JP2740109B2 - 屋外用床部構造 - Google Patents

屋外用床部構造

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JP2740109B2
JP2740109B2 JP9947793A JP9947793A JP2740109B2 JP 2740109 B2 JP2740109 B2 JP 2740109B2 JP 9947793 A JP9947793 A JP 9947793A JP 9947793 A JP9947793 A JP 9947793A JP 2740109 B2 JP2740109 B2 JP 2740109B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に外廊下等建築物
の屋外に配設される屋外用床部構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものとしては、図5及び
図6に示す様に、屋外に配設される廊下等の床部1に
は、水下側の長手方向に沿って排水用凹部2を有する廊
下樋3を設け、複数枚並列に隣接させた床板4…上の水
をこの排水用凹部2に集めて排水するものが知られてい
る(実公平4−174号公報参照)。この様なもので
は、目地部5にコーキング材6が充填されて、床部1よ
り下方に設置される基礎等上に水が流れ落ちないように
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな、従来例の屋外用床部構造では、コーキング材6を
充填した目地部5にハイヒールのかかと等、細いものが
刺さることがあった。このため、この刺さった部分で水
の流れが乱れ、床部1から目地部5を伝って下方に水が
流れ落ちたり、排水が所定通りに行われなくなる等の虞
があった。
【0004】また、コーキング材6が所定量、この目地
部5に充填されていないと、通行者が、この目地部で躓
く虞もあった。
【0005】そこで、この発明は、水密性を維持しつ
つ、ハイヒールのかかと等、細いものが刺さることがな
く、躓く虞のない屋外用床部構造を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明では、床板を複数枚隣接させて配置すると共
に、該床板の側端部同士の間隙を塞ぐ目地材を有する屋
外用床部構造であって、前記床板の対向する側端部同士
に跨る段差部を形成すると共に、前記目地材は、該段差
部の一段下がった面に載置されて上面が前記床板上面と
略面一となる鍔部と、前記床板の側端部同士の間隙に挿
入されて係止される係止部とを有し、更に前記鍔部と前
記段差部の一段下がった面との間には、シール材が介在
されている屋外用床部構造を特徴としている。
【0007】
【作 用】かかる構成によれば、床板の側端部同士が対
向する間隙に目地材を挿入して、係止部を係止すると、
段差部の一段下がった面に鍔部がシール材を押圧して密
着させる。このため、床板間から水が床部の下方に流れ
落ちることが防止される。
【0008】この目地材の鍔部は、シール材と別体で構
成できるので、硬質の材料を使用できる。このため、ハ
イヒールのかかと等、細いものでも刺さることはない。
【0009】更に鍔部の上面は、前記床板上面と略面一
となるように配設されるので、床板上面から、目地材が
突出等する事がない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について、図
面を参照にしつつ説明する。
【0011】図1乃至図4は、この発明の一実施例を示
すものである。従来例と同一乃至均等な部分については
同一付号を付して説明する。
【0012】まず構成を説明すると、図中符号11は、
屋外に配設される廊下等の床部で、この床部11は、長
尺状の床板12…を廊下の横巾方向に沿って複数枚隣接
させて配置すると共に、この床板12,12の側端部1
2a,12a同士の間隙13を塞ぐ目地材14をこの間
隙13に沿って配設して主に構成されている。
【0013】この床部11の一側部11aには、水下側
の長手方向に沿って排水用凹部2を有する廊下樋3が配
設されている。そして、この床板4…上の水をこの排水
用凹部2に集めて排水するように床部11には、緩やか
な傾斜が与えられている。また、前記廊下樋3には、上
面に落下防止用のグレーチング19が配設されると共
に、底部に排水パイプ15を接続して廊下樋3の水を図
示省略の下水道等に排水する様にしている。
【0014】前記床板12は、セメント材料を押し出し
成形する事により構成されている。この床板12,12
の対向する側端部12a,12a同士には、段差部12
b,12bが跨って形成されている。この段差部12b
は、一段下がった面12cを長手方向に沿って有してい
る。
【0015】また、前記目地材14は、主に塩ビ材料を
鋼板の表面に被覆する塩ビ鋼板を曲げ加工して形成され
る目地材本体16と、発泡ウレタン材で構成されるシー
ル材17,17とから主に構成されている。
【0016】この目地材本体16は、前記段差部12b
の一段下がった面12cに載置されて上面が、前記床板
12上面と略面一となる鍔部16aと、前記床板12,
12の側端部12b,12b同士の間隙13に挿入され
て係止される係止部16bとを有している。
【0017】この係止部16bは、先端部16cの形状
を鍵状とすることにより、前記床板12の裏面側縁に係
止するように構成されていると共に、この先端部16c
と前記鍔部16aとを一体に接続する脚部16d,16
dを、横巾方向に弾性変形可能に構成している。そし
て、前記先端部16c,16cが、前記側端部12a,
12a同士の対向する間隙13を通過する際に、間隔を
狭めるように弾性変形して、この先端部16c,16c
を通過させると共に、通過後には、再び拡開し、前記先
端部16c,16cを間隙13の巾よりも広くして、床
板12,12の裏面側縁に係止させるようにしている。
【0018】また、この実施例の前記シール材17,1
7は、予め前記鍔部16aの裏面に接着されていて、目
地材14配設時に、鍔部16aと前記段差部12bの一
段下がった面12cとの間に介在されるように構成され
ている。
【0019】この床部11の一側部11aでは、図2に
示すように、前記目地材14の目地材本体16の端部が
折曲げられて、係止面部16eが形成されている。この
係止面部16eには、ビス孔16f,16fが形成され
て、前記一側部11aの端面にビス18によって固定さ
れるようにしている。
【0020】このように構成されたこの実施例の屋外用
床部構造では、床板11,11の側端部11a,11a
同士が対向する間隙13に目地材14を挿入して、係止
部16b,16bの先端部16c,16cを床板の裏面
側縁に係止する。このとき、先端部16c,16cは、
脚部16d,16dの弾性力によって、間隔を狭め、容
易に挿入できて裏面側に到達後、拡開し係止される。こ
のため、配設作業は、間隙13の上方から、この目地材
14を押し込むだけで完了する。
【0021】この係止部16b,16bの係止により、
段差部12b,12bの一段下がった面12c,12c
に前記鍔部16aが、前記シール材17を押圧して密着
させる。シール材17は、弾性変形しながら、面12c
の多少の凹凸にも入り込み、スキ間を無くす。このた
め、床板12,12間から水が床部11の下方に流れ落
ちることが防止される。
【0022】しかも、この目地材本体16の鍔部16a
は、シール材17と別体で構成できるので、塩ビ鋼板の
ような硬質の材料を使用できる。このため、ハイヒール
のかかと等、細いものでも刺さることはない。このた
め、水密性が保たれる。
【0023】更に鍔部16aの上面は、鍔部16aが段
差部12bの一段下がった面12cに載置され、前記床
板12の上面と略面一となるように配設されるので、床
板12上面から、目地材14が突出したり、低くなりす
ぎて、通行者が躓く等がない。
【0024】この実施例の屋外用床部構造では、シール
材17を予め鍔部16aの裏面に配設しているが、特に
これに限らず、例えば、現場で、シール材17を鍔部1
6aの裏面と、前記段差部12bの一段下がった面12
cとの間に介在させて密着させても良く、更にこのシー
ル材17の材質も、発泡ウレタン材に限定されず、水密
性を保持できるものであるならばどの様なものであって
もよい。
【0025】また、この実施例の屋外用床部構造では、
目地材本体16を塩ビ鋼板で構成しているが、特にこれ
に限らず、例えば、硬質合成樹脂等、細いものが刺さら
ない程度の硬度を有するものならば、どの様な材質で構
成されても良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、係止部の係止により、段差部の一段下がった面に
鍔部が、シール材を押圧して密着させ、床板間から水が
床部の下方に流れ落ちることが防止される。
【0027】しかも、この目地材の鍔部は、シール材と
別体で構成できるので、塩ビ鋼板のような硬質の材料を
使用できる。このため、ハイヒールのかかと等、細いも
のでも刺さることはなく、水密性が保たれる。
【0028】更に鍔部の上面は、鍔部が段差部の一段下
がった面に載置され、床板の上面と略面一となるように
配設されるので、床板上面から、目地材が突出等するこ
とがない、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の屋外用床部構造を示し、図
4のB−B線に沿った断面を表わす斜視図である。
【図2】同一実施例の屋外用床部構造を示し、図4の矢
視C方向に対応する方向から見た目地材の配設過程を表
わす斜視図である。
【図3】同一実施例の屋外用床部構造を示す斜視図であ
る。
【図4】同一実施例の屋外用床部構造を示し、屋外用廊
下の巾方向の断面図である。
【図5】従来例の屋外用床部構造を示す斜視図である。
【図6】従来例の屋外用床部構造を示し、図5のA−A
線に沿った断面図である。
【符号の説明】
11 床部 12 床板 12a 側端部 12b 段差部 12c 一段下がった面 13 間隙 14 目地材 16a 鍔部 16b 係止部 17 シール材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床板を複数枚隣接させて配置すると共に、
    該床板の側端部同士の間隙を塞ぐ目地材を有する屋外用
    床部構造であって、 前記床板の対向する側端部同士に跨る段差部を形成する
    と共に、前記目地材は、該段差部の一段下がった面に載
    置されて上面が前記床板上面と略面一となる鍔部と、前
    記床板の側端部同士の間隙に挿入されて係止される係止
    部とを有し、更に前記鍔部と前記段差部の一段下がった
    面との間には、シール材が介在されていることを特徴と
    する屋外用床部構造。
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