JPH08100451A - 防水床パンの接続組立て方法 - Google Patents

防水床パンの接続組立て方法

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JPH08100451A
JPH08100451A JP23627894A JP23627894A JPH08100451A JP H08100451 A JPH08100451 A JP H08100451A JP 23627894 A JP23627894 A JP 23627894A JP 23627894 A JP23627894 A JP 23627894A JP H08100451 A JPH08100451 A JP H08100451A
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JP
Japan
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fitting
pan
waterproof
floor pan
side end
Prior art date
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Pending
Application number
JP23627894A
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English (en)
Inventor
Kazunari Tsuda
一成 津田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴室ユニット等の複数の分割体からなる防水
床パンの接続組立て方法に係り、施工性、防水性能に優
れたものが得られる接続組立て方法を提供する。 【構成】 帯状の弾性水密材4の一つの側端部を、洗い
場パン3に形成された嵌合凹部31の垂下縁34に接着
すると共に、他方の側端部を、浴槽載置パン2の嵌合凸
部21の垂下縁24の裏面に接着して、帯状の弾性水密
材4により、洗い場パン3と浴槽載置パン2とを連結し
た状態となし、接続に際して、この弾性水密材4を嵌合
凸部21の外面に沿わすようにして、嵌合凸部21を嵌
合凹部31に嵌合し、接続施工と防水施工とを同時に行
う。嵌合凹凸部に塵埃等が仮に付着していても、防水性
能に影響することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の分割体からなる
防水床パン、例えば浴室ユニットにおいて、各々別体に
形成された浴槽載置パンと洗い場パンとで構成される防
水床パンの接続組立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、浴室ユニットにおける床パン
は、浴槽載置パンと洗い場パンとで構成され、従来はこ
れらを繊維強化合成樹脂(以下FRPという)等を素材
として一体成形していたが、設備が大型化して設備費や
操業費が嵩むばかりでなく、施工性が悪く、運搬にも支
障を来すので、最近、浴槽載置パンと洗い場パンとをそ
れぞれ別体に成形し、施工に際して両者を接続して床パ
ンを構成する技術が開発されている(実公平6−196
58号、実開平3−72786号各公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記各従来
技術における、別体に成形された床パン分割体の接続部
は、それぞれ接続側端部に係合凹凸部を設けて両者を係
合し、係合部の空隙内に合成樹脂等からなる防水材を注
入硬化させた構造を採っている。例えば、実公平6−1
9658号公報記載の技術は、図4に示すように、浴槽
載置パンa1の接続側端部に、上向きに開口する係合凹
所b1を形成し、洗い場c1のそれに下向きに突出する
係合片d1を設け、係合片d1を係合凹所b1に挿入し
て係合凹所内にシリコン樹脂液からなる防水材を注入硬
化させて、防水シール層e1を形成したものである。
【0004】また、実公平3−72786号公報記載の
技術は、図5に示すように、浴槽載置パンa2の接続側
端部に、上向きに開口する凹溝部b2を形成し、洗い場
c2の接続側端部に、この凹溝部b2に嵌合する鍔部d
2を設け、凹溝部b2内に鍔部d2を嵌合して、嵌合凹
所内に床本体と共材料からなる防水材を充填硬化させて
防水シール層e2を形成したものである。
【0005】ところが、かかる浴室等の水回りの製品
は、その殆どがFRP成形法によって成形されたもので
あり、その素材及び成形法の特殊性から、寸法的に幅狭
の係合凹部や凸部を形成することが難しく、従って、係
合或いは嵌合された両者間には大きな空隙が形成され、
この空隙を防水シールするために多量の防水材を使用せ
ざるを得ず、不経済であった。
【0006】一方、素材としてステンレスが使用される
こともあるが、この場合、上記FRP成形法に起因する
制約はかなり解消される。しかしながら、FRP、ステ
ンレス何れの素材を使用した場合でも、係合或いは嵌合
される部分には製造現場、運搬時、保管中或いは施工現
場等において、ゴミや塵埃が付着乃至滞留し易い状態に
ある。そして、防水材は施工前に液状を呈し、施工後に
硬化する所謂“湿式防水材”を使用するものであるか
ら、折角多量の防水材を使用しても、ゴミや塵埃等のた
めに硬化後の係合或いは嵌合される部分表面との接着性
が悪くなり、充分な防水性能を発揮できないという問題
があった。
【0007】また、防水床パンは人が載ったりして、両
者の接続部に外力による変形や振動が加わり、接着が剥
がれて、折角の防水シールが破壊され、水洩れを頻繁に
起こす恐れがあった。
【0008】何れの場合でも、床パン分割体の接続施工
後に防水施工を行うことになるので、施工工程が多くな
って手間がかかるという問題もあった。
【0009】本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、
複数の分割体からなる防水床パンの、接続方法におい
て、各分割体の素材、寸法、成形方法如何に係わらず、
或いはまた、接続部分に多少のゴミや塵埃が付着してい
ても、充分な防水性能を発揮する防水床パンの接続組立
て方法を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の防水床パンの接
続組立て方法は、「複数の分割体の接続側端部には、外
側に向けて立ち上がり縁、頂部および垂下縁をこの順に
延設して嵌合部を形成し、一方の嵌合部を下向きの嵌合
凹部、他方の嵌合部を上向きの嵌合凸部とした、分割体
からなる防水床パンの、嵌合凸部の垂下縁の裏面に帯状
の弾性水密材の一方の側端部を接着し、帯状の弾性水密
材の他方の側端部を防水床パンの嵌合凹部の垂下縁に接
着して、帯状の弾性水密材を嵌合凸部の外面に沿わすよ
うにしながら、嵌合凸部を嵌合凹部に嵌合せしめ、複数
の分割体を接続組立てすること」を特徴とするものであ
り、このことにより上記目的が達成される。
【0011】本発明で言う防水床パンとは、前述のよう
な浴室ユニットにおける床パンの他、洗濯機載置台、ト
イレ床等、水回り設備において、複数個の床パン分割体
を接続して床パンを構成し、その接続部分に防水処理が
施された床パンを指す。
【0012】本発明で使用する弾性水密材は、天然ゴ
ム、合成ゴム、軟質合成樹脂等を素材としてなり、ゴム
弾性を具有する水密材であって、封水を必要とする間隙
内で押圧された状態とされたときに、該間隙部分に防水
機能を施し得るものを指し、独立気泡からなる合成樹脂
発泡体が好適に採用され得る。
【0013】
【作用】本発明の防水床パンの接続組立て方法は、防水
施工の手段として、一つの床パン分割体の接続側端部に
形成された下向きの嵌合凹部に、他の一つの床パン分割
体の接続側端部に形成された上向きの嵌合凸部を嵌合す
るに際して、弾性水密材を介して行うようにしたから、
多量の水密材を使用する必要がなく、防水施工も簡便化
される。
【0014】また、弾性水密材は所謂“乾式水密材”で
あり、その弾性を利用して封水するものであるから、嵌
合凹部や嵌合凸部に多少のゴミや塵埃等の付着や滞留が
あったとしても、その為に防水機能が左右されることは
ない。
【0015】また、弾性水密材は帯状体であって、床パ
ン分割体同士の接続に際しては、嵌合凸部の垂下縁の裏
面に水密材の一方の側端部を接着し、他方の側端部を嵌
合凹部の垂下縁に接着して、両方の床パン分割体間に水
密材を連結した状態となし、次いで水密材を嵌合凸部の
外面に沿わすようにして嵌合する方法を採ったので、接
続施工と防水施工とを同時に行うことができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の防水床パンの接続組立て方法の
一実施例について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0017】本実施例は、浴室ユニットにおいて、それ
ぞれ別体に形成された浴槽載置パンと洗い場パンとで構
成される防水床パンの接続に、本発明の接続組立て方法
を採用した場合の例を示すものである。
【0018】図1は本発明の接続組立て方法により、浴
槽載置パンと洗い場パンとの接続が完了した時点での状
態を示す正断面図であり、図2(イ)〜(ハ)はその接
続組立て方法を順を追って示す要部のみの斜視図であ
る。
【0019】図1及び図2において、1は浴槽載置パン
2と洗い場パン3とで構成される防水床パン、21は浴
槽載置パン2の接続側端部に形成された嵌合凸部、31
は洗い場パン3の接続側端部に形成された嵌合凹部であ
って、これら嵌合凹凸部21、31を含む浴槽載置パン
2と洗い場パン3とは、いずれもFRP成形法により別
体に成形されたものである。そして、嵌合凸部21は、
外側に向けて立ち上がり縁22、頂部23及び垂下縁2
4をこの順に延設して形成され、嵌合凹部31は、同じ
く外側に向けて立ち上がり縁32、頂部33及び垂下縁
34をこの順に延設して形成されている。
【0020】4は合成樹脂発泡体からなる弾性水密材で
あって、その厚みは嵌合凹部31の内寸法から嵌合凸部
21の外寸法を差し引いた値の1/2よりもやや厚手に
なされ、嵌合凹部31、及び嵌合凸部21が形成されて
いる接続側端部の全長に等しい長さを有する帯状体にな
されている。41、42は、それぞれ弾性水密材4の短
手方向の両端、即ち両側端部と垂下縁24、34との間
に介在する接着剤層である。
【0021】次に、図2により本発明の接続組立て方法
を施工手順に従って説明すると、先ず、施工現場に床パ
ン分割体である浴槽載置パン2と洗い場3とを、それぞ
れ予定されている設置場所に搬入して載置する。次い
で、図2(イ)に示すように、弾性水密材4の両側端部
に接着剤を塗布して接着剤層41、42を設ける。この
場合該接着剤層41と42とは、互いに弾性水密材4の
反対側面に形成される。
【0022】そして、接着剤層41により、弾性水密材
4の一方の側端部を嵌合凹部31の垂下縁34の表面に
接着し、接着剤層42により、他方の側端部を嵌合凸部
21の垂下縁24の裏面に接着する。
【0023】次に、浴槽載置パン2、或いは洗い場パン
3の何れか一方、或いは両方を動かして、弾性水密材4
を介して嵌合凸部21に嵌合凹部31を嵌合する。この
とき、弾性水密材4を嵌合凸部21の外面に沿わすよう
に操作する。すると、図2(ロ)に示すような状態とな
る。
【0024】かくして接続施工と防水施工とが完了する
が、場合によっては、体裁を整える為に、図2(ハ)に
示すように、弾性水密材4の、垂下縁34の下側及び外
側にはみ出した部分を、弾性水密材4の下端が垂下縁3
4の下端と一致するように、接着剤層41と共に適当な
カッターで切断除去する。更に、必要に応じて垂下縁3
4と立ち上がり縁22に予め穿設しておいたビス孔(図
示しない)を利用して止めビス5により嵌合部を固定し
てもよい。尚、この止めビス5は必ずしも必要としな
い。
【0025】次に、図3に示した他の実施例について説
明する。同図に示す実施例の場合は、前記実施例におい
て、弾性水密材4を切断する際、その切断縁が垂下縁3
4の下端よりも中に入り込んだ位置に来るように、例え
ば先端がU字状になった特殊のカッターを用いて切断
し、形成された空隙に、湿式防水材であるシリコンシー
リング剤6を注入・硬化したものである。この実施例の
場合、弾性水密材4の肉痩せがあっても最低限の防水機
能が付与されるとともに、弾性水密材4の切断面の凹凸
を補填することにもなる。
【0026】
【発明の効果】本発明の防水床パンの接続組立て方法
は、弾性を有する水密材を使用し、その弾性を利用して
防水施工する方法を採用したので、多量の防水材を使用
する必要がなくなり、経済的であると共に防水施工が簡
略化され施工費の低減を図り得る。更に嵌合部に多少の
ゴミや塵埃等の付着や滞留があったとしても、その為に
防水効果が左右されることがないから、防水性能の安定
したものが得られる。
【0027】また、接続施工時に、複数の床パン分割体
間に弾性水密材を連結した状態となし、次いで該弾性水
密材を嵌合凸部の外面に沿わすようにしながら、該嵌合
凸部を嵌合凹部に嵌合する方法を採ったので、接続施工
と防水施工とを同時に行うことができ、施工が迅速化さ
れてこの面からも施工費の低減を助長し得る。
【0028】尚、浴槽載置パンと洗い場パンとが別体に
なされたものを使用する施工方法を採用したことによ
り、設備費の低減、施工性、運搬性の向上等の効果も合
わせて発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続組立て方法により接続された防水
床パンの一例を示す正断面図である。
【図2】(イ)〜(ハ)は図1に示す防水床パンの接続
組立て方法を順を追って説明するための要部のみの斜視
図である。
【図3】他の実施例を示す要部のみの斜視図である。
【図4】従来の施工方法の一例を示す要部のみの正断面
図である。
【図5】従来の施工方法の他の一例を示す要部のみの正
断面図である。
【符号の説明】
1 防水床パン 2 浴槽載置パン 3 洗い場パン 4 水密材 5 止めビス 21 嵌合凸部 22、32 立ち上がり縁 23、33 頂部 24、34 垂下縁 31 嵌合凹部 41、42 接着剤層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分割体の接続側端部には、外側に
    向けて立ち上がり縁、頂部および垂下縁をこの順に延設
    して嵌合部を形成し、一方の嵌合部を下向きの嵌合凹
    部、他方の嵌合部を上向きの嵌合凸部とした、分割体か
    らなる防水床パンの、嵌合凸部の垂下縁の裏面に帯状の
    弾性水密材の一方の側端部を接着し、帯状の弾性水密材
    の他方の側端部を防水床パンの嵌合凹部の垂下縁に接着
    して、帯状の弾性水密材を嵌合凸部の外面に沿わすよう
    にしながら、嵌合凸部を嵌合凹部に嵌合せしめ、複数の
    分割体を接続組立てすることを特徴とする防水床パンの
    接続組立て方法。
JP23627894A 1994-09-30 1994-09-30 防水床パンの接続組立て方法 Pending JPH08100451A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019234870A1 (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 三菱電機株式会社 熱交換換気装置
US10782444B2 (en) 2016-07-13 2020-09-22 Omron Corporation Multiple-optical-axis photoelectric sensor

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