JP2649536B2 - 磁性キヤリヤー粒子 - Google Patents

磁性キヤリヤー粒子

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JP2649536B2 JP63084980A JP8498088A JP2649536B2 JP 2649536 B2 JP2649536 B2 JP 2649536B2 JP 63084980 A JP63084980 A JP 63084980A JP 8498088 A JP8498088 A JP 8498088A JP 2649536 B2 JP2649536 B2 JP 2649536B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は静電荷パターンの現像においてトナー粒子と
の組合せにおいて使用する磁性キヤリヤー粒子に関す
る。
静電荷パターンの現像に当つて種々の静電現像剤が利
用できる。既知の実施態様によれば、現像剤はキヤリヤ
ー粒子およびそれに静電的に接着した検電的マーク形成
またはトナー粒子を含有する。キヤリヤー粒子は各種の
材料を含有することができ、名のとおり現像されるべき
電荷パターンに対し静電的に応答するマーク形成粒子を
担持するための媒体として作用し、その意味を有する。
より普通の型のキヤリヤー−トナー現像剤の中には、例
えば米国特許第3003462号に記載されている如き磁気ブ
ラシ現像に使用するため知られている乾式現像剤があ
る。
普通の磁気ブラシ現像法は、多数の小さい静電的に接
着性のトナー粒子を担持する磁性キヤリヤー粒子からな
る現像混合物と組合せた磁気手段の使用を含む。この方
法にのいては、現像剤組成物は、例えば内側に固定的に
装着された磁気手段を有する回転可能な非磁性シリンダ
ーをとりまく磁場によつてゆるいブラシ状配向の形で現
像サイクル中保持される。磁性キヤリヤー粒子は画かれ
た磁場によつてシリンダーに引きつけられるトナー粒子
はそれらの反対の静電極性によつてキヤリヤー粒子に保
持される。現像前および現像中、トナーは、キヤリヤー
材料との相互摩擦作用から誘導された摩擦電気帯電によ
りキヤリヤー材料の符号とは反対の符号の静電荷を得
る。接着性トナー粒子を有する磁性キヤリヤーのこのブ
ラシ状体が静電像を担持する光導性面を横切つて引きつ
けられたとき、トナー粒子は反対に帯電された潜像に静
電的に引きつけられ、静電像に相当する可視トナー像を
形成する。
磁気ブラシ現像において、キヤリヤービーズは50〜30
0μの範囲の粒度を有し、一方トナー粒子は通常約10μ
の直径を有する。
普通の種類のキヤリヤー粒子は、トナー粒子との所望
の摩擦電気接触を与えるため、好適な樹脂で被覆された
または被覆されていない鉄ビーズから作られている。
かかる種類のキヤリヤー粒子は中程度の現像速度での
現像には好適であるが、それらの密度(約7.7g/cm3)に
よつて、かなり高い機械的慣性、そしてそれに対応して
急速運転装置に使用するためには遅すぎる混合能力を示
し、あるいは混合時に生ずる大なる摩擦力による望まし
からぬ加熱を生ぜしめる。
米国特許第4600675号には、結合剤樹脂粒子中に分散
した微細磁性粉末から主としてなる磁性キヤリヤーが記
載されている。前記キヤリヤーは特殊な性質、即ち1000
エルステツド(Oe)の磁場で2000〜3000ガウスの磁化、
60〜250エルステツドの保持力、および1012Ω・cmより
小さくない電気抵抗を有する。
磁性粉末はフエライトであるべく特許請求しており、樹
脂結合剤は、樹脂結合剤の酸価が5〜250mgKOH/gの範囲
であるような量で親水性官能基を有し、磁性粉末対樹脂
結合剤の重量比が350〜800対100の範囲であると特許請
求している。
フエライトは普通の酸化鉄と比較したときかなり高価
な物質であり、できるならばより安価な材料によつて置
換されるべきである。前記米国特許において磁性顔料と
してのマグネタイトの使用に関して、その低い電気抵抗
と親水性官能基を有する樹脂との劣つた両立性のために
使用できないとしている。
針状Fe2O3顔料の使用は高い残留磁気(remanence)を
有するキヤリヤー粒子の生成を生ぜしめる、従つて現像
装置中で悪い流動性と劣つたトナー吸着とを生ぜしめ
る。一方低すぎる磁化は磁気ブラシ現像装置への弱い接
着を生ぜしめ、電荷担持光導電体記録素子上へのキヤリ
ヤーの弱い付着を生ぜしめる。
本発明の目的は、酸性結合剤樹脂との混合物の形で、
結合剤中での改良されたマグネタイトの均質分布を生ぜ
しめるマグネタイト組成物を含有するキヤリヤー粒子を
提供することにあり、これなよつて前記キヤリヤー粒子
は磁気ブラシ現像に使用するための改良された性質を得
ることにある。
他の目的および利点は以下の説明および実施例から明
らかになるであろう。
本発明によれば、静電荷パターンの磁気ブラシトナー
−キヤリヤー現像におけるキヤリヤー粒子として使用す
るのに好適な粒状材料を提供し、前記粒子は樹脂結合剤
中に分散した微粒子化マグネタイト粉末を含有する、そ
して (1)前記マグネタイト粉末は、10〜20g/100g顔料の範
囲の吸油価を有するマグネタイトの一つの型(A)およ
び20〜40g/100g顔料の範囲の吸油価を有するマグネタイ
トの別の型(B)を含有するマグネタイトの混合物であ
り、(A)対(B)の重量比が0.3〜3.0の範囲であり、
前記両マグネタイトは非針状形、好ましくは球形または
長球形(spheroidal shap)を有し、0.05〜3μmの範
囲の平均粒度を有し、 (2)前記結合剤が、80℃以上の軟化点を有し、親水性
官能基を含有し、5〜50mgKOH/gの範囲のOH価または酸
化を有する樹脂の少なくとも80重量%からなり、そして (3)前記キヤリヤー粒子は20〜150μmの範囲の大き
さを有し、全キヤリヤー含有量の少なくとも70重量%の
マグネタイト含有率を有し、1000ガウスの磁場で少なく
とも20emu/gの誘導磁気モーメントを得、少なくとも3
のemu/gでの残留磁気を有し、少なくとも60のOeでの保
持力(coercitivity)を有する ことを特徴としている。
好ましいマグネタイトは65〜110emu/gの飽和磁化を有
し、60〜250Oeの保持力を有し、5〜15emu/gの残留磁気
を有し、少なくとも105Ω・cmの比固有抵抗を有する。
吸油価はDIN53199に記載された方法により測定し、次
の如く行う: 試験に含まれる顔料を粗面化したガラス板上に付与す
る。秤量する試料の重量(2〜10g)は期待される油吸
収によつて決定する。開始時に、未処理亜麻仁油(DIN5
5930により、少なくとも3の酸価)の必要量の2/3をビ
ユーレツトから加え、次いで全体が均質になるまでスパ
チユラで強力に混合し加圧下に処理する。次いで、油を
1滴ずつ、ガラス板上にまさに拡ることができない凝着
パテ状塊が得られるまで加える。このために要した油の
量をmlで正確に読みとる。
吸油価は結合剤および顔料またはそれから作つた被覆
混合物の溶媒必要量についての情報を提供する。
低吸油価(即ち20g/100g顔料未満)を有する球状マグ
ネタイト粒子の製造は公告されたヨーロツパ特許出願第
0187434号に記載されている。
マグネタイトの磁性データは、3.5KOeの磁場強度で操
作する振動磁力計で測定した:計算のため使用したマグ
ネタイトの密度は4.6g/cm3であつた。
0.1テスラ(T)に等しい1000ガウスの印加磁場で少
なくとも20emu/gの誘導磁気モーメントが、米国特許第4
546060号に記載されている如く、キヤリヤー粒子が磁気
ブラシ現像剤ローラースリーブ上に与えず、トナーを像
に転写しないことを作る。磁気ブラシ現像はフイジクス
・ツデイ1986年5月、第48頁の第2図および米国特許第
4600675号の第1図に示されている。
親水性官能基を含有する結合剤樹脂には例えば米国特
許第4600675号に記載された種類のものがあり、親水性
基は、5〜250mg/gの範囲の酸価を有する樹脂を与える
に充分な量で存在する好ましくは少なくとも一部カルボ
ン酸基である。
好ましい樹脂にはスチレンと、アクリル酸およびメタ
クリル酸およびそれらのエステルの如き不飽和酸との共
重合体がある。更にポリオールまたはポリオールの混合
物、例えばエチレングリコール、トリエチレングリコー
ルおよびアルコキシル化ビスフエノール、特にビスフエ
ノールA即ち〔2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)
−プロパン〕と、ジカルボン酸またはジカルボン酸の混
合物、例えばマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、マロ
ン酸、イソフタル酸および一部若干の架橋を生ぜしめる
トリメリト酸の如き少なくとも3個のカルボン酸基を有
するポリカルボン酸との縮合反応によつて作られるもの
の如きポリエステル樹脂が本発明の目的のために好適な
結合剤樹脂である。
上述した種類の線状ポリエステル樹脂の製造は英国特
許第1373220号に記載されている。
特に有用なポリエステル結合剤は、エトキシル化ビス
フエノールA、即ちエトキシル化2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)プロパンと重縮合させるフマル酸から
誘導される。
高耐摩耗性を有するキヤリヤー組成物を得るため、あ
る程度の架橋を含有するポリエステル樹脂が好ましい。
かかる樹脂の合成は例えば公告された英国特許出願
(GB−A)第2082788号に記載されており、結合剤とし
て、下記一般式 (式中Rはエチレンまたはプロピレン基を表し、xおよ
びyはそれらの合計の平均値が2〜7であるようなそれ
ぞれ独立した数である)によつて表されるジオールまた
はジオールの混合物と、ポリカルボン酸またはそれらの
誘導体(これらはジカルボン酸またはそれらのC1〜6
アルキルエステルおよびトリまたはポリカルボン酸また
はそれらの酸無水物の混合物であり、前記トリまたはポ
リカルボン酸または酸無水物の含有率は酸の30〜80モル
%である)から得られたポリエステル樹脂を含有するト
ナーを記載してある。
摩耗に対する抵抗は、上述したポリエステル樹脂をス
チレンとアリルアルコールの共重合体と組合せることに
よつて同様に改良できることが実験的に証明された。ア
リルアルコール単位の遊離ヒドロキシ基の存在は水和性
金属酸化物に対する良好な湿潤力を与える。
アリルアルコール−スチレン共重合体の製造は、米国
のジヨン・ウイリー・アンド・サンズ、インターサイエ
ンス・パブリツシヤーの「アリル・コンパウンズ・アン
ド・ゼア・ポリマーズ」第28巻第204頁〜第206頁にSchi
ldknechtによつて発表されている。
特に好適なスチレンアリルアルコール共重合体は5.4
〜6重量%のヒドロキシル含有率および1500〜2400の分
子量を有し、米国のモンサント社から商品名RJ100およ
びRJ101で市販されている。スチレンアリルアルコール
共重合体はキヤリヤー粒子の全結合剤含有量に対して10
〜20重量%の量で使用するのが好ましい。
本発明による磁性キヤリヤー粒子はマグネタイト粉末
を樹脂結合剤溶融物中に分散させ、溶融分散液を固化さ
せ、得られた固体を破砕し、微粉化することによつて作
ることができる。風篩分けまたは篩による篩分けによつ
て、35〜150μmの範囲の大きさの粒子を分離する。
特別の実施態様によれば、マグネタイトはカーボンブ
ラツクと組合せた形で結合剤に混入し、この方法でキヤ
リヤー粒子の比固有抵抗を制御する。カーボンブラツク
の好適な量はマグネタイトに対して0.2〜5重量%の範
囲である。
良好な流動性を有するキヤリヤー粒子を得るため、流
動強化剤をキヤリヤー組成物内に溶融混合して小さいス
ペーサー粒子(これは場合によつてミリング処理後中に
埋め込まれる)を設けたキヤリヤー粒子面を生ぜしめる
ことができる。好適な流動改良剤には例えばサブミクロ
ン粒度のコロイド状シリカおよびAl2O3粒子がある。流
動性を改良するための別の方法には、球形または長球形
を有するキヤリヤー粒子を作ることによる方法がある。
これらは米国特許第4345015号に記載されている加熱
分散法によるかまたは溶融物を噴霧することによつて行
うことができる。前者の方法によれば、破砕によつて得
られたキヤリヤー粒子を、樹脂結合剤を加熱軟化したと
き、粒子状材料の凝結を阻止するような濃度でのコロイ
ド状疎水性シリカの存在下に樹脂結合剤が溶解しないよ
うにキヤリヤー液体中に分散させ、分散液を撹拌しつつ
粒子の樹脂が軟化するが溶融しない温度に加熱し、粒子
を球形または長球形とし、次いで粒子の樹脂結合剤がも
はや粘着性がなくなる温度に分散液を冷却し、最後に例
えば過または遠心分離することによつてキヤリヤー粒
子を分離し、乾燥する。疎水性コロイド状シリカの量
は、キヤリヤー粒子の100重量部について一般に0.2〜2.
0重量部の範囲であり、摩擦電気性に有害な影響を有せ
ず、更にキヤリヤー表面に部分的に埋め込まれることに
よつて前述した如く流動性を更に促進する。
本発明のキヤリヤー粒子と組合せて使用するためのト
ナーは例えば米国特許第4076857号および第4546060号に
記載されている如き帯電制御剤および天然および合成樹
脂の両者を含む、広い範囲の種々の材料のものから選択
できる。本発明のキヤリヤー粒子は、例えば公告された
ヨーロツパ特許出願(EP−A)第0248119号に記載され
ている如き異なる粒度の開始または補充トナーと組合せ
て使用できる。
トナー粒子の形は粉砕トナーにおける場合の如く不規
制であることができ、あるいは球形または長球形である
ことができる。球形化は米国特許第4345015号に記載さ
れた加熱分散法または噴霧乾燥法によつて行うとよい。
下記実施例において、全て比および百分率は他に特記
せぬ限り重量による。
実施例 1 (1)軟化点132℃(リング法およびボール法)、ガラ
ス転移温度64℃および酸価18mgKOH/gの特性を有する、
イソフタル酸およびベンゼン−1,2,4−トリカルボン酸
の混合物と重縮合したプロポキシル化ビスフエノールA
の部分架橋ポリエステル185部、 (2)吸油価16、平均粒度0.5μm、磁化飽和81emu/gお
よび残留磁気8.1emu/gを有する長球形マグネタイトA375
部〔このマグネタイトは西ドイツ国バイエル社より商品
名バイフエロツクス(BAYFERROX)で市販されてい
る〕、 (3)吸油価31、平均粒度0.2μm、最高飽和磁化84emu
/gおよび残留磁気8.2emu/gを有する長球形マグネタイト
B440部〔このマグネタイトは日本のチタン工業社より商
品名マピコ(MAPICO)ブラツク200で市販されている〕 を含有する混合物を162℃で30分溶融混練した。
顕微鏡で見たときすぐれた混合均質化が得られた。
冷却後混練した塊体を衝撃式ミルで粉砕し、篩によつ
て36〜100μmの大きさの粉末粒子を分離した。
キヤリヤーの磁性、即ち1000ガウスでの磁化(B100
0)、emu/gでの残留磁気(Br)およびOeでの保持力(H
c)を測定し、結果を実施例に従つて表1に示す。
得られたキヤリヤー粒子を、キヤリヤー/トナー重量
比100:12で後述する如くして作つたトナー粒子と組合せ
て磁気ブラシ現像で使用した。
現像剤の摩擦電荷はブローオフ法で測定し、3.45μc/
gを生じた。
現像剤は負帯電しうる有機光導電体を用いた複写装置
で使用した。120000枚以上のコピーのために、良好な充
実した黒色と鮮鋭な特性を作つた。
トナー製造 後述する如くして作つた共重合体88.25部、カーボン
ブラツク(平均粒度25nm)6部、負電荷制御剤としての
ボントロン(BONTRON)S36(商品名)0.75部およびアイ
ソタクチツクポリプロピレン(融点:Tm=145℃)5部を
混練機中で混合し、153℃で加熱して溶融物を形成し
た。ボントロンS36は金属錯塩アゾ染料に対する日本の
オリエンタル化学工業社の商品名である。
約30分後混練を停止し、混合物を室温(20℃)に冷却
させた。その温度で混合物を粉砕して粉末を形成した。
得られた粉末をジエツトミルで更に粒度を減少させて平
均粒度9μmとした。
トナーの流動性を改良するため、0.2部のコロイド状
シリカ(平均粒度20nm)をこれに混合した。
共重合体の製造 コポリ(スチレン/n−オクタデシルメタクリレート/
エチレングリコールジメタクリレート)(82.6/16/1.4
重量%) 撹拌機、温度計、還流コンデンサー、窒素導入管、冷
却コイルおよび反応温度を制御するための恒温装置を備
えた2重壁10ガラス反応器に、5000mlの脱イオン水お
よび分散剤として50gのコポリ(ビニルアルコール/ビ
ニルアセテート)(80/20重量)を入れた。溶液を90℃
に撹拌し、窒素ガスを導入しつつ加熱した。その温度で
20分間で下記成分を導入した: ベンゾイルパーオキサイド 37.5g スチレン 826 g n−オクタデシルメタクリレート 160 g エチレングリコールジメタクリレート 14 g 重合は撹拌しつつ90℃で2時間行つた。
冷却後形成されたパールを吸引過し、水で1回洗浄
し、メタノールで2回洗浄した。共重合体パールを一定
重量になるまで40℃で乾燥した。重合体収率は理論値の
約85%であつた。
実施例 2 結合剤樹脂として、軟化点94℃(リング法およびボー
ル法)、ガラス転移温度58℃、および酸価139を有する
プロポキシル化ビスフエノールA−フマル酸重縮合物で
ある線状ポリエステル〔米国デラウエア州ウイルミント
ンのアトラス・ケミカル・インダストリー社から商品名
アトラツク(ATLAC)382Eで市販されている〕を用いて
実施例1を繰返した。
溶融混練機中での混合は134℃で行い、良好な均質化
を生ぜしめた。得られたキヤリヤー粒子の磁性データを
表1に示す。
得られたキヤリヤー粒子を実施例1に記載した如く磁
気ブラシ現像に使用した。現像剤の摩擦電荷は5.6μc/g
であつた。現像剤は50000枚の複写まで複写容量で高品
質のプリントを生ぜしめた。
実施例 3〜5 異なる重量比(重量部)の実施例1に述べたマグネタ
イトを使用し、全マグネタイト濃度を増大させて実施例
1のキヤリヤー粒子の製造法を繰返した。用いたマグネ
タイト比、マグネタイトAおよびB含有量および混練温
度を表2に示す。
幾つかのキヤリヤー組成物において、磁性顔料のみな
らずコロイド状シリカ〔西ドイツ国デグツサの商品名ア
エロゾル(AEROSOL)200〕またはカーボンブラツク〔オ
ランダ国KetjenN.Vのケトユエン・ブラツク(KETJEN−B
LACK)EC〕と溶融混合した。
相当する各現像剤は良好な帯電、耐摩耗性およびコピ
ー品質を示した。微粉砕段階でキヤリヤー組成物にシリ
カを加えた場合、改良された流動性を有する現像剤が得
られた。
カーボンブラツクの添加は2倍、現像剤導電率を増大
した。
実施例 6 実施例1に記載した如くして得たキヤリヤー粒子をエ
タノール/水混合物(1/3容量)で分散させることによ
つて(キヤリヤーの濃度200g/長球形化処理を受けさ
せた。烈しく撹拌しつつ30分間73℃に分散液を加熱して
長球形化が得られた。冷却後、分散液を過し、キヤリ
ヤー粒子を洗い、機械的に分離し、乾燥した。顕微鏡で
の検査では凝集はなく長球形化が成功していることが明
らかとなつた。
現像剤の流動性における実質的な改良が得られた。
実施例 7(比較例) 実施例1で使用した合計のマグネタイト量と同じ量で
マグネタイトAのみを用いて実施例1を繰返した。
その方法を行つて、185〜240℃の温度範囲で混練を行
つさえも、用いた結合剤樹脂中でマグネタイトの均質分
散は得ることができなかつた。185℃で結合剤分解が開
始し、適切な混合を得ることができなかつた。
実施例 8(比較例) 実施例1で使用した合計マグネタイト量と同じ量でマ
グネタイトBのみを用いて実施例1を繰返した。
その方法を行い、185〜240℃の温度範囲で混練を行つ
てさえも、用いた結合剤樹脂中でマグネタイトの均質分
散は得ることができなかつた。185℃で結合剤分解が開
始し、適切な混合を得ることができなかつた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−93750(JP,A) 特開 昭62−35369(JP,A) 特開 昭63−18365(JP,A)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電荷パターンの磁気ブラシトナー−キヤ
    リヤー現像におけるキヤリヤー粒子として使用するのに
    好適な粒状材料であり、前記粒子が樹脂結合剤中に分散
    した微粒子化マグネタイト粉末を含有し、 (1)前記マグネタイト粉末が、10〜20g/100g顔料の範
    囲の吸油価を有するマグネタイトの一つの型(A)およ
    び20〜40g/100g顔料の範囲の吸油価を有するマグネタイ
    トの別の型(B)を含有するマグネタイトの混合物であ
    り、(A)対(B)の重量比が0.3〜3.0の範囲にあり、
    前記両マグネタイトが非針状形を有し、0.05〜3μmの
    範囲で平均粒度を有し、 (2)前記結合剤が、80℃以上の軟化点を有し、親水性
    官能基を含有し、5〜50mgKOH/gの範囲でのOH価または
    酸価を有する樹脂少なくとも80重量%からなり、 (3)前記キヤリヤー粒子が20〜150μmの範囲の大き
    さを有し、全キヤリヤー含有量の少なくとも70重量%の
    マグネタイト含有率を有し、1000ガウスの印加磁場中で
    少なくとも20emu/gの誘導磁気モーメントを得、少なく
    とも3のemu/gでの残留磁気を有し、少なくとも60のOe
    での保持力を有する ことを特徴とする粒状材料。
  2. 【請求項2】前記マグネタイトが球形または長球形を有
    する請求項1記載の粒状材料。
  3. 【請求項3】前記マグネタイトが65〜110emu/gの飽和磁
    化を有し、60〜250Oeの保持力を有し、5〜15emu/gの残
    留磁気および少なくとも105Ω・cmの比固有抵抗を有す
    る請求項1または2記載の粒状材料。
  4. 【請求項4】前記材料が40〜70emu/gの範囲の誘導磁気
    モーメントを有する請求項1〜3の何れかに記載の粒状
    材料。
  5. 【請求項5】前記樹脂結合剤が110〜140℃の範囲の軟化
    点を有する請求項1〜4の何れかに記載の粒状材料。
  6. 【請求項6】前記結合剤が、エチレングリコール、トリ
    エチレングリコールおよびアルコキシル化ビスフエノー
    ルからなる群のポリオールまたはポリオールの混合物
    と、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、マロン酸、イ
    ソフタル酸および部分的に少なくとも3個のカルボン酸
    基を有するポリ酸からなる群のジカルボン酸またはジカ
    ルボン酸の混合物との縮合反応によって作られたポリエ
    ステルである請求項1〜5の何れかに記載の粒状材料。
  7. 【請求項7】前記結合剤が、下記一般式 (式中Rはエチレン基またはプロピレン基を表し、xお
    よびyはそれらの合計の平均値が2〜7であるような独
    立した数である)によって表されたジオールまたはジオ
    ールの混合物、およびポリカルボン酸またはその誘導体
    (これらはジカルボン酸またはそのC1〜C6アルキルエス
    テルおよびトリまたはポリカルボン酸またはその酸無水
    物の混合物であり、前記トリまたはポリカルボン酸また
    は酸無水物の含有率は酸の30〜80モル%である)から誘
    導されたポリエステル樹脂である請求項6記載の粒状材
    料。
  8. 【請求項8】エトキシル化2,2−ビス(4−ヒドロキシ
    フエニル)プロパンと重縮合したフマル酸から誘導され
    たポリエステル結合剤が存在する請求項6記載の粒状材
    料。
  9. 【請求項9】ポリエステル樹脂がスチレンおよびアリル
    アルコールの共重合体と組合されている請求項6〜8の
    何れかによる粒状材料。
  10. 【請求項10】流動性を改良するため、コロイド状シリ
    カをキヤリヤー粒子と混合し、および/またはキヤリヤ
    ー表面に埋め込んだ請求項1〜9の何れかに記載の粒状
    材料。
  11. 【請求項11】粒子の比固有抵抗を改良するため、マグ
    ネタイトをカーボンブラツクと組合せて結合剤中に存在
    させる請求項1〜10の何れかに記載の粒状材料。
  12. 【請求項12】キヤリヤー粒子が球形または長球形であ
    る請求項1〜11の何れかに記載の粒状材料。
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