図である。 第2図は、パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背
面図である。 第3図は、パチンコ遊技機に使用されている可変入賞球
装置を示す分解斜視図である。 第4図は、パチンコ遊技機に使用されている可変入賞球
装置を示す全体正面図である。 第5図は、パチンコ遊技機に使用されている可変表示装
置の内部構造を示す横断面図である。 第6図は可変表示装置の縦断面図である。 第7a,b,c図は、可変表示装置が表示する識別情報の組合
わせを検出する手段を説明するための説明図であり、第
7a図は受光器の設けられている位置を示し、第7b図は3
つの可変表示部(ドラム)に設けられている透孔によっ
て形成される連通孔の位置を示すものであり、第7c図は
通過光の検出に応答して受光器から導出される検出出力
と、その場合の識別情報の組合わせとの対応関係を示し
ている表を表わす図である。 第8図は、パチンコ遊技機を制御するための制御回路を
示すブロック図である。 第9図ないし第11図は、パチンコ遊技器の具体的な動作
を説明するためのフロー図である。 図面中、30は弾球遊技機の一例であるパチンコ遊技機、
38は遊技盤、42は可変表示装置、52は可変入賞球装置、
218a〜218eは投光器、220a〜220eは受光器、300はマイ
クロコンピュータ、336はモータ回路、332,338はソレノ
イド回路、68はストップスイッチ、158はV入賞玉検出
機構、2,4,6は可変表示部(ドラム)である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれ
    る弾球遊技機であって、 前記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利となる第
    1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに変
    化可能な可変入賞球装置と、 表示状態が変化可能な可変表示装置と、 該可変表示装置を可変表示させた後表示結果を導出表示
    させる制御を行なう可変表示制御手段と、 予め定められた特定遊技状態になったことを必要条件と
    して前記可変入賞球装置を第1の状態に制御した後所定
    期間が経過した場合あるいは前記可変入賞球装置内に打
    玉が所定個数入賞した場合に第2の状態にし、かつ、特
    定遊技状態発生後の遊技状態が所定条件を満たした場合
    に前記可変入賞球装置を再度第1の状態に繰返し継続制
    御可能な制御手段と、 該制御手段により行なわれる繰返し継続制御の回数を認
    識可能な情報を表示する繰返し継続回数情報表示手段と
    を含み、 前記繰返し継続制御の実行上限回数は、前記可変表示装
    置の表示結果に応じて変化し、かつ、いずれの場合にも
    複数回となるように定められており、 前記制御手段は、前記可変表示装置により導出表示され
    た表示結果の種類に応じて定められる前記繰返し継続制
    御の実行上限回数に前記繰返し継続制御の実行回数が達
    した場合にはそれ以上の繰返し継続制御を行なわないこ
    とを特徴とする、弾球遊技機。
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