JPS5916531B2 - 圧延機における圧下制御方法 - Google Patents
圧延機における圧下制御方法Info
- Publication number
- JPS5916531B2 JPS5916531B2 JP53120647A JP12064778A JPS5916531B2 JP S5916531 B2 JPS5916531 B2 JP S5916531B2 JP 53120647 A JP53120647 A JP 53120647A JP 12064778 A JP12064778 A JP 12064778A JP S5916531 B2 JPS5916531 B2 JP S5916531B2
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- JP
- Japan
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- rolling
- roll
- rolls
- rolling mill
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- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、圧延用ロールの折損防止を行なわせるべくな
された圧延機の圧下制御方法に関するもである。
された圧延機の圧下制御方法に関するもである。
例えば形鋼を圧延するに際し、圧延機の圧延用ロール(
以下孔型ロールと称す)によって高温の圧延材を圧下伸
延して成形するのであるが、この圧延機における孔型ロ
ールの圧下制御方法とじては、該圧延機に備えられた圧
延荷重検出ロードセル等で検出した荷重変位量を理論計
算に基づいて定められた一定値に維持するように圧下刃
を調整している。
以下孔型ロールと称す)によって高温の圧延材を圧下伸
延して成形するのであるが、この圧延機における孔型ロ
ールの圧下制御方法とじては、該圧延機に備えられた圧
延荷重検出ロードセル等で検出した荷重変位量を理論計
算に基づいて定められた一定値に維持するように圧下刃
を調整している。
しかし、形鋼圧延の場合には孔型ロールのロール孔型が
深く又孔型ロールに対する負荷も大きいためにロール孔
型の溝部分に応力集中が発生して孔型ロールが折損して
いるのが実状であり、かつこの孔型ロールの折損による
該孔型ロールの組替え時間は1回につきV2〜3時間を
要するとともに、この作業間は生産を休止せざるをえな
くなり操業率の低下を招きひいては製品のコストアップ
にもつながるという問題点がある。
深く又孔型ロールに対する負荷も大きいためにロール孔
型の溝部分に応力集中が発生して孔型ロールが折損して
いるのが実状であり、かつこの孔型ロールの折損による
該孔型ロールの組替え時間は1回につきV2〜3時間を
要するとともに、この作業間は生産を休止せざるをえな
くなり操業率の低下を招きひいては製品のコストアップ
にもつながるという問題点がある。
この上述の問題点に対処すべき手段として、現時点にお
ける孔型ロールの折損防止方法は伺ら提起されておらず
、ただ圧延機の駆動用電動機が過負荷電流の場合に回路
中の継電器が開路して駆動用電動機を停止させることで
孔型ロールの折損を防止するか、あるいは駆動用電動機
と孔型ロール間に介在させたユニバーサル継手の締結ボ
ルトを孔型ロールに発生する過負荷時において破損する
ようになさしめて孔型ロールの折損を防止するという手
法がとられてでいるが両者とも確実に孔型ロールの折損
を防止できるものではない。
ける孔型ロールの折損防止方法は伺ら提起されておらず
、ただ圧延機の駆動用電動機が過負荷電流の場合に回路
中の継電器が開路して駆動用電動機を停止させることで
孔型ロールの折損を防止するか、あるいは駆動用電動機
と孔型ロール間に介在させたユニバーサル継手の締結ボ
ルトを孔型ロールに発生する過負荷時において破損する
ようになさしめて孔型ロールの折損を防止するという手
法がとられてでいるが両者とも確実に孔型ロールの折損
を防止できるものではない。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、以
下その一実施例を示す添付図面に基づいて説明する。
下その一実施例を示す添付図面に基づいて説明する。
図面において、1は形鋼を圧延するための圧延機であり
、該圧延機1には両側に立設されたスタンド2により可
回動で昇降自在に支持された上ロール3および可回動モ
スタンド2に固定支持された下ロール4が各々配設され
ている。
、該圧延機1には両側に立設されたスタンド2により可
回動で昇降自在に支持された上ロール3および可回動モ
スタンド2に固定支持された下ロール4が各々配設され
ている。
5は上記上ロール3を圧下せしめるための圧下スクリュ
ーであり、該圧下スクリュー5は図示していないが電動
機等の駆動手段により従来公知の動力伝達機構を介して
回転動作が付与され、上ロール3を圧下せしめるもので
ある。
ーであり、該圧下スクリュー5は図示していないが電動
機等の駆動手段により従来公知の動力伝達機構を介して
回転動作が付与され、上ロール3を圧下せしめるもので
ある。
また6は前記圧下スクリュー5下端に当接となり、かつ
両スタンド2にそれぞれ設けられた圧延荷重検出用ロー
ドセルであり、該ロードセル6と前記上ロール3のハウ
ジング7間には形鋼圧延中に過負荷が作用した場合に即
刻上ロール3の圧下を解放するための楔板8と該楔板8
に移動動作を付与せしめるシリンダ9とからなる圧下解
放機構が配設されている。
両スタンド2にそれぞれ設けられた圧延荷重検出用ロー
ドセルであり、該ロードセル6と前記上ロール3のハウ
ジング7間には形鋼圧延中に過負荷が作用した場合に即
刻上ロール3の圧下を解放するための楔板8と該楔板8
に移動動作を付与せしめるシリンダ9とからなる圧下解
放機構が配設されている。
なお10はスタンド2上端に固定支持されて前記圧下ス
クリュー5を螺合せしめるねじ孔であり、また11はロ
ードセル6からの経時的入力値に基づいて両ロール3,
4に過負荷が作用した場合に上記シリンダ9に上ロール
3の圧下を即刻解放するように出力する制御器である。
クリュー5を螺合せしめるねじ孔であり、また11はロ
ードセル6からの経時的入力値に基づいて両ロール3,
4に過負荷が作用した場合に上記シリンダ9に上ロール
3の圧下を即刻解放するように出力する制御器である。
すなわち第2図に銘水したように、圧延機1に配設され
ている圧延荷重Pをうけた上ロール3と下ロール4間に
搬送されてきた圧延材Sによって上記両ロール3,4に
は0式に示す曲げモーメントMbが作用する。
ている圧延荷重Pをうけた上ロール3と下ロール4間に
搬送されてきた圧延材Sによって上記両ロール3,4に
は0式に示す曲げモーメントMbが作用する。
つまり、両ロール3,4を単純梁と仮定し、かつ圧延荷
重Pが第2図に示す如く両ロール3,4の孔型部分に集
中荷重として作用すると仮定した場合側ロール3,4に
作用する曲げモーメントMbは、 P−1−1 Mb−□ ・・・・・・■11+12 で表わされる。
重Pが第2図に示す如く両ロール3,4の孔型部分に集
中荷重として作用すると仮定した場合側ロール3,4に
作用する曲げモーメントMbは、 P−1−1 Mb−□ ・・・・・・■11+12 で表わされる。
つぎに、両ロール3,4に作用するねじりモーメントM
tは Mt−0・975否η °°°°°°■ただし
、H:電動機出力 n:ロール回転数 η:効率 で求められる。
tは Mt−0・975否η °°°°°°■ただし
、H:電動機出力 n:ロール回転数 η:効率 で求められる。
故に■、■式より上記両ロール3゜4が中実丸軸であり
、かつ曲げモーメントMbとねじりモーメン)Mtを受
ける場合の両ロール3゜4に発生する応力σmは、 0「ジL(Mb+471F)・・・・・・■πdま たたし、d:ロール径 で演算することができる。
、かつ曲げモーメントMbとねじりモーメン)Mtを受
ける場合の両ロール3゜4に発生する応力σmは、 0「ジL(Mb+471F)・・・・・・■πdま たたし、d:ロール径 で演算することができる。
つまり、■式により両ロール3,4に発生する応力σm
を求めるとともに、第3図に示すフローチャートに基づ
いて前記制御器11でシリンダ9への出力信号を決定す
る。
を求めるとともに、第3図に示すフローチャートに基づ
いて前記制御器11でシリンダ9への出力信号を決定す
る。
すなわち、まず圧延機1での圧下量、圧延速度(ロール
回転数n)、パス回数1等により圧延スケジュールを選
択し、さらにロール径d10−ル孔型(切欠係数β)、
孔径の位置l、 、 4.等からロール定数を選択する
。
回転数n)、パス回数1等により圧延スケジュールを選
択し、さらにロール径d10−ル孔型(切欠係数β)、
孔径の位置l、 、 4.等からロール定数を選択する
。
つぎに第1回目の圧延を行なうに際して圧延機1の圧下
あるいは圧下の各設定値に異常がないかどうか確認する
。
あるいは圧下の各設定値に異常がないかどうか確認する
。
ここで異常がある場合は異常箇所をチェックして最初か
ら再度やり直し、異常がなければ圧下あるいは圧下装置
を起動させるとともにロードセル6を働かせる。
ら再度やり直し、異常がなければ圧下あるいは圧下装置
を起動させるとともにロードセル6を働かせる。
さらに両ロール3,4の駆動電動機の消費電力Hと上述
の圧延スケジュールおよびロール定数を選択する場合に
決定した各値から両ロール3,4に発生する応力σmを
求め、該応力σmにロールの切欠係数βを乗じた値力釦
−ル疲労強度σRより小さいかどうか、すなわち0式が
成立するかどうかを確認する。
の圧延スケジュールおよびロール定数を選択する場合に
決定した各値から両ロール3,4に発生する応力σmを
求め、該応力σmにロールの切欠係数βを乗じた値力釦
−ル疲労強度σRより小さいかどうか、すなわち0式が
成立するかどうかを確認する。
β・6m〈σR・・・・・・■
そして0式が成立しなければ制御器11からシリンダ9
に信号を出力して該シリンダ9を介して楔板8を移動動
作せしめて瞬時に圧下あるいは圧下装置を解放するとと
もに搬送テーブルを停止、逆転して圧延材Sを両ロール
3,4から解放し、かつ圧延機1の異常表示をして該圧
延機1を停止する。
に信号を出力して該シリンダ9を介して楔板8を移動動
作せしめて瞬時に圧下あるいは圧下装置を解放するとと
もに搬送テーブルを停止、逆転して圧延材Sを両ロール
3,4から解放し、かつ圧延機1の異常表示をして該圧
延機1を停止する。
また0式が成立する場合は、ロードセル6による圧延荷
重Pの検出を停止した後、圧延材Sのパス回数が最終パ
スであるかどうか確認して最終パスになるまで前述と同
じ様に圧延機1の圧下あるいは圧下の各設定値の確認か
ら繰返し行ない、最終パスになると最終パスである旨の
表示を行なって次工程に搬送する。
重Pの検出を停止した後、圧延材Sのパス回数が最終パ
スであるかどうか確認して最終パスになるまで前述と同
じ様に圧延機1の圧下あるいは圧下の各設定値の確認か
ら繰返し行ない、最終パスになると最終パスである旨の
表示を行なって次工程に搬送する。
以上述べたように本発明方法によれば、孔型ロールに発
生する応力σmを該孔型ロールに作用する曲げモーメン
トMbとねじりモーメントMtとから求めてこの孔型ロ
ール発生応力σmに孔型ロールの切欠係数βを乗じた値
と孔型ロールの疲労強度σRとの比較値β・σm−σR
を算出し)該比較値が負の場合は通常通り圧下制御作業
を行ない、また逆に正の場合は即刻圧延機を停止せしめ
ると同時に孔型ロールを圧延材より解放するようになさ
しめたために孔型ロールの折損が防止でき、その結果例
として45000 T/ monthの能力を有する圧
延機の場合従来はロール折損が10本/年程度であった
のが本発明方法の使用によって0.5本/年に激減せし
めることができた。
生する応力σmを該孔型ロールに作用する曲げモーメン
トMbとねじりモーメントMtとから求めてこの孔型ロ
ール発生応力σmに孔型ロールの切欠係数βを乗じた値
と孔型ロールの疲労強度σRとの比較値β・σm−σR
を算出し)該比較値が負の場合は通常通り圧下制御作業
を行ない、また逆に正の場合は即刻圧延機を停止せしめ
ると同時に孔型ロールを圧延材より解放するようになさ
しめたために孔型ロールの折損が防止でき、その結果例
として45000 T/ monthの能力を有する圧
延機の場合従来はロール折損が10本/年程度であった
のが本発明方法の使用によって0.5本/年に激減せし
めることができた。
したがって孔型ロールの組替え時間による操業率の低下
がなくなり、ひいては製品のコストダウンにも寄与する
ことができる。
がなくなり、ひいては製品のコストダウンにも寄与する
ことができる。
第1図は本発明方法の一実施態様を示す概略正面図、第
2図は同上のロールへの作用モーメント説明図、第3図
は同上の実施順序を示すフローチャートである。 1は圧延機、3は上ロール、4は下ロール、11は制御
器、Sは圧延材。
2図は同上のロールへの作用モーメント説明図、第3図
は同上の実施順序を示すフローチャートである。 1は圧延機、3は上ロール、4は下ロール、11は制御
器、Sは圧延材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 圧延機の圧延用ロールに発生する経時的応力σmを 0□−と5(Mb+ Mb”+Mt”) πd3 ただし d:ロール径 Mb:ロールに作用する曲げモーメント Mt:ロールに作用するねじりモーメントで算出し、上
記圧延用ロール発生応力σmに圧延用ロールの切欠係数
βを乗じた値と圧延用ロールの疲労強度σRとの比較値
β・σm−σRを求め、該比較値が負の場合は通常の圧
下制御作業を行ない、逆に正の場合は即刻圧延機を停止
せしめると同時に上記圧延用ロールを圧延材より解放し
て該圧延用ロールの折損防止を行なわせることを特徴と
する圧延機における圧下制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53120647A JPS5916531B2 (ja) | 1978-09-30 | 1978-09-30 | 圧延機における圧下制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53120647A JPS5916531B2 (ja) | 1978-09-30 | 1978-09-30 | 圧延機における圧下制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5548414A JPS5548414A (en) | 1980-04-07 |
JPS5916531B2 true JPS5916531B2 (ja) | 1984-04-16 |
Family
ID=14791391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53120647A Expired JPS5916531B2 (ja) | 1978-09-30 | 1978-09-30 | 圧延機における圧下制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5916531B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61106141U (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-05 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS626705A (ja) * | 1985-07-02 | 1987-01-13 | Kotobuki Sangyo Kk | 棒線材の熱間スキンパス装置 |
JPS6211999Y2 (ja) * | 1985-12-03 | 1987-03-24 | ||
JPS62104395U (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-03 |
-
1978
- 1978-09-30 JP JP53120647A patent/JPS5916531B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61106141U (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5548414A (en) | 1980-04-07 |
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