JP2649617B2 - 車輪回転センサの取付け構造 - Google Patents

車輪回転センサの取付け構造

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悦朗 小川
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Hino Jidosha Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンチロックブレーキ
システムにおける車輪の回転速度の検出に利用する。本
発明は、ディスクブレーキに用いる車輪回転センサの取
付構造に関し、特に、ディスクホイール内の狭いスペー
スを合理的に利用することができる車輪回転センサの取
付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】アンチロックブレーキシステムは、タイ
ヤと路面間の摩擦力を有効に利用してブレーキ作動中の
車両の安定性を確保し車輪に制動を与えることを目的と
したシステムである。
【0003】滑り易い路面上で強い制動がかけられる
と、過度のブレーキ力により車輪がロック状態になるこ
とがあり、ロック状態になった車輪は横方向の抵抗を失
うために車両が不安定となる場合がある。
【0004】このような問題を解決するためにアンチロ
ックブレーキシステムが採用されているが、このシステ
ムでは、センサが車輪に装着され、このセンサにより常
時車輪の回転状況を監視し、いずれかの車輪がロック傾
向にあればその検出出力を制御装置に送出し、検出出力
を受けた制御装置がコントロールバルブを制御して直ち
にブレーキ圧を調整し車輪のロックを防止する。
【0005】上述したようにアンチロックブレーキシス
テムは、車両の安定性を維持しながら、タイヤと路面と
の間の摩擦力を有効に利用して車両を停止させることが
できるものである。ディスクブレーキを装着した大型車
に利用するには、車輪の回転速度を検出する回転センサ
をホイールの内側に実装することが望ましいが、現状で
は回転センサを取付けるスペースがなく、無理に取付け
るとディスクブレーキによる制動時の発熱を受けて作動
不良を起こすことがある。
【0006】本願出願人は、このような問題を解決する
ために車輪回転センサの取付け構造として、車輪回転セ
ンサを専用のブラケットを用いてブレーキ用キャリパが
取付けられるマウンティングサポートに取付ける構造を
発明し特許出願した(特願平2−203536号、本願
出願時において未公開、以下「先願発明」という)。こ
の先願発明の構造は専用のブラケット自体がロータディ
スクを跨ぐ構造であり、この専用ブラケットに幅広の部
材を用いてロータディスクから発生する熱を遮蔽するこ
とができるものである。
【0007】図5はこの先願発明のディスクホイール部
の構成を示す断面図、図6はそのセンサ取付け状態を示
す図である。
【0008】すなわち、車輪回転センサ1およびその配
線1aをディスクホイール2の内側にディスクブレーキ
が実装された車輪とともに回転するツースドホイール3
に対向して取付けられ、ツースドホイール3は、ロータ
ディスク4より車幅方向外側に取付けられ、ブレーキ用
キャリパ5が取付けられたマウンティングサポート6
に、ロータディスク4をまたぐように、車輪回転センサ
1の直径より大きい幅のブラケット7が設けられ、車輪
回転センサ1およびその配線1aはこのブラケット7
に、ロータディスク4と対向する面の反対面に取付けら
れる。
【0009】ブレーキ用キャリパ5には、制動力を与え
るピストン8と、このピストン8に接しロータディスク
4の内側の面に接するインナパッド9と、ロータディス
ク4の外側の面に接するアウタパッド10とが支持され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】発明者らはこの先願発
明について試験を行ったところ、専用のブラケットが実
質的にかなり長い腕を有する構造により、その腕の先端
にセンサが取付けられることになるので、車両の走行状
態によっては腕の部分に振動が発生することが観測され
た。このような振動があると、センサを正しくツースド
ホイールに対向させることができない場合が考えられ
る。これを防ぐには、この専用ブラケットをかなり重量
のある堅固な構造としなければならないことがわかっ
た。
【0011】本発明はこの先願発明をさらに改良するも
ので、ホイール内の狭いスペースを合理的に利用するこ
とができる車輪回転センサの取付け構造を提供すること
を目的とする。さらに本発明は、車輪回転センサを取付
ける専用のブラケットを小型軽量化するとともに、ロー
タディスクから発生する熱を遮蔽することができる取付
け構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、車輪回転セン
サおよびその配線をディスクホイールの内側にディスク
ブレーキが実装される車輪とともに回転するツースドホ
イールに対向して取付ける車輪回転センサの取付け構造
において、前記車輪回転センサが専用のブラケットによ
りブレーキ部品が取付けられるサポートブラケットに取
付けられ、そのセンサの配線はロータディスクを跨ぐよ
うに配置され、前記配線がロータディスクを跨ぐ部分
に、その配線部分を収容するとともに前記ロータディス
クから発生する熱を遮る板材を含む配線固定用のブラケ
ットを設けたことを特徴とする。
【0013】前記専用のブラケットは前記サポートブラ
ケットに他のブレーキ部品と共通の取付けボルトにより
取付けられ、前記ツースドホイールにはツースが形成さ
れた面の裏側に軸方向に向けて突起が形成され、この突
起がロータディスクとホイールハブとの取付け面に挟み
込まれた構造であることが望ましい。
【0014】
【作用】外周面にツースが形成され、内周面の端部に突
起部が形成されたツースドホイールをその突起部がロー
タディスクとホイールハブとの取付け面に挟み込まれる
ように取付け、車輪回転センサをそのツースドホイール
のツースに対向させて専用ブラケットによりブレーキ部
品が取付けられるサポートブラケットに取付ける。さら
に、その配線部分をロータディスクを跨ぐようにして配
置した配線固定用ブラケット上に固定する。
【0015】このような構成にすることにより、ディス
クホイール内の狭いスペースを合理的に利用することが
でき、車輪回転センサを保持する専用ブラケットの小型
軽量化が可能となり、車輪回転センサへの振動の影響を
少なくすることができ、さらに、配線固定用ブラケット
がロータディスクから発生する熱を遮断して配線を保護
することができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の構成を示すディスクホイール
部の一部断面図、図2は本発明実施例の図1に示すA矢
視図、図3は本発明実施例の図2に示すB矢視図であ
る。
【0017】本発明実施例は、車輪回転センサ1がその
配線1aをディスクホイール2の内側にディスクブレー
キが実装される車輪とともに回転するツースドホイール
15に対向して専用ブラケット12によりブレーキ部品
が取付けられるサポートブラケット11に取付けられ、
その配線1aはロータディスク4を跨ぐように配置さ
れ、この配線1aがロータディスクを跨ぐ部分に、その
配線部分を収容するとともにロータディスク4から発生
する熱を遮る板材を含む配線固定用ブラケット14を設
け、専用ブラケット12はサポートブラケット11に他
のブレーキ部品と共通の取付けボルト13により取付け
られる。
【0018】また、ツースドホイール15は図4(a)
および(b)に示すように、ツース15aが形成された
面の裏側に軸方向に向けて突起16が形成され、この突
起16がロータディスク4とホイールハブ17との取付
け面に挟み込まれる。
【0019】このように構成された本発明実施例は、車
輪回転センサ1を保持する専用ブラケット12が従来例
と比較して小型軽量化される。特に、車輪回転センサ1
が回転を検出するツースドホイール15の外周面と専用
ブラケット12が取付けられるサポートブラケットとの
距離が極めて短くなるために、車両走行時の振動による
共振をなくして車輪回転数の検出精度をより高める。
【0020】また、ツースドホイール15は内周端部に
形成された突起16をロータディスク4とホイールハブ
17との取付け面で挟み込まれて固定されるために、ロ
ータディスク4から脱落することを完全に防止する。
【0021】さらに、車輪回転センサ1からの配線1a
はロータディスク4を跨いで配置され、ロータディスク
4からの熱を十分遮蔽できるように車輪回転センサ1を
保持する専用ブラケット12の形状よりも大きい面積で
形成された配線固定用ブラケット14上に収容されるた
めに、ロータディスク4から発生する熱を遮断し、配線
1aが直接熱にさらされることを防護する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィスクホイール内の狭いスペースを合理的に利用して車
輪回転速度を検出するセンサおよびツースドホイールを
装着することが可能となり、さらに、車輪回転センサを
取付ける専用ブラケットが小型軽量化するために車両走
行時の振動の影響を少なくすることができ、ロータディ
スクから発生する熱を遮蔽して配線を保護することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成を示すディスクホイール部
の一部断面図。
【図2】本発明実施例の図1に示すA矢視図。
【図3】本発明実施例の図2に示すB矢視図。
【図4】(a)は本発明実施例のツースドホイールの断
面図、(b)はその斜視図。
【図5】従来例のディスクホイール部の構成を示す断面
図。
【図6】従来例の車輪回転センサの取付け状態を示す斜
視図。
【符号の説明】
1 車輪回転センサ 1a 配線 2 ディスクホイール 3、15 ツースドホイール 4 ロータディスク 5 ブレーキ用キャリパ 6 マウンティングサポート 7 ブラケット 8 ピストン 9 インナパッド 10 アウタパッド 11 サポートブラケット 12 専用ブラケット 13 取付けボルト 14 配線固定用ブラケット 15a ツース 16 突起 17 ホイールハブ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪回転センサおよびその配線をディス
    クホイールの内側にディスクブレーキが実装される車輪
    とともに回転するツースドホイールに対向して取付ける
    車輪回転センサの取付け構造において、前記車輪回転セ
    ンサが専用のブラケットによりブレーキ部品が取付けら
    れるサポートブラケットに取付けられ、そのセンサの配
    線はロータディスクを跨ぐように配置され、前記配線が
    ロータディスクを跨ぐ部分に、その配線部分を収容する
    とともに前記ロータディスクから発生する熱を遮る板材
    を含む配線固定用のブラケットを設けたことを特徴とす
    る車輪回転センサの取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記専用のブラケットは前記サポートブ
    ラケットに他のブレーキ部品と共通の取付けボルトによ
    り取付けられた請求項1記載の車輪回転センサの取付け
    構造。
  3. 【請求項3】 前記ツースドホイールにはツースが形成
    された面の裏側に軸方向に向けて突起が形成され、この
    突起がロータディスクとホイールハブとの取付け面に挟
    み込まれた構造である請求項1記載の車輪回転センサの
    取付け構造。
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JP4247721B2 (ja) 2006-11-17 2009-04-02 いすゞ自動車株式会社 車輪回転センサの取付構造
JP7328161B2 (ja) * 2020-02-04 2023-08-16 日野自動車株式会社 制動装置

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