JP3338922B2 - 無軌道式クレーンの走行軌道制御装置 - Google Patents

無軌道式クレーンの走行軌道制御装置

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JP3338922B2 JP03503496A JP3503496A JP3338922B2 JP 3338922 B2 JP3338922 B2 JP 3338922B2 JP 03503496 A JP03503496 A JP 03503496A JP 3503496 A JP3503496 A JP 3503496A JP 3338922 B2 JP3338922 B2 JP 3338922B2
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直昭 谷崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムタイヤによっ
て駆動され、自在な方向に走行させることができる無軌
道式クレーンに適用され、クレーンが所定の走行路上を
走行するように走行軌道を修正、制御する無軌道式クレ
ーンの走行軌道制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンテナヤードにおけるコンテ
ナ集積場は広い面積を有しているので、ここでは、敷設
されたレール上を走行する軌道式クレーンを使用するよ
りも、荷役量に応じて必要なコンテナ置き場に回送する
ことができる無軌道式クレーンを使用することが多い。
【0003】無軌道式クレーンは、ゴムタイヤによって
駆動され、自動車のように自在な方向に走行させること
ができるクレーンである。一般に、この種のクレーン
も、軌道式クレーンと同様に大型(例えば、クレーンス
パンが20メートル程度以上あることがある)であり、
スパン間にコンテナが積み上げられていると見通しが悪
く、不慣れなものが運転すると、積み上げられているコ
ンテナや他のクレーンに接触させてしまうなどの事故が
起こりかねない。これに対し、接触事故を起こすことな
く、所定の走行ルートに沿ってクレーンを自動的に走行
させる自動運転が考えられる。従来、無軌道式クレーン
の自動運転手段としては、コンテナヤードの床面に光学
的あるいは磁気的に検出可能な走行ルート部を設け、こ
れによってクレーンを誘導する方式や、クレーンにジャ
イロを搭載して所定の走行ルートを自走する方式が提案
されている。
【0004】クレーンにジャイロを搭載して自走する上
記方式には、ジャイロに必ず生ずるドリフトによりジャ
イロの検出誤差が発生するので、所定の走行ルートを自
走するために必要な精度に劣るという問題点がある。こ
の問題は、長い走行ルートを走行する無軌道式クレーン
では、検出誤差が累積されるので、顕著にあらわれる。
よって、ジャイロのドリフトに起因する精度への悪影響
を防止すべく、クレーンが走行ルートに沿って走行する
ように、走行軌道を正しく修正する走行軌道制御装置が
所望されている。
【0005】例えば、特公平7−38133号公報で
は、走行路に設けられた走行基準点を検出して走行基準
点検出信号を出力する走行基準点検出部と、クレーンの
走行速度を検出する走行速度測定部と、所定の走行ルー
ト方向に対する走行方向角速度を検出する走行方向角速
度検出部と、走行基準点を通過するときに走行基準点検
出信号、走行速度、走行方向角速度とから軌道ずれ量を
演算する演算部とを有し、得た軌道ずれ量に応じて軌道
修正を行う走行軌道制御装置(第1の従来例)が開示さ
れている。
【0006】また、特開昭60−36291号公報で
は、走行基準点検出信号、走行距離、走行方向角速度と
から軌道ずれ量を演算し、このずれ量に応じた軌道修正
を行う装置(第2の従来例)が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例では、ク
レーンの走行速度に基づいた演算を行うことにより軌道
修正すべき量、即ち、軌道ずれ量を得ているので、走行
速度の誤差が時間の経過にともなって積分され、軌道ず
れ量の誤差になる。特に、低速走行時には走行時間が長
くなるため、軌道ずれ量の演算誤差が大きくなり、高精
度な軌道修正を期待できないという問題点を有してい
る。
【0008】また、第2の従来例では、具体的な処理方
法については言及されておらず、誤差に対してどのよう
な対策が施されているかは不明であるが、少くとも走行
速度の高低によらず軌道ずれ量の演算誤差が一定になる
ような構成は、開示はもとより、示唆すらされていな
い。このため、高精度な軌道修正は期待できない。
【0009】本発明の課題は、走行速度に基づく演算を
行う方式にみられるような、低速走行時に軌道ずれ量の
誤差が大きくなることがなく、演算精度の高い無軌道式
クレーンの走行軌道制御装置を提供することである。
【0010】本発明の他の課題は、演算精度に対する速
度変化による影響をなくした無軌道式クレーンの走行軌
道制御装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、無軌道
式クレーンが所定方向に延びる走行路上に沿って走行す
るように無軌道式クレーンの走行軌道を制御する無軌道
式クレーンの走行軌道制御装置において、予め定められ
た地点からの無軌道式クレーンの走行距離を検出する走
行距離測定部と、前記所定方向に対する無軌道式クレー
ンの走行方向角速度を検出する走行方向角速度検出部
と、前記走行方向角速度に基づいて無軌道式クレーンの
走行方向ずれ角度を演算し、さらに無軌道式クレーンが
所定の単位距離だけ走行する毎に該走行方向ずれ角度お
よび前記走行距離に基づいて軌道ずれ量を演算する軌道
ずれ量検出部とを有し、演算された軌道ずれ量に基づい
て走行軌道を修正する無軌道式クレーンの走行軌道制御
装置であって、前記軌道ずれ量検出部は、前記軌道ずれ
量の演算タイミングを定めるタイミング信号を発生する
タイミング発生回路を備えており、前記タイミング発生
回路は、前記単位距離を任意の大きさに設定する設定器
と、前記走行距離測定部によって検出された前記走行距
離が単位距離だけ変化する毎に前記タイミング信号を発
生するタイミング信号発生回路を含むことを特徴とする
無軌道式クレーンの走行軌道制御装置が得られる。
【0012】
【0013】本発明によればさらに、前記走行路上にて
所定間隔おきに設けられた走行基準点を通過する毎に、
無軌道式クレーンの該走行基準点からのずれ角度を含む
基準点ずれ角信号を検出する走行基準点検出部を有し、
前記軌道ずれ量検出部は、さらに、前記基準点ずれ角信
号を参照して校正する走行方向ずれ角度校正回路を備え
ることを特徴とする前記無軌道式クレーンの走行軌道制
御装置が得られる。
【0014】本発明によればさらにまた、前記走行路上
にて所定間隔おきに設けられた走行基準点を通過する毎
に、無軌道式クレーンの該走行基準点からのずれ量を含
む基準点ずれ量信号を検出する走行基準点検出部を有
し、前記軌道ずれ量検出部は、演算された前記軌道ずれ
量を前記基準点ずれ量信号を参照して校正する軌道ずれ
量校正回路をさらに備えることを特徴とする前記無軌道
式クレーンの走行軌道制御装置が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態による無軌道式クレーンの走行軌道制御装置
を説明する。
【0016】図1は、無軌道式クレーンが用いられるコ
ンテナヤードの一例を示す平面図である。この例のコン
テナヤードは、A〜Fまでの6つのレーンを有し、1つ
のレーンには2つのコンテナ置場1aおよび1bが設け
られ、無軌道式クレーン2は、コンテナ置場1aおよび
1bの長手方向に設けれた走行路3、およびこれと直角
に設けれたシフト通路4を走行して他のレーンに移れる
ようになっている。また、走行通路3には、約5メート
ルおきにa〜hの位置に走行基準点5が設けられてい
る。
【0017】図2および3は、図1に示す無軌道式クレ
ーン2の斜視図および側面図である。図2および3中、
符号6aおよび6bはゴム車輪であって、走行方向を0
度または90度に設定することができる(図2および3
では、0度)。符号40は無軌道式クレーン構造物8の
下方に設けられた後述する走行基準点検出部であって、
地上に設けられた走行基準点5と共に、無軌道式クレー
ン2の基準点位置検出を行う。符号10は、ゴム車輪6
bによって駆動されるエンコーダ等により構成された走
行距離測定部である。尚、図2において、クレーンスパ
ンSは、例えば、23.5メートルである。
【0018】図4は、本発明の実施の形態による走行軌
道制御装置の基本的な構成を説明するためのブロック図
である。図4に図1〜図3をあわせ参照して、本装置
は、走行距離測定部10と、走行方向角速度検出部20
と、軌道ずれ量検出部30とを有している。軌道ずれ量
検出部30は、タイミング発生回路31と、軌道ずれ量
演算器32と、積分器33とを有している。
【0019】走行距離測定部10は、前述のように車軸
エンコーダ等により構成され、予め定められた地点から
の無軌道式クレーン2の走行距離Lを検出するものであ
る。
【0020】走行方向角速度検出部20は、ジャイロ等
により構成され、無軌道式クレーン2に、所定の走行路
3または通路4の延びる方向からずれる角速度が作用し
たとき、その角速度に比例した走行方向角速度θ′を検
出するものである。
【0021】軌道ずれ量検出部30は、その積分器33
によって走行方向角速度検出部20が検出した走行方向
角速度θ′を時間積分してその時点での走行路に対する
無軌道式クレーン2の走行方向ずれ角度(無軌道式クレ
ーン2の台車姿勢角度)θを求めると共に、無軌道式ク
レーン2が所定の単位距離だけ走行する毎に走行方向ず
れ角度θおよび走行距離Lに基づいて軌道ずれ量en
演算するものである。
【0022】尚、図1〜図4には、図示はしないが、本
装置は、軌道ずれ量検出部30により演算された軌道ず
れ量en に基づいて、無軌道式クレーン2の操舵装置の
制御を行う操舵制御装置をも有している。
【0023】軌道ずれ量検出部30において、タイミン
グ発生回路31は、後に詳述するが、軌道ずれ量en
演算タイミングを定めるタイミング信号Pを発生するも
のである。軌道ずれ量演算器32は、タイミング発生回
路31からタイミング信号Pが入力される毎に走行方向
ずれ角度θおよび走行距離Lに基づいて軌道ずれ量en
を演算するものである。積分器33は、走行方向角速度
検出部20が検出する無軌道式クレーン2の走行方向角
速度θ′を時間積分し、無軌道式クレーン2の走行方向
ずれ角度θを得る回路である。
【0024】図5は、タイミング発生回路31の一例を
示す図である。また、図6は、タイミング発生回路31
の動作を説明するための図である。図5を参照して、タ
イミング発生回路31は、前述した単位距離Qを任意の
大きさに設定する設定器314と、走行距離測定部10
によって検出された走行距離Lが単位距離Qだけ変化す
る毎にタイミング信号Pを発生するタイミング信号発生
回路とを含んでいる。タイミング信号発生回路は、ラッ
チ回路311と、演算器312と、比較器313とによ
り構成されている。図6をも参照して、無軌道式クレー
ン2の走行距離が単位距離Qだけ増加する毎に所定のパ
ルス信号であるタイミング信号Pが比較器313から出
力される。タイミング信号Pは、図4における軌道ずれ
量演算器32に入力される。単位距離Qを任意の大きさ
に設定する設定器314を備えることにより、平坦度
(傾斜度)や路表面の砂礫堆積度から路面条件、タイヤ
径の変動や左右の駆動力のアンバランス等のクレーン特
性に対応して、高精度な軌道制御が可能である。尚、単
位距離Qの大きさに関し、このデータを小さい値に設定
すれば本装置による軌道制御の精度が向上する。ただ
し、軌道制御に要する時間は増加するので、実際に要求
される精度と処理時間とのバランスを考慮して設定器3
14によって設定するようにする。
【0025】図7は、本発明の実施の形態による走行軌
道制御装置の具体的な構成を示すブロック図である。図
7と図1〜図3をあわせ参照して、本装置は、図4と同
様に、走行距離測定部10と、走行方向角速度検出部2
0とを有している。さらに、本装置は、軌道ずれ量検出
部30′と、走行基準点検出部40を有している。
【0026】まず、走行基準点検出部40は、無軌道式
クレーン2が走行基準点5を通過する毎に、無軌道式ク
レーン2の走行基準点5からのずれ角度を含む基準点ず
れ角信号ρM と、無軌道式クレーン2の走行基準点5か
らのずれ量を含む基準点ずれ量信号EM とを出力するも
のである。基準点ずれ角信号ρM と基準点ずれ量信号E
M は、軌道ずれ量検出部30′におけるずれ角度・ずれ
量校正値算出器34へ出力される。走行基準点検出部4
0は、具体的には、無軌道式クレーン2の進行方向に直
角な向きに、例えば5ミリ程度の間隔で80個程度配設
された線状の磁気センサによって構成すればよい。この
ように構成すると、磁気センサのいずれかが走行基準点
5上を通過する。このとき、磁気センサと、走行基準点
5とのなす角度を磁気センサが検出することによって、
基準点ずれ角信号ρM を検出できる。また、例えば80
個配列した磁気センサのうち、中央のものと走行基準点
5の中央部との位置ずれを検出することで基準点ずれ量
信号EM を検出できる。
【0027】軌道ずれ量検出部30′は、図4と同様
に、タイミング発生回路31と、軌道ずれ量演算器32
と、積分器33とを備えている。さらに、軌道ずれ量検
出部30′は、ずれ角度・ずれ量校正値算出器34と、
加算器35および37と累積加算器36と、タイマ38
とを備えている。
【0028】ここで、軌道ずれ量検出部30′におい
て、積分器33は、走行方向角速度検出部20が検出し
た走行方向角速度θ′に基づいて、無軌道式クレーン2
の走行方向ずれ角度θを積分演算する。また、軌道ずれ
量演算器32によって演算された軌道ずれ量en は、累
積加算器36によって累積加算される。
【0029】さて、ずれ角度・ずれ量校正値算出器34
は、積分演算された走行方向ずれ角度θについて、走行
基準点検出部40からの基準点ずれ角信号ρM を参照し
て校正する(校正信号θM )走行方向ずれ角度校正回路
としての機能を有している。ずれ角度・ずれ量校正値算
出器34はまた、累積加算器36からの軌道ずれ量en
の累積加算値について、基準点ずれ量信号EM を参照し
て校正する(校正信号CM )軌道ずれ量校正回路として
の機能を有している。
【0030】次に、図7に示す本発明による無軌道式ク
レーンの走行軌道制御装置の動作を図1〜図3をあわせ
参照して説明する。無軌道式クレーン2が図1に示すよ
うにレーンAをaの位置にある走行基準点5からdの位
置にある走行基準点5への向きに走行する場合の動作を
説明する。
【0031】タイマ38は、無軌道式クレーン2が走行
を開始した後の経過時間t(経過時間信号)を積分器3
3へ出力する。
【0032】一方、走行距離測定部10は、走行距離L
(走行距離信号)をタイミング発生装置31と軌道ずれ
量演算器32へ出力する。また、走行方向角速度検出部
20は、走行方向角速度θ′(走行方向角速度信号)
を、積分器33へ出力する。
【0033】積分器33は、走行方向角速度θ′および
経過時間tに基づいて積分演算を行い、タイマ38スタ
ートを0とした時刻Tでは、以下に示す数式1で表され
る走行方向ずれ角度θ(走行方向ずれ角度信号)を、ず
れ角度・ずれ量校正値算出器34および加算器35へ出
力する。
【0034】
【数1】
【0035】走行基準点検出部40はまた、無軌道式ク
レーン2が走行基準点5を通過する毎に、基準点ずれ角
信号ρM および基準点ずれ量信号EM を、ずれ角度・ず
れ量校正値算出器34へ出力する。ずれ角度・ずれ量校
正値算出器34は、校正信号θM (校正値)を加算器3
5へ出力すると共に、校正信号CM (校正値)を後述す
る加算器37へ出力する。
【0036】加算器35は、以下の数式2に示すよう
に、走行方向ずれ角度θに校正値θMを加算して、校正
された走行方向ずれ角度θ^(校正された走行方向ずれ
角度信号)を、軌道ずれ量演算器32へ出力する。
【0037】
【数2】
【0038】軌道ずれ量演算器32は、距離信号L、タ
イミング信号P、および角度θ^に基づいて、タイミン
グ信号Pを受ける毎に、以下の数式3に示すように、軌
道ずれ量en を演算し、累積加算器36へ出力する。
【0039】
【数3】
【0040】尚、上記数式3中、Ln は、演算タイミン
グn回目での走行距離を示し、Ln- 1 はn−1回目での
走行距離を示す。即ち、(Ln −Ln-1 )は、単位距離
Qと同じである。
【0041】さらに、以下の数式4に示すように、累積
加算器36は軌道ずれ量en をタイミング信号Pが発生
する毎に累積加算して累積加算値dn を加算器37へ出
力し、加算器37は累積加算値dn に校正値CM を加算
して、累積加算および校正された軌道ずれ量dを軌道修
正値として出力する。
【0042】
【数4】
【0043】尚、上記数式4において、dn は演算タイ
ミングn回目での累積加算値を示し、dn-1 は演算タイ
ミング(n−1)回目での累積加算値を示す。
【0044】以上のようにして、本装置は、無軌道式ク
レーン2が単位距離Qだけ走行する毎に、軌道ずれ量
(軌道修正値)dを演算する。軌道ずれ量(軌道修正信
号)dは、ずれ角度・ずれ量校正値算出器34へ出力さ
れると共に、図示しない操舵制御装置へも供給される。
軌道ずれ量(軌道修正信号)dを供給された操舵制御装
置は、操舵装置の制御を行う。よって、無軌道式クレー
ン2は、走行路3上に沿って走行する。
【0045】
【発明の効果】本発明による無軌道式クレーンの走行軌
道制御装置は、予め定められた地点からの無軌道式クレ
ーンの走行距離を検出する走行距離測定部と、所定方向
に対する無軌道式クレーンの走行方向角速度を検出する
走行方向角速度検出部と、走行方向角速度に基づいて無
軌道式クレーンの走行方向ずれ角度を演算し、さらに無
軌道式クレーンが所定の単位距離だけ走行する毎に走行
方向ずれ角度および走行距離に基づいて軌道ずれ量を演
算する軌道ずれ量検出部とを有し、演算された軌道ずれ
量に基づいて走行軌道を修正するため、走行速度に基づ
く演算を行う方式にみられるような、低速走行時に演算
精度が低下するような問題が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による無軌道式クレーン
の走行軌道制御装置に関し、無軌道式クレーンが用いら
れるコンテナヤードの一例を示す平面図である。
【図2】図1における無軌道式クレーンの斜視図であ
る。
【図3】図1における無軌道式クレーンの側面図であ
る。
【図4】本発明の実施の一形態による無軌道式クレーン
の走行軌道制御装置の基本的な構成を示すブロック図で
ある。
【図5】図4におけるタイミング発生回路の一例を示す
ブロック図である。
【図6】図5におけるタイミング発生回路の動作を説明
するための図である。
【図7】本発明の実施の一形態による無軌道式クレーン
の走行軌道制御装置の具体的な構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 走行距離測定部 20 走行方向角速度検出部 30、30′ 軌道ずれ量検出部 31 タイミング発生回路 32 軌道ずれ量演算器 33 積分器 34 ずれ角度・ずれ量校正値算出器 35、37 加算器 36 累積加算器 38 タイマ 40 走行基準点検出部 314 設定器 311 ラッチ回路 312 減算器 313 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−36291(JP,A) 特開 平6−38604(JP,A) 特公 平7−38133(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 13/00 - 15/06 G05D 1/00 - 1/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無軌道式クレーンが所定方向に延びる走
    行路上に沿って自律走行するように無軌道式クレーンの
    走行軌道を制御する無軌道式クレーンの走行軌道制御装
    置において、 予め定められた地点からの無軌道式クレーンの走行距離
    を検出する走行距離測定部と、 前記所定方向に対する無軌道式クレーンの走行方向角速
    度を検出する走行方向角速度検出部と、 無軌道式クレーンの軌道ずれ量を演算する軌道ずれ量検
    出部とを有し、無軌道式クレーンの走行速度の検出および使用をするこ
    となく 演算た軌道ずれ量に基づいて走行軌道を修正す
    る無軌道式クレーンの走行軌道制御装置であって、 前記軌道ずれ量検出部は、前記軌道ずれ量の演算タイミ
    ングを定めるタイミング信号を発生するタイミング発生
    回路を備えており、前記タイミング発生回路は、前記単
    位距離を任意の大きさに設定する設定器と、前記走行距
    離測定部によって検出された前記走行距離が前記設定器
    によって設定された単位距離だけ変化する毎に前記タイ
    ミング信号を発生するタイミング信号発生回路を含んで
    おり、 前記軌道ずれ量検出部はさらに、 前記走行方向角速度に
    基づいて無軌道式クレーンの走行方向ずれ角度を演算
    し、さらに演算した該走行方向ずれ角度および前記走行
    距離測定部によって測定された前記走行距離に基づい
    て、前記タイミング発生回路が前記タイミング信号を発
    生する毎に前記軌道ずれ量を演算することを特徴とする
    無軌道式クレーンの走行軌道制御装置。
  2. 【請求項2】 前記走行路上にて所定間隔おきに設けら
    れた走行基準点を通過する毎に、無軌道式クレーンの該
    走行基準点からのずれ角度を含む基準点ずれ角信号を検
    出する走行基準点検出部をさらに有し、 前記軌道ずれ量検出部は、演算した前記軌道ずれ角度
    を、前記走行基準点検出部によって検出された前記基準
    点ずれ角信号を参照して校正する走行方向ずれ角度校正
    回路をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の
    無軌道式クレーンの走行軌道制御装置。
  3. 【請求項3】 前記走行路上にて所定間隔おきに設けら
    れた走行基準点を通過する毎に、無軌道式クレーンの該
    走行基準点からのずれ量を含む基準点ずれ量信号を検出
    する走行基準点検出部をさらに有し、 前記軌道ずれ量検出部は、演算た前記軌道ずれ量を
    前記走行基準点検出部によって検出された前記基準点ず
    れ量信号を参照して校正する軌道ずれ量校正回路をさら
    に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の無
    軌道式クレーンの走行軌道制御装置。
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