JP2628751B2 - コネクタ装置 - Google Patents
コネクタ装置Info
- Publication number
- JP2628751B2 JP2628751B2 JP1126057A JP12605789A JP2628751B2 JP 2628751 B2 JP2628751 B2 JP 2628751B2 JP 1126057 A JP1126057 A JP 1126057A JP 12605789 A JP12605789 A JP 12605789A JP 2628751 B2 JP2628751 B2 JP 2628751B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission line
- housing
- shaft portion
- flat cable
- connector device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、回転回数が限られ、相対的に回転する二部
材間を接続する伝送体のコネクタ装置に関する。
材間を接続する伝送体のコネクタ装置に関する。
(従来の技術) 限定された回転回数内で相対的に回転する回転部材と
固定部材との間で電気信号や電力を伝送する伝送体のコ
ネクタ装置として、例えば、第3図に示す装置が知られ
ている。この装置は、互いに回転自在に遊嵌される第1
のハウジング1と、第2のハウジング2とによって画成
される空間内に、フラットケーブル3を渦巻き状に巻回
収容したもので、フラットケーブル3は、一端がハウジ
ング1の内筒軸部1aに、他端がハウジング2の外筒部2a
に、夫々固定されている。そして、内筒軸部1aには、フ
ラットケーブル3の外周に沿って配置される短片状の弾
性舌片4がフラットケーブル3と共に取付けられてい
る。この弾性舌片4は、両ハウジング1,2が前記フラッ
トケーブル3の巻き緩む許容回転限度以上に相対回転し
たときに、内筒軸部1a側のケーブル3が逆方向へ反転し
て屈曲するのを防止するものである。
固定部材との間で電気信号や電力を伝送する伝送体のコ
ネクタ装置として、例えば、第3図に示す装置が知られ
ている。この装置は、互いに回転自在に遊嵌される第1
のハウジング1と、第2のハウジング2とによって画成
される空間内に、フラットケーブル3を渦巻き状に巻回
収容したもので、フラットケーブル3は、一端がハウジ
ング1の内筒軸部1aに、他端がハウジング2の外筒部2a
に、夫々固定されている。そして、内筒軸部1aには、フ
ラットケーブル3の外周に沿って配置される短片状の弾
性舌片4がフラットケーブル3と共に取付けられてい
る。この弾性舌片4は、両ハウジング1,2が前記フラッ
トケーブル3の巻き緩む許容回転限度以上に相対回転し
たときに、内筒軸部1a側のケーブル3が逆方向へ反転し
て屈曲するのを防止するものである。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記弾性舌片4の長さが短いと、両ハウジ
ング1,2がフラットケーブル3の巻き緩む許容回転限度
近くまで相対回転したときに、内筒軸部1a側のケーブル
3が、図中破線で示したように、座屈によって屈曲した
り、更に回転した場合には、ケーブル3が弾性舌片4と
共に内筒軸部1aと取付部で反転し、ケーブル3に大きな
曲げ応力が作用するなど、長期に亘って使用すると、内
部の導体が断線してしまうという問題があった。
ング1,2がフラットケーブル3の巻き緩む許容回転限度
近くまで相対回転したときに、内筒軸部1a側のケーブル
3が、図中破線で示したように、座屈によって屈曲した
り、更に回転した場合には、ケーブル3が弾性舌片4と
共に内筒軸部1aと取付部で反転し、ケーブル3に大きな
曲げ応力が作用するなど、長期に亘って使用すると、内
部の導体が断線してしまうという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、第1及び
第2のハウジングが、フラットケーブルの巻き緩む許容
回転限度近くまで回転しても、フラットケーブルに屈曲
が生じることのないコネクタ装置を提供することを目的
とする。
第2のハウジングが、フラットケーブルの巻き緩む許容
回転限度近くまで回転しても、フラットケーブルに屈曲
が生じることのないコネクタ装置を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明に依れば、渦巻き状
に巻回された帯状伝送線と、該伝送線を収容する互いに
回転自在なハウジングとを備え、該ハウジングは、前記
伝送線の一端が固定される内筒軸部を有する第1のハウ
ジングと、前記伝送線の他端が固定される外筒部を有す
る第2のハウジングとからなり、前記伝送線の巻き締ま
り、巻き緩みによって複数回相対的に回転可能なコネク
タ装置において、一端が前記内筒軸部に固定され、前記
帯状伝送線の外周に沿って配置される弾性舌片をハウジ
ング内に設け、該弾性舌片を、前記内筒軸部の半径を
R1、前記帯状伝送線を許容限度まで巻き緩めた際の前記
帯状伝送線の内半径をR2としたときに、半径RがR1<R
<R2なる関係を満たすように円弧状に湾曲成形した構成
としたものである。
に巻回された帯状伝送線と、該伝送線を収容する互いに
回転自在なハウジングとを備え、該ハウジングは、前記
伝送線の一端が固定される内筒軸部を有する第1のハウ
ジングと、前記伝送線の他端が固定される外筒部を有す
る第2のハウジングとからなり、前記伝送線の巻き締ま
り、巻き緩みによって複数回相対的に回転可能なコネク
タ装置において、一端が前記内筒軸部に固定され、前記
帯状伝送線の外周に沿って配置される弾性舌片をハウジ
ング内に設け、該弾性舌片を、前記内筒軸部の半径を
R1、前記帯状伝送線を許容限度まで巻き緩めた際の前記
帯状伝送線の内半径をR2としたときに、半径RがR1<R
<R2なる関係を満たすように円弧状に湾曲成形した構成
としたものである。
(作用) 第1及び第2のハウジングが、帯状伝送線の巻き緩む
許容限度近くまで回転しても、帯状伝送線は弾性舌片の
内面に沿って滑らかに湾曲するので、屈曲することがな
い。
許容限度近くまで回転しても、帯状伝送線は弾性舌片の
内面に沿って滑らかに湾曲するので、屈曲することがな
い。
(実施例) 以下本発明の一実施例を第1図及び第2図に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
この装置は、フラットケーブル10と、このフラットケ
ーブル10の一端が固定される内筒軸部21を有する第1の
ハウジング20と、前記フラットケーブル10の他端が固定
される外筒部31を有する第2のハウジング30と、一端が
前記フラットケーブル10と共に内筒軸部21に固定される
弾性舌片40とを備えている。
ーブル10の一端が固定される内筒軸部21を有する第1の
ハウジング20と、前記フラットケーブル10の他端が固定
される外筒部31を有する第2のハウジング30と、一端が
前記フラットケーブル10と共に内筒軸部21に固定される
弾性舌片40とを備えている。
フラットケーブル10は、例えば複数の平行な導電線あ
るいは光ファイバを絶縁性の被覆で覆った可撓性を有す
る帯状の伝送線で、渦巻き状に巻回されている。
るいは光ファイバを絶縁性の被覆で覆った可撓性を有す
る帯状の伝送線で、渦巻き状に巻回されている。
第1のハウジング20は、内筒軸部21と、この内筒軸部
21の上端から半径方向外方へ延びるフランジ部22からな
り、図示しない回転部材に取付けられる。内筒軸部21は
下端外周に、フランジ部22は外周縁に、夫々第2のハウ
ジング30と回転自在に遊嵌する段部21a,22aが形成され
ている。そして、内筒軸部21の外周に、フラットケーブ
ル10及び弾性舌片40の一端が夫々固定片21bにより固定
されている。
21の上端から半径方向外方へ延びるフランジ部22からな
り、図示しない回転部材に取付けられる。内筒軸部21は
下端外周に、フランジ部22は外周縁に、夫々第2のハウ
ジング30と回転自在に遊嵌する段部21a,22aが形成され
ている。そして、内筒軸部21の外周に、フラットケーブ
ル10及び弾性舌片40の一端が夫々固定片21bにより固定
されている。
第2のハウジング30は、外筒部31とベースプレート32
とから構成され、図示しない固定部材に取付けられる。
外筒部31はフランジ部22より僅かに大径の円筒状部材
で、上端には、段部22aに遊嵌するフランジ部31aが半径
方向内方へ向けて一体に形成されている。また、外筒部
31の外壁には、フラットケーブル10の他端をスリット33
aから内部に引き込んでリード線(図示せず)に接続す
る接続部33が形成されている。ベースプレート32は、中
央に内筒軸部21の段部21aを内嵌する開口32aを形成した
リング状の部材で、このベースプレート32の外周縁に外
筒部31が配置される。
とから構成され、図示しない固定部材に取付けられる。
外筒部31はフランジ部22より僅かに大径の円筒状部材
で、上端には、段部22aに遊嵌するフランジ部31aが半径
方向内方へ向けて一体に形成されている。また、外筒部
31の外壁には、フラットケーブル10の他端をスリット33
aから内部に引き込んでリード線(図示せず)に接続す
る接続部33が形成されている。ベースプレート32は、中
央に内筒軸部21の段部21aを内嵌する開口32aを形成した
リング状の部材で、このベースプレート32の外周縁に外
筒部31が配置される。
一端が内筒軸部21に固定される弾性舌片40は、例えば
適当な厚さの可撓性を有するポリエステルシートからな
り、予め所定の半径を有するように円弧状に湾曲成形さ
れている。即ち、第1図に示したように、内筒軸部21の
半径をR1、フラットケーブル10が許容回転限度まで巻き
緩められ、フラットケーブル10の殆どが外筒部31の内周
側に巻き取られた際のフラットケーブル10の内半径をR2
としたときに、半径RがR1<R<R2なる関係を満たすよ
うに円弧状に湾曲成形されている。この半径Rは、より
好ましくは、R=1/2・(R1+R2)である。
適当な厚さの可撓性を有するポリエステルシートからな
り、予め所定の半径を有するように円弧状に湾曲成形さ
れている。即ち、第1図に示したように、内筒軸部21の
半径をR1、フラットケーブル10が許容回転限度まで巻き
緩められ、フラットケーブル10の殆どが外筒部31の内周
側に巻き取られた際のフラットケーブル10の内半径をR2
としたときに、半径RがR1<R<R2なる関係を満たすよ
うに円弧状に湾曲成形されている。この半径Rは、より
好ましくは、R=1/2・(R1+R2)である。
このような弾性舌片40を、その一端で内筒軸部21に固
定すると、両ハウジング20,30がフラットケーブル10の
巻き緩む許容回転限度近くまで回転した場合に、内筒軸
部21側のフラットケーブル10は、外側面が弾性舌片40に
沿って滑らかに湾曲するので、屈曲することがない。一
方、両ハウジング20,30が、フラットケーブル10の巻き
締まり方向に回転したときには、弾性舌片40が撓み、フ
ラットケーブル10と共に内筒軸部21に巻回されてゆくの
で、両ハウジング20,30の相対回転を円滑に行われる。
定すると、両ハウジング20,30がフラットケーブル10の
巻き緩む許容回転限度近くまで回転した場合に、内筒軸
部21側のフラットケーブル10は、外側面が弾性舌片40に
沿って滑らかに湾曲するので、屈曲することがない。一
方、両ハウジング20,30が、フラットケーブル10の巻き
締まり方向に回転したときには、弾性舌片40が撓み、フ
ラットケーブル10と共に内筒軸部21に巻回されてゆくの
で、両ハウジング20,30の相対回転を円滑に行われる。
(発明の効果) 本発明のコネクタ装置に依れば、一端が内筒軸部に固
定され、帯状伝送線の外周に沿って配置される弾性舌片
をハウジング内に設け、該弾性舌片を、内筒軸部の半径
をR1、帯状伝送線を許容限度まで巻き緩めた際の帯状伝
送線の内半径をR2としたときに、半径RがR1<R<R2な
る関係を満たすように円弧状に湾曲成形したので、第1
及び第2のハウジングが、帯状伝送線の巻き緩む許容限
度近くまで回転しても、帯状伝送線に屈曲が生じること
がなく、帯状伝送線の巻き締まり、巻き緩みが円滑に行
われ、長期使用に耐える信頼性の高い装置とすることが
できる。
定され、帯状伝送線の外周に沿って配置される弾性舌片
をハウジング内に設け、該弾性舌片を、内筒軸部の半径
をR1、帯状伝送線を許容限度まで巻き緩めた際の帯状伝
送線の内半径をR2としたときに、半径RがR1<R<R2な
る関係を満たすように円弧状に湾曲成形したので、第1
及び第2のハウジングが、帯状伝送線の巻き緩む許容限
度近くまで回転しても、帯状伝送線に屈曲が生じること
がなく、帯状伝送線の巻き締まり、巻き緩みが円滑に行
われ、長期使用に耐える信頼性の高い装置とすることが
できる。
第1図及び第2図は本発明の第1の発明に係る一実施例
を説明するもので、第1図はコネクタ装置の断面平面
図、第2図は同装置の断面正面図、第3図は従来のコネ
クタ装置の断面平面図である。 10……フラットケーブル、20……第1のハウジング、21
……内筒軸部、30……第2のハウジング、31……外筒
部、40……弾性舌片。
を説明するもので、第1図はコネクタ装置の断面平面
図、第2図は同装置の断面正面図、第3図は従来のコネ
クタ装置の断面平面図である。 10……フラットケーブル、20……第1のハウジング、21
……内筒軸部、30……第2のハウジング、31……外筒
部、40……弾性舌片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 静一 三重県亀山市能褒野町20―16 古河電気 工業株式会社三重事業所内 (56)参考文献 実開 昭62−168581(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】渦巻き状に巻回された帯状伝送線と、該伝
送線を収容する互いに回転自在なハウジングとを備え、
該ハウジングは、前記伝送線の一端が固定される内筒軸
部を有する第1のハウジングと、前記伝送線の他端が固
定される外筒部を有する第2のハウジングとからなり、
前記伝送線の巻き締まり、巻き緩みによって複数回相対
的に回転可能なコネクタ装置において、一端が前記内筒
軸部に固定され、前記帯状伝送線の外周に沿って配置さ
れる弾性舌片をハウジング内に設け、該弾性舌片を、前
記内筒軸部の半径をR1、前記帯状伝送線を許容限度まで
巻き緩めた際の前記帯状伝送線の内半径をR2をしたとき
に、半径RがR1<R<R2なる関係を満たすように円弧状
に湾曲成形したことを特徴とするコネクタ装置。 - 【請求項2】前記RがR=1/2・(R1+R2)である、請
求項1に記載のコネクタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1126057A JP2628751B2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | コネクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1126057A JP2628751B2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | コネクタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02304885A JPH02304885A (ja) | 1990-12-18 |
JP2628751B2 true JP2628751B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=14925568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1126057A Expired - Lifetime JP2628751B2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | コネクタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2628751B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2550411Y2 (ja) * | 1991-11-01 | 1997-10-15 | 古河電気工業株式会社 | ブラシレス電気信号伝達装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6211147Y2 (ja) * | 1980-07-30 | 1987-03-16 | ||
JPH0332076Y2 (ja) * | 1986-04-16 | 1991-07-08 | ||
JPH0424631Y2 (ja) * | 1987-03-13 | 1992-06-10 |
-
1989
- 1989-05-19 JP JP1126057A patent/JP2628751B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02304885A (ja) | 1990-12-18 |
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