JPH10320886A - 記録/再生装置における記録媒体の二重装填防止装置 - Google Patents

記録/再生装置における記録媒体の二重装填防止装置

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JPH10320886A
JPH10320886A JP9150259A JP15025997A JPH10320886A JP H10320886 A JPH10320886 A JP H10320886A JP 9150259 A JP9150259 A JP 9150259A JP 15025997 A JP15025997 A JP 15025997A JP H10320886 A JPH10320886 A JP H10320886A
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shutter
recording
follower
moving path
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JP9150259A
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Akihiro Kawaguchi
昭博 川口
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Onkyo Corp
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体が記録/再生装置内に二重に装填さ
れることを防止する。 【解決手段】 パネル1に、記録媒体2が挿脱自在に挿
入される挿入口3が形成されて、パネル1後方に、記録
媒体2の搬送装置7が配設されている。挿入口3と搬送
装置7間に、シャッター11が左右方向の支持軸19回
りに回動自在に備えられて、シャッター11が、 記
録媒体2の移動経路と直交する閉鎖姿勢と、 閉鎖姿
勢の後方側で記録媒体2の移動経路を開放する後方開放
姿勢と、 閉鎖姿勢の前方側で記録媒体2の移動経路
を開放する前方開放姿勢に姿勢変更自在とされると共
に、A.シャッター11を閉鎖姿勢に保持する保持バネ
12と、B.シャッター11が後方開放姿勢から閉鎖姿
勢に姿勢変更した際に、シャッター11の前方への回動
のみを許容するカム機構13が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録/再生装置に
おける記録媒体の二重装填防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光カードや磁気カード等のカード状記録
媒体の記録/再生を行う記録/再生装置には、図11〜
図14に示すものがある。この装置では、パネル41
に、記録媒体42が挿脱自在に挿入される挿入口43が
形成されると共に、パネル41後方には、左右方向の支
持軸44回りに回動するシャッター45と、記録媒体4
2の挿入を検出するフォトセンサー46と、上・下搬送
ローラー47,48等が上記の順で後方に向かって配設
されている。尚、ブラケット52における、支持軸44
の挿通孔53は、長孔とされている。
【0003】シャッター45は、図11及び図12に示
す開放姿勢と、図14に示す閉鎖姿勢に、切換バネ(保
持バネ)49により、不安定切換されて、保持される。
シャッター45は、同一形状とされた閉鎖部50と作動
部51を有し、これらは、支持軸44を中心として、周
方向に90°離間している。そして、図11及び図12
に示すように、シャッター45の開放姿勢では、閉鎖部
50が支持軸44の前方で水平姿勢とされると共に、作
動部51が支持軸44の上方で鉛直姿勢とされて、記録
媒体42の移動経路と直交し、又、図14に示すよう
に、シャッター45の閉鎖姿勢では、閉鎖部50が支持
軸44の上方で鉛直姿勢とされて、記録媒体42の移動
経路と直交すると共に、作動部51が支持軸44の前方
で水平姿勢とされる。
【0004】記録媒体42の装填前には、図11及び図
12に示すように、シャッター45は開放姿勢とされて
いる。この状態で、記録媒体42を挿入口43から挿入
すると、切換バネ49に抗して、記録媒体42が作動部
51を押圧して、後方に回動させ、図13に示すよう
に、閉鎖部50を前上がりの傾斜姿勢とすると共に、作
動部51を後上がりの傾斜姿勢としながら、フォトセン
サー46の上下端部間及び上・下搬送ローラー47,4
8間に進入する。
【0005】これにより、フォトセンサー46が記録媒
体42を検出して、上・下搬送ローラー47,48が駆
動され、これらローラー47,48により、記録媒体4
2が後方へ搬送されて、記録/再生位置へ装填される。
そして、記録媒体42がシャッター45を上記のように
後方に通過すると、切換バネ49により、シャッター4
5は図14に示す閉鎖姿勢に不安定切換される。この状
態で、図14の仮想線で示すように、記録媒体42を挿
入口43から再度挿入すると、記録媒体42はシャッタ
ー45の閉鎖部50を後方に押圧するが、閉鎖部50の
後方への回動は阻止されているので、記録媒体42の挿
入は阻止され、記録媒体42の二重装填が防止される。
【0006】そして、記録/再生位置へ装填された記録
媒体42について、記録/再生部(図示省略)により、
記録/再生が行われ、これが終了して、記録媒体42が
挿入口43からパネル41前方へ排出される際には、上
・下搬送ローラー47,48が回転駆動されて、記録媒
体42が前方に搬送される。この搬送時に、切換バネ4
9に抗して、記録媒体42が閉鎖部50を押圧して、前
方に回動させ、図13に示すように、閉鎖部50を前上
がりの傾斜姿勢とすると共に、作動部51を後上がりの
傾斜姿勢としながら、前方に搬送されて、挿入口43か
ら外部に送り出される。そして、記録媒体42を挿入口
43から取り出すと、切換バネ49により、シャッター
45は図12に示す開放姿勢に不安定切換される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来に
おいては、シャッター45が、周方向に90°離間した
作動部51と閉鎖部50を有し、シャッター45の開放
姿勢で、作動部51が支持軸44の前方で水平姿勢とさ
れると共に、シャッター45の閉鎖姿勢で、閉鎖部50
が支持軸44の後方で水平姿勢とされるため、シャッタ
ー45の前後方向に関する作動用スペースとして、支持
軸44の前後に、それぞれ、作動部51と閉鎖部50が
水平姿勢で位置可能なスペースを確保する必要があり、
シャッター45の作動用スペースの前後方向長さが長か
った。
【0008】このため、フォトセンサー46や搬送ロー
ラー47,48をパネル41に接近させて配設できなか
った。そのため、記録媒体42の記録/再生終了後に、
搬送ローラー47,48により、記録媒体42を挿入口
43から前方に大きく送り出せず、このため、記録媒体
42の挿入口43からの突出量が小さいものとなって、
記録媒体42を挿入口43から取り出し難いとの問題が
あった。
【0009】本発明は、記録媒体を挿入口から前方に大
きく送り出すことができて、記録媒体の挿入口からの突
出量を大とでき、記録媒体を挿入口から取り出し易い記
録/再生装置における記録媒体の二重装填防止装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴とするところは、パネルに、記録媒体
が挿脱自在に挿入される挿入口が形成され、パネル後方
に、 ・ 挿入口から挿入された記録媒体を、パネル後方の記
録/再生位置に搬送すると共に、記録/再生位置にある
記録媒体を、挿入口からパネル前方に送り出す搬送装置
が配設されたものにおいて、挿入口と搬送装置間に、シ
ャッターが左右方向の支持軸回りに回動自在に備えられ
て、シャッターが、 記録媒体の移動経路と直交する
閉鎖姿勢と、 閉鎖姿勢の後方側で記録媒体の移動経
路を開放する後方開放姿勢と、 閉鎖姿勢の前方側で
記録媒体の移動経路を開放する前方開放姿勢に姿勢変更
自在とされると共に、A.シャッターを閉鎖姿勢に保持
する付勢手段と、B.シャッターが後方開放姿勢から閉
鎖姿勢に姿勢変更した際に、シャッターの前方への回動
のみを許容するシャッター制御機構が備えられた点にあ
る。尚、シャッター制御機構がカム機構とされて、シャ
ッターと一体に回動する従動子と、支持軸と平行な保持
軸回りに回動自在とされたカム体を有し、カム体に、従
動子が移動自在に係合するカム溝が形成され、カム溝
が、 シャッターの閉鎖姿勢から後方開放姿勢への移
行過程で、従動子が移動する第1移動路と、シャッタ
ーの後方開放姿勢から閉鎖姿勢への移行過程で、従動子
が移動する第2移動路と、 シャッターの閉鎖姿勢か
ら前方開放姿勢への移行過程で、従動子が移動する第3
移動路と、 シャッターの前方開放姿勢から閉鎖姿勢
への移行過程で、従動子が移動する第4移動路を有し、
第1〜第4移動路が、上記の順で環状に連設されること
もある。又、従動子がカム溝の底面に対して付勢され
て、該底面に対して進退可能に近接、又は、離間可能に
当接され、カム溝における、第1、第2移動路の底面の
接続部分、第2、第3移動路の底面の接続部分及び、第
3、第4移動路の底面の接続部分に、それぞれ、略深さ
方向に落ち込む逆行防止部が形成されることもある。更
に、カム溝の第1〜第3移動路の底面に、 ・ 従動子の移動方向前方に向かうに従って、深さが浅
くなる傾斜面が形成され、各移動路の始端部と終端部の
深さの差が、各逆行防止部の落込量と略同一とされるこ
ともある。尚、特許請求の範囲では、下記の発明の実施
の形態に対応させて、説明の便宜上、左右方向を設定し
たが、これはあくまで便宜上であって、装置の使用姿勢
によって、上記「左右方向」が「上下方向」となること
もあり、本発明は、上記方向を限定するものではない。
又、本発明において、「記録/再生」とは、「記録」及
び/又は「再生」を意味する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、カード状記録媒
体の記録/再生を行う記録/再生装置に適用した第1例
を図1〜図8の図面に基づき説明すると、1はパネル
で、該前面には、記録媒体2が挿脱自在に挿入される横
長状の挿入口3が形成されている。パネル1後方(パネ
ル1内部)には、シャッター装置5と、挿入口3から挿
入された記録媒体2を検出する正面視略コ型状のフォト
センサー6と、搬送装置7と、記録/再生部8が、上記
の順で、パネル1後方(記録媒体2の挿入方向前方)に
向かって、配設されている。
【0012】シャッター装置5は、挿入口3と、フォト
センサー6及び搬送装置7間に配設されるもので、左右
一対の立設板10と、シャッター11と、左右一対の保
持バネ12と、左右一対のカム機構13等を有する。
【0013】各立設板10は、シャーシ(図示省略)か
ら立設されて、左右方向に面状を呈し、記録媒体2の移
動経路の左右両側方に位置する。各立設板10の上部か
らは、それぞれ、左右一対の保持軸15が内側方に突設
されている。
【0014】シャッター(挿入阻止プレート)11は記
録媒体2の二重装填を防止するもので、前後方向に面状
を呈する本体17と、本体17の前面に固設され且つ本
体17よりも下方に突出する突出板18を有する。本体
17の上端部の左右両側端部からは、左右一対の支持軸
19が左右各側方に突設され、これら各支持軸19が、
各立設板10の上下方向中間部に支持されることで、シ
ャッター11は、支持軸19回りに回動自在とされて、
図2及び図6に示すように、記録媒体2の移動経路と直
交する閉鎖姿勢と、図5に示すように、閉鎖姿勢の後方
側で記録媒体2の移動経路を開放する後方開放姿勢と、
図7に示すように、閉鎖姿勢から前方側で記録媒体2の
移動経路を開放する前方開放姿勢に姿勢変更自在とされ
ている。各支持軸19は各保持軸15の下方に位置する
と共に、前後方向に関して、これら両軸15,19は同
一位置とされている。本体17の上端部の左右両側端部
からは、左右一対の引掛片20が、上方に突設されてい
るが、側面視において、引掛片20の支持軸19からの
突出方向と、本体17の支持軸19からの突出方向は、
正反対とされている。各引掛片20の先端部からは引掛
軸21が外側方に突設されている。
【0015】保持バネ12は、付勢手段として例示され
るもので、対応する各保持軸15と引掛片20間に弾引
状に介装されて、シャッター11を閉鎖姿勢に保持す
る。尚、付勢手段として、バネ以外に、流体圧シリンダ
や、シャッター11の自重を利用することもある。
【0016】カム機構13は、シャッター制御機構とし
て例示されるもので、シャッター11が後方開放姿勢か
ら閉鎖姿勢に姿勢変更した際に、シャッター11の前方
への回動のみを許容する。各カム機構13は、保持片2
2と、従動子23と、カム体24等を有する。尚、シャ
ッター制御機構として、カム機構13以外の機構を使用
する場合もある。
【0017】保持片22は、シャッター11の本体17
における、上端部の左右両側端部から後方に突設されて
おり、その支持軸19からの突出方向は、引掛片20の
支持軸19からの突出方向と本体17の支持軸19から
の突出方向の丁度中間方向とされている。保持片22
は、左右方向に面状を呈する板バネ等の弾性材料により
形成されて、弾性変形により、左右方向に揺動可能とさ
れており、その先端部から、丸軸(ピン)状の従動子2
3が外側方に突設されている。
【0018】カム体24は、上下方向に細長い板状とさ
れて、左右両側方に面状を呈すると共に、上端部が保持
軸15に枢支されて、保持軸15回りに前後方向に回動
自在とされている。尚、保持軸15をカム体24に備え
ることもある。カム体24には、内側方に開口する環状
のカム溝26が形成され、このカム溝26に、保持片2
2を若干内側方に揺動させた状態で、従動子23が移動
自在に係合されて、従動子23がカム溝26の底面に対
して離間可能に当接されるか、又は、進退可能に近接し
ている。
【0019】カム溝26は、 シャッター11の閉鎖
姿勢から後方開放姿勢への移行過程で、従動子23が移
動する第1移動路26Aと、 シャッター11の後方
開放姿勢から閉鎖姿勢への移行過程で、従動子23が移
動する第2移動路26Bと、 シャッター11の閉鎖
姿勢から前方開放姿勢への移行過程で、従動子23が移
動する第3移動路26Cと、 シャッター11の前方
開放姿勢から閉鎖姿勢への移行過程で、従動子23が移
動する第4移動路26Dを有し、第1〜第4移動路26
A〜26Dが、上記の順で環状に連設されている。これ
ら各移動路26A〜26Dは、(略)同一長さとされて
いる。尚、上記〜における、「シャッター11の…
…姿勢から……姿勢への移行過程で」の記載では、移行
過程に、後者の姿勢を含まない。換言すれば、移行過程
は、前者の姿勢から後者の直前姿勢までを含んでいる。
【0020】第1移動路26Aの深さは、従動子23の
移動方向に関して、一定とされている。これに対し、第
2〜第4各移動路26B〜26Dの底面は、従動子23
の移動方向前方に向かうに従って、深さが漸次浅くなる
傾斜面とされ、各底面の傾斜角は(略)同一とされてい
る。尚、第2〜第4各移動路26B〜26Dの各底面の
傾斜角を(略)同一としない場合もある。又、第2〜第
4各移動路26B〜26Dの底面全体を傾斜面とせず
に、一部のみを傾斜面としたり、あるいは、各底面に、
2箇所以上の傾斜面を形成することもある。第1、第2
移動路26A,26Bの底面の接続部分、第2、第3移
動路26B,26Cの底面の接続部分及び、第3、第4
移動路26C,26Dの底面の接続部分には、(略)深
さ方向に落ち込む第1〜第3各逆行防止部26E〜26
Gが形成され、第1〜第3各逆行防止部26E〜26G
の落込量は、第2〜第4各移動路26B〜26Dの始端
部と終端部の深さの差と(略)同一とされている。
【0021】搬送装置7は、フォトセンサー6の記録媒
体2の検出により、挿入口3から挿入された記録媒体2
を、パネル1後方(パネル1内部、記録媒体2の挿入方
向前方)の記録/再生位置に搬送すると共に、記録/再
生終了後に、記録/再生位置にある記録媒体2を、挿入
口3からパネル1前方(パネル1外部、記録媒体2の挿
入方向後方)に送り出すもので、左右方向に配設された
左右一対の上搬送ローラー28と、左右方向に配設され
た下搬送ローラー29と、これら上・下搬送ローラー2
8,29の一方、又は、双方を回転駆動する駆動モータ
ー(図示省略)等から構成されている。尚、搬送ローラ
ーの代わりに、搬送ベルト等を使用することもある。
【0022】記録/再生部8は、記録媒体2が記録/再
生位置に位置した状態で、記録媒体2の記録/再生を行
うもので、例えば、上・下機構31,32等から構成さ
れている。
【0023】上記のように構成した第1例では、記録媒
体2の記録/再生位置への装填前には、図2に示すよう
に、保持バネ12により、シャッター11は、鉛直姿勢
の閉鎖姿勢に保持されて、記録媒体2の移動経路と直交
している。又、各カム機構13の従動子23は、カム溝
26の第1移動路26Aの始端部に位置している。
【0024】この状態で、図4に示すように、記録媒体
2を挿入口3からパネル1後方へ挿入すると、記録媒体
2はシャッター11を押圧し、保持バネ12に抗して、
支持軸19回りに後方へ回動させて、図5に示す後方開
放姿勢とさせ、シャッター11による、記録媒体2の移
動経路の閉鎖を解除する。又、シャッター11の上記姿
勢変更により、従動子23は、カム体24を保持軸15
回りに後方に回動させながら、カム溝26の第1移動路
26Aを上方に移動して、第2移動路26Bの始端部に
至る。この際、従動子23はカム溝26の第1移動路2
6Aの傾斜状となった底面上を摺動した後、保持片22
を外側方に弾性変形させながら、第1逆行防止部26E
で(略)深さ方向に落ち込んで、第2移動路26Bの始
端部に至る。
【0025】このようにして、記録媒体2は、シャッタ
ー11を後方開放姿勢とした後、シャッター11の下端
部と摺動しながら、フォトセンサー6の上下端部間及び
上・下搬送ローラー28,29間へ挿入される。これに
より、フォトセンサー6が記録媒体2を検出して、搬送
装置7が駆動され、上・下搬送ローラー28,29によ
り、記録媒体2が、後方へ搬送されて、図6に示すよう
に、記録/再生位置、即ち、記録/再生部8に装填され
る。
【0026】上記搬送中に、記録媒体2の後端部がシャ
ッター11の後方へ通過すると、保持バネ12により、
シャッター11は、前方に回動して、図6に示す閉鎖姿
勢となる。又、シャッター11の上記姿勢変更により、
従動子23は、カム体24を前方に回動させながら、カ
ム溝26の第2移動路26Bの始端部から下方に移動す
るが、この際、第1移動路26Aへの逆行は、第1逆行
防止部26Eにより阻止されて、第2移動路26Bを下
方に移動し、第3移動路26Cの始端部に至る。この
際、従動子23はカム溝26の第2移動路26Bの傾斜
状となった底面上を摺動して、保持片22を内側方に弾
性変形させながら、内側方に移行した後、保持片22を
外側方に弾性変形させながら、第2逆行防止部26Fで
(略)深さ方向に落ち込んで、第3移動路26Cの始端
部に至る。
【0027】尚、下記のように、従動子23が第3、第
4各移動路26C,26Dを移動する際にも、各移動路
26C,26Dの傾斜状の底面を摺動して、保持片22
を内側方に弾性変形させる。尚、従動子23を、第2〜
第4各移動路26B〜26Dの前部側の底面を摺動させ
ずに、該底面から浮かす場合もある。
【0028】記録媒体2の記録/再生位置への上記装填
後に、図6の仮想線で示すように、誤って、更に、記録
媒体2を挿入口3から挿入した場合には、記録媒体2
は、閉鎖姿勢とされたシャッター11を押圧して、後方
へ回動させようとする。これにより、従動子23は、カ
ム溝26の第3移動路26Cの始端部から上方、即ち、
第2移動路26Bへ逆行しようとするが、第2逆行防止
部26Fにより阻止されるため、シャッター11は後方
へ回動せず、記録媒体2の挿入が阻止されて、二重装填
が防止される。
【0029】そして、記録/再生位置へ装填された記録
媒体2について、記録/再生部8により、記録/再生が
行われ、これが終了して、記録媒体2が挿入口3からパ
ネル1前方へ排出される際には、上・下搬送ローラー2
8,29が回転駆動されて、記録媒体2が前方に搬送さ
れる。
【0030】この搬送により、記録媒体2はシャッター
11を押圧し、保持バネ12に抗して、前方に回動させ
て、図7に示す前方開放姿勢とし、シャッター11によ
る、記録媒体2の移動経路の閉鎖を解除する。又、シャ
ッター11の上記姿勢変更により、従動子23は、カム
体24を前方に回動させながら、カム溝26の第3移動
路26Cの始端部から下方に移動して、第4移動路26
Dの始端部に至る。このようにして、記録媒体2は、シ
ャッター11を前方開放姿勢とした後、シャッター11
の下端部と摺動しながら、前方に移動して、図7に示す
ように、挿入口3から外部に送り出される。
【0031】そして、図8に示すように、記録媒体2を
挿入口3から取り出すと、保持バネ12により、シャッ
ター11は、後方に回動して、閉鎖姿勢となる。又、シ
ャッター11の上記姿勢変更により、従動子23は、カ
ム体24を後方に回動させながら、カム溝26の第4移
動路26Dの始端部から上方に移動するが、第3移動路
26Cへの逆行は、第3逆行防止部26Gにより阻止さ
れて、第4移動路26Dを上方に移動し、第1移動路2
6Aの始端部に至る。
【0032】ところで、本発明の支持軸19からシャッ
ター11の先端までの長さと、図11〜図14に示す従
来例の支持軸44から閉鎖部50又は作動部51の先端
までの長さを同一の長さLとして、本発明と従来例を比
較すると、従来例では、図12及び図14に示すよう
に、シャッター45の前後方向に関する作動用スペース
として、支持軸44の前後に、それぞれ、長さLを確保
する必要がある。
【0033】これに対し、本発明では、シャッター11
を、単一の平板状として、鉛直姿勢の閉鎖姿勢から、記
録媒体2の移動経路を開放させる角度分だけ、前後に回
動させるようにしたので、シャッター11の前後への回
動角をαとすると、シャッター11の前後方向に関する
作動用スペースとして、支持軸19の前後に、それぞ
れ、Lsinαの長さのみを確保するだけでよく、シャ
ッター11の前後方向に関する作動用スペースを2L
(1−sinα)だけ、従来例よりも短くできる。従っ
て、フォトセンサー6及び搬送装置7を、従来よりも、
パネル1、即ち、挿入口3に接近させて、配設できる。
それ故、記録媒体2のパネル1外部への排出時に、記録
媒体2を挿入口3から大きく送り出せて、記録媒体2の
挿入口3からの突出量を大とでき、記録媒体2を挿入口
3から容易に取り出せる。
【0034】更に、もし、第1〜第3各逆行防止部26
E〜26Gが存在した状態で、第2〜第4各移動路26
B〜26Dの深さを一定とすれば、後段側移動路ほど、
深さが深くなるため、移動路26A〜26Dの底面に追
従する従動子23の左右方向への移動量や保持片22の
左右方向への揺動量がかなり大となって、従動子23の
摺動(作動)及び保持片22の揺動(作動)をスムーズ
に行えなくなる惧れがある。特に、上記場合には、第1
移動路26Aの底面に、急角度の傾斜面を形成する必要
があって、従動子23がこの急角度の傾斜面をスムーズ
に摺動しない惧れが大きい。又、上記のように、保持片
22の左右方向への揺動量を大とするためには、保持片
22の長さも長くする必要があって、その分、装置が大
型化する問題がある。
【0035】これに対し、本発明では、カム溝26の第
2〜第4各移動路26B〜26Dの底面が、従動子23
の移動方向前方に向かうに従って、深さが浅くなる傾斜
面とされて、第2〜第4各移動路26B〜26Dの始端
部と終端部の深さの差が、第1〜第3各逆行防止部26
E〜26Gの落込量と(略)同一とされたので、上記の
ように、後段側移動路ほど、深さが深くなることはな
く、移動路26A〜26Dの底面に追従する従動子23
の左右方向への移動量や保持片22の左右方向への揺動
量を小とできる。従って、従動子23の摺動(作動)及
び保持片22の揺動(作動)を無理なくスムーズに行え
ると共に、保持片22の長さも小さくでき、装置をコン
パクトにできる。
【0036】又、本発明では、シャッター11を、記録
媒体2や保持バネ12により、回動させるようにしたの
で、シャッター11の駆動装置として、ソレノイド等の
電磁アクチュエータ等を備える必要がなく、本発明をロ
ーコストで実施可能である。
【0037】図9及び図10は、本発明の実施の形態の
第2例を示し、記録媒体2が、カートリッジ35と、カ
ートリッジ35に収納されたディスク36から成る。
又、記録媒体2の記録/再生を行う記録/再生部8に
は、記録媒体2の搬送装置(図示省略)や、記録媒体2
を検出するセンサー(図示省略)も備えられている。上
記のように構成した第2例の作用は第1例と略同様であ
るので、説明を省略する。
【0038】尚、上記実施の形態は、本発明をカード状
記録媒体やディスク状記録媒体の記録/再生装置に適用
したものであるが、本発明は、その他の記録媒体の記録
/再生装置にも適用可能である。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
シャッターの前後方向に関する作動用スペースを従来よ
りも短くでき、搬送装置を、従来よりも、パネルに接近
させて、配設できる。それ故、記録媒体のパネル外部へ
の排出時に、記録媒体を挿入口から大きく送り出すこと
ができて、記録媒体の挿入口からの突出量を大とでき、
記録媒体を挿入口から容易に取り出せる。
【0040】 請求項2によれば、従動子がカム溝を
逆行することを防止できる。 請求項3によれば、従動子の左右方向への移動量を
小さくでき、その分、従動子を無理なくスムーズに作動
させることができると共に、装置もコンパクトにでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の縦側断面図である。
【図3】図2のカム溝の拡大図及び展開断面図である。
【図4】図2の作動状態図である。
【図5】図2の作動状態図である。
【図6】図2の作動状態図である。
【図7】図2の作動状態図である。
【図8】図2の作動状態図である。
【図9】本発明の実施の形態の第2例を示す斜視図であ
る。
【図10】図9の縦側断面図である。
【図11】従来一例を示す斜視図である。
【図12】図11の要部の縦側断面図である。
【図13】図12の作動状態図である。
【図14】図12の作動状態図である。
【符号の説明】
1 パネル 2 記録媒体 3 挿入口 5 シャッター装置 7 搬送装置 8 記録/再生部 11 シャッター 12 保持バネ 13 カム機構 15 保持軸 19 支持軸 23 従動子 24 カム体 26 カム溝 26A〜26D 第1〜第4移動路 26E〜26G 第1〜第3逆行防止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルに、記録媒体が挿脱自在に挿入さ
    れる挿入口が形成され、 パネル後方に、 ・ 挿入口から挿入された記録媒体を、パネル後方の記
    録/再生位置に搬送すると共に、記録/再生位置にある
    記録媒体を、挿入口からパネル前方に送り出す搬送装置
    が配設されたものにおいて、 挿入口と搬送装置間に、シャッターが左右方向の支持軸
    回りに回動自在に備えられて、 シャッターが、 記録媒体の移動経路と直交する閉鎖姿勢と、 閉鎖姿勢の後方側で記録媒体の移動経路を開放する
    後方開放姿勢と、 閉鎖姿勢の前方側で記録媒体の移動経路を開放する
    前方開放姿勢に姿勢変更自在とされると共に、 A.シャッターを閉鎖姿勢に保持する付勢手段と、 B.シャッターが後方開放姿勢から閉鎖姿勢に姿勢変更
    した際に、シャッターの前方への回動のみを許容するシ
    ャッター制御機構が備えられたことを特徴とする記録/
    再生装置における記録媒体の二重装填防止装置。
  2. 【請求項2】 シャッター制御機構がカム機構とされ
    て、 シャッターと一体に回動する従動子と、支持軸と平行な
    保持軸回りに回動自在とされたカム体を有し、 カム体に、従動子が移動自在に係合するカム溝が形成さ
    れ、 カム溝が、 シャッターの閉鎖姿勢から後方開放姿勢への移行過
    程で、従動子が移動する第1移動路と、 シャッターの後方開放姿勢から閉鎖姿勢への移行過
    程で、従動子が移動する第2移動路と、 シャッターの閉鎖姿勢から前方開放姿勢への移行過
    程で、従動子が移動する第3移動路と、 シャッターの前方開放姿勢から閉鎖姿勢への移行過
    程で、従動子が移動する第4移動路を有し、 第1〜第4移動路が、上記の順で環状に連設された請求
    項1記載の記録/再生装置における記録媒体の二重装填
    防止装置。
  3. 【請求項3】 従動子がカム溝の底面に対して付勢され
    て、該底面に対して進退可能に近接、又は、離間可能に
    当接され、 カム溝における、第1、第2移動路の底面の接続部分、
    第2、第3移動路の底面の接続部分及び、第3、第4移
    動路の底面の接続部分に、それぞれ、略深さ方向に落ち
    込む逆行防止部が形成された請求項2記載の記録/再生
    装置における記録媒体の二重装填防止装置。
  4. 【請求項4】 カム溝の第1〜第3移動路の底面に、 ・ 従動子の移動方向前方に向かうに従って、深さが浅
    くなる傾斜面が形成され、 各移動路の始端部と終端部の深さの差が、各逆行防止部
    の落込量と略同一とされた請求項3記載の記録/再生装
    置における記録媒体の二重装填防止装置。
JP9150259A 1997-05-22 1997-05-22 記録/再生装置における記録媒体の二重装填防止装置 Pending JPH10320886A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1089283A2 (en) * 1999-09-29 2001-04-04 Sony Corporation Disk clamper, recording and/or playback apparatus and method for loading an inserted recording medium

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