JP2649640B2 - 粗大物破砕機における破砕ローラ - Google Patents

粗大物破砕機における破砕ローラ

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JP2649640B2
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  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は都市ゴミ、産業廃棄物、
廃材等の粗大物を破砕する破砕機における破砕ローラに
関する。
【0002】
【従来の技術】上記破砕機の1例を図4及び図5に示
す。この破砕機50は、概ね平行とした対をなす上部破
砕ローラ51、52と、これらに近接してその下方に配
置した下部破砕ローラ53とを備える。一方の上部破砕
ローラ51は略々中央部から左右にそれぞれねじれ方向
を反対としたスクリュー状の破砕刃51a、51bを、
またこれに対する他方の破砕ローラ52には、上記破砕
刃51a、51bに対し逆方向のねじれを有するスクリ
ュー状の破砕刃52a、52bを設け、破砕に際して
は、供給される粗大物Wを破砕刃51a、51bにより
中央部側へ寄せ集める方向に作用せしめ、他方の破砕刃
52a、52bも同方向に作用し、両破砕刃の速度差に
より供給される粗大物を剪断破砕するようにしたもので
ある。54は一方の破砕ローラ52に形成した三角形の
掬い部である。この掬い部54は両破砕刃52a、52
bにより形成したもので、上部破砕ローラ51、52に
より破砕された粗砕物が下部破砕ローラ53との間また
は本体側壁との間の空間Cに残留する粗砕物を掬い上げ
るようにしたものである。55、56はそれぞれ下部破
砕ローラ53に対設されるカウンターナイフ及び補助ガ
イドである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、破砕ローラ
51、52の破砕刃51a、51b、52a、52b
は、供給される粗大物を中央方向に移送しながら破砕す
る作用を有しておるが、粗大物の投入状態によっては、
上部破砕ローラ51、52により破砕されず中央部に集
積される傾向が生じ、破砕効率が低下する。また下部破
砕ローラ53との空間Cに残留する粗砕物は、中央部に
形成された三角形の掬い部54で持ち上げられるも単に
粗砕物を中央部で掬うのみで破砕されずに中央部に集積
され、粗砕物の移送そのものを防止するものではないた
め、鉄片や繊維屑等は中央部で大きな塊状となり破砕さ
れにくい等の問題があった。
【0004】本発明はかゝる点に鑑み、破砕されるべき
粗大物のスクリューによる移送を停止または反転させて
破砕効率を向上せしめるとともに、上記空間C及上部破
砕ローラと本体間に残留する粗砕物を効率良く掬い上げ
て上方へ移送し、再度破砕を行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の粗大物破砕装置は、概ね平行な対をなす上部
破砕ローラと、その下方に位置する下部破砕ローラとを
備え、それぞれの破砕ローラにはスクリュー状の破砕刃
を有し、対をなす上部破砕ローラにより破砕し、ついで
下部破砕ローラと何れか一方の上部破砕ローラとにより
再度破砕し、下方に排出する粗大物破砕装置において、
上部破砕ローラの少なくとも一方の破砕ローラには、ス
クリュー状の破砕刃間の溝を仕切る仕切り板を取付け、
該仕切り板は、スクリューによる粗大物の移送方向とは
逆向きの移送方向となるように傾斜せしめたことを特徴
とするものである。
【0006】
【作 用】破砕刃によつて破砕された粗砕物は仕切り
板を設けることにより中央部への移送を停止または反転
せしめられる。また空間に蓄積する粗砕物は掬い上げら
れ破砕刃全体で効率よく再破砕される。
【0007】
【実 施 例】図1乃至図3は本発明の実施例を示す。
粗大物破砕機1は、概ね平行な対をなす上部破砕ローラ
2、3と下部破砕ローラ4とを備える。その他の構造は
前記周知構造と同一であり、説明を省略する。上記破砕
ローラ2、3には、ほぼ中央部から両側にねじれ方向の
異なるスクリュー状の破砕刃5、6及び10、11を設
ける。ただし破砕ローラ2、3のそれぞれ相対する破砕
刃5、10及び6、11はねじれ方向を反対とし、両破
砕ローラ2、3は矢符A1、B1に示す如く反対方向
に、且つ供給される粗大物を噛込む方向に回転される。
これにより、破砕ローラ2、3は左右からそれぞれ中央
部に向かって同一方向の送り速度S1、S3及びS2、
S4をもって送り作用を有せしめるとともに、破砕ロー
ラ2のスクリューピッチP1を他方の破砕ローラ3のス
クリューピッチP2より大とし破砕ローラ2の送り速度
S1、S2を他方の破砕ローラ3の送り速度S3、S4
より大とした追送式にする。なお、スクリューピッチP
1、P2を同一とし破砕ローラ2の回転速度を他方の破
砕ローラ3の回転速度よりも大としてもよい。また破砕
ローラ2のスクリューピッチP1を他方の破砕ローラ3
のスクリューピッチP2より大とし、更に破砕ローラ2
の回転速度を破砕ローラ3の回転速度よりも高速回転せ
しめればより効果的である。
【0008】供給される粗大物は上部破砕ローラの、こ
の送り速度S1、S3及びS2、S4の差により把持さ
れて破砕されるもので、送り速度の速いスクリュー状破
砕刃5、6は送り方向前面に切刃部5a、6aを形成し
送り速度の遅いスクリュー状破砕刃10、11には送り
方向と反対側に切刃部10a、11aを形成し、破砕ロ
ーラ3の中央部には両破砕刃10、11の合流部により
三角形状の掬い部7を形成する。
【0009】本発明は上記上部破砕ローラ2、3の少な
くとも一方の破砕ローラ3には、スクリュー状破砕刃1
0、11のスクリュー間の溝を区切るように仕切り板2
0を連続的もしくは、図例に示す如く断続的に破砕ロー
ラ3の軸線に対して、破砕刃10、11とは逆方向のス
パイラル状に傾斜してスクリュー状破砕刃と同一高さに
取り付ける。該仕切り板20は破砕ローラ3の回転に伴
い、該破砕ローラの下方の空間C(図5参照)に残留し
ながら中央部に向かう粗砕物の移送を停止または反転せ
しめると共に、掬い上げるようにしたものである。同時
に該破砕ローラと本体側壁との間に残留する粗砕物も掬
い上げるようにしたものである。更に上記仕切り板20
は破砕刃10、11のスクリューによる移送方向と逆向
きの移送作用を生じせしめるよう傾斜して取り付けられ
ているため、供給される粗大物を破砕ローラ端方に向か
って反転分散することができ、破砕ローラ全体で効率よ
く再破砕される。
【0010】
【発明の効果】本発明によるときは、対をなす上部破砕
ローラの少なくとも一方の破砕ローラのスクリュー状の
破砕刃のスクリュー間の溝を仕切るように仕切り板を設
け、該仕切り板をスクリューによる移送方向と逆向きの
移送作用を有するように傾斜して設けたから、破砕物は
スクリュー状の破砕刃による一箇所に集中することなく
反転分散されスクリュー刃全体により再破砕される故、
破砕ローラを長くする必要がなく破砕効率を向上させる
ことができる。更にまた、上部破砕ローラと下部破砕ロ
ーラとの間、及び上部破砕ローラと本体側壁との間に残
留する粗砕物に対し、上記仕切り板はこれを掬い上げる
ことが出来る故、粗砕物がスクリュー刃により位相さ
れ、一箇所に集積して残留することによる過負荷の発生
や、破砕能率の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粗大物破砕機の平面図である。
【図2】仕切り板の取付け要領説明図である。
【図3】図2におけるX−X線に沿う断面図である。
【図4】従来例の粗大物破砕機の平面図である。
【図5】図4におけるY−Y線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 粗大物破砕機 2 上部破砕ローラ 3 上部破砕ローラ 4 下部破砕ローラ 5 破砕刃 6 破砕刃 10 破砕刃 11 破砕刃 20 仕切り板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 概ね平行な対をなす上部破砕ローラと、
    その下方に位置する下部破砕ローラとを備え、それぞれ
    の破砕ローラにはスクリュー状の破砕刃を有し、対をな
    す上部破砕ローラにより破砕し、ついで下部破砕ローラ
    と何れか一方の上部破砕ローラとにより再度破砕し、下
    方に排出する粗大物破砕装置において、上部破砕ローラ
    の少なくとも一方の破砕ローラには、スクリュー状の破
    砕刃間の溝を仕切る仕切り板を取付け、該仕切り板は、
    スクリューによる粗大物の移送方向とは逆向きの移送方
    向となるように傾斜せしめたことを特徴とする粗大物破
    砕機における破砕ローラ。
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