JP2653849B2 - 無機質製品の押出成形方法 - Google Patents

無機質製品の押出成形方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は無機質製品の押出成形方法に関し、詳しく
は、無石綿配合の無機質製品の押出成形方法に関する。
〔従来の技術〕
セメント製品の補強用繊維として石綿は製品強度のみ
ならず、セメント製品の製造工程における未硬化時の補
強性、保水性を付するため、有用であることが周知であ
る。
セメント製品の押出成形法においては、セメントスラ
リーに対し上記に加え、成形性、滑性をも付与するので
極めて有用である。
ところが、石綿は粉塵公害の原因となり、また、一方
において資源の枯渇による入手難が重なり、その使用の
全廃が強く要請され石綿に代わる添加物として種々のも
のが模索されている現状である。
一般にセメント配合物の押出成形において、石綿繊維
を省くと、既述した特性が失われるため、押出機の抵抗
管、口金等の金型内での材料の流動性が非常に悪くな
り、押出抵抗が増し、この流動性の悪化のため、押出さ
れた製品の表面に凹凸や巣、あるいは亀裂が発生した
り、はなはだしい場合は押出材料が左右に引き裂かれた
りすることも生じる。
本願出願人は上記問題に鑑み、無石綿配合とした組成
物でありながら、石綿添加とほぼ同等の押出性、保型性
並びに、製品強度を発揮するセメント製品の製造方法と
して従来のセメント配合原料の石綿に代え珪酸マグネシ
ウム系緑泥石を添加したセメント配合物を押出成形する
方法を先に提案した(特開昭60−137859号)。
〔従来技術の問題点〕
上記方法は一応の成果を見たものの石綿使用の方法に
比し、押出成形時の表面状態が十分平滑とならず、例え
ば波うち現象や、ささくれなどが発生し易い傾向があ
り、これらを防止するため、メチルセルロースなどの押
出助剤を増量添加しなければならないと言った問題が生
じた。
さらに成形品の強度も今一つ充分でなく、強固なセメ
ントマトリックスとし難いと言った問題が有った。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は上記問題に鑑み、無石綿のセメント配合物
をスムースに押出成形可能とし、かつ、出来上がった成
形品の強度を改良することを目的としてなされたもので
ある。
〔課題を解決するに至った技術〕
即ち、この発明の無機質製品の押出成形方法は、セメ
ント、シリカ質原料、石綿以外の補強繊維及び押出成形
助剤を配合してなる無石綿配合の押出成形用原料配合に
0.1〜5重量%の炭酸ソーダ又はピロリン酸ソーダのい
ずれかを配合し、混練押出成形し、以後常法により養生
硬化することを特徴とするものである。
〔作用〕
この発明において使用される炭酸ソーダとしては、無
水塩(NaCO3)、一水塩(NaCO3・H2O)、10水塩(Na2CO
3・10H2O)があるが、いずれを用いても良い。
上記炭酸ソーダ、ピロリン酸ソーダは、粘土状又はス
ラリー状無機質配合物に滑性を付与するもので、混水量
を少なくしても、押出成形時の成形圧力を低減せしめる
作用を営む。
上記炭酸ソーダ、又はピロリン酸ソーダの添加量を0.
1〜5重量%とするのは、0.1重量%より少ないと上述の
滑性化が発揮されず、5重量%より多くすると成形品の
曲げ強さに悪影響が生じるからである。
なお、セメント、シリカ質原料、石綿以外の補強繊
維、及び押出成形助剤よりなる無石綿配合の押出成形用
原料配合については、従来公知のものが使用されるため
特に説明は要しない。
〔実施例〕 次に、この発明の実施例を説明する。
表1に示す原料を、外割重量%で添加したメチルセル
ロース(MC)、及び水と混合し、押出原料となし、厚さ
2cm、幅10cmの板状体を押出成形した。
このときの押出成形体の成形状態、及び表面状態を観
察したところ、表1下欄の結果となった。
この観察結果について成形状態の○はクラック、巣な
どの発生が全く無いもの、×は形成不能を示し、表面状
態の○は表面が平滑なもの、△は部分的にささくれ、凹
凸が生じたもの×は全面的にささくれ、凹凸が生じたも
のを示す。
次に、上規成形品を60℃×12時間の一次養生後、オー
トクレイブによる高温高圧養生(180℃×12時間)を行
ない曲げ強さを試験したところを表1下欄に示す結果が
得られた。
〔効果〕 この発明は以上説明したように、無石綿配合のセメン
ト原料においても石綿添加に匹敵する押出平滑性、並び
に強度が得られるのである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメント、シリカ質原料、石綿以外の補強
    繊維及び押出成形助剤を配合してなる無石綿配合の押出
    成形用原料配合に0.1〜5重量%の炭酸ソーダ又はピロ
    リン酸ソーダのいずれかを配合し、混練押出成形し、以
    後常法により養生硬化することを特徴とする無機質製品
    の押出成形方法。
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JP2006075717A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Nippon Steel Corp 炭酸ガスの利用方法

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