JPH0722759Y2 - ディスクファイル装置 - Google Patents

ディスクファイル装置

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JPH0722759Y2
JPH0722759Y2 JP1987117566U JP11756687U JPH0722759Y2 JP H0722759 Y2 JPH0722759 Y2 JP H0722759Y2 JP 1987117566 U JP1987117566 U JP 1987117566U JP 11756687 U JP11756687 U JP 11756687U JP H0722759 Y2 JPH0722759 Y2 JP H0722759Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案ディスクファイル装置を以下の項目に従って説明
する。
A.産業上の利用分野 B.考案の概要 C.従来技術[第11図乃至第16図] D.考案が解決しようとする問題点 E.問題点を解決するための手段 F.実施例 a.外観[第1図乃至第3図] b.カートリッジ[第4図] c.ストッカー[第1図、第2図] d.ドライブ[第1図、第2図] e.移送手段 e−1.キャリア[第5図、第6図、第9図、第10図] e−2.受渡機構[第5図、第7図、第9図] e−3.搬送機構[第1図乃至第3図] e−4.反転機構[第5図、第6図、第9図、第10図] e−4−a.支持機構[第5図] e−4−b.駆動部[第5図、第6図] e−4−c.クリックストップ機構[第8図、第10図] e−4−d.水平センサー[第9図] f.その他[第6図、第9図] g.動作[第1図、第2図] G.考案の効果 (A.産業上の利用分野) 本考案は新規なディスクファイル装置に関する。詳しく
は、磁気ディスクや光ディスクを備えた複数のカートリ
ッジをストッカーに収納し、該ストッカーに収納された
カートリッジを適時取り出してドライブに供給する所謂
オートチェンジャー式のディスクファイル装置であっ
て、特にストッカーとドライブとの間のカートリッジの
受渡を媒介するキャリアに表裏反転機構を備えたものに
おいて、キャリアの水平状態が確認されると、キャリア
が保持しているカートリッジの水平状態を保持し、水平
センサーの誤動作を皆無にした新規なディスクファイル
装置を提供しようとするものである。
(B.考案の概要) 本考案ディスクファイル装置は、オートチェンジャー式
で、カートリッジの反転機構を備えたディスクファイル
装置において、キャリアが水平状態であることを検知す
る検知手段とキャリアが保持しているカートリッジを水
平に保持するロック機構を備えることによりカートリッ
ジのストッカーへの収納及びドライブへの供給を確実に
行なうことができるようしたものである。
(C.従来技術)[第11図乃至第16図] 第11図乃至第16図は従来のオートチェンジャー式のディ
スクファイル装置の一例aを示すものである。
b、b、・・・はカートリッジであり、該カートリッジ
b、b、・・・の内部には例えば光ディスク(図示せ
ず)が収納されており、また、該光ディスクはその両面
に記録面が形成されていて記録再生可能とされている。
また、c、cはカートリッジbの後端部の左右両側に設
けられた切欠であって、後述する搬送機構のキャリアの
爪が係合するようになっている。
dはカートリッジb、b、・・・を収納するストッカー
であって、該ストッカーdには多数の収納棚e、e、・
・・が上下方向に積層された状態で配置されている。
f、fは光ディスクへの情報の書き込み、読み出しを行
なうドライブであり、該ドライブf、fは前記ストッカ
ーdの下方に配置され、そのカートリッジ出入口は前記
ストッカーdの収納棚e、e、・・・の出入口と同一の
向きに開口している。
gは任意のカートリッジbを所定の収納棚eからドライ
ブfに又はドライブfから所定の収納棚eへ搬送するた
めのキャリアであって、ストッカーd及びドライブfの
前面側(カートリッジb、b、・・・の出入口側)にお
いて、垂直方向に移動可能に配置されている。そして、
キャリアgはその左右両側部がガイドレール(図示せ
ず)に支持されており、また、タイミングベルトh、h
及びモータiにより上下動可能とされている。
また、キャリアgは、平面形状で略コ字状を為すキャリ
アフレームjと、前記カートリッジbを保持するととも
にその表裏を反転させる反転機構kとを備えており、該
反転機構kはキャリアフレームjに対して回転自在に支
持されるとともに、前記カートリッジを保持するカート
リッジ保持部lと該カートリッジ保持部lを回転せしめ
るモータmとを備えている。
n、nはカートリッジ保持部lの左右側部の内側に前後
方向に摺動自在に支持された爪であって、該爪n、nは
適宜な手段により、カートリッジ保持部l内から突き出
し及び引き込み動作を行ない得るようになっている。
そして、キャリアgの引出爪n、nはカートリッジbの
左右両側部に形成された切欠c、cに係合し、そして、
カートリッジbをストッカーdの収納棚e、キャリアg
及びドライブfに対して供給したり、取り出したりする
ようになっている。
o、oは水平センサーであり、該水平センサーo、oは
キャリアフレームjに取着されたフォトインタラプタ
p、pとカートリッジ保持部l側に取着されたシャッタ
q、qとから成り、キャリアフレームjに対してカート
リッジ保持部lが水平になったときに、シャッタqがフ
ォトインタラプタpの発光素子と受光素子との間を遮る
ことにより、水平状態であることを検知するようになっ
ている。
しかして、このようなディスクファイル装置aは、スト
ッカーdの収納棚e、e、・・・に収納されたカートリ
ッジb、b、・・・を適宜選択し、キャリアgで搬送
し、ドライブfに収容するようになっている。
即ち、収納棚eに収納されたカートリッジbの位置まで
キャリアgが移動し、該キャリアgの爪n、nがカート
リッジbの切欠c、cに係合する。そして、爪n、nが
カートリッジ保持部l内に引き込まれることによって、
把持したカートリッジbをカートリッジ保持部l内に引
き入れる。その後、キャリアgは下降し、所定のドライ
ブfの位置までカートリッジbを搬送する。このとき、
カートリッジb内のディスクの表面又は裏面のいずれを
ドライブするかにより、必要に応じてキャリアgの反転
機構kが働き、カートリッジbを反転するようになって
いる。
また、カートリッジ保持部lが反転し、水平状態になっ
たときに、前記水平センサーoが働き、反転モータmを
停止せしめ、カートリッジ保持部lが水平状態にあるよ
うに確保される。
そして、ドライブfまでキャリアgにより搬送されたカ
ートリッジbは爪n、nの突き出し動作によりカートリ
ッジ保持部lから取り出され、ドライブf内に挿入され
る。
また、別のカートリッジbをドライブf内に収容すると
きは、既にドライブf内に収容されているカートリッジ
bを引き出し、キャリアgにて搬送し、所定の収納棚e
に収納した後、所望するカートリッジbを前述と同様に
キャリアgにて搬送し、所定のドライブf内に挿入する
ようになっている。
(D.考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記したディスクファイル装置aにあっ
ては、カートリッジ保持部lを水平状態にすることが難
しく、ドライブfへの挿入又は収納棚eへの収納を不能
にすることがある。
即ち、キャリアgにより搬送されたカートリッジbはド
ライブf又は各収納棚eの夫々の出入口に対向した状態
において、水平状態でなければ、対向したドライブf又
は収納棚eに収容又は収納することはできないため、キ
ャリアgにおいて、搬送及び/又は反転されたカートリ
ッジbは正確に水平状態に保たれてなければならない。
ところが、このようなディスクファイル装置aにおいて
は通常高速でキャリアgの上下動及び反転を行なうこ
と、反転モータmとカートリッジ保持部lとの間のギア
結合にバックラッシュがあること及び大きな径のディス
クの場合、カートリッジ保持部lにたわみが生じること
などにより、水平状態を検知する水平センサーoが誤動
作をして、キャリアgからカートリッジbと出し入れす
ることが不能になってしまうことがあるという問題があ
った。
また、カートリッジbの水平状態を反転モータmのロッ
クのみで保持するため、特に、高速で上下動する場合に
は、その上下動時に生ずる振動によりカートリッジbが
傾いてしまうという問題があった。
本考案ディスクファイル装置は、オートチェンジャー式
で、カートリッジの反転機構を備えたディスクファイル
装置であって、キャリアが水平であることを検知する検
知手段とカートリッジを水平に保持するロック機構を備
えたものである。
従って、本考案ディスクファイル装置によれば、キャリ
アの水平状態が確認されると、機械的にキャリアに収納
したカートリッジを水平に保持することができ、しか
も、高速で上下動してもカートリッジの水平状態が確保
されるため、ドライブへの挿入又はストッカーの収納棚
への収納を確実に行なうことができる。
(F.実施例) 以下に、本考案ディスクファイル装置の詳細を添付図面
に示した実施例1に従って説明する。
尚、図面に示した実施例1は、本考案を光ディスクカー
トリッジのディスクファイル装置に適用したものであ
る。
(a.外観)[第1図乃至第3図] ディスクファイル装置1は多数のカートリッジ2、2、
・・・を収納したストッカー3、3と、カートリッジ
2、2、・・・内に収納された光ディスク(図示せず)
に対する情報の書込みと読取りを行なうドライブ4、4
と、ストッカー3、3及びドライブ4、4へのカートリ
ッジ2、2、・・・の供給及び取り出しを行ない、か
つ、これらの間を搬送する移送手段5とから構成されて
いる。
(b.カートリッジ)[第4図] カートリッジ2は平面形状で見て正方形に近い長方形を
した薄い箱形をしていて、その両面に情報の書き込みが
可能な光ディスクが回転自在に収納されている。
また、カートリッジ2の後端部の左右両側には係合切欠
6、6が形成されており、該係合切欠6、6に後述する
移送手段5の係合爪が係合し、該係合爪の動作に応じて
移送手段5のキャリア7からストッカー3又はドライブ
4にカートリッジ2が供給され、また、ストッカー3又
はドライブ4に収納されたカートリッジ2がキャリア7
内に引き込まれる。
(c.ストッカー)[第1図、第2図] ストッカー3は多数の収納棚8、8、・・・が上下方向
に積み重ねられた形状をしており、各収納棚8には各1
枚のカートリッジ2が収納可能とされ、例えば、50〜10
0枚のカートリッジ2、2、・・・を水平にかつ平行に
収納することができるように構成されている。
また、各収納棚8、8、・・・の奥行はカートリッジ2
が収納されたときに、カートリッジ2の左右側部に形成
された係合切欠6、6が外部に露出するようにカートリ
ッジ2の奥行よりも短くされている。
(d.ドライブ)[第1図、第2図] ドライブ4、4はストッカー3の下方に配置されてお
り、これら該ドライブ4、4のカートリッジ2、2、・
・・への挿入方向は前記収納棚8、8、・・・のカート
リッジ2、2、・・・への挿入方向と平行にされ、ま
た、ドライブ4、4にカートリッジ2が収納された状態
は、平面で見て各収納棚8、8、・・・にカートリッジ
2が収納された状態と同じくドライブ4、4内にカート
リッジ2、2が収納された状態においてカートリッジ2
の係合切欠6、6が外部に露出するようになっている。
(e.移送手段) 移送手段5は、カートリッジ2を収容するキャリア7
と、該キャリア7内へのカートリッジ2の受渡しを行な
う受渡機構9と、キャリア7を上下に搬送する搬送機構
10と、キャリア7に収容されたカートリッジ2の表裏を
反転する反転機構11とから成り、移送手段5は前記スト
ッカー3、3及びドライブ4、4の前方(カートリッジ
2、2、・・・の出入口側)に配置されている。
(e−1.キャリア)[第5図、第6図、第9図、第10
図] キャリア7は、平面形状で略コ字状を為すキャリアフレ
ーム12と、該キャリアフレーム12が呈するコ字状の内側
部分に配置され、扁平な箱状を為すカートリッジ保持体
13を備えており、該カートリッジ保持体13はキャリアフ
レーム12に後述するように回転可能に支持されている。
また、カートリッジ保持体13は扁平な箱状を為し、その
内部の大きさは、幅及び奥行がカートリッジ2を収納す
るに充分な大きさを有し、また、厚さがカートリッジ2
の厚さより稍厚く形成されており、カートリッジ保持体
13のカートリッジ出入口13aはキャリアフレーム12のコ
字状の開口側に位置するようになっている。
そして、このようなキャリア7は、そのキャリアフレー
ム12の両腕部12a、12bが上下方向に延びる案内レール1
4、14に摺動自在に支持され、上下動可能とされてい
る。
(e−2.受渡機構)[第5図、第7図、第9図] カートリッジ受渡機構9は、カートリッジ2の係合切欠
6、6に係合する係合爪15、15と該係合爪15、15を前後
方向に摺動せしめる摺動機構16と該摺動機構16を駆動す
る駆動部17とを備えている。
係合爪15、15は平面で見てL字形を為し、その基部が前
記カートリッジ保持体13の底板13bの左右両側縁に沿っ
て前後方向に延びるように形成されたスリット18、18に
摺動自在に支持された摺動部材19、19のカートリッジ保
持体13内に突出した部分19a、19aに固着されており、該
摺動部材19、19がスリット18、18の前端に位置したとき
に、係合爪15、15の先端部がカートリッジ保持体13のカ
ートリッジ出入口13aから前方へ突出するようになって
いる。
摺動機構16は、カートリッジ保持体13のスリット18、18
を形成した底板13bの下面であってスリット18、18の夫
々の両端部の近傍に回転自在に支持されたローラ20、2
0、20、20にスリット18、18が延びる方向と同一方向に
おいて対向するローラ20、20及び20、20に夫々ベルト2
1、21が架設され、該ベルト21、21に前記摺動部材19、1
9のカートリッジ保持体13の底板13bの下側に突出した端
部19b、19bが取着されて構成されている。
駆動部17は、カートリッジ保持体13のローラ20、20、2
0、20が配設された底板13bの前端部にモータ22が固定さ
れ、また、前記ローラ20、20、20、20のうち、前端部に
配置された2つのローラ20、20は同一の支軸23に固定さ
れており、該支軸23は前記モータ22の出力軸とギヤを介
して連係されて、構成されている。
しかして、モータ22が駆動すると、支軸23を介して前端
部に配置されたローラ20、20が回転し、カートリッジ保
持体13の底板13bの左右に配設されたベルト21、21を走
行せしめる。
そして、ベルト21、21が走行すると、摺動部材19、19が
スリット18、18に案内されてカートリッジ保持体13に対
してその前後方向に摺動される。また、これと同時に摺
動部材19、19にカートリッジ保持体13内において支持さ
れた係合爪15、15もカートリッジ保持体13に対して前後
方向に摺動することとなり、該係合爪15、15に係合され
たカートリッジ2は、係合爪15、15の前後方向への移動
に伴なってカートリッジ保持体13内から突き出され、又
は引き入れられることとなる。
尚、受渡機構9は後述する水平センサーによりカートリ
ッジ保持体13がキャリアフレーム12に対して水平である
ことが検知されなければ動作しないようになっている。
(e−3.搬送機構)[第1図乃至第3図] 搬送機構10は次のように構成されている。即ち、キャリ
ア7のキャリアフレーム12の両腕部12a、12bの側部に固
着された摺動部材24、24がキャリア7の両脇に沿って配
設された前記案内レール14、14に摺動可能に支持される
と共に、キャリア7がその側部が案内レール14、14の夫
々近傍に上下方向に走行可能に架設されたタイミングベ
ルト25、25と連結されている。そして、タイミングベル
ト25、25は当該ディスクファイル装置1の上部に配設さ
れたモータ26により、走行されるようになっており、該
モータ26が駆動されると、タイミングベルト25、25が走
行せしめられ、該タイミングベルト25、25の走行に伴な
いキャリア7が上下に移動されることになる。
尚、キャリア7とストッカー3との位置関係は、キャリ
ア7のカートリッジ保持体13の係合爪15、15が前部に位
置しているときに、カートリッジ保持体13が対向する収
納棚8に収納されたカートリッジ2の係合切欠6、6に
係合するような位置関係となっている。(第4図参
照)。
そして、係合爪15、15がカートリッジ保持体13の前部に
位置している状態で前記搬送機構10が動作するとストッ
カー3に収納されたカートリッジ2、2、・・・の各係
合切欠6、6によって構成される凹条内を係合爪15、15
が上下動するようになっている。
(e−4.反転機構)[第5図、第6図、第9図、第10
図] 反転機構11は、カートリッジ保持体13のキャリアフレー
ム12への支持機構27と、カートリッジ保持体13の反転動
作をする駆動部28と、カートリッジ保持体13を水平状態
に保持するクリックストップ機構29と、カートリッジ保
持体13が水平状態であることを検知する水平センサー30
とから構成されている。
(e−4−a.支持機構)[第5図] 支持機構27は、キャリア7のキャリアフレーム12の一方
の腕12aにキャリアフレーム12の内方に向って突出する
ように固着された支持板31と、該支持板31の先端部に取
着されたブラケット32、32と、カートリッジ保持体13の
底板13bの左右方向における中央に前後方向に離間して
設けられた2つの被支持片33、33と、キャリアフレーム
12の2つの腕12a、12b間の中央に該2つの腕12a、12bが
延びる方向(前後方向)に沿って配置され、カートリッ
ジ保持体13の被支持片33、33及び支持板31のブラケット
32、32を各別に支持する支軸34、34と、から成り、該支
軸34、34のうち前方のキャリアフレーム12の開口側の支
軸34aは、カートリッジ保持体13の被支持片33に固着さ
れ、支持板31のブラケット32に回転自在に支持され、ま
た、後方(キャリアフレーム12の反開口側)の支軸34b
は支持板31のブラケット32及びキャリアフレーム12の反
開口側の腕12cに対してそれぞれ回転自在に支持されて
いる。
(e−4−b.駆動部)[第5図、第6図] 駆動部28は、前記支持板31の内端寄りの位置であって、
前記2つのブラケット32と32との間の位置に固定された
モータブラケット35にモータ36が取着され、該モータ36
の出力軸36aがモータブラケット35を貫通し、前記後方
側の支軸34bの端部に軸継手37を介して連結されて、構
成されている。
また、前記カートリッジ保持体13に設けられた後側のブ
ラケット33aと前記支軸34bとは押ねじ38、38によって固
定されている。
しかして、モータ36を駆動すると、モータ36の出力軸36
aを介して支軸34bが回転せしめられ、該支軸34bに押ね
じ38、38を介して固定されているブラケット33a及びカ
ートリッジ保持体13を支持板31に対して回転せしめるこ
ととなる。
(e−4−c.クリックストップ機構)[第8図、第10
図] クリックストップ機構29は、キャリアフレーム12に固着
されたクランパー受体39とキャリアフレーム12に対して
反転可能に取着されたカートリッジ保持体13に固着され
た2つのクランパー40、40′とから成る。
クランパー受体39は、キャリアフレーム12に固着された
ブラケット41と該ブラケット41に支持された軸42と該軸
42に回動自在に、かつ、並列であって側方(軸方向)か
ら見て交差するように支持された2つのレバー43、43′
と該レバー43、43′の夫々の前端部に回転自在に支持さ
れたコロ44、44′とレバー43、43′の夫々の後端部間に
張設された引張バネ45とから構成され、レバー43、43′
がその前端部間が開く方向(即ち、互いに離れて行く方
向)に力を受けたときは、2つのレバー43、43′の後端
部間も開く方向に力が働き、バネ45を伸長する方向に力
が働くするようになっている。
そして、このようなクランパー受体39は、キャリアフレ
ーム12の腕12bの前端部内側面に取着されている。
クランパー40、40′は、合成樹脂から成り、先端部に傾
斜面46、46′を有し、傾斜面46、46′の基部には半円弧
状の凹部47、47′が形成され、該凹部47、47′に前記ク
ランパー受体39のコロ44、44′が係合するようになって
いる。
そして、このようなクランパー40、40′はカートリッジ
保持体13の底板13bの前端部の左右両側縁に近接した位
置に傾斜面46、46′及び凹部47、47′が外方を向く向き
で取着され、カートリッジ保持体13が水平状態であると
きに一のクランパー40(又は40′)の凹部47(又は4
7′)が前記クランパー受体39のコロ44(又は44′)に
係合するようになっている。
しかして、カートリッジ保持体13が反転し、水平状態に
なる直前にクランパー40(又は40′)の先端部がクラン
パー受体39のコロ44(又は40′)に接触する。そして、
該コロ44(又は44′)はクランパー40(又は40′)の傾
斜面46(又は46′)上を転動するとともに、レバー43、
43′はその両先端間が開く方向に力を受ける。その後、
コロ44(又は44′)はクランパー40(又は40′)の凹部
47(又は47′)に辷り落ち、クランパー40(又は40′)
がクランパー受体39に係合することとなる。そして、こ
のとき、カートリッジ保持体13は水平状態に保持される
こととなる。
尚、反転機構11が動作する前と後のカートリッジ保持体
13の位置関係は、前記収納棚8、8、・・・の4.5段分
の間隔になっている(第6図参照)。
即ち、カートリッジ保持体13が反転前の水平状態でその
カートリッジ出入口13aが一の収納棚8に対向している
ときに、キャリアフレーム12を上下に移送せず、反転機
構11によりカートリッジ保持体13の表裏が反転し、水平
状態に移行したとすれば、その反転されたカートリッジ
保持体13のカートリッジ出入口13aは反転前の水平状態
において対向していた収納棚8から下又は上に4段目の
収納棚8と5段目の収納棚8との間に対向するようにな
っている。
(e−4−d.水平センサー)[第6図、第9図] 水平センサー30、30は、キャリアフレーム12の反開口側
の腕12cの内側であって、一方の腕12a側に寄った位置に
上下に離間して取着されたフォトインタラプタ48、48と
カートリッジ保持体13の後端面の左右側に寄った位置に
取着されたシャッター49、49とから成り、キャリアフレ
ーム12に対してカートリッジ保持体13が水平になったと
き、一対の水平センサー30におけるフォトインタラプタ
48の発光素子と受光素子との間にシャッター49が位置す
る状態となり、これによって、カートリッジ保持体13が
水平状態であることを検知するようになっている。
尚、センサー30、30は、キャリア7が水平状態になった
ことを検出した後に受渡機構9を動作させるために必要
になるのです。なぜなら、クリックストップ機構29は、
単にキャリア7を水平状態に保持するだけの機構しかも
っておらず、従って、この機構だけではキャリア7が水
平になったかどうかは確認ができないからです。
(f.その他)[第6図、第9図] 50はスリット板であり、該スリット板50は長尺の板部材
にその長手方向に等間隔にスリット51、51、・・・が形
成されて成り、前記ストッカー3の前端部の側部にスリ
ット51、51、・・・が上下方向に配列されるように配置
されている。
また、スリット51、51、・・・の間隔はストッカー3を
構成する収納棚8、8、・・・内に収納されたカートリ
ッジ2、2、・・・の上下に隣接する2つのものの間の
間隔と同一であるように形成されている。
52、52は位置センサーであり、該位置センサー52、52は
フォトインタラプタで構成され、受光素子と発光素子と
の間の空間がキャリア7のキャリアフレーム12の前端部
に縦方向に沿う向きで取着されている。
また、2つの位置センサー52、52は、前記カートリッジ
保持体13が反転する前と後の状態における夫々のカート
リッジ出入口13aの位置と上下の位置関係を同じくして
配置されている。
(g.動作)[第1図、第2図] 上述のように構成されたディスクファイル装置1は次の
ように動作し、所望するカートリッジ2の所望する面を
ドライブするようにドライブ4に挿入し、又はドライブ
4内に挿入されたカートリッジ2を所定の収納棚8に戻
す。
即ち、所望するカートリッジ2を所定のドライブ4に挿
入する場合は次のように行なわれる。
先ず、キャリア7を搬送機構10により当該カートリッジ
2が収納されている収納棚8まで移送する。
そして、キャリア7の受渡機構9によりカートリッジ保
持体13内にカートリッジ2を引き込む。次に引き込んだ
カートリッジ2をキャリア7の搬送機構10により所定の
ドライブ4まで搬送する。このとき、カートリッジ2の
表面及び裏面の何れをドライブしたいのかにより、反転
機構11を動作するか否かが決定される。反転機構11が動
作せしめられたときには、カートリッジ2を挿入したカ
ートリッジ保持体13が反転され、その表裏が逆転し、水
平状態になるときに前記クックストップ機構29が作用
し、カートリッジ保持体13はキャリアフレーム12に対し
て水平に保持されることとなる。また、このとき、水平
センサー30が働き、キャリアフレーム12に対してカート
リッジ保持体13が水平であることを検知し、キャリア7
のカートリッジ保持体13へのカートリッジ2の出し入れ
が可能な状態になったことが確認される。そして、カー
トリッジ2はキャリア7の受渡機構9によりカートリッ
ジ保持体13からドライブ4内に挿入される。
また、次に別のカートリッジ2をドライブする信号を受
けた場合は次のように行なわれる。
先ず、ドライブ4内に挿入されているカートリッジ2を
キャリア7の受渡機構9によりカートリッジ保持体13内
に引き込む。次に、搬送機構10により、そのカートリッ
ジ2が収納されるべき収納棚8まで搬送する。このと
き、そのカートリッジ2がドライブ4内で裏面をドライ
ブしていた場合には、反転機構11によりカートリッジ2
を反転せしめ、表面が上側になるように反転するように
なっており、収納棚8、8、・・・にカートリッジ2、
2、・・・が収納される際にはその表裏は常に表面が上
側になるようになっている。そして、所定の収納棚8ま
で搬送されたカートリッジ2はキャリア7の受渡機構9
によりカートリッジ保持体13から引き出され、そして、
収納棚8内に収納される。そして、次に所望するカート
リッジ2が収納されている収納棚8までキャリア7が移
送され、前述の動作を繰り返し、所望のカートリッジ2
をドライブ4に挿入するようになっている。
(G.考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本考案ディ
スクファイル装置は、カートリッジを収納する収納棚が
上下方向に多数配置されたストッカーと、カートリッジ
内に収納された記録媒体ディスクに対する信号の記録及
び/又は読み出しを行なうドライブと、収納棚とドライ
ブとの間においてカートリッジを移送する移送手段とを
備えたいわゆるオートチャンジャー式のディスクファイ
ル装置において、前記移送手段はカートリッジを保持す
るキャリアと、該キャリアと収納棚及びドライブとの間
でカートリッジの受渡しをする受渡機構と、キャリアを
上下に搬送する搬送機構と、キャリアに保持したカート
リッジの表裏を反転する反転機構と、キャリアが水平状
態であることを検知する検知手段と、キャリアにおいて
カートリッジを水平に保持するキャリアのロック機構
と、から成り、キャリアの水平状態が検知手段によって
確認されると、カートリッジが受渡機構によってキャリ
アから収納棚又はドライブ内に収納又は挿入されるよう
にしたことを特徴とする。
従って、本考案ディスクファイル装置によれば、確実に
カートリッジ保持体を収納棚及びドライブに対して水平
状態に保持することができ、それに保持されているカー
トリッジの収納又は挿入を確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は本考案ディスクファイル装置の実施
の一例を示すもので、第1図は全体の概略側面図、第2
図は全体の概略正面図、第3図は平面図、第4図は要部
の斜視図、第5図はキャリアの拡大平面図、第6図は第
5図におけるVI-VI線に沿う断面図、第7図は第5図に
おけるVII-VII線に沿う断面図、第8図はロック機構の
分解拡大斜視図、第9図(A)、(B)はカートリッジ
保持体の反転前後の状態を示す、第5図におけるIX-IX
線に沿う断面図であって、(A)図は反転前を、(B)
図は反転後をそれぞれ示し、第10図(A)、(B)はカ
ートリッジ保持体の反転前後の状態を示すキャリアの正
面図であって、(A)図は反転前を、(B)図は反転後
をそれぞれ示し、第11図乃至第16図は従来のディスクフ
ァイル装置を示すもので、第11図は全体の概略側面図、
第12図は全体の概略正面図、第13図は平面図、第14図は
キャリアの拡大平面図、第15図は第14図におけるXV-XV
線に沿う断面図、第16図(A)、(B)はカートリッジ
保持体の反転前後の状態を示す、第14図におけるXVI-XV
I線に沿う断面図であって、(A)図は反転前を、
(B)図は反転後をそれぞれ示すものである。 符号の説明 1……ディスクファイル装置、2……カートリッジ、3
……ストッカー、4……ドライブ、5……移送手段、7
……キャリア、8……収納棚、9……受渡機構、10……
搬送機構、11……反転機構、29……ロック機構、30……
検知手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートリッジを収納する収納棚が上下方向
    に多数配置されたストッカーと、カートリッジ内に収納
    された記録媒体ディスクに対する信号の記録及び/又は
    読み出しを行なうドライブと、収納棚とドライブとの間
    においてカートリッジを移送する移送手段とを備えたい
    わゆるオートチャンジャー式のディスクファイル装置に
    おいて、 前記移送手段はカートリッジを保持するキャリアと、該
    キャリアと収納棚及びドライブとの間でカートリッジの
    受渡しをする受渡機構と、キャリアを上下に搬送する搬
    送機構と、キャリアに保持したカートリッジの表裏を反
    転する反転機構と、キャリアが水平状態であることを検
    知する検知手段と、キャリアにおいてカートリッジを水
    平に保持するキャリアのロック機構と、から成り、 キャリアの水平状態が検知手段によって確認されると、
    カートリッジが受渡機構によってキャリアから収納棚又
    はドライブ内に収納又は挿入されるようにした ことを特徴とするディスクファイル装置
JP1987117566U 1987-07-31 1987-07-31 ディスクファイル装置 Expired - Lifetime JPH0722759Y2 (ja)

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