JP2637577B2 - ローラレベラ - Google Patents

ローラレベラ

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JP2637577B2
JP2637577B2 JP1287396A JP28739689A JP2637577B2 JP 2637577 B2 JP2637577 B2 JP 2637577B2 JP 1287396 A JP1287396 A JP 1287396A JP 28739689 A JP28739689 A JP 28739689A JP 2637577 B2 JP2637577 B2 JP 2637577B2
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small
straightening
pressure
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久良 荒神
壽郎 森田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属板材の平坦度不良を矯正するローラレベ
ラ、詳しくはその傾動圧下装置に関する。
〔従来の技術〕
通常、圧延厚板材の平坦度不良の矯正、及び内部残留
応力の軽減、均一化等にローラレベラが用いられてい
る。そして、比較的厚い矯正材や強度の高い矯正材に対
して高い負荷容量を持たせることと、比較的薄い矯正材
の特に部分波(中伸び、耳伸び等)に対する矯正効果を
持たせることの両立を目的として大径矯正ロールと小径
矯正ロールとを混在させたものがある。第3図は従来の
このようなローラレベラの一例の概略構成を示す図で、
昇降フレーム55に軸着された上の大径矯正ロール51及び
その入側及び出側に昇降装置57によって昇降可能に軸着
された上の小径矯正ロール52と、固定フレーム56に軸着
された下の大径矯正ロール53及び下の小径ロール54とが
上下に千鳥状に配置されている。昇降フレーム55はハウ
ジング50内に昇降自在に嵌装され、バランスシリンダ58
によって懸吊されると共に、入側及び出側の圧下スクリ
ュ59及び油圧圧下シリンダ60によって圧下されている。
この油圧圧下シリンダ60には、油圧配管61を介してリリ
ーフ弁62が装着されている。圧下スクリュ59によって昇
降フレーム55を図示のように傾動させ、さらに油圧圧下
シリンダ60によって傾動を微調整し、入側(図中左方)
の上下の大径矯正ロール51,53及び小径矯正ロール52,54
のインタメッシュを(矯正材に対する上矯正ロール押込
量)大きくする。次いで図示しない駆動装置によってこ
れらの上下の大径矯正ロール51,53及び小径矯正ロール5
2,54を回転して矯正材Wを通板させ、その平坦度の矯正
が不充分であれば昇降フレーム55を逆方向に傾動して図
中右方を入側とし、前述とは逆方向にこの矯正材Wを通
板してその平坦度を矯正する。また、矯正材Wの厚さ、
降伏点等の強度によってその矯正反力及び矯正トルクが
上下の小径矯正ロール52,54の許容強度を超えるような
場合は昇降装置57によって入側の上の小径矯正ロール52
を上昇させ、大径矯正ロール51,53のみでその平坦度を
矯正する。
上下の大径矯正ロール51,53及び小径矯正ロール52,54
やその軸、軸受等の機械系にその強度を超える過大な矯
正反力及び矯正トルクが作用して、油圧圧下シリンダ60
内の圧力が許容値を超えるとリリーフ弁62が作動し、上
の大径矯正ロール51,及び小径矯正ロール52の圧下力が
所定値を超えないようにして前記機械系の損層を防止し
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来のローラレベラには解決すべき次の課題があ
った。即ち、従来のローラレベラでは、リリーフ弁62の
リリーフ圧は一定であり、前述したように大径矯正ロー
ル51,53と小径矯正ロール52,54とが混在しているので、
強度の高い大径矯正ロール51,53の機械系に見合うリリ
ーフ弁62のリリーフ圧を設定すると強度の低い小径矯正
ロール52,54の機械系が損傷するという問題があった。
また、小径矯正ロール52,54の機械系に見合うリリーフ
弁62のリリーフ圧を設定すると、強度の高い板材Wの矯
正時に大径矯正ロール51,53による所定の圧下力以下で
リリーフ弁62が作動して充分な圧下力をかけることが不
能に陥るという問題もあった。
本発明は上記課題を解決するために提案されたもので
あり、小径矯正ロールの使用時でも、大径矯正ロールの
使用時でも、各々の最大許容圧下力をそれぞれ作用させ
ることが可能なローラレベラを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題の解決手段として、大径矯正ロール
及び小径矯正ロールと、同大径矯正ロール及び小径矯正
ロールを圧下する圧下シリンダとを備えたローラレベラ
において、前記圧下シリンダに連通して多けられた高圧
リリーフ弁及び低圧リリーフ弁と、同高圧リリーフ弁及
び低圧リリーフ弁の作動を切替える切替弁とを具備して
なることを特徴とするローラレベラを提供しようとする
ものである。
〔作用〕
本発明は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。即ち、板材の矯正に際し、所定の強度以下の板材で
は、小径矯正ロール及び大径矯正ロールによって圧下す
るので、切替弁によって、機械的強度の低い小径矯正ロ
ールの許容圧下力に相当するリリーフ圧の低圧リリーフ
弁が作動するように切換えておく。そして、板材の矯正
中に過大な矯正反力または矯正トルクが作用して小径矯
正ロールの負荷がその許容値を超えようとすると、圧下
シリンダ内の圧力がリリーフ圧以上になるので圧下シリ
ンダに連通した低圧リリーフ弁が作動し、小径矯正ロー
ルの機械損傷を防止する。また、所定の強度以上の板材
では小径矯正ロールでは圧下しないので、切換弁によっ
て大径矯正ロールの許容圧下力に相当するリリーフ圧の
高圧リリーフ弁が作動するように切変えておく。この切
換えによって小径矯正ロールでの圧下時よりも大きな圧
下力で板材の矯正を行ない、この矯正中に大径矯正ロー
ルの負荷が許容値を超えようとすると圧下シリンダに連
通した高圧リリーフ弁が作動してその機械損傷を防止す
る。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図及び第2図により説明す
る。なお、従来例と同一の構成部材には同一の符号を付
し、重複した説明を省略する。
第1図において、入側及び出側の油圧圧下シリンダ60
にはたとえばリリーフ圧が200kg・f/cm2のような高圧リ
リーフ弁1が油圧配管4を介して装着され、この高圧リ
リーフ弁1にはたとえばリリーフ圧が100kg・f/cm2のよ
うな低圧リリーフ弁2が切替弁3及び油圧配管5を介し
て連結されている。所定の強度(例えば、板厚、降伏点
等)以下の低強度矯正材W1の平坦度の矯正に際しては、
第1図に示すように、切替弁3を“開”にして低圧リリ
ーフ弁2を作動可能にすると共に、昇降装置57によって
入側及び出側の上の小径矯正ロール52を加工してその外
周面下部の高さを上の大径矯正ロール51とほぼ同等にす
る。
次いで、圧下スクリュ59及び油圧圧下シリンダ60によ
って昇降フレーム55を図示のように傾動し、入側(図中
左方)の上下の大径矯正ロール51,53及び小径矯正ロー
ル52,54のインタメッシュを大きくして低強度板材W1
送給する。このとき、入側の上下の小径矯正ロール52,5
4に過大な矯正反力及び矯正トルクが作用し、その負荷
が許容値を超えようとすると、入側の油圧圧下シリンダ
60内の圧力が低圧リリーフ弁2のリリーフ圧以上になる
ので低圧リリーフ弁2が作動し、過負荷による上下の小
径矯正ロール52,54及びその軸,軸受等の機械系の損傷
を防止する。
また、低強度矯正材W1を折返し図中右方から左方へ通
板させる場合は、図中右方が入側になり、昇降フレーム
55の傾動を図示とは逆にするので、図中右方の上下の小
径矯正ロール52,54が過負荷になろうとすれば、図中右
方の低圧リリーフ弁2が作動する。次に、所定の強度を
超える高強度矯正材W2の平坦度の矯正に際しては、第2
図に示すように、切替弁3を“開”にして低圧リリーフ
弁2が作動しないようにして高圧リリーフ弁1のみを作
動可能にすると共に、昇降装置57によって入側の上の小
径矯正ロール52を上昇する。
次いで、圧下スクリュ59及び油圧圧下シリンダ60によ
って昇降フレーム55を図示のように傾動し、高強度矯正
材W2を送給する。このとき、入側の上下の大径矯正ロー
ル51,53に過大な矯正反力及び矯正トルクが作用し、そ
の負荷が許容値を超えようとすると、入側の油圧圧下シ
リンダ60内の圧力が高圧リリーフ弁1のリリーフ圧以上
になるので、高圧リリーフ弁1が作動し、過負荷による
上下の大径矯正ロール51,53の機械系の損傷を防止す
る。なお、この場合、入側から2番目の下の小径矯正ロ
ール54及び出側の上下の小径矯正ロール52,54は上下の
大径矯正ロール51,53に比べて負荷(矯正反力)が小さ
いので、上記のような大圧下力にも耐えることができ
る。また、高強度矯正材W2を折返し図中右方から左方へ
通板させる場合は、昇降装置57によって図中右方(入
側)の上の小径矯正ロール52を上昇すると共に、図中左
方(出側)の上の小径矯正ロール52を下降し、昇降フレ
ーム55を図示と逆方向に傾動するので、過大な矯正反力
及び矯正トルクが作用すると図中右方の上下の大径矯正
ロール51,53が過負荷になろうとし、図中右方の高圧リ
リーフ弁1が作動する。
以上の通り本実施例によれば、低強度の被矯正材を矯
正する場合は、切換弁3が低圧リリーフ弁2を油圧圧下
シリンダ60に連通した状態に維持して、油圧圧下シリン
ダ60が作動するので小径矯正ロール52,54にとって過大
負荷が発生した場合は低圧リリーフ弁2が作動して関連
部材を保護し、高強度の被矯正材を矯正する場合は高圧
リリーフ弁1のみを油圧圧下シリンダ60に連通するよう
切替弁3が切替えて油圧圧下シリンダ60が作動するの
で、低圧リリーフ弁2の放圧によって適性圧に達しない
といった不具合が防止される。また、高強度の被矯正材
を矯正する際の適正圧を超えて過大な負荷が生じた場合
は高圧リリーフ弁1が作動して関連部材を保護する、と
いった利点がある。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。即ち、本発明では、大径矯正ロール及び小径矯正ロ
ールを圧下させる圧下シリンダに、リリーフ圧が異なる
高圧リリーフ弁と低圧リリーフ弁とこれらのリリーフ弁
の切替弁とを設けたことにより、大径矯正ロールを使用
するときは高圧リリーフ弁のみを作動可能とし、小径矯
正ロールを使用するときは低圧リリーフ弁を作動可能に
することができる。
したがって、大径矯正ロール及び小径矯正ロール共に
それぞれ最大許容圧下力を負荷させることが可能にな
り、高強度矯正材及び低強度矯正材共、有効な圧下量を
付与できるので矯正効率を向上することができる。ま
た、大径矯正ロール及び小径矯正ロールをそれぞれの過
負荷から保護することが可能になり、その機械系の損傷
を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るローラレベラの模式的
側面図(但し、要部を一部破断して示す)、第2図は第
1図のローラレベラの運転状態のみを変更した図、第3
図は従来のローラレベラの模式的側面図である。 1……高圧リリーフ弁,2……低圧リリーフ弁, 3……切替弁,59……ハウジング, 51……大径矯正ロール,52……小径矯正ロール, 53……大径矯正ロール、54……小径矯正ロール, 55……昇降フレーム,50……圧下スクリュ, 60……油圧圧下シリンダ,W1……低強度矯正材, W2……高強度矯正材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大径矯正ロール及び小径矯正ロールと、同
    大径矯正ロール及び小径矯正ロールを圧下する圧下シリ
    ンダとを備えたローラレベラにおいて前記圧下シリンダ
    に連通して設けられた高圧リリーフ弁及び低圧リリーフ
    弁と、同高圧リリーフ弁及び低圧リリーフ弁の作動を切
    替える切替弁とを具備してなることを特徴とするローラ
    レベラ。
JP1287396A 1989-11-06 1989-11-06 ローラレベラ Expired - Lifetime JP2637577B2 (ja)

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