JP3630592B2 - 荷役装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばコンテナの積み降ろしや運搬に使用される無軌道クレーン形式の荷役装置、特にその走行制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記無軌道クレーン形式の荷役装置の走行制御装置は、たとえば特公平7−38133号公報に開示されている。
すなわち、コンテナヤードの無軌道式クレーンの走行通路に所定間隔置きに所定長さの走行基準点を設け、前記クレーンに走行軌道修正装置を設けている。この走行軌道修正装置は、前記走行基準点の検出装置と、クレーンの走行速度を測定する走行速度測定装置と、走行角速度検出装置と、入力信号を入力した時点からの経過時間を表す信号を出力するタイマと、2台の積分器と、軌道制御装置から構成されている。
【0003】
上記走行軌道修正装置の走行基準点検出装置は、複数の線状の磁気センサにより構成され、走行基準点を通過する度に、走行基準点信号を出力し、走行基準点通過時の初期軌道ずれ角度θおよび初期軌道ずれ量Lを求めて出力する。
また上記走行軌道修正装置の走行角速度検出装置は、ジャイロ装置により構成され、クレーンが予め決められた走行路からずれる角速度が作用したとき、その角速度に比例した信号を発生する。
【0004】
また上記走行軌道修正装置の1台目の積分器は、走行角速度検出装置により検出されたクレーン走行方向角速度と、走行基準点検出装置により求められた初期ずれ角度θから、走行基準点通過よりt秒後のクレーン走行ずれ角度を演算し、また2台目の積分器は、走行速度測定装置により測定された走行速度と、1台目の積分器により求められたt秒後のクレーン走行ずれ角度と、走行基準点検出装置により求められた初期軌道ずれ量Lから、i秒後の軌道ずれ量を演算する。
【0005】
また上記走行軌道修正装置の軌道制御装置は、2台目の積分器により求められた軌道ずれ量を基にクレーンが走行路からずれたとき、そのずれ量を補正する信号を発生する。
上記構成により、走行軌道修正装置は、走行基準点を通過する毎にタイマをリセットし、そのタイマの経過時間に対応した走行速度および走行方向角速度を得、これらを基に上記求めた軌道ずれ量を修正している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記走行軌道修正装置の構成では、1台の走行基準点検出装置により検出された走行基準点通過時の初期軌道ずれ角度θおよび初期軌道ずれ量Lを基に、走行基準点1個の所定長さ分、たとえば150mmを走行したとき、走行基準点通過よりt秒後のクレーン走行ずれ角度とi秒後の軌道ずれ量を演算していることから、結果的にクレーンの走行精度、たとえば±50mmを維持できないという問題があった。
【0007】
走行基準点検出装置のセンサ精度を5mmとすると、
θ=tan−1(5/150)=1.9度
が姿勢角検出分解能となる。クレーンの姿勢角1.9度は、ホイールベース6400mm横方向の変位では213mmとなり、上記走行精度に入らない。
また走行基準点1個の所定長さを長くすると、走行中の軌跡が、手動の軌道修正、車両の特性および外乱によって確実に検出できない。
【0008】
そこで、本発明は、所定間隔で配置された走行基準点に沿って走行するとき、その走行精度を確保できる荷役装置を提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、所定間隔で直線上に配置された走行基準点に沿って走行する無軌道方式の荷役装置であって、
装置側面に前記走行基準点の間隔と同じ間隔で走行方向に配置され、前記走行基準点を検出するとともに、この走行基準点と前記側面との距離を検出する2個の走行基準点検出手段と、前記装置の姿勢角度を検出する角度検出手段と、前記装置の走行距離を検出する走行距離検出手段と、2個の走行基準点検出手段により走行基準点が検出されたとき、2個の走行基準点検出手段によりそれぞれ検出された走行基準点と側面との距離により、装置の姿勢角度および走行基準点と装置側面間の初期の変位量を求め、前記角度検出手段により検出される姿勢角度をこの求めた装置の姿勢角度に合わせ、前記姿勢角度と、前記走行距離検出手段により検出される走行距離と、求めた初期の変位量により、所定時間後の予測変位量を求める演算手段とを備え、
前記予測変位量をゼロとするように走行させる構成としたことを特徴とするものである。
【0010】
上記構成によれば、通常走行時に使用される姿勢角度を、走行基準点を通過時に求められた装置の姿勢角度に合わせることにより、姿勢角度が正確となり、よって演算する予測変位量の値が正確となり、走行精度が向上する。
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明であって、装置の走行方向に向かって左右の駆動輪の回転数を、予測変位量をゼロとするように調整する構成としたことを特徴とするものである。
【0011】
上記構成によれば、左右の駆動輪の回転数の違いにより装置の走行方向が修正され、予測変位量がゼロに修正される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態における荷役装置の斜視図である。
図1に示すように、走行本体1は、並行して配置された前後一対のシルビーム2と、両シルビーム2の各端部から立設されたコラム3と、前後で対向したコラム3の上端間に設けられた左右一対のガーダ4などにより構成されている。両シルビーム2の各端部の下面側には、それぞれ2個のタイヤ5を有するボギー台車6が設けられている。前記タイヤ5の内、矢印Cで示す前方向側で、かつ最も矢印Bで示す走行左方向のタイヤ5Aと、矢印Dで示す後方向側で、かつ最も矢印Aで示す走行右方向のタイヤ5Bのみが駆動輪であり、これら駆動輪5A,5Bは、それぞれボギー台車6に設けられた走行モータ7A,7Bがそれぞれ独立して正逆駆動されることで、走行本体1は走行右方向A、走行左方向Bに走行可能に構成されている。また両シルビーム2にはそれぞれ油圧ユニット8が設けられ、さらに両シルビーム2に振り分けた状態で、エンジン室9と電気制御室10とが設けられている。
【0013】
また両ガーダ4に支持案内されて、前方向Cならびに後方向Dに移動自在なクラブ11が設けられ、このクラブ11には運転室12が装備されている。クラブ11に設けられた横行モータ13が正逆駆動されることで、クラブ11は、前方向Cならびに後方向Dに移動される。前記クラブ11の下方には、4箇所の吊り装置15を介して、コンテナ30を連結するスプレッダ装置20が昇降自在に配設されている。
【0014】
上記各吊り装置15は、スプレッダ装置20の固定ビーム21側にブラケットを介して配設された輪体(滑車体)や、この輪体に掛けられた吊りロープや、クラブ11側の吊り駆動装置(いずれも図示せず)などにより構成されている。
またスプレッダ装置20は、水平状で並設された前後一対の前記固定ビーム21と、これら固定ビーム21に支持案内されて走行右方向Aならびに走行左方向Bに伸縮自在な左右一対の伸縮ビーム23と、両伸縮ビーム23を互いに離間方向または接近方向に伸縮動させる伸縮駆動装置(図示せず)などにより構成される。なお、両固定ビーム21は、その上面間に配設された連結体22により一体化され、この連結体22上に前記ブラケットが設けられている。
【0015】
また両伸縮ビーム23は、前後方向に沿って位置される被運搬物支持部24と、これら被運搬物支持部24の前後端から内方へ連設されかつ前記固定ビーム21に支持案内される伸縮ガイド部25と、両被運搬物支持部24の中間から内方へ連設される伸縮受動部(図示せず)とにより櫛歯状に形成されている。そして被運搬物支持部24の前後端の下面側には、コンテナ30に対する連結具(図示せず)が設けられている。
【0016】
上記構成の荷役車両によると、走行本体1を走行右方向Aまたは走行左方向Bへ走行させることと、クラブ11を前方向Cまたは後方向Dへ移動させることと、スプレッダ装置20を昇降させることとの組み合わせ動作により、このスプレッダ装置20側でコンテナ30を支持し、そしてコンテナ30を運搬したのち積み付けを行える。
【0017】
その際に、コンテナ30の荷取り時や積み付け時における位置合わせ、すなわちコンテナ30に対するスプレッダ装置20の位置合わせ、スプレッダ装置20に連結さけたコンテナ30に対する地面に置かれたコンテナ30の位置合わせ、トラックシャーシに対するコンテナ30の位置合わせなどは、上述したように、走行本体1の走行右方向Aまたは走行左方向Bへの走行と、クラブ11の前方向Cまたは後方向Dへの移動とによって行うのが基本操作である。そして、取り扱うコンテナ30の長さに対応するため、スプレッダ装置20の伸縮ビーム23を伸縮させている。
【0018】
なお、レーンチェンジ時にのみ、タイヤ5の向きが90゜(固定値)変換され、走行本体1の前方向Cまたは後方向Dへの走行が行われる。
以下、上記荷役装置の走行本体1の走行制御系について詳細に説明する。
走行本体1の一定の走行経路(走行右方向Aならびに走行左方向Bの経路)rに沿って、走行本体1を案内する、磁石を連ねて形成された所定長さ(たとえば50mm)の走行基準点31が、所定間隔L(たとえば、6400mm)で直線上に敷設されている。またこの走行基準点31が敷設された側の2台のボギー台車6の一つの軸受6Aの外方にそれぞれ、走行基準点31と同間隔Lで、走行基準点31を検出するとともに、走行基準点31と走行本体1との前後方向の距離(走行本体1と前記走行経路との変位に相当する)を感知する磁気検出器(走行基準点検出手段の一例)32(図2)を備えたセンサ台車33が設けられている。また磁気検出器32は、走行基準点31を感知中はデータ有効信号、感知できないときデータ無効信号を出力する。
【0019】
また後方向Dのシルビーム2上に、走行本体1の姿勢角度θを検出するためのジャイロ(角度検出手段の一例)34が設けられ、後方向Dで走行右方向Aのボギー台車6のタイヤ5の回転軸には、エンコーダ(走行距離検出手段の一例)35(図2)が連結されている。
また図2に示すように、ボギー台車6に、走行モータ7A,7Bへ給電する電圧を制御することにより走行モータ7A,7Bをそれぞれ正逆駆動するインバータ41A,41Bが設けられており、運転室12に、これらインバータ41A,41Bへ回転数指令信号を伝送するコントローラ42が設けられている。
【0020】
また運転室12には、走行速度の操作レバー(以下、走行速度レバーと略す)43と、駆動輪5A,5Bの回転差を与える操作レバー(以下、回転差レバーと略す)44と、走行を自動で行うのか、手動で行うのかを選択する自動/手動切換スイッチ45と、走行関係の運転ランプや異常ランプ、ブザーなどからなる表示ランプ類46が設けられている。
【0021】
前記コントローラ42に、走行速度レバー43と、回転差レバー44と、自動/手動切換スイッチ45と、表示ランプ類46が接続され、さらに2台の磁気検出器32と、ジャイロ34と、エンコーダ35が接続されている。
コントローラ42は、偏差演算手段51と、走行距離検出手段52と、姿勢角度検出手段53と、回転差演算手段54を備えている。
【0022】
上記コントローラ42の走行距離検出手段52は、エンコーダ35より発生されるパルスのカウンタであり、偏差演算手段51より後述するリセット信号を入力すると、カウンタのカウント値をリセットした後、エンコーダ35より発生されるパルスをカウントし、そのカウント値を走行距離Sに換算してコントローラ42の偏差演算手段51ヘ出力する。
【0023】
また上記姿勢角度検出手段53は、ジャイロ34より回転角度信号を入力すると、走行基準点31の配列方向を角度ゼロとして、走行本体1の姿勢角度θを求めてコントローラ42の偏差演算手段51ヘ出力する。また偏差演算手段51より走行本体1の角度θ’を入力すると、姿勢角度θを走行本体1の角度θ’に合わせ(トラッキングし)、以後この角度θ’を基準として姿勢角度θを出力する。
【0024】
上記コントローラ42の偏差演算手段51には、走行距離検出手段52により検出された走行距離Sと、姿勢角度検出手段53により検出された姿勢角度θと、走行右方向Aの磁気検出器32により感知された走行基準点31のと距離ER およびデータ有効/無効の信号と、走行左方向Bの磁気検出器32により感知された走行基準点31のと距離EL およびデータ有効/無効の信号が入力されており、図 に示す走行本体1の姿勢角度θ’と、走行本体1の中心から走行右方向A前方の設定距離Gにおける変位(予測変位量)Eなどを求めている。
【0025】
偏差演算回路51の動作を、図4のフローチャートにしたがって説明する。
まず走行右方向Aの磁気検出器32より入力されているデータ有効/無効信号と走行左方向Bの磁気検出器32より入力されているデータ有効/無効信号により2台の磁気検出器32によりそれぞれ感知されたデータ(走行基準点31のと距離ERと距離EL )が有効かどうかを判断する(ステップ−1)。
【0026】
いずれの磁気検出器32のデータも有効なとき、式1により、上記距離G前方の変位Eと走行本体1の角度θ’を求める(ステップ−2)。
E=(ER +EL )/2+Gtanθ
θ’=tan−1(ER −EL )/L・・・(1)
次に走行本体1の角度θ’を姿勢角度検出手段53へ出力し(ステップ−3)、後述するフラグFをリセットし(F=0とし)(ステップ−4)、変位Eを回転差演算手段54へ出力する(ステップ−5)。
【0027】
上記ステップ−1において、走行左方向Bの磁気検出器32のデータが無効で、かつ走行右方向Aの磁気検出器32のデータが有効のとき、式2により、上記距離G前方の変位Eを求め(ステップ−6)、上記ステップ−4、ステップ−5を実行する。
E=ER +Gtanθ・・・(2)
また上記ステップ−1において、走行左方向Aの磁気検出器32のデータが無効で、かつ走行右方向Bの磁気検出器32のデータが有効のとき、式3により、上記距離G前方の変位Eを求め(ステップ−7)、上記ステップ−4、ステップ−5を実行する。
【0028】
E=EL +(G+L)tanθ・・・(3)
また上記ステップ−1において、いずれの磁気検出器32のデータも無効なとき、最初の処理であるか、すなわちいずれの磁気検出器32も走行基準点31を通過した直後であるかをフラグF(F=0のとき最初の処理とする)により確認し(ステップ−8)、確認すると、上記演算した距離G前方の変位Eを直前の変位(初期の変位量)E0として記憶し(E0=E)(ステップ−9)、所定距離Jに値α(たとえば100mm)を設定し(ステップ−10)、リセット信号を走行距離検出手段52へ出力して走行距離Sを一旦リセットさせ(ステップ−11)、上記フラグFを立てる(F=1とする)(ステップ−12)。
【0029】
上記ステップ−8において、最初の処理でないとき(フラグF=1のとき)、走行距離Sが所定距離Jを超えたかどうか(S≧J)を確認し(ステップ−13)、超えていると、初期値をE0(E=E0)として式4により上記距離G前方の変位Eを求める(ステップ−14)。
E=E+J・sinθ・・・(4)
次に所定距離Jに値α(たとえば100mm)を加えて(J=J+α)、次に比較する走行距離Jを設定し(ステップ−15)、上記ステップ−5を実行する。
【0030】
上記ステップ−8〜ステップ−15により、走行本体1が、距離α(たとえば100mm)前進する毎に、式4により、上記距離G前方の変位Eが求められ、回転差演算手段54へ出力される。
コントローラ42の回転差演算手段54は、自動/手動切換スイッチ45により「手動」が選択されているとき、走行速度レバー43および回転差レバー44の操作角度に応じて駆動輪5A,5Bのそれぞれの回転数指令信号をインバータ41A,41Bへ出力し、駆動輪5A,5Bの回転差により走行本体1の向きを変えながら走行本体1を走行させる。
【0031】
また回転差演算手段54は、自動/手動切換スイッチ45により「自動」が選択されているときは、速度レバー43の操作角度ηおよび偏差演算手段51により求められた変位Eに応じて、下記式5により駆動輪5A,5Bのそれぞれの回転数指令信号を求めてインバータ41A,41Bへ出力し、駆動輪5A,5Bの回転差により走行本体1の向きを変えながら走行本体1を走行させる。式5において、VR は駆動輪5Bの回転数、VL は駆動輪5Aの回転数、kは係数である。
【0032】
(VL +VR )∝η
VL −VR =ΔV=kE ・・・(5)
また回転差演算手段54は、入力した変位Eが所定値より大きいとき、表示ランプ類46のブザーを鳴動させ、異常ランプを点灯して走行本体1が大きく走行経路rよりずれていることを報知し、また走行中は運転ランプを点灯するなどの表示動作を行う。
【0033】
上記走行制御系の構成により、走行基準点31を検出できない経路の通常走行時(いずれの磁気検出器32のデータも無効なとき)、姿勢角度検出手段53により検出される姿勢角度θと、偏差演算手段51により求められる初期変位量E0と、走行距離検出手段52により検出される走行距離Sにより変位Eが求められ、この変位Eをゼロといるように走行が制御される。また2個の走行基準点31を検出すると、この走行基準点31との距離ERと距離ELにより変位Eが求められるとともに、本体1の姿勢角度θ’が求められ、姿勢角度検出手段53により検出される姿勢角度θがこの求めた姿勢角度θ’に合わされる。また左右の駆動輪の回転数の違いにより装置の走行方向が修正され、変位量がゼロに修正される。
【0034】
このように、磁気検出器32を走行基準点31の間隔(ピッチ)に合わせることにより、2個の走行基準点31を同時に検出でき、走行本体1の姿勢角度θ’を求めることができ、この走行本体1の姿勢角度θ’を姿勢角度検出手段53へ出力して姿勢角度θとすることにより、走行基準点31を測定できないときの姿勢角度をより正確なものとすることができ、走行精度を向上させることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、通常走行時に使用される姿勢角度を、走行基準点を通過時に求めた装置の姿勢角度に合わせることにより、姿勢角度が正確となり、よって求める予測変位量の値を正確とすることができ、走行精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における荷役装置の斜視図である。
【図2】同荷役装置の走行制御系の構成図である。
【図3】同荷役装置の走行制御の説明図である。
【図4】同荷役装置のコントローラの偏差演算手段の動作を制御するフローチャートである。
【符号の説明】
1 走行本体
2 シルビーム
5 タイヤ
5A,5B 駆動輪
6 ボギー台車
7A,7B 走行モータ
11 クラブ
12 運転室
15 吊り装置
20 スプレッダ装置
30 コンテナ
31 走行基準点
32 磁気検出器
33 センサ台車
34 ジャイロ
35 エンコーダ
41A,41B インバータ
42 コントローラ
43 走行速度レバー
44 回転差レバー
45 自動/手動切換スイッチ
51 偏差演算手段
52 走行距離検出手段
53 姿勢角度検出手段
54 回転差演算手段
A 走行右方向
B 走行左方向
C 前方向
D 後方向
F コンテナヤード
r 走行経路

Claims (2)

  1. 所定間隔で直線上に配置された走行基準点に沿って走行する無軌道方式の荷役装置であって、
    装置側面に前記走行基準点の間隔と同じ間隔で走行方向に配置され、前記走行基準点を検出するとともに、この走行基準点と前記側面との距離を検出する2個の走行基準点検出手段と、
    前記装置の姿勢角度を検出する角度検出手段と、
    前記装置の走行距離を検出する走行距離検出手段と、
    2個の走行基準点検出手段により走行基準点が検出されたとき、2個の走行基準点検出手段によりそれぞれ検出された走行基準点と側面との距離により、装置の姿勢角度および走行基準点と装置側面間の初期の変位量を求め、前記角度検出手段により検出される姿勢角度をこの求めた装置の姿勢角度に合わせ、
    前記姿勢角度と、前記走行距離検出手段により検出される走行距離と、求めた初期の変位量により、所定時間後の予測変位量を求める演算手段と
    を備え、
    前記予測変位量をゼロとするように走行させる構成としたこと
    を特徴とする荷役装置。
  2. 装置の走行方向に向かって左右の駆動輪の回転数を、予測変位量をゼロとするように調整する構成としたこと
    を特徴とする請求項1記載の荷役装置。
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