JP2637349B2 - ケーブルクーンの走行位置検出装置 - Google Patents

ケーブルクーンの走行位置検出装置

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JP2637349B2
JP2637349B2 JP5029219A JP2921993A JP2637349B2 JP 2637349 B2 JP2637349 B2 JP 2637349B2 JP 5029219 A JP5029219 A JP 5029219A JP 2921993 A JP2921993 A JP 2921993A JP 2637349 B2 JP2637349 B2 JP 2637349B2
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昭 原田
孝輔 塩田
浩 廣山
雄二 平松
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばダム建設におい
てコンクリートを搬送するケーブルクレーンの走行位置
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダム建設においては、コンクリートの搬
送方式として、コンクリートプラントで練ったコンクリ
ートを運搬車で搬送し、次いでケーブルクレーンのバケ
ットにコンクリートを積換えてケーブルクレーンでダム
の所定の位置まで搬送する運搬システムが一般に採用さ
れている。
【0003】このシステムに関し本出願人は特公昭60
−17890号公報において、運搬車が走行する運搬軌
道と、一端が固定され、そして運搬軌道と交差して伸
び、他端が走行索等により移行するようにしたケーブル
クレーンとからなる運搬システムにおいて、ケーブルク
レーンのバケットに対して運搬車を最適位置に自動停止
させる運搬車の定位置停止制御方式を提案した。
【0004】該提案によれば、運搬車が走行する運搬軌
道と、一端が固定され、そして運搬軌道と交差して伸
び、他端が走行索等により移行するようにしたケーブル
クレーンとよりなる運搬システムにおいて、主索角度検
出装置によりケーブルクレーン主索の振れ角を検出し、
その検出信号を運搬車に搭載したマイクロコンピュータ
に入力してケーブルクレーンのバケットの着床予定位置
を演算し、また運搬車に設けた走行距離検出装置により
運搬車の走行距離を常時検出して前記マイクロコンピュ
ータに入力し、ケーブルクレーンのバケット着床予定位
置を基準とし、マイクロコンピュータにより運搬車の走
行制御に必要な減速位置および停止位置を演算して運搬
車を駆動する加速度モータを制御し、かつバケットに設
けた反射板と運搬車に設けた光電スイッチとにより運搬
車の停止位置修正を行え得るようにしたことを特徴とし
ている。
【0005】前記提案自体は有効なものであるが、しか
し、次の問題がある。 (1) ケーブルクレーンが企業者からの貸与品である
場合に、クレーンのメーカによっては構造的に、固定塔
に角度検出器が取付けられない場合がある。
【0006】(2) ケーブルクレーンの種類が、例え
ば図7に示すように、コンクリートバケットAを吊った
ケーブルクレーントロリBを走行させるケーブルクレー
ン主索Cを、両ケーブルクレーン走行レールD1、D2
を走行する両移動塔E1、E2で吊っている両端走行式
の場合は、両移動塔E1、E2に角度検出器を取付ける
ことができない。なお、図中の符号Fは運搬軌道、Gは
運搬車、Hはコンクリートプラント、Jはバケット受
台、Kはケーブルクレーン運転室である。
【0007】(3) 図8に示すように、角度検出器を
取付ける固定塔Eとケーブルクレーン走行レールDを走
行する移動塔E1との間にケーブルクレーン主索Cが張
設されている一端固定式の場合、運搬軌道Fと固定塔E
との距離Lが、例えば約500mと大きいと、主索角度
θの少しの変化で運搬車Gの目標位置が大きく変化す
る。
【0008】(4) 図9ないし図11に示すように、
固定塔EがサイドステーE3で支持され、矢印方向に微
動する構造になっている場合は、固定塔Eに取付けた角
度検出器による角度の検出が困難である。なお、この例
では、例えば、6m3 のバケットAを搬送する主索C
と、例えば3m3 のバケットAAを搬送する主索CAと
が設けられ、主索CA側の部材は添字Aを付して示され
ており、また、符号C1はバックワイヤである。
【0009】ロータリエンコーダを用いた移動体の位置
検出装置は公知であり、例えば実開昭63−14869
1号公報に開示されている。しかしながら、公知技術で
は非移動体側にラックを設置するので、ラックの固定や
取付に精度を必要とし、またその作業が面倒である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、設置が簡単でしかも移動塔の走行位置を正確に検
出できるケーブルクレーンの走行位置検出装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ケーブ
ルクレーン主索が取付けられた移動塔が一対の走行レー
ル上を走行するケーブルクレーンの走行位置検出装置に
おいて、一対の走行レールの間にはチェーンガイドに沿
って両端を固定したチェーンが張設されており、前記移
動塔の底面には前記チェーンとそれぞれに噛み合う一対
のアイドラギヤとエンコーダ用ギヤとが軸心が三角形を
形成するように設置され、前記エンコーダ用ギヤの回転
軸にはロータリエンコーダが取付けられ、そのロータリ
エンコーダは移動塔に搭載されて走行位置検出手段に接
続され、その走行位置検出手段はケーブルクレーン運転
室の操作盤に接続されている。
【0012】
【作用効果の説明】したがって移動塔が走行するレール
に沿ってあらかじめチェーンガイドを設け、チェーンを
張設すればよい。レール自体は直線でなくても軸心が三
角形をしている一対のアイドラギヤとエンコーダ用ギヤ
とでチェーンを挟み込むようにして噛み合っているの
で、チェーンと各ギヤとの噛み合いは完全であり、噛み
合いがはずれることがない。そのためにレールの設置に
自由度ができる。
【0013】このようにしてエンコーダの回転数は移動
塔の走行距離と関連し、その出力は移動塔の走行位置検
出手段を介してケーブルクレーン運転室の操作盤に伝達
される。したがって、操作盤は入力された移動塔の走行
位置に基づき、ケーブルクレーン主索の振れ角を算出す
ることにより、運搬車の停止目標位置を定めることがで
きる。それ故に、ダム建設の場合のようにコンクリート
を運搬車で搬送し、ケーブルクレーンのバケットに積換
えるような場合に、本発明のケーブルクレーンの走行位
置検出装置を用いることによって、積換え作業の効率向
上に資することができる。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0015】図1ないし図4には、本発明を実施する装
置が示されている。
【0016】図1及び図2において、全体を符号1で示
す円弧状のケーブルクレーン走行レールには、2本の第
1レール2及び第2レール3が設けられている。そのレ
ール1上には、ケーブルクレーン主索17の一端を支持
した移動塔10が2対の車輪11により移動自在に設け
られ、図示しない手段で走行されるようになっている。
図3及び図4において、第2レール3の半径方向外方の
付近には、第2レール3に沿ってチェーンガイド4が設
けられている。そのチェーンガイド4に沿って長尺体で
あるチェーン5が張設され、このチェーン5の両端は固
定ブラケット6に固定されている。
【0017】他方、移動塔10の底面には、ベース12
が設けられている。そのベース12からは、軸心が三角
形を形成する一対のアイドラギヤ13とエンコーダ用ギ
ヤ14とが垂設されている。これらのアイドラギヤ1
3、13とギヤ14とは、両ギヤ13、14の間を通る
チェーン5にそれぞれ噛み合されている。そして、ギヤ
14は、ベース12の上面に設けられたロータリエンコ
ーダ15の回転軸16に固設されている。このロータリ
エンコーダ15は、移動塔に搭載された図示しない走行
位置検出手段に接続され、その走行位置検出手段はケー
ブルクレーン運転室K(図9)の図示しない操作盤に接
続されている。
【0018】次に、移動塔10の走行位置検出の態様を
説明する。
【0019】移動塔10がケーブルクレーン主索17の
一端を支持してケーブルクレーン走行レール1上を走行
すると、チェーン5に噛み合っているギヤ14を介して
ロータリエンコーダ15の回転軸16が回転し、回転信
号を走行位置検出手段に出力する。すると、この走行位
置検出手段は入力された回転信号により移動塔10の基
準点からの走行位置を正確に検出し、ケーブルクレーン
運転室Kの操作盤に伝達する。その操作盤は入力された
移動塔10の走行位置に基づき、ケーブルクレーン主索
17の振れ角を算出し、運搬車G(図9)の停止目標位
置を決めて運搬車Gの停止制御を行う。
【0020】また、図5に示すように、ケーブルクレー
ン走行レール1の曲率中心が固定塔E(図9)と一致し
ていない場合、ケーブルクレーン主索16の長さが、移
動塔10の位置により長さM1、M2と変化するが、長
さの差M2−M1を補正することができる。
【0021】また、図6に示すような両端走行式におい
て、移動塔10A、10Bがそれぞれケーブルクレーン
走行レール1A、1B上を走行する場合、両移動塔10
A、10Bのそれぞれの走行位置を検出し、仮想中心位
置Nを求めて位置修正を行うことができる。
【0022】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、下記のすぐ
れた効果を奏する。 (a) チェーンを移動塔が走行する走行レールに沿っ
て張設すればよく、設置場所に制限がなく、作業が簡単
である。 (b) 軸心が三角形を形成する一対のアイドラギヤと
エンコーダ用ギヤとでチェーンを噛み合っているので、
噛み合いが確実で、走行位置を正確に求めることができ
る。 (c) 走行レールが直線でなくても適用できる。 (d) ダム建設においてコンクリート運搬車とケーブ
ルクレーンのバケットとを一致させる場合に好適であ
る。
【0023】これにより、ケーブルクレーン主索の振れ
角を求め、運搬車の目標停止位置を求めて運搬車をコン
クリートバケットに対し正確な位置に停止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する装置の一例を示す平面図。
【図2】図1のケーブルクレーン走行レールの詳細を示
す平面図。
【図3】図2のX矢視図。
【図4】チェーン及びギヤ回りを示す平面図。
【図5】本発明によるケーブルクレーン主索の長さ補正
を説明する平面図。
【図6】本発明による位置修正を説明する平面図。
【図7】両端走行式のケーブルクレーンを説明する斜視
図。
【図8】一端固定式のケーブルクレーンを説明する平面
図。
【図9】一端固定式ケーブルクレーンの他の例を説明す
る斜視図。
【図10】サイドステー支持式固定塔を示す上面図。
【図11】図10の側面斜視図。
【符号の説明】
A、AA・・・コンクリートバケット B、BA・・・ケーブルクレーントロリ C、CA・・・ケーブルクレーン主索 C1・・・バックワイヤ D、D1、D2・・・ケーブルクレーン走行レール E、EA・・・固定塔 E1、E2・・・移動塔 E3・・・サイドステー F、FA・・・運搬路 G、GA・・・運搬車 H・・・コンクリートプラント J・・・バケット受台 K、KA・・・ケーブルクレーン運転室 N・・・仮想中心点 1、1A、1B・・・ケーブルクレーン走行レール 2・・・第1レール 3・・・第2レール 4・・・チェーンガイド 5・・・チェーン 6・・・固定ブラケット 10、10A、10B・・・移動塔 11・・・車輪 12・・・ベース 13・・・アイドラギヤ 14・・・エンコーダ用ギヤ 15・・・ロータリエンコーダ 16・・・回転軸 17・・・ケーブルクレーン主索
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 雄二 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−133193(JP,A) 特開 昭62−96296(JP,A) 特開 平2−80707(JP,A) 特開 昭58−59190(JP,A) 実開 昭63−148691(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルクレーン主索が取付けられた移
    動塔が一対の走行レール上を走行するケーブルクレーン
    の走行位置検出装置において、一対の走行レールの間に
    はチェーンガイドに沿って両端を固定したチェーンが張
    設されており、前記移動塔の底面には前記チェーンとそ
    れぞれに噛み合う一対のアイドラギヤとエンコーダ用ギ
    ヤとが軸心が三角形を形成するように設置され、前記エ
    ンコーダ用ギヤの回転軸にはロータリエンコーダが取付
    けられ、そのロータリエンコーダは移動塔に搭載されて
    走行位置検出手段に接続され、その走行位置検出手段は
    ケーブルクレーン運転室の操作盤に接続されていること
    を特徴とするケーブルクレーンの走行位置検出装置。
JP5029219A 1993-02-18 1993-02-18 ケーブルクーンの走行位置検出装置 Expired - Lifetime JP2637349B2 (ja)

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JPH06239586A JPH06239586A (ja) 1994-08-30
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US8133351B2 (en) * 2008-07-09 2012-03-13 Nalco Company Deinking a cellulosic substrate using magnesium hydroxide
CN113772440B (zh) * 2021-09-28 2024-06-11 大连华锐重工集团股份有限公司 一种轨道式移动设备的走行定位检测装置

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