JP2652307B2 - 分子鎖末端に水酸基を有する直鎖状オルガノポリシロキサンの製造方法 - Google Patents

分子鎖末端に水酸基を有する直鎖状オルガノポリシロキサンの製造方法

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    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • C08K3/20Oxides; Hydroxides
    • C08K3/22Oxides; Hydroxides of metals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分子鎖末端に水酸基を
有する直鎖状オルガノポリシロキサンの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】両末端に水酸基を有する直鎖状オルガノ
ポリシロキサンは、シリコーンゴムコンパウンドを製造
する際の分散剤として有効であることが知られている。
このオルガノポリシロキサンの分散剤としての効能は水
酸基の含有量に比例し、水酸基の含有量が大きいポリシ
ロキサン、即ち、末端基にシラノール基を有する低分子
量の直鎖状オルガノポリシロキサンは、水酸基の含有量
が少ないポリシロキサン(高分子量ポリシロキサン)に
比して分散効果が大である。従って、このような低分子
量の直鎖状オルガノポリシロキサンは、分散剤としての
使用量が少量でよいという利点があり、またシリコーン
ゴムコンパウンドの加工性を損なわないという点でも有
利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】両末端に水酸基を有す
る低分子量の直鎖状オルガノポリシロキサンを合成する
方法はいろいろ研究がなされており、実験室的な製造方
法としては、緩衝液等を用いて溶液を中性の状態に保ち
つつアルキシシラン等を加水分解する方法が知られてい
るが、この方法は工業的には困難である。またジメトキ
シシランを過剰の中性の蒸留水と混合し還流させる方法
も知られているが、収率が低い。
【0004】現在、上記の直鎖状オルガノポリシロキサ
ンは、工業的には、両末端に塩素原子を有する直鎖状の
オルガノクロルシロキサン又はクロルシランを、環状体
にならないよう弱アルカリ性水溶液で加水分解すること
により製造されている。しかしこの方法では、シラノー
ル基が酸或いはアルカリに対して不安定であることに関
連して、加水分解によって生成したHClにより、縮合
反応を起こし目的のオルガノポリシロキサン以外に、よ
り高分子量のオルガノポリシロキサンや環状のポリシロ
キサンが生成するといったような問題があった。従っ
て、この方法では厳密に反応系を中性に保持しなけれ
ば、低分子量のものを合成することは極めて困難であ
る。
【0005】また、上記のオルガノクロルポリシロキサ
ンを酢酸を用いてアセトキシ化し、これを加水分解する
方法も知られている。しかしこの方法では、加水分解を
完全に行なうことが困難であり、生成物中にアセトキシ
基が残るという問題がある。このようなオルガノポリシ
ロキサンは、シリコーンゴムコンパウンド製造用の分散
剤としては好ましくない。
【0006】また、米国特許 3,925,285号にはD3 、メ
タノール、蟻酸、水を反応させ、メトキシ基が多少残留
したシラノール末端基を有する低分子量の直鎖状ポリオ
ルガノシロキサンの合成方法が記載されているが、比較
的高価なD3 を使用するためにコストがかかり、またD
単位が3より少ないシラノール末端基を有する低分子量
の直鎖状ポリオルガノシロキサンは生成されず、また反
応上、 1,5−ジヒドロキシトリシロキサンよりも短いも
のは生成し得ず、生成物の水酸基含有量に限界がある。
【0007】また、米国特許 5,057,620号には、クロル
シロキサンを水を含んだプロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイドといったエポキシ系溶媒に滴下する方法が
記載されている。この方法は比較的高価なD3 を使用す
るというコスト上の問題や、溶媒が低沸点であるため、
静電気着火といった安全上の問題があった。シリコーン
ゴムは用途拡大にしたがって、価格が大幅に低下してき
ており、安価に合成することは極めて重要であり、その
合成に用いる分散剤を安価に合成できるならば、極めて
大きな利点となる。
【0008】従って本発明の目的は、高価な原料を使用
せず、比較的安価なジメトキシジメチルシラン等のジア
ルコキシシランから、シリコーンゴムの分散剤として有
用なシラノール末端基を有する低分子量の直鎖状ポリオ
ルガノシロキサンを簡単に製造することが可能な方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記一
般式(1): Si (R1 )(R2 )(OR3 ) 2 (1) 〔式中、R1 及びR2 は、置換もしくは非置換の一価炭
化水素基、R3 は、メチル基又はエチル基である〕で表
されるジアルコキシシラン又はその部分加水分解物を、
pHが 1.0〜5.0 であり、且つ該アルコキシシラン又は
その部分加水分解物のアルコキシ基に対して0.5〜3.0
倍モルの量の酸水溶液と混合して加水分解及び縮合を行
い、次いで金属酸化物を添加して該反応系のpHを 6.0
〜9.0 に調節した後、水及び副生したアルコールを除去
することを特徴とする分子鎖末端に水酸基を有する直鎖
状オルガノポリシロキサンの製造方法が提供される。
【0010】本発明において、前記金属酸化物は中和剤
として使用されるものであり、反応停止剤として作用す
る。しかもこの金属酸化物は、酸性水溶液には可溶で中
和作用を示すが、中性及びアルカリ性水溶液には不溶で
ある。従って、本発明によれば、金属酸化物の添加によ
り反応系のpHを 6.0〜9.0 の領域に保持するので、生
成した分子鎖末端に水酸基を有する直鎖状オルガノポリ
シロキサンの縮合がさらに進行することが有効に回避さ
れ、この結果、目的とする分子量のものを容易に合成す
ることが可能となる。
【0011】出発原料 本発明においては、出発原料として、前記一般式(1) で
表されるジアルコキシシランを使用する。このジアルコ
キシシランは、比較的安価であり、これを出発原料とし
て用いることは経済的に極めて有利である。前記一般式
(1) において、R1 及びR2 は、置換もしくは非置換の
一価炭化水素基であり、具体的にはメチル基、プロピル
基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、
デシル基、ドデシル基等のアルキル基、ビニル基、アリ
ル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル基等のアリ
ール基;β−フェニルエチル基等のアラルキル基;並び
にこれらの炭化水素の炭素原子に結合した水素原子の少
なくとも一部が、フッ素等のハロゲン原子やシアノ基で
置換された基、例えば3,3,3−トリフルオロプロピル基
やシアノエチル基等を挙げることができる。中でもメチ
ル基、ビニル基、フェニル基が好適である。またR3
メチル基又はエチル基であり、両者が1分子中に同時に
存在していても差し支えない。
【0012】本発明において、出発原料として特に好適
に使用されるジアルコキシシランとしては、これに限定
されるものではないが、例えばジメチルジメトキシシラ
ン、フェニルメチルジメトキシシラン、メチルビニルジ
メトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニル
メチルメトキシエトキシシラン等を例示することができ
る。上述したジアルコキシシランは単独又は2種以上の
組合せで使用される。ただし複数のメトキシシランを混
ぜて使用する場合には、両者の加水分解速度が異なるた
め、均一に反応しない可能性があるので注意が必要であ
る。
【0013】酸水溶液 本発明において、前記ジアルコキシシランの加水分解及
びそれに引き続いて行われる縮合反応は、pHが 1.0〜
5.0 、好ましくは 3.0〜5.0 の酸水溶液を用いて行なわ
れる。このpHが低すぎると加水分解が急激に生じるた
め、低分子量のものを得ることが困難となり、また環化
が優先的に生じることにもなり不適当である。またpH
が高すぎると加水分解に必要な触媒的作用が得られず、
加水分解が進行しない。pHを調整するために使用され
る酸としては、塩化水素水、硫酸、硝酸等の無機酸、及
び蟻酸、酢酸等の有機酸を挙げることができるが、中で
も塩化水素水が最も好適である。また用いる酸水溶液の
量は、水量として、前記ジアルコキシシラン又はその部
分加水分解物のアルコキシ基に対して 0.5〜3.0 モル
倍、特に 1.0〜1.5 モル倍とする。この量が上記範囲よ
りも少ないと、アルコキシ基が完全に加水分解せず、わ
ずかしか水酸基が生成しないといった問題が生じ、また
多すぎると、反応終了後、これを除去するために分離等
の格別の工程が必要となり不適当である。
【0014】反応 前記酸水溶液を混合することによって行われる前記ジア
ルコキシシラン又はその部分加水分解物の加水分解等の
反応は、通常、0〜50℃程度の温度範囲で行われる。ま
た反応に際しては、反応系を攪拌下に保持しておくこと
が均一に反応を行う上で好適である。
【0015】金属酸化物 本発明において使用される金属酸化物は反応停止剤とし
て作用するものであり、この金属酸化物の添加により、
前記酸が中和され、前記ジアルコキシシラン又はその部
分加水分解物の加水分解及び縮合反応が停止される。従
って、反応開始後、適当な時期にこれを添加することに
より、目的とする重合度の末端水酸基含有の直鎖状オル
ガノポリシロキサンを得ることができ、低重合度(即
ち、水酸基含有率の高い)のオルガノポリシロキサンを
得ることも可能となる。かかる金属酸化物を添加しない
場合には、生成したオルガノポリシロキサンのシラノー
ル基が酸及びアルカリに不安定であり、さらに縮合を生
じるため、目的とする重合度のオルガノポリシロキサン
を得ることができない。
【0016】この金属酸化物としては、例えば酸化マグ
ネシウム、酸化マンガン、酸化カルシウム等を単独また
は2種以上の組み合わせで使用することができるが、好
ましくは酸化マグネシウムが使用される。金属酸化物の
量は、反応系のpHが 6.0〜9.0 の範囲となるものとす
る。このpHが 6.0未満である場合には、反応の停止を
有効に行うことができない。またこの金属酸化物は、酸
には可溶であるがアルカリには不溶であり、pHが 9.0
を超えることはない。反応系のpHを上記範囲内に調節
するのに必要な金属酸化物の量は、加水分解で使用した
酸の理論量の 1.0倍モル以上であり、過剰に使用しても
差し支えない。
【0017】上記の金属酸化物の添加後、反応系を減圧
蒸留等の公知の精製手段に付することによって未反応の
原料、副生したアルコール及び水等を除去することによ
り、目的とするオルガノポリシロキサンが得られる。
【0018】
【実施例】実施例1 温度計、攪拌子を備え、窒素置換した 200mlのフラスコ
に、 ジメチルジメトキシシラン 66.92g (0.557mol)、 pH=4.2 に調整した塩酸水 21.94g (1.219mol)、 を加え、二相系を形成させ、この二相系混合物を室温下
で激しく攪拌した。攪拌を開始してから7分後に混合物
は均一となった。この混合物を室温下で43分攪拌した
後、 酸化マグネシウム 0.2g (4.96×10-3mol) を加え、触媒である HClを中和した。これに、 無水硫酸マグネシウム 10g (0.0831mol) を添加し、室温下で3時間攪拌し過剰量の水分を除去し
た。混合溶液をろ過後、得られる油状物を2mmHgの圧力
下で室温3時間ストリッピングし、メタノール及び原料
を除去し無色透明の油状物 36.81gを得た。この油状物
は25℃で22.2cSt の粘度を有していた。
【0019】またこの油状物について、赤外吸収スペク
トル、NMR、OH価、メトキシ価の測定を行ったとこ
ろ、以下の結果を得た。 赤外吸収スペクトル;(図1に示す) 3700〜2800cm-1 (−OH , broad, storong) 2970cm-1 (−CH3 , sharp)1 HNMR;δ(ppm) 5.5 (0.9H, OH) 3.5 (1.8H, OMe) 0.2 (18H, Si−Me) OH価(グリニアル法); 0.45 mol/100g メトキシ価 ; 0.12 mol/100g 以上の結果から、生成した油状物は、末端に水酸基を有
する直鎖状のジメチルポリシロキサンであると認められ
る。
【0020】比較例1 温度計、攪拌子を備え、窒素置換した50mlのフラスコ
に、 ジメチルジメトキシシラン 8.0g (0.067mol)、 pH=5.2 に調整した塩酸水 7.6g (0.14 mol)、 を加えて二相系を形成させ、室温下で5時間攪拌した
が、均一系とはならず二相系を保ったままであった。ガ
スクロマトグラフィーにより、有機相を分析したところ
ほとんどが原料であるジメチルジメトキシシランであっ
た。
【0021】実施例2 温度計、攪拌子を備え、窒素置換した50mlのフラス
コに、 ジメチルジメトキシシラン 20.0g (0.166mol)、 pH=1.4に調整した塩酸水 6.58g (0.366mol)、 を添加すると最高温度は50℃に達し、均一溶液となっ
た。5分間そのまま攪拌を続けた後、 酸化マグネシウム0.2g(4.96×10−3mol)、 及び、 硫酸マグネシウム 15g (0.125mol) を加え、3時間攪拌した。この混合物をろ過した後、室
温1mmHgの圧力下でストリッピングし、無色透明の
油状物8.1gを得た。この油状物は25℃で35.3
cStの粘度を有していた。またこの油状物について赤
外吸収スペクトルを測定したところ、OH基に基づく吸
収は実施例1と比較して少なく、縮合が起こり分子量が
増加しているものと考えられる。
【0022】実施例3 温度計、攪拌子を備え、窒素置換した 100mlのフラスコ
に、 ジメトキシフェニルメチルシラン 36.5g (0.200mo
l)、 pH=3.2 に調整した塩酸水 7.9g (0.44mo
l)、 を加えて二相系を形成させ、この二相系混合物を室温下
で激しく攪拌した。1時間後溶液が30℃に昇温し透明均
一溶液となった。直ちに、 酸化マグネシウム 0.2g (4.96×10-3mol) を加え、触媒である HClを中和した。これに、 無水硫酸マグネシウム 10g (0.0831mol) を添加し、室温下で3時間攪拌し過剰量の水分を除去し
た。混合溶液をろ過後、得られる油状物を2mmHgの圧力
下で室温3時間ストリッピングし、メタノール及び原料
を除去し無色透明の油状物を収率59%で得た(25℃の粘
度; 302cSt )。この油状物を実施例1と同様の分析を
行ったところ、以下の結果を得た。
【0023】赤外吸収スペクトル;(図2に示す) 3700〜2800cm-1 (−OH , broad, storong) 3070, 3050, 2960cm-1 (−CH3 , sharp) 1600, 1430cm-1 (−Ph , sharp)1 NMR;δ(ppm) 8.0〜7.2 (15H, Ph−) 5.6 (0.9H, OMe) 3.7〜3.2 (1.2H, OMe) 0.2 (9H, Si−Me) 屈折率(25℃) ; 1.5365 OH価(グリニアル法); 0.32 mol/100g メトキシ価 ; 0.15 mol/100g
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、ジメトキシジメチルシ
ラン等の安価なジアルコキシシランを用いて、極めて簡
単に分子末端に水酸基を有する直鎖オルガノポリシロキ
サンを得ることができる。この方法は、シリコーンゴム
の分散剤として有用な低分子量の末端水酸基含有直鎖オ
ルガノポリシロキサンの製造に極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られたオルガノポリシロキサンの
IRチャートを示す図。
【図2】実施例3で得られたオルガノポリシロキサンの
IRチャートを示す図。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1): Si (R1 )(R2 )(OR3 ) 2 (1) 〔式中、R1 及びR2 は、置換もしくは非置換の一価炭
    化水素基、R3 は、メチル基又はエチル基である〕で表
    されるジアルコキシシラン又はその部分加水分解物を、
    pHが 1.0〜5.0 であり、且つ該アルコキシシラン又は
    その部分加水分解物のアルコキシ基に対して0.5〜3.0
    倍モルの量の酸水溶液と混合して加水分解及び縮合を行
    い、次いで金属酸化物を添加して該反応系のpHを 6.0
    〜9.0 に調節した後、水及び副生したアルコールを除去
    することを特徴とする分子鎖末端に水酸基を有する直鎖
    状オルガノポリシロキサンの製造方法。
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