JPS6336087Y2 - - Google Patents

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JPS6336087Y2
JPS6336087Y2 JP14130080U JP14130080U JPS6336087Y2 JP S6336087 Y2 JPS6336087 Y2 JP S6336087Y2 JP 14130080 U JP14130080 U JP 14130080U JP 14130080 U JP14130080 U JP 14130080U JP S6336087 Y2 JPS6336087 Y2 JP S6336087Y2
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JP14130080U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は伸縮継手カバー、とくに建物の屋上、
屋根面などの接合部に設けられる隙間のカバーに
関する。
建物などの構造物にあつては、一方の構造物に
生じた伸縮、振動、変形などの影響を他方の構造
物に及ぼさしめないよう、通常数十〜数百ミリ程
度の隙間が設けられているが、その隙間は、雨水
の浸入防止、危険防止や塵芥類のたまりとならな
いように、伸縮可能な状態にカバーされていなけ
ればならない。上記隙間のうち、建物屋上などに
見られる同じ高さの構造体相互の隙間をカバーす
るため従来から用いられて来た継手は、隙間に沿
うて一対のコンクリート基台を構造物と一体に対
向させて設置し、その上に金属板製の屋根板を固
装させたものであつた。その工事が面倒であるの
みならず、構造体に生じた変形の吸収は、金属板
製屋根自体の変形に依存しているだけであるか
ら、十分とは云い難く、また雨仕舞が不充分であ
つた。
本考案は、如上難点のない伸縮継手カバーを提
供するものであつて隙間に沿つて一対の金属押出
型材製の基台を対設し、その支承部と該基台に固
装した一対の金属押出型材製の押縁の押圧部との
間に、中高に傾斜した蓋板の両側部を挟持させた
ものであるが、以下、その詳細は添付実施例図面
にしたがつて説明する。
本考案継手カバーは図示の通り、一対の基台1
0,10′と、一対の押縁20,20′と一枚の蓋
板30、好ましくは、それに加うるに一枚の止水
板40とを主要部品とする。
基台10は、上端に押縁取付リブ16を有する
垂直壁15が、上端に蓋板支承部12、下端部に
止水板取付部13を有する基壁11から外方、つ
まり、使用状態下において隙間に対し反対方向に
向けて分岐した水勾配の傾斜部14の外端部にお
いて一体に結合し、かつ該結合点附近に排水孔1
7を有しており、基壁11よりも外側に固着部1
8を有している金属押出型材製部品である。図に
は強度的に好ましい態様として傾斜部14と、固
着部18とが垂直方向の脚壁19によつて結合
し、そこに中空Sを形成している場合が示され
る。また、基壁上端における支承部12というの
は、具体的態様として上向きのパツキン7取付溝
が、同下端における止水板取付部13としては、
内方つまり隙間側に臨んだ止水板の取付突条嵌挿
溝が示される。上には図中左側の基台10につい
て述べたが、右側の基台10′は断面形状におい
て、これと対称であるから細説しない。傾斜部1
4,14′は、基台10,10′に形成されてい
る。この傾斜部14,14′は、両側縁33,3
4よりも両外側方に延びており、換言すると、一
方の傾斜部14は、第1図の左方に延びており、
他方の側縁34は、第1図の右方に延びている。
この傾斜部14,14′は、前述のように、隙間
に対し反対方向に向けて分岐した水勾配を有して
おり、換言すると、隙間から構造物内方に傾斜し
ている。
押縁20は、水勾配の基板21の裏側内端に押
圧部22、外端に水切壁23、中央部に基台取付
リブ24が設けられている金属押出型材製の部品
であつて、押圧部22としては下向きのパツキン
8取付溝が示される。このパツキンには、適当間
隔に通水路8aが設けられている。この通水路8
aはパツキン8に形成された孔であつてもよく、
また、切欠であつてもよい。一対の押縁とは、断
面形状が全く対照であつて、図中、他方の押縁は
符20′で示される。
蓋板30は外方(第1図の上方)に向けて中央
が高く、左・右に側板部31,32が水勾配に傾
斜している屋根状の板体であつて、むろん、カバ
ーさるべき隙間の巾よりもかなり巾広な金属押出
型材製部品であるが耐候性にすぐれたプラスチツ
ク製品としてもよい。両側端縁は変動に際して係
止できるような下向きリブとするがよい。
止水板40は、隙間巾よりかなり巾広な長尺な
膜体であつて、その両側縁には取付突条41,4
2が、設けられている。この止水板40は、水を
遮断することができ、かつ可撓性を有する材料か
ら成り、たとえば天然ゴムもしくは合成ゴムから
成つてもよく、またはプラスチツクスなどから成
つてもよい。使用状態では、止水板が可撓性を有
しているので、第1図に示されるように中央部が
垂れて樋状を呈する。
つぎに、使用法につき述べる。即ち、両構造物
1,1′の上隅部に、隙間に沿うてパツキン7を
取付けた前述基台10,10′を対設する。これ
がためは、構造体の中に埋設されている鉄筋2,
2′に、アングル状の下地鉄片3,3′を溶着し、
この鉄片に基台の固着部18をビス5止めするが
よい。基台取付けに先立つてもしくは取付後に、
止水板40をその突条41,42を基台の取付部
13の溝に嵌挿取付ける。ついで、両基台の蓋板
支承部、詳しくはパツキン7,7′上に蓋板の両
側板部31,32を載せ、ついで、基台の押縁取
付リブ16に、パツキン8を挿着した押縁20の
基台取付リブ24を係合させ、基板21を取付リ
ブ16とを一体にビス6止めする。むろん全く同
様に右側の押縁20′を右側の基台10′に取付け
る。かゝる取付が完了した状態下には、当然左側
部にあつては、基台の蓋板支承部12と押縁の押
圧部22とで蓋板の左側板部31を挟持し、右側
部にあつては12′と22′との間に右側板部32
を挟持している。
本考案は如上の通り構成されるところから、蓋
板30は、その両側部において両支承部ならびに
押圧部に回動可能に挟持されているだけであるか
ら、一方の構造体1,1′に発生した変動に追随
して隙間をカバーし、他の構造体にその変動を波
及せしめない。しかも蓋板は水勾配であるから、
雨水は容易に流下し、パツキンに設けられている
通水路8aを通つて、基台の傾斜部14上に落
ち、この傾斜部14は、隙間から構造物内方に傾
斜している水勾配を有しているので、同様に流下
し、垂直壁との結合部付近に設けられている排水
孔17を通つて、構造体1上に導出される。な
お、万一隙間内に入つて来た雨水は止水板40上
に集められ、これを樋として図示しない排水路に
導出棄却されるのである。なお、押縁の水切壁2
3は、強い風雨に際して水抜孔17から、雨水が
隙間内に逆流入するを防止する役割を果している
のである。
【図面の簡単な説明】
添付第1図は本考案一実施例の使用態様を示す
縦断面図である。 1は構造体、2は鉄筋、3は下地鉄片、4はコ
ーキング、5,6は取付ネジ、7はパツキン、8
はパツキン、10は基台、11は基壁、12は蓋
板支承部、13は止水板取付部、14は傾斜部、
15は垂直壁、16は押縁取付リブ、17は排水
孔、18は固着部、19は脚壁、20は押縁、2
1は基板、22は蓋板押圧部、23は水切壁、2
4は基台取付リブ、30は蓋板、31は左側板
部、32は右側板部、40は止水板、41,42
は取付突条。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 隙間を形成する両構造物1,1′に、金属押出
    型材製の一対の基台10,10′を対設し、 基台10,10′には、 前記隙間側で上方に突出した支承部12,1
    2′と、 前記隙間から遠去かつた位置で上方に突出した
    垂直壁15,15′と、 支承部12,12′の基端部と垂直壁15,1
    5′の基端部との間にわたつて、前記隙間から構
    造物内方に傾斜した傾斜部14,14′とが形成
    され、 その支承部12,12′と、該基台10,1
    0′の垂直壁15,15′の上端部に固定した一対
    の押縁20,20′の押圧部22,22′との間
    に、外方に向けて中高に傾斜した蓋板30の両側
    部を挟持し、 前記蓋板30の両側縁33,34は、支承部1
    2,12′と、垂直壁15,15′と、傾斜部1
    4,14′と、押縁20,20′とによつて形成さ
    れる空間に収められており、 垂直壁15,15′の基端部には、傾斜部14,
    14′上面の水を排出する水抜孔17,17′が形
    成され、 蓋板30の上面に当接するパツキン8,8′を
    押縁20,20′の押圧部22,22′に取付け、 パツキン8,8′には、蓋板30の上面からの
    水を前記空間内に導く水路8aが形成されている
    ことを特徴とする伸縮継手カバー。
JP14130080U 1980-10-02 1980-10-02 Expired JPS6336087Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14130080U JPS6336087Y2 (ja) 1980-10-02 1980-10-02

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JP14130080U JPS6336087Y2 (ja) 1980-10-02 1980-10-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5763807U JPS5763807U (ja) 1982-04-16
JPS6336087Y2 true JPS6336087Y2 (ja) 1988-09-26

Family

ID=29501136

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JP14130080U Expired JPS6336087Y2 (ja) 1980-10-02 1980-10-02

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58101903U (ja) * 1981-12-29 1983-07-11 理研軽金属工業株式会社 屋根用エキスパンシヨンジヨイント
JPH041204Y2 (ja) * 1986-01-06 1992-01-16

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Publication number Publication date
JPS5763807U (ja) 1982-04-16

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