JPH0638730Y2 - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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JPH0638730Y2
JPH0638730Y2 JP15057388U JP15057388U JPH0638730Y2 JP H0638730 Y2 JPH0638730 Y2 JP H0638730Y2 JP 15057388 U JP15057388 U JP 15057388U JP 15057388 U JP15057388 U JP 15057388U JP H0638730 Y2 JPH0638730 Y2 JP H0638730Y2
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JP
Japan
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door
door trim
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lower member
opening
Prior art date
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JP15057388U
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JPH0271022U (ja
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知明 下平
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案はドアグリップ部を簡単に組み付けるようにし
た自動車用ドアトリムに関する。
《従来の技術》 従来、第5図に示すように、ドアインナーパネルに内装
されるドアトリム1には、その中央部に車室内側に膨出
形成されるアームレスト2が形成され、このアームレス
ト2の開口に第6図で示すアッパーメンバー3,ロアメン
バー4の各ユニットが取り付けられている。図示するユ
ニットはパワーウインド仕様のドアトリム1に装着され
るユニット3,4であって、アッパーメンバー3の前方側
には図示しないパワーウインドスイッチを収容する開口
3aが配設されており、後方には、ドアグリップを構成す
るため開口3bが開口されている。同様に、ロアメンバー
4においても、ドアグリップ部を構成するための開口4b
が設けられている。
そして、アッパーメンバー3並びにロアメンバー4の各
開口3b,4bを合わせるようにして、アッパーメンバー3
の手前側側壁3cと、ロアメンバー4の手前側側壁4cとに
より、ドアグリップ部を構成する。更に各メンバー3,4
を車体側に取付けるには、アッパーメンバー3に形成さ
れたブラケット5の取付孔5aを図示しないインナーパネ
ルにビス6止め固定するとともに、ロアメンバー4はア
ッパーメンバー3のブラケット7の取付孔7aに対してロ
アメンバー4の取付孔8を合致させて、ビス6により両
者を固定するようにしている。
《考案が解決しようとする課題》 従来のドアトリムにおいては、このようにドアグリップ
部を構成していたが、アッパーメンバーとロアメンバー
との両者の固定に取付用ビスが必要であり、さらに車体
パネルに対して両メンバーを取付けるには下側からビス
止め作業を行わなければならず、取付用ビスを多く必要
とし、更に面倒な取付作業を伴なう等極めて作業性の悪
いものとなっていた。
この考案は上述の事情に鑑みてなされたもので、本考案
の目的はドアトリムに装着されるドアグリップの構成に
ついて、樹脂の弾性を利用してアッパーメンバー,ロア
メンバーを仮止め可能とし、更に両者をビスにより車体
側に共締めすることにより、廉価且つ簡単にドアグリッ
プ部を構成するようにした自動車用ドアトリムを提供す
ることにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案に係る自動車用ドア
トリムは、ドアトリム本体の略中央部に膨出形成された
アームレストの上下面に各連通する開口を開設し、フレ
ーム状の樹脂成形体からなり、上側開口周縁を覆うフラ
ンジと下側内周縁に接合用の段部を備えたアッパーメン
バー、並びにフレーム状の樹脂成形体からなり、下側開
口周縁を覆うフランジと、アッパーメンバーに設けた接
合用段部に沿って嵌着する上端縁を備えたロアメンバー
を上記開口の上下側から挿入し、アッパーメンバーの接
合用段部にロアメンバーの上端縁を樹脂の弾性を利用し
て嵌合させ、アッパーメンバーとロアメンバーとを接合
させることにより、ドアグリップ部を構成するととも
に、アッパーメンバーに設けられた取付用孔内に、ロア
メンバーに形成したエンボス状のビス取付座を嵌合さ
せ、アッパーメンバーとロアメンバーとをドアトリム本
体に仮止めした状態で、各メンバーをビスによりドアイ
ンナーパネルに共締め固定したことを特徴とする。
《作用》 以上の構成によれば、ドアグリップ部を構成するアッパ
ーメンバーとロアメンバーとを車体側に取付けるには、
アッパーメンバーを上側開口から、ロアメンバーを下側
開口から、それぞれ挿入し、アッパーメンバーの下側内
周縁に設けた接合用の段部にロアメンバーの上端縁を弾
性的に嵌合させ、、且つアッパーメンバーの取付用孔内
にロアメンバーに形成したエンボス状のビス取付座を嵌
合させることにより、アッパーメンバーとロアメンバー
とを簡単にドアトリム本体に仮止め固定することがで
き、両メンバーをビスによりドアインナーパネルに共締
め固定すればよいため、アッパーメンバー,ロアメンバ
ーの取付作業を著しく簡素化できる。
《実施例》 以下、本考案に係る自動車用ドアトリムの一実施例に付
いて添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は本考案を自動車用ドアトリムに適用した実施例
を示すもので、ドアトリム本体10はドアインナーパネル
11の外周形状にトリムカットされ、かつ、このドアトリ
ム本体10の中央部が車室内側に膨出してアームレスト部
10aを形成するように所要形状に成形された樹脂ボー
ド,ハードボード等の芯材12と、樹脂シート,クロス等
の裏面に所望ならばクッション層を裏打ちしてなり、上
記芯材12の表面側に一体貼着される表皮材13とから大略
構成されている。
そして、このドアトリム本体10は、その裏面側に樹脂ク
リップ(図示せず)を装着して、この樹脂クリップをド
アインナーパネル11に設けた取付孔に圧入嵌合させるこ
とにより取付けられる。
また、上記ドアトリム本体10には、そのアームレスト部
10aにその上面並びに下面にそれぞれ連絡する開口14,15
が連通して形成され、この開口14,15によりドアグリッ
プ部の手前側の一部をなすように構成されている。
そして、本考案はこのドアグリップを簡単に構成するよ
うにした自動車用ドアトリムであって、このドアグリッ
プ部の構成を以下に説明すると、まず、第1図に示すア
ッパーメンバー20およびロアメンバー30の両メンバーを
アームレスト10aに設けた開口14,15内に組み付けること
により簡単にドアグリップ部を形成する。
上記アッパーメンバー20は、上側開口14から挿入され
て、この上側開口14の周縁部を覆うフランジ21を備えた
フレーム状の樹脂成形体からなり、ドアインナーパネル
11に対してビス止め固定するための取付用ブラケット22
が第2図に示すように設けられている。
一方、ロアメンバー30は、下側開口15から挿入されて、
この開口15周縁を覆うフランジ31を手前側に周設した、
これもフレーム状を成す樹脂成形体からなり、アッパー
メンバー20に設けた取付用ブラケット22と対応する位置
に、エンボス状に形成したビス取付座32が突出形成され
ている。
さらに、このアッパーメンバー20とロアメンバー30と
は、両者の組付けが簡単に行なえ、かつ車体側にも簡単
に固定できるように構成されている。すなわち、上側開
口14からアッパーメンバー20をこの開口14内に挿入する
とともに、下側開口15からロアメンバー30を挿入して、
丁度第3図に示すように両メンバー20,30を接合させ
る。このとき、アッパーメンバー20の下端縁には外方に
折曲した段部23がその周囲に形成してあり、この段部23
内にロアメンバーの上端縁33を、上記アッパーメンバー
20を弾性変形させつつ挿入すればよく、また、第2図に
示すように左右側に一対形成されたアッパーメンバー20
の取付用ブラケット22の取付孔24内に、ロアメンバー30
に突出形成したエンボス状のビス取付座32をこれも弾性
嵌合すれば、両メンバー20,30の仮止めが極めて簡単に
行うことができる。
そして、両メンバー20,30をドアトリム本体10に仮止め
した状態で、このビス取付座32内にビス40を螺着すれ
ば、アッパーメンバー20,ロアメンバー30をドアインナ
ーパネル11に対して確実かつ簡単に取付固定することが
できる。
このようにアッパーメンバー20,ロアメンバー30を仮止
めした後、ドアインナーパネル11に取付けた状態では、
第3図,第4図に示すようにアッパーメンバー20手前側
の側縁部分25と、ロアメンバー30の手前側の上部側縁34
とでドアグリップ部50のベース51を形作ることになり、
上述したドアトリム本体10の把手状部分と併せて中空状
のドアグリップ部50が簡単に形成される。
《考案の効果》 以上記載したように本考案に係る自動車用ドアトリムに
よれば、ドアグリップ部の構成として、従来構成では、
アッパーメンバーを車体に取付けた後、ロアメンバーを
アッパーメンバーに対してビス止め固定するという面倒
な取付作業を必要としたが、本考案によれば、樹脂のの
弾性力を利用してアッパーメンバー,ロアメンバーをド
アトリム本体に仮止め固定した後、両メンバーをドアイ
ンナーパネルに共締め固定すればよいため、ドアグリッ
プ部を構成するアッパーメンバー,ロアメンバーの車体
への取付けを著しく簡略化することにより、作業性が大
巾に改善されると共に、取付用ビス等の個数を削減する
ことによるコストダウンを図ることができる等の効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による自動車用ドアトリムを示すもの
で、ドアトリム本体,アッパーメンバー,ロアメンバー
をそれぞれ示す分解斜視図、第2図はアッパーメンバ
ー,ロアメンバーを接合させる状態を示す部分斜視図、
第3図,第4図はアッパーメンバー,ロアメンバーをド
アトリム側に取付けた状態を示す各縦断面図、第5図は
従来の自動車用ドアトリムを示す正面図、第6図は従来
の自動車用ドアトリムにおけるドアグリップ部の構成を
示す分解斜視図である。 10……ドアトリム本体 11……ドアインナーパネル 14……開口 20……アッパーメンバー 22……取付用ブラケット 23……段部 30……ロアメンバー 32……ビス取付座 50……ドアグリップ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアトリム本体の略中央部に膨出形成され
    たアームレストの上下面に各連通する開口を開設し、フ
    レーム状の樹脂成形体からなり、上側開口周縁を覆うフ
    ランジと下側内周縁に接合用の段部を備えたアッパーメ
    ンバー、並びにフレーム状の樹脂成形体からなり、下側
    開口周縁を覆うフランジと、アッパーメンバーに設けた
    接合用段部に沿って嵌着する上端縁を備えたロアメンバ
    ーを上記開口の上下側から挿入し、アッパーメンバーの
    接合用段部にロアメンバーの上端縁を樹脂の弾性を利用
    して嵌合させ、アッパーメンバーとロアメンバーとを接
    合させることにより、ドアグリップ部を構成するととも
    に、アッパーメンバーに設けられた取付用孔内に、ロア
    メンバーに形成したエンボス状のビス取付座を嵌合さ
    せ、アッパーメンバーとロアメンバーとをドアトリム本
    体に仮止めした状態で、各メンバーをビスによりドアイ
    ンナーパネルに共締め固定したことを特徴とする自動車
    用ドアトリム。
JP15057388U 1988-11-18 1988-11-18 自動車用ドアトリム Expired - Lifetime JPH0638730Y2 (ja)

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JP15057388U JPH0638730Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18 自動車用ドアトリム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15057388U JPH0638730Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18 自動車用ドアトリム

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Publication Number Publication Date
JPH0271022U JPH0271022U (ja) 1990-05-30
JPH0638730Y2 true JPH0638730Y2 (ja) 1994-10-12

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ID=31423841

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JP15057388U Expired - Lifetime JPH0638730Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18 自動車用ドアトリム

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JP5208486B2 (ja) * 2007-11-27 2013-06-12 株式会社平和 遊技機の制御基板ユニット

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JPH0271022U (ja) 1990-05-30

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