JPH01197138A - 格納式アシストグリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車等の車室内に設けられる格納式アシ
ストグリップに関する。

従来の技術 自動車等にあっては、車両走行時に乗員が体を支えるた
めにつかまる握りとしてアシストグリップが設けられて
いるが、乗員の頭部とアシストグリップとのクリアラン
スを十分確保するために格納式アシストグリップが用い
られることがある。

この−例を第４図によって説明すると、格納式アシスト
グリップは硬質樹脂製の取手部ｌの内部に芯金２がイン
サート成形され、この芯金２の端末部は取手部１の両端
から突出している。そして、この芯金２の両端に固定金
具３が係止するようになっており、この固定金１３は樹
脂製の取付部４で覆われている。上記取付部４の上部に
はキャップ５が開閉自在に取り付けられ、このキャップ
５を開いて固定金具３に設けられたビス６を虫体に締付
けて取り付は作業を行うようにしている（この類似構造
は、例えば昭和５８年社団法人自動車技術会発行新編自
動車工学便覧第６編車体第１−３８頁に示されている。

発明が解決しようとする課題 車体に固定された取付部４に対して取手部ｌが分割構成
されているため、取手ｆｆ１ｌが格納状態から使用状態
へスムーズに姿勢変更できる点で有利である反面、取付
部４と取手部Ｉを別個に製造しなければならず、成形工
数、組付工数の増加によりコストアップが避けられない
という問題がある。

そこで、この発明は、成形工数１１組付工数を減少させ
ながら取手部の格納機能にも支障を生ずることのない格
納式アシストグリップを提供するものである。

課題を解決するための手段 取手部とこの取手部の両端に設けられた取付部とが蛇腹
Ｊくを介して軟質材により一体形成され、上記取付部内
に取手部から延びる芯材に係止する固定金具が設けられ
ている。

作用 軟質な取付部を取手部側へ引いて固定金具を露出さ什る
ことで固定金具を車体に取り付ける。

取手部が格納状態から使用状態へ姿勢変更するのを蛇腹
部により許容する。

実施例 以下、この発明の一実施例を図面と共に前記従来の構成
と同一部分に同一符号を付して説明する。

第１図において、格納式グリップは、取手部Ｉとこの取
手部Ｉの両端に形成された取付部４とこれら取手部１と
取付部４とを結ぶ蛇腹部７とで、塩化ビニルにより一体
形成されている。

上記取手ｆｆ（＋は、蛇腹部７及び取付部４とは異なり
中実に形成してあり、取手部１内には取付部ｌへ延びる
鋼板製の芯材２がインサート成形されている。

上記芯材２の先端部分には、ガイド孔８が形成され、こ
のガイド孔８の前後に係止ピン９が取り付けられている
。

そして、上記芯材２の両側縁を挾む位置に、上記芯材２
の係ＩＬビン９に係止し芯材２の長平方向の移動を規制
する固定金具３が設けられている。

−ｈ足固定金具３にはこの固定金具３の上部に係＋ｈす
る座金１０が取り付けられ、この座金ＩＯには上記芯材
２のガイド孔８を貫通して固定金具３を車体の取付座に
締付けるビス６が設けられている。尚、１１はスペーサ
を示す。

このように構成された固定金具３を取付部４が覆うよう
になっており、取付部４の下部の孔１２は固定金具３の
下部に配置された樹脂製の取付ピース１３によって閉塞
される。

尚、取手部１、取付部４及び蛇腹＄７を一体成形する場
合には、芯材２を取手部ｌにインサートした状態で取付
部４及び蛇腹部７は中子を用いて成形し、上記中子を取
付部４の下部の孔Ｉ２から取り出してこれを行う。

上記実施例構造によれば、取手部ｌ、取付部４及び蛇腹
部７が一体形成されるため成形工数、組付工数が減少し
、コストダウンが図れると共に外観品質が高まる。

また、上記蛇腹部７によって取手部ｌの格納位置から使
用位置までの姿勢変更に対して自由に追従できる。

一方、格納式アシストグリップを取り付ける際には、取
付部４を取手部１側へ引張して取付部４の孔１２から固
定金具３を引き出して露出させ、上記固定金具３のビス
６を車体パネルに締め付け、締め付は終了後上記固定金
具３を取付部４に被ぶせれば、簡単に作業を行うことが
できる。

このようにして取り付けられた格納式アシストグリップ
を乗員が把持して引張ると取手部Ｉの両端の芯材２がガ
イド孔８に沿って相対的に内方に移動すると共に取手部
ｌが湾曲して柔軟に対応するのである。

発明の詳細 な説明してきたようにこの発明によれば、成形工数、組
付工数を削減することによりコストダウンを図ることが
できろという効果がある。

また、蛇腹部により格納位置と使用位置における取手部
の姿勢変更に柔軟に対応できるという効果がある。

そして、取手部、取付部及び蛇腹部が一体成形されてい
るため各部か連続してまとまりのある感じを与え意匠性
も格段に向上するという効果がある。

【図面の簡単な説明】 図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は部分断面図
、第２図は取付状態を示す部分断面図、第３図は取付金
具等の分解斜視図、第４図は従来技術の断面図である。 １・・・取手部、２・・・芯材、３・・・固定金具、４
・・・取付部、７・・・蛇腹部。 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）取手部とこの取手部の両端に設けられた取付部と
   が蛇腹部を介して軟質材により一体成形され、上記取付
   部内に取手部から延びる芯材に係止する固定金具が設け
   られていることを特徴とする格納式アシストグリップ。