JPH0534967Y2 - - Google Patents

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JPH0534967Y2
JPH0534967Y2 JP1987001540U JP154087U JPH0534967Y2 JP H0534967 Y2 JPH0534967 Y2 JP H0534967Y2 JP 1987001540 U JP1987001540 U JP 1987001540U JP 154087 U JP154087 U JP 154087U JP H0534967 Y2 JPH0534967 Y2 JP H0534967Y2
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door trim
door
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armrest
fixed
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車用ドアに関し、特に、自動車用
ドアのドリム構造に関する。
従来技術 周知のように、例えば第11図に示すような自
動車用ドアにおいては、ハードボード等の剛性基
板の表面を各種の表面材で覆つて構成した一枚の
ドアトリムAを、複数の樹脂クリツプ等でドアイ
ンナパネルBの車室内側表面に固定して内装を行
なう。そして、従来の場合、車室内に配置するア
ームレストC1は、前記ドアトリムAを貫通する
取付ねじDを用いて車室内側よりドアインナパネ
ルB及びドアトリムAに固定されることになる
(例えば、(社)自動車技術会発行「自動車工学便
覧」第6編第1−34頁参照)。
ところで、最近の自動車用ドアでは、車室内構
成やアームレストC1の取付強度等の都合から、
第12図に示すような特殊なアームレストCをド
アインナパネルB及びドアトリムAに取付けるこ
とが要請される場合がある。即ち、このアームレ
ストCは両端脚部aの基部に取付基板bを有した
ものであるが、従来の一枚構成のドアトリムAの
表面に、同取付基板bを取付ねじD等で固定する
と、取付ねじDや取付基板bが車室内に露呈して
しまうから、アームレストCの脚部a周辺を別の
目隠し部品で覆うといつた工夫が要求される。し
かしながら、このような目隠し部品は割合に大き
くなるので、目隠し部品の付加により外観に優れ
たアームレストCの特性が犠牲にされることにな
る。
考案の目的 本考案の目的は、以上に述べたような特殊なア
ームレストを取付る場合、目隠し部品を用いずと
も、取付ねじや取付基板が車室内に露呈しないド
アトリム構造を得るにある。
考案の構成 この目的を達成するため、本考案は、ドアイン
ナパネルに樹脂クリツプ等で取付けるドアトリム
をアツパドアトリムとロアドアトリムに分割し
て、必要に応じて単独で取外せるようにこれらを
独立的にドアインナパネルに取付け、前記アツパ
ドアトリムの下端部及び前記ロアドアトリムの上
端部を重合状態とし、アームレストの脚部を貫通
できる取付用切欠きを前記下端部及び前記上端部
にそれぞれ形成し、前記アームレスト基部の取付
基板の表面を前記取付用切欠き周囲の前記下端部
及び前記上端部の一部で覆うことを提案するもの
である。
実施例 以下、第1図から第10図について本考案の実
施例の詳細を説明する。
第1図から第6図は本考案の第1実施例を示
し、本考案によるドアトリムは、アームレストC
を取付ける高さの位置で上下に分割されたアツパ
ドアトリム1及びロアドアトリム2で構成され
る。即ち、ドアインナパネル3の下半分を覆うロ
アドアトリム2は、その前側部2a、下側部2b
及び後側部2cを第2図に示す樹脂クリツプ4A
でドアインナパネル3の表面に固定してある。そ
して、前記ロアドアトリム2の上方に組付けるア
ツパドアトリム1の上側部1aは、第2図に示す
ように、ドアインナパネル3のウエスト部フラン
ジ3aに固定するウエスト部インナシール5によ
りドアインナパネル3に固定される。また、同ア
ツパドアトリム1の前側部1bは、前述した樹脂
クリツプ4Aと同様の樹脂クリツプ4Bでドアイ
ンナパネル3に固定されるけれども、その後側部
1cは、第6図に示す樹脂クリツプ4Cでドアイ
ンナパネル3の表面に設置される取付ブラケツト
6Aに取付けられる。この取付ブラケツト6A
は、ドアインナパネル3の内面に固定するスクリ
ユグロメツト7Aにねじ込まれる樹脂クリツプ4
Dに予じめ固定するもので、必要に応じて同取付
ブラケツト6Aに固定する樹脂クリツプ4Cを外
すことにより、ドアインナパネル3からアツパド
アトリム1を取外すことができる。
さらに、アツパドアトリム1の下端部1dは、
第5図に断面して示すように、車室内側から前記
ロアドアトリム2の上端部2dに重合された状態
で樹脂クリツプ4Eによりドアインナパネル3の
表面に固定されるけれども、これらの下端部1d
及び上端部2dには、アームレストCの両脚部a
を貫通できる取付用切欠き8A,8Bが形成され
る。即ち、第3図に示すように、これらの取付用
切欠き8A,8BはアームレストCの脚部aの断
面形状に対応した形状を有したもので、前記アツ
パドアトリム1とロアドアトリム2の境界部に臨
むドアインナパネル3の内部には、複数のスクリ
ユグロメツト7Bが設置され、これらのスクリユ
グロメツト7Bには取付ビス11を用いてアーム
レストCの脚部aの取付基板bが車室内側からそ
れぞれ固定される。また、前記アツパドアトリム
1に対しては、レギユレータハンドル9が設置さ
れるが、同レギユレータハンドル9は、第4図に
断面して示すように、ドアインナパネル3の内部
に組込むウインドウ・レギユレータ10の操作軸
10aに車室内側から固定される。
第1実施例によるドアトリムは、以上のような
構造であるから、自動車用ドアの内装工程におい
ては、取付ビス11を用いてドアインナパネル3
のスクリユグロメツト7BにアームレストCの取
付基板bを固定し、下側から同脚部aにロアドア
トリム2の取付用切欠き8Bを当がい、複数の樹
脂クリツプ4Aで同ロアドアトリム2をドアイン
ナパネル3に固定した後、アツパドアトリム1を
ドアインナパネル3に固定すればよい。即ち、ア
ツパドアトリム1の取付用切欠き8Aを上側から
アームレストCの脚部aに当がうと、アツパドア
トリム1の下端部1dがロアドアトリム2の上端
部2dに重合された状態になるから、樹脂クリツ
プ4B,4C,4Eでアツパドアトリム1の前側
部1a、後側部1c、下端部1dをドアインナパ
ネル3に固定した後、同アツパドアトリム1の上
側部1Aをウエスト部インナシール5で押え、既
に組付けてあるウインドウレギユレータの操作軸
10aにレギユレータハンドル9を取付けること
によりドア内装を完了できる。この組立状態にお
けるアームレストCは、取付ビス11によりドア
インナパネル3に直接かつ堅牢に固定され、しか
も、アームレストCの両脚部aが取付用切欠き8
A,8Bから自然に突出した状態となるから、ア
ームレストCがもつ独特の外観を充分に活用でき
る。
また、このようにして得られる自動車用ドアに
修理の都合が生じた場合にあつては、樹脂クリツ
プ4B,4C,4Eを取外すだけでアツパドアト
リム1のみをドアインナパネル3から外せるか
ら、軽度の修理の場合にアツパドアトリム1のみ
の着脱により工事を完了できる利点もある。
第7図から第10図は、別のアツパドアトリム
1とロアドアトリム2との関係を示す本考案の変
形例を示している。即ち、第7図は先にドアイン
ナパネル3に固定したアツパドアトリム1の下端
部1dに車室内側からロアドアトリム2の上端部
2dを重合して樹脂クリツプ4Fで同上端部2d
をドアインナパネル3に固定する構造である。し
たがつて、このような固定構造では、軽度の自動
車用ドアの修理の場合にロアドアトリム2のみを
ドアインナパネル3から取外して工事を行なうこ
とができる利点がある。そして、第8図の構造は
先に樹脂クリツプ4Gでロアドアトリム2の上端
部2dをドアインナパネル3に固定する構造であ
り、同構造の場合、樹脂クリツプ4Gの頭部に予
じめ“カギ”型断面のクランプ金具12が固定さ
れる。したがつて、この構造では、略水平方向に
伸びるクランプ金具12の下部フツク12aにア
ツパドアトリム1の下端部1dが上方より差込ん
で係止されることになるが、この構造では、アツ
パドアトリム1の下端部1dのための樹脂クリツ
プを省略して、目立ち易いドアトリムの中央表面
に樹脂クリツプの頭部が表れない外観のよい構造
を得ることができる。
また、第9図は兼用樹脂クリツプ4Hでアツパ
ドアトリム1の下端部1d及びロアドアトリム2
の上端部2dをドアインナパネル3に固定する構
造であり、この構造の場合、アツパドアトリム1
の下端部1d内面に樹脂クリツプ4Hを予じめ固
定した取付ブラケツト6Bが取付けられる。した
がつて、この構造では、ドアインナパネル3に先
に固定するロアドアトリム2の上端部2dは、特
別にドアインナパネル3に固定されれることな
く、後からドアインナパネル3に係止される樹脂
クリツプ4Hで最終的に固定されることになるか
ら、アツパドアトリム1の下端部1dとロアドア
トリム2の上端部2dとの間の境界部に違和感の
ある樹脂クリツプの頭部を露呈させないで済む。
さらに、第10図はスクリユグロメツト7C及
び樹脂クリツプ4Iを用いてドアインナパネル3
に予じめ固定する弾性クランプ金具13でアツパ
ドアトリム1の下端部1d及びロアドアトリム2
の上端部2dを固定する構造である。即ち、アツ
パドアトリム1の下端部1dは弾性クランプ金具
13のフツク13aに上方より差込み固定される
が、実際の内装工程にあつては、ロアドアトリム
2の上端部2dがドアインナパネル3と弾性クラ
ンプ金具13の間に下方から差込まれて弾力的に
係止され、アツパドアトリム1の下端部1dが同
弾性クランプ金具13のフツク13aに相前後し
て固定される。したがつて、この構造では、目立
ち易いドアトリムの中央部に異物が露呈しない利
点があると共に、アツパドアトリム1及びロアド
アトリム2のいずれも独立的に着脱できるから、
修理工事の都合に応じてアツパドアトリム1また
はロアドアトリム2を自由にドアインナパネル3
から取外して工事を行なうことができる利点があ
る。
考案の効果 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、ドアトリムをアツパドアトリムとロアドアト
リムとに上下に分割してこれらの境界部にアーム
レストの両脚部を貫通できる取付用切欠きを形成
するので、アームレストを確実にドアインナパネ
ルに固定できると共に、アームレストの独特な外
観を充分に発揮でき、自動車用ドアの修理時にあ
つては、アツパドアトリムまたはロアドアトリム
を部分的に取外して工事を行なうことができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は車室内側から見た本考案による自動車
用ドアの斜視図、第2図は第1図の−線に沿
う断面図、第2図は第1図の−線に沿う断面
図、第3図は第1図の−線に沿う断面図、第
4図は第1図の−線に沿う断面図、第5図は
第1図の−線に沿う断面図、第6図は第1図
の−線に沿う断面図、第7図は本考案の第1
変形例の第5図相当断面図、第8図は本考案の第
2変形例の第5図相当断面図、第9図は本考案の
第3変形例の第5図相当断面図、第10図は本考
案の第4変形例の第5図相当断面図、第11図は
従来の自動車用ドアの分解斜視図、第12図は従
来のアームレストの斜視図である。 C……アームレスト、a……脚部、b……取付
基板、1……アツパドアトリム、1d……下端
部、2……ロアドアトリム、2d……上端部、3
……ドアインナパネル、8A,8B……取付用切
欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアインナパネルに樹脂クリツプ等で取付ける
    ドアトリムをアツパドアトリムとロアドアトリム
    に分割して、必要に応じて単独で取外せるように
    これらを独立的にドアインナパネルに取付け、前
    記アツパドアトリムの下端部及び前記ロアドアト
    リムの上端部を重合状態とし、アームレストの脚
    部を貫通できる取付用切欠きを前記下端部及び前
    記上端部にそれぞれ形成し、前記アームレスト基
    部の取付基板の表面を前記取付用切欠き周囲の前
    記下端部及び前記上端部の一部で覆つたことを特
    徴とする自動車のドアトリム構造。
JP1987001540U 1987-01-09 1987-01-09 Expired - Lifetime JPH0534967Y2 (ja)

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JPS63109214U JPS63109214U (ja) 1988-07-14
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