JP3268149B2 - ローラレベラ - Google Patents

ローラレベラ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、矯正ロールを軸着した
ロールキャリッジの入側と出側とを同等に平行圧下し、
金属板材を通板させて内部残留応力を除去すると共に、
平坦度不良を矯正するローラレベラに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の水平圧下式ローラレベラの
一例を示す縦断面図である。図5において、51aは上
大径矯正ロール、51bは1本の上出側大径矯正ロール
であり、上ロールキャリッジ55に軸着され、図示しな
い自在継手によって駆動装置にそれぞれ連結されてい
る。そして、軸方向に分割された上大径バックアップロ
ール53によって補強されている。
【0003】上出側大径矯正ロール51bは各々の上大
径矯正ロール51aよりも上方に軸着されている。
【0004】上ロールキャリッジ55は、スクリュ回転
式の圧下装置57によって昇降するように、ハウジング
60内に嵌装されており、バランスシリンダ58によっ
てハウジング60のブラケット59に支持されている。
【0005】52は下大径矯正ロールであり、ハウジン
グ60内の下部に嵌着された下ロールキャリッジ56に
軸着され、図示しない自在継手によって駆動装置にそれ
ぞれ連結されている。そして、軸方向に分割された下大
径バックアップロール54によって補強されている。
【0006】つぎに上記装置の作用について説明する
と、上ロールキャリッジ55を圧下装置57によって下
降させて上矯正ロール51を下矯正ロール52と所要の
インタメッシュを形成すると共に、上出側大径矯正ロー
ル51bのインタメッシュが零になるように圧下し、各
々の上矯正ロール51a,51b及び下矯正ロール52
を上下大径バックアップロール53,54によってそれ
ぞれ補強して駆動回転しながら板材50を通板させ、そ
の内部残留応力を除去すると共に平坦度不良を矯正す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来の平行圧下式ローラレベラでは、圧下装置がスクリ
ュ回転式であるのでその圧下能力が制限され、板材の圧
下中は負荷が大きいので、圧下量(インタメッシュ)を
微調整して板材の折曲げ量を制御しながら矯正すること
ができない。
【0008】また、上ロールキャリッジ55に軸着され
た各々の上矯正ロール51a及び上出側矯正ロール51
bが同一圧下量で圧下されるので、各々の上矯正ロール
51aと下矯正ロール52との間でそれぞれ異なったイ
ンタメッシュを形成することができない。従って、板材
50の細かい平坦度不良を矯正することが困難である。
【0009】さらに、厚板材の矯正用として矯正ロール
径を大きくすれば薄板材の矯正が不充分となり、薄板材
の矯正用として矯正ロール径を小さくすれば厚板材の矯
正が不充分となる。従って、矯正ロールを大径にして厚
板材矯正用のレベラとすれば薄板材は後工程のコールド
レベラによって再矯正することになり、逆に矯正ロール
を小径にして薄板材矯正用のレベラとすれば厚板材は後
工程のプレスによって再矯正することになる。
【0010】本発明は、前記従来装置の各不具合点を解
決するために提案されたものであり、板材の矯正中に各
々の矯正ロールのインタメッシュを単独でそれぞれ調整
することが可能であり、しかも厚板材及び薄板材の全般
にわたってその残留応力除去及び平坦度不良を矯正する
ことができる平行圧下式ローラレベラを提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のローラ
レベラは、固定側矯正ロール群を軸着した固定側ロール
キャリッジと、この固定側矯正ロール群に対して千鳥状
に配列した圧下側矯正ロール群を軸着した圧下側ロール
キャリッジと、この圧下側ロールキャリッジの入側と出
側とを同時に圧下する平行圧下手段とを具備したローラ
レベラであって、前記平行圧下手段として前記圧下側ロ
ールキャリッジの入側と出側に夫々主油圧圧下シリンダ
を設け、且つ前記圧下側ロールキャリッジに少なくとも
4本の圧下側矯正ロール群を配置し、この矯正ロール群
の2本の入側矯正ロールに入側矯正ロール油圧圧下シリ
ンダを設けるとともに、少なくとも1本の出側矯正ロー
ルに出側矯正ロール油圧圧下シリンダを設けたことを特
徴とする。
【0012】
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、圧下ロールキャリッジおよび前記固定側ロールキャ
リッジの夫々の入側に外径が200mm以下の小径矯正
ロールを少なくとも合計4本夫々配置し、この小径矯正
ロールの夫々の出側に外径が300mm以上の大径矯正
ロールを少なくとも合計6本夫々配置したことを特徴と
する。
【0014】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記圧下側ロールキャリッジの前記小径矯正ロール
の入側の2本だけを同時に昇降させる小径矯正ロール油
圧圧下シリンダと、前記圧下側ロールキャリッジの前記
大径矯正ロールの入側から最前列の1本だけを単独で昇
降させる入側大径矯正ロール油圧圧下シリンダと、前記
圧下側ロールキャリッジの前記大径矯正ロールの入側か
ら最後列の1本だけを単独で昇降させる出側大径矯正ロ
ール油圧圧下シリンダとを設けるとともに、前記入側大
径矯正ロールと前記出側大径矯正ロールとの間の少なく
とも1本の中間大径矯正ロールを圧下側ロールキャリッ
ジにて固定して軸着したことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明の請求項1記載のローラレベラにおいて
は、圧下側ロールキャリッジ及び矯正ロールを主油圧圧
下シリンダによって下降させて圧下側矯正ロールを固定
側矯正ロールと所要のインタメッシュを形成するように
圧下し、各々の矯正ロールを駆動回転しながら板材を通
板させてその内部残留応力を除去すると共に、平坦度不
良を矯正する。
【0016】また、板材の矯正中に主油圧圧下シリンダ
によって圧下側矯正ロールのインタメッシュを調整して
板材の折曲げ量を制御する。この矯正中に許容値を超え
る負荷が作用すると、アンジャミング機能によって主油
圧圧下シリンダを作動させてこの負荷が許容値以下にな
るまで圧下を緩め、装置の破損を防止する。
【0017】さらに、このローラレベラにおいては、上
中間矯正ロールを主圧下シリンダによって単独圧下する
とともに、上入側矯正ロールを入側矯正ロール油圧圧下
シリンダによって単独圧下してその残留応力を除去する
とともに、細かい平坦度不良までを矯正し、さらに上出
側矯正ロールを出側矯正ロール油圧圧下シリンダによっ
て単独圧下してインタメッシュを無くして板材を平坦に
する。
【0018】本発明の請求項2に記載のローラレベラ
は、入側の少なくとも上下合計4本の小径矯正ロールに
よって薄板材の内部残留応力を除去するとともに、平坦
度不良を矯正し、この小径矯正ロールの固定側最後列の
1本と出側の少なくとも圧下側および固定側6本の大径
矯正ロール(少なくとも合計7本の矯正ロール)によっ
て厚板材の内部残留応力を除去するとともに平坦度不良
を矯正する。
【0019】本発明の請求項3に記載のローラレベラ
は、薄板材を矯正する場合は、小径矯正ロール油圧圧下
シリンダによって圧下側小径矯正ロールを圧下側大径矯
正ロールよりも大きく圧下し、この小径矯正ロールによ
って薄板材を折曲げて内部残留応力を除去し、インタメ
ッシュの殆どない出側の大径矯正ロールによって平坦に
する。
【0020】また、厚板材を矯正する場合は、圧下側小
径矯正ロールを上昇させて無負荷とし、入側大径矯正ロ
ール油圧圧下シリンダによって圧下側大径矯正ロールの
入側から最前列の1本だけを単独で圧下して固定側矯正
ロールとのインタメッシュを大きくして厚板材を折曲げ
て内部残留応力を除去し、出側大径矯正ロール油圧圧下
シリンダによって大径矯正ロールの入側から最後列の1
本だけを単独で圧下してそのインタメッシュを殆ど無く
し、小径矯正ロールの固定側最後列の1本と出側の少な
くとも圧下側及び固定側6本の大径矯正ロールによって
平坦にする。
【0021】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は本発明の第1実施例としての、水平圧下式
ローラレベラの縦断面図(図2のI−I断面図)、図2
は図1のII−II断面図である。
【0022】図1および図2において、5は上ロールキ
ャリッジで、この上ロールキャリッジ5は主圧下シリン
ダ7によって昇降するようにハウジング゛60内に嵌装
されて、バランスシリンダ59によってハウジング60
のブラケット59に支持されている。すなわち、上ロー
ルキャリッジ5の入側部を昇降する主圧下シリンダ7と
上ロールキャリッジ5の出側部を昇降する主圧下シリン
ダ7が夫々ハウジング60に設けられており、これら主
圧下シリンダ7は圧下側ロールキャリッジである上ロー
ルキャリッジ5の板材の入側部および出側部を同時に圧
下する平行圧下手段を構成する。
【0023】この上ロールキャリッジ5内で小径ロール
用圧下シリンダ17aによって昇降する小径ロール用ベ
ース15aには例えば外径が190mmの上小径矯正ロ
ール1が軸着され、軸方向に分割された上小径バックア
ップロール3によって補強されている。
【0024】上ロールキャリッジ5内で入側大径ロール
用圧下シリンダ17bによって昇降する入側大径ロール
用ベース15bには例えば外径が310mmの上入側大
径矯正ロール11aが軸着され、軸方向に分割された上
大径バックアップロール13によって補強されている。
【0025】上ロールキャリッジ5内で出側大径ロール
用圧下シリンダ17cによって昇降する出側大径ロール
用ベース15cには例えば外径が310mmの上出側大
径矯正ロール11cが軸着され、上大径バックアップロ
ール13によって補強されている。例えば外径が310
mmの上中間大径矯正ロール11bは上ロールキャリッ
ジ5に直接軸着され、上大径バックアップロール13に
よって補強されている。
【0026】下ロールキャリッジ6はハウジング60内
の下部に嵌着されており、例えば外径が190mmの下
小径矯正ロール2及び例えば外径が310mmの下大径
矯正ロール52が軸着され、軸方向に分割された下小径
バックアップロール4及び下大径バックアップロール5
4によって補強されている。
【0027】これら上下の矯正ロール1,2,11a,
11b,11c,52は図示しない自在継手によって駆
動装置にそれぞれ連結されている。
【0028】次に、上記実施例装置の作用について説明
する。上小径矯正ロール1、上入側大径矯正ロール11
a、上中間大径矯正ロール11b、上出側大径矯正ロー
ル11cを主圧下シリンダ7によって、上ロールキャリ
ッジ5、小径ロール用圧下シリンダ17a、大径ロール
用圧下シリンダ17b,17c及び小径ロール用ベース
15a、大径ロール用ベース15b,15cを介して下
降させて各々の下小径矯正ロール2及び下大径矯正ロー
ル52との所要のインタメッシュを形成するように圧下
し、これら上下の矯正ロール1,2c,11a,11
b,11c,52を駆動回転しながら板材50を通板さ
せてその平坦度不良を矯正する。
【0029】そして、板材50の矯正中に主圧下シリン
ダ7によってそのインタメッシュを調整し、板材50の
折曲げ量を制御する。
【0030】この矯正中に許容値を超える負荷が作用す
ると、アンジャミング機能によって主圧下シリンダ7を
作動させてその負荷が許容値以下になるまで上ロールキ
ャリッジ5を自動的に上昇させ、装置の破損を防止す
る。
【0031】薄板の板材50を矯正する場合は、小径ロ
ール用圧下シリンダ17aによって上小径矯正ロール1
を上大径矯正ロール11a,11b,11cよりも大き
く圧下し、この上小径矯正ロール1と最前列及び中間の
下小径矯正ロール2とによってこの板材50を折曲げて
内部残留応力等を除去し、インタメッシュの殆ど無い上
大径矯正ロール11a,11b,11cと最後列の下小
径矯正ロール2、下大径矯正ロール52とによって平坦
にする。
【0032】また、厚板の板材50を矯正する場合は、
上小径矯正ロール1を上昇させて無負荷とし、上入側大
径矯正ロール11aだけを単独で圧下して最後列の下小
径矯正ロール2および最前列の下大径矯正ロール52と
のインタメッシュを大きくしてこの板材50を折曲げ、
上出側大径矯正ロール11cと中間および最後列の下大
径矯正ロール52とのインタメッシュを殆どなくして平
坦にする。
【0033】つぎに本発明の第2実施例につき説明する
と、図3は本発明の第2実施例に係る水平圧下式ローラ
レベラの縦断面図を示す。
【0034】この実施例は、例えば外径が310mmの
2本の上入側大径矯正ロール11aを上ロールキャリッ
ジ35内で入側ロール用圧下シリンダ27aによって昇
降する入側ロール用ベース25aに軸着すると共に、例
えば外径が310mmの1本の上出側大径矯正ロール1
1cを上ロールキャリッジ35内で出側ロール用圧下シ
リンダ27bによって昇降する出側ロール用ベース25
bに軸着し、1本の上中間大径矯正ロール11bは上ロ
ールキャリッジ35に直接軸着し、下ロールキャリッジ
36には従来と同様の例えば外径が310mmの下大径
矯正ロール52を軸着したものである。
【0035】板材50の矯正にあたっては、上中間大径
矯正ロール11bを主圧下シリンダ7によって単独圧下
すると共に、上入側大径矯正ロール11aを入側ロール
用圧下シリンダ27aによって単独圧下してその残留応
力を除去すると共に細かい平坦度不良までを矯正し、さ
らに1本の上出側矯正ロール11cを出側ロール用圧下
シリンダ27bによって単独圧下してインタメッシュを
無くし、板材50を平坦にする。
【0036】つぎに図4により本発明の第3実施例を説
明する。図4は、本発明の第3実施例に係る水平圧下式
ローラレベラの縦断面図である。
【0037】この実施例は、前記第2実施例と同様に、
上大径矯正ロール11a,11b,11cを使用し、2
本の上入側大径矯正ロール11aを上ロールキャリッジ
45内で入側ロール用圧下シリンダ27aによって昇降
する入側ロール用ベース35aに軸着すると共に、2本
の上出側大径矯正ロール11cを入側ロール用圧下シリ
ンダ27bによって昇降する入側ロール用ベース35b
に軸着し、1本の上中間大径矯正ロール11bは上ロー
ルキャリッジ45に直接軸着し、下ロールキャリッジ5
6には従来と同様の例えば外径が310mmの下大径矯
正ロール52を軸着したものである。
【0038】板材50の矯正にあたっては、第2実施例
と同様に、上中間大径矯正ロール11bを主圧下シリン
ダ7によって単独圧下すると共に、上入側大径矯正ロー
ル11aを入側ロール用圧下シリンダ27aによって単
独圧下してそれぞれ所要のインタメッシュを形成し、そ
の残留応力を除去すると共に細かい平坦度不良までを矯
正し、さらに2本の上出側矯正ロール11cを出側ロー
ル用圧下シリンダ27bによって単独圧下してインタメ
ッシュを無くし、板材50を平坦にする。
【0039】以上本発明のいくつかの実施例について縷
々説明したが、本発明は上記実施例に限定されるもので
なく本発明技術思想の範囲内で種々設計変更が可能であ
り、それらは何れも本発明の技術的範囲に属する。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明のローラレベラ
によれば以下に示す効果を奏する。 (1).平行圧下手段として主油圧圧下シリンダを設け
たことにより、その構造が簡単で製作費が低下し、保守
管理が容易になる。
【0041】また、主油圧圧下シリンダの圧力能力を大
きくすることが可能になり、板材の矯正中に圧下側矯正
ロールの圧下量を調整し、そのインタメッシュを制御し
ながら板材を矯正することができる。
【0042】さらに、許容値を超える負荷が作用して
も、アンジャミング機能によって装置の破損を防止する
ことができる。
【0043】(2).2本の入側矯正ロールに入側矯正
ロール油圧圧下シリンダを設けると共に少なくとも1本
の出側矯正ロールに出側矯正ロール油圧圧下シリンダを
設けたことにより、上中間矯正ロールを主圧下シリンダ
によって単独圧下し、上入側矯正ロール及び上出側矯正
ロールを入側矯正ロール油圧圧下シリンダ及び出側矯正
ロール油圧圧下シリンダによってそれぞれ単独圧下する
ことができる。
【0044】従って、各々の矯正ロールに所要のインタ
メッシュをそれぞれ単独に形成することが可能になり、
細かい平坦度不良でも良好に矯正することができる。
【0045】(3).入側の少なくとも上下合計4本の
小径矯正ロールによって薄板材の平坦度不良を矯正し、
この小径矯正ロールの固定側最後列の1本と出側の少な
くとも圧下側及び固定側6本の大径矯正ロールによって
厚板材の平坦度不良を矯正することにより、矯正可能な
板厚範囲が広くなって薄板材及び厚板材の両方を矯正す
ることができる。
【0046】(4).薄板材を矯正する場合は小径矯正
ロール油圧圧下シリンダによって圧下側小径矯正ロール
を圧下側大径矯正ロールよりも大きく圧下して薄板材を
折曲げ、インタメッシュの殆ど無い出側の大径矯正ロー
ルによって平坦にし、厚板材を矯正する場合は圧下側小
径矯正ロールを上昇させて無負荷とし、圧下側大径矯正
ロールの入側から最前列の1本だけを単独で圧下してそ
のインタメッシュを大きくして厚板材を折曲げ、大径矯
正ロールの入側から最後列の1本だけをそのインタメッ
シュを殆ど無くして平坦にすることにより、薄板材及び
厚板材の両方の平坦度不良を良好に矯正することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1に実施例に係る水平圧下式ローラ
レベラの縦断面図(図2のI−I断面図)である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る水平圧下式ローラレ
ベラの縦断面図である。
【図4】本発明の第3実施例に係る水平圧下式ローラレ
ベラの縦断面図である。
【図5】従来の水平圧下式ローラレベラの一例を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 上小径矯正ロール 2 下小径矯正ロール 5,35,45 上ロールキャリッジ 6,36,46 下ロールキャリッジ 7 主圧下シリンダ 11a 上入側大径矯正ロール 11b 上中間大径矯正ロール 11c 上出側大径矯正ロール 15a 入側小径ロール用ベース 15b 入側大径ロール用ベース 15c 出側大径ロール用ベース 17a 小径ロール用圧下シリンダ 17b 入側大径ロール用圧下シリンダ 17c 出側大径ロール用圧下シリンダ 25a,35a 入側ロール用ベース 25b,35b 出側ロール用ベース 27a 入側ロール用圧下シリンダ 27b 出側ロール用圧下シリンダ 50 板材 52 下大径矯正ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−15822(JP,A) 特開 平4−200821(JP,A) 特開 平5−69044(JP,A) 特開 平5−50144(JP,A) 特開 平1−241325(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 1/05 - 1/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側矯正ロール群を軸着した固定側ロ
    ールキャリッジと、この固定側矯正ロール群に対して千
    鳥状に配列した圧下側矯正ロール群を軸着した圧下側ロ
    ールキャリッジと、この圧下側ロールキャリッジの入側
    と出側とを同時に圧下する平行圧下手段とを具備したロ
    ーラレベラであって、 前記平行圧下手段として前記圧下側ロールキャリッジの
    入側と出側に夫々主油圧圧下シリンダを設け、且つ前記
    圧下側ロールキャリッジに少なくとも4本の圧下側矯正
    ロール群を配置し、この矯正ロール群の2本の入側矯正
    ロールに入側矯正ロール油圧圧下シリンダを設けるとと
    もに、少なくとも1本の出側矯正ロールに出側矯正ロー
    ル油圧圧下シリンダを設けたことを特徴とするローラレ
    ベラ。
  2. 【請求項2】 前記圧下側ロールキャリッジおよび前記
    固定側ロールキャリッジの夫々の入側に外径が200m
    m以下の小径矯正ロールを少なくとも合計4本夫々配置
    し、この小径矯正ロールの夫々の出側に外径が300m
    m以上の大径矯正ロールを少なくとも合計6本夫々配置
    したことを特徴とする請求項1に記載のローラレベラ。
  3. 【請求項3】 前記圧下側ロールキャリッジの前記小径
    矯正ロールの入側の2本だけを同時に昇降させる小径矯
    正ロール油圧圧下シリンダと、前記圧下側ロールキャリ
    ッジの前記大径矯正ロールの入側から最前列の1本だけ
    を単独で昇降させる入側大径矯正ロール油圧圧下シリン
    ダと、前記圧下側ロールキャリッジの前記大径矯正ロー
    ルの入側から最後列の1本だけを単独で昇降させる出側
    大径矯正ロール油圧圧下シリンダとを設けるとともに、
    前記入側大径矯正ロールと前記出側大径矯正ロールとの
    間の少なくとも1本の中間大径矯正ロールを圧下側ロー
    ルキャリッジにて固定して軸着したことを特徴とする請
    求項2に記載のローラレベラ。
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