JPH0547086A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0547086A
JPH0547086A JP3232343A JP23234391A JPH0547086A JP H0547086 A JPH0547086 A JP H0547086A JP 3232343 A JP3232343 A JP 3232343A JP 23234391 A JP23234391 A JP 23234391A JP H0547086 A JPH0547086 A JP H0547086A
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Keiji Sakamoto
圭司 阪本
Yoshinobu Kishimoto
由信 岸本
Tetsuro Tanaka
哲朗 田中
Teruhiko Fujii
輝彦 藤井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 標準テープカセット又は小型テープカセット
が斜めに挿入されることによってカセットホルダを含む
周辺の部品の損傷を防止し、安全性,信頼性の高いコン
パチブルの磁気記録再生装置を提供する。 【構成】 標準テープカセット及び小型テープカセット
を保持し、テープ搬送位置に搬送するカセットホルダ4
0の左底面に、左第2レバー60,左係止レバー70,
第1ロッド80を設け、右底面に右第2レバー90,第
1レバー100,右係止レバー110を設ける。テープ
カセットを斜めに挿入すると、係止部73,113の一
方が夫々各サイドプレートの突起部72又は112に係
合し、カセットホルダ40は供給リール23,巻取リー
ル24の位置まで搬送されなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置に関
するもので、特にテープカセットを装着する場合のテー
プカセットの誤挿入防止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、種々の規格の磁気記録再生装置
(以下VTRという)が各社から発売され、年々各規格
のVTRが互いに普及する傾向にある。ところで、この
ように種々の規格に対応したテープカセット(以下カセ
ットという)や同一規格でも大きさの異なるカセットが
市場に出回り、VTRの使用者にとって互換性の点で注
意を要する。このため例えば標準カセットと小型カセッ
トの両方を装着できる所謂コンパチブルのVTRが利用
されている。
【0003】以下、図面を参照しながら従来のVTRの
一例について説明する。図4は、標準カセット(以下F
カセットという)と小型カセット(以下Cカセットとい
う)とを記録再生できる従来のコンパチブルのVTRに
おけるカセットホルダの機構部を含む部分平面図、図5
は図4の右側面図、図6はFカセットをカセットホルダ
に挿入した状態を示す図4のC−C断面図、図7はCカ
セットをカセットホルダに挿入した状態を示す図4のD
−D断面図である。
【0004】図4,図5において、VTR本体10はシ
ャーシ20、及びシャーシ20の前面ブロック30等に
より構成される。前面ブロック30には、カセット挿入
口31が設けられ、FカセットFC及びCカセットCC
が挿入,排出できるようになっている。又、シャーシ2
0に略垂直に図示しないサイドプレートを配置し、この
サイドプレートによってカセットホルダ40が支持され
る。カセットホルダ40はカセット挿入口31より挿入
したFカセットFC又はCカセットCCを保持するもの
である。
【0005】カセットホルダ40は、FカセットFCを
図4に示す矢印X−X’方向の位置を保持し、挿入方向
へ案内するFカセット左案内部41a及びFカセット右
案内部41bとを有し、FカセットFCの下面を案内を
するFカセット下案内部42と、これより図5の矢印Z
方向に所定量h0下方に隔たる位置にCカセットCCの下
面を案内をするCカセット下案内部43とを有してい
る。又カセットホルダ40には、CカセットCCをCカ
セット下案内部43で支持し、カセットホルダ40内で
矢印X−X’方向の位置を保持するCカセット左案内部
44a及びCカセット右案内部44bが設けられてい
る。
【0006】以上のように構成された従来のVTRの動
作について、図4から図7を用いて説明する。図5にお
いてFカセットFCをカセット挿入口31より挿入する
と、図4,図5に示すようにFカセットFCはカセット
ホルダ40のFカセット左案内部41a,Fカセット右
案内部41b,及びFカセット下案内部42に案内され
てカセットホルダ40に装着される。一方、図5におい
てCカセットCCをカセット挿入口31より挿入する
と、図4,図7に示すように、CカセットCCは、カセ
ットホルダ40のCカセット左案内部44a,Cカセッ
ト右案内部44b,及びCカセット下案内部43に案内
されてカセットホルダ40に装着される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、例えば図4に示すようにVTRの使用者
がFカセット又はCカセットを、F0又はF1なる集中荷重
を左右の何れか片方にかけてカセット挿入口31より挿
入した場合、FカセットFC又はCカセットCCが傾い
た姿勢でカセットホルダ40に挿入されるため、カセッ
トホルダ40の所定位置に収納することができなくなる
恐れがある。これはカセットホルダ40のFカセット左
案内部41a,Fカセット右案内部41bの間隔が、F
カセットFC自身の幅よりも幾分大きいことや、同じく
CカセットCCの左右の案内部の間隔がCカセットCC
自身の幅より幾分大きいことに起因している。もし、カ
セットホルダ40がFカセットFC又はCカセットCC
を不正規な位置に保持したまま内部に移動すると、Fカ
セットFC又はCカセットCCがシャーシ20のテープ
供給リール及び巻取リール位置に正しく装填されず、又
シャーシ20に設けた他の部品又はFカセットFC、C
カセットCC自身が破損する可能性がある。
【0008】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、不正規な姿勢で挿入されようと
するFカセット又はCカセットによって、VTRのカセ
ットホルダに係わる部品、又はFカセット,Cカセット
自身の損傷を防止し、安全性,信頼性の優れた操作性を
有するVTRを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、カセット挿入
口より挿入した標準カセット及び小型カセットを規定位
置に保持し、該標準カセット又は小型カセットをテープ
駆動位置に搬送するカセット保持手段と、カセット保持
手段の左右に夫々設けられ、標準型カセット又は小型カ
セットを挿入した待機位置からテープ駆動位置への移動
動作を阻止する係止位置と該移動動作を妨げない非係止
位置とに往復移動可能な係止手段と、カセット保持手段
の規定位置に挿入された標準型カセットの挿入側両側部
に夫々係合することにより左右の係止手段を夫々係止位
置から非係止位置に移動させる左右の標準カセット係合
手段と、カセット保持手段の規定位置に挿入された小型
カセットの挿入側両側部に夫々係合することにより左右
の係止手段を夫々係止位置から非係止位置に移動させる
左右の小型カセット係合手段と、を具備することを特徴
とするものである。
【0010】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、標準
カセットを正規の姿勢でカセット挿入口からカセット保
持手段の待機位置まで挿入する。次に標準カセットを更
に押すとカセット保持手段の規定位置まで進み、カセッ
ト保持手段の左右後部に設けた標準カセット係合手段に
標準カセットの進入側の一部側面が当接する。そうする
と、標準カセット係合手段はテープ駆動位置への移動動
作を阻止する係止位置から移動動作を妨げない非係止位
置へ係止手段を回動させる。この後カセット移動手段に
より標準カセットがカセット保持手段に装着された状態
で巻取リール及び供給リールに嵌合できるテープ駆動位
置に搬送される。
【0011】次に、標準カセットを傾いた姿勢でカセッ
ト挿入口からカセット保持手段の待機位置まで挿入し、
次にこの標準カセットを更に押すとカセット保持手段の
規定位置の手前で、カセット保持手段の左右後部に設け
た標準カセット係合手段に標準カセットの進入側の一方
の側面だけが当接する。そうすると、標準カセット係合
手段はテープ駆動位置への移動動作を阻止する位置に回
動し、係止手段が両サイドプレートに設けた一方の突起
部と係合する。このため標準カセットはカセット保持手
段の待機位置からテープ駆動位置に搬送されないことと
なる。
【0012】小型カセットの挿入においても標準カセッ
トの場合と同様の作用がなされ、小型カセット係合手段
は小型カセットの挿入姿勢によりテープ駆動位置への移
動動作を阻止する係止位置や移動動作を妨げない非係止
位置へ係止手段を回動させる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例のVTRについて図
面を参照しながら説明する。尚、従来例を示す図4〜図
7と同一部分は同一の符号を付けて詳細な説明は省略す
る。図1は本発明の一実施例におけるFカセットとCカ
セットとを記録再生できるコンパチブルのVTRの正面
図である。図2は図1の矢印A方向から見たカセットホ
ルダを含むカセット挿入待機位置におけるVTRの裏面
図である。
【0014】図1,図2に示すように、シャーシ20の
左右に配置されているサイドプレート21a,21bの
間に、カセット保持手段として摺動可能なカセットホル
ダ40を設ける。又シャーシ20上にはFカセットFC
又はCカセットCC内の磁気テープを駆動する供給リー
ル23及び巻取リール24が設けられている。又、図2
に示すように左右のサイドプレート21a,21bの各
側面にはカセットホルダ40を摺動させるガイド溝25
a,25bが夫々孔設されている。カセットホルダ40
はFカセットFCの下面を案内するFカセット下案内部
42と、これより図1の矢印Z方向に所定深さh0だけ隔
たった位置に、CカセットCCの下面を案内するCカセ
ット下案内部43を有している。更にカセットホルダ4
0はFカセットFCの矢印X−X´方向の位置を規制す
る左カセットガイド45及び右カセットガイド46をF
カセット下案内部42の左右側面となるよう設けてい
る。
【0015】次に図2において、カセットホルダ40の
左平面部に左第2レバー60,左係止レバー70,第1
ロッド80が互いに連動するよう設けられている。又カ
セットホルダ40の右平面部に右第2レバー90,第1
レバー100,右係止レバー110が互いに連動するよ
う設けられている。ここで第1ロッド80及び第1レバ
ー100は、カセット保持手段の規定位置に挿入された
FカセットFCの挿入側両側部に夫々係合することによ
り,カセット保持手段のテープ駆動位置への搬送可否を
制御する標準カセット係合手段の働きをしている。又、
左第2レバー60及び右第2レバー90はカセット保持
手段の規定位置に挿入されたCカセットCCの挿入側両
側部に夫々係合することにより、カセット保持手段のテ
ープ駆動位置への搬送可否を制御する小型カセット係合
手段の働きをしている。尚、第2レバー60及び右第2
レバー90はCカセットCCの底面に位置しており、F
カセットFCをカセットホルダ40に挿入する動作を妨
げない位置に設けられている。
【0016】さて、左第2レバー60及び左係止レバー
70は夫々カセットホルダ40に立設した軸61,71
を中心に回動自在に保持されたレバーであり、第1ロッ
ド80はサイドプレート21aと平行に摺動可能なレバ
ーである。これらのレバー及びロッドはFカセットFC
及びCカセットCCの挿入側左側部の挿入位置を規制す
るものである。又、右第2レバー90,第1レバー10
0,右係止レバー110は夫々カセットホルダ40に立
設した軸91,101,111を中心に回動自在に保持
されたレバーであり、FカセットFC及びCカセットC
Cの挿入側右側部の挿入位置を規制するものである。こ
れらの左係止レバー70,右係止レバー110は、カセ
ットを挿入した待機位置からテープ駆動位置への移動動
作を阻止する左右の係止位置と、この動作を妨げない左
右の非係止位置とに往復移動する係止手段である。更に
シャーシ20のサイドプレート21a,21bの側面に
は、カセットホルダ40を図2に示すカセット挿入待機
位置と図示しない装着位置との間を往復運動させるカセ
ット移動手段120が設けられている。
【0017】尚、図示していないが、シャーシ20には
カセットホルダ40をカセット挿入待機位置に位置決め
するカセットホルダ圧着ばねが設けられ、又カセットホ
ルダ40には、カセット挿入口31より正規の姿勢で挿
入されてカセット移動手段が動作できる規定位置で、両
カセットFC,CCをカセットホルダ40の底面に保持
するよう押圧ばねが設けられている。
【0018】次に左第2レバー60は、カセットホルダ
40に設けられた軸61の回りに回動自在に取付けら
れ、カセットホルダ40に設けた捻じりコイルばね62
により反時計方向に付勢されている。又左第2レバー6
0はカセット挿入口31より挿入したCカセットCCの
カセット挿入側の側面に係合可能な第2当接部63を有
している。CカセットCCの挿入側の側面が第2当接部
63に当接すると、左第2レバー60は捻じりコイルば
ね62の付勢力に抗して僅かに回転できるよう構成され
ている。
【0019】次に左第2レバー60の連結部64に連結
して、左係止レバー70がカセットホルダ40に立設し
た軸71を中心に回動自在に設けられる。左係止レバー
70は略台形状のレバーで、その一角にはサイドプレー
ト21a側に突出し、このプレート21aに設けた突起
部72に係合可能な係止部73を有している。又、第1
ロッド80はカセットホルダ40に立設した2本のガイ
ド軸81に案内されて摺動可能な長孔と、左係止レバー
70と係合するピンである係合部82とを有している。
更に第1ロッド80はカセット挿入口31より挿入した
FカセットFCの挿入側左側部に係合可能な第1当接部
83、例えば突起を有している。
【0020】一方、右第2レバー90は、カセットホル
ダ40に設けた右第2レバーの軸91の回りに夫々回動
自在に保持され、カセットホルダ40に設けた捻じりコ
イルばね92により時計方向に付勢されるレバーであ
る。又右第2レバー90はカセット挿入口31より挿入
したCカセットCCの挿入側右側部に係合可能な第2当
接部93を有している。CカセットCCが第2当接部9
3に当接すると、右第2レバー90は捻じりコイルばね
92の付勢力に抗して回転できるよう構成されている。
又右第2レバー90の一端に立設したピンである連結部
94と連結して、カセットホルダ40に設けた第1レバ
ーの軸101を中心に回動自在に第1レバー100が軸
支されている。第1レバー100は回動軸方向に直立
し、挿入されるFカセットFCに当接する第1当接部1
02を有しており、カセットホルダ40に設けた軸11
1で回動自在な右係止レバー110と連結されている。
右係止レバー110は逆「L」の字状のレバーで、その
一端はサイドプレート21b側に突出し、サイドプレー
ト21bの内側に設けた鍵状の突起部112に係合可能
な係止部113を有しており、他端には第1レバー10
0に係合するピンとして係合部114を有している。
【0021】以上のように構成したVTRについて、図
1〜図3を用いてその動作を説明する。まず、Fカセッ
トFCをカセットホルダ40に装着する場合について述
べる。カセットを挿入するまでは図2に示すように、左
第2レバー60,左係止レバー70及び第1ロッド80
は連結部64,係合部82を介し連動し、捻じりコイル
ばね62の付勢力により第2当接部63はカセット挿入
口31側に移動し、係止部73はサイドプレート21a
側に移動している。同様に右第2レバー90,第1レバ
ー100及び右係止レバー110も互いに連動し、捻じ
りコイルばね92の付勢力により第2当接部93がカセ
ット挿入口31側に移動し、右係止レバー110の係止
部113がサイドプレート21b側に移動している。従
って、カセットホルダ40に図示しないカセットホルダ
圧着ばねの付勢力に抗して矢印Y方向の外力が作用して
も、各係止部73,113が突起部72,112に夫々
当接することにより、カセットホルダ40は矢印Y方向
に移動できずにカセット挿入の待機位置となる。
【0022】カセット挿入口31よりFカセットFCを
挿入すると、左カセットガイド45及び右カセットガイ
ド46によって矢印X−X’方向の規制を受け、かつ図
1のFカセット下案内部42に案内されてカセットホル
ダ40内に装着される。ここでFカセットFCの底面
は、左第2レバー60及び右第2レバー90とは所定量
だけ上に離れているので、これらの左右のレバーはカセ
ットホルダ40への挿入の妨げとはならない。更にFカ
セットFCを図2のY方向に押すと、FカセットFCの
進入部側面が第1ロッド80の第1当接部83、及び第
1レバー100の第1当接部102に当接する。このと
き第1ロッド80はガイド軸81に案内されて矢印Y方
向に摺動する。従って、左係止レバー70は第1ロッド
80の係合部82に引っ張られて軸71を中心に反時計
方向に僅かに回転する。一方、第1レバー100はFカ
セットFCにより軸101を中心に時計方向の回転モー
メントを受けて僅かに回転し、又これと係合する右係止
レバー110は軸111を中心に反時計方向に僅かに回
転する。
【0023】FカセットFCを図3に示すように二点鎖
線Bに示す規定位置まで挿入すると、第2レバー60,
左係止レバー70,第1ロッド80が互いに回動し、右
第2レバー90,第1レバー100,右係止レバー11
0も互いに回動する。即ちFカセットFCの挿入側左側
部が第1ロッド80の第1当接部83を押圧し、第1ロ
ッド80がY方向に摺動する。又、FカセットFCの挿
入側右側部が第1レバー100の第1当接部102を押
圧し、第1レバー100が時計方向に僅かに回転する。
このため右係止レバー110が反時計方向に回転し、係
止部113がサイドプレート21b側から離れる。この
ように左係止レバー70の係止部73及び右係止レバー
110の係止部113は突起部72,112から夫々解
除され、カセットホルダ40がサイドプレート21a、
21bのガイド溝25a、25bに案内されて摺動可能
状態となる。尚、第1レバー100及び左係止レバー7
0の上述した回転に連動して、それぞれ右第2レバー9
0及び左第2レバー60も回転して図3に示す状態とな
る。その後FカセットFCは、磁気テープを回転ヘッド
に回巻し磁気テープの供給及び巻取を行うテープ駆動位
置に搬送される。
【0024】他方、VTRの使用者が例えば図2に示す
ように、FカセットFCの何れか一方、例えば左端部に
F2なる集中荷重を加えてカセット挿入口31より挿入し
た場合、カセットホルダ40に対してFカセットFCが
斜めに挿入される。これはカセットホールダ40の左カ
セットガイド45及び右カセットガイド46の間隔が、
FカセットFCの横幅に所定量のクリアランスを加えて
あることに起因している。さてFカセットFCによって
第1ロッド80は図3に示す位置まで摺動し、第1ロッ
ド80の摺動に連動して左係止レバー70は反時計方向
に回転して、その係止部73が突起部72と係合しなく
なる。しかしながら、FカセットFCが斜めに挿入され
たことにより、FカセットFCの挿入側右側部はカセッ
トホルダ40の規定の収納位置まで挿入されない。即
ち、FカセットFCの右後部側面が第1当接部102に
当接せず、第1レバー100がFカセットFCにより図
3に示す位置まで回転できない。従って、第1レバー1
00と連動する右係止レバー110も図3の位置まで回
転せず、右係止レバー110の係止部113が突起部1
12に係合し、カセットホルダ40は矢印Y方向の移動
を阻止される。尚、FカセットFCの右端部にF2なる集
中荷重を加えた場合も、カセットホルダ40は矢印Y方
向に同様にして移動が阻止される。
【0025】次に、CカセットCCをカセットホルダ4
0に装着する場合について説明する。カセット挿入口3
1より挿入されたCカセットCCは、図1,図2に示す
ようにCカセット左案内部44a及びCカセット右案内
部44bによって矢印X−X’方向の規制を受け、かつ
Cカセット下案内部43に案内されてカセットホルダ4
0内に装着される。CカセットCCを更にY方向に挿入
すると、CカセットCCのカセットの左後部側面が左第
2レバー60の第2当接部63、及び右第2レバー90
の第2当接部93に当接する。CカセットCCにより左
第2レバー60は軸61を中心に時計方向の回転モーメ
ントを受けて僅かに回転する。そして左係止レバー70
は反時計方向に回転し、第1ロッド80も連動して矢印
Y方向に摺動して図3に示す状態となる。一方、右第2
レバー90は、CカセットCCの右後部側面により反時
計方向の回転モーメントを受けて僅かに回転する。ここ
で、第1レバー100は右第2レバー90及び右係止レ
バー110に係合しているので、右第2レバー90の回
転により右係止レバー110が反時計方向の回転モーメ
ントを受ける。よってCカセットCCが図3のカセット
ホルダ40の二点鎖線Cに示す規定位置まで挿入される
と、係止部73,113は突起部72,112と係合し
なくなる。そしてカセットホルダ40はサイドプレート
21a、21bのガイド溝25a、25bに案内されて
摺動可能な状態となる。そしてCカセットCCは、磁気
テープを回転ヘッドに回巻し磁気テープの供給及び巻取
を行うテープ駆動位置に搬送される。
【0026】他方、VTRの使用者が例えば図3に示す
ように、CカセットCCの左端部にF3なる集中荷重を加
えてカセット挿入口31より挿入した場合、カセットホ
ルダ40に対してCカセットCCが斜めに挿入される。
この場合、CカセットCCによって左第2レバー60は
図3に示す位置まで回転し、左第2レバー60の回転に
連動して左係止レバー70は反時計方向に僅かに回転し
て、係止部72は突起部72と係合しなくなる。しかし
ながら、CカセットCCが斜めに挿入されたことによ
り、CカセットCCの巻取リール24側はカセットホル
ダ40の規定の収納位置まで挿入されない。従ってCカ
セットCCの右後部側面が第2当接部93に当接せず、
第1レバー100がCカセットCCにより図3に示す位
置まで回転できない。従って、第1レバー100を介し
て右係止レバー110も図3に示す位置まで回転せず、
右係止レバー110の係止部113が突起部112と係
合し、カセットホルダ40は矢印Y方向の移動を阻止さ
れることとなる。
【0027】以上のように本実施例によれば、カセット
ホルダ40内でのFカセットFC及びCカセットCCの
相対的な挿入時の位置ずれを確実に検知することができ
るので、VTRのカセットの保持及び搬送機構の安全
性,信頼性を確保し、カセット自身の保護を確実に行う
ことができる。又、従来のFカセットFCのカセット位
置ずれ検知機構を設けている場合のVTRに、Cカセッ
トCCに係合する左第2レバー60及び右第2レバー9
0を左係止レバー70及び第1レバー100に追加する
ことができる。このため、CカセットCCに対応する特
別のカセット位置ずれ検知機構が不要となり、安価なF
カセットとCカセットのコンパチブルのVTRを実現す
ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、標準カセ
ットを誤って傾けて挿入した場合にも左右の標準カセッ
ト係合手段の何れか一方が回動し、係止手段を介してカ
セット保持手段を待機位置でロックさせることができ
る。又小型カセットを誤って傾けて挿入しても左右の小
型カセット係合手段の何れか一方が回動し、カセット保
持手段を待機位置でロックさせることができる。このた
めコンパチブルのVTRの安全性、信頼性及びカセット
の保護性を保証することができる。又、標準カセットに
対してカセット位置ずれ検知機構を設けてあるVTRに
対しては、小型カセット係合手段を標準カセットの挿入
及び排出の操作を阻止することなく標準カセット係合手
段に合わせて追加することができる。従って小型カセッ
トに対応する特別のカセット位置ずれ検知機構が不要と
なり、安価な操作性に優れた磁気記録再生装置を提供す
ることができ、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるVTRの正面図であ
る。
【図2】本実施例におけるカセットホルダを含むカセッ
ト挿入待機状態を示すVTRの裏面図である。
【図3】本実施例におけるカセットホルダを含むカセッ
ト装着状態を示すVTRの裏面図である。
【図4】従来のコンパチブルのVTRおけるカセットホ
ルダ機構部を含む部分の平面図である。
【図5】従来のコンパチブルのVTRおけるカセットホ
ルダ機構部を含む部分の右側面図である。
【図6】従来のコンパチブルのVTRおけるカセットホ
ルダ機構部にFカセットを挿入した状態を示す右側面図
である。
【図7】従来のコンパチブルのVTRおけるカセットホ
ルダ機構部にCカセットを挿入した状態を示す右側面図
である。
【符号の説明】
20 シャーシ 25a,25b ガイド溝 21a,21b サイドプレート 31 挿入口 40 カセットホルダ 41a Fカセット左案内部 41b Fカセット右案内部 42 Fカセット下案内部 43 Cカセット下案内部 44a Cカセット左案内部 44b Cカセット右案内部 45 左カセットガイド 46 右カセットガイド 60 左第2レバー 62,92 捻じりコイルばね 63,93 第2当接部 64 連結部 70 左係止レバー 72,112 突起部 73 係止部 80 第1ロッド 81 ガイド軸 83 第1当接部 90 右第2レバー 100 第1レバー 110 右係止レバー 120 カセット移動手段 FC Fカセット CC Cカセット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 輝彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット挿入口より挿入した標準カセッ
    ト及び小型カセットを規定位置に保持し、該標準カセッ
    ト又は小型カセットをテープ駆動位置に搬送するカセッ
    ト保持手段と、 前記カセット保持手段の左右に夫々設けられ、前記標準
    型カセット又は前記小型カセットを挿入した待機位置か
    ら前記テープ駆動位置への移動動作を阻止する係止位置
    と該移動動作を妨げない非係止位置とに往復移動可能な
    係止手段と、 前記カセット保持手段の規定位置に挿入された前記標準
    型カセットの挿入側両側部に夫々係合することにより前
    記左右の係止手段を夫々前記係止位置から前記非係止位
    置に移動させる左右の標準カセット係合手段と、 前記カセット保持手段の規定位置に挿入された前記小型
    カセットの挿入側両側部に夫々係合することにより前記
    左右の係止手段を夫々前記係止位置から前記非係止位置
    に移動させる左右の小型カセット係合手段と、を具備す
    ることを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記小型カセット係合手段は、前記標準
    型カセットを前記カセット保持手段に挿入する動作を妨
    げない位置に設けたことを特徴とする請求項1記載の磁
    気記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9414699B2 (en) 2004-09-13 2016-08-16 Dominic John Wing Beverage container with removable top

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