JPH0620669Y2 - バツクドア開口におけるカバ−構造 - Google Patents

バツクドア開口におけるカバ−構造

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JPH0620669Y2
JPH0620669Y2 JP15552986U JP15552986U JPH0620669Y2 JP H0620669 Y2 JPH0620669 Y2 JP H0620669Y2 JP 15552986 U JP15552986 U JP 15552986U JP 15552986 U JP15552986 U JP 15552986U JP H0620669 Y2 JPH0620669 Y2 JP H0620669Y2
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JP
Japan
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frame
back door
cover body
vehicle body
door opening
Prior art date
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JP15552986U
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English (en)
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JPS6361330U (ja
Inventor
幸男 嶋末
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は、開閉式バックドアを備えた車両において、
バックドアを取外し、バックドア開口をキャンバス等で
覆うカバー構造に関する。
《従来技術とその問題点》 一般に、車体の構成部材としては、金属製薄板が主に用
いられているが、金属製薄板は剛性上申し分ないが、重
量がかさむ難点がある。
最近、乗用車の外観性能の向上ならびに車体の軽量化が
要求されており、車体の構成部材としての金属製薄板か
ら軽量な強化プラスチック板等に代替される傾向にあ
る。
ところで、乗用車の構成部材の各パーツの機能を比較し
た場合、車両のルーフやバックドア部分は他部位に比べ
それ程剛性が要求されず、例えばルーフ部分は強化ガラ
ス等のサンルーフに代えられたりしている。
そこで、考案者は、特にハッチバック車等開閉式バック
ドアを備えた車種において、このバックドア部分を従来
の金属製薄板と、軽量でかつ外観意匠の優れたカバー体
とを併用することで、車両の軽量かとデザインの多様化
とを図ることに着眼した。
《考案の目的》 本考案は、上記着眼点に基づきなされたもので、本考案
の目的とするところは、車両におけるデザインの多様
化,ならびに車両の軽量化に大きく貢献することができ
るバックドア開口におけるカバー構造を提供することに
ある。
《考案の構成と効果》 上記目的を達成するために、本考案は、バックドアを車
体から取外し形成したバックドア開口をカバー体で覆う
バックドア開口におけるカバー構造であって、 前記カバー体は上記開口周縁とほぼ同一形状に成形され
たフレームと、該フレームに周縁が巻込み固定され、こ
のフレーム内に張設されるキャンバスとから構成され、
上記フレームに設けたブラケットを車体側の開口周縁の
所定箇所に固着することにより、カバー体を車体側に取
り付けたことを特徴とする。
すなわち、前記構成によれば、車体からバックドアを取
外して形成した開口を覆うカバー体として、この開口周
縁とほぼ同一形状をなすフレームと、このフレームに支
持されるキャンバスとから構成されるものであるから、
金属薄板製のバックドアに比べ、大きく軽量化が図れる
とともに、バックドアとカバー体とを任意に使い分ける
ことにより、デザインの多様化を図ることができる等の
効果がある。
さらに、本願に係るカバー体の取付構造は、フレームに
形成されたブラケットを、車体側の開口周縁にボルト締
め等の慣用手段により固着すれば良いため、簡単な作業
でこのカバー体を車体の開口に取り付けることができ
る。
《実施例の説明》 以下、本考案に係るカバー構造の一実施例について添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は本考案に用いるカバー体を車体に取り付けた状
態を示す一部破断全体斜視図、第2図は、カバー体の取
付部を示す拡大図、第3図ないし第5図は本考案に用い
るカバー体の構成を示す各断面図、第6図は本考案に用
いるカバー体の一部を開放した状態を示す説明図であ
る。
第1図において、本願に用いるカバー体1は、図示しな
いバックドアを車体から取外して形成した開口2内に取
り付けられるもので、この開口2の周縁形状とほぼ同一
形状にパイプ材を曲成してなるフレーム3と、このフレ
ーム3に沿ってその周縁を巻込み固定されフレーム3内
に張設されたキャンバス4とから大略構成されている。
さらに詳しくは、上記フレーム3には、車体側に取り付
けるための取付部材として、フレーム3の上部両側にブ
ラケット5,5が設けられており、また、フレームの後
縁ほぼ中央部に係止部材6が設定されている。一方、キ
ャンバス4は、裏面に補強布7をラミネートした塩ビ樹
脂シート8で構成されており、さらに、後方視界を確保
するため、ほぼ中央部に開口が設けられ、この開口内に
透明な軟質塩ビシート9が設定され、シート9の周縁を
キャンバス4に高周波溶着等により固定すれば良い。
そして、キャンバス4をフレーム3に取り付けるには、
キャンバス4の周縁をフレーム3に沿って巻込み、第3
図に示すように面ファスナ10により固着し、カバー体
1が形成される。なお、面ファスナ10に代えて、ホッ
ク等の固定手段を用いても良い。
次いで、このカバー体1を車体側に固定するには、第2
図に示すようにフレーム3に設けたブラケット5を車体
側の開口2周縁に設けられた取付孔にボルト等により固
定すれば良いが、この取付孔は、図示しないバックドア
に用いるダンパ取付用の孔と併用することができ、さら
にこの実施例では、ブラケット5に一体にハンドリング
用把手11が設けられており、この把手11を下側に押
し下げることにより、ブラケット5の取付孔5aと車体
側の取付孔とを容易に位置決めすることができ、カバー
体1を車室内側から車体に容易に取り付けることができ
るため、作業性が良好なものとなる。
このように、フレーム3の左右側にそれぞれ設けられた
ブラケット5を車体側に固定するとともに、第5図に示
すように係止部材6をトランクリッド係止用の孔内に係
止すればカバー体1を車体側に確実に固定することがで
きる。
さらに、フレーム3はヒンジ用ピン12を中心にして開
閉可能に構成されており、第6図に示すように、カバー
体1の後半部を開閉することができ、トランクルーム内
の荷物の搬入,搬出が可能である。
なお、補強フレーム13が車幅方向に設定され、キャン
バス4の裏面側に縫製加工され、カバー体1の剛性を高
めている。
ところで、本願カバー体1を使用しないときは、キャン
バス4をフレーム3から取外し、フレーム3は折畳み可
能なためコンパクトに荷物室内に収納できる。
このように本願に係るカバー体1にあっては、フレーム
1とキャンバス4とから構成されるため、従来の金属薄
板製のバックパネルに比べ、著しく軽量化を図ることが
できるとともに、バックドアと本願のカバー体を任意に
使い分けることによりデザインの多様化を図ることがで
きる。
そして、このカバー体を車体側に取り付けるにあたり、
フレームに設けたブラケットをボルト締めするととも
に、係止部材を嵌合させれば良いため、簡単に取り付け
ることができ、さらにブラケットにハンドリング用把手
が一体に設けられているため、より一層取付けにおける
作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るカバー構造の一実施例を示す一部
破断全体斜視図、第2図は第1図中A矢視図、第3図は
第1図中III−III線断面図、第4図は第1図中IV−IV線
断面図、第5図は第1図中V−V線断面図、第6図はカ
バー体の一部を開閉した状態を示す説明図である。 1…カバー体 2…開口 3…フレーム 4…キャンバス 5…ブラケット 6…係止部材 10…面ファスナ 11…ハンドリング用把手 12…ヒンジ用ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックドアを車体から取外し形成したバッ
    クドア開口をカバー体で覆うバックドア開口におけるカ
    バー構造であって、 前記カバー体は上記開口周縁とほぼ同一形状に成形され
    たフレームと、該フレームに周縁が巻込み固定され、こ
    のフレーム内に張設されるキャンバスとから構成され、
    上記フレームに設けたブラケットを車体側の開口周縁の
    所定箇所に固着することにより、カバー体を車体側に取
    り付けたことを特徴とするバックドア開口におけるカバ
    ー構造。
  2. 【請求項2】前記フレームには、ブラケットと一体にハ
    ンドリング用把手が設けられていることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のバックドア開口にお
    けるカバー構造。
JP15552986U 1986-10-09 1986-10-09 バツクドア開口におけるカバ−構造 Expired - Lifetime JPH0620669Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6361330U JPS6361330U (ja) 1988-04-23
JPH0620669Y2 true JPH0620669Y2 (ja) 1994-06-01

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