JP2631407B2 - ディスクカートリッジ搬送装置における回転ストッパ機構 - Google Patents

ディスクカートリッジ搬送装置における回転ストッパ機構

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JP2631407B2
JP2631407B2 JP1257060A JP25706089A JP2631407B2 JP 2631407 B2 JP2631407 B2 JP 2631407B2 JP 1257060 A JP1257060 A JP 1257060A JP 25706089 A JP25706089 A JP 25706089A JP 2631407 B2 JP2631407 B2 JP 2631407B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ディスクカートリッジ搬送装置における
回転ストッパ機構、特に、ディスクカートリッジを保持
した保持手段が該ディスクカートリッジを表裏反転させ
るために回転する際、該保持手段を正確に180度回転し
た位置で停止させることのできる回転ストッパ機構に関
する。
〔従来の技術〕
光ディスクカートリッジ(以下、カートリッジとい
う)の収納および駆動を行なう光ディスクライブラリ装
置においては、挿入口と収納ラックとの間でカートリッ
ジの移送を行なったり、複数のカートリッジを収納した
収納ラックから光ディスクドライブ(以下、ドライブと
いう)に所望のカートリッジを移送したり、該ドライブ
で利用済みのカートリッジを収納ラックに返送したりす
るために搬送装置が設けられている。該搬送装置は、収
納ラックまたはドライブから取り込んだカートリッジを
保持して、収納ラックとドライブとの間を適宜往復移動
する保持手段としてのホルダを有する。該ホルダの移動
は、カートリッジ搬送通路を形成する搬送ガイドによっ
て案内されるようになっている。従来のこの種の装置に
おいては、前記搬送ガイド、従って、カートリッジ搬送
通路の一方側(片側)に、前記収納ラックとドライブと
が配設されている。前記ホルダは、収納ラックおよびド
ライブに対向する一端側が開口したカートリッジ保持部
(以下、ホルダポケットという)を有し、該ポケットの
一端部から、収納ラック若しくはドライブからのカート
リッジの取り込み、または、収納ラック若しくはドライ
ブに対するカートリッジの放出を行なうようになってい
る。なお、このようなカートリッジの取り込み、放出は
ホルダ、収納ラックおよびドライブの各々に設けられた
ローラ等の適宜の手段によって行なわれるものである。
また、前記ホルダポケットの他端側には、前記一端部か
ら取り込まれてくるカートリッジを所定位置に停止でき
るような位置決め用のストッパが固定的に設けられてい
る。
また、最近では、収納量の拡大を図るため、第3図で
一例を示すように、搬送ガイドGによって形成されるカ
ートリッジ搬送通路Pの両側に収納ラック4,5を設けた
収納ラック増設タイプの光ディスクライブラリ装置を開
発されている。すなわち、このタイプの装置において
は、前述のものと同様に第1の収納ラック4とドライブ
3とが搬送通路Pの一方側に設けられているだけではな
く、さらに、第2の収納ラック(増設収納ラック)5が
前記搬送通路Pの他方側において前記第1の収納ラック
4およびドライブ3に対向して設けられている。この装
置に使用されているホルダ6の一例は第4図のようであ
る。このホルダ6は、互いに同一の構造となっておりそ
れぞれ1個のカートリッジを保持できるようになった2
個のホルダポケットPC1,PC2をカートリッジ搬送方向D
に並設したものであり(第7図において一方のホルダポ
ケットPC1に保持された状態のカートリッジ1を二点鎖
線で示す)、この種のホルダ6をダブルポケット式ホル
ダと称する。なお、このようなダブルポケット式のホル
ダ6により、例えばドライブ3によって駆動されるカー
トリッジの交換を行なう場合、ドライブ3から一方のホ
ルダポケットPC1にカートリッジを取り込むのと略同時
に(同一の行程で)、他方のホルダポケットPC2からド
ライブ3に対して新たなカートリッジを供給することな
どが可能になるため、ワンポケット式に比べて装置の作
業能率を高めることができることとなる。
また、このホルダ6において、各ホルダポケットPC1,
PC2は、第1の収納ラック4およびドライブ3ならびに
第2の収納ラック5に対してカートリッジの取り込み、
放出ができるようにするため、両端部にカートリッジ通
過用の開口を有し、且つ、第1の収納ラック4またはド
ライブ3に向かう方向(以下、A方向という)および、
第2の収納ラック5に向かう方向(以下、B方向とい
う)の、双方向にカートリッジを通過させることのでき
る形状となっている。従って、第2の収納ラック5に収
納されているカートリッジは、ドライブ3に移送される
際いずれか一方のホルダポケットPC1またはPC2のB方向
側端部から該一方のホルダポケットPC1またはPC2に取り
込まれ、該一方ホルダポケットPC1またはPC2のA方向側
端部からドライブ3に送り込まれる。またドライブ3に
よって駆動されたカートリッジは第2の収納ラック5に
返送する際、該カートリッジは、前記A方向側端部から
該一方のホルダポケットPC1またはPC2に取り込まれ、B
方向側端部から第2の収納ラック5に送り込まれること
となる。
前記ホルダ6は、通常時においては水平状態に保持さ
れるものであるが、ドライブ3によって駆動されるカー
トリッジの被駆動面を表裏反転させるため、該カートリ
ッジをホルダポケットPC1またはPC2にいったん取り込ん
で保持した状態で、搬送方向Dに対して直角をなす回転
軸8によって例えば矢印Cで示す方向に回転可能になっ
ている。
ところで、このような搬送装置においては、前述のよ
うにカートリッジを反転させる際、該カートリッジを保
持したホルダが180゜回転した位置でその回転を停止規
制するストッパ機構を設ける必要がある。
このようなストッパ機構の一例としては、特願昭62−
11421号(特開昭63−181162号)に示されたものがあ
る。ここでは、ホルダの側部に設けた突起と、ホルダと
別体で設けた固定ストッパとを当接させることにより、
ホルダを180゜回転した位置で停止させている。しか
し、この場合、前記突起と固定ストッパが当接する際、
大きな衝撃が生じるため様々な不都合が生じていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、バネにより常時付勢された係止部材をホルダ
の側部に押し付けて、該ホルダを弾性的に停止させるこ
とが考えられている。この場合において、ホルダを再び
回転させる際、該ホルダの回転力により前記バネの付勢
力に抗して係止部材をホルダから退却させることとな
る。しかしながら、このようにホルダの回転力によって
係止部材をバネの付勢力に抗して退却させるためには、
ホルダを回転させるモータ等の駆動源は大きなパワーの
ものを必要とし、その結果、該駆動源が大型化するとい
う課題がある。
この発明は、上述の点に鑑みてなされたものであっ
て、ディスクカートリッジ搬送装置においてディスクカ
ートリッジを反転させるためディスクカートリッジ保持
手段が回転する際、大きなパワーの駆動源を必要とする
ことなく前記保持手段が停止位置から回転し始めるのを
可能にし、且つ該保持手段が180゜回転した位置でその
回転を停止することができる回転ストッパ機構を提供し
ようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ディスクカートリッジを着脱式に保持して
搬送する保持手段と、該保持手段に保持されたディスク
カートリッジを表裏反転させるために前記保持手段を所
定の回転軸を中心として回転させる回転駆動機構とを有
するディスクカートリッジ搬送装置において設けられる
回転ストッパ機構であって、前記保持手段が180度回転
して停止する位置を規定できるように所定位置に設けら
れており、前記回転軸と平行に延びる軸を中心として回
転可能なローラ及びこのローラを前記軸に直交する方向
に常時付勢する弾性部材を含んでなる係止手段と、前記
保持手段の少なくとも一方側に設けられており、前記係
止手段のローラと係合可能な切欠部を含む係合部と、前
記係止手段を、前記係合部と係合する位置に向けて常時
付勢する弾性手段と、前記回転駆動機構から独立して設
けられており、該回転駆動機構により前記保持手段を回
転するとき、前記弾性手段の付勢力に抗して、前記係止
手段を前記係合部から離隔させるように一時的に駆動制
御され、この駆動により係合を解除する係合解除手段と
を具備し、前記係合解除手段により前記係止手段と係合
部との係合が一時的に解除された状態で前記保持手段の
回転を行ない、該保持手段を180度回転した位置で前記
弾性手段を介して前記係止手段が前記係合部と弾性的に
再係合することにより反転位置決めされ、かつこの状態
で前記弾性部材を介して前記ローラが前記切欠部に対し
て十分に押しつけられて位置決め状態が保持されること
を特徴とするものである。
〔作 用〕
保持手段は、通常時において、係合部が係止手段と係
合した状態で水平位置に係止されるものである。保持手
段がこの状態から回転される際、係合解除手段によっ
て、係止手段が弾性手段による付勢力に抗して前記係合
部から離隔される。このようにして、係止手段による荷
重を受けることなく保持手段の回転が開始される。保持
手段の回転に伴って係合部が係合手段に接近すると、係
止手段が弾性手段の弾発力によって前記係合部と弾性的
に凹凸係合することによって、その回転が停止される。
以上のようにして、本発明に係るストッパ機構におい
ては、保持手段を180度回転した位置で停止させること
ができるとともに、弾性手段によって付勢された係止手
段の荷重を受けることなく保持手段が回転し始めること
ができるようにしたので、保持手段を停止位置から回転
させるための駆動源をパワーの小さいものとすることが
できる。
ここで、前記係合部は切欠部からなっており、また、
前記係止手段は前記保持手段の回転軸と平行に延びる軸
を中心として回転可能なローラと、このローラを前記軸
に直交する方向に常時付勢する弾性部材とを含んで構成
されている。これによって、反転移動時において前記係
止手段が前記係合部に係合するときスムーズに係合して
所定位置に位置決めできるようになる。また、反転位置
決めされた状態で前記弾性部材を介して前記ローラが前
記切欠部に対して十分に押しつけられて位置決め状態を
確実に保持することができるようになる。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す実施例に基づいて本発明に係る
回転ストッパ機構を詳細に説明する。
第1図は本発明に係る回転ストッパ機構の一実施例を
示すものでありこの実施例は本発明を光ディスクライブ
ラリ装置の搬送装置において実施したものである。な
お、この光ディスクライブラリ装置は、第3図で示した
ものと同様に、収納ラック増設タイプの装置である。
図において、カートリッジ保持手段としてのホルダ6
は第4図のものと同様なダブルポケット式のホルダであ
り、水平位置に係止されている。また、このホルダ6
は、ドライブ3によって駆動されるカートリッジの被駆
動面を反転させるため、回転軸8によって矢印C方向に
回転されるようになっている。該ホルダ6の一端面に
は、上方、下方ホルダポケットPC1、PC2の一端部の開口
に連通する孔10a,10bを形成した略長尺矩形板状の被係
止体10が固着されている。被係止体10は、その両端縁面
が弧状突出縁面となっており、各々の弧状突出縁面の中
央部分にはV字状の第1、第2切欠部11、12が設けられ
ている。このようにして、第1、第2切欠部11、12は、
ホルダ6が水平位置にあるとき、回転軸8の両側、従っ
てホルダ6の両側において同一水平面上に位置すること
となる。また、被係止体10の第2切欠部12に隣接した箇
所にはU字状の当接部材13が固定されている。該当接部
材13の上、下面は、ホルダ6の周囲に配設された固定フ
レーム9の垂直壁9a1に水平方向に相互離隔して固定さ
れた逆L字状の第1ストッパ14および第2ストッパ15の
上面にそれぞれ当接可能となっている。また、各々のス
トッパ14、15の上面には、当接部材13と当接するときの
緩衝機能を果たす弾性材料製のクッション片14a、15bが
固着されている。
回転軸8は、ホルダ6の上下方向中間、すなわち、上
方ホルダポケットPC1と下方ホルダポケットPC2との間を
カートリッジ搬送方向Dに対して直角をなす方向に延び
ており、その一端部が前記被係止体10の中央部分から突
出して固定フレーム9の前記垂直壁9a1に軸受けされ、
他端部が、前記固定フレーム9においてホルダ6の他端
面に対向する垂直壁9a2に軸受けされている。該回転軸
8は、自己が回転することによってホルダ6を回転させ
ることができるように、該ホルダ6に対して固定されて
いる。このようにして、ホルダ6は、回転軸8により固
定フレーム9に対して回転可能となっている。
被係止体10の第1切欠部11に隣接した箇所には、前記
回転軸8、従ってホルダ6を回転させる駆動手段として
のモータ16が固定フレーム9上に固定されている。該モ
ータ16は、カプラ等を介して作動軸18を回転させるよう
になっている。該作動軸18と回転軸8とには、モータ16
の駆動力を伝達する手段としてのワイヤ19が巻回してい
る。該ワイヤ19は、両端部が作動軸18および回転軸8の
それぞれに複数回巻回されており、作動軸18および回転
軸8に対して空滑りしないようになっている。
また、被係止体10の第2切欠部12に隣接した箇所に
は、前述のようにカートリッジを反転させるためホルダ
6が矢印C方向に回転される際、該ホルダ6の回転を停
止し、該ホルダ6を水平位置に係止するためのストッパ
手段Sが設けられている。ストッパ手段Sは被係止体10
に形成された第1、第2切欠部11、12とともにホルダ6
の回転ストッパ機構を構成している。第2図で拡大して
示すように、この係止手段Sにおいて、搬送装置の固定
フレーム9に対して固定された固定支持体20は、先端部
分がL字状断面となっており、垂直方向に延びる軸ピン
21によって支持アーム22を水平方向に回動可能に取り付
けている。支持アーム22は、バネ23によって、その先端
が回転軸8方向に向くように常時付勢されている。ロー
ラ取付体24は、支持アーム22から水平方向に延びてお
り、回転軸8に対して接近、離隔可能なように、軸部24
aの基端部分が支持アーム22内に摺動可能に保持されて
いる。また、ローラ取付体24の軸部24aの先端には二又
状脚部24bが一体に設けられており、軸部24aの該二又状
脚部24bと支持アーム22との間の部分にはバネ26が巻回
している。このバネ26により、ローラ取付体24は、支持
アーム22から回転軸8方向に突出する前進位置に常時付
勢されている。
ローラ取付体24の二又状脚部24bには、回転軸8と同
一の水平面内に位置し回転軸8と平行に延びる軸ピン27
により、ラッチローラ28が取り付けられており、前述の
ようにローラ取付体24が前進位置に付勢されていること
により、該ラッチローラ28は、前記バネ26の付勢力によ
り、被係止体10の第2切欠部12と離脱可能なように弾性
的に凹凸係合しており、ホルダ6を水平位置に係止して
いる。
ソレノイド29は先端にU字状部30aを設けたプランジ
ャ30を有する。該プランジャ30は、U字状部30aにおい
て、軸ピン31により、支持アーム22の先端部側面に形成
した突部22aに対して回動可能に連結されている。ソレ
ノイド29は、前述のようにしてホルダ6の回転が行なわ
れようとする際、オンしてプランジャ30を退却させるこ
とにより、バネ23の付勢力に抗して、前記支持アーム22
を軸ピン21を中心として矢印E方向に回動させるもので
ある。このようにして、ホルダ6の回転が行なわれる際
においては、ラッチローラ28は、前記第2切欠部12と係
合した前進位置から該切欠部12から水平方向側方に離隔
した位置に退去可能になっている。このようにしてソレ
ノイド29がオンしてラッチローラ28が切欠部12から離隔
することにより、ホルダ6は、ラッチローラ28による荷
重を受けることなくスムーズに回転し始めることができ
ることとなる。このため、ホルダ6の回転させるための
モータ16を比較的小さいパワーのものとすることができ
る。
次に第1図および第2図を参照して本発明に係る回転
ストッパ機構の動作の一例を説明する。
第1図のように水平位置に係止されているホルダ6の
例えば上方ホルダポケットPC1に、表裏反転させようと
するカートリッジ1(二点鎖線で示す)が取り込まれて
保持されると、先ず、ソレノイド29がオンすることによ
りプランジャ30が退却させられる。このようにして、支
持アーム22がバネの付勢力に抗して矢印E方向に回動さ
れ、ラッチローラ28が第2切欠部12との係合位置から退
却する。次に、モータ16がオンして回転軸8が回転する
ことにより、ホルダ6が前進矢印C方向に回転し始め
る。すなわち、この際、回転前においては作動軸18側に
位置していた第1切欠部11が回転軸8より下方において
弧状軌跡を描きながらラッチローラ28に向けて接近し始
め、回転前においてはラッチローラ28と係合していた第
2切欠部12、および、当接部材13が回転軸8より上方に
おいて弧状軌跡を描きながら作動軸18に向けて接近し始
める。また、このような回転が始まると、ソレノイド29
がオフし、支持アーム22がバネ23の付勢力によって当初
の位置に復帰することにより、ラッチローラ28も当初の
前進位置に復帰する。このようにして、第1切欠部11が
前述のように前進位置に復帰しているラッチローラ28に
接近すると、先ず、該第1切欠部11の一方側に隣接する
弧状突縁がラッチローラ28に当接する。その後、ホルダ
6の回転が進行するのに伴って、ラッチローラ28は、弧
状突縁に沿って回転しながら該弧状突縁によって押圧さ
れ、圧縮バネ26の付勢力に抗して退却させられる。ホル
ダ6がさらに回転して第1切欠部11がラッチローラ28と
同一水平面上にきたとき、ラッチローラ28は、圧縮バネ
26の弾発力によって第1切欠部11に嵌まり込み、ホルダ
6の回転を停止する。なお、この時、ラッチローラ28に
よる停止にもかかわらず、ホルダ6は、回転時の勢い
(惰性)によりさらに回転しようとしても、当接部材13
が第1ストッパ14と当接することにより、確実に停止さ
れることとなる。
なお、本発明に係る回転ストッパ機構は、搬送通路の
一方側に収納ラックとドライブとを設けた光ディスクラ
イブラリ装置、または、搬送通路の一方側に収納ラック
を、他方側にドライブを設けた光ディスクライブラリ装
置の搬送装置に使用してもよい。さらに、本発明は、ダ
ブルポケット式のホルダのみならずワンポケット式のホ
ルダについても使用可能であるということは言うまでも
なく、光ディスクカートリッジのみならず磁気ディスク
カートリッジその他の情報媒体カートリッジの搬送装置
に使用することもできる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の係るディスクカートリッジ搬
送装置における回転ストッパ機構は、係合解除手段によ
り係止手段と係合部との係合が解除された状態で保持手
段の回転が行なわれるようにし、係止手段が係合部と弾
性的に係合することにより保持手段を180度回転した位
置で停止させるものである。
このようにして、本発明に係る回転ストッパ機構にお
いては、ディスクカートリッジを反転させるためディス
クカートリッジの保持手段が回転する際、大きなパワー
の駆動源を必要とすることなく保持手段が停止位置から
回転し始めるのを可能にし、且つ、該保持手段が正確に
180゜回転した位置でその回転を停止させることができ
るという優れた効果を奏する。ここで、前記係合部は切
欠部からなっており、また、前記係止手段は前記保持手
段の回転軸と平行に延びる軸を中心として回転可能なロ
ーラと、このローラを前記軸に直交する方向に常時付勢
する弾性部材とを含んで構成されているので、反転移動
時において前記係止手段が前記係合部に係合するときス
ムーズに係合して所定位置に位置決めできるようになる
と共に、反転位置決めされた状態で前記弾性部材を介し
て前記ローラが前記切欠部に対して十分に押しつけられ
て位置決め状態を確実に保持することができるようにな
る、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る回転ストッパ機構の一実施例を含
むディスクカートリッジ搬送装置を示す斜視図、第2図
は前記回転ストッパ機構を拡大して示す斜視図、第3図
は光ディスクドライブ装置の全体を示す側面図、第4図
は第2図の光ディスクドライブ装置のディスクカートリ
ッジ搬送装置におけるホルダを示す斜視図である。 6……ホルダ、8……回転軸、11……第1切欠部、12…
…第2切欠部、26……圧縮バネ、28……ラッチローラ、
29……ソレノイド。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクカートリッジを着脱式に保持して
    搬送する保持手段と、該保持手段に保持されたディスク
    カートリッジを表裏反転させるために前記保持手段を所
    定の回転軸を中心として回転させる回転駆動機構とを有
    するディスクカートリッジ搬送装置において設けられる
    回転ストッパ機構であって、 前記保持手段が180度回転して停止する位置を規定でき
    るように所定位置に設けられており、前記回転軸と平行
    に延びる軸を中心として回転可能なローラ及びこのロー
    ラを前記軸に直交する方向に常時付勢する弾性部材を含
    んでなる係止手段と、 前記保持手段の少なくとも一方側に設けられており、前
    記係止手段のローラと係合可能な切欠部を含む係合部
    と、 前記係止手段を、前記係合部と係合する位置に向けて常
    時付勢する弾性手段と、 前記回転駆動機構から独立して設けられており、該回転
    駆動機構により前記保持手段を回転するとき、前記弾性
    手段の付勢力に抗して、前記係止手段を前記係合部から
    離隔させるように一時的に駆動制御され、この駆動によ
    り係合を解除する係合解除手段と を具備し、前記係合解除手段により前記係止手段と係合
    部との係合が一時的に解除された状態で前記保持手段の
    回転を行ない、該保持手段を180度回転した位置で前記
    弾性手段を介して前記係止手段が前記係合部と弾性的に
    再係合することにより反転位置決めされ、かつこの状態
    で前記弾性部材を介して前記ローラが前記切欠部に対し
    て十分に押しつけられて位置決め状態が保持されること
    を特徴とするディスクカートリッジ搬送装置における回
    転ストッパ機構。
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JPH03119557A (ja) 1991-05-21

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