JP2639860B2 - 分割型防水パンの接合構造 - Google Patents

分割型防水パンの接合構造

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JP2639860B2 JP3028229A JP2822991A JP2639860B2 JP 2639860 B2 JP2639860 B2 JP 2639860B2 JP 3028229 A JP3028229 A JP 3028229A JP 2822991 A JP2822991 A JP 2822991A JP 2639860 B2 JP2639860 B2 JP 2639860B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大型のユニットバスを構
成する場合に、一体の防水パンとしては浴槽載置パンと
洗い場パンが大き過ぎる為に分割構成とし、施工時にお
いて一体化する分割型防水パンに関する技術である。
【0002】
【従来の技術】従来、分割型防水パンに関する技術は公
知とされているのである。例えば、実開平2−2996
0号公報や、特開平1−235737号公報に記載の技
術の如くである。しかし、該従来の技術においては、浴
槽載置パンの側の縁部にU字型の受け縁部を構成し、こ
の部分にシリコン等のコーキング剤を注入した上で、洗
い場パンの側の縁部を挿入し固定する構成であったの
で、外れ易く、浴槽載置パンや洗い場パンの変形によ
り、両者の結合縁部に隙間が出来て水が洩れるという不
具合いがあったのである。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明は上記従来技術の不具
合いを解消するものであり、分割した浴槽載置パンと洗
い場パンの結合施工を簡単に行うことができて、かつ確
実に防水することが出来るように構成したものである。
また、防水する部分は、断面視で逆U字型の防水カバー
9を当てて、コーキング剤15であるシリコンにより防
水パンと防水カバー9の間を密閉し、分割型防水パンの
接合部からの水洩れを防止したものである。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明の解決すべき課題は以上
の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明する。
洗い場パン2と浴槽載置パン5を別体に構成し、該洗い
場パン2と浴槽載置パン5を接合して一体的な防水パン
とする構成において、浴槽載置パン5から接合フランジ
5aを上向きに突出し、洗い場パン2から接合フランジ
2aを上向きに突出し、該接合フランジ5aと接合フラ
ンジ2aを向かい合わせて接合部を構成し、該接合フラ
ンジ5aと接合フランジ2aの向かい合った接合部に上
方から、断面視で逆U字型の防水カバー9を被覆し、前
記洗い場パン2と浴槽載置パン5と逆U字型の防水カバ
ー9とを、コーキング剤15により密閉状態に接着した
ものである。
【0005】
【作用】次に本発明の作用を説明する。大型のユニット
バスの場合には、防水パンがあまりに大きくなるので、
浴槽載置パン5と洗い場パン2とに2分割されている。
施工の際にはこの両パンを接合する必要があるが、本発
明においては、両パンから接合フランジ5a・2aを突
出し、両者を向かい合わせて接合部を構成している。そ
して、該接合フランジ5aと接合フランジ2aを向かい
合わせて構成した接合部の上に、断面視で逆U字型の防
水カバー9を被せ、さらに、洗い場パン2と浴槽載置パ
ン5と逆U字型の防水カバー9の間に、コーキング剤1
5を注入して水密状態に構成している。
【0006】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明の分割
型防水パンを具備したユニットバスの平面図、図2は洗
い場パン2と浴槽載置パン5の接合状態に於ける側面断
面図、図3は洗い場パン2に設けた排水樋12から、浴
槽載置パン5に設けた排水トラップ6への排水樋12の
部分の斜視図、図4は排水樋12から排水トラップ6に
至る部分の接合フランジ5a・2aの上方に被覆した防
水カバー9の拡大側面断面図、図5はエプロン3の内部
に被覆隠蔽した他の接合部分の側面断面図、図6はエプ
ロン3の下部の防水カバーの構造を示す側面断面図、図
7は同じく防水カバー9の他の実施例を示す側面断面図
である。
【0007】図1・図2において、分割型防水パン付き
ユニットバスについて説明する。通常の小型のユニット
バスにおいては、洗い場パン2と浴槽載置パン5の部分
が一体的に構成されているので、両者の境目に於いて接
合が成されることが無いのである。しかし、近年の住宅
の高級化に伴い、浴室も豪華さが求められるようにな
り、まず洗い場や浴槽の広さが求められるようになった
のである。この為に、浴槽載置パン5と洗い場パン2と
を加えて広さが従来のユニットバスの1.5〜2倍近く
となり、防水パンを一体化していたのでは、製造上も輸
送上も不利となって来たのである。この不利を解消する
為に、浴槽載置パン5と洗い場パン2とを分離すると、
施工の際において、これを接合するという手間が発生す
るのである。接合するというだけでは、それほどの困難
さは発生しないとしても、接合部の一部において必ず排
水の合流部分が必要であるので、該合流部分が接合部の
上を通過する必要があり、その際において接合部分から
の水洩れという問題が発生するのである。本発明はこの
水洩れを完全に解消し、かつ施工作業を容易にするもの
である。
【0008】図1と図2においては、浴槽載置パン5の
側に排水トラップ6を設け、洗い場パン2の側の排水を
排水目皿8の部分から排水樋12に案内し、浴槽載置パ
ン5の側の排水トラップ6により排水口に案内してい
る。そして浴槽載置パン5の上に載置した浴槽1の洗い
場パン2の側には、化粧板としてのエプロン3が配置さ
れており、該エプロン3と浴槽1の間に、接合フランジ
5a・2aの部分が構成されている。大部分の接合フラ
ンジ5a・2aは洗い場パン2よりも相当に高い位置と
することが出来るので、エプロン3の内部の部分に被覆
隠蔽することが出来るのであるが、唯1箇所だけ排水樋
12から排水トラップ6に至る部分の接合フランジ5a
・2aの部分はどうしても排水の通過を可能とする為に
低い位置に配置せざるを得ないのである。排水目皿8
は、図2に示す如くL型に構成されている。
【0009】図3と図4において、排水樋12の部分か
ら排水トラップ6の部分の途中に配置される接合フラン
ジ5a・2aの部分について説明する。該部分は凹型に
構成されており、該凹型の部分も接合フランジ5a・2
aの間にパッキン10を介装した状態で結合螺子4によ
り締結している。該締結状態だけでも十分に防水は可能
であるが、この上下に配置して重合締結した接合フラン
ジ5a・2aの部分の上に、逆U字型の防水カバー9を
載置し、防水しているのである。該防水カバー9の内側
に水が浸入するようでは、防水の効果が得られ無いの
で、防水カバー9と排水樋12の間、及び防水カバー9
と浴槽載置パン5のコーナー部分の間には、コーキング
剤15であるシリコンが注入されて固められている。ま
た、接合フランジ5a・2aの間にもパッキン10より
も外側の部分にコーキング剤15であるシリコンが注入
して固められている。該接合フランジ5a・2aの上に
更に、断面視で逆U字型の防水カバー9を被覆するので
あるから、防水は確実に行われるのである。
【0010】図5は、エプロン3の内側の部分に於ける
接合フランジ5a・2aの接合部である。該接合部から
クリップ弾性体14を上方に突出しており、該クリップ
弾性体14が構成する上方への凸部に、エプロン3に接
合された合成樹脂体13から突出した係止グリップ11
が弾性的に嵌合することにより、エプロン3を簡単に係
止すべく構成している。図6は、エプロン3の下方の接
合フランジ5a・2aの上に被せる防水カバー7を構造
を図示している。防水カバー7は防水カバー9の如く、
断面視で逆U字型では無くてL型に構成している。該L
型の防水カバー7の場合には、エプロン3の下部に配置
された接合フランジ5a・2aの場合において有効であ
る。しかし、洗い場パン2と浴槽載置パン5の間の接合
部であり、一方の接合フランジ2aが上方から、他方の
接合フランジ5aが下方から突出されて、結合螺子4に
より重複結合される場合には、L型に構成した防水カバ
ー7が取付け可能である。この場合にも、防水カバー7
と洗い場パン2と浴槽載置パン5の間に、コーキング剤
15であるシリコンが注入される。
【0011】図7の実施例においては、接合フランジ5
a・2aがどちらも下方から突出されて、左右に溝が出
来た場合の防水カバー9の被覆構成が開示されている。
図7においても、接合フランジ2aと接合フランジ5a
の向かい合った接合部の上に逆U字型の防水カバー9が
被覆されており、該浴槽載置パン5と洗い場パン2と逆
U字型の防水カバー9の間に、コーキング剤15を注入
して水密状態としている。また、図7では、排水トラッ
プ6が洗い場パン2の側に付設されており、浴槽載置パ
ン5の側からの排水を防水カバー9の上を通過させて、
排水トラップ6に案内すべく構成している。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。第1に、浴槽載置パン5
と洗い場パン2の固定は、どちらも上方へ突出した接合
フランジ5a・2aの部分を向かい合わせて接合部を構
成するのであるから、施工時や点検補修時の分割型防水
パンの接合作業が容易にできるのである。 第2に、該接
合フランジ5a・2aの上に、断面視で逆U字型の防水
カバー9 を被覆するので、従来に比較して一体化の施工
が容易で、かつ防水の確実な分割型防水パンとすること
ができたものである。 第3に、洗い場パン2と浴槽載置
パン5と逆U字型の防水カバー9の間にコーキング剤1
5を注入して水密状態とするので、二重三重の防水を行
うことが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分割型防水パンを具備したユニットバ
スの平面図である。
【図2】洗い場パン2と浴槽載置パン5の接合状態に於
ける側面断面図である。
【図3】洗い場パン2に設けた排水樋12から、浴槽載
置パン5に設けた排水トラップ6への排水樋12の部分
の斜視図である。
【図4】排水樋12から排水トラップ6に至る部分の接
合フランジ5a・2aの上方に被覆した防水カバー9の
拡大側面断面図である。
【図5】エプロン3の内部に被覆隠蔽した他の接合部分
の側面断面図である。
【図6】エプロン3の下方の部分の防水カバーの構造を
示す側面断面図である。
【図7】同じく防水カバー9の他の実施例を示す側面断
面図である。
【符号の説明】
1 浴槽 2 洗い場パン 3 エプロン 4 結合螺子 5 浴槽載置パン 2a,5a 接合フランジ 7,9,16 防水カバー 8 排水目皿 10 パッキン 12 排水樋 15 コーキング剤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗い場パン2と浴槽載置パン5を別体に
    構成し、該洗い場パン2と浴槽載置パン5を接合して一
    体的な防水パンとする構成において、浴槽載置パン5か
    ら接合フランジ5aを上向きに突出し、洗い場パン2か
    ら接合フランジ2aを上向きに突出し、該接合フランジ
    5aと接合フランジ2aを向かい合わせて接合部を構成
    し、該接合フランジ5aと接合フランジ2aの向かい合
    った接合部に上方から、断面視で逆U字型の防水カバー
    9を被覆し、前記洗い場パン2と浴槽載置パン5と逆U
    字型の防水カバー9とを、コーキング剤15により密閉
    状態に接着したことを特徴とする分割型防水パンの接合
    構造。
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JP6302436B2 (ja) * 2015-08-17 2018-03-28 ブライトワークス株式会社 ユニットバスの排水管補修方法及び排水管が補修された後のユニットバスの洗い場床構造

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JPH0619657Y2 (ja) * 1988-08-12 1994-05-25 松下電工株式会社 浴室の防水床パン

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