JP2514663Y2 - 車輪速センサの取付構造 - Google Patents

車輪速センサの取付構造

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JP2514663Y2
JP2514663Y2 JP14729989U JP14729989U JP2514663Y2 JP 2514663 Y2 JP2514663 Y2 JP 2514663Y2 JP 14729989 U JP14729989 U JP 14729989U JP 14729989 U JP14729989 U JP 14729989U JP 2514663 Y2 JP2514663 Y2 JP 2514663Y2
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邦之 高橋
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車輪のアクスルハウジングに取り付けられ
る、アンチロックブレーキ等に備えられる車輪速センサ
の取付構造に関する。
(従来の技術) 車両の制動時において、車体が停止する前にタイヤが
ロックすると、タイヤがスリップして車体のコントロー
ル性を失い、また、制動距離も増大する。そこで、たと
えフルブレーキング時においても、自動的に制動力を制
御して所謂ポンピングブレーキをおこない、車体のコン
トロール性を失うことのないようにすると共に、制動距
離を短くするアンチロックブレーキがある。
このアンチロックブレーキでは、コンピュータがブレ
ーキの操作力、即ち、油圧力を調節する際、車輪速セン
サからの入力信号を基にタイヤの回転状態を判断する。
第3図は、従来の車輪速センサの取付構造を示し、車
輪速センサ1は、バッキングプレート2の基端に補強板
3を介して取り付けられ、当該補強板3の基端は、例え
ば、バッキングプレート2の基端に重合されて溶着さ
れ、ベアリングケース5のフランジ5aに一体に固定され
ている。即ち、車輪速センサ1は、各センサ取付孔2a,3
aに挿入され、その先端1aをアクスル(図示せず)に圧
入されたギヤ(ロータ)4の歯先4aを所定の間隔を存し
て対向し、フランジ1bをバッキングプレート2及び補強
板3に螺着固定されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、バッキングプレート2は、車両の走行振
動、ブレーキシューからのブレーキトルクの入力等によ
り振動する。この振動は、ベアリングケース5に取り付
けられている内周縁(基端)から外周縁に向かうにつれ
て大きく強くなる。しかしながら、従来の車輪速センサ
1の取付構造においては、車輪速センサ1をバッキング
プレート2に直接取り付けているために補強板の制御作
用が小さく、当該バッキングプレート2の振動が車輪速
センサ1に伝わり、この結果、車輪速センサ1が振れて
誤作動することがあるという問題があった。
本考案は上述の問題点を解決するためになされたもん
で、バッキングプレートに触れないように車輪速センサ
を取り付けて誤作動を防止するようにした車輪速センサ
の取付構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案によれば、バッキン
グプレートに設けた孔にアクスルシャフトの基端側から
先端側に車輪速センサを貫通させて取り付ける車輪速セ
ンサの取付構造において、固定用ボスと当該固定用ボス
よりも高いセンサ取付用ボスとセンサが遊貫する孔とを
設けた取付板を、前記バッキングプレートのアクスルシ
ャフト先端側の端面の基端に固定用ボスを介して当接さ
せ当該バッキングプレートと共にベアリングケースに固
定し、センサ取付用ボスをバッキングプレートに設けた
孔を遊貫させてアクスルシャフト基端側に突出させ、前
記車輪速センサの本体部をバッキングプレートに設けた
孔と取付板の孔とを遊貫させ、且つ取付部をセンサ取付
用ボスに固定する構造とするものである。
(作用) 車輪速センサ取付板は、固定用ボスを介してバッキン
グプレートに取り付けられ、取付板とバッキングプレー
ト間には間隙が形成される。一方、車輪速センサは、本
体部がバッキングプレートのセンサ貫通用の孔に遊貫さ
れて、取付部が取付板のセンサ取付用ボスに固定され、
当該車輪速センサとバッキングプレート間にも間隙が形
成される。これにより、車輪速センサは、バッキングプ
レートの振動による影響を受け難い。
(実施例) 以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。なお、第3図に示す部材と同一の部材には同一の符
号を付し、これらの詳細な説明を省略する。
第1図及び第2図は、本考案を適用した車輪速センサ
の取付構造を示し、車輪速センサ1は、取付板10の先端
に垂直に固定され、当該取付板10の基端は、バッキング
プレート2と共にベアリングケース5に取り付けられて
いる。
取付板10は厚肉の板材で、ボス10a,10a、10b,10bと孔
10cとが設けられている。ボス10a,10aと10b,10bとは同
じ面に突設されており、且つボス10b,10bは、ボス10a,1
0aに対してバッキングプレート2の板厚よりも僅かに高
く設定されている。そして、ボス10a,10aの中心にはボ
ルト挿通孔10d,10dが、ボス10b,10bの中心にはねじ孔10
e,10eが穿設されている。
ボス10a,10aのボルト挿通孔10d,10dの間隔はバッキン
グプレート2のベアリングケース5への取付孔2bの間隔
と同じに設定され、ボス10b,10bのねじ孔10e,10eの間隔
は車輪速センサ1のフランジ1bのボルト挿通孔1c,1cの
間隔と同じに設定されている。ボス10a,10aは当該取付
板10をベアリングプレート5に取り付けるためのもので
あり、ボス10b,10bは車輪速センサ1を固定するための
ものである。また、孔10cはボス10b,10bの中間に穿設さ
れており、且つ車輪速センサ1の本体部1dが遊貫する孔
径とされている。
バッキングプレート2の取付板10と対向する位置に
は、センサ挿通孔2c、小孔2d,2dがそれぞれ穿設されて
いる。センサ挿通孔2cは、取付板10の孔10cに対向して
穿設されており、且つ孔10cに比して大径とされてい
る。小孔2d,2dは、取付板10のセンサ取付用のボス10b,1
0bにそれぞれ対向して穿設され、且つこれらのボス10b,
10bに比して若干大径とされている。
以下に車輪速センサの取り付けについて説明する。
取付板10の各ボス10aのボルト挿通孔10dをバッキング
プレート2の各取付孔2bと合致させ、各ボス10b,10bを
バッキングプレート2の小孔2d,2d内に遊貫させて、こ
れらの取付板10とバッキングプレート2とをベアリング
ケース5のフランジ5aにボルト11、ナット12により一体
的に螺着固定する。この状態において取付板10とバッキ
ングプレート2との間に間隙が形成される。また、取付
板10の各ボス10b,10bの先端は、バッキングプレートの
各小孔2d,2dをこれと若干の間隙を存して遊貫し、当該
バッキングプレート2の反対側(アクスルシャフト基端
側)に突出している。次に、バッキングプレート2側か
ら孔2c,10cに車輪速センサの本体部10dを遊貫し、フラ
ンジ1bを取付板10の各ボス10b,10bに当接させ、各ボル
ト挿通孔1c,1cをねじ孔10e,10eに合致させて、ボルト1
3,13により締付固定する。そして、この状態において車
輪速センサ1の先端1aはギヤ4の歯先4aと所定の間隔を
存して対向している。
車輪速センサ1のフランジ1bとバッキングプレート2
との間には僅かな間隙が設けられており、さらに、バッ
キングプレート2のセンサ挿通孔2cは、車輪速センサ1
の本体部1dに比べて大径とされているので、バッキング
プレート2と車輪速センサ1との間には間隙が形成され
る。
また、取付板10はバッキングプレート2の半径方向の
幅が短く且つ厚肉であるために、バッキングプレート2
に比べ振動し難い。また、取付板10は、バッキングプレ
ート2とは最も振動し難い基端で当接しているので、当
該バッキングプレート2の振動は取付板10に伝わり難
い。従って、取付板10に取り付けられた車輪速センサ1
には、バッキングプレート2の振動が殆ど伝わらない。
これにより、車輪速センサ1の誤動作が防止できる。
なお、本実施例においては、ドラムインディスクブレ
ーキに適用した場合について説明したがこれに限るもの
ではなく、ドラムブレーキに適用してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、固定用ボスと当
該固定用ボスよりも高いセンサ取付用ボスとセンサが遊
貫する孔とを設けた取付板を、バッキングプレートのア
クスルシャフト先端側の端面の基端に固定用ボスを介し
て当接させ当該バッキングプレートと共にベアリングケ
ースに固定し、センサ取付用ボスをバッキングプレート
に設けた孔を遊貫させてアクスルシャフト基端側に突出
させ、車輪速センサの本体部をバッキングプレートに設
けた孔と取付板の孔とを遊貫させ、且つ取付部をセンナ
取付用ボスに固定するので、バッキングプレートの振動
が車輪速センサに伝わり難くなり、車輪速センサの誤動
作の防止を図ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した車輪速センサの取付構造の一
実施例を示す断面図、第2図は第1図の矢印II方向から
見た一部省略端面図、第3図は従来の車輪速センサの取
付構造の断面図である。 1……車輪速センサ、2……バッキングプレート、2c…
…センサ挿通孔、2d……小孔、5……ベアリングケー
ス、10……取付板、10a,10b……ボス、11c……センサ取
付孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッキングプレートに設けた孔にアクスル
    シャフトの基端側から先端側に車輪速センサを貫通させ
    て取り付ける車輪速センサの取付構造において、固定用
    ボスと当該固定用ボスよりも高いセンサ取付用ボスとセ
    ンサが遊貫する孔とを設けた取付板を、前記バッキング
    プレートのアクスルシャフト先端側の端面の基端に固定
    用ボスを介して当接させ当該バッキングプレートと共に
    ベアリングケースに固定し、センサ取付用ボスをバッキ
    ングプレートに設けた孔を遊貫させてアクスルシャフト
    基端側に突出させ、前記車輪速センサの本体部をバッキ
    ングプレートに設けた孔と取付板の孔とを遊貫させ、且
    つ取付部をセンサ取付用ボスに固定することを特徴とす
    る車輪速センサの取付構造。
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