JPH08207860A - 自動二輪車の燃料タンク - Google Patents

自動二輪車の燃料タンク

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JPH08207860A
JPH08207860A JP1721295A JP1721295A JPH08207860A JP H08207860 A JPH08207860 A JP H08207860A JP 1721295 A JP1721295 A JP 1721295A JP 1721295 A JP1721295 A JP 1721295A JP H08207860 A JPH08207860 A JP H08207860A
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fuel tank
fuel
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motorcycle
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Munenori Nagasaka
坂 宗 徳 長
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Suzuki Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアクリーナを収容する空間を底板を上側に
大きく凹出させて形成した底上げ構造の燃料タンクでの
給油の際の逆流を防止し油の流れを円滑する。 【構成】 燃料タンクの底板27の前半部にエアクリー
ナ26の収容空間を画する上側に凹む底上げ部27aを
形成し、燃料タンクの外板20に開口する給油口を底上
げ部27aに対向するように配置し、給油口23から注
入される燃料を受ける位置に底上げ部27aの外側に向
かって下降傾斜する逃げ部30を底板の底上げ部27a
に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車の燃料タン
クに係り、特に、燃料タンクの底板を底上げしてエアク
リーナがその下に組み入れられる構造の自動二輪車の燃
料タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の燃料タンクは、外板と底板
を溶接により接合した一体構造の容器で、フレームのタ
ンクレールに取り付けられて、その給油口は外板に開口
するようになっている。燃料タンクの下には、エアクリ
ーナなどの吸気系の機器が組み込まれ、特に、燃料タン
クの直下にエアクリーナが配置されている構造の自動二
輪車では、燃料タンクの底板に絞り加工を加えて底上げ
し、エアクリーナの収容空間を確保している。
【0003】図5は、この種の燃料タンクの構造を示す
図で、6は、フレームのタンクレール、20は、燃料タ
ンクの外板、26はエアクリーナのクリーナボックス、
24はキャブレター、27は底板を示す。外板20、底
板27によって燃料タンクの後半部側に燃料の貯まる貯
溜空間21が大きく形成されている。
【0004】燃料タンクの前半部の下側には、上側に向
かって大きく凹んだ形状の底上げ部27aが絞り加工に
よって加工され、タンクの底を底上げすることによって
クリーナボックス26を燃料タンクの下側に抱込むよう
にして収容している。一方、給油口23は、外板20中
央部の凹部22に開口するようになっている。
【0005】ところで、エアクリーナには、導入される
空気の流れを円滑にし、また、吸気音を低減するために
十分な容量のものが必要であり、クリーナボックス26
の設置スペースは、燃料タンクと較べても大きな空間を
占める。このため、底上げ部27aの下側にクリーナボ
ックス26を収容した場合、燃料を給油する便宜上、給
油口23と底上げ部27aとの間にある程度の間隙を確
保しなければならない。従来は、この部位の底上げ部2
7aには、下側に凹出する凹陥部28を形成しておくこ
とが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような構造の従来
の燃料タンクでは、給油口23から底板27まで僅かな
隔たりしか確保できないため、給油口23から入れた燃
料の流れを図5では矢印で示すように、燃料は凹陥部2
8に注がれてから、周囲に散ってタンクの底に向かって
流れるので、流れに円滑さを欠く欠点があった。このた
め、注意しながらゆっくりと給油しないと、燃料が逆流
して給油口23から外に飛び散るようなことがあった。
また、燃料タンクを加工するという観点からは、凹陥部
28の落込む方向は、底上げ部27aを深絞りする場合
の加工方向とは正反対の方向に凹めなければならないた
め、難加工となるという問題点が指摘されてきた。
【0007】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解消し、底板を上側に大きく凹出させて
エアクリーナを収容する空間を形成した構造の燃料タン
クでの給油の際の逆流を防止し油の流れを円滑するよう
にした自動二輪車の燃料タンクを提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、この種の構造
の燃料タンクの加工性を改善する構造の自動二輪車用燃
料タンクを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、燃料タンクの底板の前半部にエアクリ
ーナの収容空間を画する上側に凹む底上げ部を形成し、
燃料タンクの外板に開口する給油口を前記底上げ部に対
向するように配置した自動二輪車の燃料タンクにおい
て、前記給油口から注入される燃料を受ける位置に立ち
上げ部の外側に向かって下降傾斜する逃げ部を前記底板
の底上げ部に形成したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、給油口から注入された燃料
は、直接逃げ部に落ち、この逃げ部を伝わって貯溜部に
流れる込むようになっている。逃げ部は、後方の貯溜部
に向かって下り傾斜になっているため、給油口から入れ
られた燃料は逆流せずに円滑に流れる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について添付の図面
を参照して説明する。図4は、本発明によるフレームを
適用した自動二輪車の概略図である。2は前輪、4はフ
ロントフォーク、6はフレームのタンクレール、8はカ
ウルを示す。燃料タンク10はタンクレール6の上に取
り付けられている。一方、後輪11はスイングアーム1
2によってリアサスペンションユニット13を介して支
持されている。タンクレール6から延後方に延びるシー
トレールの上には、シート14が載設されている。
【0012】図1は、燃料タンクの縦断面を表わしてい
る。図2は、II−II線に沿った燃料タンクの横断面を示
す。この燃料タンクは、図5に示したタンクと同様に、
クリーナボックスを収容するスペースをつくるため、底
板27の前半部側に底上げ部27aが絞り加工により形
成されたタンクであり、同一の構成要素には同一の参照
符号を付してある。
【0013】この燃料タンクでは、底上げ部27aにタ
ンクの後側に延出する逃げ部30が形成されている。こ
の逃げ部30は、底上げ部27aのほぼ中央の位置でタ
ンク幅方向断面が下に凸の円弧状に湾曲する曲面を有す
る底浅の溝に形成されている。この逃げ部30は、底上
げ部27aの中央ほぼ後ろ寄りの位置から始まり後方に
向かって緩やかに下り傾斜に貯溜部21を画する立上が
り面28まで延びるようになっている。エアクリーナ2
6のケースには、逃げ部30に対応する凹曲面31が形
成されている。
【0014】給油口23は、この底上げ部27aの中ほ
ど真上にあたる位置にあり、給油口23から注入された
燃料は、直接逃げ部30に注入されて、この逃げ部30
を伝わって貯溜部21に流れる込むようになっている。
【0015】このように逃げ部30は、後方の貯溜部2
1に向かって下り傾斜になっているため、給油口23か
ら入れられた燃料は逆流せずに円滑に流れる。また、逃
げ部30は、底浅の溝状に凹曲して底上げ部27の端ま
で延びるので、底上げ部27を絞るにも加工し易い構造
となっている。
【0016】次に、図3は、底上げ部27aの逃げ部3
5が幅方向の一方の端に向かって下がり勾配に傾斜する
ようにした変形例である。この逃げ部35の傾斜に対応
して、エアクリーナのケース上面にも側面まで下り傾斜
の凹曲面34が形成される。このような逃げ部は、この
図3のように、左右のいずれか片側に向かって延びるも
ののほか、両側に向かって延びるようにすることもで
き、また、図1の後方に延びる逃げ部30と組み合わせ
るようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、燃料タンクの外板に開口する給油口を前記底
上げ部に対向するように配置した自動二輪車の燃料タン
クにおいて、前記給油口から注入される燃料を受ける位
置にタンク外方に向かって下降傾斜する逃げ部を前記底
板の底上げ部に形成しているので、給油の際の油の流れ
を円滑にして逆流を防止することができ、また、この種
の構造の燃料タンクの加工性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動二輪車の燃料タンクの一実施
例を示す縦断面図。
【図2】同実施例による燃料タンクの図1のII−II線に
沿った横断面図。
【図3】他の実施例による燃料タンクの横断面図。
【図4】本発明による燃料タンクの適用される自動二輪
車の側面図。
【図5】従来の燃料タンクの構造を示す縦断面図。
【符号の説明】
2 前輪 4 フロントフォーク 6 タンクレール 8 カウル 10 燃料タンク 11 後輪 12 スイングアーム 20 外板 23 給油口 24 キャブレター 26 クリーナボックス 27 底板 27a 底上げ部 28 立上がり面 30 逃げ部 35 逃げ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンクの底板の前半部にエアクリーナ
    の収容空間を画する上側に凹む底上げ部を形成し、燃料
    タンクの外板に開口する給油口を前記底上げ部に対向す
    るように配置した自動二輪車の燃料タンクにおいて、前
    記給油口から注入される燃料を受ける位置に底上げ部の
    外側に向かって下降傾斜する逃げ部を前記底板の底上げ
    部に形成したことを特徴とする自動二輪車の燃料タン
    ク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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