JP3647288B2 - 荷役装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばコンテナの積み降ろしや運搬に使用されるクレーン形式の荷役装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の荷役装置としては、たとえば図7に示される構成が提供されている。
【0003】
すなわち、走行本体1は、並行して配置された前後一対のシルビーム2と、両シルビーム2の各端部から立設されたコラム3と、前後で対向したコラム3の上端間に設けられた左右一対のガーダ4などにより構成されている。両シルビーム2の各端部の下面側には、それぞれ2個のタイヤ5を有するボギー台車6が設けられている。前記タイヤ5の内、矢印Cで示す前方向側で、かつ最も矢印Bで示す走行左方向のタイヤ5Aと、矢印Dで示す後方向側で、かつ最も矢印Aで示す走行右方向のタイヤ5Bのみが駆動輪であり、これら駆動輪5A,5Bは、それぞれボギー台車6に設けられた走行モータ7A,7Bがそれぞれ独立して正逆駆動されることで、走行本体1は走行右方向A、走行左方向Bに走行可能に構成される。また両シルビーム2にはそれぞれ油圧ユニット8が設けられ、さらに両シルビーム2に振り分けた状態で、エンジン室9と電気制御室10とが設けられている。
【0004】
また両ガーダ4に支持案内されて、前方向Cならびに後方向Dに移動自在なクラブ11が設けられ、このクラブ11には運転室12が装備されている。クラブ11に設けられた横行モータ13が正逆駆動されることで、クラブ11は、前方向Cならびに後方向Dに移動される。前記クラブ11の下方には、4箇所の吊り装置15を介して、コンテナ30を連結するスプレッダ装置20が昇降自在に配設されている。
【0005】
上記各吊り装置15は、スプレッダ装置20の固定ビーム21側にブラケットを介して配設された輪体(滑車体)や、この輪体に掛けられた吊りロープや、クラブ11側の吊り駆動装置(いずれも図示せず)などにより構成されている。
【0006】
またスプレッダ装置20は、水平状で並設された前後一対の前記固定ビーム21と、これら固定ビーム21に支持案内されて走行右方向Aならびに走行左方向Bに伸縮自在な左右一対の伸縮ビーム23と、両伸縮ビーム23を互いに離間方向または接近方向に伸縮動させる伸縮駆動装置(図示せず)などにより構成される。なお、両固定ビーム21は、その上面間に配設された連結体22により一体化され、この連結体22上に前記ブラケットが設けられている。
【0007】
また両伸縮ビーム23は、前後方向に沿って位置される被運搬物支持部24と、これら被運搬物支持部24の前後端から内方へ連設されかつ前記固定ビーム21に支持案内される伸縮ガイド部25と、両被運搬物支持部24の中間から内方へ連設される伸縮受動部(図示せず)とにより櫛歯状に形成されている。そして被運搬物支持部24の前後端の下面側には、コンテナ30に対する連結具(図示せず)が設けられている。
【0008】
また走行本体1の一定の走行経路(走行右方向Aならびに走行左方向Bの経路)に沿って、走行本体1を案内する、磁石を連ねた埋め込み型ガイドテープ(磁気を帯びた帯体の一例)31が敷設されている。またこのガイドテープ31が敷設された側の2台のボギー台車6の一つの軸受6Aの外方にそれぞれ、ガイドテープ31と走行本体1との前後方向の距離(走行本体1と前記走行経路との偏差に相当する)を感知する磁気検出器32(図8)を備えたセンサ台車33が設けられている。
【0009】
また図8に示すように、ボギー台車6に、走行モータ7A,7Bへ給電する電圧を制御することにより走行モータ7A,7Bをそれぞれ正逆駆動するインバータ41A,41Bが設けられており、運転室12に、これらインバータ41A,41Bへ回転数指令信号を伝送するコントローラ42が設けられている。このコントローラ42に運転室12に設けられた走行速度の操作レバー43と、駆動輪5A,5Bの回転差を与える操作レバー44と、偏差演算回路45と、走行を自動で行うのか、手動で行うのかを選択する自動/手動切換スイッチ46が接続されている。
【0010】
偏差演算回路45は、図9に示す走行本体1の中心の変位Eを求めてコントローラ42ヘ出力する。走行右方向Aの磁気検出器32により感知されたガイドテープ31のと距離をER 、走行左方向Bの磁気検出器32により感知されたガイドテープ31のと距離をEL 、磁気検出器32間の距離をLとすると、式(1)により中央の変位Eと走行本体1の角度θが求められる。
【0011】
E=(ER +EL )/2
θ=tan-1(ER −EL )/L・・・(1)
コントローラ42は、自動/手動切換スイッチ46により「手動」が選択されているとき、速度レバー43および駆動輪5A,5Bの回転差を与える操作レバー44の操作角度に応じて駆動輪5A,5Bのそれぞれの回転数指令信号をインバータ41A,41Bへ出力し、駆動輪5A,5Bの回転差により走行本体1の向きを変えながら走行本体1を走行させる。
【0012】
またコントローラ42は、自動/手動切換スイッチ46により「自動」が選択されているときは、速度レバー43の操作角度ηおよび偏差演算回路45により求められた変位Eに応じて、下記式(2)(3)により駆動輪5A,5Bのそれぞれの回転数指令信号を求めてインバータ41A,41Bへ出力し、駆動輪5A,5Bの回転差により走行本体1の向きを変えながら走行本体1を走行させる。式(2)(3)において、VR は駆動輪5Bの回転数、VL は駆動輪5Aの回転数である。
【0013】
(VL +VR )∝η ・・・(2)
VL −VR =ΔV=G1E−G2θ ・・・(3)
上記構成の従来の荷役車両によると、走行本体1を走行右方向Aまたは走行左方向Bへ走行させることと、クラブ11を前方向Cまたは後方向Dへ移動させることと、スプレッダ装置20を昇降させることとの組み合わせ動作により、このスプレッダ装置20側でコンテナ30を支持し、そしてコンテナ30を運搬したのち積み付けを行える。
【0014】
その際に、コンテナ30の荷取り時や積み付け時における位置合わせ、すなわちコンテナ30に対するスプレッダ装置20の位置合わせ、スプレッダ装置20に連結さけたコンテナ30に対する地面に置かれたコンテナ30の位置合わせ、トラックシャーシに対するコンテナ30の位置合わせなどは、前述したように、走行本体1の走行右方向Aまたは走行左方向Bへの走行と、クラブ11の前方向Cまたは後方向Dへの移動とによって行うのが基本操作である。そして、取り扱うコンテナ30の長さに対応するため、スプレッダ装置20の伸縮ビーム23を伸縮させている。
【0015】
なお、レーンチェンジ時にのみ、タイヤ5の向きが90゜(固定値)変換され、走行本体1の前方向Cまたは後方向Dへの走行が行われる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記荷役装置では、上記式(3)では、G1Eは走行本体1を右廻りに回転させるような成分(ΔV>0)となり、一方、G2θは走行本体1を左廻りに回転させるような成分(ΔV<0)となり、お互いに打ち消しあって、ΔV≒0となり、収束走行状態となっている。E≒0、θ≒0となってΔV≒0の収束状態であれば問題ないが、実際には、走行本体1のタイヤ5の向きに関する製造誤差やタイヤ輪重が均一でないこと、またコンテナヤードFの排水性の為に路面に勾配が設けられているなどのために、Eとθは各走行本体1、各レーン毎に固有値を有し、走行本体1はあるEとθを維持したまま斜めのまま走行する。操作員は、走行本体1が斜めのまま走行すると、コンテナ30と衝突しないかとの恐れを抱き、また斜めに停止すると、コンテナ30をハンドリングしずらくなるという問題が発生する。
【0017】
そこで、本発明は、走行本体の斜め走行、および斜め停止を防止できる荷役装置を提供することを目的としたものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、前後左右の車輪により支持され、左右方向へ走行自在な走行本体に、前後方向に移動自在なクラブを設け、このクラブに昇降自在に吊り下げられ、コンテナを連結するスプレッダ装置を備えた荷役装置であって、
前記走行本体の左右方向の走行経路に沿って、路面に走行本体を案内する帯体を敷設し、前記帯体が敷設された側の左右の車輪にそれぞれ、前記帯体と走行本体との前後方向の距離を検出するセンサを設け、前記各車輪毎に、車輪の向きを変える操舵手段を設け、前記車輪を左右のブロックに分け、前記各センサにより検出された前記距離からそれぞれ、前記左右の各ブロックの車輪の操舵角の目標値を求め、これら左右の各ブロックの目標値に基づく前記操舵手段の駆動により、各ブロックの車輪の向きを同一角度に操舵可能な構成としたことを特徴とするものである。
【0019】
上記構成によれば、帯体に沿って走行する走行本体の車輪は左右の2ブロックに分けられ各ブロック毎に設けたセンサにより検出された、帯体と走行本体との前後方向の距離により左右のブロックそれぞれの車輪の操舵角の目標値が求められ、各ブロックはそれぞれ独立して駆動され、かつ各ブロック内の車輪は同一の操舵角で操舵される。このように、左右のブロックの車輪の向きが独立して操舵され、左右の各ブロックの車輪が独立して帯体に追随することによって、走行本体のタイヤの向きに関する製造誤差やタイヤ輪重が均一でなく、またコンテナヤードの排水性の為に路面に勾配が設けられているときにでも、走行経路に沿って直進走行させることができ、斜め停止を防止することができる。
【0020】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明であって、前記各車輪毎に、前記操舵手段により回転された車輪の操舵角を検出する操舵角検出手段を設け、前記求めた操舵角の目標値と各前記操舵角検出手段により検出された操舵角を比較して各操舵手段を制御することを特徴とするものである。
【0021】
上記構成によれば、各操舵角検出手段により検出された操舵角をフィードバック信号としてそれぞれ求めた操舵角の目標値に各車輪の操舵角が制御される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、従来例の図7および図8と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1における荷役装置のボギー台車の側面図、図2は図1のA−A断面図である。
【0023】
各タイヤ5の軸を水平に支持する軸受51が、サポート部材52に設けられており、このサポート部材52は水平回転自在に、軸受53に支持されている。これら軸受53は、ボギー台車の本体54の両端に垂直に固定されており、ボギー台車の本体54の中央に設けた水平軸54Aがシルビーム2に設けた軸受55に回転自在に支持されている。
【0024】
上記左右のタイヤ5のサポート材52の垂直軸を同時に回動させることにより、左右のタイヤ5の向きを同時に変えることができる。すなわち、操舵手段として、図2に示すように、サポート材52の垂直軸52Aが固定された水平部材56,57が設けられ、一方の水平部材56の一端が、ボギー台車の本体54の下面に設けられた油圧シリンダ58のロッド59の先端に固定され、水平部材56の他端と他方の水平部材57が連結部材60で接続されており、油圧シリンダ58のロッド59が伸縮すると、一方の水平部材56がサポート材52の垂直軸52Aとともに水平回転し、この回転力は、連結部材60を介して他方の水平部材57へ伝達され、他方の水平部材57が他方の水平部材57側のサポート材52の垂直軸52Aとともに水平回転することによって、左右のタイヤ5の向きを同時に変えることができる。
【0025】
また、操舵角検出手段として、一方の水平部材56上に設けられた被検出体61の動きを検出することにより操舵角を検出する操舵角センサ(たとえば可変抵抗器またはエンコーダ)62がボギー台車の本体54の下面に設けられている。
【0026】
また図3に示すように、エンジン室9内に設けたエンジン63の回転軸に連結された油圧ポンプ64から圧油が供給される電磁比例流量調整弁65が各ホギー台車6の油圧シリンダ58毎に設けられている。コントローラ42は、電磁比例流量調整弁65へ制御信号を出力することにより、油圧シリンダ58のロッド59を伸縮でき、操舵を行うことができる。
【0027】
また図1に示すように、ガイドテープ31が敷設された側の左右の各ボギー台車6には、右側のタイヤ5の右方に、サポート材52に固定されて右側のタイヤ5とともにその向きが換わるセンサ台車71が設けられており、このセンサ台車71にガイドテープ31と走行本体1との前後方向の距離(走行本体1と走行経路との偏差に相当する)を感知する磁気検出器72が設けられている。さらに左側のタイヤ5の左方に、サポート材52に固定されて左側のタイヤ5とともにその向きが換わるセンサ台車73が設けられており、このセンサ台車73にガイドテープ31と走行本体1との前後方向の距離(走行本体1と走行経路との偏差に相当する)を感知する磁気検出器74が設けられている。また各タイヤ5の中心と磁気検出器72,74との距離をKとしている。
【0028】
本発明の実施の形態1では、図5に示すように、左側のブロックの4本のタイヤ5(ガイドテープ31側の左側のボギー台車6L1のタイヤ5L1と、他方の左側のボギー台車6L2のタイヤ5L2)と、右側のブロックの4本のタイヤ5(ガイドテープ31側の右側のボギー台車6R1のタイヤ5R1と、他方の右側のボギー台車6R2のタイヤ5R2)に分け、各ブロック内の4本のタイヤ5は同一の操舵角で操舵する。図4に走行制御系の構成図を示す。運転室12に、目標操舵角を入力する操舵角操作レバー75が設けられ、このレバー75は、従来の回転差を入力する操作レバー44に代えてコントローラ42に接続されている。また4台の磁気検出器72,74と、4台の操舵角センサ62と、4台の電磁比例流量調整弁65が新たにコントローラ42に接続されている。
【0029】
自動/手動切換スイッチ46により「自動」が選択されているときのコントローラ42の操舵角の制御を図3のブロック図に基づいて説明する。なお、駆動輪5A,5Bのインバータ41A,41Bには、速度レバー43の操作角度に応じてコントローラ42より同一トルク指令が出力され、駆動輪5A,5Bは駆動される。
【0030】
図3に示すように、左側のボギー台車6L1の磁気検出器72,74の距離検出信号を入力して左目標操舵角θ1を演算する目標操舵角発生部81と、左目標操舵角θ1とボギー台車6L1の操舵角センサ62の検出角度θ10の偏差を演算する減算器82と、この減算器83により演算された角度偏差に所定の比例定数G1を乗算し、ボギー台車6L1の電磁比例流量調整弁65へ開閉制御信号を出力する比例器83と、左目標操舵角θ1とボギー台車6L2の操舵角センサ62の検出角度θ10’の偏差を演算する減算器84と、この減算器84により演算された角度偏差に所定の比例定数G2を乗算し、ボギー台車6L2の電磁比例流量調整弁65へ開閉制御信号を出力する比例器85が設けられている。
【0031】
同様に右側のボギー台車6R1、6R2に対して、右目標操舵角θ2を演算する目標操舵角発生部86、減算部87,89、比例器88,90が設けられている。
目標操舵角発生部81は、走行本体1が左へ走行するのか右へ走行するのかの信号を入力し、右へ走行するとき、右側のタイヤ5の右方に配置された磁気検出器72を選択し、左へ走行するとき、左側のタイヤ5の左方に配置された磁気検出器74を選択し、選択した磁気検出器により検出された距離E1から式(4)にて目標操舵角θ1を演算している。
【0032】
θ1=tan-11/K ・・・(4)
同様に目標操舵角発生部86は、選択した距離E2から式(5)にて目標操舵角θ2を演算している。
【0033】
θ2=tan-12/K ・・・(5)
上記操舵角のブロックによれば、走行本体1を走行右方向Aまたは走行左方向Bに走行させる際、左右の各ブロックのボギー台車6のタイヤ5の角度が、操舵角センサ62の検出角度をフィードバック信号としてそれぞれ、選択された磁気検出器72,74の距離信号に応じて目標操舵角発生部81,86により発生される目標操舵角θ1,θ2に制御され、各ブロックのタイヤ5は独立してガイドテープ31に追随する。
【0034】
このように、走行本体1を自動で走行右方向Aまたは走行左方向Bに走行させる際、左右の各ブロックのボギー台車6のタイヤ5を独立してガイドテープ31に追随させることによって、走行本体1のタイヤの向きに関する製造誤差やタイヤ輪重が均一でなく、またコンテナヤードFの排水性の為に路面に勾配が設けられているとき斜めに走行するという現象を回避でき、走行経路に沿って直進走行させることができ、斜め停止を防止することができる。その結果、走行本体1が斜め走行によりコンテナ30と衝突しないかとの操作員の恐れを解消でき、また斜め停止によりコンテナ30をハンドリングしずらくなるという問題を解消できる。
【0035】
またコントローラ42は、自動/手動切換スイッチ46により「手動」が選択されているとき、速度レバー43の操作角度に応じて駆動輪5A,5Bへ同一トルク指令信号をインバータ41A,41Bへ出力し、駆動輪5A,5Bを駆動させ、走行本体1を走行させるとともに、走行本体1の進行方向の後側のブロックの舵角を0に固定し、操舵角操作レバー75の操作角度に応じて走行本体1の進行方向の前側のブロックの電磁比例流量調整弁65へ制御信号を出力してブロックのタイヤ5の角度を変えて、走行本体1の向きを変更させる。
[実施の形態2]
実施の形態2では、図6に示すように、磁気検出器91を、ガイドテープ31側の各ボギー台車6の中心位置に1台のみ設置している。
【0036】
このとき、目標操舵角発生部81は、磁気検出器91の距離信号の距離E1から式(6)にて目標操舵角θ1を演算している。Pは、走行速度と操舵応答性により設定される値である。
【0037】
θ1=tan-11/P ・・・(6)
同様に目標操舵角発生部86は、選択した距離E2から式(7)にて目標操舵角θ2を演算している。
【0038】
θ2=tan-12/P ・・・(7)
実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、走行本体1を走行右方向Aまたは走行左方向Bに走行させる際、左右の各ブロックのタイヤ5は独立してガイドテープ31に追随する。よって、走行本体1のタイヤの向きに関する製造誤差やタイヤ輪重が均一でなく、またコンテナヤードFの排水性の為に路面に勾配が設けられているとき斜めに走行するという現象を回避でき、走行経路に沿って直進走行させることができ、斜め停止を防止することができる。その結果、走行本体1が斜め走行によりコンテナ30と衝突しないかとの操作員の恐れを解消でき、また斜め停止によりコンテナ30をハンドリングしずらくなるという問題を解消できる。
【0039】
なお、上記実施の形態1,2では、センサとして磁気検出器を使用することを前提として、帯体の一例として磁石を連ねたガイドテープ31を挙げているが、磁束を発生させるものであればよく、たとえば交流電流を流すケーブルを敷設してもよい。また帯体として、光を反射するテープを使用することができる。このとき、センサとして、前後方向に複数の光電スイッチを並べたものを使用する。
【0040】
また上記実施の形態1,2では、手動用に操舵角操作レバー75を設け、「手動」が選択されているとき、走行本体1の進行方向の後側のブロックの舵角を0に固定し、操舵角操作レバー75の操作角度に応じて走行本体1の進行方向の前側のブロックの舵角のみを制御しているが、操舵角操作レバー75の操作角度に応じて前側のブロックの舵角を制御するとともに、進行方向の後側のブロックの舵角を前側のブロックの舵角と逆の角度に制御するようにしてもよい。また従来と同様に、駆動輪5A,5Bの回転差を与える操作レバー44を設けて、「手動」が選択されているとき、操作レバー44の操作角度に応じて駆動輪5A,5Bのそれぞれの回転数指令信号をインバータ41A,41Bへ出力し、駆動輪5A,5Bの回転差により走行本体1の向きを変えながら走行本体1を走行させるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、走行本体の斜め走行および斜め停止を防止でき、走行本体が斜め走行によりコンテナと衝突しないかとの操作員の恐れを解消でき、また斜め停止によりコンテナをハンドリングしずらくなるという問題を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における荷役装置のボギー台車の側面図である。
【図2】同荷役装置のボギー台車の操舵部の平面図(図1のA−A矢視図)である。
【図3】同荷役装置の走行制御系の操舵制御ブロック図である。
【図4】同荷役装置の走行制御系の制御構成図である。
【図5】同荷役装置の走行制御の説明図である。
【図6】本発明の実施の形態2における荷役装置の走行制御の説明図である。
【図7】従来の荷役装置の斜視図である。
【図8】従来の荷役装置の走行制御系の構成図である。
【図9】従来の荷役装置の走行制御の説明図である。
【符号の説明】
1 走行本体
2 シルビーム
5 タイヤ
5A,5B 駆動輪
6 ボギー台車
7A,7B 走行モータ
11 クラブ
12 運転室
15 吊り装置
20 スプレッダ装置
30 コンテナ
31 ガイドテープ(帯体)
41A,41B インバータ
42 コントローラ
43 速度レバー
51 軸受
52 サポート部材
53 軸受
54 ボギー台車本体
55 軸受
56,57 水平部材
58 油圧シリンダ
59 ロッド
60 連結部材
61 被検出体
62 操舵角センサ
65 電磁比例流量調整弁
71,73 センサ台車
72,74 磁気検出器
75 操舵用操作レバー
A 走行右方向
B 走行左方向
C 前方向
D 後方向
F コンテナヤード

Claims (2)

  1. 前後左右の車輪により支持され、左右方向へ走行自在な走行本体に、前後方向に移動自在なクラブを設け、このクラブに昇降自在に吊り下げられ、コンテナを連結するスプレッダ装置を備えた荷役装置であって、
    前記走行本体の左右方向の走行経路に沿って、路面に走行本体を案内する帯体を敷設し、
    前記帯体が敷設された側の左右の車輪にそれぞれ、前記帯体と走行本体との前後方向の距離を検出するセンサを設け、
    前記各車輪毎に、車輪の向きを変える操舵手段を設け、
    前記車輪を左右のブロックに分け、前記各センサにより検出された前記距離からそれぞれ、前記左右の各ブロックの車輪の操舵角の目標値を求め、これら左右の各ブロックの目標値に基づく前記操舵手段の駆動により、各ブロックの車輪の向きを同一角度に操舵可能な構成としたこと
    を特徴とする荷役装置。
  2. 前記各車輪毎に、前記操舵手段により回転された車輪の操舵角を検出する操舵角検出手段を設け、
    前記求めた操舵角の目標値と各前記操舵角検出手段により検出された操舵角を比較して各操舵手段を制御すること
    を特徴とする請求項1記載の荷役装置。
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