JP2637741B2 - 自動二,三輪車用燃料タンク - Google Patents
自動二,三輪車用燃料タンクInfo
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- JP2637741B2 JP2637741B2 JP22497887A JP22497887A JP2637741B2 JP 2637741 B2 JP2637741 B2 JP 2637741B2 JP 22497887 A JP22497887 A JP 22497887A JP 22497887 A JP22497887 A JP 22497887A JP 2637741 B2 JP2637741 B2 JP 2637741B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel tank
- guide member
- fuel
- guide
- tank
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J35/00—Fuel tanks specially adapted for motorcycles or engine-assisted cycles; Arrangements thereof
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばサイドカバー内で、かつシート下方
に搭載される自動二,三輪車用燃料タンクに関し、特に
アッパタンク部材とロアタンク部材とをフランジ接続し
てなる燃料タンクにおいて、給油時等に給油口から溢れ
出た燃料を所定場所に案内できるようにした燃料タンク
の構造に関する。
に搭載される自動二,三輪車用燃料タンクに関し、特に
アッパタンク部材とロアタンク部材とをフランジ接続し
てなる燃料タンクにおいて、給油時等に給油口から溢れ
出た燃料を所定場所に案内できるようにした燃料タンク
の構造に関する。
例えば、スクータ型自動二,三輪車では、燃料タンク
を車体のサイドカバー内で、かつシート下方に搭載して
いる。またこの燃料タンクを金属製とする場合は、周囲
にフランジ部が形成されたアッパタンク部材とロアタン
ク部材とをフランジ接続して構成された、いわゆる上,
下割型のものが一般的である。
を車体のサイドカバー内で、かつシート下方に搭載して
いる。またこの燃料タンクを金属製とする場合は、周囲
にフランジ部が形成されたアッパタンク部材とロアタン
ク部材とをフランジ接続して構成された、いわゆる上,
下割型のものが一般的である。
ところで、給油中に誤って燃料を入れ過ぎて溢れ出さ
せてしまうことがあるが、この溢出燃料は、給油口付近
から燃料タンクの下方に流れ落ちることとなる。一方、
上記燃料タンクの下方には、工具,書類等の車載部品を
収納する収納箱を設けたり、エアクリーナを搭載するの
が一般的であるから、上記溢出燃料により書類等が汚損
されたり、該燃料の付着によりエアクリーナの目詰まり
が生じたりする恐れがある。また場合によっては上記溢
出燃料がサイドカバー外に滲み出て乗員の衣服を汚した
りする恐れもある。
せてしまうことがあるが、この溢出燃料は、給油口付近
から燃料タンクの下方に流れ落ちることとなる。一方、
上記燃料タンクの下方には、工具,書類等の車載部品を
収納する収納箱を設けたり、エアクリーナを搭載するの
が一般的であるから、上記溢出燃料により書類等が汚損
されたり、該燃料の付着によりエアクリーナの目詰まり
が生じたりする恐れがある。また場合によっては上記溢
出燃料がサイドカバー外に滲み出て乗員の衣服を汚した
りする恐れもある。
そこで、従来、上記溢出燃料を上記問題が起こること
のない場所に誘導するようにした燃料タンクとして、例
えば、アッパタンク部材に上記溢出燃料を所定位置まで
ガイドするガイド流路をプレス成形により一体形成して
いるものがある(実開昭58−103991号公報参照)。
のない場所に誘導するようにした燃料タンクとして、例
えば、アッパタンク部材に上記溢出燃料を所定位置まで
ガイドするガイド流路をプレス成形により一体形成して
いるものがある(実開昭58−103991号公報参照)。
しかしながら、上記従来の燃料タンクにおけるガイド
構造は、新たに設計する燃料タンクに採用する場合は問
題はないが、従来から生産している燃料タンクに採用す
るのはコスト上の問題から困難である。即ち、アッパタ
ンク部材部分の設計変更を要するとともに、既存のアッ
パタンク部材成形用金型を新たな金型と交換する必要が
あり、それだけコスト上昇の要因になるという問題点が
ある。特に最近では多機種少量生産の要請に応じて非常
に多種類の燃料タンクを製造しているが、このような多
種類の燃料タンクについて、上記ガイド流路に応じた形
状の金型を新たに採用するのは経済的でない。
構造は、新たに設計する燃料タンクに採用する場合は問
題はないが、従来から生産している燃料タンクに採用す
るのはコスト上の問題から困難である。即ち、アッパタ
ンク部材部分の設計変更を要するとともに、既存のアッ
パタンク部材成形用金型を新たな金型と交換する必要が
あり、それだけコスト上昇の要因になるという問題点が
ある。特に最近では多機種少量生産の要請に応じて非常
に多種類の燃料タンクを製造しているが、このような多
種類の燃料タンクについて、上記ガイド流路に応じた形
状の金型を新たに採用するのは経済的でない。
そこで本発明は、上記従来の問題点を解決するために
なされたものであり、製造コストを増大させることなく
溢出燃料を所定位置に案内することができる自動二,三
輪車用燃料タンクを提供することを目的としている。
なされたものであり、製造コストを増大させることなく
溢出燃料を所定位置に案内することができる自動二,三
輪車用燃料タンクを提供することを目的としている。
本発明は、周囲にフランジ部が形成されたアッパタン
ク部材とロアタンク部材とをフランジ接続して構成され
た自動二,三輪車用燃料タンクにおいて、弾性部材を用
いて上記フランジ部に沿う平面視略U字状のガイド部材
を形成し、該ガイド部材の外周縁部に上方に延びる周壁
を形成するとともに、内周面に装着溝を凹設し、該装着
溝を上記燃料タンクのフランジ部に嵌合させるととも
に、上記ガイド部材の開口側端部を上記フランジ部に掛
止して上記アッパタンク部材の側壁とガイド部材の上面
及び周壁によってガイド流路を形成し、上記ガイド部材
の反開口側部分に上記ガイド流路に開口する挿通孔を形
成し、該挿通孔にホースを連通接続し、該ホースを下方
に延長したことを特徴としている。
ク部材とロアタンク部材とをフランジ接続して構成され
た自動二,三輪車用燃料タンクにおいて、弾性部材を用
いて上記フランジ部に沿う平面視略U字状のガイド部材
を形成し、該ガイド部材の外周縁部に上方に延びる周壁
を形成するとともに、内周面に装着溝を凹設し、該装着
溝を上記燃料タンクのフランジ部に嵌合させるととも
に、上記ガイド部材の開口側端部を上記フランジ部に掛
止して上記アッパタンク部材の側壁とガイド部材の上面
及び周壁によってガイド流路を形成し、上記ガイド部材
の反開口側部分に上記ガイド流路に開口する挿通孔を形
成し、該挿通孔にホースを連通接続し、該ホースを下方
に延長したことを特徴としている。
本発明に係る自動二,三輪車用燃料タンクでは、該燃
料タンクのフランジ部に周壁を有するガイド部材を装着
したので、燃料タンクの側壁,フランジ部及びガイド部
材によってガイド流路が形成されており、給油中に誤っ
て燃料を入れ過ぎて溢れ出させてしまった場合には、こ
の溢出燃料は上記ガイド流路に沿ってガイド部材の反開
口側に流れ、さらに該部分に装着されたホースを介して
所定の排出位置に案内されることになる。
料タンクのフランジ部に周壁を有するガイド部材を装着
したので、燃料タンクの側壁,フランジ部及びガイド部
材によってガイド流路が形成されており、給油中に誤っ
て燃料を入れ過ぎて溢れ出させてしまった場合には、こ
の溢出燃料は上記ガイド流路に沿ってガイド部材の反開
口側に流れ、さらに該部分に装着されたホースを介して
所定の排出位置に案内されることになる。
そして本発明では、上記ガイド部材を弾性部材を用い
て形成し、装着溝を燃料タンクのフランジ部に嵌合させ
るとともに、ガイド部材の開口側端部を上記フランジ部
に掛止して固定するようにしたので、上記燃料タンクの
フランジ部とガイド部材とを容易確実に密着させること
ができ、上記溢出燃料の漏出を防止できる。
て形成し、装着溝を燃料タンクのフランジ部に嵌合させ
るとともに、ガイド部材の開口側端部を上記フランジ部
に掛止して固定するようにしたので、上記燃料タンクの
フランジ部とガイド部材とを容易確実に密着させること
ができ、上記溢出燃料の漏出を防止できる。
また本発明は、上記ガイド部材を燃料タンクのフラン
ジ部に装着するだけでよいから、従来からの製品につい
ても容易に適用でき、成形用金型を変更する必要はな
く、従って燃料タンクのコストはそれほど増大しない。
ジ部に装着するだけでよいから、従来からの製品につい
ても容易に適用でき、成形用金型を変更する必要はな
く、従って燃料タンクのコストはそれほど増大しない。
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第6図は本発明の一実施例による自動二
輪車の燃料タンクを説明するための図である。図におい
て、1は本実施例が適用された自動二輪車であり、該自
動二輪車1の車体フレーム2はメインフレーム2aと、こ
れの後端から左,右側部を通って斜め上方に延びるサブ
フレーム2bとからなる鋼管製のものである。このメイン
フレーム2aの前端には、前輪3を支持する前フォーク4
が枢支され、中央下部には、エンジンユニット6が搭載
されている。また、上記メインフレーム2aのブラケット
に枢支されたリヤアーム5の後端には後輪12が軸支さ
れ、かつ該リヤアーム5と上記サブフレーム2bとの間に
は緩衝器11が配設されている。上記サブフレーム2bの上
方には、シート7が搭載され、これの下方には樹脂製の
サイドカバー8が装着されている。さらにまた、このサ
イドカバー8の前部下方には、書類及び工具等の車載部
品を収納する収納箱10が配設されており、該収納箱10の
内方にはエアクリーナ(図示せず)が配設されている。
なお、13はシート7を閉状態に固定するシートロックで
ある。
輪車の燃料タンクを説明するための図である。図におい
て、1は本実施例が適用された自動二輪車であり、該自
動二輪車1の車体フレーム2はメインフレーム2aと、こ
れの後端から左,右側部を通って斜め上方に延びるサブ
フレーム2bとからなる鋼管製のものである。このメイン
フレーム2aの前端には、前輪3を支持する前フォーク4
が枢支され、中央下部には、エンジンユニット6が搭載
されている。また、上記メインフレーム2aのブラケット
に枢支されたリヤアーム5の後端には後輪12が軸支さ
れ、かつ該リヤアーム5と上記サブフレーム2bとの間に
は緩衝器11が配設されている。上記サブフレーム2bの上
方には、シート7が搭載され、これの下方には樹脂製の
サイドカバー8が装着されている。さらにまた、このサ
イドカバー8の前部下方には、書類及び工具等の車載部
品を収納する収納箱10が配設されており、該収納箱10の
内方にはエアクリーナ(図示せず)が配設されている。
なお、13はシート7を閉状態に固定するシートロックで
ある。
そして、上記サブフレーム2bの略中央部内、即ち、上
記サイドカバー8とシート7とで囲まれた空間に本実施
例の燃料タンク14が配設されている。該燃料タンク14
は、板金製のもので、周囲にそれぞれフランジ部15a,16
aを有する皿状のアッパタンク部材15とロアタンク部材1
6とをフランジ接続して構成されており、該タンク14の
上記フランジ部15a,16aが接続されてなるフランジ14a
は、前方ほど低くなるよう傾斜している。
記サイドカバー8とシート7とで囲まれた空間に本実施
例の燃料タンク14が配設されている。該燃料タンク14
は、板金製のもので、周囲にそれぞれフランジ部15a,16
aを有する皿状のアッパタンク部材15とロアタンク部材1
6とをフランジ接続して構成されており、該タンク14の
上記フランジ部15a,16aが接続されてなるフランジ14a
は、前方ほど低くなるよう傾斜している。
そして上記ロアタンク16の前部下面及びフランジ部16
aの後部がサブフレーム2bに形成された支持ブラケット2
c,2dにボルト締め固定されている。
aの後部がサブフレーム2bに形成された支持ブラケット2
c,2dにボルト締め固定されている。
また、上記アッパタンク部材15の前端部には、上記シ
ート7を開閉可能に支持するための支持部材15dが溶接
固定されており、該支持部材15dには、上記シート7に
形成されたブラケット7aがボルト7bにより、回転自在に
支持されている。また、上記アッパタンク部材15の上面
の前部には、供油口15aが形成されており、該供油口15a
には、蓋15bが装着されている。また後部には、燃料の
残存量を検出する検出器15cが配設されている。
ート7を開閉可能に支持するための支持部材15dが溶接
固定されており、該支持部材15dには、上記シート7に
形成されたブラケット7aがボルト7bにより、回転自在に
支持されている。また、上記アッパタンク部材15の上面
の前部には、供油口15aが形成されており、該供油口15a
には、蓋15bが装着されている。また後部には、燃料の
残存量を検出する検出器15cが配設されている。
そして、上記燃料タンク14のフランジ14aにはガイド
部材17が装着されている。該ガイド部材17は、弾性部
材、例えばゴムを用いて上記フランジ14aの前半部に沿
う平面視略U字状に形成されたもので、これの外周縁部
には上方に延びる周壁17aが一体形成されており、また
内周面には装着溝17bが凹設されている。この装着溝17b
は上記燃料タンク14のフランジ14aに嵌合装着されてい
る。
部材17が装着されている。該ガイド部材17は、弾性部
材、例えばゴムを用いて上記フランジ14aの前半部に沿
う平面視略U字状に形成されたもので、これの外周縁部
には上方に延びる周壁17aが一体形成されており、また
内周面には装着溝17bが凹設されている。この装着溝17b
は上記燃料タンク14のフランジ14aに嵌合装着されてい
る。
また上記ガイド部材17の開口17e側端部には、上記装
着溝17bに連通する掛止穴17cが形成されており、該掛止
穴17cは上記燃料タンク14のフランジ14aに形成された掛
止部材14bに、該ガイド部材17の開口17e側の両端を後方
に引っ張った状態で掛止されている。これにより、上記
ガイド部材17は上記燃料タンク14に着脱可能に装着され
ている。そして、上記周壁17aの外側面は、上記サイド
カバー8の内面に当接している。
着溝17bに連通する掛止穴17cが形成されており、該掛止
穴17cは上記燃料タンク14のフランジ14aに形成された掛
止部材14bに、該ガイド部材17の開口17e側の両端を後方
に引っ張った状態で掛止されている。これにより、上記
ガイド部材17は上記燃料タンク14に着脱可能に装着され
ている。そして、上記周壁17aの外側面は、上記サイド
カバー8の内面に当接している。
また上記ガイド部材17の反開口側に位置する湾曲部17
fには挿通孔17dが形成されており、該挿通孔17dにはホ
ース18が連通接続されている。該ホース18は、上記収納
箱10の内方を通ってこれより下方に延びている。
fには挿通孔17dが形成されており、該挿通孔17dにはホ
ース18が連通接続されている。該ホース18は、上記収納
箱10の内方を通ってこれより下方に延びている。
このようにして本実施例の燃料タンク14では、アッパ
タンク部材15の側壁,フランジ14a及びガイド部材17に
よって、該タンク14の前半部を囲むようにガイド流路9
が形成されている。そしてこの場合、上記ガイド部材17
がサイドカバー8に当接しているので、このサイドカバ
ー8もガイド流路9の一部を構成しており、該流路9を
より確実なものとしている。
タンク部材15の側壁,フランジ14a及びガイド部材17に
よって、該タンク14の前半部を囲むようにガイド流路9
が形成されている。そしてこの場合、上記ガイド部材17
がサイドカバー8に当接しているので、このサイドカバ
ー8もガイド流路9の一部を構成しており、該流路9を
より確実なものとしている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
まず、本実施例において、ガイド部材17を燃料タンク
14に取り付けるには、該ガイド部材17の装着溝17bを燃
料タンク14のフランジ14aに前側から嵌合させるととも
に、開口17e側の両端部を後方に引っ張り、これの掛止
穴17cを掛止部材14bに掛止する。するとこれにより該ガ
イド部材17がフランジ14aに隙間なく密着することとな
る。そして次に、ホース18を接続し、該ホース18を収納
箱10の内方を通って下方に配索し、車体フレーム2等に
固定する。
14に取り付けるには、該ガイド部材17の装着溝17bを燃
料タンク14のフランジ14aに前側から嵌合させるととも
に、開口17e側の両端部を後方に引っ張り、これの掛止
穴17cを掛止部材14bに掛止する。するとこれにより該ガ
イド部材17がフランジ14aに隙間なく密着することとな
る。そして次に、ホース18を接続し、該ホース18を収納
箱10の内方を通って下方に配索し、車体フレーム2等に
固定する。
そして本実施例が適用された自動二輪車1において、
上記燃料タンク14に給油中に、燃料を誤って溢れ出させ
場合、この溢出燃料はガイド部材17の上面に流れ落ちる
こととなるが、上記ガイド流路9を通って前方に案内さ
れ、さらにホース18を介して下方に案内され、排出され
る。
上記燃料タンク14に給油中に、燃料を誤って溢れ出させ
場合、この溢出燃料はガイド部材17の上面に流れ落ちる
こととなるが、上記ガイド流路9を通って前方に案内さ
れ、さらにホース18を介して下方に案内され、排出され
る。
このように本実施例では、燃料タンク14のフランジ14
aに沿ってガイド部材17を装着し、さらに該ガイド部材1
7に下方向に延びるホース18を連通接続したので、給油
中に誤って燃料を溢れ出させてしまった場合には、この
溢出燃料は上記ガイド部材17によって形成されるガイド
流路9及びホース8を介し所定の排出位置に案内される
ことになり、従って、燃料タンク14の下方に配置されて
いる車載部品の汚損,エアクリーナの目詰まりを確実に
防止できる。
aに沿ってガイド部材17を装着し、さらに該ガイド部材1
7に下方向に延びるホース18を連通接続したので、給油
中に誤って燃料を溢れ出させてしまった場合には、この
溢出燃料は上記ガイド部材17によって形成されるガイド
流路9及びホース8を介し所定の排出位置に案内される
ことになり、従って、燃料タンク14の下方に配置されて
いる車載部品の汚損,エアクリーナの目詰まりを確実に
防止できる。
また、上記ガイド部材17を弾性部材を用いて形成する
とともに、これの装着溝17bを燃料タンク14のフランジ
部14aに嵌合させ、かつ開口17e側両端部を後方に引っ張
った状態で掛止穴17cを掛止部材14bに掛止するようにし
たので、上記燃料タンク14にガイド部材17を容易に装着
でき、かつ両者の密着性を確保でき、両者の隙間から燃
料が漏出することはない。
とともに、これの装着溝17bを燃料タンク14のフランジ
部14aに嵌合させ、かつ開口17e側両端部を後方に引っ張
った状態で掛止穴17cを掛止部材14bに掛止するようにし
たので、上記燃料タンク14にガイド部材17を容易に装着
でき、かつ両者の密着性を確保でき、両者の隙間から燃
料が漏出することはない。
また本実施例では、ガイド部材17の周壁17aをサイド
カバー8の内面に当接させたので、このサイドカバー8
も上記溢出燃料のガイド作用を果たすこととなり、さら
に給油中の燃料の飛散を防止することもでき、これらの
点からも車載部品等の汚損防止効果を向上できる。
カバー8の内面に当接させたので、このサイドカバー8
も上記溢出燃料のガイド作用を果たすこととなり、さら
に給油中の燃料の飛散を防止することもでき、これらの
点からも車載部品等の汚損防止効果を向上できる。
さらにまた本実施例構造は、上記ガイド部材17をフラ
ンジ14aに嵌合装着させるだけで実現できるから、従来
からの製品についても直ちに適用でき、上述の従来構造
のような成形用金型を変更するという必要はなく、それ
だけ低コストで実現できる。
ンジ14aに嵌合装着させるだけで実現できるから、従来
からの製品についても直ちに適用でき、上述の従来構造
のような成形用金型を変更するという必要はなく、それ
だけ低コストで実現できる。
なお、上記実施例では、ガイド部材17をサイドカバー
8に当接させたが、本発明ではこのガイド部材17は必ず
しもサイドカバー8に当接させる必要はなく、またサイ
ドカバーのない車両用燃料タンクにも、また勿論自動三
輪車用燃料タンクにも適用できる。
8に当接させたが、本発明ではこのガイド部材17は必ず
しもサイドカバー8に当接させる必要はなく、またサイ
ドカバーのない車両用燃料タンクにも、また勿論自動三
輪車用燃料タンクにも適用できる。
また、上記実施例では、燃料タンク14の前側にガイド
部材17を取り付けたが、車載部品の配置位置、フランジ
の傾斜方向等によっては後側に装着してもよい。
部材17を取り付けたが、車載部品の配置位置、フランジ
の傾斜方向等によっては後側に装着してもよい。
以上のように本発明に関る自動二,三輪車用燃料タン
クによれば、燃料タンクのフランジに弾性部材製ガイド
部材を装着して燃料のガイド流路を形成し、該ガイド流
路に開口する挿通孔にホースを連通接続し、該ホースを
車両下方に延長したので、溢出燃料を車両下方に案内し
て排出でき、車載部品の汚損等を防止できる効果があ
り、また成形用金型を変更する必要がなく、低コストで
実現できる効果がある。
クによれば、燃料タンクのフランジに弾性部材製ガイド
部材を装着して燃料のガイド流路を形成し、該ガイド流
路に開口する挿通孔にホースを連通接続し、該ホースを
車両下方に延長したので、溢出燃料を車両下方に案内し
て排出でき、車載部品の汚損等を防止できる効果があ
り、また成形用金型を変更する必要がなく、低コストで
実現できる効果がある。
第1図ないし第6図は本発明の一実施例による自動二輪
車用燃料タンクを説明するための図であり、第1図はガ
イド部材の斜視図、第2図は燃料タンクの断面正面図、
第3図はガイド部材の掛止固定部を示す断面側面図、第
4図は燃料タンクの平面図、第5図は燃料タンクの側面
図、第6図は上記燃料タンクが適用された自動二輪車の
側面図である。 図において、1は自動二輪車、14は燃料タンク、14aは
フランジ(フランジ部)、15はアッパタンク部材、16は
ロアタンク部材、17はガイド部材、17aは周壁、17bは装
着溝、17eは開口、18はホースである。
車用燃料タンクを説明するための図であり、第1図はガ
イド部材の斜視図、第2図は燃料タンクの断面正面図、
第3図はガイド部材の掛止固定部を示す断面側面図、第
4図は燃料タンクの平面図、第5図は燃料タンクの側面
図、第6図は上記燃料タンクが適用された自動二輪車の
側面図である。 図において、1は自動二輪車、14は燃料タンク、14aは
フランジ(フランジ部)、15はアッパタンク部材、16は
ロアタンク部材、17はガイド部材、17aは周壁、17bは装
着溝、17eは開口、18はホースである。
Claims (1)
- 【請求項1】周囲にフランジ部が形成されたアッパタン
ク部材とロアタンク部材とをフランジ接続して構成され
た自動二,三輪車用燃料タンクにおいて、弾性部材を用
いて上記フランジ部に沿う平面視略U字状のガイド部材
を形成し、該ガイド部材の外周縁部に上方に延びる周壁
を形成するとともに、内周面に装着溝を凹設し、該装着
溝を上記燃料タンクのフランジ部に嵌合させるととも
に、上記ガイド部材の開口側端部を上記フランジ部に掛
止して上記アッパタンク部材の側壁とガイド部材の上面
及び周壁によってガイド流路を形成し、上記ガイド部材
の反開口側部分に上記ガイド流路に開口する挿通孔を形
成し、該挿通孔にホースを連通接続し、該ホースを下方
に延長したことを特徴とする自動二,三輪車用燃料タン
ク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22497887A JP2637741B2 (ja) | 1987-09-08 | 1987-09-08 | 自動二,三輪車用燃料タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22497887A JP2637741B2 (ja) | 1987-09-08 | 1987-09-08 | 自動二,三輪車用燃料タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6467489A JPS6467489A (en) | 1989-03-14 |
JP2637741B2 true JP2637741B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=16822181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22497887A Expired - Fee Related JP2637741B2 (ja) | 1987-09-08 | 1987-09-08 | 自動二,三輪車用燃料タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2637741B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009214621A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-09-24 | Yamaha Motor Co Ltd | 鞍乗型車両 |
-
1987
- 1987-09-08 JP JP22497887A patent/JP2637741B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6467489A (en) | 1989-03-14 |
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