JPH09317130A - 床パネルの水密接合構造及び水密接合用パッキン - Google Patents

床パネルの水密接合構造及び水密接合用パッキン

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JPH09317130A
JPH09317130A JP16055996A JP16055996A JPH09317130A JP H09317130 A JPH09317130 A JP H09317130A JP 16055996 A JP16055996 A JP 16055996A JP 16055996 A JP16055996 A JP 16055996A JP H09317130 A JPH09317130 A JP H09317130A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨漏りの心配がない床パネルの水密接合構造
とその水密接合用パッキンを提供する。 【解決手段】 一方の床パネル1Aの押え端縁3を他方
の床パネル1Bの支持端縁9に重ねて接合する構造に於
て、支持端縁9に有底のネジ穴12を設けると共に、支
持端縁のネジ穴より先端側部分に凹溝17を形成し、こ
の凹溝に突入する凸条23を押え端縁3の裏面に形成す
る。柔軟なゴム発泡体からなる外層19aと、これより
硬質の非発泡のゴムからなる内層19bを積層一体化し
た断面略U字形の水密接合用パッキン19を凸条2の外
面に被着して凹溝17に嵌合し、押え端縁の貫通孔から
ネジ14をネジ穴12に螺入して、押え端縁3と支持端
縁9を締着し、双方の床パネルを水密接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルコニーやテラ
ス等に敷設される床パネルの水密接合構造と、その水密
接合用パッキンに関する。
【0002】
【従来の技術】バルコニーやテラスには雨が降り注ぐた
め、そこに敷設される床パネルの接合には、優れた水密
性が要求される。このような要求に応えるものとして、
例えば実開昭61−161345号に開示された床パネ
ルの接合構造などが考案されている。
【0003】この接合構造は、図9に示すように、一方
の床パネル100Aの端部に形成したL形の受け板10
1Aと、他方の床パネル100Bの端部に形成したL形
の押え板102Bとの間に、防水パッキン103を介在
させ、受け板101Aと防水パッキン103と押え板1
02Bにブラインドリベット104を挿通して締着する
と共に、目地材105を双方の床パネル間に充填したも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
接合構造では、ブラインドリベット104を受け板10
1Aと防水パッキン103と押え板102Bに挿通して
いるため、目地材105と床パネル100A,100B
との微小隙間から浸入した雨水がリベット挿通孔を通っ
て洩れ出す恐れが多分にあり、水密性が充分とは言い難
いものであった。
【0005】本発明は上記に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、雨漏りの心配がない床パネルの
水密接合構造と、その水密接合用パッキンを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の床パネルの水密接合構造は、一方の床パネ
ルの押え端縁を他方の床パネルの支持端縁に重ねて双方
の床パネルを接合する構造において、支持端縁に有底の
ネジ穴を形成すると共に、支持端縁のネジ穴より先端側
部分に凹溝を形成し、押え端縁の裏面にはこの凹溝に突
入する凸条を形成し、柔軟なゴム発泡体からなる外層と
これより硬質の非発泡のゴムからなる内層とが積層一体
化されている断面略U字形の水密接合用パッキンを、上
記凸条の外面に被着して上記凹溝に嵌合し、押え端縁の
貫通孔からネジを上記ネジ穴に螺入して支持端縁と押え
端縁を締着したことを特徴とするものである。
【0007】そして、本発明の水密接合用パッキンは、
上記のように断面略U字形のパッキンであって、柔軟な
ゴム発泡体からなる外層と、これより硬質の非発泡のゴ
ムからなる内層とが積層一体化されていることを特徴と
するものある。この水密接合用パッキンは、1.1〜
3.0倍の発泡倍率を有するエチレン−プロピレンゴム
発泡体で外層を構成すると共に、非発泡のエチレン−プ
ロピレンゴムで内層を構成することが望ましく、更に、
外層の外底面に長さ方向に伸びる凸リブを形成すること
が望ましい。
【0008】本発明の水密接合構造は、押え端縁の貫通
孔からネジを支持端縁の有底のネジ穴に螺入して支持端
縁と押え端縁を締着するため、押え端縁の貫通孔とネジ
の隙間から雨水が浸入しても有底のネジ穴から洩れ落ち
ることはない。そして、支持端縁のネジ穴より先端側部
分に形成された凹溝には、押え端縁の裏面の凸条に被着
された断面略U字形の水密接合用パッキンが嵌合され、
上記の締着によって該パッキンの柔軟な外層が凹溝の内
面に密接しているので、押え端縁の貫通孔から浸入した
雨水が押え端縁と支持端縁の間を通って支持端縁の先端
の方へ浸透しても、水密接合用パッキンによって雨水の
浸透が阻止される。従って、この水密接合構造は漏水の
恐れが皆無に等しい。
【0009】その場合、パッキン全体が非発泡の比較的
硬質のゴムで形成されていたり、パッキン全体が柔軟な
ゴム発泡体で形成されていると、満足な止水作用を発揮
することができない。即ち、床パネルの接合用の支持端
縁や押え端縁はパネル底板からパネル側板にかけて略直
角に立ち上がるように屈曲形成されるので、この支持端
縁に形成される凹溝も同様に略直角に屈曲しているが、
このような凹溝の屈曲部に沿って、比較的硬質のゴムか
らなる断面略U字形のパッキンが略直角に屈曲すると、
該パッキンが両側に開くように変形し、凹溝内で皺が入
ったような蛇行状態となって、パッキンと凹溝内面との
間に隙間を生じ、強く押し込んで隙間をなくそうとして
も、比較的硬質のゴムから成るパッキンは圧縮変形しに
くいので隙間をなくすことが困難であり、満足な水密性
を発揮することができない。一方、全体が柔軟なゴム発
泡体で形成されたパッキンは、凹溝の屈曲部で両側に開
くように変形し、皺が入ったような蛇行状態となって
も、強く押し込むと圧縮されて隙間がつぶれ、凹溝内面
に密着するが、このような柔軟なパッキンは腰が弱く保
形性に劣り、押え端縁の凸条に対して捻じれたり蛇行し
ないようにまっすぐに被着できないため、凹溝内でのパ
ッキンの納まりが悪く、経時的にパッキンが劣化してく
ると部分的に隙間を生じて水密性が低下するようにな
る。
【0010】これに対し、本発明の水密接合用パッキン
は、外層が柔軟なゴム発泡体で形成されているため、凹
溝の屈曲部で両側に開くように変形して皺が入ったよう
な蛇行状態となっても、強く押し込むと外層が容易に圧
縮されて隙間がつぶれ、凹溝内面に密着するので水密性
が向上する。しかも、本発明のパッキンは内層がゴム発
泡体の外層より硬質の非発泡のゴムで形成されているた
め、腰が強く良好な保形性を有しており、押え端縁の凸
条に対して捻じれたり蛇行しないようにまっすぐに被着
できるので凹溝内での納まりが良く、経時的にパッキン
が劣化してきても部分的に隙間を生じる心配は殆どない
ので優れた水密性を維持できる。
【0011】特に、外層が1.1〜3.0倍の発泡倍率
を有するエチレン−プロピレンゴム発泡体からなり、内
層が非発泡のエチレン−プロピレンゴムからなる水密接
合用パッキンは、内層の腰の強さ及び保形性の良さと、
外層の柔軟性とのバランスが良いため、水密性が一層向
上し、更に、外層の外底面に長さ方向に伸びる凸リブを
形成したパッキンは、該凸リブを圧縮させた状態で凹溝
内面に強く密接させることができるので水密性が更に向
上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の具
体的な実施形態を説明する。
【0013】図1は本発明に係る床パネルの水密接合構
造の一実施形態を示す平面図、図2は図1のX−X線断
面図、図3は図2の円内の拡大図、図4は図1の円内の
拡大図、図5は図1のY−Y線拡大切断端面図、図6は
本発明に係る水密接合用パッキンの一実施形態を示す断
面図、図7は同パッキンの斜視図、図8は本発明に係る
水密接合用パッキンの他の実施形態を示す断面図であ
る。
【0014】図1〜図5に示す実施形態で使用される床
パネル1A,1Bはいずれも、SMC(シートモールデ
ィングコンパウンド)等の成形材料で一体成形された大
型のパネルであり、強度が大きく熱膨張率が小さいた
め、直射日光を浴びてもその輻射熱で伸縮、変形し難い
ものである。
【0015】一方の床パネル1Aは、その底板2の右端
と前後両端に側板4が立設され、底板2の左端から前後
の側板4の左端にかけて押え端縁3が形成されている。
そして、底板2の前端沿いには排水樋部5が形成され、
該樋部5の両端に堅樋(不図示)を接続する排水口6,
6が形成されている。また、底板2の表面には、滑止め
の役目を兼ねた排水溝7が縦方向及び斜め方向に多数形
成され、床パネル1Aの美感が高められている。更に、
底板2の裏面には多数の支持脚8が設けられ、底板2に
荷重が加わっても底板2がたわまないようにしている。
【0016】他方の床パネル1Bは、底板2の右端から
前後の側板4の右端にかけて支持端縁9(図2,図3を
参照)が形成されている点を除いて、上記の床パネル1
Aと左右対称形となるように構成されている。そして、
この支持端縁9に上記の押え端縁3が重ねられ、後述す
るようにネジ14で締着されて、双方の床パネル1A,
1Bが接合されている。
【0017】この接合部分の詳細な構造は図3に示す通
りである。即ち、床パネル1Bの支持端縁9は、そのネ
ジ止め部分が厚肉部10とされ、この厚肉部10にネジ
穴部材11が埋込まれて、有底のネジ穴12が形成され
ている。このネジ穴部材11は、内周面及び外周面にネ
ジ溝を切った有底の黄銅製の筒体であり、支持端縁に開
けられた埋め込み孔に外周面をねじ込むことにより、抜
け出し不能に固定され、ネジ穴12を形成する。このよ
うなネジ穴部材11の埋込みによる有底のネジ穴12
は、支持端縁9の長手方向に間隔を開けて複数個形成さ
れている。
【0018】一方、床パネル1Aの押え端縁3は、上記
ネジ穴12と対応する箇所に貫通孔13が設けられ、こ
の貫通孔13からSUS製のネジ14が支持端縁9のネ
ジ穴12に螺入されて、押え端縁3と支持端縁9が締着
されている。そして、このネジ14の頭部は、押え端縁
3の上面に形成した座ぐり穴15に埋入され、この座ぐ
り穴15に嵌着された蓋体16によって外部から見えな
いように被覆されている。この蓋体16は、耐候性の良
いAES樹脂等で成形したものが好適に使用される。
【0019】上記の支持端縁9は、そのネジ穴12より
先端側部分に凹溝17が形成され、ネジ穴12を挟んで
反対側部分に小溝18が形成されている。この凹溝17
は深さも幅も大きい大型の角溝であり、図5に示すよう
に、前後のパネル側板4に沿って立ち上がる部分で略直
角に屈曲している。そして、図3に示すように凹溝17
に突入する凸条23が押え端縁3の裏面に形成され、本
発明の水密接合用パッキン19が該凸条23の外面に接
着剤を介して被着されて、凹溝17に嵌合されている。
この凹溝17の裏面には支持脚8が形成され、荷重が加
わったときに押え端縁3や支持端縁9が下方へたわまな
いようにしている。また、小溝18には補助パッキン2
0が嵌着されている。
【0020】上記の水密接合用パッキン19は、図6及
び図7に示すような断面略U字形のパッキンであって、
柔軟なゴム発泡体からなる外層19aと、これより硬質
の非発泡のゴムからなる内層19bとが積層一体化され
たものであり、外層19aの外底面には長さ方向に伸び
る断面略半円形の凸リブ19cが形成されている。そし
て、この外層19aの下端両側のコーナー部分には、外
側に少し膨んだ形状の膨出部19d,19dが形成され
ている。これらの凸リブ19cや膨出部19dは、後述
するように凹溝17の内面に対する圧接力を一層高める
ために形成されたものである。尚、凸リブ19cは、図
8に示すように外層19aの外底面に2本形成してもよ
く、場合によっては3本以上形成してもよい。
【0021】外層19aとしては柔軟な種々のゴム発泡
体を使用できるが、その中でも1.1〜3.0倍の発泡
倍率を有するエチレン−プロピレンゴム発泡体は適度な
柔軟性があり、圧縮変形によって凹溝17の内面と良く
密着するので好適であり、特に発泡倍率が1.3〜2.
0のエチレン−プロピレンゴム発泡体は最適である。ま
た、内層19bも種々の非発泡のゴムを使用できるが、
その中でもエチレン−プロピレンゴムは適度な硬さを持
ち、良好な保形性と腰の強さをパッキンに付与できるの
で特に好適である。外層19aと内層19bの厚さの比
率は、3:1〜3:2程度に設定することが望ましく、
内層19bの比率がこれより小さくなるとパッキン19
の保形性が悪くなり、外層19aの比率がこれより多く
なるとパッキン19の腰の強さが低下するため、いずれ
の場合も水密性を顕著に向上させることが難しくなる。
【0022】このような水密接合用パッキン19を押え
端縁3の凸条23に被着して支持端縁9の凹溝17に嵌
合すると、凹溝17の屈曲部で該パッキン19が両側に
開くように変形して皺が入ったような蛇行状態(褶曲状
態)となっても、外層19aが柔軟なゴム発泡体で形成
されているため、凸条23でパッキン19を強く押し込
むと外層19aが容易に圧縮されて、凹溝17内面と外
層19aの間の隙間がつぶれ、凹溝内面に密着するので
水密性が向上する。特に、この実施形態のパッキン19
では、外層19aに形成した凸リブ19cと膨出部19
dが図3に示すように強く圧縮され、その弾発力で凹溝
17の内面に強く圧接するため、水密性が顕著に向上す
る。しかも、このパッキン19は、内層19bがゴム発
泡体の外層より硬質の非発泡のゴムで形成されているた
め、腰が強く良好な保形性を有しており、押え端縁の凸
条23に対して捻じれたり蛇行しないようにまっすぐに
被着できるので凹溝17内での納まりが良く、経時的に
パッキンが劣化してきても部分的に隙間を生じる心配は
皆無に等しいので優れた水密性を維持できる。
【0023】一方、前記の小溝18に嵌着された断面が
小円形の補助パッキン20は、雨水が押え端縁3の先端
側から毛細管現象によって浸入するのを阻止するもので
あり、柔軟で馴染みが良いニトリルゴム製のパッキン等
が好適に使用される。
【0024】前記の小溝18は支持端縁9の隆起部25
に形成されており、この隆起部25を挟んで両側の押え
端縁3と支持端縁9との間には、毛細管現象を生じさせ
ない空隙部26,27が形成されている。かかる空隙部
が形成されていると、押え端縁3の先端側から毛細管現
象によって浸入する雨水を一方の空隙部26で止水する
ことができ、雨水が補助パッキン20を越えて浸透する
ようなことがあっても、他方の空隙部27で止水するこ
とができるので、毛細管現象による雨水の浸入を一層確
実に阻止することができる。
【0025】また、前記の水密接合用パッキン19と補
助パッキン20のほぼ中間に位置するネジ止め部分で
は、帯状の発泡パッキン28が押え端縁3と支持端縁9
との間に介在され、ネジ14が発泡パッキン28を貫通
してネジ穴12に螺入されている。この発泡パッキン2
8は発泡ポリ塩化ビニル等の樹脂発泡体よりなるもの
で、押え端縁3の裏面に形成された浅い溝29に圧縮状
態で嵌着されている。このような発泡パッキン28が介
在されていると、押え端縁3の貫通孔13とネジ14の
間から浸入する雨水が止水され、また、押え端縁3の先
端側から雨水が補助パッキン20を越えて浸入するよう
なことがあっても該発泡パッキン28によって止水され
るため、水密性が更に向上する。そして、この発泡パッ
キン28の緩衝作用によって、歩行時に押え端縁3と支
持端縁9が擦れる音を防止することもできる。
【0026】床パネル1A,1Bの立上り壁4,4の接
合部分は、図4に示すように、支持端縁9の内側に押え
端縁3を重ねただけで、支持端縁9にはネジ穴がなく、
押え端縁3と支持端縁9がネジで締着されていない。そ
の他の構成は前記と実質的に同様であるので、同一部材
に同一符号を付し、説明を省略する。なお、30は立上
り壁4の上端のフランジである。
【0027】以上のような床パネルの接合構造では、押
え端縁3の先端側から主に毛細管現象で浸入する雨水
が、補助パッキン20や空隙部26,27によって止水
され、たとえ浸入するようなことがあっても、発泡パッ
キン28で止水される。そしてネジ14と貫通孔13の
隙間から浸入する雨水も発泡パッキン28で止水され、
たとえ浸入するようなことがあっても、ネジ穴12が有
底であるためネジ穴12から洩れ落ちることがなく、ま
た、支持端縁9の先端側へ雨水が浸透しても、水密接合
用パッキン19によって止水される。特に、この水密接
合用パッキン19は、既述したように凹溝17内での納
まりが良く、しかも外層19aが凹溝17の内面と良く
密着し、止水性能が抜群であるため、この水密接合構造
は漏水の恐れが皆無に等しい。
【0028】また、この床パネルの接合構造は、支持端
縁9と押え端縁3をネジ14で締着して蓋体16を座ぐ
り穴15に嵌着するだけの簡単な作業で接合できるもの
であり、ネジ14の頭部が露出しないため外観が良好
で、歩行者がつまずく危険性もなく、発泡パッキン28
によって押え端縁3と支持端縁9が擦れる音も防止でき
るものである。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の床パネルの水密接合構造は接合作業が簡単で接合部分
からの漏水を満足に防止できるといった効果を奏し、本
発明の水密接合用パッキンは凹溝内面との密着性及び凹
溝内での納まりが良いため優れた止水効果を発揮し、維
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床パネルの水密接合構造の一実施形態
を示す平面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】図2の円内の拡大図である。
【図4】図1の円内の拡大図である。
【図5】図1のY−Y線拡大切断端面図である。
【図6】本発明の水密接合用パッキンの一実施形態を示
す断面図である。
【図7】同パッキンの斜視図である。
【図8】本発明の水密接合用パッキンの他の実施形態を
示す断面図である。
【図9】従来のパネルの接合構造を示す部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1A,1B 床パネル 2 底板 3 押え端縁 4 側板 9 支持端縁 12 有底のネジ穴 13 貫通孔 14 ネジ 17 凹溝 19 水密接合用パッキン 19a 外層 19b 内層 19c 凸リブ 19d 膨出部 23 凸条

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の床パネルの押え端縁を他方の床パネ
    ルの支持端縁に重ねて双方の床パネルを接合する構造に
    おいて、支持端縁に有底のネジ穴を形成すると共に、支
    持端縁のネジ穴より先端側部分に凹溝を形成し、押え端
    縁の裏面にはこの凹溝に突入する凸条を形成し、柔軟な
    ゴム発泡体からなる外層とこれより硬質の非発泡のゴム
    からなる内層とが積層一体化されている断面略U字形の
    水密接合用パッキンを、上記凸条の外面に被着して上記
    凹溝に嵌合し、押え端縁の貫通孔からネジを上記ネジ穴
    に螺入して支持端縁と押え端縁を締着したことを特徴と
    する床パネルの水密接合構造。
  2. 【請求項2】断面略U字形のパッキンであって、柔軟な
    ゴム発泡体からなる外層と、これより硬質の非発泡のゴ
    ムからなる内層とが積層一体化されていることを特徴と
    する水密接合用パッキン。
  3. 【請求項3】前記外層が1.1〜3.0倍の発泡倍率を
    有するエチレン−プロピレンゴム発泡体からなり、前記
    内層が非発泡のエチレン−プロピレンゴムからなること
    を特徴とする請求項2に記載の水密接合用パッキン。
  4. 【請求項4】前記外層の外底面に、長さ方向に伸びる凸
    リブが形成されていることを特徴とする請求項2又は請
    求項3に記載の水密接合用パッキン。
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