JP2611516B2 - 自動車用内装装置 - Google Patents

自動車用内装装置

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JP2611516B2
JP2611516B2 JP21966690A JP21966690A JP2611516B2 JP 2611516 B2 JP2611516 B2 JP 2611516B2 JP 21966690 A JP21966690 A JP 21966690A JP 21966690 A JP21966690 A JP 21966690A JP 2611516 B2 JP2611516 B2 JP 2611516B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用内装装置、特にドアやサイドパネ
ルに支持されたアームレスト兼用グリップの構造に関す
る。
〔従来技術及び本発明が解決しようとする課題〕
従来のかかる自動車用内装装置として、例えばトヨタ
自動車(株)が昭和62年5月に発行したE−EE90系、E
−AE91、92系、Q−CE90系新型車解説書の7−67頁によ
ると各種のドアが開示されている。
しかしながら、かかる従来技術によれば、例えば「成
形フルトリム」の説明に開示されたドアによれば、ウイ
ンドレギュレータハンドルの代わりに小さなパワーウイ
ンドスイッチが設けられた為に、ドアフイニッシャと一
体のアームレスト兼用グリップの前後長さが大きいもの
の、ドアフイニッシャの成形条件上アームレストに形成
されるグリップが小さいものになり、通常人の手がやっ
と入る程度であり改善が望まれている。
また、かかる構造、即ち成形フルトリムにあっては、
自動車の走行振動などで、乗員が身体を支えるべくグリ
ップを握った時にその荷重に耐え得るように成形フルト
リムの裏側に鉄板などの芯材を配設して補強しなければ
ならず、製造原価高騰の原因になるばかりか、重いもの
になり、低燃費の原因になる恐れがある。
かかる課題は、上記したようなドアに限定されるもの
では無く、2ドア車のドアの後部に配設される所謂リア
シート側部の車体についても云えることであり、要は自
動車が走行することにより路面の凸凹を車体振動として
拾う時に乗員を支持する一手段としてのグリップであり
且つアームレスト兼用のものであれば、かかる課題を呈
するのである。
そこで、本発明によれば、グリップを大きくできるよ
うにすると共にフイニッシャ自体を軽量化した自動車用
内装装置を提供することを目的としたものである。
〔本発明の構成〕
本発明は、かかる目的を達成する為に、自動車用内装
装置としては、車体の車室内側に配設されたフイニッシ
ャと、該フイニッシャの突出部に形成した上下貫通孔に
上下より夫々挿入して該突出部に支持され且つ上下に握
持可能なる貫通孔が形成されたグリップとよりなり、 該グリップは、前記突出部の上下貫通孔の下方より挿
入すると共に前記車体に支持される第1部材と、前記突
出部の上下貫通孔の上方より挿入すると共に前記第1部
材に嵌合可能なる第2部材とよりなり、 該第1部材は、前記フイニッシャの突出部に形成した
上下貫通孔の下側の縁部を覆うように形成されたフラン
ジ部を有する第1筒状本体と、該第1筒状本体の底部に
形成され且つ前記車体に支持される第1締結部材の挿入
用の中空状の第1ボスとが一体に形成され、 前記第2部材は、前記フイニッシャの突出部に形成し
た上下貫通孔の上側の縁部を覆うように形成されたフラ
ンジ部を有する第2筒状本体と、該第2筒状本体の下縁
部より突出され且つ前記第1筒状本体の第1ボスの外周
に係合される係合部と、該係合部が形成された底部の反
対側の第2筒状本体の面に前記第1筒状本体に向けて突
出され、前記突出部に係止されたブラケットを締結する
第2締結部材の雌ねじ部となる第2ボスが突出形成さ
れ、 前記第1部材と第2部材とが前記第1ボスと係合部と
の係合により仮止め可能なると共に、第1部材のフラン
ジによりブラケットを覆うようにしたことを特徴とする
ものである。
〔作 用〕
本発明はかかる構成よりなるから、グリップを大きく
でき、更にグリップに加わる荷重を直接車体が受ける構
造にしたことによりフイニッシャ自体を補強しなくても
良くなり、その分軽量化出来、更にグリップの取り付け
作業性を著しく向上することが出来る。
〔実施例〕
第1図乃至第10図を用いて、本発明の一実施例につい
て構造を説明する。
図中符号1は本発明の一実施例に係る自動車用内装装
置で、車体、例えばドア2のインナパネル3の車室内PR
側に配設されたフイニッシャ4と、該フイニッシャ4の
突出部たるアームレスト5に形成した上下貫通孔6に上
下より夫々挿入して該アームレスト5に支持され且つ上
下に握持可能なる貫通孔7が形成されたABS樹脂材より
なるグリップ8とよりなる。符号12はウインドレギュレ
ータである。
該フイニッシャ4は、第1図に示すように鉄板や木質
系樹脂を圧縮して形成した材料よりなる芯材9と、該芯
材9の表面を覆う布材よりなる表皮10とよりなり、該表
皮10の端末部を芯材9の凹部11内にきめこみされてい
る。
該グリップ8は、前記アームレスト5の上下貫通孔6
の下方より挿入すると共に前記ドア2のインナパネル3
に支持される第1部材20と、前記アームレスト5の上下
貫通孔6の上方より挿入すると共に前記第1部材20に嵌
合可能なる第2部材40とよりの二部品で構成される。
該第1部材20は、前記フイニッシャ4のアームレスト
5に形成した上下貫通孔6の下側の縁部6a,6bを覆うよ
うに形成されたフランジ部21を全周に有する第1筒状本
体22と、該第1筒状本体22の底部22aに形成され第1ボ
ス25とが一体に形成されている。該第1ボス25は、前記
ドア2のインナパネル3に支持される第1締結部材23の
頭23aの挿入可能な径を有する中空部24を有する有底状
に形成されると共に該第1ボス25の底部25aに前記第1
締結部材23の挿入可能な孔25bが形成され、該第1ボス2
5の底部25aの外面側、即ちインナパネル3側より外周た
る外径小径部25cが突出している。符号26は、前記イン
ナパネル3に係合されたスクリュウグロメットであり、
前記第1締結部材23が螺合される。前記第1ボス25の両
側には第7図に示すように、第1筒状本体22を射出成形
する際の成形型を利用して係合孔27が形成され、該係合
孔27には締結後の前記第1締結部材23の頭23aを覆うキ
ヤップ28の脚部28aが係止される。尚、該キヤップ28の
表面は前記第1筒状本体22の底部22aと同一面状をな
す。
また、第1図に示す符号29は、前記第1筒状本体22の
底部22aに対して反対側、即ち車室内PR側に形成された
固持部である。該固持部29は、第2図に示すように、乗
員の握持部Gに相当する部分と非握持部UGに相当する部
分とで形状が異なる。乗員の握持部Gに相当する部分
は、第1図に示すように、第2締結部材30の頭30aに手
が触れないように前記フランジ部21の内側面側に回り込
んだ第1上縁部31により確実に第2締結部材30の頭30a
を覆う。乗員の非握持部UGに相当する部分は、第2図に
示すように、第2締結部材30の頭30aに手が触れにくい
ように、一般面31aに対して凹部31bが形成され、該凹部
31bの中央に前記第2締結部材30の挿入可能な孔32が形
成されている。符号34は、前記第1上縁部31より上方に
突設されたリブである。
前記第2部材40は、前記フイニッシャ4のアームレス
ト5に形成した上下貫通孔6の上側の縁部6c,6dを覆う
ように形成されたフランジ部41を全周に有する第2筒状
本体42と、該第2筒状本体42の下縁部42aより前後に離
間して下方に突出され且つ前記第1部材20のボス25の外
径小径部25cに係合される孔43aを有する係合部43と、該
係合部43が形成された前記下縁部42aの反対側の第2筒
状本体42の下縁部42bの面に前記第1筒状本体22の第1
上縁部31に係合するように複数下方に突出形成された第
1爪44と、前記係合部43,43間に配設され前記第1上縁
部31の対向した第2上縁部33に係合するよう複数下方に
突出形成された第2爪46と、前記フランジ部41の前記第
1筒状本体22に向けて突出され、前記突出部たるアーム
レスト5に係止されたブラケット47を締結する第2締結
部材30の雌ねじとなる第2ボス45とよりなる。
従って、前記第1部材20と第2部材40とは、アームレ
スト5に固持される前に、前記第1ボス25の外径小径部
25cと係合部43の孔43aとを係合させた後、第1爪44と第
1上縁部31とを係合させることにより、両部材20,40の
弾性により仮止めが可能である。
かかる構成よりなるから、次に組立順序を説明する。
まず、アームレスト5の上下貫通孔6にグリップ8の
第2部材40を挿入する。次に該第2部材40の第2ボス45
に第2締結部材30によりアームレスト5に係止したブラ
ケット47を固持する。次に第2部材40の係合部43の孔43
aに第1部材20のボス25の外径小径部25cを係合して第1
部材20を第1図に矢印で示すように上方に回転する。第
1上縁部31と下縁部42bとが当接する位置で、第1,2爪4
4,46は第1,2上縁部31,33を内側、即ち貫通孔7側に若干
撓ませることで、第1,2部材20,40が係合する。ここで、
作業者は第1部材20から手を離しても、第1部材20は第
2部材40に係合されているので、第1部材20は落ちな
い。この状態で、第1締結部材23を第1ボス25に螺合さ
せることで、第1,2部材20,40が一体になり且つインナパ
ネル3に確実に固持される。
尚、符号50は、第1,2部材20,40の前後側面の合わせ部
である。
そこで、第9図及び第10図に示すようにウインドレギ
ュレータ12を手60で回転させると、手60の一部の軌跡62
がグリップ8の貫通孔7に入り込むことにより、手60と
グリップ8との干渉が避けられる。しかも、このグリッ
プ8の貫通孔7に上方から手60を入れて全体を掴むと該
手60により加わった力が全てインナパネル3を介して車
体に伝達されるので、グリップ8そのものの変形を防ぐ
ことが出来るばかりか、フイニッシャ4を補強しないで
良いことになる。又、グリップ8に手60を握持させても
握持部Gに第2締結部材30が露出していないので、全く
触れることがない。
〔効 果〕
以上のように、本発明によれば、自動車用内装装置と
しては、車体の車室内側に配設されたフイニッシャと、
該フイニッシャの突出部に形成した上下貫通孔に上下よ
り夫々挿入して該突出部に支持され且つ上下に握持可能
なる貫通孔が形成されたグリップとよりなり、 該グリップは、前記突出部の上下貫通孔の下方より挿
入すると共に前記車体に支持される第1部材と、前記突
出部の上下貫通孔の上方より挿入すると共に前記第1部
材に嵌合可能なる第2部材とよりなり、 該第1部材は、前記フイニッシャの突出部に形成した
上下貫通孔の下側の縁部を覆うように形成されたフラン
ジ部を有する第1筒状本体と、該第1筒状本体の底部に
形成され且つ前記車体に支持される第1締結部材の挿入
用の中空状の第1ボスとが一体に形成され、 前記第2部材は、前記フイニッシャの突出部に形成し
た上下貫通孔の上側の縁部を覆うように形成されたフラ
ンジ部を有する第2筒状本体と、該第2筒状本体の下縁
部より突出され且つ前記第1筒状本体の第1ボスの外周
に係合される係合部と、該係合部が形成された底部の反
対側の第2筒状本体の面に前記第1筒状本体に向けて突
出され、前記突出部に係止されたブラケットを締結する
第2締結部材の雌ねじ部となる第2ボスが突出形成さ
れ、 前記第1部材と第2部材とが前記第1ボスと係合部と
の係合により仮止め可能なると共に、第1部材のフラン
ジによりブラケットを覆うようにしたことを特徴とする
ものであるから、グリップを大きくできるようにすると
共にフイニッシャ自体を軽量化することが出来締結具に
手が全く触れることのないグリップを提供できるという
著しい実益的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は本発明の一実施例に係る図面で、第
1図は第3図のSA−SA線に係る本発明の要部断面図、第
2図は第3図のSB−SB線に係る断面図、第3図は自動車
用内装装置の斜視図、第4図は第1図のグリップ8周り
の分解斜視図、第5図はグリップ8だけの単体斜視図、
第6図は第5図のSC−SC線に係る断面図、第7図は第6
図の矢視Aに係る裏面図、第8図は第1図のSD−SD線に
係る断面図、第9図は第3図のSE−SE線に係る断面図、
第10図は第3図のF部分の正面説明図である。 1……自動車用内装装置、2……車体たるドア、PR……
車室内、4……フイニッシャ、5……突出部たるアーム
レスト、6……上下貫通孔、6a,6b,6c,6d……縁部、7
……貫通孔、8……グリップ、20……第1部材、21,41
……フランジ部、22……第1筒状本体、22a……第1筒
状本体の底部、23……第1締結部材、25……第1ボス、
40……第2部材、42……第2筒状本体、45……第2ボ
ス、47……ブラケット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の車室内側に配設されたフイニッシャ
    と、該フイニッシャの突出部に形成した上下貫通孔に上
    下より夫々挿入して該突出部に支持され且つ上下に握持
    可能なる貫通孔が形成されたグリップとよりなり、 該グリップは、前記突出部の上下貫通孔の下方より挿入
    すると共に前記車体に支持される第1部材と、前記突出
    部の上下貫通孔の上方より挿入すると共に前記第1部材
    に嵌合可能なる第2部材とよりなり、 該第1部材は、前記フイニッシャの突出部に形成した上
    下貫通孔の下側の縁部を覆うように形成されたフランジ
    部を有する第1筒状本体と、該第1筒状本体の底部に形
    成され且つ前記車体に支持される第1締結部材の挿入用
    の中空状の第1ボスとが一体に形成され、 前記第2部材は、前記フイニッシャの突出部に形成した
    上下貫通孔の上側の縁部を覆うように形成されたフラン
    ジ部を有する第2筒状本体と、該第2筒状本体の下縁部
    より突出され且つ前記第1筒状本体の第1ボスの外周に
    係合される係合部と、該係合部が形成された底部の反対
    側の第2筒状本体の面に前記第1筒状本体に向けて突出
    され、前記突出部に係止されたブラケットを締結する第
    2締結部材の雌ねじ部となる第2ボスが突出形成され、 前記第1部材と第2部材とが前記第1ボスと係合部との
    係合により仮止め可能なると共に、第1部材のフランジ
    によりブラケットを覆うようにしたことを特徴とする自
    動車用内装装置。
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