JP2624523B2 - 電子写真感光体の塗布方法 - Google Patents

電子写真感光体の塗布方法

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    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/05Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真感光体の塗布方法に関し、特に電
子写真感光体の塗工時における塗料の補充に関する。
〔従来の技術〕
現在、電子写真感光体の製造において、光導電材料を
含有する光導層を感光体基体上に形成する方法として、
ロールコーター法、スプレー法、静電塗装法、浸漬塗布
法等が用いられている。このうち浸漬塗布方法はシーム
レス感光体を製造する上で層の重ね塗りが容易であり、
さらに塗料循環装置(例えば特開昭59-90667号公報を参
照のこと)を接続することにより連続生産への対応が可
能である。
しかしこの循環式塗工法を用いても、電子写真感光体
の大量生産を行うことは容易ではない。塗料は塗工を続
けていくと、塗工に使用した分だけ減少するため、塗料
槽の容量以上の生産を行う場合には塗料の補充が不可欠
となる。しかしながら、塗工に用いている塗料(塗工
液)は、電子写真感光体の連続大量生産を続けることに
より、溶剤の揮発による濃度、溶剤比率、粘度等の変化
および樹脂含有比率の変化を伴なうため、同一ロットの
塗料を補充用として保存しておいても補充時には濃度,
溶剤組成等が同一ではなくなっている。
また、電子写真感光体の大量生産時には大量の塗料が
必要となるが、塗料生産設備の面から大量の同一ロット
を準備することは不可能であり、全く同一の組成を有し
たものは用意できない。このため同一ではない組成の塗
料を補充しなければならないが、補充用塗料を直接塗工
液槽に投入してしまうと塗料の液組成の差から塗料全体
の均一性が低下してしまう。電子写真感光体はどの部分
においても均一な電子写真特性が要求されるため、光導
電体塗膜の均一性が重要となる。すなわち塗工液の均一
性が低下すると均一の塗膜をもった感光体の製造ができ
なくなる。このため、従来は、塗料補充において塗工液
槽に補充液を投入したのち、塗料全体が均一化するまで
塗工を停止し、撹拌を続けなければならなかった。
また、他の手段として補充液を塗工液と同一の組成と
したのちに補充を行なうことにより生産の停止を回避す
る方法も考えられる。この方法では塗工液を少量分取
し、前記した濃度、溶剤比率、粘度等の液分析を行い、
補充液をその組成値に調整してから補充しなければなら
ない。
〔発明が解決しようとしている課題〕
上記の従来例で示した補充液を直接塗工液槽に投入す
る方法では塗料が均一化するまでの間、生産を停止しな
ければならなかった。また、塗料の組成分析を行い、液
を調整したのちに投入する方法では、液組成を即時的に
知ることができず、手間もかかることから生産現場にお
ける実用性は低い。
本発明の目的は生産効率を低下させず且つ容易な方法
によって補充液を投入し、塗料を均一化できる方法を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は光導電体塗料を連続的に循環させながら且つ
塗布による光導電体塗料の減少分を補充用塗料で適宜補
充しながら導電性基体上に塗布して感光層を形成する電
子写真感光体の塗布方法において、該循環している塗料
の一部を該塗料循環系の外に抜き出して該補充用塗料と
均一に混合し、そしてその均一混合物を該塗料循環系に
補充することを特徴とする。
本発明の塗布方法に適用し得る光導電体塗料として
は、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ア
ントアントロン顔料などの電荷発生物質を結着樹脂を含
んだ溶剤中に分散させた塗工液、ヒドラゾン系化合物、
ピラゾリン系化合物、スチルベン系化合物などの電荷輸
送物質を結着樹脂を含んだ溶剤中に溶解させた塗工液、
あるいはこれらの電荷発生物質と電荷輸送物質を混合し
た塗工液、さらには有機光導電性ポリマーを含有した塗
工液などが挙げられる。これらの中でも本発明の塗布方
法は、例えば電荷輸送物質を含有した塗工液のように粘
度が高く、均一な液をつくりにくい光導電体塗料を用い
る塗布方法に適用することにより、その効果が特に発現
し得るものである。
本発明を以下に図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施態様に利用される装置の概要
図である。この実施態様は循環式浸漬塗布法によるもの
であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
図中、1は被塗布物(感光体基体)、2は1を塗布す
るための塗布槽、3は塗工液槽である。4は塗工液であ
り、ポンプ5により塗布槽2と塗工液槽3との間を循環
する。補充液槽6中の補充液は、混合用第一補助槽7に
おいて、パイプ8を通して送られてきた塗工液4と混合
される。この時、塗料の均一化を促進するために撹拌羽
根9によって撹拌される。混合用第一補助槽7において
充分に混合された補充液はパイプ10を通して混合用第二
補助槽11に送られる。この槽でも第一補助槽で行なった
操作と同様な操作を行なうことにより塗工液4に非常に
近似したかつ均一な組成をもつ補充液となる。この補充
液はパイプ12を通して塗工液槽3にそそがれ、塗工液と
して使用される。非常に高いレベルで補充液の均一性が
要求される場合や、粘度、チキソ性等が高いために均一
化しにくい塗料の場合は補充液/混合用塗工液の量比率
を増減させることにより対応が可能である。また、液量
比率を増減させることが不可能な場合には3個以上の混
合用補助槽を直列又は並列に接続することにより塗料の
均一化が可能である。均一化の容易な塗料の場合は混合
用補助槽を1個にすることも可能である。通常の光導電
体塗料の場合には、補充液/混合用塗工液の量比率の増
減よりは補助槽増加のほうが均一化のための効果は高
い。以下、本発明を実施例に従って説明する。実施例に
おいて部は全て重量部である。
実施例1 2個の混合用補助槽を用いた第1図に示した装置を用
いて下記の要領で電子写真感光体を各100本ずつ製造し
た。
80φ×300mmのアルミニウムシリンダーを被塗布体と
した。これにポリアミド樹脂(商品名:アミランCM800
0、東レ製)の4%メタノール溶液を浸漬法で塗布して
0.6μ厚の下引き層を設けた。
次に構造式 のビスアゾ顔料10部、ポリビニルブチラール樹脂(商品
名:エスレックBXL、積水化学製8部及びシクロヘキサ
ノン60部を1φガラスビーズを用いたサンドミル装置で
20時間分散した。この分散液にメチルエチルケトン100
部を加え塗工液とした。
この塗工液を第1図に示す塗工液槽3に装入した。補
充液は上記の塗工液と同様の方法により調合した別ロッ
トの塗料であった。その補充用塗料は補充液槽6に装入
した。初めに塗工液槽3に装入した塗料のみで100本の
ドラムについて下引層上に電荷発生層を塗布し、その後
に補充装置を作動させた。
まず、補充液槽6から混合用第一補助槽7に補充液を
毎分0.3リットルの流量で加え、混合用の塗工液はパイ
プ8を通してポンプ13によって混合用第一補助槽7に毎
分1.5リットルの流量で供給した。撹拌羽根9は500rpm
で回転させ、充分な均一化を促進した。その混合物をパ
イプ10を通して混合用第二補助槽11に流入させ、そして
混合用第一補助槽7と同様な構成からなる装置によりさ
らに混合した。この槽において均一化が充分に達成さ
れ、塗工液の組成値と非常に近似した値となった。その
補充液を塗工液槽3に注入し、塗工液とした。この補充
された塗工液を用い、補充前の塗工液を用いた場合と同
一条件でさらに100本塗工した。
補充液の添加前、及び添加後に塗布した各々100本の
ドラムに、構造式 からなるヒドラゾン化合物10部及びポリサンホン樹脂
(商品名:ユーデルP1700、日産化学製)11部をトルエ
ン80部に溶解した塗料を塗布して電荷移動層をもうけ
た。この塗工時には塗料の補充を行なわなかった。
以上の要領で製造した電子写真感光体の目視検査をし
たところ、塗料補充の有無にかかわらず、ムラ,スジ等
の不良はなかった。さらにキャノン(株)製複写機NP-3
725により上記の各ドラムを使用してハーフトーンのコ
ピー画像を出して目視により観察したところ、濃淡ムラ
のない均一濃度の画像であった。
実施例2 実施例1に示した方法により下引層、及び電荷発生層
を100本のアルミニウムシリンダー上に塗布した。電荷
移動層の塗工装置においても第1図に示したものと同型
の補充装置を作動させ、別ロットで調合した電荷移動層
用の塗料を補充した。補充液の添加流量は毎分0.3リッ
トル、混合用の塗工液は毎分2.0リットルで供給し、電
荷移動層を塗工した。
実施例1で塗工したドラムを塗料補充前のサンプルと
して、実施例2のドラムを補充後のサンプルとして、目
視検査したところ補充の有無にかかわらずムラ,スジ等
の不良はなかった。さらにキャノン(株)製複写機NP-3
725により上記の各ドラムを使用してハーフトーンのコ
ピー画像を出して目視により観察したところ、濃淡ムラ
のない均一濃度の画像であった。
実施例3 混合用補助槽が1個である装置に改造した以外は実施
例1と同様な装置とした。補充液流量を毎分0.2リット
ル、混合用塗工液の流量を毎分2.5リットルとして、実
施例1と同様に補充前後で各100本ずつ塗工した。電子
写真感光体の目視検査ではムラ,スジ等の不良品はなか
った。また、キャノン(株)製複写機NR3725により各ド
ラムを使用してハーフトーンのコピー画像を出して目視
により観察したところ、濃淡ムラのない均一濃度の画像
であった。
比較例1 第1図に示した装置において補充装置を作動させず
に、補充液を塗工液槽に直接加えた以外は実施例1と同
様にして、100本のアルミニウムドラムを塗工した。塗
工順序にNo.1〜100の番号をつけ目視検査をしたとこ
ろ、No.30までは全数においてムラ,スジ等の不良品が
生じ、それ以降No.100までの70本においても21本に不良
品が生じてしまった。
また目視検査において良品とされた49本のドラムを使
用してキャノン(株)NP-3725でハーフトーンのコピー
画像を出して目視により観察したところ、39本が画像上
濃淡ムラが認められ、均一な濃度ではなかった。
比較例2 電荷輸送層用の塗料を塗工液槽に直接装入した以外
は、実施例2と同様にして100本のアルミニウムドラム
を塗工した。塗工順序にNo.1〜100の番号つけ目視検査
をしたところ、No.45までは全数においてムラ,スジ等
の不良が生じた。それ以降の55本においても32本に不良
があった。目視検査で良品とされた23本についてキャノ
ン(株)NP-3725でハーフトーンのコピー画像を出して
目視により観察したところ、全数において画像上濃淡ム
ラが認められ、均一な濃度ではなかった。
〔発明の効果〕
以上述べたように、実施例に代表される本発明の方法
は生産効率を低下させることなしで塗布液を補充するこ
とができ、且つムラ,スジ等の不良品率をきわめて減少
できる。さらに補充のための液組成分析等の必要もな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に用いられる装置の概要図であ
る。 図中、1は被塗布物、2は塗布槽、3は塗工液槽、4は
塗工液、6は補充液槽、7は混合用第一補助槽、11は混
合用第二補助槽である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−61756(JP,A) 特開 昭61−216769(JP,A) 特開 平2−207259(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光導電体塗料を連続的に循環させながら且
    つ塗布による光導電体塗料の減少分を補充用塗料で適宜
    補充しながら導電性基体上に塗布して感光層を形成する
    電子写真感光体の塗布方法において、該循環している塗
    料の一部を該塗料循環系の外に抜き出して該補充用塗料
    と均一に混合し、そしてその均一混合物を該塗料循環系
    に補充することを特徴とする電子写真感光体の塗布方
    法。
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