JPH052157Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH052157Y2
JPH052157Y2 JP1988029529U JP2952988U JPH052157Y2 JP H052157 Y2 JPH052157 Y2 JP H052157Y2 JP 1988029529 U JP1988029529 U JP 1988029529U JP 2952988 U JP2952988 U JP 2952988U JP H052157 Y2 JPH052157 Y2 JP H052157Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
insert
groove
rib
back surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988029529U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01133500U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988029529U priority Critical patent/JPH052157Y2/ja
Publication of JPH01133500U publication Critical patent/JPH01133500U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH052157Y2 publication Critical patent/JPH052157Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、インサートと表皮の結合構造に関す
るものであり、具体的には表皮とインサートより
なる自動車内装品における表皮とインサートの結
合構造であり、自動車内装品としては例示的にア
ームレスト、ヘツドレスト、コンソールボツクス
リツド、コンソールボツクス、インストルメント
パネル等が挙げられる。
(従来技術) 先に例示した自動車内装品は軽量であること、
相当の強度を有すること、外観、肌触りの高級感
が良好であること等の品質が要求される。
そして、簡単な構造でこれらの品質を満足する
ものとして、予め成形したインサートに予備成形
し形付した表皮を装着する構造が採用されてい
る。また、具体的に表皮とインサートを結合する
構造としては第6図のように表皮の端部に内向し
て折り返されたリブ1を設けインサート2の端部
の壁にリブ1を係止するものが提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) 従来技術の結合構造は一応前記した自動車内装
品の要求品質を具備しうる構造を提案するもので
あるが、表皮とインサートとの結合強度に不安を
有するものであつた。
即ち、従来技術の結合構造による内装品は表皮
を強く押えた時、端部のリブ1がめくれ、甚だし
い場合は表皮がインサートから剥離してしまうこ
とがあつた。特に近年手触りの良好性、ソフト性
の向上を目的としてインサートと表皮の間に別体
に成形された発泡層3を挿入する構成が提案され
ているが、この構成に従来技術の結合構造を採用
することは困難であつた。つまり、乗員が体で内
装品の発泡層3の上から該内装品を押えた時、発
泡層3は沈み、周辺の表皮はそれにつれて引つ張
られる。そのため、表皮端部に強い引張力が加わ
りリブ1がこの力に抗しきれずめくれることが多
かつた。
そこで、本考案は上記するかかる問題点に着目
し、従来技術に改良を加え、構造の簡易性を維持
しつつ大巾な装着強度の向上を図ることができる
表皮とインサートの結合構造を提案することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) しかして、上述の目的を達成するための本考案
の特徴は製品外形に概ね合致する外形形状を有
し、端部に端末壁を有するインサートに、端部に
内向する挿入リブが設けられ該挿入リブと表皮背
面により溝が形成されている表皮をインサートの
端末壁に表皮の溝を嵌合させた状態で配して成る
表皮のインサートの結合構造において、表皮の溝
中に挿入リブと表皮の背面を結合した固着部分が
一定間隔で設けられ、対応するインサートの上記
溝の固着部分に相当する箇所には、切欠きが設け
られている表皮とインサートの結合構造にある。
本考案の表皮とインサートの結合構造における
特徴部分である表皮の溝内に設けられた固着部分
は、溝部を補強してリブがめくれることを防止す
る作用を有する。
(実施例) 以下更に本考案の具体的実施例について説明す
る。
第1図は本考案の表皮とインサートの結合構造
を有するアームレストの斜視図であり、第2図は
第1図のA−A断面図、第3図は第1図のB−B
断面図、第4図は第2図のC−C断面図であり、
第5図は表皮の溝部の斜視図である。
第1図において、20は本考案の表皮とインサ
ートの結合を有するアームレストを示す。アーム
レスト20は第2図、第3図のように外形が概略
L字状をなし、インサート10の表面に表皮11
が装着され、また乗員のひじが当たる上面部の内
部にはクツシヨン体12が埋設されている。
本実施例のアームレストの表皮11は、塩化ビ
ニール樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等の合成樹脂であり、射出成形、スラツ
シユ成形、真空成形によつて製品外形形状に成形
され、好ましくは背面に発泡層が積層されたもの
である。
そして、端部には表皮の背面との間で溝を形成
するようにコの字形に内向して折り返された挿入
リブ13が一体に形成されており、該溝内には本
考案の特徴である挿入リブ13と表皮11の背面
30を結合した固着部分31が一定間隔で設けら
れている。本実施例における固着部分31は、表
皮11の成形時に溝内に直方体上のリブ壁を一体
に成形し、表皮11の背面30とリブ13を結合
したものである。クツシヨン体12は従来技術の
それと実質的に同一であり、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン、ウレタン、ゴム、パ
ルプあるいはこれらの再生材より別個に成形され
たものである。インサート10は塩化ビニル樹脂
やポリエスチレン樹脂、ポリプロピレン、ABS
樹脂等の合成樹脂、あるいは鋼等の樹脂又は金属
の射出成形やプレス成形により成形され、外表面
は概ねアームレストの外形に近時した形状であ
り、上面部にはクツシヨン体12が装着される凹
部が設けられている。
そして、端部全周には前記した表皮の挿入リブ
13と表皮11の背面により形成される溝の幅と
等しい幅を有し、且つ溝の深さより長い端末壁1
4が設けられている。
上記した端末壁14には、表皮の固着部分31
と干渉しないよう切欠き32が設けられている。
切欠き32の大きさ、形状を表皮11の固着部分
31より大きなものを採用する場合は表皮とイン
サートの組立て作業が良好である利点を有する。
また、反対に切欠きの大きさと特に幅を固着部
分31よりも小さいか等しく設計した場合作業性
が低下する欠点はあるものの固着部分31と切欠
き32との嵌合作用により一層強力な表皮とイン
サートの結合を実現することができる。端末壁1
4の背面側には表皮11の挿入リブ13の幅より
も幾分広い間隔をおいて平行状に押えリブ15が
設けられている。押えリブ15は端末壁と同様に
インサート10全周にわたつて設けられることが
望ましいが、設計に応じて一部にのみ設けてもよ
く、またクシ状の不連続壁があつてもよい。
本実施例の表皮とインサートの結合構造は、イ
ンサート10の凹部にクツシヨン体12が装着さ
れ、更にその上から表皮が装着されて一体のアー
ムレスト20が成形されるにあたり、表皮1端部
の挿入リブ13により成形される溝がインサート
の端末壁14と嵌合し、更に挿入リブ13がイン
サートの端末壁14と押えリブ15の間の溝に挿
入された状態で構成されている。
本実施例の結合構造はアームレスト20の表
面、特にクツシヨン体12の上を押した時、クツ
シヨン体12が沈み表皮11が引かれ、その力に
より挿入リブ13が広がろうとするが、挿入リブ
13と表皮11の背面は、固着部分により強固に
結合されており挿入リブ13広がりは防止され
る。
また、本実施例のようにインサートに押えリブ
を採用した場合には、先の固着部分の作用に加え
て挿入リブ13の溝内に挿入されて押えリブ15
により押えられるため挿入リブ13の広がりはよ
り一層防止される。
(効果) 本考案の表皮とインサートの結合構造は以上の
ように簡単な構造で組立てが容易であり、且つ大
きな結合強度が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の表皮とインサートの結合構造
を有するアームレストの斜視図であり、第2図は
第1図のA−A断面図、第3図は第1図のB−B
断面図、第4図は第2図のC−C断面図であり、
第5図は表皮の溝部の斜視図であり、第6図は従
来技術における表皮とインサートの取付構造を採
用したアームレストの断面図である。 10……インサート、11……表皮、12……
クツシヨン体、13……挿入リブ、14……端末
壁、15……押えリブ、20……アームレスト、
30……表皮背面、31……固着部分、32……
切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 製品外形に概ね合致する外形形状を有し、端部
    に端末壁を有するインサートに、端部に内向する
    挿入リブが設けられ、該挿入リブと表皮背面によ
    り溝が形成されている表皮をインサートの端末壁
    に表皮の溝を嵌合させた状態で配して成る表皮と
    インサートの結合構造において、表皮の溝中に挿
    入リブと表皮の背面を結合した固着部分が一定間
    隔で設けられ、対応するインサートの上記溝の固
    着部分に相当する箇所には、切欠きが設けられて
    いることを特徴とする表皮とインサートの結合構
    造。
JP1988029529U 1988-03-04 1988-03-04 Expired - Lifetime JPH052157Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988029529U JPH052157Y2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988029529U JPH052157Y2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01133500U JPH01133500U (ja) 1989-09-11
JPH052157Y2 true JPH052157Y2 (ja) 1993-01-20

Family

ID=31253827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988029529U Expired - Lifetime JPH052157Y2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH052157Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6024240U (ja) * 1983-07-26 1985-02-19 有限会社 サンクラウン工業 魚焼き器
JPS6244698U (ja) * 1985-09-09 1987-03-18

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6024240U (ja) * 1983-07-26 1985-02-19 有限会社 サンクラウン工業 魚焼き器
JPS6244698U (ja) * 1985-09-09 1987-03-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01133500U (ja) 1989-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1294650C (en) Automotive trunk liner
JPH052157Y2 (ja)
JP3750902B2 (ja) ボード成形品のヒンジ部構造
JP3775971B2 (ja) 積層樹脂成形体
JPH04122250U (ja) 自動車内装品のインサート部材と付属部材の締結構造
JP2512908Y2 (ja) 自動車用ア−ムレスト構造
JPS6225958Y2 (ja)
JPH0711655Y2 (ja) 自動車用シートにおけるアームレスト格納部の構造
JPH0719884Y2 (ja) ドアトリム用アームレスト
JPS6144516Y2 (ja)
JP7374773B2 (ja) 装飾部材の製造方法
JPH0638732Y2 (ja) 自動車用ドアトリム
JP2514522Y2 (ja) 自動車用内装部品の接合構造
JPH023956Y2 (ja)
JP2569639Y2 (ja) ドアグリップ構造
JPS6324018Y2 (ja)
JP2557816Y2 (ja) 自動車用内装部品
JPS5941882Y2 (ja) コンソ−ルボツクスの蓋体
JPS6328677Y2 (ja)
JPH0271400U (ja)
JPS58107832U (ja) 自動車用内装材
JPH0618809Y2 (ja) 自動車用ドアトリムのポケット構造
JPS63138284U (ja)
JPH018431Y2 (ja)
JPH0458465U (ja)