JP2569494B2 - カセツトロ−デイング装置 - Google Patents

カセツトロ−デイング装置

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JP2569494B2
JP2569494B2 JP61189443A JP18944386A JP2569494B2 JP 2569494 B2 JP2569494 B2 JP 2569494B2 JP 61189443 A JP61189443 A JP 61189443A JP 18944386 A JP18944386 A JP 18944386A JP 2569494 B2 JP2569494 B2 JP 2569494B2
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【発明の詳細な説明】 本発明カセットローディング装置を以下の項目に従っ
て、説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術[第10図] D.発明が解決しようとする問題点[第10図] E.問題点を解決するための手段 F.実施例 F−1.第1の実施例[第1図乃至第8図] a.テープカセット[第1図乃至第3図、第7図、第8
図] b.テーププレーヤの概要[第1図乃至第4図、第7図、
第8図] c.支持体[第1図、第3図乃至第5図] d.記録再生部[第3図、第7図] e.テープカセットローディング装置[第1図、第3図乃
至第8図] e−1.カセットホルダー[第1図、第3図乃至第5図、
第7図、第8図] e−1−a.主部[第1図、第3図乃至第5図、第7図、
第8図] e−1−b.カセット押え[第3図乃至第5図、第7図] e−1−c.カセット送りローラ[第3図、第5図、第7
図] e−1−d.支持体による支持及び移動方向[第3図、第
4図、第7図、第8図] e−2.押上機構[第1図、第3図、第5図] e−2−a.構成[第1図、第3図、第5図] e−2−b.作用[第1図] e−3.テープカセットのカセットホルダーへの挿入とカ
セット押えの回動及び挿入検知[第3図乃至第5図、第
7図] e−4.駆動機構[第3図、第6図、第8図] e−4−a.モータ、ウォーム、駆動ギヤ e−4−b.回動アーム、揺動ギヤ e−4−c.中間ギヤ、ラック e−4−d.動作[第8図] e−5.カセットホルダーの移動[第1図、第4図、第7
図、第8図] e−6.その他の部材[第1図、第3図乃至第5図、第7
図、第8図] e−6−a.ストッパーアーム、スライダー[第3図乃至
第5図、第7図、第8図] e−6−b.ロック子[第4図、第7図] e−7.テープカセットのローディング動作及びアンロー
ディング動作 e−7−a.ローディング動作 e−7−b.アンローディング動作 F−2.第2の実施例[第9図] a.押上機構の構成 b.作用 G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規なカセットローディング装置に関する。
詳しくは、例えば、テープカセットやディスクカセット
等の記録媒体カセットの載置及び取出が行なわれるイジ
ェクト位置と記録媒体カセットを記録再生部に装着する
ローディング完了位置との間を略直線的に移動されると
共にイジェクト位置に来たときは押上機構やロック部材
により該イジェクト位置に保持されることを要するカセ
ットホルダーを備えたカセットローディング装置に関す
るものであり、上記押上機構の弾発部材の弾発力のカセ
ットホルダーに対する加え方を改良することにより、カ
セットホルダーに加えられる弾発力の強さをカセットホ
ルダーの位置に応じた理想的な強さとすることができる
ようにした新規なカセットローディング装置を提供しよ
うとするものである。
(B.発明の概要) 本発明カセットローディング装置は、記録媒体カセッ
トの載置及び取出が行なわれるイジェクト位置と記録媒
体カセットを記録再生部に装着するローディング完了位
置との間を略直線的に移動されると共にイジェクト位置
に来たときは押上機構とロック部材により該イジェクト
位置に保持されることを要するカセットホルダーを備え
たカセットローディング装置において、カセットホルダ
ーがイジェクト位置に来たときとローディング完了位置
に来たときとで押上機構の弾発部材のカセットホルダー
に加えられる弾発力の強さが異なるようにして、カセッ
トホルダーに加えられる弾発力がカセットホルダーの位
置に応じた理想的な状態で加えられるようにしたもので
ある。
(C.従来技術)[第10図] カセットローディング装置による各種のものがある。
そして、その中の1つに、記録媒体カセットが着脱自
在に載置されるカセットホルダーがこれに対する記録媒
体カセットの載置及び取出が行なわれるイジェクト位置
と記録媒体カセットを記録再生部に装着するローディン
グ完了位置との間を略直線的に移動されるように設けら
れると共に、通常、カセットホルダーがイジェクト位置
に来ている状態は弾発部材の弾発力によって保持するよ
うにしたものがある。
第10図はそのようなカセットローディング装置の一例
aを概略的に示すものである。
bは支持体である。c及びdは互いに平行に延び、か
つ、その基端部が支持体bの側板に回動自在に支持され
た支持アームであり、図示を省略してあるが、支持体b
の反対側の側板にも上記支持アームc及びdと対を成す
支持アームが設けられている。
eはカセットホルダーであり、該カセットホルダーe
はその側板1に上記支持アームc及びdの回動端部が回
動自在に連結され、かつ、その反対側の側板にも図示し
ない反対側の支持アームの回動端部が回動自在に連結さ
れており、それによって、支持体bに、同図に実線で示
すイジェクト位置と2点鎖線で示すローディング完了位
置との間を上下方向へ略直線的に移動するように支持さ
れている。
gは支持体bと支持アームcとの間に張設された引張
りスプリングであり、該引張りスプリングgは支持アー
ムcに時計回り方向への回動力を付勢するように設けら
れている。
しかして、カセットホルダーeには引張りスプリング
gによる上方への移動力が付勢されることになり、これ
を下方へ押圧する押圧力が加えられていない状態におい
ては、この移動力によってイジェクト位置に保持される
ことになる。
そして、カセットローディング動作が開始すると、支
持アームcが駆動部によって下方へ押圧されることにな
り、それにより、カセットホルダーeがローディング完
了位置へと移動されることになる。
尚、カセットホルダーeがローディング完了位置に来
ると図示しないロック手段が相対的にカセットホルダー
eに係合し、それによってカセットホルダーeがローデ
ィング完了位置に保持されることになる。
また、カセットホルダーeにテープカセットhが挿入
されると、テープカセットhはカセットホルダーに設け
られた図示しないカセット押圧手段によって上方から押
圧されると共に、カセットホルダーeがローディング完
了位置の稍手前の位置まで来たとき記録再生部側に設け
られたカセット位置決めピンに載置され、それによって
記録再生部に対する位置決めが為されることになる。
従って、カセットホルダーeはテープカセットhがカ
セット位置決めピンに載置された状態から稍下方へ移動
されてローディング完了位置に到達することになり、こ
れによってテープカセットhがカセット位置決めピンに
圧着されることになる。
(D.発明が解決しようとする問題点)[第10図] このようなカセットローディング装置aによると、引
張りスプリングgのカセットホルダーeに作用する弾発
力はカセットホルダーeがローディング完了位置に来た
とき最も大きくなり、そして、この弾発力はカセットホ
ルダーeのローディング完了位置への移動を妨げる方向
に作用することになるので、駆動部に過大な負荷を与え
ることになるという問題がある。
このためややもすると、カセットローディング動作が
行なわれても、カセットホルダーeをローディング完了
位置までしっかり移動させることができなくなり、そし
て、そのようなことが起こると、テープカセットhを記
録再生部に圧着することができず、カセットホルダーe
をロック手段によってローディング完了位置にロックす
ることができないというような重大な動作ミスを生じる
惧れがある。
しかしながら、そうかと言って、引張りスプリングg
のバネ定数を小さく設定すると、今度はカセットホルダ
ーeをイジェクト位置にしっかりと保持することができ
なくなるという問題が生じて来る。
(E.問題点を解決するための手段) 本発明カセットローディング装置は、上記した問題点
を解決するために、押上機構の弾発部材のカセットホル
ダーに作用する弾発力がカセットホルダーがローディン
グ完了位置に近づくに従って弱くなるか無くなるように
したものである。
従って、本発明によれば、押上機構の弾発部材のカセ
ットホルダーをイジェクト方向側へ付勢する弾発力はカ
セットホルダーがイジェクト位置に来たとき最も強く作
用することになるので、カセットホルダーをイジェクト
位置にしっかり保持することができ、また、上記弾発力
はカセットホルダーがローディング完了位置に近づくに
従って弱くなるか無くなり、またロック部材も備えられ
ているのでカセットホルダーを記録再生部に確実に圧着
することが可能となる。
(F.実施例) 以下に、本発明カセットローディング装置の詳細を添
付図面に示した各実施例に従って説明する。
尚、図面に示した各実施例は本発明をテーププレーヤ
におけるテープカセットローディング装置に適用したも
のである。
(F−1.第1の実施例)[第1図乃至第8図] 第1図乃至第8図は本発明カセットローディング装置
をテーププレーヤにおけるテープカセットローディング
装置に適用した第1の実施例を示すものである。
先ず、テープカセットの一例について説明し、それか
らテーププレーヤについて説明する。
(a.テープカセット)[第1図乃至第3図、第7図、第
8図] 1は比較的小型のテープカセットである。
2はテープカセット1のカセットケースであり、該カ
セットケース2は上下方向から見た形状において左右方
向(第2図における左斜め上方へ向う方向を左側とし、
右斜め下方へ向う方向を右側する。また、同図における
左斜め下方へ向う方向を前側とし、右斜め上方へ向う方
向を後方とする。尚、テープカセット1についての前後
方向については上記前後方向と逆の向きとする。以下の
説明において向きを示すときはこの方向によるものとす
る。)に長い略長方形状を成し、かつ、比較的薄い略箱
形に形成されると共に、その前面がテープ引出面2a(第
7図(B)及び第8図参照)になっており、カセットケ
ース2内に収納された2つのテープリール3、3′(第
3図参照)に巻装された磁気テープ4はその一部が引出
面2aを通されている。
5はテープ引出面2aを開閉するための前面蓋であり、
該前面蓋5は上方から見て左右方向に長い略コ字形に形
成され、そのコ字形の左右両端部がカセットケース2の
前端部の左右両側面に回動自在に支持されると共に、図
示しない弾発部材により、常時、第7図における反時計
回り方向への回動力、即ち、テープ引出面2aを閉じる方
向への回動力が付勢されており、テープカセット1が使
用されていない状態においては、第2図に示すように、
テープ引出面2aを閉塞する位置(以下、「閉塞位置」と
言う。)に来ており、テープカセット1がテーププレー
ヤの記録再生部に装着されるときは第1図及び第7図
(B)に示すようにテープ引出面2aを開放する位置(以
下、「開放位置」と言う。)へと移動されるようになっ
ている。
尚、前面蓋5はテープカセット1がテーププレーヤの
カセットホルダーに挿入されていない状態においてはカ
セットケース2に設けられた図示しないロック部材によ
って閉塞位置にロックされており、テープカセット1が
カセットホルダーに挿入されることによって上記ロック
が解除されるようになっている。
そして、カセットケース2の前端部2bの上面は、第2
図等を見て良く解るように、前下がりの斜面に形成され
ており、前面蓋5の上面のうち上記前端部2bと対応する
部分5aも閉塞位置にある状態において前端部2bと略同一
平面上に位置する斜面に形成されている。
また、カセットケース2の底板の前端縁が第7図
(B)及び第8図を見てよく解るように、その左右両端
部6、6(以下、「押付縁」と言う。)が最も前方に付
き出た部分になっており、テープカセット1の後述する
カセットホルダーへの挿入はカセットケース2のこれら
押付縁6、6がカセットホルダーの奥端面(カセットホ
ルダーに設けられた後述する位置決め片の前面)に当接
する位置(以下、「挿入完了位置」と言う。)に来るこ
とによって完了するようになっている。このため、前面
蓋5のうちこれら押付縁6、6と対応する部分にはその
下縁に達する切欠部が形成されている。
(b.テーププレーヤの概要)[第1図乃至第4図、第7
図、第8図] 7はテーププレーヤである。
8はテーププレーヤ7の外筐であり、該外筐8はその
前端面が開口された主部9と該主部9の前端部に取着さ
れたフロントパネル10とにより略箱形に形成されてお
り、フロントパネル10の上部に前記テープカセット1の
後述するカセットホルダーに対する挿入及び取出を行な
うための左右方向に細長いカセット挿入口11が形成され
ると共に、その下部に各種の操作ボタン12、12、・・・
が配置されている。
そして、カセット挿入口11は下側の開口縁から後方へ
向って延びる底板11aと左右両側縁から後方へ向って突
出された側壁11b、11bと上側開口縁から後方に向って突
出された上片11cとによって囲まれることによりある程
度の奥行を有しており、その奥行方向における略中間に
扉13が回動自在に設けられると共に、該扉13にはバネ14
によって、常時、カセット挿入口11を閉じる方向への回
動力が付勢されている。
15はフロントパネル10の内側に取着された回路基板で
ある。
16はテープカセット1が着脱自在に挿入されるカセッ
トホルダーであり、該カセットホルダー16は外筐8内に
固定された支持体17に上下方向に略直線的に移動自在な
るように支持されると共に、前記カセット挿入口11と対
向する位置、即ち、第4図及び第7図(A)に実線で示
し、また、第1図に太い2点鎖線で、更に、第8図に2
点鎖線で示す位置(以下、「イジェクト位置」と言
う。)と、第7図(B)に実線で示し、また、第1図に
細い2点鎖線で、更に、第8図に1点鎖線で示す位置
(以下、「ローディング完了位置」と言う。)との間を
移動されるようになっており、テープカセット1の挿入
及び取出はカセットホルダー16が上記イジェクト位置に
来ている状態において行なわれる。
そして、カセットホルダー16にはその一端が支持体17
に支持された押上バネ18の他端がリンク部材を介して連
結されており、それによって、カセットホルダー16にイ
ジェクト位置側へ向けて移動しようとする移動力が付勢
されているが、この押上バネ18のカセットホルダー16に
対して作用する弾発力はカセットホルダー16がイジェク
ト位置に来たとき最も強く作用し、カセットホルダー16
がローディング完了位置に来たとき略完全に無くなるよ
うになっている。
また、カセットホルダー16にはこれに挿入されて来る
テープカセット1によって移動されるカセット押え19が
回動自在に支持されると共に、該カセット押え19にカセ
ット送りローラ20、20′が回転自在に支持され、支持体
17には上記カセット押え19が回動されることによって所
定の信号を出力する挿入検知スイッチ21が支持され、更
に、支持体17の左側には上記挿入検知スイッチ21から信
号が出力されることによって回転されるモータ22と該モ
ータ22が回転されることによりその回転方向に応じた方
向への回動力を付勢されかつカセットホルダー16と連結
された回動アーム23と該回動アーム23の回動端部に回転
自在に支持された揺動ギヤ24及びその他のギヤ等を有す
る駆動機構25が配置されており、テープカセット1がカ
セットホルダー16に挿入完了位置まで挿入されていない
状態においては、上記回動アーム23の下方への回動、即
ち、カセットホルダー16をローディング完了位置へ向け
て移動させる方向への回動が阻止されるようになってい
る。
そして、テープカセット1がカセットホルダー16に挿
入されて来ると、カセット送りローラ20、20′がカセッ
トケース2の上面と接触すると共にカセット押え19が上
方へ回動され、それによって挿入検知スイッチ21から所
定の信号が出力され、それによってモータ22が回転され
ると共に揺動ギヤ24が回転され、かつ、回動アーム23に
下方への回動力が付勢され、また、カセット送りローラ
20、20′が揺動ギヤ24によりテープカセット1をカセッ
トホルダー16の奥へ引き込む方向へ回転されるようにな
っており、それによりテープカセット1が挿入完了位置
まで引き込まれることになり、テープカセット1が挿入
完了位置まで引き込まれると、回動アーム23に対する下
方への移動の阻止が解除されて回動アーム23が下方へ回
動され、それによってカセットホルダー16がローディン
グ完了位置へ移動されてテープカセット1が記録再生部
に装着されることになる。
(c.支持体)[第1図、第3図乃至第5図] 支持体17は互いに略平行に対向する左右の側板26、27
と該側板26、27間に架渡し状に設けられた3つの桟28、
29、30により形成されている。
側板26及び27は全体として稍前後方向に長い長方形の
板状に形成され、かつ、右側板27の後端は左側板26の後
端より稍後方に位置されると共に、その下端部に互いに
外側へ向けて屈曲された取付片31、31′が形成されてお
り、その前端縁の上下方向における略中央部に前方へ向
けて突出する突片32、32′が形成され、該突片32、32′
間に略丸棒状の桟28が架渡し状に設けられ、また、他の
2つの桟29、30のうち前側のものは29はその左右両端部
が側板26、27の上端部の前端部に固定され、後側の桟30
はその左右両端部が側板26、27の上端部の後端部に固定
されており、前記取付片31、31′が前記外筐8に固定さ
れている。
33、33′は後述する支持アームを支持するアーム支持
軸であり、これらアーム支持軸33、33′は側板26、27の
前端縁寄りの部分のうち前記突片32、32′の稍下方の位
置に内側へ向けて突出するように形成された打打部34、
34′(第3図にのみ示してある。)から互いに内側へ向
けて突出するように設けられている。
そして、左側板26の前後方向における略中央部にはそ
の上端が左側板26の上端縁に達しかつ左側板26の高さの
略4分の3程度の長さを有し全体として見た形状が略逆
L字形を成す比較的大きな切欠部35が形成され、また、
左側板26の下端寄りの部分には略長方形を成す開口部36
が形成されている。
37、38及び37′、38′は前記カセットホルダー16を支
持する支持アームであり、これら4本の支持アームのう
ち上側の2本37と37′及び下側の2本38と38′はそれぞ
れ互いに略左右対称を成す形状を有すると共に、上側の
支持アーム37及び37′はその前端部が前記丸棒状の桟28
の左右両端部に各別に回動自在に支持され、また、下側
の2本の支持アーム38及び38′はその前端部が前記側板
26、27に突設されたアーム支持軸33、33′に各別に回動
自在に支持されている。そして、これら4本の支持アー
ム37、38及び37′、38′はいずれも略同じ大きさを有
し、また、その後端部、即ち、回動端部に孔39、39、・
・・が形成されている。
40(第3図、第7図参照)は前記テープカセット1の
前面蓋5を開放位置へと移動させるための蓋起しピンで
あり、該蓋起しピン40は左側板26の内側面の後端寄りの
部分の上下方向における中間部から右側へ向けて略水平
に突出するように設けられている。
(d.記録再生部)[第3図、第7図] 41は記録再生部である。
42は記録再生部41のベースとなるメカシャーシ(第3
図にはその後端寄りの部分のみを示してあり、第7図に
はその余の部分を示してある。)であり、該メカシャー
シ42は外筐8に固定され、その後端寄りの部分に図示し
ない回転磁気ヘッドを備えたヘッドドラム43が設けら
れ、また、その前端寄りの部分に互いに左右方向に離間
して位置する2つのリール台44、44′が設けられてい
る。44a、44′aは各リール台44、44′のリール係合軸
である。
そして、メカシャーシ42の前部には4本のカセット位
置決めピン45、45′及び46、46′が立設されており、こ
れら4本のカセット位置決めピン45、45′及び46、46′
のうちリール台44、44′より後方に位置する後側の2本
のカセット位置決めピン45と45′及び前側の2本のカセ
ット位置決めピン46と46′はそれぞれ互いに左右方向に
離間して位置すると共に、いずれも略同じ高さを有し、
また、後側のカセット位置決めピン45、45′の上端には
その上部が略円錐状を成す挿入部45a、45′aが更に上
方へ突出するように形成されている。
尚、テープカセット1はそのカセットケース2がこれ
らカセット位置決めピン45、45′及び46、46′の上端面
に載置されることによって記録再生部41に対する高さが
規定されると共に、カセットケース2の底面に形成され
た図示しない2つの位置決め孔に後側のカセット位置決
めピン45、45′の挿入部45a、45′aが挿入されること
によって記録再生部41に対する水平方向における位置決
めが為されることになる。
(e.テープカセットローディング装置)[第1図、第3
図乃至第8図] 47はテープカセットローディング装置であり、該テー
プカセットローディング装置47は、前記カセット押え19
及びカセット送りローラ20、20′を備えたカセットホル
ダー16と、前記押上バネ18を備えた押上機構と、テープ
カセット1がカセットホルダー16に挿入されて来たこと
を検知するための挿入検知機構と、駆動機構25と、前記
回動アーム23の動きを制御する回動アーム制御手段及び
その他の部材等から成る。
(e−1.カセットホルダー)[第1図、第3図乃至第5
図、第7図、第8図] (e−1−a.主部)[第1図、第3図乃至第5図、第7
図、第8図] 48はカセットホルダー16の主部であり、該主部48はカ
セット載置板49と側板50、50′により前後方向から見て
略 形を成すように形成されている。
カセット載置板49は全体として見た外形がテープカセ
ット1のカセットケース2の平面形状と略同じ程度の大
きさを有する板状に形成されると共に、その後端寄りの
部分の左右両端部を除く部分には切欠部51が形成されて
おり、また、該切欠部51の左右両側に位置する部分(以
下、「突出部」と言う。)52、52′の後端のうちカセッ
ト載置板49に載置されたテープカセット1のカセットケ
ース2の押付縁6、6に後方から対向する位置に上方へ
向けて突出する位置決め片53、53′が形成されている。
尚、左側の突出部52の右側縁は前後方向における中央
部から稍後端寄りの部分が略クランク形を成すように屈
曲されており、該クランク形の左右方向に延びる中間部
が後述するスライダーのストッパー部54になっている。
そして、カセット載置板49の前側縁の左右の隅角部は
略L字形に切り欠かれると共に、その切り欠かれた2つ
の部分の間に位置する部分の前側縁は略前方斜め下方へ
向けて屈曲されており、また、その屈曲された部分と前
記後縁部に形成された切欠部51との間の部分に互いに左
右方向に離間して位置する2つのリール台挿通孔55、5
5′が形成されている。
また、側板50、50′はカセット載置板49の左右両側縁
から上方へ向けて立ち上げられ、かつ、テープカセット
1のカセットケース2の高さより稍高い高さを有すると
共に、右側板50′の後端部には左側板50の後端よりも後
方へ突出するように位置する連結片56が形成され、該連
結片56の後端部に係合ピン57が右側へ突出するように設
けられている。
そして、左側板50の上縁の前後方向における略中央部
と後端寄りの部分に切欠部58、59が形成されており、右
側板50′の上縁の上記切欠部58、59と略対応する位置に
も同様の切欠部58′、59′が形成されている。尚、これ
ら切欠部58、59及び58′、59′のうち前側のも58、58′
はその前部が後部より深く切り欠かれている。
更に、左右の側板50、50′にはその上縁寄りの部分の
上記前側の切欠部58、58′に後側から近接する位置に比
較的小さい挿通孔60、60′が形成されると共に、それぞ
れの外側面の下端寄りの部分の後端部と後側の切欠部5
9、59′に略前方斜め下方から近接する位置に連結ピン6
1、62′及び61′、62′が突設されている。
63は左側板50の下縁の前端寄りの位置から下方へ向け
て突設された突片であり、該突片63の下端部に右側へ向
けて突出した被ロックピン64が設けられている。
65は右側板50′の上縁の前端部から左側へ向けて略直
角に突出するように形成された挿入規制片である。ま
た、66はロック解除突起であり、該ロック解除突起66は
カセット載置板49の後端寄りでかつ左側板50に近接して
位置して、その上端はカセット載置は49の上面より稍上
方に位置するようにされている。
(e−1−b.カセット押え)[第3図乃至第5図、第7
図] カセット押え19は全体として見た形状が左右方向に長
い略板状を成すように形成されると共に、その左右両端
寄りの部分の前後両側縁に切欠部67と68及び67′と68′
が形成され、その左側の切欠部67、68と右側の切欠部6
7′、68′の間の部分19a(以下、[主部]と言う。)の
左右両端部にはその後端が後側の切欠部67、67′に連続
するバネ掛溝69、69′が形成されている。
70、70′は主部19aの左右両端部から略前方へ向けて
突出するように形成された被押圧片であり、該被押圧片
70、70′はその板厚が前端へ行くに従って次第に薄くな
るように形成されている。
71はカセット押え19の回動支点となる支持軸であり、
該支持軸71はその中間部分が主部19aの後端部に形成さ
れた挿通孔19bに、また、左右両端部がカセット押え19
の左右両端部の後端部に形成された挿通孔72、72′にそ
れぞれ挿通され、該挿通孔72、72′から外側へ突出した
部分がカセットホルダー16の側板50、50′に形成された
挿通孔60、60′に挿通されている。
しかして、カセット押え19はカセットホルダー16の側
板50と50′との間の上部の前後方向における略中央部に
位置されると共に、側板50、50′に回動自在に支持され
る。
73、73′はねじりコイルバネであり、これらねじりコ
イルバネ73、73′はそのコイル状部73a、73′aが前記
支持軸71のうちカセット押え19の後側の切欠部68、68′
に位置する部分に外嵌されると共に、その一方の腕73
b、73′bが主部19aに形成されたバネ掛溝69、69′に係
着され、他方の腕73c、73′cがカセットホルダー16の
側板50、50′の上縁に弾接される。
これによって、カセット押え19に第4図、第7図にお
ける時計回り方向への回動力が付勢されることになる。
尚、カセット押え19は、カセットホルダー16にテープ
カセット1が挿入されていない状態において、カセット
押え19に支持された後述するローラ軸の左右両端部が側
板50、50′に上方から当接することにより、所定の位置
に保持される。
しかして、主部48のカセット載置板49と左右両側板5
0、50′とカセット押え19とにより、テープカセット1
が配置されるカセット収納空間74、即ち、平面形状の大
きさがテープカセット1のカセットケース2の平面形状
の大きさと略等しく、かつ、高さはカセットケース2の
厚みより稍高い空間が画成されることになる。
(e−1−c.カセット送りローラ)[第3図、第5図、
第7図] 75は前記カセット送りローラ20、20′を支持するロー
ラ軸であり、該ローラ軸75はその左右両端寄りの部分を
除く中間部がカセット押え19の主部19aの下面に形成さ
れた溝76内に位置される共に図示しない支持片により下
方から支持されることによってカセット押え19の前縁部
に回動自在に支持され、その左右両端部がカセット押え
19の左右両端部から稍外側へ突出するように位置されて
いる。
そして、カセット送りローラ20、20′は上記ローラ軸
75のうちカセット押え19に形成された前側の切欠部67、
67′に位置する部分に固定されており、また、ローラ軸
75の左端部は、カセットホルダー16の左側板50より稍左
画へ突出するように位置され、該突出された部分にロー
ラギヤ77が固定されている。
しかして、カセット押え19には前記したねじりコイル
バネ75による回動力が付勢されているので、カセット送
りローラ20、20′にも上記回動力と同じ回動力、即ち、
第4図、第7図における時計回り方向への回動力が付勢
されると共に、カセット押え19と一体的に移動されるこ
とになり、カセットホルダー16にテープカセット1が挿
入されていない状態においては、第4図に示すように、
ローラ軸75のカセット押え19の左端面とローラギヤ77と
の間の部分及び右端部が側板50、50′の上縁に形成され
た前側の切欠部67、67′の前寄りの部分に上方から当接
することによってカセット押え19及びカセット送りロー
ラ20、20′のそれより下方への移動が阻止されることに
なる。
尚、この状態におけるカセット押え19の位置を、以
下、「初期位置」の言う。
(e−1−d.支持体による支持及び移動方向)[第3
図、第4図、第7図、第8図] そこで、このように構成されたカセットホルダー16
は、支持体17に次のように支持される。
即ち、カセットホルダー16は、その左側板50に設けら
れた前記連結ピン61、62が支持体17の左側の支持アーム
37、38の回動端部に形成された孔39、39に回動自在に挿
通され、かつ、その右側板50′に設けられた連結ピン6
1′、62′が支持体17の右側の支持アーム37′、38′の
回動端部に形成された孔39、39に回動自在に挿通される
ことによって支持体17に支持される。
しかして、カセットホルダー16は支持アーム37、38及
び37′、38′の回動端部の回動軌跡に沿って移動される
ことになるので、その移動方向は上下方向に沿う略直線
的な方向になり、カセットホルダー16はこのような移動
方向に沿ってイジェクト位置とローディング完了位置と
の間を移動されることになる。
(e−2.押上機構)[第1図、第3図、第5図] 78はカセットホルダー16をイジェクト位置側へ向けて
付勢するための押上機構であり、該押上機構78は支持体
17の右側板27に設けられた押上リンクと前記押上バネ18
等から成る。
(e−2−a.構成)[第1図、第3図、第5図] 79は押上リンクである。該押上リンク79は板金材料に
より右側から見て略逆L字形を成すように形成されると
共に、そのL字形の屈曲点位置に挿通孔80(第5図参
照)が形成されており、また、該挿通孔80の後側に位置
する一方の腕79aの先端部に該後側の腕79aの長手方向に
沿って延びる長孔81が形成されると共に、他方の腕79b
の先端部に該先端部を板厚方向、即ち、左右方向に貫通
する連結ピン82が設けられている。
そして、支持体17の右側板27の右側面のうち上端縁寄
りの部分の前後方向における略中央部に右側へ向けて略
水平に突出するリンク支持ピン83が設けられており、該
リンク支持ピン83は押上リンク79の挿通孔80に挿通され
ると共に、該挿通孔80から右側へ突出した部分に形成さ
れた溝に抜止めワッシャ84が係着されている。
しかして、押上リンク79はそのL字形の屈曲点位置が
リンク支持ピン83に回動自在に支持されると共に、その
一方の腕79aに形成された長孔81にカセットホルダー16
の右側板50′の連結片56に設けられた前記係合ピン57の
先端部が摺動自在に係合されることによってカセットホ
ルダー16と連結される。
尚、カセットホルダー16はイジェクト位置に来たと
き、その左右の側板50、5′が支持体17の桟30に下方か
ら当接することによってそれ以上上方へ移動することを
阻止されるようになっている。従って、カセットホルダ
ー16がイジェクト位置に来た状態において押上リンク79
は、第1図に実線で示すように、その一方の腕79aが略
水平になり他方の腕79bが略垂直になると共に、連結ピ
ン82がリンク支持ピン83の略真下に位置することにな
る。
一方、押上バネ18は略所謂鋏形状に形成されると共
に、そのコイル部18aの両端から略二叉を成すように延
びる2本の腕18b、18cの先端部は略環状を成す連結部18
d、18d′とされている。
尚、押上バネ18の2本の腕18b、18cのうち後側のもの
18bは前側の腕18cより稍短くなっている。
85は支持体17の右側板27の外側面の前短寄りの部分の
上下方向における中央部から稍下方へ寄った位置、即
ち、カセットホルダー16がローディング完了位置に来た
ときの押上リンク79の連結ピン82とリンク支持ピン83と
を結ぶ直線1−1上の上記連結ピン82から稍前方斜め下
方へ離間した位置と略対応する位置から右側へ向けて突
出するように設けられたバネ支持ピンである。
そして、押上バネ18は、所定の強さの弾発力が生ずる
ように略逆V字形に圧縮された状態で、一方の腕18bの
連結部18dが押上リンク79の連結ピン82の押上リンク79
から左側へ突出した部分に回動自在に外嵌され、また、
他方の腕18cの連結部18d′が前記バネ掛ピン85に回動自
在に外嵌される。
(e−2−b.作用)[第1図] このように設けられた押上バネ18の弾発力はカセット
ホルダー16に対して次のように作用する。
カセットホルダー16がイジェクト位置に来ている状態
においては押上リンク79の他方の腕79bは、第1図に実
線で示すように、略上下方向に沿って延びる姿勢となる
ので、その連結ピン82が前記直線 から略後ろ斜め下方
へ大きく外れて位置することになり、従って、押上バネ
18の一方の腕18bが押上リンク79の他方の腕79bに対して
反時計回り方向へ略30゜程度傾いて位置する姿勢となる
ため、該一方の腕18bの先端に生じる押上バネ18の弾発
力の作用方向は第1図に実線矢印で示す方向となる。そ
して、この状態においては、押上リンク79の他方の腕79
bと押上バネ18の上記弾発力の作用方向との為す角度が9
0゜に近いので該腕79bを反時計回り方向へ回動させる分
力は比較的大きく、そして、該回動力は押上リンク79の
一方の腕79aの先端部に形成された長孔81の下縁を介し
てカセットホルダー16に突設された係合ピン57に略上方
へ向けて加わることになり、これによって、カセットホ
ルダー16に略上方へ向う、即ち、イジェクト位置側への
移動力が付勢されることになる。
そして、この状態からカセットホルダー16がローディ
ング完了位置へ向けて降りて行くと、押上リンク79が時
計回り方向へ回動されるので、連結ピン82がリンク支持
ピン83を回動中心として同じく時計回り方向へ移動され
行くことになり、それによって、押上バネ18がバネ掛ピ
ン85に支持された位置を回動中心として、反時計回り方
向へ回動されて行くことになる。
このため、押上バネ18は次第に前方へ傾いて行くの
で、その一方の腕18bの押上リンク79の他方の腕79bに対
する角度が90゜に向って大きくなって行き、従って、上
記一方の腕18bの先端部に生ずる弾発力と作用方向が押
上リンク79の他方の腕79bの延びる方向に近ずいて行く
ことになる。
しかして、上記弾発力のうち押上リンク79を反時計回
り方向へ回動させる力として作用する成分、即ち、分力
が次第に小さくなって行くので、押上リンク79に付勢さ
れる反時計回り方向への回動力が次第に弱くなり、従っ
て、カセットホルダー16に付勢されるイジェクト位置方
向への移動力が次第に弱くなって行くことになる。
即ち、押上バネ18の弾発力のうちカセットホルダー16
をイジェクト位置方向へ回動させるように作用する力は
カセットホルダー16がローディング完了位置に近づくに
従って弱くなることになる。
そして、第1図に2点鎖線で示すように、カセットホ
ルダー16がローディング完了位置に来ると、押上リンク
79の他方の腕79bの連結ピン82とリンク支持ピン83とバ
ネ掛ピン85とが略一直線上に位置するようになり、この
状態において、押上バネ18の一方の腕18bの延びる方向
と押上リンク79の他方の腕79bの延びる方向とが略直交
することになる。
従って、この状態においては、押上バネ18の一方の腕
18bの先端部に生ずる弾発力の作用方向が押上リンク79
の他方の腕79bの延びる方向と略同じになるので、上記
弾発力は押上リンク79をリンク支持ピン83に押し付ける
力として作用することにはなるが、押上リンク79に回動
力を付勢する力としは作用しないことになる。
しかして、カセットホルダー16がローディング完了位
置に来ると、押上バネ18の弾発力はカセットホルダー16
には殆ど加えられないことになる。
このように、押上バネ18のカセットホルダー16に作用
する弾発力、即ち、カセットホルダー16をイジェクト位
置側へ付勢する弾発力はカセットホルダー16がイジェク
ト位置に来ているときに最も強く、カセットホルダー16
がローディング完了位置に近づいて行くに従って弱くな
り、そして、カセットホルダー16がローディング完了位
置に来たときに殆ど無くなることになる。
(e−3.テープカセットのカセットホルダーへの挿入と
カセット押えの回動及び挿入検知)[第3図乃至第5
図、第7図] そこで、テープカセット1はカセットホルダー16にそ
の前面がカセットホルダー16の奥を向く向きで挿入され
る。
カセットホルダー16にテープカセット1が挿入されて
行くと、先ず、カセットケース2の前面蓋5の上面前端
部5aがカセット押え19の被押圧片70、70′の先端に当接
して該被押圧片70、70′を略後ろ斜め上方へ向けて押圧
することになり、これによってカセット押え19がその支
持軸71を回動支点として、かつ、ねじりコイルバネ73、
73′の弾発力に抗して第4図及び第7図における反時計
回り方向(以下、「被押上方向」と言う。)へ回動さえ
ると共に、カセット送りローラ20、20′がカセット押え
19の一体的に移動されて行くことになる。そして、テー
プカセット1はカセット押え19をこのようにして略上方
へ向けて押し上げるようにしながらカセットホルダー16
の奥へ移動されて行く。
そして、テープカセット1がそのカセットケース2の
上面の平面部のうち前端部2bに続く部分がカセット押え
19の被押圧片70、70′に接触する辺りまでカセットホル
ダー16に挿入されて来ると、カセットケース2の上面の
前端部2b及び前面蓋5の上面前端部5aはカセット送りロ
ーラ20、20′に接触して該カセット送りローラ20、20′
を略後ろ斜め上方へ向けて押圧することになり、この状
態からカセット押え19はその被押圧辺70、70′がカセッ
トケース2から離れカセット送りローラ20、20′がカセ
ットケース2によって上記したように押圧されることに
より反時計回り方向へ回動されて行くことになる。
尚、テープカセット1がそのカセットケース2の上面
の前端部2bがカセット送りローラ20、20′から離れて行
く辺りまでカセットホルダー16に挿入されて来ると、カ
セット送りローラ20、20′が駆動機構25によってテープ
カセット1をカセットホルダー16の奥へ引き込む方向、
即ち、第4図及び第7図における時計回り方向(以下、
「引込時回転方向」と言う。)へ回転され、それによ
り、テープカセット1に対する押圧を解除してもテープ
カセット1はカセット送りローラ20、20′によってカセ
ットホルダー16の奥へ引き込まれて行くことになる。
また、カセット押え19の左端部には上方から見て略L
字形を成す押圧片86が取着されると共に、支持体17の左
側板26の上縁部には上記押圧片86の動きに略連動する作
動杆87が回動自在に支持され、更に、上記左側板26には
前記挿入検知スイッチ21が固定されており、該挿入検知
スイッチ21のアクチュエータ88は作動杆87の動きに応じ
てその位置が変化するようになっている。
そして、カセット押え19が初期位置に来ている状態に
おいては挿入検知スイッチ21のアクチュエータ88が第4
図に示す位置、即ち、カセットホルダー16にテープカセ
ット1が挿入されていないことを意味するオフ信号を出
力するオフ位置に保持されているが、カセットホルダー
16にテープカセット1が挿入されて来ると、カセット押
え19が前記したように回動されるため、押圧片86及び作
動杆87が第7図(B)に示すように移動されてアクチュ
エータ88が上記オフ位置から略上方へ回動され、それに
よって挿入検知スイッチ21からカセットホルダー16にテ
ープカセット1が挿入されて来たことを意味するオン信
号が出るようになっている。
尚、モータ22はこのオン信号が出力されることによっ
て所定の方向へ回転される。
(e−4.駆動機構)[第3図、第6図、第8図] (e−4−a.モータ、ウォーム、駆動ギヤ) 89は駆動機構25のベースとなるシャーシであり、その
前端縁の下方へ寄った位置に右側へ向けて突出した軸受
片90が形成され、また、その後端にこれも右側へ向けて
突出したモータ取付片91が形成されている。
そして、シャーシ89は、これに形成されたねじ挿通孔
92、92、92を挿通される図示しないねじが支持体17の左
側板26に左側へ向けて突設するように固定された連結パ
イプ93、93、93(第5図にのみ示してある。)の先端部
に螺合されることによって、上記左側板26にこれと稍離
間し、かつ、略平行に対向する状態で取着されている。
また、前記モータ22はシャーシ89のモータ取付片91の
後面に固定されている。
94はウォーム支持軸であり、該ウォーム支持軸94はそ
の前端寄りの位置にウォーム95が固定されると共にその
後端部がモータ22の回転軸22aと連結され、その前端部
がシャーシ89の軸受片90に回転自在に支持されている。
96は駆動ギヤである。該駆動ギヤ96は大径なホィール
ギヤ96aと該ホィールギヤ96aの右側に位置する小ギヤ96
bとが一体に形成されて成ると共に、そのホィールギヤ9
6aが前記ウォーム95と噛合する状態でシャーシ89の右側
面の前端部から右側へ突出するように設けられたギヤ支
持軸97に回転自在に支持されている。
しかして、モータ22が回転するとその回転力が回転軸
22a−ウォーム支持軸94−ウォーム95という伝達経路を
経て駆動ギヤ96に伝達されることになる。
尚、モータ22はカセットホルダー16を下方へ向けて移
動させるとき、即ち、ローディングが行なわれるときは
駆動ギヤ96を第8図における時計回り方向へ回転させる
方向(以下、「ローディング時回転方向」と言う。)へ
回転され、また、カセットホルダー16を上方へ向けて移
動させるとき、即ち、アンローディングが行なわれると
きは駆動ギヤ96を第8図における反時計回り方向へ回転
させる方向(以下、「アンローディング時回転方向」と
言う。)へ回転されるようになっており、ローディング
時回転方向への回転は前記挿入検知スイッチ21からオン
信号が出力されることによって為されるようになってい
る。
(e−4−b.回動アーム、揺動ギヤ) 前記回動アーム23は側方から見て略横倒J字形を成す
板状に形成されると共に、そのJ字形の屈曲点位置に右
側へ向けて突出する比較的大径な連結ピン98が設けら
れ、かつ、該連結ピン98の稍下方にこれも右側へ向けて
突出する比較的小径なストッパーピン99が設けられ、ま
た、長手方向における中間部の稍連結ピン98寄りの位置
に左側へ向けて突出するギヤ支持軸100が設けられてお
り、前端部が前記ギヤ支持軸97の駆動ギヤ96から右側へ
突出した部分に回動自在に支持されている。
また、前記揺動ギヤ24は駆動ギヤ96のホィールギヤ96
aと略同じ程度の大きさの大ギヤ24aと該大ギヤ24aの左
側に位置し駆動ギヤ96の小ギヤ96bの直径より稍小さい
直径を有する小ギヤ24bとが一体に形成されて成ると共
に、駆動ギヤ96の略後側に位置し、かつ、その大ギヤ24
aが駆動ギヤ96の小ギヤ96bと常時噛合する状態で回動ア
ーム23に設けられたギヤ支持軸100に回転自在に支持さ
れている。
そして、揺動ギヤ24と回動アーム23とは略円板状に形
成された板バネ101を挟んで互いに摩擦接触されてお
り、従って、駆動ギヤ96が回転すると、その回転力が揺
動ギヤ24に付勢されることになり、その回転力は回動ア
ーム23の回動が阻止されていない状態においては揺動ギ
ヤ24を回動アーム23と共にギヤ支持軸97を回動中心とし
て回動させる力として作用することになる。即ち、上記
した状態において駆動ギヤ96が第8図における時計回り
方向へ回転すると揺動ギヤ24及び回動アーム23には第8
図における時計回り方向(以下、「ローディング時回動
方向」と言う。)への回動力が付勢され、また、駆動ギ
ヤ96が第8図における反時計回り方向へ回転すると揺動
ギヤ24及び回動アーム23には第8図における反時計回り
方向(以下、「アンローディング時回動方向」と言
う。)への回動力が付勢されることになる。
(e−4−c.中間ギヤ、ラック) 102は中間ギヤである。該中間ギヤ102は揺動ギヤ24の
回転を前記ローラギヤ77に伝達するためのギヤであり、
シャーシ89の上縁寄りの部分のうち揺動ギヤ24の中心の
回動軌跡上にある位置から右側へ向けて突出するように
設けられたギヤ支持軸103に回転自在に支持されてい
る。
従って、回動アーム23がアンローディング時回動方向
へ回動されるときは揺動ギヤ24の大ギヤ24aが中間ギヤ1
02に噛合することによってそれ以上アンローディング時
回動方向へ回動することを阻止され、この状態において
揺動ギヤ24が駆動ギヤ96により第8図における時計回り
方向へ回転されることになり、それにより中間ギヤ102
が第8図における反時計回り方向へ回転されることにな
る。
104はラックである。該ラック104は揺動ギヤ24の下方
への移動が主として揺動ギヤ24自体の回転力により確実
に為されるようにするための部材であり、その前側面の
円弧状に延びる面にラック歯104a、104a、・・・が形成
されると共に、該ラック歯104a、104a、・・・形成面が
揺動ギヤ24の小ギヤ24bの反駆動ギヤ96側の部分の回動
軌跡に沿って延びる状態でシャーシ89の右側面に固定さ
れている。そして、ラック104の上端は、第8図を見て
良く解るように、揺動ギヤ24の大ギヤ24aが中間ギヤ102
と噛合している状態において揺動ギヤ24の小ギヤ24bの
反駆動ギヤ96側の部分に下方から近接する高さに位置さ
れている。
尚、前記したローラギヤ77は、カセット押え19が初期
位置に来ている状態において、中間ギヤ102から稍後ろ
斜め下方に離間して位置されている。
(e−4−d.動作)[第8図] そこで、揺動ギア24の大ギヤ24aが中間ギヤ102と噛合
している状態、即ち、第8図に実線で示す状態からモー
タ22がローディング時回転方向へ回転すると、駆動ギヤ
96が時計回り方向へ回転されるので、回動アーム23及び
揺動ギヤ24にローディング時回動方向への回動力が付勢
されることになり、揺動ギヤ24は反時計回り方向へ回転
され、そして、回動アーム23のローディング時回動方向
への回動が阻止されているときは、それによって中間ギ
ヤ102が時計回り方向へ回転されることになる。また、
上記した状態から回動アーム23のローディング時回動方
向への回動の阻止が解除されると、揺動ギヤ24及び回動
アーム23がローディング時回動方向へ回動されて行くと
共にその直後揺動ギヤ24の小ギヤ24bがラック104のラッ
ク歯104a、104a、・・・に噛合され、この状態から揺動
ギヤ24はその小ギヤ24bがラック歯104a、104a、・・・
と噛み合いながらローディング時回動方向へ移動される
ことになる。
尚、揺動ギヤ24が中間ギヤ102と噛合している状態に
おいて、テープカセット1が挿入完了位置まで挿入され
ていないときは回動アーム23のローディング時回動方向
への回動が後述するストッパーアームによって阻止され
ており、そして、テープカセット1が挿入完了位置まで
挿入されたときにストッパーアームによる回動アーム23
に対する上記阻止が解除されるようになっている。
また、カセットホルダー16がローディング完了位置に
来ている状態からモータ22がアンローディング時回転方
向へ回転されると、駆動ギヤ96が反時計回り方向へ回転
されるので、揺動ギヤ24が時計回り方向へ回転され、そ
れによって揺動ギヤ24及び回動アーム23がアンローディ
ング時回動方向へ回動されて行くことになり、揺動ギヤ
24の小ギヤ24bがラック104のラック歯104a、104a、・・
・から離れると揺動ギヤ24はそれから僅かにアンローデ
ィング時回動方向へ回動して大ギヤ24aが中間ギヤ102と
噛合され、中間ギヤ102を反時計回り方向へ回転させる
ことになる。
(e−5.カセットホルダーの移動)[第1図、第4図、
第7図、第8図] カセットホルダー16は前記回動アーム23が回動される
ことによって移動される。
即ち、支持体17に支持された前記4本の支持アーム3
7、38及び37′、38′のうち左上側のもの37の長手方向
における中央から稍回動端側へ寄った位置に側方から見
て略ダルマ形を成す連結孔105が形成されており、回動
アーム23に設けられた連結ピン98の先端部は支持体17の
左側板26に形成された前記切欠部35を通って上記連結孔
105内に稍余裕をもって位置されている。
従って、回動アーム23がローディング時回動方向へ回
動される連結ピン98が支持アーム37の連結孔105の下縁
を略下方へ向けて押圧するので、上記支持アーム37が第
4図及び第7図における反時計回り方向へ回動されるこ
とになり、これによって、カセットホルダー16が下方へ
向けて、即ち、ローディング完了位置へ向けて移動され
ることになる。また、逆に、回動アーム23がアンローデ
ィング時回動方向へ回動されるとその連結ピン98が支持
アーム37の連結孔105の上縁を略上方へ向けて押圧する
ので、支持アーム37が第4図及び第7図における時計回
り方向へ回動されることになり、これにより、カセット
ホルダー16が情報へ向けて、即ち、イジェクト位置へ向
けて移動されることになる。
そして、前記したように、カセットホルダー16には押
上バネ18の弾発力によるイジェクト位置側への移動力が
付勢されているが、この移動力はカセットホルダー16が
ローディング完了位置に近づくに従って弱くなるので、
回動アーム23が支持アーム37を下方へ押圧するときこれ
に加えられる反力及びモータ22に加えられる負荷はカセ
ットホルダー16がローディング完了位置に近づくに従っ
て弱くなり、かつ、ローディング完了位置に到達したと
き略完全に無くなることになる。
また、逆に、カセットホルダー16をイジェクト位置へ
向けて移動させるときは、押上バネ18によるカセットホ
ルダー16の上方への移動力が次第に強くなって行くの
で、押上バネ18の弾発力がモータ22の負荷になることは
ない。
尚、前記したように、回動アーム23の連結ピン98は支
持アーム37に形成された連結孔105内に稍余裕をもって
位置されているので、カセットホルダー16をそのイジェ
クト位置からローディング完了位置へと移動させると
き、連結ピン98はその下方への移動の開始と同時に上記
連結孔105の下縁を下方へ押圧することにはならない
で、回動アーム23が稍ローディング時回動方向へ移動さ
れてから、即ち、揺動ギヤ24の小ギヤ24bがラック104の
ラック歯104a、104a、・・・と噛合されてからあるいは
それと略同時に連結孔105の下縁に接触して該下縁を下
方へ押圧することになる。
従って、回動アーム23による支持アーム37の下方への
押圧が開始される時点においては揺動ギヤ24が確実に回
転しながらローディング時回動方向へ移動する状態とな
るので、回動アーム23が確実にローディング時回動方向
へ移動されて行くことになる。
(e−6.その他の部材)[第1図、第3図乃至第5図、
第7図、第8図] (e−6−a.ストッパーアーム、スライダー)[第3図
乃至第5図、第7図、第8図] 106はストッパーアームであり、該ストッパーアーム1
06は上下方向に細長い略板状に形成されると共に、その
前側縁の略中央部は略クランク形に形成されており、該
クランク形の中間部(以下、「係合縁」と言う。)107
は上方を向いて位置されている。また、ストッパーアー
ム106の後側縁の下端寄りの位置にはバネ掛片108が切起
こし状に形成され、更に、後側縁の上部には右側へ突出
された被押圧片109が形成されており、該被押圧片109の
上端部はストッパーアーム106のその余の部分の上端よ
り上方へ突出するように位置されている。
そして、ストッパーアーム106はその下端部が支持体1
7の左側板26から外側へ向けて突出するように設けられ
たピン110に回動自在に支持されると共に、トーション
バネ11により第7図における時計回り方向への回動力を
付勢されている。
112は上記ストッパーアーム106を後方へ移動させるた
めのスライダーである。
該スライダー112はカセットホルダー16のカケット載
置板49の下面の左端部に沿うように位置する下片113の
該下片113の前端部の左端から立ち上げられ、カセット
ホルダー16の左側板50と前記ストッパーアーム106との
間に位置する側片114とから成り、その下片113に形成さ
れた長孔115、115にカセット載置板49に固定されたガイ
ドピン116、116が摺動自在に係合されることにより一定
の範囲内において前後方向へ摺動自在なるように支持さ
れると共に、トーションバネ117によって常時前方へ向
けて付勢されており、その下片113の後端から立ち上げ
られた被押圧片118がカセット載置板49の左側の突出部5
2に形成された前記ストッパー部54に当接することによ
ってそれ以上前方へ移動するのを阻止されている。
そして、スライダー112の側板114の上端部には左側へ
向けて突出した押圧ピン119が設けられており、前記ス
トッパーアーム106の被押圧片109はこの押圧ピン119に
後方から当接されている。
しかして、スライダー112がその被押圧片118がカセッ
ト載置板49のストッパー部54に当接する位置(以下、
「第1の位置」と言う。)に来ている状態においてスト
ッパーアーム106は第7図(A)に実線で示すように、
その係合縁107が支持アーム37に形成された前記連結孔1
05の略下方の位置(以下、「ストップ位置」と言う。)
に保持されることになり、また、スライダー112がその
被押圧片118がカセット載置板49の左側の位置決め片53
に当接する位置(以下、「第2の位置」と言う。)に来
ると、ストッパーアーム106はその被押圧片109がスライ
ダー112の押圧ピン119によって後方へ向けて押圧される
ことにより、第7図(A)に2点鎖線で示すように、前
記ストップ位置から稍後方へ傾いた位置(以下、「スト
ップ解除位置」と言う。)へと移動されることになる。
そして、ストッパアーム106がストップ位置に来てい
る状態において、前記回動アーム23に設けられたストッ
パーピン99の先端部は、第4図、第7図(A)を見てよ
く解るように、ストッパーアーム106の係合縁107に上方
から接触するかあるいは近接して位置されている。
従って、この状態においては回動アーム23のローディ
ング時回動方向への移動が阻止されることになる。
また、この状態からカセットホルダー16にテープカセ
ット1が挿入されそのカセットケース2がスライダー11
2の被押圧片118を押圧するようになると、スライダー11
2が後方へ移動されると共に、テープカセット1が挿入
完了位置まで来るとスライダー112が前記第2の位置に
到達することになる。
これにより、ストッパーアーム106がストップ解除位
置へと移動されるので、第7図(A)に2点鎖線で示す
ように、その係合縁107が回動アーム23のストッパーピ
ン99の下方から後方へ逃げることになり、回動アーム23
がローディング時回動方向へ移動し得る状態となる。
(e−6−b.ロック子)[第4図、第7図] 120はカセットホルダー16をローディング完了位置に
おいてロックするためのロック子であり、該ロック子12
0は側方から見て略コ字形を成す板状に形成されると共
に、そのコ字形の下片の後端部が支持体17の左側板26の
内側面のうち下端部の前端寄りの位置から突出するよう
に設けられたピン121に回動自在に支持されている。ま
た、支持体17の左側板26の下端寄りの位置には常時後方
へ向けて付勢された図示しない摺動体が一定の範囲内に
おいて前後方向へ移動自在なるように支持されており、
その摺動体にロック子120の上端寄りの位置が連結され
ている。
そして、その図示しない摺動体は、カセットホルダー
16がローディング完了位置に来ていない状態においてロ
ック子120の上端部の爪120aの先端部をカセットホルダ
ー16に設けられた前記被ロックピン64の略真下に位置さ
れると共に、カセットホルダー16がローディング完了位
置に降りて来るのと略同時に摺動体が移動してロック子
120の爪120aがカセットホルダー16の被ロックピン64に
上方から係合されるようになっている。
(e−7.テープカセットのローディング動作及びアンロ
ーディング動作) 上記したように構成されたテープカセットローディン
グ装置47によるテープカセット1のローディング動作及
びアンローディング動作は次のように行なわれる。
(e−7−a.ローディング動作) 先ず、ローディング動作について説明する。
テープカセット1のローディング動作はテープカセッ
ト1を外筐8に形成されたカセット挿入口11から外筐8
内に挿入することによって開始される。
即ち、テープカセット1をカセット挿入口11から外筐
8内に挿入すると、テープカセット1は扉13を第7図
(A)に示すように押し開けながらカセットホルダー16
のカセット収納空間74内に挿入されて行くと共に、先
ず、カセット押え19が、その被押圧片70、70′がカセッ
トケース2の前面蓋5の上面前端部5aによって略前方斜
め下方から押し上げられることによって該押上方向へ回
動され、次いで、カセット送りローラ20、20′がカセッ
トケース2の上面に相対的に弾接することになる。
これによって、ローラギヤ77が上方へ移動されて第8
図に示すように中間ギヤ102と噛合されると共に挿入検
知スイッチ21のアクチュエータ88がオン位置へと移動さ
れて挿入検知スイッチ21からオン信号が出力されること
になり、モータ22がローディング時回転方向へ回転する
ことになる。
これにより、駆動ギヤ96が第8図における時計回り方
向へ回転されるので、回動アーム23及び揺動ギヤ24にロ
ーディング時回転方向への回動力が付勢されることにな
る。
ところが、この状態においてはテープカセット1がカ
セットホルダー16に挿入完了位置まで挿入されていない
ので、スライダー112が前記第1の位置に留まってお
り、それにより、ストッパーアーム106もストッパ位置
に留まっているため、回動アーム23のローディング時回
動方向への移動が阻止されている。
従って、揺動ギヤ24は中間ギヤ102と噛合したまま第
8図における反時計回り方向へ回転されることになるの
で、中間ギヤ102が第8図における時計回り方向へ回転
され、これにより、ローラギヤ77が第8図における反時
計回り方向へ回転されることになる。
しかして、カセット送りローラ20、20′がローラギヤ
77と一体的に引込時回転方向へ回転され、テープカセッ
ト1が第7図(A)に2点鎖線で示すように、挿入完了
位置まで引き込まれることになる。
尚、テープカセット1がカセットホルダー16のカセッ
ト収納空間74を後方へ移動されて行くとき、前面蓋5を
閉塞位置においてロックしているロック子がロック解除
突起66によって相対的に反前面蓋5側へ移動され、それ
によって前面蓋5に対するロックが解除されるようにな
っている。また、テープカセット1が挿入完了位置まで
引き込まれて来ると、第7図(A)に2点鎖線で示すよ
うに、その前面蓋5の左端部が支持体17の左側板26設け
られた前記蓋起しピン40の先端部に上方から略接触する
ように位置されることになる。
そして、テープカセット1が挿入完了位置に来ると、
スライダー112が第2の位置まで後退せしめられるの
で、該スライダー112の押圧ピン119がストッパーアーム
106の被押圧片109を後方へ押圧してストッパーアーム10
6をストップ解除位置へと移動させることになる。
これにより、ストッパーアーム106の係合縁107が回動
アーム23のストッパーピン99の下方から後方へ逃げるの
で、回動アーム23及び揺動ギヤ24がローディング時回転
方向へ移動されると共に、その直後に、揺動ギヤ24の小
ギヤ24bがラック104のラック歯104a、104a、・・・と噛
合され、この状態から揺動ギヤ24はラック歯104a、104
a、・・・と噛み合いながら第8図における反時計回り
方向へ回転されることにより、確実に下方へ移動されて
行くことになる。
従って、回動アーム23が確実に下方へ移動されて行く
ので、その連結ピン98が支持アーム37の連結孔105の下
縁を下方へ押圧して支持アーム37を下方へ回動せしめる
ことになり、それによって、カセットホルダー16が押上
バネ18の弾発力に抗して下方へ移動されることになる。
尚、カセットホルダー16が下方へ移動されて行くと、
テープカセット1の前面蓋5はその左端部が蓋起しピン
40によって相対的に開放位置へ向けて回動されることに
なる。
そして、カセットホルダー16がローディング完了位置
に至る直前の位置まで降りて来ると、テープカセット1
のカセットケース2が記録再生部41に設けられた4本の
カセット位置決めピン45、45′、46、46′の上端面に載
置され、かつ、カセットケース2の底面に形成された図
示しない位置決め孔に後側のカセット位置決めピン45、
45′に形成された挿入部45a、45′aが挿入され、それ
によって、テープカセット1の記録再生部41に対する高
さ方向及び水平方向における位置決めが為される。
この直後に、カセットホルダー16がローディング完了
位置に到達し、その被ロックピン64にロック子120の爪1
20aが係合されてローディング完了位置に保持されるこ
とになる。
尚、カセットホルダー16がローディング完了位置に来
ると押上バネ18の弾発力はカセットホルダー16に全く加
えられなくなるので、カセットホルダー16をテープカセ
ット1をカセット位置決めピン45、45′及び46、46′に
圧着しながら更に下方へ付勢することを確実に行なうこ
とができる。
しかし、第7図(B)に示すように、テープカセット
1が記録再生部41に装着されると共に、この状態におい
て前面蓋5が開放位置に到達し、これによってカセット
ケース2のテープ引出面2aがヘッドドラム43と対向する
状態で開放されることになり、また、カセットケース2
に収納されたテープリール3、3′の係合孔にリール台
44、44′のリール係合軸44a、44′aが相対的に挿入さ
れることになる。
尚、扉13はテープカセット1が下方へ降りて行くのに
伴なってバネ14の弾発力によりカセット挿入口11を閉じ
る位置へと戻される。
(e−7−b.アンローディング動作) 次にアンローディング動作について説明する。
上記した状態からアンローディング動作が開始される
と、ロック子120がカセットホルダー16の被ロックピン6
4に係合しない位置へと移動すると共に、モータ22がア
ンローディング時回転方向へ回転されることになり、そ
れによって、駆動ギヤ96が第8図における反時計回り方
向へ回転されると共に、揺動ギヤ24が第8図における時
計回り方向へ回転しながら上方へ移動されることにな
る。
これにより、回動アーム23がアンローディング時回動
方向へ回動されるので、その連結ピン98が支持アーム37
の連結孔105の上縁を上方へ押圧して支持アーム37を上
方へ回動させることになる。
従って、カセットホルダー16が上方へ移動されて行く
ことになる。
尚、カセットホルダー16が移動されて行くと、押上バ
ネ18の弾発力がカセットホルダー16に漸増的に加えられ
て行くのでカセットホルダー16にイジェクト位置側への
移動力が加えられて行くと共に、テープカセット1の前
面蓋5がこれに付勢されている回動力によって閉塞位置
へ向けて回動されて行くと共に、扉13が図示しない扉開
き手段によりカセット挿入口11を開く方向へ回動されて
行くことになる。
そして、カセットホルダー16がイジェクト位置の稍手
前の位置まで上がって来ると、揺動ギヤ24の小ギヤ24b
がラック104のラック歯104a、104a、・・・との噛合か
ら離脱し、この直後にカセットホルダー16がイジェクト
位置に到達すると共に揺動ギヤ24の大ギヤ24a及びロー
ラギヤ77が中間ギヤ102に第8図に示すように噛合され
ることになる。
これによって、中間ギヤ102が第8図における反時計
回り方向へ回転されるので、ローラギヤ77及びカセット
送りローラ20、20′が第8図における時計回り方向へ回
転されることになる。
しかして、テープカセット1がカセットホルダー16の
カセット収納空間74から前方へ向けて送り出されて行
き、カセットケース2がカセット送りローラ20、20′か
ら離れる時点においてカセットケース2の後部がカセッ
ト挿入口11から外筐8外へ突出するように位置されると
共に、これと略同時に、カセット押え19が初期位置に戻
り、これにより、挿入検知スイッチ21のアクチュエータ
88がオフ位置に戻されて挿入検知スイッチ21からオフ信
号が出力されることになる。
また、テープカセット1が挿入完了位置から前方へ向
けて送られて行くと、スライダー112がトーションバネ1
17の弾発力により第1の位置へと戻されるので、ストッ
パーアーム106がトーションバネ111の弾発力によってス
トップ位置に戻されることになる。
そして、挿入検知スイッチ21からオフ信号が出力され
うとモータ22の回転が停止され、従って、回動アーム23
に付勢されていたアンローディング時回動方向への回動
力が無くなるが、この時点においてはカセットホルダー
16に押上バネ18の弾発力によるイジェクト位置側への移
動力が作用しており、しかも、その弾発力が最も強く働
く状態になっているので、カセットホルダー16はイジェ
クト位置にしっかりと保持されることになる。
(F−2.第2の実施例)[第9図] 第9図は本発明カセットローディング装置をテーププ
レーヤにおけるテープカセットローディング装置に適用
した第2の実施例を示すものである。
尚、この第2の実施例に示すものが、前記第1の実施
例に示したものと相違するところは押上機構の一部のみ
である。従って、図面には押上機構のみを示しており、
また、説明は第1の実施例に示したものと相違する部分
についてのみ行ない、相違しない部分については第1の
実施例において使用した符号と同じ符号を付することに
よって説明を省略する。
(a.押上機構の構成) 78Aは押上機構であり、122は回動リンクである。
該回動リンクは細長い板状に形成されると共に、その
基端部が支持体17の右側板27の外側面の下端部のうちカ
セットホルダー16がローディング完了位置に来たときの
押上リンク79の連結ピン82とリンク支持ピン83を通る直
線− 上にある位置に突設されたピン123に回動自在に
支持され、また、その回動端部にバネ掛片124が形成さ
れている。
そして、回動リンク122の略中央部にその長手方向に
沿って延びる長孔125が形成されており、該長孔125に押
上リンク79の連結ピン82が摺動自在に係合されている。
126はコイルスプリング状に形成された押上バネであ
り、該押上バネ126は所定の引張力が生ずるようにその
一端が押上リンク79の連結ピン82に係着され、その他端
が回動リンク122のバネ掛片124に係着されており、従っ
て、連結ピン82には常時、回動リンク122の回動端部側
へ向う引張力が加えられることになる。
(b.作用) このように構成された押上機構78Aにおける押上バネ1
26の引張力はカセットホルダー16に対して次のように作
用する。
先ず、カセットホルダー16がイジェクト位置に来てい
る状態においては連結ピン82が前記直線 − から略後
斜め下方へかなり離間して位置するので、回動リンク12
2は第9図(A)に示すように略前後方向に沿って延び
る姿勢となり、従って、連結ピン82の位置において押上
バネ126の引張力の作用方向と押上リンク79の他方の腕7
9bとの為す角度が90゜に近くなる。
そのため、この状態においては、押上リンク79を反時
計周り方向へ回動させようとする分力は大きく、従っ
て、カセットホルダー16がイジェクト位置に確実に保持
されることになる。
そして、この状態からカセットホルダー16がローディ
ング完了位置へ向けて降りて行くと、押上リンク79が時
計回り方向へ回動されて行くので、その連結ピン82が回
動リンク122の長孔125の一側縁を略前方斜め上方へ押圧
することになる。
これによって、回動リンク122が反時計回り方向へ回
動されて行くため、その回動端部が次第に直線1−1に
近づいて行くことになり、従って、押上バネ126の引張
力のうち押上リンク79の他方の腕79bを反時計回り方向
へ回動させようとする成分、即ち、分力が次第に減少し
て行くことになる。
即ち、カセットホルダー16がローディング完了位置に
近づいて行くに従って、カセットホルダー16に付勢され
るイジェクト位置側への移動力は次第に減少して行くこ
とになる。
そして、カセットホルダー16がローディング完了位置
に来ると、回動リンク122が第9図(B)に示すよう
に、略直線1−1上に位置するので、押上バネ126の引
張力のうち押上リンク79を反時計回り方向へ回動させよ
うとする分力が略ゼロになる。
即ち、カセットホルダー16がローディング完了位置に
来ると、押上バネ126の引張力はカセットホルダー16に
は殆ど加えられないことになる。
しかして、押上バネ126のカセットホルダー16に作用
する弾発力、即ち、カセットホルダー16をイジェクト位
置側へ付勢する弾発力は、カセットホルダー16がイジェ
クト位置に来ているとき最も強く、カセットホルダー16
がローディング完了位置に近づいて行くのに従って弱く
なり、そして、カセットホルダー16がローディング完了
位置に来たとき略完全に無くなることになる。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明カ
セットローディング装置は、記録媒体カセットの載置及
び取出が行われるイジェクト位置と記録媒体カセットを
記録再生部に装着するローディング完了位置との間を略
直線的に移動されると共にイジェクト位置に来たときは
カセットホルダーをイジェクト位置側へ向けて付勢する
押上機構により該イジェクト位置に保持されるカセット
ホルダーを備えたカセットローディング装置であって、
屈曲部に回動支点を有し一方の腕の端部に形成された腕
の長手方向に沿って延びる長孔がカセットホルダーに設
けられた係合部と常に摺動自在に係合されることによっ
てカセットホルダーと連結されたL字形の押上リンク
と、該押上リンクの他方の腕の端部を付勢する弾発部材
とを有する押上機構と、カセットホルダーがローディン
グ完了位置に来たときカセットホルダーをローディング
完了位置に保持するロック部材とを備え、カセットホル
ダーがイジェクト位置に来ている状態においては、上記
弾発部材の弾発力の作用する方向が上記押上リンクの他
方の腕の延びる方向と略直交するので他方の腕を回動さ
せる力が大きく働き、該回動力が押上リンクの一方の腕
の端部の上記長孔を介してカセットホルダーの上記係合
部に加わってカセットホルダーをイジェクト位置側へ最
も強く付勢し、カセットホルダーがローディング完了位
置に近づくに従って、上記弾発部材の弾発力の作用する
方向が上記押上リンクの他方の腕に延びる方向に近づい
て弾発部材がカセットホルダーをイジェクト位置側へ付
勢する力が弱まり、カセットホルダーがローディング完
了位置に来たときは、上記弾発部材の弾発力の作用する
方向が上記押上リンクの他方の腕の延びる方向と略一致
して弾発部材がカセットホルダーをイジェクト位置側へ
付勢する力が殆ど無くなるようにしたことを特徴とす
る。
従って、本発明によれば、押上機構の弾発部材のカセ
ットホルダーをイジェクト位置側へ付勢する弾発力はカ
セットホルダーがイジェクト位置に来たとき最も強く作
用することになるのでカセットホルダーをイジェクト位
置にしっかり保持することができる。
また、上記弾発力はカセットホルダーがローディング
完了位置に近づくに従って弱くなるか無くなり、またロ
ック部材も備えられているのでカセットホルダーを記録
再生部に確実に圧着することができる。
しかして、本発明によれば、押上機構の弾発部材のカ
セットホルダーに作用する弾発力をカセットホルダーの
位置が変化することによりその位置に応じた理想的な強
さとなるようにすることができる。
尚、前記した各実施例においては、本発明をテープカ
セットローディング装置に適用したものを示したが、本
発明はディスクカセットローディング装置等各種の記録
媒体カセットローディング装置に適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明カセットローディング装置を
テーププレーヤにおけるテープカセットローディング装
置に適用した第1の実施例を示すものであり、第1図は
テープカセットローディング装置の右側面図、第2図は
テーププレーヤの斜視図、第3図はテーププレーヤの全
体をその外筐を切り欠いて示す平面図、第4図は第3図
のIV−IV線に沿う拡大断面図、第5図は支持体とテープ
カセットローディング装置の分解斜視図、第6図は駆動
機構の拡大分解斜視図、第7図はテープカセットのロー
ディング動作を(A)から(B)へ順を追って示す要部
拡大左側面図、第8図は駆動機構を拡大して示す右側面
図、第9図は本発明カセットローディング装置をテープ
プレーヤにおけるテープカセットローディング装置に適
用した第2の実施例を示すものであり、(A)はカセッ
トホルダーがイジェクト位置に来ているときの要部右側
面図、(B)はカセットホルダーがローディング完了位
置に来ているときの要部右側面図、第10図は従来のテー
プカセットローディング装置の一例を示す要部側面図で
ある。 符号の説明 1……記録媒体カセット、16……カセットホルダー、18
……弾発部材、41……記録再生部、47……カセットロー
ディング装置、57……係合部、64、120、120a……ロッ
ク部材、78、78A……押上機構、79……押上リンク、79a
……一方の腕、79b……他方の腕、81……長孔、126……
弾発部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体カセットの載置及び取出が行われ
    るイジェクト位置と記録媒体カセットを記録再生部に装
    着するローディング完了位置との間を略直線的に移動さ
    れると共にイジェクト位置に来たときはカセットホルダ
    ーをイジェクト位置側へ向けて付勢する押上機構により
    該イジェクト位置に保持されるカセットホルダーを備え
    たカセットローディング装置であって、 屈曲部に回動支点を有し一方の腕の端部に形成された腕
    の長手方向に沿って延びる長孔がカセットホルダーに設
    けられた係合部と常に摺動自在に係合されることによっ
    てカセットホルダーと連結されたL字形の押上リンク
    と、該押上リンクの他方の腕の端部を付勢する弾発部材
    とを有する押上機構と、 カセットホルダーがローディング完了位置に来たときカ
    セットホルダーをローディング完了位置に保持するロッ
    ク部材とを備え、 カセットホルダーがイジェクト位置に来ている状態にお
    いては、上記弾発部材の弾発力の作用する方向が上記押
    上リンクの他方の腕の延びる方向と略直交するので他方
    の腕を回動させる力が大きく働き、該回動力が押上リン
    クの一方の腕の端部の上記長孔を介してカセットホルダ
    ーの上記係合部に加わってカセットホルダーをイジェク
    ト位置側へ最も強く付勢し、 カセットホルダーがローディング完了位置に近づくに従
    って、上記弾発部材の弾発力の作用する方向が上記押上
    リンクの他方の腕の延びる方向に近づいて弾発部材がカ
    セットホルダーをイジェクト位置側へ付勢する力が弱ま
    り、 カセットホルダーがローディング完了位置に来たとき
    は、上記弾発部材の弾発力の作用する方向が上記押上リ
    ンクの他方の腕の延びる方向と略一致して弾発部材がカ
    セットホルダーをイジェクト位置側へ付勢する力が殆ど
    無くなるようにした ことを特徴とするカセットローディング装置
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