JP2630559B2 - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置

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JP2630559B2
JP2630559B2 JP24061093A JP24061093A JP2630559B2 JP 2630559 B2 JP2630559 B2 JP 2630559B2 JP 24061093 A JP24061093 A JP 24061093A JP 24061093 A JP24061093 A JP 24061093A JP 2630559 B2 JP2630559 B2 JP 2630559B2
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pallet
ropes
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suspended
rope
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JPH0762915A (ja
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登志郎 平松
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OOSAKA ZOSENJO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車を搭載するパレッ
トの4隅を索条にて吊り揚げ、トラバーサの移動にて多
段立体式にて駐車する装置において、細い索条にて安全
に吊垂支持するようにした立体駐車装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】狭いスペースを有効に利用して多数台の
自動車を駐車する方法として多段立体トラバーサ式の駐
車装置がある。これは各段毎に横行可能とした1台もし
くは2台以上のトラバーサを備え、かつ各トラバーサに
索条にて自動車を搭載するパレットを吊り揚げ、このパ
レットの吊り揚げとトラバーサの横行との組み合せにて
狭い空間にても多段式に、かつ並列的にして多数台の駐
車を可能とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方式では各トラバ
ーサに、各パレットを吊り揚げる吊揚装置を備え、パレ
ットの4隅すなわちパレットの左右両側の両端部を夫々
1本または2本の索条にて吊垂している。しかしこの1
本式の索条では1パレットを4本の索条で吊垂するよう
にしているので、索条のうち1本が破断するとパレット
にかかる荷重の重心が偏位し、パレットが傾動してこの
パレット上の自動車が落下する危険がある。また2本の
索条をパレット4隅に夫々配設する方式では索条数が多
くなり、これを掛ける滑車や牽引機構が複雑となる欠点
がある。
【0004】一般の乗用車は前輪車軸にかかる荷重と後
輪車軸にかかる荷重との比は大体6:4である。この点
に鑑み、車輛の前部側を吊垂するパレット側部には2本
の索条を、そして車輛後部側を吊垂する索条を1本と
し、パレット片側を合計3本の索条で吊垂し、かつ自動
車搭載時のパレットにかかる重心位置を前部側索条に近
く後部側索条より遠くなるよう配置して安全性を向上す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、自動車を搭載するパレットの
4隅部を夫々索条にて吊り揚げ、トラバーサの移動にて
多段立体式にて駐車する装置において、車輛の前部側を
吊垂するパレット側部には2本の索条を、そして車輛後
部側を吊垂するパレット側部には索条を1本とし、パレ
ット片側を合計3本の索条で吊垂し、かつ自動車搭載時
のパレットにかかる重心位置を前部側索条に近く後部側
索条より遠くなるよう配置する。また、自動車を搭載す
るパレットの左右各側を吊垂する索条をパレット各側に
おいて1本の主索条に連結し、この各主索条をパレット
両側上方に配設したドラムにて巻取って吊り揚げるよう
になしたことを要旨とする。
【0006】
【作用】自動車を搭載するパレットを、車輛の前部側を
吊垂するパレット側部に2本の索条を、そして車輛後部
側を吊垂するパレット側部に1本の索条を夫々係止し、
パレット片側を合計3本の索条で、全索条を6本として
吊垂するようになす。更に自動車搭載時のパレットにか
かる重心位置を前部側索条に近く後部側索条より遠くな
るよう配置する。これにより、各吊点1本のものより細
い索条を用いることができるので、装置が簡単となり、
しかもいずれか1本の索条が破断してもパレットは水平
を維持し自動車は落下することなく安全に吊垂され、吊
垂駐車の安全性が向上する。
【0007】
【実施例】以下本発明立体駐車装置を図示の実施例にも
とづいて説明する。図において1は所要の大きさを有す
るパレット2上に搭載した駐車する自動車で、このパレ
ット2は多段式の各段に1または2以上配設される各ト
ラバーサ3に一つずつワイヤロープ、チェン等の索条
6,7にて昇降可能にして吊垂支持される。
【0008】各段のトラバーサ3は支柱5,5にて所要
高さ毎の各段に水平方向に、かつトラバーサ前後端部
で、その横行方向に沿って配設した梁4上のレール15
に、トラバーサに設けた車輪14,14にて支持し、こ
の車輪14の1または2以上をトラバーサ移動用の駆動
モータ17にて駆動することによりレール上を横行する
ようになす。
【0009】このトラバーサ3は図1の実施例では床面
に1台とこの上方の2段、計3段に配設されているが、
この段数は限定されることなく2段以上適当な段数とし
て定められる。そして入出庫を行う床面位置の、すなわ
ち最下段のトラバーサ31にはパレットを一体に固定し
て設け、床面上のレール15に沿って車輪14を介して
横行するのみで、パレットは吊垂されない。
【0010】しかし2段、3段等の中段部分のトラバー
サ3には図2、図3に詳示する如くパレット2を索条
6,7にて昇降可能にして吊垂支持され、最上段にはト
ラバーサを配せず、前後の支柱間を連結する固定梁19
にてパレット2を昇降自在に吊垂する。
【0011】自動車1を搭載するパレット2の前後両側
には自動車の前輪車軸位置と後輪車軸位置もしくはその
近傍にパレット吊垂用の索条6,7の先端を係着する
が、この前輪側用の索条は2本を一対とし、後輪側用は
1本とし、このパレットに索条6,7を係着した位置の
ほぼ鉛直上方位置に吊滑車8,8をトラバーサ3に取り
付け、この索条6,7は夫々独立した吊滑車8,8に掛
け、その後トラバーサ内に設けた1つの固定滑車9に掛
けた後、3本の索条の基端を1つの連結金物11に固着
すると共に、この連結金物11には1本の太い主索条1
2の先端を係着し、そしてこの索条12の基端側をトラ
バーサ3に設けたドラム13に巻収するようになす。
【0012】従ってパレット2の両側に上述の如く、前
部に2本、後部に1本の索条6,7を夫々吊滑車8に掛
けた後、1つにまとめて固定滑車9に掛け、そしてこれ
ら3本の索条を1つの連結金具を介して1本の主索条に
係止し、この主索条12,12を、パレットを吊垂する
トラバーサの左右に設けた各ドラム13にて巻取りまた
は巻戻すことによりパレット2を水平を維持しつつ上昇
または降下するように吊垂支持するものである。
【0013】またパレットの左右両側で、かつ前後端部
の4箇所を索条6,7にて吊垂する場合、パレット上に
自動車1を搭載した状態時のパレット重心Gを左右の索
条を互いにその前後のものと結ぶ直線の交点Pよりもパ
レットの前方位に位置するようにして索条6,7のパレ
ットへの係着位置6a,6b,7a,7bを定めるもの
とし、これによりいずれかの索条が破断したとしても他
の残りの3本の索条にてパレットを安定して吊垂できる
ようになす。
【0014】そしてこの索条6,7の長さはパレット上
に自動車を搭載し、多段のトラバーサに対し所定高さに
なるようパレットを上昇して吊垂した位置すなわち自動
車の駐車状態より入出庫する床面位置までをパレットが
昇降するようにして定める。従って2段目と3段目のト
ラバーサによって索条の長さは異なるが、パレットは常
に水平を維持されるようになす。
【0015】前記ドラム13,13はトラバーサ3の片
端の左右に夫々配設され、この両ドラム13,13間に
連結軸18を架設し、この連結軸18を揚荷用駆動装置
16にて駆動することによりドラム13を正転または逆
転させてパレットの昇降動作を行う。
【0016】支柱5,5の前後間で、かつ支柱の最上段
には固定梁19を配設し、この固定梁19に中段部のト
ラバーサ3と同様に吊滑車8,8と固定滑車9とを設
け、パレット2の左右両側の前後端部に係着した索条
6,7を夫々吊滑車8、固定滑車9に掛けた後、この固
定滑車9と対向して固定梁内に配設した動滑車10に掛
け、その後索条6,7の基端側を固定滑車9の枠に固着
せしめる。そしてこの動滑車10にドラム13に巻収さ
れた主索条12の先端を係着し、これにより中段部のパ
レットに対し最上段のパレットの昇降行程を大とするも
ので、この固定梁19はトラバーサの如く横行しない
が、パレットの昇降方向はトラバーサ3と同様にして行
うものである。
【0017】
【発明の効果】本発明立体駐車装置は自動車を搭載する
パレットの4隅部を夫々索条にて吊り揚げ、トラバーサ
の移動にて多段立体式にて駐車する装置において、車輛
の前部側を吊垂するパレット側部には2本の索条を、そ
して車輛後部側を吊垂するパレット側部には索条を1本
とし、パレット片側を合計3本の索条で吊垂し、かつ全
索条をほぼ同じ径のものを使用し、かつ自動車搭載時の
パレットにかかる重心位置を前部側索条に近く後部側索
条より遠くなるよう配置してなるため、従来に比べ索条
の径を細くし,装置を簡易化することができると共に一
本の索条が破断しても自動車を搭載したパレットは傾動
することなく安全に吊垂維持でき、安全性が向上する。
また、自動車を搭載するパレットの左右各側を吊垂する
索条をパレット各側において1本の主索条に連結し、こ
の各主索条をパレット両側上方に配設したドラムにて巻
取って吊り揚げるようになしているため、パレットを吊
垂するトラバーサの高さを小さく、小型化することがで
きる等の利点有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明立体駐車装置の一実施例を示す側面図で
ある。
【図2】中段部のトラバーサの平面図である。
【図3】同正面図である。
【符号の説明】
1 駐車した自動車 2 パレット 3 トラバーサ 4 梁 5 支柱 6,7 索条 8 吊滑車 9 固定滑車 10 動滑車 11 連結金物 12 主索条 13 ドラム 14 車輪 15 レール 17 駆動モータ 18 連結軸 19 固定梁 G 重心 P 索条の交点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−262878(JP,A) 特開 平6−212821(JP,A) 特開 平7−173947(JP,A) 実開 平5−38216(JP,U) 実開 平6−74758(JP,U) 実開 平5−45158(JP,U) 実開 昭57−157645(JP,U) 実開 平4−16259(JP,U) 実開 平2−101959(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車を搭載するパレットの4隅部を夫
    々索条にて吊り揚げ、トラバーサの移動にて多段立体式
    にて駐車する装置において、車輛の前部側を吊垂するパ
    レット側部には2本の索条を、そして車輛後部側を吊垂
    するパレット側部には索条を1本とし、パレット片側を
    合計3本の索条で吊垂し、かつ自動車搭載時のパレット
    にかかる重心位置を前部側索条に近く後部側索条より遠
    くなるよう配置したことを特徴とする立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 自動車を搭載するパレットの左右各側を
    吊垂する索条をパレット各側において1本の主索条に連
    結し、この各主索条をパレット両側上方に配設したドラ
    ムにて巻取って吊り揚げるようになしたことを特徴とす
    る立体駐車装置。
JP24061093A 1993-08-31 1993-08-31 立体駐車装置 Expired - Lifetime JP2630559B2 (ja)

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JPH0762915A JPH0762915A (ja) 1995-03-07
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