JP2003155191A - 荷役装置 - Google Patents

荷役装置

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JP2003155191A
JP2003155191A JP2001354001A JP2001354001A JP2003155191A JP 2003155191 A JP2003155191 A JP 2003155191A JP 2001354001 A JP2001354001 A JP 2001354001A JP 2001354001 A JP2001354001 A JP 2001354001A JP 2003155191 A JP2003155191 A JP 2003155191A
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traveling main
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JP2001354001A
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Akira Matsumoto
朗 松本
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TCM Corp
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TCM Corp
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  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行本体を所定位置に停止させた際、自動的
に、案内線に対する走行本体の傾きをほぼ0に修正する
ことが可能な荷役装置を提供する。 【解決手段】 走行本体1に、前部走行モータ7aによ
って回転駆動される前部駆動車輪9aと、後部走行モー
タ7bによって回転駆動される後部駆動車輪9bとが設
けられ、走行本体1は、各駆動車輪9a,9bの回転に
より、案内線51に対して平行に左右方向A,Bへ走行
自在に構成されている。案内線51に対する走行本体1
の傾きθを検出する位置ずれ検出手段52が設けられ、
制御装置は、走行本体1が停止した際、位置ずれ検出手
段52によって検出された傾きθがほぼ0°になるよう
に後部走行モータ7bを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、港湾等
で、ヤード内を走行し、コンテナの積み降しや運搬に使
用されるクレーン形式の荷役装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の荷役装置としては、たと
えば図10〜図12に示される構成が提供されている。
【0003】すなわち、荷役装置はヤード28内を走行
する走行本体1を有しており、この走行本体1は、並行
して配置された前後一対のシルビーム2a,2bと、両
シルビーム2a,2bの左右端部から立設されたコラム
3と、前後で対向したコラム3の上端間に設けられた左
右一対のガーダ4などにより構成されている。
【0004】上記前部シルビーム2aの左右両端部には
前部ボギー台車6aが設けられている。このうち左右一
方の前部ボギー台車6aには、前部走行モータ7a(前
部駆動装置の一例)によって回転駆動される前部駆動車
輪9aと遊転自在な前部車輪10aとが左右一対設けら
れている。また、左右他方の前部ボギー台車6aには、
遊転自在な前部車輪10aが左右一対設けられている。
【0005】さらに、上記後部シルビーム2bの左右両
端部には後部ボギー台車6bが設けられている。このう
ち左右一方の後部ボギー台車6bには、遊転自在な後部
車輪10bが左右一対設けられている。また、左右他方
の後部ボギー台車6bには、後部走行モータ7b(後部
駆動装置の一例)によって回転駆動される後部駆動車輪
9bと遊転自在な後部車輪10bとが左右一対設けられ
ている。尚、上記前部駆動車輪9aは走行本体1の左右
一側端に位置するとともに、後部駆動車輪9bは走行本
体1の左右他側端に位置している。
【0006】上記前部走行モータ7aによって前部駆動
車輪9aが回転駆動するとともに後部走行モータ7bに
よって後部駆動車輪9bが回転駆動することにより、走
行本体1が走行基準線16に対して平行に右方向A、左
方向Bへ走行するように構成されている。
【0007】上記走行本体1には、コンテナ30(荷の
一例)を吊り上げる吊り装置17が設けられている。上
記吊り装置17は、ガーダ4に支持案内されて前方向C
および後方向Dに移動可能なクラブ11と、クラブ11
に複数のワイヤ18を介して吊り下げられたスプレッダ
装置20とで構成されている。上記クラブ11はワイヤ
18を巻き上げる巻上機(図示せず)を備えており、こ
れにより、スプレッダ装置20が昇降自在に吊り下げら
れる。また、上記スプレッダ装置20には、コンテナ3
0の吊り孔(図示せず)に対して係脱自在なツイストロ
ック(図示せず)が設けられている。尚、上記クラブ1
1には運転室12が設けられている。
【0008】上記運転室12内には、前部駆動車輪9a
と後部駆動車輪9bとの回転方向を切り換えて走行本体
1の走行方向を変更する走行操作レバー13が設けられ
ている。上記走行操作レバー13は、中立位置Nを中心
として右切換位置Rと左切換位置Lとに切り換え可能に
構成されている。すなわち、上記走行操作レバー13を
右切換位置Rに切り換えた場合、前部駆動車輪9aと後
部駆動車輪9bとはそれぞれ前部走行モータ7aと後部
走行モータ7bとによって一方向へ回転駆動し、以っ
て、走行本体1が右方向Aへ走行する。また、走行操作
レバー13を左切換位置Lに切り換えた場合、前部駆動
車輪9aと後部駆動車輪9bとはそれぞれ前部走行モー
タ7aと後部走行モータ7bとによって他方向(反対方
向)へ回転駆動し、走行本体1が左方向Bへ走行する。
さらに、走行操作レバー13を中立位置Nに戻した場
合、前部駆動車輪9aと後部駆動車輪9bとが停止し、
走行本体1の走行が停止する。
【0009】また、ヤード28内の路面には、コンテナ
30が置かれている中心位置を示す地上側センターマー
ク29が前後一対設けられている。さらに、荷役装置の
両シルビーム2a,2bの左右中央部にはそれぞれ走行
本体1の中心位置を示す走行本体側センターマーク21
が前後一対設けられている。
【0010】これによると、 :運転室12内のオペレータは、上記走行操作レバー
13を右切換位置R又は左切換位置Lに切り換えて走行
本体1を右方向A(または左方向B)へ走行させ、目視
によって上記両走行本体側センターマーク21を両地上
側センターマーク29に位置合わせした後、走行操作レ
バー13を中立位置Nに戻して、走行本体1をヤード2
8内に置かれたコンテナ30の上方(所定位置)に停止
させる。
【0011】:そして、クラブ11を前方向Cまたは
後方向Dに移動させることにより、スプレッダ装置20
をコンテナ30の真上に位置させる。その後、スプレッ
ダ装置20を下降させて、コンテナ30をスプレッダ装
置20で保持する。
【0012】:そして、スプレッダ装置20と共にコ
ンテナ30を吊り上げ、その後、走行本体1を右方向A
(または左方向B)へ目的場所まで走行させる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式では、
上記のように、走行本体1をコンテナ30の上方に停
止させる場合、両走行本体側センターマーク21を両地
上側センターマーク29に位置合わせして、図12の仮
想線で示すように走行本体1を走行基準線16に対して
平行に停止させる必要がある。しかしながら、実際に
は、オペレータが運転室12内から両走行本体側センタ
ーマーク21と両地上側センターマーク29とを目視す
ることは困難であり、さらに、前部走行モータ7aと後
部走行モータ7bとの回転誤差等により、図12の実線
で示すように、走行本体1が走行基準線16に対し許容
値を超えて傾いた状態(すなわち平行でない状態)で停
止してしまうといった問題が発生した。尚、このように
走行本体1が走行基準線16に対して傾いた状態で停止
した場合、上記におけるスプレッダ装置20を用いた
コンテナ30の吊り上げ作業に支障を来す恐れがあっ
た。
【0014】本発明は、走行本体を所定位置に停止させ
た際、自動的に、走行基準線に対する走行本体の傾きを
許容値以下に修正することが可能な荷役装置を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本第1発明は、走行本体に、荷を吊り上げる吊り装置
が設けられ、走行本体の前端部に、前部駆動装置によっ
て回転駆動される前部駆動車輪が設けられ、走行本体の
後端部に、後部駆動装置によって回転駆動される後部駆
動車輪が設けられ、走行本体は、上記各駆動車輪の回転
により、走行基準線に対して平行に左右方向へ走行自在
に構成されている荷役装置であって、走行本体に、上記
走行基準線に対する走行本体の傾きを検出する位置ずれ
検出手段と、制御装置とが設けられ、上記制御装置は、
走行本体が停止した際、上記位置ずれ検出手段によって
検出された傾きが許容値以下になるように上記前部駆動
装置と後部駆動装置との少なくともいずれか一方を制御
するものである。
【0016】これによると、前部駆動装置と後部駆動装
置とを駆動させることによって前部駆動車輪と後部駆動
車輪とが同方向へ回転し、以って、走行本体が走行基準
線に対して平行に左右方向へ走行する。また、前部駆動
装置と後部駆動装置とを停止させることによって前部駆
動車輪と後部駆動車輪との回転が停止し、以って、走行
本体の走行が停止する。この際、位置ずれ検出手段によ
って検出された傾きが許容値を超えている場合、制御装
置が前部駆動装置と後部駆動装置との少なくともいずれ
か一方を駆動させることにより、前部駆動車輪と後部駆
動車輪との少なくともいずれか一方が回転して、自動的
に、走行基準線に対する走行本体の傾きが許容値以下に
修正される。
【0017】また、本第2発明は、制御装置は、位置ず
れ検出手段によって検出された傾きに応じて、所定時間
だけ前部駆動装置と後部駆動装置との少なくともいずれ
か一方を駆動させるものである。
【0018】これによると、走行本体の走行が停止した
際、位置ずれ検出手段によって検出された傾きが許容値
を超えている場合、制御装置は、位置ずれ検出手段によ
って検出された傾きに応じて、所定時間だけ前部駆動装
置と後部駆動装置との少なくともいずれか一方を駆動さ
せる。これにより、前部駆動車輪と後部駆動車輪との少
なくともいずれか一方が上記所定時間だけ回転して、自
動的に、走行基準線に対する走行本体の傾きが許容値以
下に修正される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図9に基づいて説明する。尚、従来のものと同一の構
成を有するものについては同一符号を付記して説明を省
略する。
【0020】図1,図2に示すように、ヤード28の路
面には、荷役装置の走行経路50に沿って敷設された案
内線51(走行基準線の一例)が敷設されており、この
案内線51は磁石を連ねた埋め込み型のものである。ま
た、走行本体1には、上記案内線51に対する走行本体
1の前後方向C,Dの傾きθを検出する位置ずれ検出手
段52が設けられている。
【0021】上記位置ずれ検出手段52は、左右一方の
後部ボギー台車6bに設けられた一方の磁気検出器53
と、左右他方の後部ボギー台車6bに設けられた他方の
磁気検出器54とで構成されている。図3〜図5に示す
ように、上記各磁気検出器53,54はそれぞれ、前後
方向C,Dに一列に多数配設されかつ上記案内線51の
磁気を感知する磁気感知体53a,54aを有してい
る。尚、上記一方の磁気検出器53と他方の磁気検出器
54との左右方向A,Bの間隔Sは一定に固定されてい
る。
【0022】図6に示すように、運転室12内には、上
記走行操作レバー13と、自動直進モード切換スイッチ
55と、停止姿勢修正スイッチ56とが設けられてい
る。また、図2に示すように、走行本体1には、上記走
行操作レバー13からの操作信号と上記各スイッチ5
5,56からの切換信号と上記各磁気検出器53,54
からの検出信号とを入力して記憶し、これら各信号に基
づいて上記両走行モータ7a,7bを制御する制御装置
58が設けられている。
【0023】尚、上記制御装置58は、コンピュータか
ら構成されており、以下(a)〜(c)に基づいて、案
内線51に対する走行本体1の傾きθを求める。すなわ
ち、一方の後部ボギー台車6bから上記案内線51を感
知する一方の磁気感知体53a(図3,図4の黒丸で示
す)までの前後方向C,Dの距離をTaとし、他方の後
部ボギー台車6bから上記案内線51を感知する他方の
磁気感知体54a(図3,図4の黒丸で示す)までの前
後方向C,Dの距離をTbとすると、(a)図3,図7
に示すように、上記走行本体1が案内線51に対して平
行である場合、上記距離Taと距離Tbとがほぼ一致
し、 Ta−Tb=T≒0 となるため、傾きθがほぼ0となり、走行本体1が平行
であると判断する。
【0024】(b)また、図4,図8に示すように、走
行本体1が案内線51に対して前後一方に傾いている場
合、 Ta−Tb=T>0 となる。これにより、 θ=tan-1(T/S) となり、この関係式から傾きθを求める。
【0025】(c)また、図9に示すように、走行本体
1が、案内線51に対して、上記図8とは逆の前後他方
に傾いている場合、 Ta−Tb=T<0 となる。これにより、 θ=tan-1(T/S) となり、この関係式から傾きθを求める。
【0026】以下、上記構成における作用を説明する。
運転室12内のオペレータが走行操作レバー13を右切
換位置R又は左切換位置Lに切り換えることによって、
走行操作レバー13から制御装置58へ操作信号が入力
され、制御装置58は上記操作信号に基づいて前部走行
モータ7aと後部走行モータ7bとを駆動させる。これ
により、前部駆動車輪9aと後部駆動車輪9bとが同方
向へ回転駆動し、以って、走行本体1が右方向A又は左
方向Bへ走行する。また、オペレータが走行操作レバー
13を中立位置Nに戻すことによって、制御装置58は
前部走行モータ7aと後部走行モータ7bとを停止させ
る。これにより、前部駆動車輪9aと後部駆動車輪9b
との回転が停止し、以って、走行本体1の走行が停止す
る。
【0027】上記のような走行本体1の運転において、
オペレータが停止姿勢修正スイッチ56(図6参照)を
オフからオンへ切り換えた場合の制御装置58による停
止姿勢修正制御について以下〜に説明する。
【0028】走行本体1が右方向A又は左方向Bへ走行
してヤード28内に置かれたコンテナ30の上方に達し
た際、オペレータが走行操作レバー13を中立位置Nに
戻して走行本体1を停止させる。
【0029】:この際、両磁気感知体53a,54a
から入力された検出信号に基づいて、上記(a)のよう
にT≒0である場合、制御装置58は、図3,図7に示
すように走行本体1が案内線51に対してほぼ平行に停
止していると判断し、停止姿勢修正動作を行わない。
【0030】:また、上記(b)のようにT>0であ
る場合、制御装置58は、図4,図8に示すように走行
本体1が案内線51に対して前後一方に傾いた状態で停
止していると判断し、θ=tan-1(T/S)の関係式
から傾きθを求め、求められた傾きθに応じた所定時間
だけ後部走行モータ7bを駆動させる。これにより、図
8に示すように、後部駆動車輪9bのみが上記所定時間
だけ一方向イへ回転駆動し、走行本体1は、その場で、
停止している前部駆動車輪9aを中心として後部側が右
方向Aへ回動し、これにより、走行本体1の停止姿勢が
案内線51に対して平行となるように修正される。
【0031】:また、上記(c)のようにT<0であ
る場合、制御装置58は、図9に示すように走行本体1
が案内線51に対して前後他方に傾いた状態で停止して
いると判断し、θ=tan-1(T/S)の関係式から傾
きθを求め、求められた傾きθに応じた所定時間だけ後
部走行モータ7bを上記とは逆方向へ駆動させる。こ
れにより、後部駆動車輪9bのみが上記所定時間だけ他
方向ロ(すなわち上記の逆方向)へ回転駆動し、走行
本体1は、その場で、停止している前部駆動車輪9aを
中心として後部側が左方向Bへ回動し、これにより、走
行本体1の停止姿勢が案内線51に対して平行となるよ
うに修正される。
【0032】したがって、停止姿勢修正スイッチ56を
オンへ切り換えることによって、走行本体1を停止させ
た際、上記,のように、自動的に、走行本体1が案
内線51に対して平行となるように走行本体1の停止時
の姿勢を修正することができるため、スプレッダ装置2
0を用いたコンテナ30の吊り上げ作業が支障なく行え
る。
【0033】また、オペレータが自動直進モード切換ス
イッチ55(図6参照)をオフからオンへ切り換えた場
合、制御装置58は、左右方向A,Bに走行中の走行本
体1を、以下,のように走行制御する。
【0034】:走行本体1が走行している際、両磁気
感知体53a,54aから入力された検出信号に基づい
て、上記(b)のようにT>0となった場合、制御装置
58は、走行本体1が案内線51に対して前後一方に傾
いた状態で走行していると判断し、両走行モータ7a,
7bを制御して、前部駆動車輪9aの回転速度と後部駆
動車輪9bの回転速度とに差をつける。
【0035】例えば、図8において、走行本体1が案内
線51に対して前後一方に傾いた状態で右方向Aへ走行
している場合、前部駆動車輪9aの回転速度を後部駆動
車輪9bの回転速度よりも低速にすることで、走行本体
1の案内線51に対する傾きが次第に解消される。同様
に、左方向Bへ走行している際、後部駆動車輪9bの回
転速度を前部駆動車輪9aの回転速度よりも低速にする
ことで、走行本体1の案内線51に対する傾きが次第に
解消される。そして、上記(a)のようにT≒0となっ
た時点で、前部駆動車輪9aの回転速度と後部駆動車輪
9bの回転速度とを同速度に戻す。
【0036】:また、走行本体1が走行している際、
両磁気感知体53a,54aから入力された検出信号に
基づいて、上記(c)のようにT<0となった場合、制
御装置58は、走行本体1が案内線51に対して前後他
方に傾いた状態で走行していると判断し、両走行モータ
7a,7bを制御して、前部駆動車輪9aの回転速度と
後部駆動車輪9bの回転速度とに差をつける。
【0037】例えば、図9において、走行本体1が案内
線51に対して前後他方に傾いた状態で右方向Aへ走行
している場合、後部駆動車輪9bの回転速度を前部駆動
車輪9aの回転速度よりも低速にすることで、走行本体
1の案内線51に対する傾きが次第に解消される。同様
に、左方向Bへ走行している際、前部駆動車輪9aの回
転速度を後部駆動車輪9bの回転速度よりも低速にする
ことで、走行本体1の案内線51に対する傾きが次第に
解消される。そして、上記(a)のようにT≒0となっ
た時点で、前部駆動車輪9aの回転速度と後部駆動車輪
9bの回転速度とを同速度に戻す。
【0038】したがって、自動直進モード切換スイッチ
55をオンへ切り換えることによって、走行本体1が走
行している際、上記,のように、自動的に、走行本
体1が案内線51に対して平行となるように走行本体1
の走行時の姿勢を修正することができる。
【0039】上記実施の形態では、走行基準線の一例と
して、磁石埋め込み型の案内線51を設けたが、案内線
51に電線を用い、案内線51を流れる電流によって発
生する磁気を磁気検出器53,54で検出してもよい。
【0040】上記実施の形態では、図1に示すように、
一方の磁気検出器53を左右一方の後部ボギー台車6b
に設け、他方の磁気検出器54を左右他方の後部ボギー
台車6bに設け、案内線51を後側にして走行本体1を
走行させているが、一方の磁気検出器53を左右一方の
前部ボギー台車6aに設け、他方の磁気検出器54を左
右他方の前部ボギー台車6aに設け、案内線51を前側
にして走行本体1を走行させてもよい。
【0041】上記実施の形態では、走行本体1の案内線
51に対する傾きθの許容値をほぼ0°(θ≒0)に設
定しているが、正確に0°に設定してもよく、或いは、
一定値の範囲内(例えば±5°など)に設定してもよ
い。
【0042】上記実施の形態では、,に示すよう
に、傾きθに応じて後部走行モータ7bを駆動制御し
て、走行本体1の停止姿勢を修正しているが、前部走行
モータ7aを駆動制御して、走行本体1の停止姿勢を修
正してもよい。さらには、後部走行モータ7bと前部走
行モータ7aとを共に駆動制御して、走行本体1の停止
姿勢を修正してもよい。
【0043】上記実施の形態では、図1に示すように、
前部シルビーム2aに4本の車輪9a,10aを設けて
いるが、4本以外の複数本であってもよい。また、後部
シルビーム2bの車輪9b,10bの本数も同様に4本
以外の複数本であってもよい。
【0044】上記実施の形態では、前部駆動車輪9aを
前部シルビーム2aの左端部に位置させ、後部駆動車輪
9bを後部シルビーム2bの右端部に位置させている
が、前部駆動車輪9aを前部シルビーム2aの右端部に
位置させ、後部駆動車輪9bを後部シルビーム2bの左
端部に位置させてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によると、走行本体
の走行を停止した際、位置ずれ検出手段によって検出さ
れた傾きが許容値を超えている場合、制御装置が前部駆
動装置と後部駆動装置との少なくともいずれか一方を駆
動させることにより、前部駆動車輪と後部駆動車輪との
少なくともいずれか一方が回転して、自動的に、走行基
準線に対する走行本体の傾きが許容値以下に修正され
る。このように、走行本体の走行を停止した際、自動的
に、走行本体が走行基準線に対して平行になるように走
行本体の停止姿勢を修正することができるため、吊り装
置を用いた荷の吊り上げ作業が支障なく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における荷役装置の斜視図
である。
【図2】同、荷役装置の制御系のブロック図である。
【図3】同、荷役装置の位置ずれ検出手段の構成を示す
概略平面図であり、走行本体が案内線に対して平行であ
る場合の検出を示す。
【図4】同、荷役装置の位置ずれ検出手段の構成を示す
概略平面図であり、走行本体が案内線に対して傾いてい
る場合の検出を示す。
【図5】同、荷役装置の位置ずれ検出手段の概略側面図
である。
【図6】同、荷役装置の各スイッチの図である。
【図7】同、荷役装置の平面図であり、走行本体が案内
線に対して平行な状態を示す。
【図8】同、荷役装置の平面図であり、走行本体が案内
線に対して一方に傾いている状態を示す。
【図9】同、荷役装置の平面図であり、走行本体が案内
線に対して他方に傾いている状態を示す。
【図10】従来の荷役装置の斜視図である。
【図11】同、荷役装置の走行操作レバーの図である。
【図12】同、荷役装置の平面図である。
【符号の説明】
1 走行本体 7a 前部走行モータ(前部駆動装置) 7b 後部走行モータ(後部駆動装置) 9a 前部駆動車輪 9b 後部駆動車輪 17 吊り装置 30 コンテナ(荷) 51 案内線(走行基準線) 52 位置ずれ検出手段 58 制御装置 A 右方向 B 左方向 θ 傾き

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行本体に、荷を吊り上げる吊り装置が
    設けられ、走行本体の前端部に、前部駆動装置によって
    回転駆動される前部駆動車輪が設けられ、走行本体の後
    端部に、後部駆動装置によって回転駆動される後部駆動
    車輪が設けられ、走行本体は、上記各駆動車輪の回転に
    より、走行基準線に対して平行に左右方向へ走行自在に
    構成されている荷役装置であって、走行本体に、上記走
    行基準線に対する走行本体の傾きを検出する位置ずれ検
    出手段と、制御装置とが設けられ、上記制御装置は、走
    行本体が停止した際、上記位置ずれ検出手段によって検
    出された傾きが許容値以下になるように上記前部駆動装
    置と後部駆動装置との少なくともいずれか一方を制御す
    ることを特徴とする荷役装置。
  2. 【請求項2】 制御装置は、位置ずれ検出手段によって
    検出された傾きに応じて、所定時間だけ前部駆動装置と
    後部駆動装置との少なくともいずれか一方を駆動させる
    ことを特徴とする荷役装置。
JP2001354001A 2001-11-20 2001-11-20 荷役装置 Withdrawn JP2003155191A (ja)

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