JP2700611B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2700611B2
JP2700611B2 JP6044800A JP4480094A JP2700611B2 JP 2700611 B2 JP2700611 B2 JP 2700611B2 JP 6044800 A JP6044800 A JP 6044800A JP 4480094 A JP4480094 A JP 4480094A JP 2700611 B2 JP2700611 B2 JP 2700611B2
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佐藤  文昭
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Toyomaru Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、権利が発生して多くの
賞品球を排出した後、獲得賞品球の減少を抑制するパチ
ンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の遊技中において、遊技球が
特定領域を通過すると、図柄表示器の図柄表示部の図柄
が変動を開始し、所定時間後に、予め設定された図柄で
停止されると大当りとなり、通常は、遊技球を殆ど受入
れない特定入賞装置が、遊技球を受入れ易くなる。そこ
で、遊技球が前記特定入賞装置に入って、特別装置作動
領域を通過すると、権利が発生し、権利中には多量の賞
品球を獲得できる、所謂、第3種のパチンコ機がある。
尚、特定の条件で大当りを発生した場合には、獲得賞品
球を交換することなく、遊技の続行可能としている遊技
店もある。又、この第3種のパチンコ機は、電源投入時
には第2確率状態(大当りとなる確率値が低い)であ
り、図柄表示器の停止図柄が予め設定の図柄と一致して
大当りが発生すると、通常は、遊技球を殆ど受入れない
特定入賞装置が、遊技球を受入れ易い状態となる。そこ
で、遊技球が前記特定入賞装置に入って、特別装置作動
領域を通過すると、権利が発生し、権利中には多量の賞
品球を獲得でき、更に、前記権利が消滅すると、その
後、所定回数(例えば、2回)に限り、第1確率状態
(大当りとなる確率値を高確率の状態)に設定変更す
る、確率変動形式のものもある。この確率変動形式のパ
チンコ機(所謂、1セット(3回の大当り)で賞品球を
排出)に対して、遊技店では、1セットが終了して、第
2確率状態(電源投入時状態)となった時点で、獲得し
た賞品球を景品と交換するようにしていることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の確率変動しない
パチンコ機にあっては、特定条件で大当りが発生し、獲
得賞品球を交換することなく遊技を続行したとき、遊技
者によって、次の大当りが発生するまでに獲得賞品球の
多くを消費した遊技者と、短時間に次の大当りを得た遊
技者とで、最終の獲得賞品球に大きな差が生じる。又、
前記確率変動形式の第3種パチンコ機は、権利消滅後
に、次の大当りとなる確率値が第1確率状態(高確率)
となるため、遊技球をあまり使用することなく、大当り
となることが多いので、最初の第2確率状態(低確率)
に一旦大当りを発生すると、その後、権利発生、消滅を
所定回数(例えば、2回)繰り返すことができる。即
ち、遊技者は、1回の大当りでの獲得賞品球に較べて、
1セット(3回の大当り)で3倍近い賞品球を獲得する
ことができる。しかしながら、権利消滅後、大当りの確
率値が第1確率状態であっても、短時間に大当りとなら
ず、折角獲得した賞品球の多くを消費した遊技者と、短
時間後に大当りを発生させた遊技者とで、獲得賞品球に
大きな差が生じる。前記した様に、大当りが発生後、次
の大当りが発生するまで、遊技者によって、獲得遊技球
に大きな差が生ずる不合理があり、本発明は、これをで
きるだけ解消するパチンコ機を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1のパチンコ機
は、複数の図柄を表示可能な図柄表示部と、特定領域
と、第1状態とその第1状態に比べて遊技者にとって有
利な第2状態及びその第2状態に比べて更に遊技者に有
利な第3状態に変更可能な普通電動役物と、特別装置作
動領域と始動入賞口及び大入賞口とを配置し、遊技球が
前記特定領域を通過したことに関連して、前記図柄表示
部に大当り図柄が得られた場合には前記普通電動役物が
第1状態から第3状態に変更し、前記図柄表示部に小当
り図柄が得られた場合には前記普通電動役物が第1状態
から第2状態に変更し、前記大当り図柄が得られる確率
は、第1確率状態とその第1確率状態に比べて低い第2
確率状態に変更可能であり、遊技球が前記普通電動役物
介して特別装置作動領域を通過することによって権利
発生となり、この権利発生中に遊技球が前記始動入賞口
を通過することにより、大入賞口が遊技者にとって不利
な状態から有利な状態となって、多量の賞品球の獲得が
可能となり、前記第1確率状態における小当りの確率
は、第2確率状態における小当りの確率に比べて高く設
定し、 第2確率状態において発生した権利が消滅した後
に第1確率状態に変更し、この第1確率状態における次
回の権利発生までに消費される遊技球を前記普通電動役
物を介して抑制可能とするものである。
【0005】
【作用】このパチンコ機は、大当り図柄が得られると、
普通電動役物が第1状態から第3状態に変更し、小当り
図柄が得られると普通電動役物が第1状態から第2状態
に変更する。又、小当り図柄が得られる確率は、第1確
率状態の方が第2確率状態より高く設定してあるため、
普通電動役物が第1状態から第2状態に変更する頻度
は、第1確率状態の方が高い。 第2確率状態(低確率状
態)で権利を獲得すると多量の賞品球を得ることがで
き、次回の権利発生までの間は第1確率状態(高確率状
態)に変更して、大当りが発生し易いようにしてあると
共に、小当りの発生頻度を高くして、普通電動役物を介
して多くの賞品球を獲得可能にして、消費する遊技球の
減少を抑制可能とする。尚、この小当りであっても、遊
技球が普通電動役物を介して特別装置作動領域を通過し
て権利発生が可能となっている。
【0006】
【実施例】(実施例1) 本実施例のパチンコ機1の正面図(図1)は、所謂、第
3種の確率変動形式の、3回権利もののパチンコ機であ
って、6は前面枠であり、7は開閉自在のガラス枠であ
り前面枠6に取り付けられている。5は遊技球を発射す
る操作ハンドル、8は上皿、9は下皿、27はアウト
孔、25は入賞孔である。又、遊技板3のほぼ中央部に
は、3個の数字(0〜9)の図柄を変動表示する図柄表
示部L1、L2、L3を有する図柄表示器Lが設置して
あり、遊技球が特定領域22に入ると、図柄表示器Lの
図柄表示部L1、L2、L3の図柄が可変開始して、所
定時間後に停止する。そして、停止図柄が予め設定の図
柄(例えば、各図柄表示部L1、L2、L3の図柄が全
て同じ図柄となる、「0、0、0」〜「9、9、9」)
と一致したとき大当りとし、図柄表示部L2、L3の2
つの図柄が揃った(「0、1、1」、「0、9、9」、
「1、9、9」等)のときには小当りとし、所定時間経
過後に、開閉可能な普通電動役物23が所定時間(大当
り時には5.8秒間、小当り時には1秒間)開く。 尚、
普通電動役物23の閉状態を第1状態、1秒間の開状態
を第2状態、5.8秒間の開状態を第3状態とする。
して、この普通電動役物23を通過した遊技球が、その
下に設置の特定入賞装置30の特別装置作動領域29を
通過すると、「権利」が発生する。
【0007】図2は特定入賞装置30の斜視図である。
普通電動役物23に入った遊技球Yは直下して、近接ス
イッチ31で検知されて、誘導路32aで後ろ側に流下
し、再度、誘導路32bを介して前方に流下可能となっ
ている。33a、33bは図示略の駆動体で揺動される
開口片であって、常時は、開口片33a、33bは互い
に頂点で近接状態を維持し、前記誘導路32bを流下し
てくる遊技球Yを、左右に形成の特定入賞口34a、3
4bに排出する。しかし、前記近接スイッチ31で、所
定時間内に通過する遊技球の3個目を検出すると、前記
開口片33aを反時計方向に、開口片33bを時計方向
に開き、図2に示すように、3個目の遊技球を受入れ可
能な停留部35を形成し、停留遊技球Yaを受け入れ
る。そのため、4個目以後の遊技球は、停留遊技球Ya
のために、特定入賞口34a、34bの何れかに排出さ
れる。そして、前記普通電動役物23が、閉状態となっ
た後、2秒後に、前記停留部35の遊技球Yaは開放さ
れて、特別装置作動領域29を通過して「権利」が発生
する。尚、この権利は、遊技球が特別装置作動領域29
を通過するか、遊技球が後述の始動入賞装置24の始動
入賞口(図示略)に16個入賞すると消滅する。
【0008】前記「権利」発生中に、始動入賞装置24
に付設の反時計方向に10秒で1回転する回転体16に
保持された遊技球が、始動入賞口(図示略)に遊技球が
入ることによって、大入賞口28は、遊技者にとって不
利な状態から有利な状態になり、所定時間(例えば、約
9.8秒)開口状態を維持した後閉となるか、前記所定
時間内であっても、遊技球が所定個数(例えば、10
個)入賞すると閉となって、多量の賞品球の排出を可能
としている。又、この権利中に、遊技球が第3種始動口
24に再度入賞すると、大入賞口28が開放し、所定時
間(10秒)或いは所定個数(10個)の入賞があれば
閉じ、更に、この第3種始動口24への入賞があれば、
これを所定回数(例えば、16回)繰返す。
【0009】尚、本実施例のパチンコ機は、電源投入
後、権利発生、権利終了に対して、図3に示すように、
第1確率状態と第2確率状態に変動するように設定して
ある。尚、第1確率状態と第2確率状態を選択する選択
手段は、本実施例では、ソフトウエアで行っている。電
源が投入された時点においては、ソフトウエアを介し
て、第2確率状態に設定してあり、大当りと小当りの確
率値は共に低確率(大当りの低確率値は1/256、小
当りの低確率値は10/256)となっている。この状
態で、大当りとなって権利が発生(1回目の権利)し、
権利が消滅すると、第1確率状態に変更し、大当りの確
率は高確率値(10/256)、小当りも高確率値(1
00/256)に変更する。以下、2回目の権利が消滅
した時点で、再度、第1確率状態となり、3回目の権利
が発生した時点で、第2確率状態となって、以後、電源
投入時状態に戻る。
【0010】次に、前記構成のパチンコ機について、図
4に示す制御フローで説明する。尚、この制御フロー
は、割り込み処理によって実行され、前記第1確率状態
か第2確率状態かの選択は、他のソフトで処理され、
又、判定カウンタHcは、電源投入時から、2.048
ms毎の割り込みによって加算される0〜255の循環
カウンタである。先ず、遊技球が特定領域22を通過し
たかを判定し(S1)、通過しなかったときには終了す
る。反対に、通過したときには、判定カウンタHcの値
を読み込む(S2)。そして、第2確率状態であるかを
判断し(S3)、第2確率状態であるときには、判定カ
ウンタHcが10であるかを判断する(S4)。判定カ
ウンタHcが10であるときには、図柄表示部L1、L
2、L3の図柄が全て揃うように図柄を停止させる等の
大当りの処理を行う(S5)。尚、大当りの停止図柄の
選定等は、停止図柄カウンタ等を別途に用いて行う、よ
く知られた方法であるため、説明を略す。又、前記ステ
ップ4で、大当りは「10」の単数であるため、低確率
のときの大当りの確率値は、1/256であり、この大
当りとなると、普通電動役物23が5.8秒間、開く
(第3状態)
【0011】尚、遊技球の発射数は、規則により1分間
に100個以内と規定されていて、例えば、1分間に9
9個発射し、それらの遊技球が全て普通電動役物23を
通過したとすると、1.65個/秒となり、5.8秒間
で、遊技球は、9.57個通過することとなる。そし
て、普通電動役物23が開いている間に通過する遊技球
は、前記のごとく十分に確保でき、3個目のときには開
口片33a、33bが互いに開き、停留部35に遊技球
を受け入れる。その後、前記普通電動役物23が、閉状
態となった後、2秒後に、前記停留部35の遊技球は開
放されて、特別装置作動領域29を通過して1回目の
「権利」が発生する(S6、S7)。そして、他のソフ
トウエアを介して、始動入賞装置24の回転体16に保
持された遊技球が、始動入賞口(図示略)に入ることに
よって、大入賞口28は所定時間(例えば、約9.8
秒)開口状態を維持した後閉となるか、前記所定時間内
であっても、遊技球が所定個数(例えば、10個)入賞
すると閉となって、多量の賞品球の排出を可能としてい
る。尚、この1回目の権利が発生しても、図3に示すよ
うに、第2確率状態を維持し、大当りと小当りの確率値
は、共に、低確率を維持する。
【0012】前記ステップ4で、判定カウンタHcが1
0でなく、100以上で109以下の場合には、小当り
となる(S8、S9)。この小当りのときには、普通電
動役物23が1秒間、開き(第2状態)、1.65個/
秒で、通過することとなるが、遊技板上に植設された釘
等によって、タイミングが合い、かたまって3個以上が
通過することも考えられ、特別装置作動領域29を通過
して、権利発生となることが生ずる場合もあり、興趣の
増加となる。その後、権利が発生したかを判定して終了
する(S7)。尚、小当りの停止図柄の選定は、別途、
停止図柄カウンタ用いて行う、よく知られた方法である
ため、説明を略す。
【0013】前記ステップ3で、第2確率状態でない、
即ち、図3に示す、権利が消滅した時点で、第2確率状
態から第1確率状態に変更されている場合には、判定カ
ウンタHcが10以上、19以下であるかを判定する
(S10)。この大当りの確率値は10/256であ
り、2回目の権利、3回目の権利が発生し易いように高
確率に設定してあり、大当りのときにはステップ5へ進
んで、前記した大当りの処理を行い、権利発生かを判断
して終了する(S6、S7)。一方、判定カウンタHc
が100以上で199以下のときには、小当りの処理を
行うため、ステップ9を実行する。この第1確率状態
小当りの確率値は、100/256(低確率値に比して
10倍)であるため、普通電動役物23が1秒間、開状
態(第2状態)となるが、頻繁に開く。そのため、多く
の遊技球が普通電動役物23を通過し、賞品球を多く獲
得できる。即ち、第2確率状態で権利が発生し、その権
利が消後において、次の権利が発生するまでは、第1
確率状態に変更され、大当りの確率値及び小当りの確率
値が共に、高確率としているため、例え、次の権利発生
までに、長時間にわたって遊技球を消費しても、小当り
として、普通電動役物23が頻繁に開いて特定入賞装置
30に入賞するため、その遊技球に見合った賞品球を補
うことができる。その結果、短時間経過後に、大当りと
なる遊技者とほぼ同じ賞品球を獲得でき、各遊技者間の
不公平感を解消することができる。又、前記のように、
頻繁に普通電動役物23を開くことによって、連続して
3個の遊技球が通過し、特別装置作動領域29を通過し
て、権利発生となる頻度も増加し、面白味が増加する。
尚、前記特定入賞装置30に入る前段階に、所謂、チュ
ーリップ形式の普通電動役物23を設置して入賞球を制
御しているが、この普通電動役物23を特定入賞装置3
0と一体に形成することもできるし、回転式等の他の形
式とするものであってもよい。又、前記の大当り及び小
当りの各確率値は、前記の確率値以外の値に設定できる
ことはいうまでもないし、大当り時、小当り時の普通電
動役物23の開放時間を、前記実施例以外の適宜の時間
に設定することもできる。又、1回目の権利消滅後、2
回目の権利消滅後において、大当りと小当りの予め設定
された確率値を、変更するように構成することもでき
る。
【0014】(実施例2) 次に、本実施例は、第1確率状態と第2確率状態を選択
する選択手段を、前記実施例1のソフトウエアで行うこ
となく、入賞装置50で行い、図5はパチンコ機の正面
図、図6は入賞装置50の分解斜視図である。入賞装置
50は、前記実施例1の図柄表示器Lとほぼ同じ位置に
設置してある。尚、特定入賞装置30、始動入賞装置2
4及び大入賞口28等の作用は、前記実施例1と同じで
あるため、説明を略す。入賞装置50を示す図6におい
て、52は装飾体、53Aは基体、54は本体であっ
て、入賞具は、本体54に形成されている載置台54a
に基体53Aを挿入した後、装飾体52を取り付けて組
み立てる。装飾体52の上部には遊技球を導く傾斜路5
5及びその端部には入賞口56が形成されている。又、
入賞口56と連通して、誘導路57a、誘導路57b、
本体54の奥に形成されている誘導路(図示せず)及
び、基台53aの右端に設けられた誘導路57cが各々
直角状に且つ下り傾斜して設けられている。湾曲状の基
台53aには旋回体61が形成され、該旋回体61内に
は、第1確率状態となる1個の第1特定領域58と、第
2確率状態となる1個の第2特定領域59と、外れの第
3特定領域60が穿設されている。尚、第2特定領域5
9及び第3特定領域60の直径は、第1特定領域58の
直径より、僅かに大きく形成して、第2確率状態及び外
れとなる割合を大きくしてある。そして、入賞口56か
ら入った遊技球は、各誘導路57a〜57cを経て、勢
いよく流下して旋回体61内で旋回を開始する。そし
て、遊技球の勢いが順次弱まって、第1特定領域58、
第2特定領域59及び第3特定領域60の何れかに入
る。尚、基体53Bは他の形式のものであって、第1特
定領域58を中心にして、周囲に第2特定領域59及び
第3特定領域60を複数個形成したものである。
【0015】次に、前記構成のパチンコ機の制御を図7
に示すフローに従って説明する。尚、前記実施例1(図
4)と同じステップには同じ符号を附す。先ず、遊技球
が、第1特定領域58又は第2特定領域59に入ったか
を判定し(S20)、何れにも入っていないときには終
了する。何れかの特定領域に入ったときには、判定カウ
ンタHcを読み込む(S2)。そして、遊技球が第2特
定領域59に入ったかを判定し(S21)、yesの時
には、ステップ4で判定カウンタHcが10であるかを
判定する。即ち、遊技球が第2特定領域に入ったときに
は、第1確率状態(大当りの確率値は1/256)であ
るため、単数の「10」であるかを判断する。判定カウ
ンタHcが10である場合には、大当りの処理を行う
(S5)。尚、本実施例での大当りに対しては、実施例
1と異なって、図柄表示器を有していないため、図柄停
止処理を行うことなく、普通電動役物23を5.8秒
間、開く。この普通電動役物23が開いている間に、遊
技球が3個以上入ると、実施例1と同様に、特別装置作
動領域29を通過して1回目の「権利」が発生する(S
6、S7)。そして、他のソフトウエアを介して、始動
入賞装置24の回転体16に保持された遊技球が、始動
入賞口(図示略)に入ることによって、大入賞口28は
所定時間(例えば、約9.8秒)開口状態を維持し、多
量の賞品球の排出を可能としている。
【0016】前記ステップ4で、判定カウンタHcが1
0でなく、100以上で109以下の場合には、小当り
となり(S8、S9)、効果等は実施例1と同じである
ため説明を略す。又、前記ステップ21で、第2特定領
域59に入らないときには、第1特定領域58に入った
ので、第1確率状態となり、判定カウンタHcが10以
上、19以下であるか、即ち、大当りの判定をしたり
(S10)、100以上199以下の小当りの判定をし
たり(S11)等の実行は、実施例1と同じであるため
略す。以上のように、本実施例では、第1確率状態と第
2確率状態の選択をなす選択手段を、第1特定領域58
と第2特定領域59を有する入賞装置50で行ってい
る。従って、遊技者が打球する遊技球が何れに入るか
(外れのときもある)によって、第1確率状態と第2確
率状態を変更しながら遊技することとなり、面白味があ
るし、効果はほぼ実施例1と同様である。尚、本実施例
では、図柄表示器を有しない構成としているが、図柄表
示器を有する構成とし、前記大当りと小当りのときに表
示可能に形成してもよいし、ランプを点灯したり、音声
を発するように構成してもよい。
【0017】(実施例3) 本実施例は、所謂、3回権利もので確率変動形式であっ
て、1回目の権利発生後、次の権利が発生するまでの大
当りと小当りの確率値を、任意の値に設定変更可能とす
るものである。尚、パチンコ機は、実施例2と同じ図
5、図6に示すものを使用するため詳細説明を略す。
又、制御フローを図8に示し、前記実施例2(図7)と
同じステップには同じ符号を附して、説明を省略する。
電源が入ると、判定カウンタHc(0〜255の循環カ
ウンタ)が、2.048ms毎の割り込みによって加算
開始される。そして、権利発生回数を計数する権利カウ
ンタKcの初期化を行う(S40)。その後、権利カウ
ンタKcの値によって、後述する、大当りと小当りの確
率値の設定を行い、権利カウンタKcが「0」のときに
は、前記実施例3と同じ、第2確率状態のときの大当り
の確率値としてa1に10、小当りの確率値としてb1に
100、b2に109、第2確率状態のときの大当りの
確率値としてc1に10、c2に19、小当りの確率値と
してd1に100、d2に199に設定する。又、1回目
の権利消滅後、2回目の権利消滅後には、a1を10及
び11の2個、b1に100、b2に119、c1に1
0、c2に29、d1に100、d2に255に設定して
遊技を行う。次に、ステップ42でSUBに飛んで、実
施例2と同じ処理を行う。即ち、第1特定領域58又は
第2特定領域59に入ったかを判定し(S20)、何れ
にも入っていないときにはメインに戻る。何れかの特定
領域に入ったときには、判定カウンタHcを読み込む
(S2)。そして、遊技球が第2特定領域59に入った
かを判定し(S21)、yesの時には、ステップ4で
判定カウンタHcがa1であるかを判定し、判定カウン
タHcがa1である場合には、普通電動役物23を5.
8秒間、開いて、大当りの処理を行う(S5)。この普
通電動役物23が開いている間に、遊技球が3個以上入
ると、実施例2と同様に、特別装置作動領域29を通過
して1回目の「権利」が発生し、権利カウンタKcに1
を加算する(S6、S7)。そして、他のソフトウエア
を介して、始動入賞装置24の回転体16に保持された
遊技球が、始動入賞口(図示略)に入ることによって、
大入賞口28は所定時間(例えば、約9.8秒)開口状
態を維持し、多量の賞品球の排出を可能としている。そ
して、メインに戻る。
【0018】前記ステップ4で、判定カウンタHcがa
1でなく、b1以上でb2以下の場合には、小当りとなり
(S8、S9)、効果等は実施例2と同じであるため説
明を略す。又、前記ステップ21で、第2特定領域59
に入らないときには、第1特定領域58に入ったので、
第1確率状態となり、判定カウンタHcがc1以上、c2
以下であるか、即ち、大当りの判定をしたり(S1
0)、d1以上d2以下の小当りの判定をしたり(S1
1)等の実行は、実施例2と同じであるため略す。前記
のように、SUBの処理が終了した後、メインで権利が
発生したかを判定し(S43)、権利が発生しないとき
には、前記SUBの実行を繰り返す。権利が発生したと
きには、権利発生を3回まで許容するため、権利カウン
タKcが3より小さいかを判定する(S44)。権利発
生が3回より少ないときには、権利が消滅するまで待機
し(S45)、権利が消滅したときには、次の権利が発
生するまで、第1確率状態と第2確率状態の大当りと小
当りの確率値を変更するため、ステップ41へ戻る。そ
して、a1、b1、b2等の確率値を変更して、前記と同
じ処理を3回の権利が発生するまで繰返し、3回の権利
が発生後はステップ40で初期化して、以下、同じ処理
を行う。以上のように、本実施例は、権利が消滅後にお
いて、第1確率状態と第2確率状態の大当りと小当り
確率値を任意に設定することができるため、より面白味
のあるパチンコ機とすることができる。
【0019】(実施例4) 本実施例は、前記の各実施例と異なり、大当りと小当り
とで、普通電動役物23の開時間を制御して、小当りで
あっても、権利発生を可能とするように構成するもので
ある。尚、本実施例に使用するパチンコ機は、実施例2
と同じ(図5、図6)ものであり、遊技球が入賞装置5
0に形成の第1特定領域58に入ったときには大当りを
発生し、遊技球が第2特定領域59に入ったときには小
当りを発生する。尚、第2特定領域59及び第3特定領
域60の直径は、第1特定領域58の直径より、僅かに
大きく形成して、第2確率状態及び外れとなる割合を大
きくしてあり、大当りは小当りに比して発生し難くして
ある。そこで、遊技球が第1特定領域58に入ると、普
通電動役物23が5.8秒間、開く。この普通電動役物
23が開いている間に、遊技球が3個以上入ると、特別
装置作動領域29を通過して1回目の「権利」が発生す
る。そして、始動入賞装置24の回転体16に保持され
た遊技球が、始動入賞口(図示略)に入ることによっ
て、大入賞口28は所定時間(例えば、約9.8秒)開
口状態を維持し、多量の賞品球の排出を可能としてい
る。一方、遊技球が第2特定領域59に入ると小当り
なる。この小当りのときには、普通電動役物23が1秒
間、開き、1.65個/秒で発射される遊技球が、遊技
板上に植設された釘等によって、タイミングが合い、か
たまって3個以上が通過することも考えられ、特別装置
作動領域29を通過して、権利発生となることがある。
この様に、簡便に形成するパチンコ機であるが、小当り
のときであっても、権利発生が可能に構成したことによ
って、従来にない面白味を発揮可能であると共に、小当
りの発生によって、大当りが生じた後、次の大当りが発
生する迄に消費する獲得賞品球の減少を抑制することが
できる。又、前記普通電動役物23の大当りと小当り時
の開時間は、適宜変更可能であることはいうまでもな
い。 尚、前記各実施例において、特定入賞装置30に
入る前段階に、所謂、チューリップ形式の普通電動役物
23を設置して入賞球を制御しているが、この普通電動
役物を特定入賞装置と一体に形成することもできるし、
回転式等の他の形式とするものであってもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明のパチンコ機は確率変動形式であ
って、大当りと小当り状態を採用し、権利が消滅した後
には、第2確率状態(低確率状態)から第1確率状態
(高確率状態)に変更されるが、第1確率状態における
小当りの確率は第2確率状態に比べて高く設定して、小
当りが生じ易いようにしてある。そのため、第1確率状
態においては、小当りの発生により、普通電動役物を介
して多くの賞品球が獲得可能となり、遊技球の減少を抑
制できる。その結果、権利が消滅した後、次回の権利を
得るまでに、長時間であっても短時間であっても、遊技
者が獲得する総賞品球数はほぼ同数となり、遊技者間の
不公平を是正することができるし、更には、遊技球が特
別装置作動領域を通過して権利が発生する可能性も高く
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のパチンコ機の正面図である。
【図2】特定入賞装置の斜視図である。
【図3】確率変動状態を示す図である。
【図4】実施例1の制御フローを示す図である。
【図5】実施例2のパチンコ機の正面図である。
【図6】変動入賞装置の分解斜視図である。
【図7】実施例2の制御フローを示す図である。
【図8】実施例3の制御フローを示す図である。
【符号の説明】
22 特定領域 23 普通電動役物 24 始動入賞装置 28 大入賞口 29 特別装置作動領域 30 特定入賞装置 50 入賞装置 58 第1特定領域 59 第2特定領域 L 図柄表示器 L1、L2、L3 図柄表示部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の図柄を表示可能な図柄表示部と、
    特定領域と、第1状態とその第1状態に比べて遊技者にとって有利な
    第2状態及びその第2状態に比べて更に遊技者に有利な
    第3状態に変更可能な普通電動役物と 、 特別装置作動領域と始動入賞口及び大入賞口とを配置
    し、 遊技球が前記特定領域を通過したことに関連して、前記
    図柄表示部に大当り図柄が得られた場合には前記普通電
    動役物が第1状態から第3状態に変更し、前記図柄表示
    部に小当り図柄が得られた場合には前記普通電動役物が
    第1状態から第2状態に変更し、前記大当り図柄が得られる確率は、第1確率状態とその
    第1確率状態に比べて低い第2確率状態に変更可能であ
    り、 遊技球が前記普通電動役物を介して特別装置作動領域を
    通過することによって権利発生となり、この権利発生中
    に遊技球が前記始動入賞口を通過することにより、大入
    賞口が遊技者にとって不利な状態から有利な状態となっ
    て、多量の賞品球の獲得が可能となり、 前記第1確率状態における小当りの確率は、第2確率状
    態における小当りの確率に比べて高く設定し、 第2確率状態において発生した権利が消滅した後に第1
    確率状態に変更し、この第1確率状態における次回の権
    利発生までに消費される遊技球を前記普通電動役物を介
    して抑制可能とすることを特徴とするパチンコ機。
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