JP2635907B2 - スプリンクラー兼用空調配管システム - Google Patents

スプリンクラー兼用空調配管システム

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JP2635907B2 JP5136817A JP13681793A JP2635907B2 JP 2635907 B2 JP2635907 B2 JP 2635907B2 JP 5136817 A JP5136817 A JP 5136817A JP 13681793 A JP13681793 A JP 13681793A JP 2635907 B2 JP2635907 B2 JP 2635907B2
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプリンクラー兼用空
調配管システムに関し、詳しくは、スプリンクラー配管
とファンコイルユニットと水冷式冷暖房機と冷却温水管
とを兼用するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の天井内には種々の設備用配管が施
工されるが、スプリンクラー配管、空調用冷温水配管も
その一つである。スプリンクラー配管は、火災時の給水
を目的とすることから、建物のほぼ全域にわたって配管
が行われ、設備コスト面では、衛生工事費の50%〜6
5%を占めるものとなる。また、スプリンクラー配管
は、その目的から火災時のみの使用となる。一方、空調
用冷却温水管と冷温水配管は、空調の対象となる居室に
設けられたファンコイルユニットと水冷式冷暖房機に冷
温水、冷却水、冷却温水を供給する目的から、各居室と
熱源機にわたって配管が行われる。空調用冷温水配管
は、ファンコイルユニット使用時、即ち、就業時間に合
わせて使用されることとなる。このように、スプリンク
ラー配管、空調用冷温水配管は、従来、その用途の違い
により、それぞれ別系統とすることで天井内に配管され
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スプリ
ンクラー配管、空調用冷温水配管を別系統で配管すれ
ば、限られた天井内スペースにおいて、配管経路が重な
る場合も生じ、これらを回避して配管を行わなければな
らないことから、天井内における配管工事が複雑化する
要因となり、施工性が極めて悪いものとなった。また、
スプリンクラー配管では、火災時のみの使用にもかかわ
らず、その設備コストが衛生工事費の50%〜65%を
占めるものとなるため、経済的な改善を行う余地があっ
た。更に、空調用冷温水も消火水源としても利用出来
る。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、天井内
配管をシステム化することにより、スプリンクラー配
管、空調用冷温水配管を兼用することができるスプリン
クラー兼用空調配管システムを提供し、もって、施工性
の向上と、施工コストの低減を図ることを目的とする。
スプリンクラー配管がマトリックスに配管されているこ
とによりファンコイルユニットを比較的簡単に変更移設
出来る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るスプリンクラー兼用空調配管システムの
構成は、熱源機に接続される供給主管と、この供給主管
に基端が接続されるとともに、先端が集水管に接続され
る給水枝管と、供給主管に基端が接続されるとともに、
先端が集水管に接続される補助管と、集水管に基端が接
続され先端が熱源機に接続される還管と、給水枝管及び
補助管に設けられたスプリンクラーと、給水枝管に給水
側が接続されるとともに、補助管に排水側が接続される
ファンコイルユニットと、供給主管に接続され消火水を
圧送する消火管と、給水枝管と集水管との境、及び供給
主管と補助管との境に設けられ常時閉・火災時開となる
開閉弁と、集水管と還管との境、及び消火管と熱源機と
の間の供給主管に設けられ常時開・火災時閉となる開閉
弁とを具備したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】通常時には、冷温水が供給主管、供給枝管を介
してファンコイルユニットへ供給され、吸熱又は排熱を
行った冷温水は、補助管を介して集水管へ集められ、還
管を介して再び熱源機へもどされる。このとき、給水枝
管と集水管との境、及び供給主管と補助管との境に設け
られた開閉弁が閉じられ、供給主管、供給枝管、補助
管、集水管、還管は、空調配管として使用される。一
方、火災時には、集水管と還管との境、及び消火管と熱
源機との間の供給主管に設けられた開閉弁が閉じられる
とともに、給水枝管と集水管との境、及び供給主管と補
助管との境に設けられた開閉弁が開かれ、供給主管、供
給枝管、補助管、集水管は全てが閉じた回路で連通状態
となる。この状態で、消火管からの水が供給主管に圧送
されると、供給枝管及び補助管に設けられたスプリンク
ラーに散水圧が付加され、供給主管、供給枝管、補助
管、集水管は、スプリンクラー用配管として使用される
こととなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るスプリンクラー兼用空調
配管システムの好適な実施例を図面を参照して詳細に説
明する。図1は本発明配管システムの概念図である。熱
源機1は冷温水、冷却水、冷却温水を発生するものであ
って、この熱源機1には供給主管3が接続され、供給主
管3は熱源機1からの冷温水を居室側に供給する。供給
主管3には複数の供給枝管5の基端が接続され、全ての
供給枝管5は先端が集水管7に接続されている。集水管
7の先端は還管9に接続され、還管9は再び熱源機1に
接続されている。また、供給主管3には複数の補助管1
1の基端が接続され、補助管11の先端は集水管7に接
続されている。
【0007】ところで、それぞれの供給枝管5の先端に
は開閉弁(E)13が設けられ、開閉弁13は常時閉・
火災時開となる。つまり、通常時には、供給枝管5の先
端からは冷温水が集水管7に流れないようになっている
のである。また、補助管11の基端には開閉弁(E)1
5が設けられ、開閉弁15は常時閉・火災時甲開とな
る。つまり、通常時には、補助管11へ供給主管3から
の冷温水が流れないようになっているのである。供給枝
管5及び補助管11には複数のスプリンクラー17が適
宜に取り付けられている。また、供給枝管5にはファン
コイルユニット19の給水側が接続され、ファンコイル
ユニット19の排水側は補助管11に接続されている。
ファンコイルユニット19は、冷温水を熱源として、温
調サーモ(T)により熱交換量が調節される。供給枝管
5から供給された冷温水は、ファンコイルユニット19
を通過した後、補助管11に導かれ、集水管7に流れる
ようになっている。
【0008】還管9の基端には開閉弁(E)21が設け
られ、開閉弁21は通常時開・火災時閉となる。つま
り、平常時には開閉弁21が開かれ、ファンコイルユニ
ット19で熱交換された冷温水が集水管7、還管9を介
して熱源機1に戻されることとなるが、火災時には、開
閉弁21が閉じられ、配管は閉塞状態となる。供給主管
3には逆止弁が設けられた消火管23が接続され、消火
管23は消火水槽25に接続されている。消火管23に
は給水ポンプ27が設けられ、給水ポンプ27は消火水
槽25内の水をスプリンクラー用散水として供給主管3
に圧送できるようになっている。
【0009】消火管23と熱源機1との間の供給主管3
には開閉弁(E)29が設けられ、開閉弁29は通常時
開・火災時閉となる。また、上述の開閉弁、熱源機1
は、火災時の電源切替えにより制御され、例えば、火災
時、通常電源が切れると、熱源機1が停止されるととも
に、開閉弁21、開閉弁29が閉じられる一方、開閉弁
13、開閉弁15は開かれ、非常電源により給水ポンプ
27が駆動されるようになっている。供給主管3、供給
枝管5、補助管11、集水管7、還管9、開閉弁13、
開閉弁15、開閉弁21、消火管23、開閉弁29を主
な部材として、スプリンクラー兼用空調配管システム3
1が構成されている。
【0010】図2は本発明配管システムの常時の状態の
説明図、図3は本発明配管システムの火災時の状態の説
明図である。図2に示すように、本発明配管システムの
常時の状態では、熱源機1及びポンプの駆動により、冷
温水が供給主管3、供給枝管5を介してファンコイルユ
ニット19へ供給され、吸熱又は排熱を行った冷温水
は、補助管11を介して集水管7へ集められる。集水管
7で集められた冷温水は、還管9を介して再び熱源機1
へもどされ、所定の温度に熱交換される。このとき、開
閉弁13、開閉弁15は閉じられ、供給枝管5と集水管
7との間及び供給主管3と補助管11との間は冷温水が
遮断された状態となっている。したがって、供給主管
3、供給枝管5、補助管11、集水管7、還管9は、空
調配管として使用されることとなるのである。
【0011】一方、図3に示すように、本発明配管シス
テムの火災時の状態では、熱源機1が停止されるととも
に、開閉弁21、開閉弁29が閉じられ、開閉弁13、
開閉弁15が開かれる。これにより、供給主管3より先
端の供給枝管5、補助管11、集水管7は全てが閉じた
回路で連通状態となる。この状態で、給水ポンプ27が
駆動が駆動されると、供給主管3には消火水槽25から
の水が圧送されることになり、供給枝管5及び補助管1
1に設けられた全てのスプリンクラー17に散水圧が付
加されることとなる。したがって、この状態では、供給
主管3、供給枝管5、補助管11、集水管7は、スプリ
ンクラー用配管として使用されることとなるのである。
【0012】上述の配管システムによれば、本発明の目
的である施工性の向上、設備コストの低減が達成できる
他、天井内配管スペースが縮小し、貫通スリーブも減少
することから構造への影響も低減させることができる。
また、配管工事のシステム化、工場加工化が容易に行え
るようになるので、この面でも信頼性、施工性を向上さ
せることができ、工期の短縮も可能となる。さらに、配
管が機能別に区別されるので、将来対応力(フレキシビ
リティ)の向上も図ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るスプリンクラー兼用空調配管システムによれば、スプ
リンクラー配管、空調用冷温水配管を兼用することがで
きるので、配管工事が簡素となり、施工性を著しく向上
させることができるとともに、設備コストも大幅に低減
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明配管システムの概念図である。
【図2】本発明配管システムの常時の状態の説明図であ
る。
【図3】本発明配管システムの火災時の状態の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 熱源機 3
供給主管 5 給水枝管 7
集水管 9 還管 11
補助管 13、15、21、29 開閉弁 17
スプリンクラー 19 ファンコイルユニット 23 消火管 31 スプリンクラー兼用空調配管システム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源機の供給側一端に接続された供給主
    管と該熱源機の還り側一端に接続された還管に接続され
    た集水管との間に、複数の給水枝管を略並列状態にして
    夫々一端を該供給主管に、他端を集水管に接続し、 前記給水枝管間には、該給水枝管と略平行に一端を給水
    主管に他端を集水管に接続させた補助管を設けたもので
    あって、 前記給水管と補助管の間には、給水側を給水枝管に排水
    側を補助管に接続したファンコイルユニットが設けら
    れ、 前記給水枝管と補助管の適宜箇所にスプリンクラーが設
    けられるとともに、 前記供給主管には常時開・火災時閉となる開閉弁が設け
    られ、該開閉弁の下手側供給主管に、ポンプを介して消
    火槽からの水を圧送する消火管が接続され、 前記給水枝管と前記集水管の接続部に常時閉・火災時開
    となる開閉弁が設けられるとともに、前記集水管と前記
    還管との接続部に常時開・火災時閉となる開閉弁が設け
    られたことを特徴とするスプリンクラー兼空調配管シス
    テム。
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