JP2510106Y2

JP2510106Y2 - カセット収納棚

Info

Publication number: JP2510106Y2
Application number: JP1988082885U
Authority: JP
Inventors: 修飯田
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1988-06-24
Filing date: 1988-06-24
Publication date: 1996-09-11
Anticipated expiration: 2003-06-24
Also published as: JPH025138U

Description

【考案の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この考案は、テレビジョン放送局等において使用され
ているカートマシン（テープカセット自動供給選択再生
装置）のカセット収納棚などに適用するのに最適なカセ
ット収納棚に関するものである。

〔考案の概要〕

本考案のカセット収納棚は、例えば下面が凸型の湾曲
部として形成されている規制レバーを、カセット収納棚
の上側のシャーシに、回動自在となるように軸支すると
共に、下側シャーシにカセット収納位置を規制する機構
を設けたものである。

このように構成することにより、カセットが正常に挿
入されたときは、前記規制レバーがカセットのテーパ部
分と摺動してカセットの挿入を規制しないが、カセット
が誤った方向で挿入された場合は、規制レバーは上方へ
回動されないため規制レバーによって挿入が妨害される
ことになる。

また、挿入位置をカセットストッパとシャッタによっ
て規制することができる。

〔従来の技術〕

まず、第８図及び第９図によってカートマシンについ
て説明する。

このカートマシンは、大きさが異なる大カセット１と
小カセット２との２種類のカセットを使い分けることが
できるものであり、大小カセット兼用収納棚３が上下多
数段で横数列に設けられた棚ブロック４と、小カセット
専用収納棚５が上下多数段で横数列に設けられた複数の
棚ブロック６と、小カセット２の挿入専用棚７及び排出
専用棚８が設けられた棚ブロック９等が設けられてい
る。そして、これら複数の棚ブロック4,6,9は第８図で
上下方向及び第９図で左右方向に移動されるカセット移
送機10の移動経路11の前後両側に沿って２列状に並べら
れて配置されている。

オペレータ側（前面側）12の棚ブロック列12aとは反
対の背面側の棚ブロック列12bの一側部には大カセット
１と小カセット２とを選択的に記録又は再生することが
できる記録再生装置13が上下複数段に配置されている。

なお、これらの記録再生装置13のカセット挿入口13a
への大小カセット（1,2）の挿脱は、カセット挿入排出
専用アダプター14を介して行われる。

また、カセット移送機10には大小カセット1,2を選択
的にかつ共通に収容するカセット収容部15が設けられて
いる。

このカートマシンによれば、まず、多数の大小カセッ
ト兼用収納棚３及び小カセット専用収納棚５に大カセッ
ト１と小カセット２とを予め収納させておく。なおこの
際、大小カセット兼用収納棚３については、オペレータ
が大小カセット1,2をオペレータ側12から矢印a,a′方向
に挿入及び排出する。また、小カセット専用収納棚５に
ついては、オペレータが挿入専用棚７に順次挿入した小
カセット２をカセット移送機10で順次移送して移動経路
11側から矢印ｂ方向に順次挿入し、逆に、小カセット専
用収納棚５からカセット移送機10で順次矢印ｂ′方向に
排出した小カセット２を排出専用棚８からオペレータ側
12に順次排出する。

次に、カセット移送機10を移動経路11に沿って上下方
向及び左右方向に移動制御して、指定された棚番地内の
大カセット１又は小カセット２を選択的に矢印ｂ′方向
から受け取って、カセット収容部15内に収容する。そし
て、その収容した大カセット１又は小カセット２をこの
カセット移送機10で指定された記録再生装置13へ移送し
た後、大カセット１又は小カセット２をアダプター14を
使用してカセット挿入口13aから指定された記録再生装
置13内に矢印ｃ方向からローディングして、大カセット
１又は小カセット２の記録又は再生を行う。

一方、記録再生装置13で記録又は再生の終った大カセ
ット１又は小カセット２はアダプター14を使用して矢印
ｃ′方向にアンローディングしてカセット移送機10で受
け取り、上記の逆動作で元の棚番地に返却する。

そして、以上の動作を連続して繰り返すことによっ
て、長時間にわたる連続ビデオ再生や録画等を行うこと
ができる。

ところで、このようなカートマシンのカセット収納棚
には、当然のことながら、カセットは正確な向き（前後
左右方向及び裏表）で挿入しなければならない。

このため、従来よりカセット収納棚へのカセットの不
適切な挿入（以下、誤挿入という）を防止する機構が提
案されていた。

例えば、本出願人が先に出願した大小カセット兼用収
納棚の誤挿入防止装置（実願昭63−47329）が先願例と
してあげられる。この先願例は、大小各カセットに対応
できるものであって、大カセットあるいは小カセットが
誤挿入されたときには、大カセットの誤挿入検出手段あ
るいは小カセットの誤挿入検出手段が、カセットのロッ
ク機構に作用してカセットをカセット収納棚内にロック
して固定させる動作を行わせないようにしたものであ
る。

〔考案が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来における誤挿入防止装置は、カセ
ット収納棚内の機構、例えば、上述したようにカセット
ロック機構と誤挿入検出手段が連動して作用するように
構成されていたり、大小カセットの誤挿入検出手段が別
々であるため、装置の部品点数が多くなると同時に機構
が複雑になるという問題点があった。

また、すべての誤挿入、すなわちカセットの表裏の逆
挿入，及び前後左右方向の誤挿入を確実に検出し防止す
ることもできないという問題点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案は、上記の問題点にかんがみてなされたもの
で、カセット収納棚内に付加されている位置決めや，係
止機構とは独立した構成をとり、しかも各種サイズのカ
セットに共通に作用する誤挿入防止装置を提供するもの
である。

このために本考案は、カセット収納部の上側シャーシ
に開口部を設け、例えば、その形状が下面先端部から下
面後端部にかけて凸型の湾曲部とされているような規制
レバーを、その後端部において上板の開口部上に軸支す
ると共に、カセット収納部の下側シャーシに、挿入され
たカセットによって移動するカセットストッパと、この
カセットストッパの後退によって変位するロックアーム
及びシャッタを設けたものである。

〔作用〕

VTRに挿入されるカセットは、その規格により一端部
に、テーパ部分が形成されているが、カートマシンのカ
セット収納棚への挿入方向としては、このテーパ部分が
上面前部にあらわれるようにして挿入するのが正しい挿
入方向となっている。

このようにカセットが正確に挿入されたときは、規制
レバーの下面先端部の湾曲部がカセットの挿入動作によ
ってそのテーパ部分と摺動し、規制レバーは上方へ回動
するように持ち上げられる。そして、カセットが所定の
位置まで挿入されると自動的にシャッタが作動し、カセ
ット収納部内にカセットを保持する。

また、カセットが正しく挿入されなかった場合には、
規制レバーの湾曲部はカセットのテーパ部分を検出でき
ないため、上方に回動させられることはなく、規制レバ
ーの先端部がそのままカセットの挿入を妨害するように
作用する。

〔実施例〕

第１図は本考案の一実施例の要部を示した分解斜視図
である。

図中、20は規制レバーを示し、その下面は凸型の湾曲
部20Aとして形成され、また上面先端部には回動制限手
段としてＬ字型の回動係止体20Bが突設成型されてい
る。規制レバー20の後端部20Cは円柱状に形成されてお
り、左右には回動軸となる突出部20Dが設けられてい
る。なお、この後端部20Cを円筒状に形成し、金属等に
よる軸部品を貫挿するようにして回動軸とし、突出部20
Dに換えるように構成しても構わない。

30はカセット収納棚の棚シャーシの一部を示し、この
棚シャーシ30の下方が、規制レバー20が誤挿入防止作用
をなすカセット収納空間部分となっている。（すなわ
ち、この棚シャーシ30はその棚シャーシ30に取付けられ
た規制レバー20が作用するカセット収納棚の上板となる
ものであり、以下、カセット収納空間部分からみて上側
のシャーシを上シャーシ30U、下側のシャーシを下シャ
ーシ30Lで示す） 31は上シャーシ30Uの一部が垂直方向に折り曲げられ
て形成された軸受部であり、突出部20Dが軸挿する孔31A
が設けられている。

Ｓは上シャーシ30Uに形成された開口部であり、この
開口部Ｓは、軸受部31に軸着された規制レバー20が回動
することによって、その規制レバーの先端部20Eは上シ
ャーシ30Uより下方へ通過できるが、回動係止体20Bは上
シャーシに引掛ることによって上シャーシ30Uより下方
へは通過できないようにサイズが設定されている。

なお、回動制御手段としては、図示したような回動係
止体20B以外にも種々の形態が考えられる。

前述したように、カートマシンのカセット収納棚は棚
ブロックとして複数の棚が積み重なった形態をなしてお
り、第２図に示すように、カセット収納空間としてはカ
セット収納部A,B,C……と示されるように一列に複数個
が形成されている。

このカセット収納部A,B,C……はそれぞれ上シャーシ3
0U及び下シャーシ30Lによって区切られて形成された空
間であり、各カセット収納部A,B,C……間（斜線部）に
は、カセット収納のための各種機構が設置されている。
例えば、第２図中のカセット収納部Ａの下シャーシ30L_A
とカセット収納部Ｂの上シャーシ30U_Bの間に設けられて
いる斜線部分Ｍ内には、カセット収納部Ａに挿入される
カセットの位置決め機構やロック機構等が設けられてお
り、さらに、カセット収納部Ｂに挿入されるカセットの
誤挿入防止装置が配置されている。

なお、最上段のシャーシ（カセット収納部Ａの上シャ
ーシ30U_A）上にはカセット収納部Ａに挿入されるカセッ
トの誤挿入防止装置のみが装備されることになる。

この第２図の斜線部分Ｍ内等には誤挿入防止装置が設
けられ、例えば第３図に示されるように取付けられてい
る。

この第３図は下シャーシ30L_A及び上シャーシ30U_Bから
成る第２図の斜線部分Ｍをそのまま抜き出してカセット
の正確な位置を規制する主要な機構を図示したもので、
一点鎖線で示す40はカセット収納部Ａに挿入されたVTR
カセットを示し、また、このカセット40の挿入動作に対
して動作する斜線部分内の機構の一部として、大カセッ
ト用のカセットストッパ51,小カセット用のカセットス
トッパ52,シャッタ53、ロックプレート54,ロックアーム
55,ストッパベース56等が同時に図示されている。

そして、これらの機構によって、規定位置まで挿入さ
れたカセット40をロックし位置を固定させる。（図面に
は、大カセットが挿入され、ロックされている状態が示
されている）すなわち、カセット40が挿入されると、カセット40の
前面下部がカセットストッパ51（52）を押圧する。カセ
ットストッパ51（52）は挿入動作によってさらに押圧さ
れ、スライド移動するが、カセット40が規定位置まで挿
入された時点で、カセットストッパ51（52）とともにス
ライド移動していたストッパベース56の切欠部である被
ロック部56Aに、ロックアーム55のロックピン55Aが落ち
込み、コイルバネによって右方向に付勢されているロッ
クプレート54を右方向にスライドさせる。

すると、ロックプレート54上に設けられたカム駆動部
54A上にシャッタ53の下部に設けられているカム従動部5
3Aが図示されているように積重されることになり、シャ
ッタ53は上方へ回動し、シャッタ先端部が下シャーシ30
L_Aのロック用開口部S_Lから下シャーシ30L_Aより上方へ突
出し、カセット40の後面を停止する。

このように、カセット40が規定位置まで正確に挿入さ
れた場合は、カセットストッパ51（52）とシャッタ53に
よってカセット40の前後位置が固定されることになり、
ロックが完了するものである。

なお、小カセットの場合は図示しない機構によってカ
セットストッパ52が起立するため、同様な作用によって
カセットストッパ52とシャッタ53が挿入された小カセッ
トの前後位置を規制する。

本考案のカセット収納棚には誤挿入を防止するために
カセット収納部Ｂの上シャーシ30U_Bに設けられた開口部
Ｓの上方に軸受部31によって規制レバー20が軸支されて
構成されている。なお、当然ながら、カセットストッパ
51等の他の機構とは機械的に関連していない。

この誤挿入防止装置は、通常時（カセットが挿入され
ていないとき）には、重力によって規制レバー20の先端
部20E及び湾曲部20Aは開口部Ｓを通過して上シャーシ30
U_Bより下方に位置している。なお、この規制レバー20の
通常状態における停止位置は回動係止体20Bが上シャー
シ30U_Bに係止する位置で定まる。

このため回動係止体20Bは、規制レバー20が通常時に
最適位置で回動を停止するように、すなわち、後述する
ように、カセットが挿入されたときに先端部20E及び湾
曲部20Aがカセットのテーパ部分と接触できる位置とな
るように、突設角度，寸法等が設定されている。

次に、本考案のカセット収納棚のカセット挿入動作に
ついて説明する。

まず、VTRカセットとしては、例えばβカセットタイ
プに見られるように、一端部（テープ走行側面上方）に
テーパ部分41が形成されたもの（第４図参照）が使用さ
れる。（なお、このようにテーパ部分41が形成された各
種サイズのVTRカセットは標準化されているものであ
る）第５図はカセット40（A,B,C）が正常な方向で各カセ
ット収納部（A,B,C）に挿入された場合を示すものであ
る。ここでは、一連の挿入動作中の各時点の状態を各カ
セット収納部（A,B,C）に分けて示しており、30（U_A〜L
_C）はそれぞれ上下シャーシを示す。なお、上下シャー
シ30（U,L）内の他の機構はすべて省略した。また、カ
セット40の正常な挿入方向とは、この場合、図示するよ
うにテーパ部分41を前面上方とする挿入方向である。

カセット収納部Ａの状態はまだカセット40Aが規制レ
バー20と接触していない場合であり、規制レバー20は回
動係止体20Bによって回動が制限させられた位置に停止
している。

カセット収納部Ｂに示すように、カセット40Bのテー
パ部分41と規制レバーの先端部20Eあるいは湾曲部20Aが
接触し、さらに、カセット40Bが挿入されていくと、規
制レバー20はテーパ部分41と摺動することによって上方
へ持ち上げられる。

その後、カセット収納部Ｃにおけるカセット40Cに示
されるように、カセットがさらに奥に挿入された状態で
は、十分に上方に持ち上げられた規制レバー20は、その
湾曲部20Aとカセット40Cの上面が摺動しているのみとな
る。

このように、カセット40が正常な方向で挿入された場
合には、各カセット収納部において、図中、カセット収
納部Ａ〜Ｃに示したような各動作がなされて、カセット
の収納が行われるものであり、ここで、規制レバー20は
カセット40の挿入動作に対していかなる妨害的作用もな
さないため、カセット挿入作業に何ら支障はない。そし
て、前述したロック機構によってカセット40をカセット
収納部内の所定位置にロックさせることになる。

次に、カセット40が正常方向で挿入されなかった場合
を第６図に示す。

まず、カセット収納棚Ａには、カセット40Aが裏表が
逆に挿入されてしまった場合が示されている。

このとき、テーパ部分41は前面下方に位置し、規制レ
バー20とは接触しないが、カセット40Aが挿入されてい
くと規制レバー20はその先端部20Eがカセット40Cの側面
の角部と接触することになり、規制レバー20にはカセッ
ト40Aの挿入進行方向への力しか加わらず、上方へ持ち
上げられることはない。そのため、規制レバー20はカセ
ット40Aの挿入を妨害する位置を保つことになり、それ
以上の挿入動作をなさしめない。

カセット収納部Ｂに挿入されているカセット40Bのよ
うに、テーパ部分41の形成されていない他の側面から挿
入した場合も同様であり、カセット40Bの挿入は規制レ
バー20によって妨害される。

このように、規制レバー20は、カセット40のテーパ部
分と接触した場合のみ、上方へ持ち上げられるように回
動するため、誤挿入された場合には、位置的には変化せ
ず、カセット40の挿入を妨害するものとなる。従って、
カセット40が誤挿入されたままカセット収納部内でロッ
クされてしまい、正常なVTEの記録／再生が行れないと
いった危険性は生じない。

なお、カートマシンにおけるカセット収納部において
は、オペレータ（使用者）側からのカセット40の挿脱の
みではなく、カセット移送機側においてもカセット40の
挿脱が行われることは前述したとおりである。

前記した第３図のカセットストッパ51（52）はカセッ
ト移送機側からの操作によってその係止作用が解除さ
れ、カセット40が一度カセット収納部Ａから挿入側と反
対方向、つまり第９図のｂ′方向に取り出され、カセッ
ト移送機によって所定の動作を経た後、再びカセット収
納部Ａ内へ送り戻されるときの動作を第７図（ａ），
（ｂ）に示す。

カセット移送機側から挿入された場合、第７図（ａ）
に示すように、テーパの形成されていない側面のエッヂ
部分42が規制レバー20の湾曲部20Aに接触することにな
るが、この場合、湾曲部20Aがエッヂ部分42と摺動し、
規制レバー20は上方へ持ち上げられることになるため、
第７図（ｂ）のような位置まで戻ることができ、全く問
題はない。

なお、本考案のカセット収納棚は、カートマシン以外
にもテーパ付のカセットを使用する各種機器において、
使用できることは言うまでもない。また、その取付位置
も例えば第３図に示したような位置に限定されるもので
はない。

〔考案の効果〕

以上説明したように、本考案のカセット収納棚は、他
の機構とは独立した機構で非常に簡単な構成においてカ
セットの誤挿入を検出し防止することが達成でき、カー
トマシンのカセット収納棚等に利用するのに非常に有用
である。

また、テーパ部分を有するカセットであれば、規制レ
バーとテーパ部分との接触の有無によってすべての誤挿
入は確実に防止でき、また、カセットのサイズにもかか
わらず、誤挿入が防止できるため、各種サイズのカセッ
トの兼用収納棚においても利用できる。

さらに、挿入されたカセットはカセット収納部の規定
された位置に保持されるので、このカセットを取り出す
際にも、例えばカセット移送機に確実に受け渡しを行う
ことできるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一部を示す誤挿入防止部分の一実施例
を示す分解斜視図、第２図はカートマシン等のカセット
収納棚を示す斜視図、第３図は本考案の一実施例をシャ
ーシに取付けた場合を示す斜視図、第４図はVTRカセッ
トの斜視図、第５図は正常な挿入動作が行われた場合の
動作説明図、第６図は誤挿入がなされた場合の動作説明
図、第７図（ａ），（ｂ）はカセット移送機側から挿入
された場合の動作説明図、第８図はカートマシン全体の
正面図、第９図はカートマシンの一部の平面図である。図中、20は規制レバー、20Aは湾曲部、20Bは回動係止
体、20Cは後端部、20Dは突出部、20Eは先端部、30Uは上
シャーシ、30Lは下シャーシ、40はカセット、41はテー
パ部分、A,B,C……はカセット収納部、Ｓは開口部を示
す。

Claims

(57)【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】複数段積層されたカセット収納部とこのカセット収納部の上面に、先端部が前記カセット収
納部の内部空間に垂れ下がった状態で係止され、かつ、
この先端部が上方に回動可能にされている規制レバー
（20）と、前記カセット収納部の下面に設けられ、挿入されたカセ
ットの長手方向の前面の下側で押圧されて移動する大カ
セット用のカセットストッパ（51）および小カセット用
のカセットストッパ（52）と、前記カセットストッパのいづれかが所定の位置まで後退
したときに変位するロックアーム（55）と、このロックアームの変位によって前記カセット収納部の
下面から突出し、前記挿入されたカセットの後面を係止
するシャッタ（53）を備え、前記規制レバーの先端部の垂下長を前記カセット収納部
に挿入されるカセットの長手方向の前面上部に形成され
ているテーパ面に衝合する長さとすることにより、カセ
ットの誤挿入が防止されるようにしたことを特徴とする
カセット収納棚。