JP2001122585A - 荷役装置 - Google Patents

荷役装置

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JP2001122585A
JP2001122585A JP30321499A JP30321499A JP2001122585A JP 2001122585 A JP2001122585 A JP 2001122585A JP 30321499 A JP30321499 A JP 30321499A JP 30321499 A JP30321499 A JP 30321499A JP 2001122585 A JP2001122585 A JP 2001122585A
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Akira Matsumoto
朗 松本
Makoto Nishimura
誠 西村
Koichiro Sanada
紘一郎 真田
Naoki Yamauchi
直樹 山内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持した物品の向きを変え、偏荷重に迅速に
対処できる荷役装置を提供する。 【解決手段】 ベース体11に複数の吊り手段20を介
して昇降体25を設け、昇降体25に旋回手段26を介
して旋回体30を設けた。旋回体30に横方向移動手段
31を介して移動体32を設け、移動体32に物品45
の支持手段35を設けた。吊り手段20群に掛る荷重の
検出手段41群を設けて、検出手段41群の検出値が均
等状になるように、横方向移動手段31により移動体3
2を横移動させるように構成した。旋回手段26を作動
させることで物品45を旋回できて向きを任意に変え得
る。旋回手段26の作動前に、検出手段41群の荷重検
出値に基づいて横方向移動手段31により移動体32を
横移動させて偏荷重に迅速に対処でき、物品45の旋回
は傾くことなく常に安定して行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばコンテナ
の積み降ろしに使用される荷役装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の荷役装置としては、たと
えば図6に示される構成が提供されている。すなわち、
走行本体1は、並行して配置された前後一対のシルビー
ム2と、両シルビーム2の各端部から立設されたコラム
3と、前後で対向したコラム3の上端間に設けられた左
右一対のガーダ4などにより構成されている。両シルビ
ーム2の各端部の下面側には、それぞれ2個の車輪5を
有するボギー台車6が設けられている。
【0003】前記車輪5の内、矢印Cで示す前方向側で
かつ最も矢印Bで示す左方向の車輪5Aと、矢印Dで示
す後方向側でかつ最も矢印Aで示す右方向の車輪5Bの
みが駆動車輪であり、これら駆動車輪5A,5Bは、そ
れぞれボギー台車6に設けられた走行モータ7A,7B
がそれぞれ独立して正逆駆動されることで、走行本体1
は右方向A、左方向Bに走行可能に構成される。また両
シルビーム2にはそれぞれ油圧ユニット8が設けられ、
さらに両シルビーム2に振り分けた状態で、エンジン室
9と電気制御室10とが設けられている。
【0004】また両ガーダ4に支持案内されて、前方向
Cならびに後方向Dに移動自在なクラブ11が設けら
れ、このクラブ11には運転室12が装備されている。
前記クラブ11に設けられた横行モータ13が正逆駆動
されることで、クラブ11は、前方向Cならびに後方向
Dに移動される。クラブ11の下方には、4箇所の吊り
装置51を介して、コンテナ45を支持可能なスプレッ
ダ装置52が昇降自在に配設されている。
【0005】前記各吊り装置51は、スプレッダ装置5
2の固定ビーム53側にブラケットを介して配設された
輪体(滑車体)や、この輪体に掛けられた吊りワイヤー
や、クラブ11側の吊り駆動装置(いずれも図示せず)
などにより構成されている。またスプレッダ装置52
は、水平状で並設された前後一対の前記固定ビーム53
と、これら固定ビーム53に支持案内されて右方向Aな
らびに左方向Bに伸縮自在な左右一対の伸縮ビーム54
と、両伸縮ビーム54を互いに離間方向または接近方向
に伸縮動させる伸縮駆動装置(図示せず)などにより構
成される。なお、両固定ビーム53は、その上面間に配
設された連結体55により一体化され、この連結体55
上に前記ブラケットが設けられている。
【0006】また両伸縮ビーム54は、前後方向に沿っ
て位置されるコンテナ45の支持部56と、これら支持
部56の前後端から内方へ連設されかつ前記固定ビーム
53に支持案内される伸縮ガイド部57と、両支持部5
6の中間から内方へ連設される伸縮受動部(図示せず)
とにより櫛歯状に形成されている。そして支持部56の
前後端の下面側には、コンテナ45に対する連結具(図
示せず)が設けられている。
【0007】また走行本体1の一定の走行経路(右方向
Aならびに左方向Bの経路)に沿って、走行本体1を案
内する埋め込み型のガイドテープ(磁気を帯びた帯体の
一例)14が敷設されている。またこのガイドテープ1
4が敷設された側の2台のボギー台車6の一つの軸受6
aの外方にそれぞれ、ガイドテープ14と走行本体1と
の前後方向の距離を感知する磁気検出器を備えたセンサ
台車15が設けられている。
【0008】上記した構成の従来の荷役装置によると、
走行本体1を右方向Aまたは左方向Bへ走行させること
と、クラブ11を前方向Cまたは後方向Dへ移動させる
ことと、スプレッダ装置52を昇降させることとの組み
合わせ動作により、このスプレッダ装置52側でコンテ
ナ45を支持し、そしてコンテナ45を運搬したのち積
み付けを行える。
【0009】その際に、コンテナ45の荷取り時や積み
付け時における位置合わせ、すなわちコンテナ45に対
するスプレッダ装置52の位置合わせ、地面に置かれた
コンテナ45に対するスプレッダ装置52で支持してい
るコンテナ45の位置合わせ、トラックシャーシに対す
るコンテナ45の位置合わせなどは、前述したように、
走行本体1の右方向Aまたは左方向Bへの走行と、クラ
ブ11の前方向Cまたは後方向Dへの移動とにより行っ
ている。そして、取り扱うコンテナ45の長さに対応す
るため、スプレッダ装置52の伸縮ビーム54を伸縮さ
せている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した荷役装
置によると、たとえば荷取りによりスプレッダ装置52
側で支持したコンテナ45の向きを変えることはでき
ず、したがって支持したコンテナ45の向きを90度変
えて積み付けることはできない。またコンテナ45は、
収納された荷の形状、量、収納位置などによって、その
重心位置が種々に変化しており、したがってスプレッダ
装置52や吊り装置51群などに偏荷重が作用し、所期
の荷役作業に悪影響を及ぼすことになる。
【0011】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、支持した物品の向きを変え得、しかも偏荷重に迅速
に対処し得る荷役装置を提供することを目的としたもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の荷役装置は、ベ
ース体に複数の吊り手段を介して昇降体が設けられ、こ
の昇降体に旋回手段を介して旋回体が設けられ、この旋
回体側に横方向移動手段を介して物品の支持手段が設け
られ、前記吊り手段群に掛る荷重の検出手段群を設け
て、これら検出手段群の検出値が均等状になるように、
横方向移動手段により支持手段を横移動させるように構
成したことを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項1の発明によると、通常
は旋回手段は作動せず、旋回体は中立の位置にあり、ま
た横方向移動手段も作動せず、旋回体に対して支持手段
は中立の位置にある。このような状態において、たとえ
ば物品を支持手段により支持した状態で、吊り手段群の
作動により昇降体を上昇させることによって、旋回体、
支持手段などを介して物品を持ち上げ得る。そして必要
とする場所などにおいて、旋回手段を作動させること
で、旋回体を縦軸心の周りに旋回し得る。これにより支
持手段などを介して物品を旋回し得、以て物品の向きを
任意に変え得る。また旋回手段は、物品を取りに行く時
(支持手段が空の時)に作動させてもよい。
【0014】旋回手段を作動させることなく物品を持ち
上げたときで、この物品の重心位置が縦軸心に対して変
位していたとき、重心位置の変位によって検出手段群の
荷重検出値が不揃いとなる。このときの荷重偏心を計測
して、重心位置が縦軸心に対してどちら側へ変位してい
るかを検出し、それに基づいて横方向移動手段を作動さ
せて、旋回体に対して支持手段を変位側とは反対側へ横
移動させる。そして検出手段群の荷重検出値が均等状に
なったときに支持手段の横移動を停止させることによ
り、重心位置を縦軸心に対して真下状に位置させ得る。
これにより旋回手段を作動させての物品の旋回は、その
旋回途中で物品が傾くようなことなく安定して行える。
【0015】また本発明の請求項2記載の荷役装置は、
上記した請求項1記載の構成において、ベース体は、左
右方向へ走行自在な走行本体に対して前後方向に移動自
在に設けられ、支持手段の横移動方向は走行本体の走行
方向とされ、支持手段はコンテナを支持可能に構成され
ていることを特徴としたものである。したがって請求項
2の発明によると、旋回手段を作動させることなくコン
テナを持ち上げたときで、このコンテナの重心位置が、
収納された荷の形状、量、収納位置などによって、縦軸
心に対して変位していたとき、検出手段群の荷重検出値
に基づいて横方向移動手段を作動させて、旋回体に対し
て支持手段を横移動させることにより、重心位置を縦軸
心に対して真下状に位置させ得る。これにより旋回手段
を作動させてのコンテナの旋回は、その旋回途中でコン
テナが傾くようなことなく安定して行える。さらに走行
本体を走行させるなどしての所期の荷役作業を好適に行
える。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
走行式の荷役装置に採用した状態として図1〜図4に基
づいて説明する。なお、従来例(図6)と同一またはほ
ぼ同一の構成物には、同一の符号を付して詳細な説明を
省略する。すなわち図2において、1は走行本体、2は
シルビーム、3はコラム、4はガーダ、5は車輪、5
A,5Bは駆動車輪、6はボギー台車、6aは軸受、7
A,7Bは走行モータ、8は油圧ユニット、9はエンジ
ン室、10は電気制御室、11はクラブ、12は運転
室、13は横行モータ、14はガイドテープ、15はセ
ンサ台車、45はコンテナであり、そしてAは右方向、
Bは左方向、Cは前方向、Dは後方向である。なお本実
施の形態において、前記クラブ11はベース体の一例と
なり、また前記コンテナ45は物品の一例となる。
【0017】図1、図2において、クラブ11には、複
数の吊り手段20を介して昇降体25が設けられる。こ
こで昇降体25は矩形枠体状(長方形枠体状)であっ
て、その4隅部分に対応するように、吊り手段20が4
箇所に配設されている。この吊り手段20は、クラブ1
1側に設けられたウインチ形式の吊り駆動装置21や、
この吊り駆動装置21により巻き取り繰り出される吊り
ワイヤー22などにより構成され、吊りワイヤー22の
遊端が連結具23を介して昇降体25に連結されてい
る。
【0018】前記昇降体25には、旋回手段26を介し
て旋回体30が設けられる。すなわち旋回手段26は、
旋回支持装置27を介して縦軸心Eの周りに旋回自在に
支持された旋回部材28と、この旋回部材28を正逆に
旋回させる旋回駆動装置29などにより構成される。そ
して旋回体30は矩形枠体状(長方形枠体状)であっ
て、前記旋回部材28の下端に連結されている。なお旋
回駆動装置29は、駆動歯車形式やシリンダー形式など
が採用される。
【0019】前記旋回体30には、横方向移動手段31
を介して移動体32が設けられる。すなわち、移動体3
2は、水平状で並設された前後一対の基部ビーム33
と、これら基部ビーム33の上面間に配設された一体化
用の連結体34などにより構成される。この移動体32
は、連結体34などの部分が旋回体30側に支持案内さ
れて、走行本体1の走行方向、すなわち右方向Aや左方
向Bに横移動自在に構成されている。そして横移動は、
旋回体30との間に設けられた前記横方向移動手段(シ
リンダー装置など)31により行われるように構成され
ている。
【0020】前記移動体32には、コンテナ45を支持
可能な支持手段35が設けられる。すなわち支持手段3
5は、前記基部ビーム33に支持案内されて右方向Aな
らびに左方向Bに伸縮動自在な左右一対の伸縮ビーム3
6と、両伸縮ビーム36を互いに離間方向または接近方
向に伸縮動させる伸縮駆動装置(スライド用シリンダ
ー)39などにより構成されている。そして両伸縮ビー
ム36は、前後方向に沿って位置されるコンテナ45の
支持部37と、この支持部37の前後端から内方へ連設
されかつ前記基部ビーム33に支持案内される伸縮ガイ
ド部38などにより櫛歯状に形成されている。
【0021】前記吊り手段20群に掛る荷重の検出手段
41群が設けられる。すなわち検出手段41は、たとえ
ば吊りワイヤー22の端部に設けられたロードセルから
なり、これら検出手段41群の荷重検出値が不揃いであ
ることによって荷重偏心を計測し得、そして荷重検出値
が均等状になるように、横方向移動手段31により移動
体32を横移動させるように構成されている。
【0022】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。上記した構成の荷役装置における基本動作
は、走行本体1を右方向Aまたは左方向Bへ走行させる
ことと、クラブ11を前方向Cまたは後方向Dへ移動さ
せることと、昇降体25を昇降させることとの組み合わ
せ動作により、支持手段35側でコンテナ45を支持
し、そしてコンテナ45を運搬したのち積み付けを行え
る。
【0023】その際に、コンテナ45の荷取り時や積み
付け時における位置合わせ、すなわちコンテナ45に対
する支持手段35の位置合わせ、地面に置かれたコンテ
ナ45に対する支持手段35で支持しているコンテナ4
5の位置合わせ、トラックシャーシに対するコンテナ4
5の位置合わせなどは、前述したように、走行本体1の
右方向Aまたは左方向Bへの走行と、クラブ11の前方
向Cまたは後方向Dへの移動とにより行っている。そし
て、取り扱うコンテナ45の長さに対応するため、支持
手段35の伸縮ビーム36を伸縮させている。
【0024】このような基本動作において、通常は旋回
手段26は作動せず、旋回体30は、移動体32の横移
動方向を走行本体1の走行方向、すなわち右方向Aや左
方向Bとした姿勢にある。また横方向移動手段31も作
動せず、旋回体30に対して移動体32は中立の位置に
ある。このような状態において、たとえば、コンテナ4
5に対して支持手段35の位置合わせを行ったのち、こ
のコンテナ45を支持手段35により支持した状態で、
吊り手段20群の作動により昇降体25を上昇させるこ
とによって、図1、図2に示されるように、旋回体3
0、移動体32、支持手段35などを介してコンテナ4
5を持ち上げ得る。
【0025】そして必要とする場所などにおいて、旋回
手段26の旋回駆動装置29を作動させることで、旋回
部材28を介して旋回体30を縦軸心Eの周りに旋回し
得る。これにより移動体32、支持手段35などを介し
てコンテナ45を旋回し得、以て図3に示されるよう
に、コンテナ45の長手方向が走行本体1の前後方向に
なるように、コンテナ45の向きを90度変え得る。こ
こで旋回手段26による旋回角度は、180度など任意
に調整し得る。また旋回手段26は、コンテナ45を取
りに行く時(支持手段35が空の時)に作動させてもよ
い。
【0026】図4の(a)に示されるように、旋回手段
26を作動させることなくコンテナ45を持ち上げたと
きで、このコンテナ45の重心位置Fが、収納された荷
の形状、量、収納位置などによって、縦軸心Eに対して
たとえば左方向Bへ変位していたとき、そのまま旋回手
段26を作動させてコンテナ45を旋回させると、その
旋回途中でコンテナ45が傾く恐れがある。
【0027】しかし、前述したように吊り手段20群に
よりコンテナ45を吊り上げたのち、旋回手段26のス
イッチをオンしたとき、まず重心位置Fの変位によって
吊りワイヤー22の端部に設けられた検出手段41群の
荷重検出値が不揃い(重量の差)となり、これが検出さ
れる。このときの荷重偏心を計測して、重心位置Fが縦
軸心Eに対してどちら側へ変位しているかを検出し、そ
れに基づいて横方向移動手段31を自動的に作動させ
て、旋回体30に対して移動体32を右方向Aへ横移動
させる。
【0028】そして検出手段41群の荷重検出値が均等
状(差がなくなる。)になったときに移動体32の横移
動を停止させることにより、図4の(b)に示されるよ
うに、重心位置Fを縦軸心Eに対して真下状に位置させ
得る。これにより旋回手段26を作動させてのコンテナ
45の旋回は、その旋回途中でコンテナ45が傾くよう
なことなく安定して行える。
【0029】次に、本発明の別の実施の形態を、図5に
基づいて説明する。この別の実施の形態では、旋回手段
26の旋回部材28に基部ビーム33が連結体34を介
して直接に連結され、そして支持手段35の横移動が、
伸縮ビーム36との間に設けられた横方向移動手段(シ
リンダー装置など)31により行われるように構成され
ている。
【0030】この別の実施の形態によると、前述したよ
うに吊り手段20群によりコンテナ45を吊り上げたの
ち、旋回手段26のスイッチをオンしたとき、まず重心
位置Fの変位によって吊りワイヤー22の端部に設けら
れた検出手段41群の荷重検出値が不揃い(重量の差)
となり、これが検出される。このときの荷重偏心を計測
して、重心位置Fが縦軸心Eに対してどちら側へ変位し
ているかを検出し、それに基づいて横方向移動手段31
を自動的に作動させて、基部ビーム33に対して伸縮ビ
ーム36を横移動(伸縮動)させる。
【0031】そして検出手段41群の荷重検出値が均等
状(差がなくなる。)になったときに伸縮ビーム36を
横移動を停止させることにより、図5の(b)に示され
るように、重心位置Fを縦軸心Eに対して真下状に位置
させ得る。これにより旋回手段26を作動させてのコン
テナ45の旋回は、その旋回途中でコンテナ45が傾く
ようなことなく安定して行える。すなわち、取り扱うコ
ンテナ45の長さに対応して動作する支持手段35の伸
縮ビーム36の伸縮動を、重心位置Fの横方向移動に共
用し得る。
【0032】上記した両実施の形態では、ベース体とし
て走行本体1に対して移動自在に設けられたクラブ11
が示されているが、これは完全固定形式のベース体であ
ってもよい。上記した両実施の形態では、物品としてコ
ンテナ45が示されているが、これは他の被荷役物品で
あってもよい。
【0033】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、支
持手段により支持した物品を持ち上げたのち、旋回手段
を作動させることで物品を旋回でき、以て物品の向きを
任意に変えることができる。そして旋回手段を作動させ
る前に、持ち上げた物品の重心位置の変位によって検出
手段群の荷重検出値が不揃いであったとき、横方向移動
手段を作動させて支持手段を変位側とは反対側へ横移動
でき、これにより重心位置を縦軸心に対して真下状に位
置できることになって偏荷重に迅速に対処でき、旋回手
段を作動させての物品の旋回は、その旋回途中で物品が
傾くようなことなく常に安定して行うことができる。
【0034】また上記した本発明の請求項2によると、
コンテナの重心位置が、収納された荷の形状、量、収納
位置などにより縦軸心に対して変位していたとき、横方
向移動手段を作動させて支持手段を変位側とは反対側へ
横移動させることにより、重心位置を縦軸心に対して真
下状に位置できて偏荷重に迅速に対処でき、これにより
旋回手段を作動させてのコンテナの旋回は、旋回途中で
傾くようなことなく安定して行うことができ、さらに走
行本体を走行させるなどしての所期の荷役作業を好適に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、荷役装置の
一部切り欠き正面図である。
【図2】同荷役装置を装備した走行本体の斜視図であ
る。
【図3】同荷役装置の旋回手段の作動時における一部切
り欠き正面図である。
【図4】同荷役装置の動作を示し、(a)は横移動前の
一部切り欠き正面図、(b)は横移動後の一部切り欠き
正面図である。
【図5】本発明の別の実施の形態を示し、荷役装置の動
作で、(a)は横移動前の一部切り欠き正面図、(b)
は横移動後の一部切り欠き正面図である。
【図6】従来例を示し、荷役装置を装備した走行本体の
斜視図である。
【符号の説明】
1 走行本体 4 ガーダ 5 車輪 6 ボギー台車 11 クラブ(ベース体) 12 運転室 13 横行モータ 14 ガイドテープ 15 センサ台車 20 吊り手段 21 吊り駆動装置 22 吊りワイヤー 25 昇降体 26 旋回手段 28 旋回部材 29 旋回駆動装置 30 旋回体 31 横方向移動手段 32 移動体 33 基部ビーム 35 支持手段 36 伸縮ビーム 37 支持部 38 伸縮ガイド部 39 伸縮駆動装置(スライド用シリンダー) 41 検出手段 45 コンテナ(物品) A 右方向 B 左方向 C 前方向 D 後方向 E 縦軸心 F 重心位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真田 紘一郎 東京都品川区大井1丁目47番1号 株式会 社ユニエックス内 (72)発明者 山内 直樹 東京都港区三田1丁目4番28号 日本コン テナターミナル株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース体に複数の吊り手段を介して昇降
    体が設けられ、この昇降体に旋回手段を介して旋回体が
    設けられ、この旋回体側に横方向移動手段を介して物品
    の支持手段が設けられ、前記吊り手段群に掛る荷重の検
    出手段群を設けて、これら検出手段群の検出値が均等状
    になるように、横方向移動手段により支持手段を横移動
    させるように構成したことを特徴とする荷役装置。
  2. 【請求項2】 ベース体は、左右方向へ走行自在な走行
    本体に対して前後方向に移動自在に設けられ、支持手段
    の横移動方向は走行本体の走行方向とされ、支持手段は
    コンテナを支持可能に構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の荷役装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102701079A (zh) * 2012-05-24 2012-10-03 同济大学 基于旋锁称重的集装箱起重机负载监测系统
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JP2017122008A (ja) * 2017-03-14 2017-07-13 三井造船株式会社 タイヤ式門形クレーン及びその制御方法

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