JP3238358B2 - 構造物移動装置 - Google Patents

構造物移動装置

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JP3238358B2
JP3238358B2 JP31047097A JP31047097A JP3238358B2 JP 3238358 B2 JP3238358 B2 JP 3238358B2 JP 31047097 A JP31047097 A JP 31047097A JP 31047097 A JP31047097 A JP 31047097A JP 3238358 B2 JP3238358 B2 JP 3238358B2
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明寛 前川
幸人 奥田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば重量構造物
を移動させるために用いられる構造物移動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の台車を利用して重量構
造物等を移動させるときには、図3に示されるように、
左右の前後輪に対応する左側台車12と右側台車13と
を用い、構造物20の移動量および姿勢を左側変位検出
ローラ1および右側変位検出ローラ2を用いて検出しな
がら、構造物20を移動開始線21から停止線22まで
移動させることがあった。
【0003】このとき、従来では図4に示されるような
構成の構造物移動装置が用いられていた。この場合、左
側変位検出ローラ1および右側変位検出ローラ2により
左側台車12および右側台車13の変位を検出し、その
結果に基づき主速度演算器6において構造物1全体の移
動量を求め、まず停止線22までの距離に応じた基準と
なる移動速度(以下、主速度)を決定していた。
【0004】次に、補正速度演算器9において左側変位
検出ローラ1および右側変位検出ローラ2の各検出値の
差から移動方向に対する構造物20の姿勢、言い替えれ
ば停止線22に対する傾きを求め、その傾きに応じて主
速度に対する補正速度を決定する。
【0005】そして、構造物20が左右いずれに傾いて
いるかに応じて、加減演算器7で主速度と補正速度との
加算(あるいは減算)を行う共に、加減演算器8で主速
度と補正速度との減算(あるいは加算)を行って、それ
らの結果に基づきインバータ10およびインバータ11
で左側台車12および右側台車13をそれぞれ駆動し
て、構造物20を移動させていた。
【0006】しかし、このような制御を行う場合、左側
変位検出ローラ1および右側変位検出ローラ2のローラ
回転量の総和が構造物20の移動量となるため、左側変
位検出ローラ1および右側変位検出ローラ2のすべり等
を原因とする計測誤差が蓄積され、停止線22に対して
構造物20が傾いてしまうことがあった。特に、構造物
20の長距離移動を行う際には、図3に示されるように
停止線22で構造物20が傾いたまま停止してしまい、
構造物20を停止位置に正しく位置決めすることが極め
て困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の構造物移動装置では左右の変位検出ローラのすべり等
による計測誤差が蓄積されるため、構造物を停止位置に
正しく位置決めすることが困難であるという問題があっ
た。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、構造物を停止位置に正しく位置決め
することができる構造物移動装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は構造物を移動方向に対して直交するように
並設された第1および第2の台車によって移動させる構
造物移動装置であって、第1および第2の台車が予め設
定された移動経路に直交する路面上の姿勢検出線を通過
することを検出する第1および第2の検出手段と、これ
ら第1および第2の検出手段の検出結果に基づいて、第
1および第2の台車による姿勢検出線の通過時間差を求
める手段と、この手段で求められた通過時間差に基づい
て、第1および第2の台車の速度制御を行う速度制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る構造物移動装置について説明する。図1
は、この構造物移動装置の構成を示したブロック図であ
り、図2は各部の設置位置と実際の移動状態の例とを示
したものである。
【0011】この構造物移動装置は、左側変位検出ロー
ラ1、右側変位検出ローラ2、左側ラインセンサ3、右
側ラインセンサ4、タイマ5、主速度演算器6、加減演
算器7,8、補正速度演算器9、インバータ10,1
1、左側台車12および右側台車13を備えている。
【0012】左側台車12および右側台車13は、構造
物20の移動方向に対して直交するように並設されるも
のであり、ここでは構造物20を移動させるために設け
られた前後左右四つの台車のうち、左側前後の二つが左
側台車12に対応し、右側前後の二つが右側台車13に
対応している。
【0013】左側変位検出ローラ1および右側変位検出
ローラ2は、これら左側台車12および右側台車13に
対応するように構造物20の左右に設けられるものであ
り、移動時の左側台車12および右側台車13の変位を
検出することにより、構造物20の左右の移動量を求め
る。
【0014】また、左側ラインセンサ3および右側ライ
ンセンサ4も左側台車12および右側台車13に対応す
るように構造物20の左右に設けられており、それぞれ
姿勢検出線23を通過したことを検出する。
【0015】ここで、姿勢検出線23は構造物20の移
動経路に直交するように設けられるものであり、ここで
は停止線22の少し手前に停止線22と平行になるよう
に設けられている。なお、実際には路面上に磁気テープ
を貼ったり、路面上に所定の白線を描いたりすることに
よって姿勢検出線23を設けるため、それに応じて磁気
センサや画像センサなどが左側ラインセンサ3および右
側ラインセンサ4として用いられる。
【0016】以下、この構造物移動装置を用いて構造物
20を移動開始線21から停止線22まで移動させると
きの処理について説明する。なお、構造物20の前部を
移動開始線21に合わせてから、構造物20の移動を開
始させるものとする。
【0017】この場合、構造物20が姿勢検出線23を
通過するまで、正確には左側ラインセンサ3および右側
ラインセンサ4が姿勢検出線23を検出するまでは、従
来と同様の制御を行う。
【0018】すなわち、左側変位検出ローラ1および右
側変位検出ローラ2により左側台車12および右側台車
13の変位を検出し、その結果に基づき主速度演算器6
において構造物1全体の移動量を求め、まず停止線22
までの距離に応じて基準となる移動速度(以下、主速
度)を求める。
【0019】次に、補正速度演算器9において左側変位
検出ローラ1および右側変位検出ローラ2の各検出値の
差から主速度に対する補正速度を決定し、その結果に基
づき加減演算器7で主速度と補正速度との加算(あるい
は減算)を行うと共に、加減演算器8で主速度と補正速
度との減算(あるいは加算)を行う。この際、構造物2
0が左側に傾いていると思われるときは、左側台車12
の速度を上げ、右側台車13の速度を下げるように、加
減演算器7では加算を行い、加減演算器8では減算を行
う。逆に、構造物20が右側に傾いていると思われると
きは、左側台車12の速度を下げ、右側台車13の速度
を上げるように、加減演算器7では減算を行い、加減演
算器8では加算を行う。
【0020】そして、加減演算器7,8の各出力に基づ
き、インバータ10および11で左側台車12および右
側台車13を駆動することにより、構造物20が移動す
る。次に、このようにして構造物20が移動した結果、
構造物20が姿勢検出線23に達したとする。
【0021】この場合、上述した制御において左側変位
検出ローラ1および右側変位検出ローラ2のすべり等に
よる計測誤差が蓄積されているため、構造物20は姿勢
検出線23、すなわち停止線22に対して左右どちらか
に傾いていると思われる。
【0022】今、構図物20は一定速度で移動してお
り、図2に示されるように移動方向に対して左側に傾い
た状態で姿勢検出線23を通過したとする。この場合、
右側ラインセンサ4が先に姿勢検出線23を通過したこ
とを検出するため、これをトリガとしてタイマ5による
時間計測を開始する。この後、少し遅れて左側ラインセ
ンサ3が姿勢検出線23を通過したことを検出するた
め、これをトリガとしてタイマ5による時間計測を停止
する。逆に、構造物20が右側に対して傾いているとき
は、左側ラインセンサ3が姿勢検出線23を通過したと
き、タイマ5による時間計測が開始され、右側ラインセ
ンサ4が姿勢検出線23を通過したとき、タイマ5によ
る時間計測が終了となる。
【0023】この場合、構造物20は一定速度で移動し
ているので、タイマ5の計測値によって構造物20が姿
勢検出線23、すなわち停止線22に対してどれだけ傾
いているのかが分かる。
【0024】タイマ5の計測値は、補正速度演算器9に
入力される。補正速度演算器9は、タイマ5の計測値に
よって示される左側台車12と右側台車12との姿勢検
出線23の通過時間差に基づいて、停止線22に対する
構造物20の正確な傾きを求め、姿勢検出線23の通過
直後における主速度に対する補正速度を決定する。
【0025】そして、これまでの制御と同様に加減演算
器7で主速度と補正速度との加算(あるいは減算)を行
うと共に、加減演算器8で主速度と補正速度との減算
(あるいは加算)を行って、それらの結果に基づきイン
バータ10および11で左側台車12および右側台車1
3を駆動する。
【0026】なお、構造物20が姿勢検出線23を通過
してから停止線22に到達するまでは、従来と同様の制
御を行うものとする。このように、本実施形態の構造物
移動装置では、構造物20が姿勢検出線23を通過した
ときの左側ラインセンサ3および右側ラインセンサ4の
検出結果に基づいて、左側台車12と右側台車13との
姿勢検出線23の通過時間差を求め、その結果から姿勢
検出線23を通過した直後の補正速度を算出して、左側
台車12および右側台車13の速度を設定している。
【0027】従って、仮に構造物20が姿勢検出線23
に到達したときに傾きが生じていたとしても、姿勢検出
ライン23を通過した直後にそれまでの誤差が補正され
るように左側台車12および右側台車13の速度が設定
されるため、その直後に到達する停止位置では停止線2
2に沿って構造物22を正しく停止させることができ
る。すなわち、構造物20を停止位置に正しく位置決め
することが可能になる。
【0028】この場合、姿勢検出線23を通過した後に
左側変位検出ローラ1および右側検出ローラによる計測
誤差が生じたとしても、姿勢検出線23は停止線22の
手前に設けられているため、その計測誤差も小さくてす
み、実用上問題になることはない。
【0029】なお、上記実施形態では停止線22の手前
にのみ姿勢検出線23を設ける例について説明したが、
構造物20の長距離移動を行う場合や、左折や右折など
を伴う複雑な移動を行う場合には、予め設定された移動
経路に沿って所定距離毎に姿勢検出線23を設けること
が望ましく、このようにすることで姿勢検出線23を通
過する度に構造物23の傾きを補正することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1および第2の台車が路面上の姿勢検出線を通過すると
きの通過時間差を算出して、その通過時間差に基づいて
第1および第2の台車の速度制御を行っているので、仮
に第1および第2の台車に対応する変位検出ローラの検
出値がすべり等により不正確であったとしても、その計
測誤差による構造物の傾きは構造物が姿勢検出線を通過
した直後に補正されるので、構造物を停止位置に正しく
位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る構造物移動装置の構
成を示すブロック図
【図2】同実施形態に係る構造物移動装置を用いて構造
物を移動させた場合を示す図
【図3】従来の構造物移動装置を用いて構造物を移動さ
せる場合を示す図
【図4】従来の構造物移動装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1…左側変位検出ローラ 2…右側変位検出ローラ 3…左側ラインセンサ 4…右側ラインセンサ 5…タイマ 6…主速度演算器 7,8…加減演算器 9…補正速度演算器 10,11…インバータ 12…左側台車 13…右側台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−131041(JP,A) 特公 昭60−3212(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 1/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造物を移動方向に対して直交するように
    並設された第1および第2の台車によって停止位置まで
    移動させる構造物移動装置であって、前記第1および第2の台車の変位を検出する変位検出手
    段と、 この変位検出手段による前記第1および第2の台車の変
    位検出結果に基づき、前記構造物の移動量を求めて前記
    停止位置までの距離に応じた基準となる移動速度を求め
    る主速度演算手段と、 前記第1および第2の台車が予め設定された移動経路に
    直交する路面上の姿勢検出線を通過することをそれぞれ
    検出する第1および第2の検出手段と、前記第1および第2の検出手段によるそれぞれの前記検
    出時点間の時間を計測するタイマと、 このタイマによる計測 結果に基づいて、前記第1および
    第2の台車による前記姿勢検出線の通過時間差を求める
    と共に、この求められた通過時間差と前記基準となる移
    動速度の関係から前記停止位置に対しての前記構造物の
    傾きを求めて、前記第1および第2の台車の補正速度を
    決定する補正速度演算手段と、 前記主速度演算手段にて得た基準となる移動速度を、前
    記補正速度で補正して前記第1および第2の台車の速度
    制御を行う速度制御手段とを備えたことを特徴とする構
    造物移動装置。
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JP4577247B2 (ja) * 2006-03-22 2010-11-10 トヨタ自動車株式会社 移動体及びその制御方法
JP5280076B2 (ja) * 2008-03-19 2013-09-04 日産自動車株式会社 無人搬送車の横行姿勢制御装置及び横行姿勢制御方法

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