JP2621515B2 - 自動車用内装装置 - Google Patents

自動車用内装装置

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JP2621515B2
JP2621515B2 JP27953889A JP27953889A JP2621515B2 JP 2621515 B2 JP2621515 B2 JP 2621515B2 JP 27953889 A JP27953889 A JP 27953889A JP 27953889 A JP27953889 A JP 27953889A JP 2621515 B2 JP2621515 B2 JP 2621515B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用内装装置、特にドアやサイドパネ
ルに支持されたアームレスト兼用グリップの構造に関す
る。
〔従来の技術及び本発明が解決しようとする課題〕 従来のかかる自動車用内装装置として、例えばトヨタ
自動車(株)が昭和62年5月に発行したE−EE90系、E
−AE91、92系、Q−CE90系新型車解説書の7−67頁によ
ると各種のドアが開示されている。
しかしながら、かかる従来技術によれば、例えば「成
形フル トリム」の説明に開示されたドアによれば、ウ
インドレギュレータハンドルの代わりに小さなパワーウ
インドスイッチが設けられた為に、ドアフイニッシャと
一体のアームレスト兼用グリップの前後長さが大きいも
のの、ドアフイニッシャの成形条件上アームレストに形
成されるグリップが小さいものになり、通常人の手がや
っと入る程度であり改善が望まれている。
また、かかる構造、即ち成形フル トリムにあって
は、自動車の走行振動などで、乗員が身体を支えるべく
グリップを握った時にその荷重に耐え得るように成形フ
ル トリムの裏側に鉄板などの芯材を配設して補強しな
ければならず、製造原価高騰の原因になるばかりか、重
いものになり、低燃費の原因になる恐れがある。
かかる課題は、上記したようなドアに限定されるもの
では無く、2ドア車のドアの後部に配設される所謂リア
シート側部の車体についても云えることであり、要は自
動車が走行することにより路面の凹凸の車体振動として
拾う時に乗員を支持する一手段としてのグリップであり
且つアームレスト兼用のものであれば、かかる課題を呈
するのである。
そこで、本発明によれば、グリップを大きくできるよ
うにすると共にフイニッシャ自体を軽量化した自動車用
内装装置を提供することを目的としたものである。
〔本発明の構成〕
本発明は、かかる目的を達成する為に、自動車用内装
装置としては、車体の車室内側に配設されたフイニッシ
ャと、該フイニッシャの突出部に形成した上下貫通孔に
上下より夫々挿入して該突出部に支持され且つ上下に握
持可能なる貫通孔が形成されたグリップとよりなり、 該グリップは、前記突出部の上下貫通孔の下方より挿
入すると共に前記車体に支持される第1部材と、前記突
出部の上下貫通孔の上方より挿入すると共に前記第1部
材に嵌合可能なる第2部材とよりなり、 該第1部材は、前記フイニッシャの突出部に形成した
上下貫通孔の下側の縁部を覆うように形成されたフラン
ジ部を有する第1筒状本体と、該第1筒状本体の底部に
形成され且つ前記車体に支持される締結部材の挿入用の
中空状のボスとが一体に形成され、 前記第2部材は、前記フイニッシャの突出部に形成し
た上下貫通孔の上側の縁部を覆うように形成されたフラ
ンジ部を有する第2筒状本体と、該第2筒状本体の下縁
部より突出され且つ前記第1筒状本体のボスの外周に係
合される係合部と、該係合部が形成された底部の反対側
の第2筒状本体の面に前記第1筒状本体の上縁部に係合
する爪が突出形成され、 前記第1部材と第2部材とが前記ボスと係合部との係
合及び爪と上縁部との係合により仮止め可能なるように
したことを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明はかかる構成よりなるから、グリップを大きく
でき、更にグリップに加わる荷重を直接車体が受ける構
造にしたことによりフイニッシャ自体を補強しなくても
良くなり、その分軽量化出来、更にグリップの取り付け
作業性を著しく向上することが出来る。
〔実施例〕
第1図乃至第9図を用いて、本発明の一実施例につい
て構造を説明する。
第2図中符号1は本発明の一実施例に係る自動車用内
装装置で、車体、例えばドア2のインナパネル3の車室
内PR側に配設されたフイニッシャ4と、該フィニッシャ
4の突出部たるアームレスト5に形成した上下貫通孔6
(第1図)に上下より夫々挿入して該アームレスト5に
支持され且つ上下に握持可能なる貫通孔7が形成された
ABS樹脂材よりなるグリップ8とよりなる。符号12はウ
インドレギュレータである。
該フィニッシャ4は、第1図に示すように鉄板や木質
系樹脂を圧縮して形成した材料よりなる芯材9と、該芯
材9の表面を覆う布材よりなる表皮10とよりなり、該表
皮10の端末部を芯材9の凹部11内にきめこみされてい
る。
該グリップ8は、前記アームレスト5の上下貫通孔6
の下方より挿入すると共に前記ドア2のインナパネル3
に支持される第1部材20と、前記アームレスト5の上下
貫通孔6の上方より挿入すると共に前記第1部材20に嵌
合可能なる第2部材40とよりの二部品で構成される。
該第1部材20は、前記フイニッシャ4のアームレスト
5に形成した上下貫通孔6の下側の縁部6a,6bを覆うよ
うに形成されたフランジ部21を全周に有する第1筒状本
体22と、該第1筒状本体22の底部22aに形成されボス25
とが一体に形成されている。該ボス25は、前記ドア2の
インナパネル3に支持される締結部材23の頭23aの挿入
可能な径を有する中空部24を有する有底状に形成される
と共に該底部25aに前記締結部材23の挿入可能な孔25bが
形成され、該底部25aの外面側、即ちインナパネル3側
より外周たる外径小径部25cが突出している。符号26
は、前記インナパネル3に係合されたスクリュウグロメ
ットであり、前記締結部材23が螺合される。前記ボス25
の両側には第1筒状本22を射出成形する際の成形型を利
用して係合孔27が形成され、該係合孔27には締結後の締
結部材23の頭23aを覆うキヤップ28の脚部28aが係止され
る。尚、該キヤップ28の表面は前記第1筒状本体22の底
部22aと同一面状をなす。また、符号29は、前記第1筒
状本体22の底部22aに対して反対側、即ち車室内PR側に
形成された第1固持部で、該第1固持部29は、締結部材
30の頭30aに手が触れにくいように一般面31に対して凹
部31aが形成され、該凹部31aの中央に前記締結部材30の
挿入可能な孔32が形成されている。符号33は、該第1固
持部29より内側に存在して形成された第1上縁部であ
る。符号34は該第1上縁部33より上方に突設されたリブ
である。
前記第2部材40は、前記フイニッシャ4のアームレス
ト5に形成した上下貫通孔6の上側の縁部6c,6dを覆う
ように形成されたフランジ部41を全周に有する第2筒状
本体42と、該第2筒状本体42の下縁部42aより前後に離
間して下方に突出され且つ前記第1部材20のボス25の外
径小径部25cに係合される孔43aを有する係合部43と、該
係合部43が形成された前記下縁部42aの反対側の第2筒
状本体42の下縁部42bの面に前記第1筒状本体22の第1
上縁部33に係合するよう複数下方に突出形成された第1
爪44と、前記係合部43,43間に配設され前記第1上縁部3
3の対向した第2上縁部33′に係合するよう複数下方に
突出形成された第2爪46とよりなる。符号45は前記フラ
ンジ部41の前記第1爪44近傍に形成されたボスで、前記
孔32を介して挿入された締結部材30が螺合可能な中空状
に形成されている。
従って、前記第1部材20と第2部材40とは、アームレ
スト5に固持される前に、前記ボス25の外径小径部25c
と係合部43の孔43aとを係合させた後、第1爪44と上縁
部33とを係合させることにより、両部材20,40の弾性に
より仮止めが可能である。
かかる構成よりなるから、次に組立順序を説明する。
まず、アームレスト5の上下貫通孔6にグリップ8の
第2部材40を挿入する。次に該第2部材40の係合部43の
孔43aに第1部材20のボス25の外径小径部25cを係合して
第1部材20を第1図に矢印で示すように上方に回転す
る。上縁部33と下縁部42bとが当接する位置で、第1,2爪
44,46は第1,2上縁部33,33′を内側、即ち貫通孔7側に
若干撓ませることで、第1,2部材20,40が係合する。ここ
で、作業者は第1部材20から手を離しても、第2部材40
に係合されているので、第1部材20は落ちない。この状
態で、締結部材30をボス45に螺合させることで、第1,2
部材20,40が一体になる。
尚、符号50は、第1,2部材20,40の前後側面の合わせ部
である。
そこで、第8図及び第9図に示すようにウインドレギ
ュレータ12を手60で回転させると、手60の一部の軌跡62
がグリップ8の貫通孔7に入り込むことにより、手60と
グリップ8との干渉が避けられる。しかも、このグリッ
プ8の貫通孔7に上方から手60を入れて全体を掴むと該
手60により加わった力が全てインナパネル3を介して車
体に伝達されるので、グリップ8そのものの変形を防ぐ
ことが出来るばかりか、フイニッシャ4を補強しないで
良いことになる。
〔効 果〕
以上のように、本発明によれば、自動車用内装装置と
しては、車体の車室内側に配設されたフイニッシャと、
該フイニッシャの突出部に形成した上下貫通孔に上下よ
り夫々挿入して該突出部に支持され且つ上下に握持可能
なる貫通孔が形成されたグリップとよりなり、 該グリップは、前記突出部の上下貫通孔の下方より挿
入すると共に前記車体に支持される第1部材と、前記突
出部の上下貫通孔の上方より挿入すると共に前記第1部
材に嵌合可能なる第2部材とよりなり、 該第1部材は、前記フイニッシャの突出部に形成した
上下貫通孔の下側の縁部を覆うように形成されたフラン
ジ部を有する第1筒状本体と、該第1筒状本体の底部に
形成され且つ前記車体に支持される締結部材の挿入用の
中空状のボスとが一体に形成され、 前記第2部材は、前記フイニッシャの突出部に形成し
た上下貫通孔の上側の縁部を覆うように形成されたフラ
ンジ部を有する第2筒状本体と、該第2筒状本体の下縁
部より突出され且つ前記第1筒状本体のボスの外周に係
合される係合部と、該係合部が形成された底部の反対側
の第2筒状本体の面に前記第1筒状本体の上縁部に係合
する爪が突出形成され、 前記第1部材と第2部材とが前記ボスと係合部との係
合及び爪と上縁部との係合により仮止め可能なるように
したことを特徴とするものであるから、グリップを大き
くできるようにすると共にフイニッシャ自体を軽量化す
ることが出来るという著しい実益的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本発明の一実施例に係る図面で、第
1図は第4図のSB−SB線に係る本発明の要部断面図、第
2図は自動車用内装装置の斜視図、第3図は第2図のグ
リップ8周りの分解斜視図、第4図はグリップ8だけの
単体図、第5図は第4図のSC−SC線に係る断面図、第6
図は第5図の矢視Aに係る裏面図、第7図は第1図のSD
−SD線に係る断面図、第8図は第2図のSE−SE線に係る
断面図、第9図は第2図のF部分の正面説明図である。 1……自動車用内装装置、2……車体なるドア、PR……
車室内、4……フイニッシャ、5……突出部たるアーム
レスト、6……上下貫通孔、6a,6b,6c,6d……縁部、7
……貫通孔、8……グリップ、20……第1部材、21,41
……フランジ部、22……第1筒状本体、22a……第1筒
状本体の底部、23……締結部材、25……ボス、40……第
2部材、42……第2筒状本体、42a,42b……第2筒状本
体の下縁部、43……係合部、44……第1爪。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の車室内側に配設されたフイニッシャ
    と、該フイニッシャの突出部に形成した上下貫通孔に上
    下より夫々挿入して該突出部に支持され且つ上下に握持
    可能なる貫通孔が形成されたグリップとよりなり、 該グリップは、前記突出部の上下貫通孔の下方より挿入
    すると共に前記車体に支持される第1部材と、前記突出
    部の上下貫通孔の上方より挿入すると共に前記第1部材
    に嵌合可能なる第2部材とよりなり、 該第1部材は、前記フイニッシャの突出部に形成した上
    下貫通孔の下側の縁部を覆うように形成されたフランジ
    部を有する第1筒状本体と、該第1筒状本体の底部に形
    成され且つ前記車体に支持される締結部材の挿入用の中
    空状のボスとが一体に形成され、 前記第2部材は、前記フイニッシャの突出部に形成した
    上下貫通孔の上側の縁部を覆うように形成されたフラン
    ジ部を有する第2筒状本体と、該第2筒状本体の下縁部
    より突出され且つ前記第1筒状本体のボスの外周に係合
    される係合部と、該係合部が形成された底部の反対側の
    第2筒状本体の面に前記第1筒状本体の上縁部に係合す
    る爪が突出形成され、 前記第1部材と第2部材とが前記ボスと係合部との係合
    及び爪と上縁部との係合により仮止め可能なるようにし
    たことを特徴とする自動車用内装装置。
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US7413237B2 (en) * 2006-09-25 2008-08-19 International Automotive Components Group North America, Inc. Trim system for a vehicle door
FR2950842B1 (fr) * 2009-10-01 2011-12-09 Faurecia Interieur Ind Habillage interieur de vehicule automobile muni d'une poignee

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