JP2648060B2 - ディスクプレーヤの再生ポーズ回路 - Google Patents

ディスクプレーヤの再生ポーズ回路

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JP2648060B2
JP2648060B2 JP3279094A JP27909491A JP2648060B2 JP 2648060 B2 JP2648060 B2 JP 2648060B2 JP 3279094 A JP3279094 A JP 3279094A JP 27909491 A JP27909491 A JP 27909491A JP 2648060 B2 JP2648060 B2 JP 2648060B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体をコンパクト
ディスク(以下、単に『CD』と記す)等のディスクか
ら音声及び/または画像の記録情報を読出し、それを出
力するディスクプレーヤに関するもので、特に、再生ポ
ーズ状態とその解除制御を行なうディスクプレーヤの再
生ポーズ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の記録媒体の再生装置の従来例と
して、特開昭3−3165号公報に掲載の技術を挙げる
ことができる。
【0003】この技術は、光ディスクからディジタルデ
ータを再生する光ディスクプレーヤにおいて、光ディス
クから再生されたディジタルデータをメモリ手段に順次
書き込んで蓄積記録した状態で、順次読み出すようにし
て、トラック飛びが生じた場合でも、前記メモリ手段か
らディジタルデータを順次読出し続けることにより連続
した再生出力を得るようにし、元のトラック位置に復帰
後に所定期間、光ディスクを高速再生して、メモリ手段
にディジタルデータを補充するものである。この光ディ
スクプレーヤにおいては、振動等によってトラックジャ
ンプが生じた場合でも連続した再生音を得ることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述する従来
技術の場合、トラッキングミスによりメモリ内の記憶デ
ータが不足すると、光ディスクを高速駆動して高速再生
しなければならず、再生速度を切換える手段が必要とな
る。
【0005】更に、上述する従来技術において再生ポー
ズの設定に伴ない再生音声の導出を中断する場合に、ピ
ックアップを再生ポーズ設定位置で再生待機させてメモ
リから読み出される音声データをミュートすると、応答
良く再生ポーズを設定できるが再生待機を解除した場合
にメモリに記憶された音声データが欠落し、再生音声が
不連続となる。そこで、再生ポーズ設定時にメモリに記
憶されていたデータを遡って再度再生するように再生待
機のトラック位置を遡及することが必要になるが、遡及
位置を特定し迅速にアクセスすることは容易ではなくそ
のための構成を追加すればコストアップにもなる。
【0006】そこで、再生速度を切換えず、しかも、再
生ポーズに関して特別なピックアップアクセス手段を追
加せずに、再生ポーズ解除の応答性を速くしたディスク
プレーヤの再生ポーズ回路の提供を課題とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるディスク
プレーヤの再生ポーズ回路は、ディスクより時間軸圧縮
されたデータを再生する再生手段と、再生されたデータ
を高速記録すると共に、記録したデータを低速で読み出
すメモリ手段と、そこから読み出されたデータをアナロ
グ信号に変換する変換手段と、前記メモリ手段に記憶さ
れたデータを所定量確保すべく前記再生手段を間欠的に
再生状態に設定する間欠再生制御手段と、前記メモリ手
段の書き込みと読み出しを制御するメモリ制御手段と、
そのメモリ制御手段の読み出し制御をポーズ設定期間中
制限する読出制限手段とを備え、前記メモリ手段に記憶
されたデータはポーズ設定期間中保持され、再生再開に
応答して前記メモリ制御手段の読み出し制限を解除して
当該保持されたデータの読み出しが再開されることを特
徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、再生手段が間欠再生中に再生
ポーズの設定がなされると、読出制限手段によってメモ
リ制御手段の読み出し制御が制限され、メモリ手段より
データが読み出されず再生ポーズ状態となり、再生ポー
ズが解除されるとメモリ制御手段の読み出し制御が許容
されメモリ手段よりデータが読み出される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例のディスクプレーヤの
再生ポーズ回路について説明する。
【0010】[第一実施例]図1は本発明の第一実施例
のディスクプレーヤの再生ポーズ回路で使用する記録情
報の書込部分の要部ブロック回路図で、図2は図1の動
作を説明するディスクに格納されたデータ概念の説明図
である。
【0011】まず、本実施例のディスクプレーヤで再生
する光磁気ディスクの信号形態を説明する記録情報の構
成について図1と図2を用いて説明する。
【0012】ステレオ等の2チャンネルの音声信号は、
AD変換手段15においてコンパクトディスクと同じク
ロック周波数で、かつ、同じビット数の音声データAに
変換される。この音声データAは、データ圧縮手段16
において約1/5にデータ圧縮されて圧縮音声データB
に変換される。なお、このデータ圧縮によって後述する
時間軸圧縮記録が可能となる。
【0013】圧縮音声データBは、低速で圧縮データメ
モリ17に順次記憶される。この圧縮データメモリ17
には、圧縮音声データBがCDフォーマットデータに換
算して32サブコードフレーム(1クラスタ)に記憶さ
れ、光磁気ディスクに記憶する記録タイミングに達する
と、CDフォーマットと同速度で圧縮音声データBが時
間軸圧縮されて時間軸圧縮音声データCとして高速で読
出される。
【0014】読出された時間軸圧縮音声データCは、C
D−ROMエンコーダ18において同期成分を付加され
たCD−ROMエンコーダ18に従ったフォーマットデ
ータに変換されると共に、その変換されたフォーマット
データの前後に固定パターンのギャップデータを付加し
て間欠データDに変換される。
【0015】この間欠データDは、CD−DAエンコー
ダ19によって、CD−DAエンコーダ19のフォーマ
ットに沿って間欠データD内でインタリーブ処理され、
本実施例では1/75秒のサブコードフレーム毎にサブ
コードを付加し、更に、EFM変調処理されてEFMデ
ータEとして記録ヘッド20に供給される。このインタ
リーブ処理によって間欠データDがギャップデータより
外側に飛び出すことなく、しかも、隣接する記録トラッ
クとの境界エリアとして機能するようにギャップデータ
長が設定されている。
【0016】この記録ヘッド20は、光磁気ディスクレ
コードDR(図3参照)のガイドトラックの所定位置を
照射加熱するピックアップ1(図3参照)と共に、記録
トラックを磁界変調してEFMデータEを磁界変調記録
して約0.5秒分の間欠記録トラックを形成する。この
約0.5秒分の間欠記録トラックは、図示を省略したサ
ーボ手段やタイミング制御手段によって、その記録位置
をコントロールされながらガイドトラックに沿って順次
形成される。
【0017】ここでは、光磁気ディスクDRに音声を記
録する場合について説明したが、この光磁気ディスクD
Rと互換性のあるCDフォーマットのソフトディスクレ
コードの場合には、既に記録すべきプログラムがメモリ
に記憶されており、記録に際しては、間欠記録をするこ
となく高速連続記録することができる。更に、間欠記録
トラックの始終端に形成したギャップデータは、連続記
録によりオーバラップして記録されたり、不連続となる
こともなく、有意な情報に置換えることもできる。そこ
で、通常は、このギャップデータとして、プログラムに
関連する絵或いは文字等の表示情報を採用し、音声情報
と共に表示情報を連続的に記録する場合がある。
【0018】なお、上述した2種類のディスクは記録原
理が異なるものの記録フォーマットはほぼ共通であり、
ピックアップ1の再生原理を切り換えるだけで、共通の
ディスクプレーヤで再生可能となリ、本発明を実施する
場合には、両者のディスクに使用できる。
【0019】図3は前記共通のディスクプレーヤとして
の、本発明の第一実施例のディスクプレーヤの再生ポー
ズ回路の全体機能ブロック図である。
【0020】図3において、光磁気ディスクDR上に
は、圧縮されたオーディオデータが複数セクタ(1セク
タは、CD−DAディスクの最小時間単位1サブコード
フレーム=1/75(sec) に当る。)にわたり記録され
たデータブロックと記録単位を接続するための数セクタ
のギャップが記録されている。即ち、データブロック
は、ギャップを挟んで間欠記録されている。このように
圧縮されたEFMデータからなるオーディオデータが間
欠記録されたディスクからEFMデータを再生する際に
は、セクタ単位でピックアップ1を駆動制御して読取
る。ピックアップ1で再生された再生EFMデータは、
記録とは逆にCD−DAデコーダ2でデコードされ、C
D−ROMデコーダ3を経て時間軸圧縮されたままの信
号形態で、高速で圧縮データメモリ4に供給される。こ
の圧縮データメモリ4は、書込アドレス発生手段9が発
生する書込アドレスに従って再生圧縮データを記憶す
る。
【0021】書込アドレス発生手段9の発生アドレス
は、書込アドレス発生制御手段8によって制御され、書
込アドレス発生制御手段8はサブコードをCD−DAデ
コーダ2で検出して書込アドレスを制御している。更
に、サブコードはピックアップアクセス手段7にも入力
され、ピックアップ1のアクセスをサブコードフレーム
単位で実行している。本実施例では、ディスクとして、
前述した光磁気ディスクDRを使用している。しかし、
本発明を実施する場合には、データがある単位に連続し
て記録されているデータブロックとデータが書込まれて
いるギャップ(固定パターンデータでも良い)からなる
一記録単位を連続記録されている媒体であって、データ
ブロック内には予め圧縮されたデータが入っている記録
媒体であればよい。また、本発明を実施する場合のディ
スクとしては、データを記録した再生専用或いは録音・
再生可能な光磁気ディスクDR等の記録媒体の使用が可
能である。この実施例では、再生専用機、録音・再生機
に共通する光磁気ディスクDRからのデータを再生する
場合について説明する。
【0022】また、圧縮データメモリ4の記憶データ
は、読出アドレス発生手段10が低速クロックLCを計
数して発生する読出アドレスに従って常時低速で読出し
を行なっている。この読出しによって、データの記憶量
は減少する。この減少を記憶量検出手段13が読出アド
レスと書込アドレスの差を演算して検出している。この
実施例の記憶量検出手段13は、空きエリアが1サブコ
ードフレーム以上となった時に再生指令出力を発生し、
1サブコードフレーム以下となった時に再生指令出力を
消勢している。なお、ここで、記憶量検出手段13の判
断基準となる空きエリアの閾値は、1サブコードフレー
ムに限定されものではなく任意に設定できる。例えば、
サブコード単位の間欠再生を、間欠記録トラックを単位
とする再生とすることもできる。
【0023】したがって、ピックアップアクセス手段7
は、再生指令出力を受けると、アクセスの目標となるサ
ブコードを更新し、ピックアップ1により新たなサブコ
ードフレームの再生を可能とし、また、この再生指令出
力が入力されている期間中に前記書込アドレス発生制御
手段8は、音声情報を含む未記憶のサブコードフレーム
のサブコードが検出されると、書込アドレス発生手段9
より書込アドレス信号を発生し続け、圧縮音声データを
サブコードフレーム単位で記憶し続ける。これにより、
圧縮データメモリ4には常に大きな空きエリアを作るこ
となく圧縮音声データが記憶される。連続的に低速で読
出された音声データは、データ伸長手段5でデータ伸長
され、元の音声データに変換され、DA変換手段6で2
チャンネルの音声信号に変換される。
【0024】ここで、上記再生状態でポーズスイッチ1
4が操作され、ポーズ操作がなされた場合、読出アドレ
ス発生制御手段11は常時発生していた読出アドレス発
生手段10の読出アドレスの発生または更新を中断す
る。これによって、圧縮データメモリ4より圧縮データ
の読出しは停止され、データ伸長手段5によるデータ伸
長及びDA変換手段6によるDA変換が停止し、音声信
号の発生は阻止される。
【0025】その結果、圧縮データメモリ4は圧縮デー
タを大量に記憶したまま読出待機状態となり、ピックア
ップアクセス手段7も再生待機状態となる。ここで、最
も省エネルギー対応とするには、図示しないディスク回
転用モータを遮断状態とすることができる。
【0026】次に、ポーズスイッチ14を操作してポー
ズ解除操作をした場合、前記読出アドレス発生制御手段
11は読出アドレス発生手段10に対する読出アドレス
の発生または更新の中断を解除する。その結果、圧縮デ
ータメモリ4は、直ちに圧縮データの低速連続読出を開
始し、データ伸長手段5とDA変換手段6を機能させて
音声信号を発生させる。ディスク回転用モータを遮断状
態としてある場合には、この間に駆動する。この結果、
圧縮データメモリ4の空きのエリアの増加によって、ピ
ックアップアクセス手段7は新たなサブコードフレーム
をアクセスし、順次圧縮データメモリ4に供給する。
【0027】間欠記録トラックを単位として通常の再生
を行なう場合、CD−DAデコーダ2より得られるトラ
ック番号データを検出してサブコードデータに換えてピ
ックアップアクセス手段7と書込アドレス発生制御手段
8に供給することにより、間欠記録トラック単位での再
生が可能となる。また同時に、記憶量検出手段13につ
いても圧縮データメモリ4の空きエリアが1クラスタ分
若しくはアクセス時間を考慮して1クラスタより僅か少
ない空きエリアが形成されたとき、検出出力を発生する
様に変更する必要がある。
【0028】このように、間欠記録単位で再生を実行す
る場合であっても、再生ポーズ設定操作に連動して読出
しを休止した場合は、再生間隔を間欠記録単位よりサブ
コードフレーム単位に切換え、空きエリアにサブコード
フレーム単位でデータを記憶する。したがって、再生ポ
ーズ設定時は、1サブコードフレーム分以下の空きエリ
アしか形成されない。その後、再生ポーズ状態が解除さ
れてデータの読出しが開始されると、記憶量検出手段1
3はサブコードフレームに相当する空きエリアが圧縮デ
ータメモリ4に形成されたことを検出して再生指令出力
を発生し、間欠記録トラックの残る記録トラックを再生
して、爾後、通常の間欠再生状態に戻る。
【0029】本実施例では、再生ポーズ状態に入ると
き、格別に圧縮データメモリ4の記憶容量を変化させて
いないが、再生ポーズ解除の際に、空きエリアにデータ
を書込むことによって圧縮データメモリ4の容量を効果
的に使用することもできる。次にその実施例を説明す
る。
【0030】[第二実施例]図4は本発明の第二実施例
のディスクプレーヤの再生ポーズ回路による圧縮データ
メモリの格納されているメモリ容量の通常の時間推移を
示す説明図で、図5は本発明の第二実施例のディスクプ
レーヤの再生ポーズ回路による圧縮データメモリの格納
されているメモリ容量の再生ポーズ操作時の時間推移を
示す説明図である。なお、図中、第一実施例と同一符号
及び記号は第一実施例の構成部分と同一または相当する
構成部分を示すものであるから、ここでは重複する説明
を省略する。
【0031】この第二実施例のディスクプレーヤの再生
ポーズ回路は、図3の回路と全体構成は同じである。
【0032】通常状態では、磁気光ディスクDRから読
出されたデータは、時間t1で圧縮データメモリ4に満杯
になる。圧縮データメモリ4から読出しを開始する時間
は、圧縮データメモリ4にある程度データが書込まれた
後ならばいつでもよいが、本実施例では、説明の都合
上、圧縮データメモリ4が一杯になった時間t1に読出し
開始されるものとする。
【0033】本実施例においても、圧縮データメモリ4
に格納されている光磁気ディスクDRから読出されたデ
ータは時間軸圧縮されているので、圧縮データメモリ4
へ書込む時間よりも、そこから放出される時間の方が長
い。そこで、圧縮データメモリ4の格納データ量を確保
するため、圧縮データメモリ4の空きエリアを記憶量検
出手段13で検出して、圧縮データメモリ4の空きエリ
アが所定値以上になったときには、ピックアップ1で繰
返し光磁気ディスクDRから読み出す必要が生ずる。図
4は記憶量検出手段13で圧縮データメモリ4の空きエ
リアが2分の1以上になったとき、光磁気ディスクDR
からの読出しを開始する例である。なお、光磁気ディス
クDR中の連続した一記録単位、即ち、データブロック
のデータ量はメモリ容量の2分の1とする。
【0034】まず、図4に示すように、圧縮データメモ
リ4のメモリ容量に1ブロク分のデータブロックに相当
するメモリ空間が生じた時間t2で、ピックアップ1のア
クセスに必要な時間(t3−t2)の後、次のデータブロッ
クを圧縮データメモリ4に書込む。即ち、時間t3からt4
の間に1データブロックのデータの書き込みを行なう。
爾後、時間t5以降はこの繰返しを続ける。このように、
光磁気ディスクDRは、再生中、1データブロック単位
でアクセスが行なわれ、光磁気ディスクDRから必要に
応じてデータを読出して、圧縮データメモリ4に書き込
みを行なう。この書き込みは間欠して行なわれる。一
方、圧縮データメモリ4からの読出しは、連続的に定速
度で行なわれ、それがデータ伸長手段5へ転送される。
これが、通常の再生における圧縮データメモリ4の書き
込み及び読出し動作である。
【0035】次に、再生中にポーズ状態となった場合に
ついて説明する。
【0036】ポーズスイッチ14の操作により再生ポー
ズ状態となる。ポーズスイッチ14の動作により圧縮デ
ータメモリ4からのデータ読出しを中断する。即ち、読
出アドレス発生制御手段11により読出アドレス発生手
段10のカウンタ動作をストップする。読出アドレス発
生手段10に入力される読出クッロックLCを読出アド
レス発生制御手段11からの信号で閉じることにより、
読出アドレス発生手段10のカウンタを停止させる。
【0037】この時、それまでの読出しによって空きに
なった圧縮データメモリ4を一杯にするため、書込アド
レス発生制御手段8はカウントアップを開始する。そし
て、書込アドレス発生制御手段8は、圧縮データメモリ
4の空きがなくなるまで、記憶量検出手段13に従って
カウントアップを行ない、圧縮データメモリ4の空きが
なくなると記憶量検出手段13の検出信号により高速で
行なう書き込みアドレス発生クロックFCを閉じ、カウ
ンタ動作を止め、圧縮データメモリ4への書き込みを中
止する。このとき、書込アドレス発生制御手段8は、光
磁気ディスクDRから読出した最後のアドレスを保持す
る。
【0038】再び、ポーズスイッチ14の操作により、
再生ポーズの解除を行なったときには、読出アドレス発
生制御手段11からの再生許可信号により、読出アドレ
ス発生手段10内に保持されているアドレスからカウン
トアップをスタートし、圧縮データメモリ4からの読出
しを開始する。書込アドレス発生制御手段8と記憶量検
出手段13によって1データブロック単位のデータの書
き込みが完了していたかを検出して、1データブロック
の単位で書き込みが終了していないとき、書込アドレス
発生制御手段8によって残余のデータの書き込みを行な
い、1データブロック単位の書き込みを行なわせる。そ
して、圧縮データメモリ4の空きがなくなるまで、記憶
量検出手段13に従ってカウントアップを行ない、圧縮
データメモリ4の空きがなくなると記憶量検出手段13
の検出信号により高速で行なう書き込みアドレス発生ク
ロックFCを閉じ、カウンタ動作を止め、圧縮データメ
モリ4への書き込みを中止する。爾後、通常の動作を行
なう。
【0039】この動作を図示すると図5のようになる。
【0040】図5の再生ポース状態及び再生ポーズ解除
の説明図は、時間t12 にポーズを開始するための、ポー
ズスイッチ14が操作され、時間t14 にポーズ解除をし
たメモリ量の推移例である。時間t15 から時間t16 は、
時間t12 から時間t13 の間に光磁気ディスクDRから読
出されたデータブロックの残りの部分のデータ量を圧縮
データメモリ4に格納するため、データブロックの残り
の空きが圧縮データメモリ4に生じた時間t15 に書き込
みを開始し、時間t15 からt16 の間に残りのデータの書
き込みが行なわれる。
【0041】したがって、本実施例では、再生ポーズ状
態に入るとき、空きエリアにデータを書込むことによっ
て、光磁気ディスクDRから読出したデータを使用する
までの時間を長くすることができ、圧縮データメモリ4
の容量を効果的に使用することができる。
【0042】このように、本実施例のディスクプレーヤ
の再生ポーズ回路は、図示しない公知のディスクモータ
及びその駆動系とピックアップ1からなる再生手段によ
って、ディスクDRから記録情報をピックアップ1で読
取り、CD−DAデコーダ2及びCD−ROMデコーダ
3を介して時間軸圧縮されたEFMデータEで書き込
み、EFMデータEで読出しを行ない、データ伸長手段
5及びDA変換手段6からなる変換手段によってデータ
伸長して出力する圧縮データメモリ4からなるメモリ手
段と、圧縮データメモリ4へ随時高速書き込みを制御す
る書込アドレス発生手段9と、圧縮データメモリ4から
低速読出しを制御する読出アドレス発生手段10と、圧
縮データメモリ4に記憶されている記憶データ量を検出
する記憶量検出手段13と、記憶量検出手段13で圧縮
データメモリ4に記憶されている記憶データの量が所定
の量以下であることが検出されたとき、ディスクDRか
ら記録情報を読取るピックアップ1をアクセス制御する
ピックアップアクセス手段7と、再生ポーズ状態で読出
アドレス発生手段10の読出アドレスを記憶して、読出
アドレス発生手段10による読出しを中止させ、再生ポ
ーズの解除状態で読出アドレス発生手段10で記憶した
読出アドレスを基に読出しを再開させる読出アドレス発
生制御手段11からなる読出制限手段とで構成したもの
である。
【0043】したがって、再生を一時的に停止させる再
生ポーズ状態では、読出アドレス発生手段10による読
出しを中止させると共に、そのとき読出アドレスを記憶
しておき、また、再生ポーズの解除状態で読出アドレス
発生手段10で記憶した読出アドレスを基に読出しを再
開させるものであり、この間、ディスクDRから読出し
た記録情報を圧縮データメモリ4に格納しておくことに
よって、再生ポーズの解除状態で圧縮データメモリ4に
格納してあった情報を読出し、その間に、機械的駆動系
の起動を行ない、ディスクDRから記録情報をピックア
ップ1で読取り、時間軸圧縮されたEFMデータEで圧
縮データメモリ4に不足している記憶データ量だけ書き
込みを行なえばよいから、再生ポーズ状態で省エネルギ
ー対応とすることができる。しかも、再生ポーズの解除
状態で圧縮データメモリ4に格納してあった情報を読出
して、それを再生するものであるから、ディスクDRか
らピックアップ1で読取るのとは別に再生に対応でき、
その応答性を速くすることができる。
【0044】また、本実施例の書込アドレス発生手段9
は、圧縮データメモリ4へ随時高速書き込みを制御し、
また本実施例の読出アドレス発生手段10は、圧縮デー
タメモリ4から低速読出しを制御するものであるが、本
発明を実施する場合、書込アドレス発生手段9の書き込
み速度の方が、読出アドレス発生手段10による読出し
速度よりも若干でも速ければよい。結果的には、時間軸
圧縮された生データとの圧縮比との相対関係で決定され
る。これら書込アドレス発生手段9、読出アドレス発生
手段10は、書込アドレス発生制御手段8と共に本発明
のメモリ制御手段を構成する。
【0045】そして、本実施例の記憶量検出手段13
は、圧縮データメモリ4に記憶されている記憶データ量
を検出するもので、そのために、書込アドレス発生手段
9と読出アドレス発生手段10が指定するアドレスの差
を検出しているが、本発明を実施する場合には、圧縮デ
ータメモリ4から直接その空きエリアを検出してもよい
し、圧縮データメモリ4の入出力をカウンタで計数して
もよい。
【0046】本発明を実施する場合のピックアップアク
セス手段は、記憶量検出手段13で圧縮データメモリ4
に記憶されている記憶データの量が所定の量以下である
ことが検出されたとき、ディスクDRから記録情報を読
取るピックアップ1をアクセス制御し、所定のアドレス
からデータを読み出すものであればよい。
【0047】この記憶量検出手段13とピックアップア
クセス手段は、本発明の間欠再生制御手段を構成する。
【0048】更に、本発明を実施する場合の読出アドレ
ス発生制御手段11は、再生ポーズ状態で読出アドレス
発生手段10の読出アドレスを記憶して、読出アドレス
発生手段10による読出しを中止させ、再生ポーズの解
除状態で読出アドレス発生手段10で記憶した読出アド
レスを基に読出しを再開させるものであればよい。
【0049】ところで、上記実施例の圧縮データメモリ
4は、ディスクDRから記録情報をピックアップ1で読
取り、CD−DAデコーダ2及びCD−ROMデコーダ
3を介して時間軸圧縮されたEFMデータEで書き込
み、EFMデータEで読出しを行ないデータ伸長して音
声信号とするものであるが、その信号を音声信号及び/
または映像信号とすることができる。特に、本発明を実
施する場合には、圧縮データメモリ4がディジタル信号
を格納するものであるから、所定以上のメモリ容量を有
するメモリ手段であればよい。
【0050】なお、上記第一実施例のように、サブコー
ドの単位で読み出し、そして、圧縮データメモリ4に記
憶している。このような構成の記録方式であれば、例え
ば、光ディスクのCDのように1クラスタ(32フレー
ム)の単位の情報を扱うようなフォーマットになって
も、その信号処理の形態をサブコード単位からフレーム
単位の形態とし、その読み出しの繰返しを対応させれば
よいから、光ディスクのCDにも使用できるし、その
他、同様の高速読み出しできる記憶媒体に使用できる。
【0051】なお、上述する各実施例は間欠記録再生を
可能にするためにデータ圧縮したディスクを再生する再
生装置に本発明を採用したが、そのような連続記録再生
を前提としないCD等のディスクを再生する場合には、
高速再生機能を持つ再生装置であれば、本発明をそのま
ま採用できることは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明におけるディスクプ
レーヤの再生ポーズ回路は、ディスクから時間軸圧縮さ
れたデータを再生する再生手段によって、再生手段から
導出されたデータをメモり手段に高速記録すると共に、
記録したデータを低速で読み出す。このとき、前記メモ
リ手段に記憶されたデータを所定量確保すべく間欠再生
制御手段で前記再生手段を間欠的に再生状態に設定す
る。また、前記メモリ手段の書き込みと読み出しをメモ
り制御手段で制御し、かつ、読み出し制御手段で前記メ
モリ制御手段の読み出し制御をポーズ設定期間中制限す
るものである。
【0053】したがって、再生ポーズ状態では、前記メ
モリ制御手段による読出しを中止させ、また、再生ポー
ズの解除状態で前記メモリ制御手段で記憶した読出アド
レスを基に読出しを再開させるものであり、この間、デ
ィスクから読出した記録情報をメモリ手段に格納してお
くことによって、再生ポーズの解除状態でメモリ手段に
格納してあった情報を読み出すものであるから、応答性
を速くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例のディスクプレーヤ
の再生ポーズ回路で使用する記録情報の書き込み回路の
要部ブロック回路図である。
【図2】図2は図1の動作を説明するディスクに格納さ
れたデータ概念の説明図である。
【図3】図3は本発明の第一実施例のディスクプレーヤ
の再生ポーズ回路の全体ブロック回路図である。
【図4】図4は本発明の第二実施例のディスクプレーヤ
の再生ポーズ回路による圧縮データメモリの格納されて
いるメモリ容量の通常の時間推移を示す説明図である。
【図5】図5は本発明の第二実施例のディスクプレーヤ
の再生ポーズ回路による圧縮データメモリの格納されて
いるメモリ容量の再生ポーズ操作時の時間推移を示す説
明図である。
【符号の説明】
DR ディスク 1 ピックアップ 2 CD−DAデコーダ 3 CD−ROMデコーダ 4 圧縮データメモリ 5 データ伸長手段 7 ピックアップアクセス手段 8 書込アドレス発生制御手段 9 書込アドレス発生手段 10 読出アドレス発生手段 11 読出アドレス発生制御手段 13 記憶量検出手段 14 ポーズスイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクより時間軸圧縮されたデータを
    再生する再生手段と、前記再生手段より導出されたデー
    タを高速記録すると共に、記録したデータを低速で読み
    出すメモリ手段と、該メモリ手段より読み出されたデー
    タをアナログ信号に変換する変換手段と、前記メモリ手
    段に記憶されたデータを所定量確保すべく前記再生手段
    を間欠的に再生状態に設定する間欠再生制御手段と、前
    記メモリ手段の書き込みと読み出しを制御するメモリ制
    御手段と、該メモリ制御手段の読み出し制御をポーズ設
    定期間中制限する読出制限手段とを備え、前記メモリ手
    段に記憶されたデータはポーズ設定期間中保持され、再
    生再開に応答して前記メモリ制御手段の読み出し制限を
    解除して当該保持されたデータの読み出しが再開される
    ことを特徴とするディスクプレーヤの再生ポーズ回路。
JP3279094A 1991-10-25 1991-10-25 ディスクプレーヤの再生ポーズ回路 Expired - Lifetime JP2648060B2 (ja)

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