JPH11185352A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

Info

Publication number
JPH11185352A
JPH11185352A JP9357104A JP35710497A JPH11185352A JP H11185352 A JPH11185352 A JP H11185352A JP 9357104 A JP9357104 A JP 9357104A JP 35710497 A JP35710497 A JP 35710497A JP H11185352 A JPH11185352 A JP H11185352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magazine
optical disk
cartridge
tray
lower tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9357104A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihisa Tanaka
稔久 田中
Hiroshi Arai
浩 新井
Hitoshi Ohara
均 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemi Con Corp
Nikon Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemi Con Corp, Nikon Corp filed Critical Nippon Chemi Con Corp
Priority to JP9357104A priority Critical patent/JPH11185352A/ja
Publication of JPH11185352A publication Critical patent/JPH11185352A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マガジンの装填時にカートリッジが衝撃等に
よりマガジンに対して位置ずれしないようにする。 【解決手段】 カートリッジ1の位置ずれを阻止する機
構34をマガジン装填部22に設ける。位置ずれ阻止機
構34は、トレーボックス4に回動自在に設けられたカ
ートリッジ係止部材35を備え、マガジン2をトレー3
とともにトレーボックス4内に装填すると、カートリッ
ジ1がカートリッジ係止部材35に当接して係止され
る。したがって、カートリッジ1はマガジン2から飛び
出して位置ずれを起こすことがない。下部トレー3A
は、上部トレー3Bが停止した後もさらに所定距離前進
して停止するが、その直前においてピン42を押圧して
カートリッジ係止部材35を回動させる。これによって
カートリッジ係止部材35は、トレーボックス4の側方
に待避し、カートリッジ1の係止状態を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスクま
たは光ディスク等の情報記録媒体を用いた光ディスク装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスクを用いた光ディスク装
置としては、通称スタンドアロン型と呼ばれるものと、
ミュージックボックス型と呼ばれるものとの2種類があ
る。前者が、1台の光ディスクドライブ(以下、ドライ
ブという)を備え、このドライブに光ディスクを内蔵し
た光デイスクカートリッジ(以下、カートリッジとい
う)を装着し、コンピュータメモリーとしてホストコン
ピュータと接続するようにしたものである。後者は、主
として大容量のメモリを必要とする場合に用いられるも
ので、複数のドライブを備えており、複数の光ディスク
を収納しており、必要な光ディスクを自動的に取り出し
て指定されたドライブに装着することにより情報を記録
再生するようにしたものである(特願平8−24998
4号)。
【0003】図10に従来のミュージックボックス型光
ディスク装置におけるマガジン装填部を示す。このマガ
ジン装填部は、内部に光ディスクが収納されたカートリ
ッジ1を複数枚収納するマガジン2が設置される引出し
自在なトレー3と、このトレー3を収納するトレーボッ
クス4を備えている。
【0004】前記トレー3は、進退自在な下部トレー3
Aと、この下部トレー3A上に同じく進退自在に設けら
れた上部トレー3Bとで構成されている。下部トレー3
Aは、下面側に前記トレーボックス4内に配設されたラ
ック6に噛合する主歯車7と、複数個のローラ8とを備
え、定荷重ばね9によって前記トレーボックス4方向の
移動習性が付与されている。また、下部トレー3Aの下
面側には、前記主歯車7の回転を前記上部トレー3Bに
伝達する伝達歯車10が配設されている。
【0005】一方、下部トレー3Aの上面両側部には、
前記上部トレー3Bを案内する上部トレー用案内部材1
1,11がそれぞれ配設されている。前記ラック6は、
前記トレーボックス4の内底面に前後方向に延在するよ
うに設けられている。また、トレーボックス4の底に
は、前記下部トレー3Aの下面側に設けられ前記主歯車
7と伝達歯車10をそれぞれ回転自在に軸支する軸受部
材12を逃がすための長孔13が前後方向に長く形成さ
れている。
【0006】前記上部トレー3Bは、下面側に前記伝達
歯車10に噛合するラック15がねじ16によって固定
され、両側板には前記上部トレー用案内部材11,11
上を転動するローラ17が設けられ、上面に前記マガジ
ン2が設置される。なお、18は下部トレー3Aの前端
に取付けられたフロント蓋である。
【0007】このようなマガジン装填部において、カー
トリッジ1が収納されたマガジン2を上部トレー3B上
に設置した後、トレー3をトレーボックス4内に収納す
る。この収納操作は、定荷重ばね9によって行われる。
定荷重ばね9によって下部トレー3Aがトレーボックス
4内に挿入されると、主歯車7がラック6に沿って回転
するため、この主歯車7の回転が伝達歯車10およびラ
ック15を介して上部トレー3Bに伝達される。このた
め、上部トレー3Bは上部トレー用案内部材11,11
上を移動してトレーボックス4内の所定位置に収納され
る。マガジン2がトレー3とともにトレーボックス4内
へ装填されると、トレー3は装填位置に停止し、図示し
ないロック機構によって係止される。この後、マガジン
2内のカートリッジ1を図示しない搬送機構によってド
ライブに搬送し、光ディスクへの情報の記録、再生が行
われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の光ディ
スク装置におけるマガジン装填部においては、マガジン
2がトレーボックス4内へ装填されて停止したとき、そ
の際の慣性モーメントによってカートリッジ1がマガジ
ン2から飛び出して位置ずれを起こすという問題があっ
た。この位置ずれ量が大きいと搬送機構によってカート
リッジ1をドライブに搬送しても、所定の位置に正しく
装填することができず、情報の記録再生に支障をきた
す。そのため、マガジン装填部へ装填した際の衝撃等に
よるカートリッジ1のマガジン2に対して位置ずれを最
小限に抑えることが最重要課題とされる。
【0009】本発明は上記した問題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、マガジンの装
填時にカートリッジが衝撃等によりマガジンに対して位
置ずれしないようにした光ディスク装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、光ディスクドライブと、光ディスクを内蔵
した光ディスクカートリッジを用いた光ディスク装置に
おいて、前記光ディスクカートリッジを収納するマガジ
ンと、このマガジンが装填されるマガジン装填部と、こ
のマガジン装填部に装填された前記マガジン内の光ディ
スクカートリッジを前記光ディスクドライブに搬送する
搬送機構と、前記マガジンを前記マガジン装填部へ装填
する際に前記光ディスクカートリッジを係止することに
より前記光ディスクカートリッジのマガジンに対して位
置ずれを阻止する位置ずれ阻止機構とを備えたことを特
徴とする。本発明においては、光ディスクカートリッジ
の位置ずれを阻止する位置ずれ阻止機構を備えているの
で、マガジンの装填時に光ディスクカートリッジがマガ
ジンに対して位置ずれを起こすようなことはない。
【0011】また、本発明において、位置ずれ阻止機構
は、マガジン装填部へのマガジンの装填に連動して動作
することにより光ディスクカートリッジの係止状態を解
除することを特徴とする。本発明においては、光ディス
クカートリッジの位置ずれを阻止する位置ずれ阻止機構
はマガジンの装填に連動して動作するので、格別手で動
作させたり、駆動源を必要としない。
【0012】また、本発明は、マガジン装填部に、進退
自在な下部トレーと、この下部トレー上に進退自在に設
けられマガジンが設置される上部トレーとからなるトレ
ーを設け、位置ずれ阻止機構を、マガジン装填部に回動
自在に設けられて前記マガジンが装填されたとき前記光
ディスクカートリッジを係止し、前記下部トレーによっ
て動作されることにより前記光ディスクカートリッジの
係止状態を解除するカートリッジ係止部材で構成したこ
とを特徴とする。本発明において、光ディスクカートリ
ッジの位置ずれを阻止する位置ずれ阻止機構は、下部ト
レーによって動作され、光ディスクカートリッジの係止
状態を解除するので、格別手で動作させたり、駆動源を
必要としない。
【0013】また、本発明は、マガジン装填部に、進退
自在な下部トレーと、この下部トレー上に進退自在に設
けられマガジンが設置される上部トレーとからなるトレ
ーを設け、位置ずれ阻止機構を、マガジンに回動自在に
設けられて光ディスクカートリッジを係止するカートリ
ッジ係止部材と、マガジン装填部に回動自在に設けられ
て前記マガジンが装填されると前記カートリッジ係止部
材が係合し、前記下部トレーによって動作されることに
より前記カートリッジ係止部材による前記光ディスクカ
ートリッジの係止状態を解除する解除部材とで構成した
ことを特徴とする。本発明において、カートリッジ係止
部材は、マガジンの装填時に光ディスクカートリッジを
係止しており、マガジンが装填されると、解除部材によ
って動作されることによりカートリッジの係止状態を解
除する。解除部材は、下部トレーによって動作させられ
る。したがって、カートリッジ係止部材と解除部材を手
で動かしたり、駆動源を必要としない。
【0014】また、本発明は、光ディスクドライブと、
光ディスクを内蔵した光ディスクカートリッジを用いた
光ディスク装置において、前記光ディスクカートリッジ
を収納するマガジンと、このマガジンが設置される引出
し自在なトレーを有するマガジン装填部と、このマガジ
ン装填部に装填された前記マガジン内の前記光ディスク
カートリッジを前記光ディスクドライブに搬送する搬送
機構と、駆動装置を備え、前記トレーを進退自在な下部
トレーと、この下部トレー上に水平面内において回転自
在に配設され前記マガジンが設置される上部トレーとで
構成し、この上部トレーを、前記下部トレーの進退方向
と直交する方向を指向した状態で前記下部トレーととも
にマガジン装填部内に収納すると、前記駆動装置が前記
上部トレーを前記下部トレーの進退方向と一致するよう
に回動して前記光ディスクカートリッジを前記搬送機構
に対応させるように構成したことを特徴とする。本発明
において、マガジンは装填時において下部トレーの進退
方向と直交する方向を指向しているので、装填終了時に
衝撃を受けても、光ディスクカートリッジがマガジンか
ら飛び出して位置ずれを起こすようなことはない。駆動
装置は、マガジンがマガジン装填部へ装填されると、上
部トレーを所定角度回動させ光ディスクカートリッジを
搬送機構と対応させる。
【0015】また、本発明は、光ディスクカートリッジ
の位置ずれを検出する検出手段をマガジン装填部に設
け、この検出手段の検出信号に基づいてマガジンを前記
マガジン装填部から退出させるように構成したことを特
徴とする。本発明においては、検出手段を備えているの
で、光ディスクカートリッジがマガジンに対して位置ず
れを起こしている場合には、マガジンをマガジン装填部
から退出させる。したがって、位置がずれた光ディスク
カートリッジを誤って光ディスクドライブに搬送するこ
とがない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る光
ディスク装置の斜視図、図2は同装置の断面図、図3は
マガジン装填部の分解斜視図である。なお、図中従来技
術の欄で示した構成部材等と同一のものについては同一
符号をもって示し、その説明を適宜省略する。これらの
図において、光ディスク装置20は縦長の箱型に形成さ
れたキャビネット21を備えている。このキャビネット
21の内部には、前面に開放しマガジン2が装填される
マガジン装填部22と、このマガジン装填部22の下方
に位置して積層配置された複数のドライブ24と、前記
マガジン装填部22内に装填されたマガジン内の各カー
トリッジ1を前記ドライブ24へ搬送する昇降自在な搬
送機構25と、前記マガジン2内のカートリッジ1の位
置ずれを検出する検出装置26等が配設され、さらに前
記マガジン装填部22の上方には電源および回路部27
が設けられている。本実施の形態においては、6枚のカ
ートリッジ1を収納するマガジン2と、6つのドライブ
24を備え、一度に6枚のカートリッジ1が装填可能で
ある。
【0017】また、前記マガジン装填部22は引出し自
在なトレー3と、前記マガジン2がトレー3とともへ装
填されるトレーボックス4を備えている。
【0018】前記トレー3は、進退自在な下部トレー3
Aと、この下部トレー3A上に同じく進退自在に配設さ
れマガジン2が設置される上部トレー3Bを備えてい
る。前記下部トレー3Aは、主歯車7と、複数個のロー
ラ8と、上部トレー用案内部材11,11等を備え、定
荷重ばね9によって前記トレーボックス4に連結されて
いる。前記主歯車7は、下部トレー3Aの下面側に取付
けられ、前記上部トレー3Bを進退移動させるためのピ
ン30を一体に備えている。このピン30は、前記下部
トレー3Aに形成された円弧状の溝31を通って下部ト
レー3Aの上方に突出し、その突出端部が前記上部トレ
ー3Bに設けた後述する溝32に摺動自在に挿入されて
いる。円弧状の溝31は、中心を前記主歯車7の回転中
心と一致させて220〜240度程度の角度範囲にわた
って形成されている。また、下部トレー3Aの一側寄り
には、前記定荷重ばね9を逃がすための長孔33が前後
方向に長くなるように形成されている。
【0019】前記上部トレー3Bは、複数個のローラ1
7と、前記ピン30が摺動自在に挿入される前記溝32
を有している。この溝32は、「く」の字状に形成され
ることにより、上部トレー3Bの進退方向と直交する方
向に長い直線溝部32Aと、この直線溝部32Aの図3
において左端に接続され上部トレー3Bの後端方向、言
い換えればトレーボックス4方向に所要角度をもって傾
斜した傾斜溝部32Bとで構成されている。この傾斜溝
部32Bは、マガジン2の装填時に上部トレー3Bが所
定距離前進移動して停止した後も、下部トレー3Aをさ
らに前進移動させるために設けたものである。
【0020】前記トレーボックス4には、前記主歯車7
が噛合するラック6と、前後方向に長い案内溝13と、
マガジン2の装填時におけるカートリッジ1のマガジン
2に対して位置ずれを阻止する位置ずれ阻止機構(以
下、位置ずれ阻止機構という)34が設けられている。
【0021】前記位置ずれ阻止機構34は、マガジン2
が装填されるとカートリッジ1を係止するカートリッジ
係止部材35を備えている。このカートリッジ係止部材
35は、トレーボックス4の後面側開口部を縦断するよ
うに設けられ、その上下に設けた取付部35a,35b
がトレーボックス4の上面板と下面板の一端部寄りに枢
支ピン38によって回動自在に枢支され、かつばね40
によって図3において時計方向の復帰習性が付与される
ことにより、通常図に示す位置、すなわちカートリッジ
1を係止する位置に付勢されている。このようなカート
リッジ係止部材35は、前記マガジン2の装填動作が終
了する直前より前記下部トレー3Aによって動作される
ことにより、前記トレーボックス4の側方に退避され前
記カートリッジ1の係止状態を解除するように構成され
ている。そのため、カートリッジ係止部材35は、前記
下部トレー3Aによって押圧されるピン42を有してい
る。なお、ピン42は、前記取付部35bに一体もしく
は一体的に突設され、前記トレーボックス4の底面板の
後端に形成した切欠部45よりトレーボックス4内に突
出している。
【0022】前記検出装置26は、上下に対向して設け
られた発光素子26aおよび受光素子26bとからな
り、マガジン2内のカートリッジ1が1枚でも位置ずれ
しているとそれを検出する。そして、検出装置26が位
置ずれを検出すると、マガジ2はマガジン装填部22か
ら排出されるようになっている。
【0023】このような構成からなる光ディスク装置2
0において、マガジン装填部22にマガジン2を装填す
るには、カートリッジ1を収納するマガジン2を上部ト
レー3B上に設置し、下部トレー3Aとともにトレーボ
ックス4内に挿入する。この挿入は、定荷重ばね9のば
ね力によって行われる。このとき、下部トレー3Aが前
進してトレーボックス4内に挿入されると、主歯車7は
ラック6に沿って図3において反時計方向に回転し、こ
の主歯車7の回転がピン30を介して上部トレー3Bに
伝達される。すなわち、主歯車7が回転するとこれと一
体にピン30も回転して円弧状の溝31内を移動し、上
部トレー3Bの溝32の直線溝部32Aの側壁をトレー
ボックス4方向に押圧する。このため、上部トレー3B
は下部トレー3A上を移動してトレーボックス4内に下
部トレー3Aとともに挿入される。上部トレー3Bがト
レーボックス4内に完全に挿入されると、カートリッジ
1は、マガジン2から突出する突出端面が図4(a)に
示すようにカートリッジ係止部材35に当接することに
よりそれ以上の挿入を阻止されて停止する。このため、
上部トレー3Bも停止する。このとき、ピン30は前記
溝32の屈曲部、すなわち直線溝部32Aと傾斜溝部3
2Bとの接続部に位置している。
【0024】一方、下部トレー3Aは上部トレー3Bが
停止した後もさらに一定量挿入された後、図示しない適
宜なロック機構によって装填位置に固定される。この下
部トレー3Aの前進移動は、前記主歯車7がラック6に
沿って回転し、ピン30が前記傾斜溝部32Bに沿って
移動することで可能となる。このとき、上部トレー3B
は下部トレー3Aの前進移動に拘わらず停止状態を保持
する。
【0025】ここで、上部トレー3Bが停止した後、さ
らに下部トレー3Aが挿入されると、下部トレー3Aの
後端がピン42に当接してこれを後方に押圧するため、
カートリッジ係止部材35はねじりばね40に抗して図
4(b)、(c)に示すように反時計方向に徐々に回動
されトレーボックス4の側方に退避することによりカー
トリッジ1の係止状態を解除し、カートリッジ1がマガ
ジン2から挿抜可能な状態にする。そして、下部トレー
3Aは、トレーボックス4内に完全に挿入されると、図
示しないロック機構によって所定の装填位置に係止され
る。このようにしてマガジン2の装填が終了すると、マ
ガジン2内の各カートリッジ1は図2に示した搬送機構
25によって取り出されて搬送され、ドライブ24に装
着されることにより光ディスクへの情報の記録再生が行
われる。
【0026】このような構成からなる光ディスク装置2
0においては、上部トレー3Bが所定位置へ装填されて
停止するとき、マガジン2内のカートリッジ1を位置ず
れ阻止機構34によって係止し、引き続き下部トレー3
Aが所定位置へ装填されて停止するとき、下部トレー3
Aによって位置ずれ阻止機構34によるカートリッジ1
の係止状態を解除するようにしているので、下部トレー
3Aおよび上部トレー3Bがそれぞれ停止するとき、慣
性モーメント、衝撃等によってカートリッジ1がマガジ
ン2から飛び出して位置ずれを起こすようなことがな
く、搬送機構25によるカートリッジ1の搬送およびド
ライブ24への装填を確実に行うことができる。また、
位置ずれ阻止機構34は、下部トレー3Aに連動して動
作し、下部トレー3Aが所定の装填位置に収納される
と、カートリッジ1の係止状態を解除するので、搬送機
構によるカートリッジ1の搬送に何等支障を来すことも
ない。
【0027】図5は本発明の他の実施の形態を示すマガ
ジンの斜視図、図6(a)、(b)は位置ずれ阻止機構
の動作を示す図である。本実施の形態においては、マガ
ジン2の開口部55の両側に側方開放部56をそれぞれ
設け、カートリッジ1の位置ずれ阻止機構50を、前記
側方開放部56に開閉自在に設けた2つのカートリッジ
係止部材51と、マガジン装填部側に回動自在に設けら
れ前記各カートリッジ係止部材51に係合する解除部材
52とで構成している。
【0028】前記カートリッジ係止部材51は、マガジ
ン2に垂直な軸53によって回動自在に軸支され、かつ
図示しないばねによって閉方向の回動習性が付与される
ことにより通常マガジン2の前記側方開放部56を閉塞
しており、内側面にカートリッジ1の側面に設けたクリ
ッパースロット57に係合する突起58を備え、これに
よってカートリッジ1の位置ずれを阻止する。また、カ
ートリッジ係止部材51の回動端側には、前記解除部材
52が係合する係合凹部59が設けられている。なお、
カートリッジ1をマガジン2に収納する際には、カート
リッジ係止部材51を開いて挿入し、しかる後突起58
を前記クリッパースロット57に係合させる。
【0029】前記解除部材52は、前記カートリッジ係
止部材51の係合凹部59に係合する係合部60とピン
61を備え、図示しないばねによって閉方向の回動習性
が付与されることにより通常図6(a)に示す状態に保
持されている。マガジン2をマガジン装填部に挿入する
と、図6(a)に示すように係合凹部59が解除部材5
2の係合部60に当接して係合し、これによってマガジ
ン2が所定位置に停止される。前記ピン61は解除部材
52の下部に設けられ、図3に示した上記実施の形態に
おけるカートリッジ係止部材35のピン42と同様に、
前記マガジン2の装填動作が終了する直前に下部トレー
3Aによって押圧される。これにより解除部材52が図
6(b)に示すように外側に回動してカートリッジ係止
部材51をマガジン2の側方に退避させる。この結果、
カートリッジ係止部材51によるカートリッジ1の係止
状態が解除され、カートリッジ1をドライブへ搬送可能
な状態にする。なお、マガジン装填部およびトレーの構
成については、上記した実施の形態と略同様であるた
め、その図示および説明を省略する。
【0030】このような構成においても、下部トレー3
Aが所定の収納位置に停止するまではカートリッジ係止
部材51によってカートリッジ1を係止しているので、
装填時の慣性モーメント、衝撃等によってカートリッジ
1が位置ずれを起こすようなことがない。また、カート
リッジ係止部材51は、下部トレー3Aが所定の装填位
置へ装填されると、解除部材52によって回動されカー
トリッジ1をマガジン2の側方へ退避させるので、搬送
機構によるカートリッジ1の搬送に何等支障をきたすこ
ともない。
【0031】図7は本発明のさらに他の実施の形態を示
すマガジン装填部の分解斜視図、図8(a)〜(d)は
マガジンの装填動作を説明するための図である。この実
施の形態においては、上部トレー3B上にウォームホイ
ール70を備えた回転トレー71を設け、この回転トレ
ー71上にマガジン2を設置するようにしている。ま
た、下部トレー3Aに設けた主歯車7のピン30が係入
する溝32を上部トレー3Bの進退方向と直交する直線
溝としている。これは、マガジン2の装填時に下部トレ
ー3Aと上部トレー3Bを同時に停止させるためであ
る。なお、本実施の形態においては、進退移動自在な上
部トレー3B上に回転トレー71を設けたが、上部トレ
ー3Bを下部トレー3A上に回転自在に設けることも可
能であり、その場合は回転トレー71が不要である。
【0032】一方、トレーボックス4の奥方には駆動モ
ータ72を設け、その出力軸に前記ウォームホイール7
0が噛合するウオーム73を設けている。その他の構成
は図2に示した実施の形態と略同一である。
【0033】このような構成において、マガジン2を回
転トレー71上に設置してトレー3をトレーボックス4
内に挿入する。このとき、マガジン2は図8(a)に示
すようにトレーボックス4に対して横を向いた状態で回
転トレー71上に設置される。トレー3をトレーボック
ス4内に挿入すると、上部トレー3Bは主歯車7の回転
がピン30を介して伝達されることにより下部トレー3
A上を一体に移動し、所定の装填位置まで前進移動する
と、ウォームホイール70がウォーム73に当接して噛
合することにより停止する。また、下部トレー3Aも同
時に停止し図示しないロック機構によって係止される。
図8(b)はこの状態を示す。このときのカートリッジ
1は横向きへ装填されているので、慣性モーメント、衝
撃等によってマガジン2から飛び出して位置ずれを起こ
すようなことがない。
【0034】マガジン2がステー3とともにトレーボッ
クス4内に挿入されて停止すると、図示しない検出装置
がマガジン2の挿入を検知する。その検知信号に基づき
駆動モータ72を駆動させ、その回転がウォーム73−
ウォームホイール70を介して回転トレー71に伝達さ
れると、回転トレー71は、図8(c)に示すように時
計方向に回動し、略90°回動して停止する。図8
(d)はこの状態を示す。これによってマガジン2内の
カートリッジ1は図示しない搬送機構と対向し、ドライ
ブへの搬送を可能にする。回転トレー71の回転停止時
に生じる衝撃は、回転方向であるため、カートリッジ1
は前後方向に位置がずれたり、マガジンから飛び出すこ
とはない。なお、マガジン2をマガジン装填部22から
取り出す際には、駆動モータ72の駆動によって回転ト
レー71を上記とは反対方向に90°回動させてマガジ
ン2を元の横向き状態にするとともにロック機構による
トレー3のロック状態を解除した後、トレー3をトレー
ボックス4から引き出す。
【0035】このような構成においても、回転トレー7
1、駆動モータ72およびその伝達機構とがカートリッ
ジ1の位置ずれ阻止機構を構成しているので、上記した
実施の形態と同一の効果を得ることができる。
【0036】図9はマガジンの排出動作を示すフローチ
ャートである。ステップ100によって装置の電源をO
Nにする(ステップ101)と、マガジン2の装填が可
能となる。マガジン2がマガジン装填部22に装着され
ると、ステップ102によってマガジン2が装着された
か否かを検出し、正しく装填されていない場合は、排出
して再度装填をやり直す。また、マガジン2自体は正し
く装填されていても、カートリッジ1自体が位置ずれし
ていることも想定される。その場合は、検出装置26
(第2図参照)がカートリッジ1の位置ずれを検出し
(ステップ103)、その検出信号に基づいてステップ
104によりマガジン2を排出し、再度ステップ102
に戻ってマガジン2の装填をやり直す。一方、位置ずれ
を起こしていなければ、ステップ105により搬送機構
25がマガジン2内のカートリッジ1を取り出してドラ
イブ24に搬送し、光ディスクへの情報の記録再生を行
う。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光ディ
スク装置は、光ディスクカートリッジの位置ずれを阻止
する位置ずれ阻止機構を備えているので、マガジンをマ
ガジン装填部へ装填したとき、光ディスクカートリッジ
が衝撃等によって位置ずれを起こすようなことがなく、
装置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す光ディスク装置
の斜視図である。
【図2】 同装置の断面図である。
【図3】 マガジン装填部の分解斜視図である。
【図4】 (a)〜(c)は位置ずれ阻止機構の動作を
説明するための図である。
【図5】 本発明の他の実施の形態を示すカマガジンの
斜視図である。
【図6】 (a)、(b)は位置ずれ阻止機構の動作を
説明するための図である。
【図7】 本発明のさらに他の実施の形態を示すマガジ
ン装填部の分解斜視図である。
【図8】 (a)、(b)、(c)、(d)はマガジン
の装填動作を説明するための図である。
【図9】 マガジンの排出動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】 従来のマガジン装填部の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…光ディスクカートリッジ、2…マガジン、3…トレ
ー、3A…下部トレー、3B…上部トレー、4…トレー
ボックス、6…ラック、7…主歯車、9…定荷重ばね、
10…伝達歯車、24…光ディスクドライブ、25…搬
送機構、26…検出装置、34…位置ずれ阻止機構、3
5…カートリッジ係止部材、42…ピン、50…位置ず
れ阻止機構、51…カートリッジ係止部材、52…解除
部材、61…ピン、70…ウォームホイール、71…回
転トレー、72…駆動モータ、73…ホイール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大原 均 東京都青梅市東青梅1丁目167番地の1 日本ケミコン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクドライブと、光ディスクを内
    蔵した光ディスクカートリッジを用いた光ディスク装置
    において、 前記光ディスクカートリッジを収納するマガジンと、 このマガジンが装填されるマガジン装填部と、 このマガジン装填部に装填された前記マガジン内の光デ
    ィスクカートリッジを前記光ディスクドライブに搬送す
    る搬送機構と、 前記マガジンを前記マガジン装填部へ装填する際に前記
    光ディスクカートリッジを係止することにより前記光デ
    ィスクカートリッジがマガジンに対して位置ずれするの
    を阻止する位置ずれ阻止機構と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ディスク装置におい
    て、 光ディスクカートリッジの位置ずれ阻止機構は、マガジ
    ン装填部へのマガジンの装填に連動して動作することに
    より光ディスクカートリッジの係止状態を解除すること
    を特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の光ディスク装置
    において、 マガジン装填部に、進退自在な下部トレーと、この下部
    トレー上に進退自在に設けられマガジンが設置される上
    部トレーとからなるトレーを設け、 位置ずれ阻止機構を、マガジン装填部に回動自在に設け
    られて前記マガジンが装填されたとき前記光ディスクカ
    ートリッジを係止し、前記下部トレーによって動作され
    ることにより前記光ディスクカートリッジの係止状態を
    解除するカートリッジ係止部材で構成したことを特徴と
    する光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の光ディスク装置
    において、 マガジン装填部に、進退自在な下部トレーと、この下部
    トレー上に進退自在に設けられマガジンが設置される上
    部トレーとからなるトレーを設け、 位置ずれ阻止機構を、マガジンに回動自在に設けられて
    光ディスクカートリッジを係止するカートリッジ係止部
    材と、マガジン装填部に回動自在に設けられて前記マガ
    ジンが装填されると前記カートリッジ係止部材が係合
    し、前記下部トレーによって動作されることにより前記
    カートリッジ係止部材による前記光ディスクカートリッ
    ジの係止状態を解除する解除部材とで構成したことを特
    徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 光ディスクドライブと、光ディスクを内
    蔵した光ディスクカートリッジを用いた光ディスク装置
    において、 前記光ディスクカートリッジを収納するマガジンと、 このマガジンが設置される引出し自在なトレーを有する
    マガジン装填部と、 このマガジン装填部に装填された前記マガジン内の前記
    光ディスクカートリッジを前記光ディスクドライブに搬
    送する搬送機構と、 駆動装置と、 を備え、 前記トレーを、進退自在な下部トレーと、この下部トレ
    ー上に水平面内において回転自在に配設され前記マガジ
    ンが設置される上部トレーとで構成し、この上部トレー
    を前記下部トレーの進退方向と直交する方向を指向した
    状態で前記下部トレーとともにマガジン装填部内へ装填
    したとき、前記駆動装置が前記上部トレーを前記下部ト
    レーの進退方向と一致するように回動し前記光ディスク
    カートリッジを前記搬送機構に対応させるように構成し
    たことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3、4または5記載の光
    ディスク装置において、 光ディスクカートリッジの位置ずれを検出する検出手段
    をマガジン装填部に設け、この検出手段の検出信号に基
    づいてマガジンを前記マガジン装填部から退出させるよ
    うに構成したことを特徴とする光ディスク装置。
JP9357104A 1997-12-25 1997-12-25 光ディスク装置 Pending JPH11185352A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9357104A JPH11185352A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9357104A JPH11185352A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11185352A true JPH11185352A (ja) 1999-07-09

Family

ID=18452406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9357104A Pending JPH11185352A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11185352A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157962A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Fujitsu Ltd ライブラリ装置及び投入/排出機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157962A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Fujitsu Ltd ライブラリ装置及び投入/排出機構
US8116027B2 (en) 2007-12-25 2012-02-14 Fujitsu Limited Library apparatus, and insertion and ejection mechanism

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5126899A (en) Manual/automatic loading/unloading apparatus
EP0764947B1 (en) Recording and reproducing apparatus
KR920004756Y1 (ko) 디스크형 기록매체 재생장치
EP0293150B1 (en) Recording/reproducing apparatus for a disc cassette
US7325242B2 (en) Disk apparatus
JP3683239B2 (ja) ライブラリ装置
US20040216152A1 (en) Optical disk device
JPH10208359A (ja) 電子機器
WO1996016403A1 (fr) Dispositif de chargement d'un support de memoire et equipement d'enregistrement et/ou de reproduction
JPH11185352A (ja) 光ディスク装置
US6081494A (en) Disc recording and reproducing apparatus having a drive mechanism for loading and ejecting a disc cartridge
US5898658A (en) Disc cartridge loading and unloading apparatus with a holder and holder arm
JP6152687B2 (ja) ディスク搬送装置
JP4011992B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP3059919B2 (ja) ディスクプレーヤのディスク案内装置
JP3610658B2 (ja) ディスク装置
JP2004046943A (ja) 記録テープカートリッジ
JP3202418B2 (ja) ディスクマガジン
JP3433589B2 (ja) 記録媒体装着装置
JP3345207B2 (ja) ライブラリ装置
JP2004030760A (ja) 記録テープカートリッジ
JP4009139B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP3585102B2 (ja) カートリッジ挿入排出装置
JPS61296561A (ja) デイスク駆動装置
JP3846593B2 (ja) ディスク装置