JP3015145B2 - オルガノポリシロキサンの製造方法 - Google Patents

オルガノポリシロキサンの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オルガノポリシロキサ
ンの製造方法に関し、詳しくは、分子鎖片末端にジオル
ガノハイドロジェンシロキシ基を2個または3個有する
オルガノポリシロキサンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】分子鎖片末端にジオルガノハイドロジェ
ンシロキシ基を有するオルガノポリシロキサンは、分子
鎖片末端に各種の有機官能基を有するオルガノポリシロ
キサンを製造するための原料として使用されており、ま
た有機樹脂の物理特性改質用添加剤として使用される。
【0003】従来、分子鎖片末端にジオルガノハイドロ
ジェンシロキシ基を有するオルガノポリシロキサンは、
強酸触媒の存在下に、ジオルガノハイドロジェンシロキ
シ基を有するオルガノポリシロキサンとジオルガノハイ
ドロジェンシロキシ基を有しないオルガノポリシロキサ
ンからなる混合物をイオン平衡重合反応することにより
製造されているか、またはヘキサオルガノシクロトリシ
ロキサンをアルキルリチウムあるいはリチウムシラノレ
ート等を開始剤として開環重合させた後、ジメチルクロ
ロシランで重合停止させることにより製造された。
【0004】しかし、前者の方法により得られるオルガ
ノポリシロキサンは、分子鎖片末端にジオルガノハイド
ロジェンシロキシ基を有するオルガノポリシロキサンと
分子鎖両末端にジオルガノハイドロジェンシロキシ基を
有するオルガノポリシロキサンと分子鎖末端にジオルガ
ノハイドロジェンシロキシ基を有しないオルガノポリシ
ロキサンの混合物として得られるという欠点があった。
【0005】また、後者の方法により得られるオルガノ
ポリシロキサンは、分子鎖片末端にジオルガノハイドロ
ジェンシロキシ基を1個有するオルガノポリシロキサン
しか製造することができなかった。
【0006】本発明者は、先に特願平1−207631
号において、分子鎖片末端にジオルガノハイドロジェン
シロキシ基を2個有するオルガノポリシロキサンおよび
その製造方法について提案した。
【0007】しかし、この製造方法では、中間生成物で
あるオルガノポリシロキサンが分子鎖片末端にヒドロキ
シ基を2個有する不安定な化合物であるため、分子鎖片
末端にジオルガノハイドロジェンシロキシ基を2個有す
るオルガノポリシロキサンの収率が低いという欠点があ
った。さらに、分子鎖片末端にジオルガノハイドロジェ
ンシロキシ基を3個有するオルガノポリシロキサンを製
造することはできないという欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、分子
鎖片末端にジオルガノハイドロジェンシロキシ基を2個
または3個有するオルガノポリシロキサンの新規な製造
方法を提供するにある。
【0009】
【課題を解決する手段およびその作用】本発明は、
(A)式:
【化1】(式中、Rは脂肪族不飽和結合を含まない同種
もしくは異種の一価炭化水素基であり、Aは水素原子ま
たはリチウム原子であり、nは0〜200の整数であ
る。)で表されるオルガノシランもしくはオルガノポリ
シロキサンと(B)式:
【化2】(式中、Rは脂肪族不飽和結合を含まない同種
もしくは異種の一価炭化水素基であり、Bは脂肪族不飽
和結合を含まない炭素数2以上の二価炭化水素基であ
り、Xはハロゲン原子であり、mは0または1であ
る。)で表されるオルガノハロゲノシリコーン化合物と
を縮合反応させることを特徴とする、式:
【化3】(式中、Rは脂肪族不飽和結合を含まない同種
もしくは異種の一価炭化水素基であり、Bは脂肪族不飽
和結合を含まない炭素数2以上の二価炭化水素基であ
り、mは0または1であり、nは0〜200の整数であ
る。)で表されるオルガノポリシロキサンの製造方法に
関する。
【0010】これを説明すると、本発明の製造方法で使
用される(A)成分のオルガノシランもしくはオルガノ
ポリシロキサンは、式:
【化1】で表される。上式中、Rは脂肪族不飽和結合を
含まない同種もしくは異種の一価炭化水素基であり、具
体的には、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル
基,ペンチル基,ヘキシル基等のアルキル基;フェニル
基,トリル基,キシリル基等のアリール基;ベンジル
基,フェネチル基等のアラルキル基等が例示され、その
内、Rはメチル基であることが好ましい。また、Aは水
素原子またはリチウム原子である。nは0〜200の範
囲の整数であり、0〜100の範囲の整数であることが
好ましく、5〜90の範囲の整数であることが特に好ま
しい。
【0012】かかる(A)成分のオルガノシランもしく
はオルガノポリシロキサンは、環状ヘキサオルガノトリ
シロキサンをアルキルリチウム、アリールリチウム等の
有機アルカリ金属化合物またはリチウムトリオルガノシ
ラノレート、α−リチオキシジオルガノポリシロキサン
等のリチウム金属塩またはオルガノシラノールもしくは
α−ヒドロキシオルガノオリゴシロキサンの部分リチオ
化物と非平衡重合することにより製造できる。Aは水素
原子またはリチウム金属であるが、Aが水素原子である
場合には、分子鎖片末端にシラノール基を有するオルガ
ノポリシロキサンであり、上記のようにして製造したα
−リチオオキシオルガノポリシロキサンまたはα−ヒド
ロキシオルガノポリシロキサンの部分リチオ化物を酢
酸、炭酸等で処理することにより製造できる。
【0013】本発明の製造方法に使用される(B)成分
のオルガノハロゲノシリコーン化合物は、式:
【化2】で表される。上式中、Rは前記と同様な脂肪族
不飽和結合を含まない同種もしくは異種の一価炭化水素
基である。また、Bは脂肪族不飽和結合を含まない炭素
数2以上の二価炭化水素基であり、具体的には、エチレ
ン基,メチルメチレン基,プロピレン基,ブチレン基,
ヘキセニレン基等前記同様の二価炭化水素基が例示され
る。Xはハロゲン原子であり、具体的には、フッ素原
子,塩素原子,臭素原子,ヨウ素原子が例示され、これ
らの中でも塩素原子であることが好ましい。mは0また
は1であり、mが0である場合には、得られたオルガノ
ポリシロキサンは分子鎖片末端にジオルガノハイドロジ
ェンシロキシ基を3個有するオルガノポリシロキサンで
あり、mが1である場合には、分子鎖片末端にジオルガ
ノハイドロジェンシロキシ基を2個有するオルガノポリ
シロキサンである。
【0014】このオルガノハロゲノシリコーン化合物
は、一分子中にジオルガノハイドロジェンシロキシ基を
(4−m)個有するケイ素化合物と脂肪族不飽和結合を
有するハロゲノシリコーン化合物と付加反応した後、
1:1付加物として蒸留精製することにより製造でき
る。この際、後者に対して前者を化学量論量以上とする
ことにより反応選択性が向上し、1:1付加物を収率良
く得ることができる。また、化学量論比は当量〜3倍当
量の範囲であることが好ましい。この付加反応の触媒と
しては、周期律表第VIII族遷移金属錯体触媒が挙げら
れ、特に白金系触媒が好ましく、具体的には、塩化白金
酸およびそのアルコール溶液、白金のオレフィン錯体、
白金とビニル基含有シロキサンとの錯体等が挙げれる。
この付加反応は適当な溶媒の存在下で行うことが好まし
いが、無溶媒で行うこともできる。ここで使用できる溶
媒としては、具体的には、ベンゼン,トルエン,キシレ
ン等の芳香族類;ヘキサン,ヘプタン等の脂肪族類;テ
トラヒドロフラン,ジエチルエーテル等のエーテル類;
アセトン,メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸エチ
ル,酢酸ブチル等のエステル類,四塩化炭素,トリクロ
ロエタン,クロロホルム等の塩素化炭化水素類またはジ
メチルフォルムアミド,ジメチルスルフォキシド等が例
示される。この付加反応は室温下でも行うことができる
が、通常は50〜200℃程度の温度で行うことが好ま
しい。
【0015】(A)成分のオルガノシランもしくはオル
ガノポリシロキサンと(B)成分のオルガノハロゲノシ
リコーン化合物との縮合反応は、前者に対し後者を当量
以上用い、特に1.05倍当量以上用いることが好まし
い。この縮合反応は無溶媒中でも行うことができるが、
適当な溶媒の存在下で行うことが好ましい。ここで使用
できる溶媒としては、具体的には、ベンゼン,トルエ
ン,キシレン等の芳香族系溶媒;ヘキサン,ヘプタン等
の脂肪族系溶媒;テトラヒドロフラン,ジエチルエーテ
ル等のエーテル系溶媒;アセトン,メチルエチルケトン
等のケトン系溶媒;酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステ
ル系溶媒;四塩化炭素,トリクロロエタン,クロロホル
ム等の塩素化炭化水素系溶媒またはジメチルフォルムア
ミド,ジメチルスルフォキシド等が例示される。
【0016】(A)成分のオルガノシランもしくはオル
ガノポリシロキサンにおいて、Aがリチウム原子のみで
ある場合は、この縮合反応は室温下でも行うことができ
る。また、Aが水素原子であるオルガノポリシロキサン
とAがリチウム原子であるオルガノポリシロキサンとの
混合物である場合には、発生する塩化水素を捕捉してオ
ルガノポリシロキサン鎖の平衡化解重合反応を抑え、縮
合反応を促進するためにトリエチルアミン,ピリジン等
のアミン化合物を添加し、50〜200℃の温度で行う
ことが好ましい。
【0017】本発明の製造方法で得られたオルガノポリ
シロキサンは、白金系触媒の存在下で硬化する硬化性オ
ルガノポリシロキサン組成物の架橋剤成分として、また
は有機樹脂の改質剤として有用である。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例および参考例により説
明する。
【0019】
【参考例1】イソプロピルアルコール240ミリリット
ル,濃塩酸120ミリリットル,水240ミリリットル
の混合物を氷水で冷却し、10℃以下にした。1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン120.6グラム
(900ミリモル)を投入し、さらにメチルトリメトキ
シシラン54.4グラム(400ミリモル)を滴下し
た。氷水浴をはずし1時間攪拌した後、水層を廃棄し、
有機層を炭酸水素ナトリウムを加えて中和した。水層が
中性を示すまで数回水洗を繰り返した後、有機層に硫酸
ナトリウムを加えて乾燥し、減圧蒸留により83mmHgで
97〜98℃の留分45.9グラムを得た。このもの
は、1H核磁気共鳴分析(以下、NMRとする。)、赤
外分光分析(以下、IRとする。)より分析したとこ
ろ、メチルトリス(ジメチルシロキシ)シランであるこ
とが判明した。
【0020】
【参考例2】参考例1において、メチルトリメトキシシ
ランの代わりに、テトラメトキシシランを使用し参考例
1と同様にして(テトラキス)ジメチルシロキシシラン
を調製した。
【0021】
【参考例3】攪拌装置付の4つ口フラスコにメチルトリ
ス(ジメチルシロキシ)シラン120グラム(446.
15ミリモル)、白金とテトラメチルジビニルジシロキ
サンの錯体を反応混合物の合計重量に対し、白金金属量
が20ppmになるように投入した。加熱して80℃に
し、21.5グラムのジメチルビニルクロロシランを滴
下し、90〜100℃で1時間加熱攪拌した。ガスクロ
マトグラフィー(以下、GLCとする。)にて分析した
ところ、原料のジメチルビニルクロロシランのピークが
消失していたので反応終了とし、減圧蒸留により1mmHg
で89〜91℃の留分をとり、47.6グラムの生成物
を得た。このものは、NMR,IRにより分析した結
果、次式で表されるクロロシリコーン化合物であること
が判明した。これをT−1ポリマーとする。
【化4】
【0022】
【参考例4】参考例3と同様にして、テトラキス(ジメ
チルシロキシ)シランとジメチルビニルクロロシランと
のヒドロシリル反応によって、次式で表されるクロロシ
リコーン化合物を調製した。このものをT−2ポリマー
とする。
【化5】
【0023】
【実施例1】攪拌装置付の4つ口フラスコに、ヘキサメ
チルシクロトリシロキサン60グラム(270.3ミリ
モル)、テトラヒドロフラン60グラムを投入し、これ
を氷水冷して液温を20℃以下にした。乾燥窒素雰囲気
下で攪拌しながらn−ブチルリチウム32.43ミリモ
ルのn−ヘキサン溶液を投入し室温で攪拌した。重合の
進行をGLCで追跡し、6時間後に転化率が98.4%
になったのでトリエチルアミン0.66グラム(6.5
ミリモル)、参考例3で調製したT−1ポリマー13.
89グラム(35.68ミリモル)を順に加えて重合を
停止させた。副生した塩をろ別し、溶媒及び低沸点物を
減圧下で加熱留去し、無色透明のポリマーを得た。この
ものは、NMR,IR,ゲルパーミエーションクロマト
グラフィー(以下、GPCとする。)による分析および
ヨードメトリーによるSiH基の重量%の測定から、次
式で表されるジメチルポリシロキサンであることが判明
した。
【化6】
【0024】
【実施例2】攪拌装置付の4つ口フラスコに、ヘキサメ
チルシクロトリシロキサン420グラム(1981.9
ミリモル)、テトラヒドロフラン420グラムを投入
し、これを氷水冷して液温を20℃以下にした。乾燥窒
素雰囲気下で攪拌しながらn−ブチルリチウム119.
19ミリモルのn−ヘキサン溶液を投入し室温で攪拌し
た。重合の進行をGLCで追跡し、6時間後に転化率が
99.0%になったのでトリエチルアミン2.3グラム
(22.72ミリモル)、参考例3で調製したT−1ポ
リマー46.91グラム(119.19ミリモル)を順
に加えて重合を停止させた。副生した塩をろ過し、溶媒
及び低沸点物を減圧下で加熱蒸留し、無色透明のポリマ
ーを得た。このものは、NMR、IR、GPCによる分
析およびヨードメトリーによるSiH基の重量%の測定
から、次式で表されるジメチルポリシロキサンであるこ
とが判明した。
【化7】
【0025】
【実施例3】攪拌装置付の4つ口フラスコに、ヘキサメ
チルシクロトリシロキサン60グラム(27.03ミリ
モル)、テトラヒドロフラン60グラムを投入し、これ
を氷水冷して液温を20℃以下にした。乾燥窒素雰囲気
下で攪拌しながらn−ブチルリチウム16.22ミリモ
ルのn−ヘキサン溶液を投入し室温で攪拌した。重合の
進行をGLCで追跡し、6時間後に転化率が99%にな
ったのでトリエチルアミン0.22グラム(2.17ミ
リモル)、参考例3で調製したT−1ポリマー4.63
グラム(11.89ミリモル)を順に加えて重合を停止
させた。副生した塩をろ別し、溶媒及び低沸点物を減圧
下で加熱蒸留し、無色透明のポリマーを得た。このもの
は、NMR、IR、GPCによる分析およびヨードメト
リーによるSiH基の重量%の測定から、次式で表され
るジメチルポリシロキサンであることが判明した。
【化8】
【0026】
【実施例4】攪拌装置付の4つ口フラスコに、式:
【化9】 で示されるポリジメチルシロキサン60グラム(31.
4ミリモル)、トリエチルアミン5.1グラム(50.
49ミリモル)、トルエン60ミリリットルを投入し
た。T−1ポリマー13.1グラム(33.6ミリモ
ル)を滴下し、滴下終了後室温で24時間、50℃で3
時間攪拌した。副生した塩をろ別し、溶媒及び低沸点物
を減圧下加熱留去し、次式で表される無色透明のジメチ
ルポリシロキサンを得た。
【化10】
【0027】
【実施例5】攪拌装置付の4つ口フラスコに、ヘキサメ
チルシクロトリシロキサン60グラム(270.3ミリ
モル)、テトラヒドロフラン60グラムを投入し、これ
を氷水冷して液温を20℃以下にした。乾燥窒素雰囲気
下で攪拌しながらn−ブチルリチウムのn−ヘキサン溶
液を32.43ミリモル投入し室温で攪拌した。重合の
進行をGLCで追跡し、6時間後に転化率が98.4%
になったのでトリエチルアミン0.66グラム(6.5
ミリモル)、T−2ポリマー13.32グラム(35.
68ミリモル)を順に加えて重合を停止させた。副生し
た塩をろ別し、溶媒及び低沸点物を減圧下で加熱留去
し、無色透明のポリマーを得た。このものは、NMR,
IR,GPCによる分析およびヨードメトリーによるS
iH基の重量%の測定から、次式で表されるジメチルポ
リシロキサンであることが判明した。
【化11】
【0028】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、分子鎖片末
端にジオルガノハイドロジェンシロキシ基を2個または
3個有するオルガノポリシロキサンを生産性よく製造で
きるという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例1で調製したジメチルポリシロキ
サンの赤外線分光分析チャートである。
【図2】図2は実施例2で調製したジメチルポリシロキ
サンの赤外線分光分析チャートである。
【図3】図3は実施例3で調製したジメチルポリシロキ
サンの赤外線分光分析チャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 77/50 C08G 77/06 C08G 77/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)式: 【化1】 (式中、Rは脂肪族不飽和結合を含まない同種もしくは
    異種の一価炭化水素基であり、Aは水素原子またはリチ
    ウム原子であり、nは0〜200の整数である。)で表
    されるオルガノシランもしくはオルガノポリシロキサン
    と(B)式: 【化2】 (式中、Rは脂肪族不飽和結合を含まない同種もしくは
    異種の一価炭化水素基であり、Bは脂肪族不飽和結合を
    含まない炭素数2以上の二価炭化水素基であり、Xはハ
    ロゲン原子であり、mは0または1である。)で表され
    るオルガノハロゲノシリコーン化合物とを縮合反応させ
    ることを特徴とする、式: 【化3】 (式中、Rは脂肪族不飽和結合を含まない同種もしくは
    異種の一価炭化水素基であり、Bは脂肪族不飽和結合を
    含まない炭素数2以上の二価炭化水素基であり、mは0
    または1であり、nは0〜200の整数である。)で表
    されるオルガノポリシロキサンの製造方法。
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