JP2671054B2 - 車輪回転センサの取付け構造 - Google Patents

車輪回転センサの取付け構造

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JP2671054B2
JP2671054B2 JP20353690A JP20353690A JP2671054B2 JP 2671054 B2 JP2671054 B2 JP 2671054B2 JP 20353690 A JP20353690 A JP 20353690A JP 20353690 A JP20353690 A JP 20353690A JP 2671054 B2 JP2671054 B2 JP 2671054B2
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克 端山
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアンチロックブレーキシステムにおける車輪
の回転速度検出に利用する。本発明はディスクブレーキ
に用いる車輪回転センサの取付け構造に関する。
〔概要〕
本発明はアンチロックブレーキシステムにおけるディ
スクブレーキ用車輪回転センサの取付け構造において、 ブレーキ用キャリパが取付けられたマウンティングサ
ポートに、ロータディスクをまたぐようにしてセンサの
直径より大きい幅のブラケットを設け、このブラケット
のロータディスクと対向する面の反対面にセンサおよび
その配線を取付けられるようにすることにより、 ディスクホイール内の狭いスペースを合理的に利用
し、制動により生じる発熱からセンサおよびその配線を
防護できるようにしたものである。
〔従来の技術〕
アンチロックブレーキシステムは、タイヤと路面間の
摩擦力を有効に利用してブレーキ作動中の車両の安定性
を確保し車輪に制動を与えることを目的としたシステム
である。
滑り易い路面上で強い制動がかけられると、過度のブ
レーキ力により車輪がロック状態になることがあり、ロ
ック状態になった車輪は横方向の抵抗を失うために車両
が不安定となる場合がある。
このような問題を解決するためにアンチロックブレー
キシステムが採用されているが、このシステムでは、セ
ンサが車輪に装着され、このセンサにより常時車輪の回
転状況を監視し、いずれかの車輪がロック傾向にあれば
その検出出力を制御装置に送出し、検出出力を受けた制
御装置がコントロールバルブを制御して直ちにブレーキ
圧を調整し車輪のロックを防止する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したようにアンチロックブレーキシステムは、車
両の安定性を維持しながら、タイヤと路面との間の摩擦
力を有効に利用して車両を停止させることができるもの
である。ディスクブレーキを装着した大型車に利用する
には、車輪の回転速度を検出する回転センサをホイール
の内側に実装することが望ましいが、現状では回転セン
サを取付けるスペースがなく、無理に取付けるとディス
クブレーキによる制動時の発熱を受けて作動不良を起こ
すことがある。
本発明はこのような問題を解決するもので、ホイール
内の狭いスペースを合理的に利用することができる車輪
回転センサの取付け構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、車輪回転センサおよびその配線をディスク
ホイールの内側にディスクブレーキが実装される車輪と
ともに回転するツースドホイールに対向して取付けるア
ンチロックブレーキシステムにおけるブレーキ用車輪回
転センサの取付け構造において、前記ツースドホイール
は、ロータディスクより車幅方向外側に取付けられ、ブ
レーキ用キャリパが取付けられるマウンティングサポー
トに、前記ロータディスクをまたぐように、前記センサ
の直径より大きい幅のブラケットを設け、前記センサお
よびその配線はこのブラケットに、前記ロータディスク
と対向する面の反対面に取付けられたことを特徴とす
る。
前記センサとしては、磁気センサ、光センサその他を
用いることができる。
〔作用〕
ツースドホイールをロータディスクより車幅方向外側
に取付け、さらにブレーキ用キャリパが取付けられるマ
ウンティングサポートにロータディスクをまたぐブラケ
ットを設け、このブラケットがロータディスクと対向す
る面の反対面にセンサおよびその配線を取付ける。
これにより、ドラムホイール内の狭いスペースを合理
的に利用することができ、さらに制動により発生する熱
をブラケットが遮断してセンサおよびその配線をブレー
キ発熱から防護することができる。
〔実施例〕
次に、本発明実施例を図面にい基づいて説明する。第
1図は本発明実施例のディスクホイール部の構成を示す
断面図、第2図は本発明実施例におけるセンサ取付け状
態を示す部分斜視図である。
本発明実施例は、車輪回転センサ1およびその配線1a
をディスクホイール2の内側にディスクブレーキが実装
された車輪とともに回転するツースドホイール3に対向
して取付けられ、ツースドホイール3は、ロータディス
ク4aより車幅方向外側に取付けられ、ブレーキ用キャリ
パ5が取付けられたマウンティングサポート6に、ロー
タディスク4aをまたぐように、センサ1の直径より大き
い幅のブラケット7が設けられ、センサ1およびその配
線1aはこのブラケット7に、ロータディスク4aと対向す
る面の反対面に取付けられる。
ブレーキ用キャリパ5には、制動力を与えるピストン
8と、このピストン8に接しロータディスク4aの内側の
面に接するインナパッド9と、ロータディスク4aの外側
の面に接するアウタパッド10とが支持される。
本発明の特徴は、限られた容積のディスクホイール2
内部にツースドホイール3に対向してセンサ1が設けら
れるように、ロータディスク4aをまたいでマウンティン
グサポート6に固着されたブラケット7を備え、このブ
ラケット7にセンサ1およびその配線1aを取付けたとこ
ろにある。これにより、狭いスペース内にセンサ1をツ
ースドホイール3に対向して装着することができる。
制動はピストン8がインナパッド9とアウタパッド10
によりロータディスク4aを強く挟持することにより行わ
れ、このとき高熱を発生するが、センサ1およびその配
線1aはブラケット7によりロータディスク4aと隔離され
ているために直接その熱を受けることなく防護される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、ディスクホイー
ル内に車輪回転速度を検出するセンサおよびツースドホ
イールを装着することが可能となるので、ディスクブレ
ーキ装着の大型車に対してアンチロックブレーキシステ
ムを容易に採用することができ、いまたセンサおよびそ
の配線がブラケットを介在して取付けられるので、制動
時に発生する熱の影響を防ぐことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のディスクホイール部の構成を示
す断面図。 第2図は本発明実施例におけるセンサ取付け状態を示す
部分斜視図。 1……センサ、1a……配線、2……ディスクホイール、
3……ツースドホイール、4……ホイールハブ、4a……
ロータディスク、5…ブレーキ用キャリパ、6……マウ
ンティングサポート、7……ブラケット、8……ピスト
ン、9……インナパッド、10……アウタパッド。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪回転センサおよびその配線をディスク
    ホイールの内側にディスクブレーキが実装される車輪と
    ともに回転するツースドホイールに対向して取付けるア
    ンチロックブレーキシステムにおけるブレーキ用車輪回
    転センサの取付け構造において、 前記ツースドホイールは、ロータディスクより車幅方向
    外側に取付けられ、 ブレーキ用キャリパが取付けられるマウンティングサポ
    ートに、前記ロータディスクをまたぐように、前記セン
    サの直径より大きい幅のブラケットを設け、 前記センサおよびその配線はこのブラケットに、前記ロ
    ータディスクと対向する面の反対面に取付けられた ことを特徴とする車輪回転センサの取付け構造。
JP20353690A 1990-07-31 1990-07-31 車輪回転センサの取付け構造 Expired - Fee Related JP2671054B2 (ja)

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JP3938653B2 (ja) * 2000-07-19 2007-06-27 本田技研工業株式会社 車輪速度検出装置の取付構造
GB2547042B (en) * 2016-02-06 2022-03-23 Sallaku Arben Mechanical anti-lock brake system

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