JP2512908Y2 - 自動車用ア−ムレスト構造 - Google Patents

自動車用ア−ムレスト構造

Info

Publication number
JP2512908Y2
JP2512908Y2 JP1987050900U JP5090087U JP2512908Y2 JP 2512908 Y2 JP2512908 Y2 JP 2512908Y2 JP 1987050900 U JP1987050900 U JP 1987050900U JP 5090087 U JP5090087 U JP 5090087U JP 2512908 Y2 JP2512908 Y2 JP 2512908Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armrest
skin member
core body
grip
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987050900U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63158437U (ja
Inventor
裕二 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP1987050900U priority Critical patent/JP2512908Y2/ja
Publication of JPS63158437U publication Critical patent/JPS63158437U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2512908Y2 publication Critical patent/JP2512908Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の室内トリムに取付ける自動車用アー
ムレスト構造に関する。
(従来の技術) 従来の自動車用アームレスト構造Cは、第9,10(A)
図示のように、グリップ用の凹部55を有し、断面コ字状
の芯体51と表皮部材52と両者の間に介在したクッション
材53とで形成されている(実開昭59-113230号公報参
照)。
そして芯体51と表皮部材52とを各々別に成形型にて形
成し、両者を発泡型にセットして両者の空間内にウレタ
ンを注入発泡させて芯体51とクッション材53と表皮部材
52とを一体化し、製品を作りあげていた。
又、第10(B)図示のように、芯体51と表皮部材52と
を各々別に成形型にて形成し、両者の間の空間内に既発
泡のクッション材54を入れたものもある。
(考案が解決しようとする課題) しかし、従来の自動車用アームレスト構造にあって
は、前者の場合は、クッション材53と芯体51とは互いに
一体に結合しているが発泡させるポリウレタン等の材料
費が高く、かつ発泡型を別に必要とし、製品のコスト高
となる欠点があった。
又、後者の構造は、発泡型を必要としないが、内部の
クッション材54は表皮部材52と芯体51との間に単に介在
させているだけであるから不安定で、グリップ用の凹部
55に手を挿し入れてグリップ部に力を加えた時にクッシ
ョン材54のずれが生じ、又表皮部材52とクッション材54
とが密着せず中間に隙間が生じ、場合によっては表皮部
材52とクッション材54とを接着させる必要があった。
(考案の目的) 本考案は、上記問題点に着眼して考案されたもので、
組立簡単かつ安価でクッション材と表皮部材との密着性
を維持でき、しかもグリップ部とアームレスト感触がソ
フトである自動車用アームレスト構造を提供することを
目的とする。
(問題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は車室内トリムに
取付けられる断面コ字状の硬質のアームレストベース部
と、該アームレストベース部の上面の一部に取付けられ
上面にグリップ用の凹部を形成した硬質のアームレスト
芯体と、該アームレスト芯体の端部に係合するフランジ
部を有し、該アームレスト芯体のグリップ用の凹部が形
成された硬質の表皮部材と、アームレスト芯体と表皮部
材とで形成される空間に介在される既発泡材よりなるク
ッション材とで構成し、 前記アームレスト芯体の少なくともグリップ用の凹部
の上面コーナ部近傍に表皮部材側に立ち上がる壁部を形
成すると共に、該壁部に前記クッション材の端面を当接
させるようにして前記表皮部材のグリップ用の凹部の上
面コーナ部内面が前記壁部の上面に載置される構成とし
てある。
(作用) 本考案にかかるアームレスト構造によれば、アームレ
ストベース部と、アームレスト芯体と、表皮部材と、ク
ッション材とを別々に形成し、それぞれを嵌合して一体
化できるので、組立簡単かつ安価であり、更にクッショ
ン材が表皮部材とアームレスト芯体と密着し移動を阻止
されるのでクッション材が安定し、グリップ部とアーム
レストの感触がソフトである。
(実施例) 以下、本考案を第1図乃至第8図に示す一実施例にも
とづいて詳述する。
アームレスト本体Aは合成樹脂の一体形成品で、その
アームレストベース部1は硬質のABS樹脂材を用いて射
出成形によって形成してあり、車室内トリムであるドア
トリム5の前方から後方に亘る長尺の断面コ字状に形成
してあって、その後方側上面にはグリップ兼アームレス
トBが取付けられている。
アームレストベース部1の前方上面には灰皿、パワウ
ィンドウ昇降用スイッチ等の部品17が配設されている。
このアームレストベース部1のグリップ兼アームレス
トBを設置する上面部11には、後述のアームレスト芯体
2の係止部26を挿入する係止用穴14とアームレスト芯体
2のリブ22と係合する凸部13が設けられていると共に、
アームレスト芯体2および表皮部材4のグリップ用の凹
部24,43(以下単に凹部と称する)の各底面を固定する
取付ビス50用のビス取付穴12が設けられている。
又、側面下方には、ドアトリム5を介してドアインナ
パネル6にアームレストベース部1を固定するためのボ
ルト16のボルト挿通孔15が形成されている。
グリップ兼アームレストBは、アームレスト芯体2
と、表示部材4とクッション材3とで構成される。
アームレスト芯体2はポリプロピレン、ポリエチレン
等の比較的硬い樹脂材を用いて射出成形によって形成し
たもので、上面略中央部のドアトリム5寄りには凹部24
を有する。
下面にはアームレストベース部1と係止するように凸
部13と嵌合するリブ22を形成し、更に他の部位の平面部
56には係止用穴14に第7図示の矢印Qの如くスライドし
て係止するL状の係止部26を複数有する。
又、凹部24の底面には表皮部材4と共にアームレスト
ベース部1に固定するビス取付穴25を有している。
更に凹部24の底面コーナには表皮部材4の爪45を挿入
するスリット27が形成されている。
又、アームレスト芯体2の凹部24の上面コーナ部を含
めて、該アームレスト芯体2と表皮部材4とで形成され
る空間S内にクッション材3を入れた場合に該クッショ
ン材3の端面に対応する側面全周に、表皮部材4側に立
ち上がってクッション材3の端面に当接してその移動を
阻止する壁部23が形成されている。
表皮部材4は塩化ビニール樹脂等の軟い樹脂材を用い
て射出成形によって形成したもので、アームレスト芯体
2の端部21を包持するように嵌合させるフランジ部41
と、アームレスト芯体2の凹部24に嵌合する凹部43を有
する。
凹部43の上面コーナ部46の内面には等間隔に多数のリ
ブ42を形成し、このリブ42がアームレスト芯体2の凹部
24の上面コーナ部近傍の壁部23の上面に載置されるよう
になっている。
更に凹部43の下面コーナ部の内面にはアームレスト芯
体2のスリット27に挿入する爪45を有し、凹部43の底面
にはビス取付孔44を有している。
クッション材3は、注入発泡して成形するウレタンよ
り安価な既発泡ウレタン等の発泡材が用いられ、また、
これよりも価格的に低いランクのチップウレタン等の廃
材を用いてもよく、本実施例ではこのクッション材3は
表皮部材4とアームレスト芯体2とで形成される空間S
内に収納できる厚みを有する板形状にしてある。
次に前記実施例構造のドアトリムへの取付手順を説明
する。
まず、アームレスト芯体2の壁部23で囲繞された側面
部に既発泡のクッション材3を載置し、そのクッション
材3の上から表皮部材4を被せ、表皮部材4の爪45をア
ームレスト芯体2のスリット27に挿入し、表皮部材4の
凹部43をアームレスト芯体2の凹部24と嵌合させて、つ
づいて表皮部材4の全周のフランジ部41をアームレスト
芯体2の端部21に嵌合させ、表皮部材4とアームレスト
芯体2とクッション材3とを一体化させ、グリップ兼ア
ームレストBを形成する。
次にグリップ兼アームレストBのアームレスト芯体2
の複数の係止部26をアームレストベース部1の係止用穴
14にそれぞれ挿入し、第7図矢印Q方向にスライドさせ
ると共に、アームレスト芯体2のリブ22間の凹陥にアー
ムレストベース部1の凸部13を嵌合させ、更に表皮部材
4の凹部43のビス取付穴44より取付ビス50をアームレス
ト芯体2のビス取付穴25,アームレストベース部1のビ
ス取付穴12へ螺合させ、アームレストベース部1とグリ
ップ兼アームレストBとを固定する。
その後グリップ兼アームレストBを一体化したアーム
レスト本体Aのアームレストベース部1をドアトリム5
にセットし、ボルト挿通孔15よりボルト16を挿入してド
アインナパネル6側のウエルドナット52と螺合させ、ア
ームレスト本体Aのドアトリム5への固定を完了する。
本実施例ではア−ムレストベース部1にグリップ兼ア
ームレストBをセットした後、アームレストベース部1
をドアトリム5に固定したが、予めアームレストベース
部1をドアトリム5に固定しておき、その後、グリップ
兼アームレストBをアームレストベース部1にセットす
るようにしてもよい。
ここで、前記アームレスト芯体2の凹部24の上面コー
ナ部近傍に壁部23を形成し、表皮部材4の凹部43の上面
コーナ部46の内面にリブ42を形成してその下面を壁部23
に載置させ、これら壁部23とリブ42とにクッション材3
の端面が当接するようにしてあるため、第2図の矢印P
の如く凹部43の上面コーナ部46側から乗員が手で押圧力
を加えると、コーナ部46は軟質であるので点線の如く撓
むが、表皮部材4のコーナ部46の内面にリブ42が多数設
けられているからコーナ部46の形状を維持でき、リブ42
全体で押圧力を受けてクッション材3も全体で押圧力を
受けるようになる。
更に、リブ42の下面には硬質のアームレスト芯体2の
壁部23が形成されているので、表皮部材4のリブ42の下
方は動きにくい。
従って、前述のように押圧力を加えた場合、乗員の手
にソフト感を与えると共にクッション材3が移動しにく
く、しかもクッション材3の内部に硬い不動の芯がある
ような感触を与える。
尚、表皮部材4の一般上面はクッション材3が内部で
密着しているので、アームレストとして乗員が肘をのせ
た場合、安定したソフトな感触を与える。
(効果) 以上説明したように、本考案に係る自動車用アームレ
スト構造によれば次のような効果を奏せられる。
(1) アームレスト芯体と表皮部材との間に既発泡材
よりなるクッション材を介装して、これらアームレスト
芯体の端部に表皮部材のフランジ部を係着し、この組付
体をアームレストベース部の上面に取付ければよいから
アームレストの組立てを容易にすることができる。
(2) アームレスト芯体のグリップ用の凹部の上面コ
ーナ部近傍に表皮部材側に立ち上がる壁部が形成され
て、この壁部にクッション材の端面を当接させると共に
該壁部の上面に、表皮部材のグリップ用の凹部の上面コ
ーナ部内面を載置して組付けてあるから、グリップ用の
凹部に手を挿し入れてグリップ部を握持した際に、該凹
部の上面コーナ部に剛性感が得られて確実なグリップ感
を与えることができる。
(3) また、このグリップ部を握持した際に前記壁部
によって内部のクッション材のずれ動きを確実に抑えら
れるから、アームレストのソフト感を些かも損なうこと
がない。
(4) 更に、クッション材のずれ動きを確実に抑えら
れることから、該クッション材を接着剤で強固に接着す
る必要がなく、前記組付け性が良いことと相俟ってコス
トダウンに大きく寄与することができる。
(5) また、クッション材として廉価な既発泡材を用
いているから、より一層コストダウンを図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本考案の自動車用アームレストの一
実施例を示すもので、第1図はドアトリムの全体図、第
2図は第1図のII-II断面図、第3図は第1図のIII-III
断面図、第4図は表皮部材の一般断面図、第5図は第4
図のV方向から見た部分矢視図、第6図はアームレスト
芯体の第1図II-II断面斜視図、第7図はアームレスト
芯体の係止部とアームレストベース部の係止用穴との係
止状態を示す部分断面図、第8図は第7図のアームレス
ト芯体の係止部とアームレストベース部の係止用穴をそ
れぞれ示す部分斜視図、第9図は従来のアームレスト全
体図、第10図(A),(B)は第9X−X断面図である。 1……アームレストベース部、2……アームレスト芯
体、3……クッション材、4……表皮部材、23……壁
部、24……グリップ用の凹部、41……フランジ部、43…
…グリップ用の凹部、S……空間。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内のトリムに取付けられる断面コ字状
    の硬質のアームレストベース部と、該アームレストベー
    ス部の上面の一部に取付けられ上面にグリップ用の凹部
    を形成した硬質のアームレスト芯体と、該アームレスト
    芯体の端部に係合するフランジ部を有し、該アームレス
    ト芯体のグリップ用の凹部と嵌合するグリップ用の凹部
    が形成された軟質の表皮部材と、アームレスト芯体と表
    皮部材とで形成される空間に介在される既発泡材よりな
    るクッション材とで構成し、 前記アームレスト芯体の少なくともグリップ用の凹部の
    上面コーナ部近傍に表皮部材側に立ち上がる壁部を形成
    すると共に、該壁部に前記クッション材の端面を当接さ
    せるようにして前記表皮部材のグリップ用の凹部の上面
    コーナ部内面が前記壁部の上面に載置されることを特徴
    とする自動車用アームレスト構造。
JP1987050900U 1987-04-03 1987-04-03 自動車用ア−ムレスト構造 Expired - Lifetime JP2512908Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987050900U JP2512908Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03 自動車用ア−ムレスト構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987050900U JP2512908Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03 自動車用ア−ムレスト構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63158437U JPS63158437U (ja) 1988-10-18
JP2512908Y2 true JP2512908Y2 (ja) 1996-10-02

Family

ID=30874680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987050900U Expired - Lifetime JP2512908Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03 自動車用ア−ムレスト構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2512908Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015096362A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 トヨタ紡織株式会社 車両用ドアトリム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0719884Y2 (ja) * 1989-10-11 1995-05-10 河西工業株式会社 ドアトリム用アームレスト

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846900Y2 (ja) * 1980-09-26 1983-10-26 マツダ株式会社 ドア−のア−ムレスト
JPS58164446A (ja) * 1982-03-25 1983-09-29 Nissan Motor Co Ltd グリツプとア−ムレストを有するドアトリム構造
JPS613034U (ja) * 1984-06-08 1986-01-09 東京シ−ト株式会社 ドア−ア−ムレスト

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015096362A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 トヨタ紡織株式会社 車両用ドアトリム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63158437U (ja) 1988-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3585566B2 (ja) 膝受けを具備する自動車用計器板
JP2594345Y2 (ja) 車両用ドアトリム
JP4903044B2 (ja) 自動車に取り付けられるプラスチックパネル
JP3160197B2 (ja) 車両用内装材
US4663210A (en) Paneling member for the interior of automotive vehicles, especially a dashboard
US4919470A (en) Motor vehicle door panel
JPH10297345A (ja) 自動車用フットレスト
JP2512908Y2 (ja) 自動車用ア−ムレスト構造
JP2548057Y2 (ja) 自動車用ドアトリムの取付構造
JP2008201193A (ja) 車両用アームレスト
JP2621515B2 (ja) 自動車用内装装置
JP4197138B2 (ja) 車両用アームレスト
JPH0638732Y2 (ja) 自動車用ドアトリム
JPH11247499A (ja) エスカッションパネルの取付構造
JPH11139232A (ja) 自動車用アームレスト構造
JP3773580B2 (ja) 自動車用ヘッドレスト
JP2001047920A (ja) 自動車用内装部品
JPH0721401Y2 (ja) 車両用フロアカーペットの取付構造
JPH052157Y2 (ja)
JPS6324018Y2 (ja)
JP3119348B2 (ja) 自動車用内装部品
JP4403780B2 (ja) 多層成形品の製造方法
JP2592414Y2 (ja) 車両用ドア
JP3319579B2 (ja) エスカッションの取付構造
JP3264630B2 (ja) 内装トリムにおけるポケット構造