JPH033059Y2 - - Google Patents

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JPH033059Y2
JPH033059Y2 JP1984113617U JP11361784U JPH033059Y2 JP H033059 Y2 JPH033059 Y2 JP H033059Y2 JP 1984113617 U JP1984113617 U JP 1984113617U JP 11361784 U JP11361784 U JP 11361784U JP H033059 Y2 JPH033059 Y2 JP H033059Y2
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JP
Japan
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window frame
frame member
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back door
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JP1984113617U
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JPS6127723U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車体後部に後部開口部を有して、この
後部開口部をバツクドアにより覆うようにした自
動車の車体構造の改良に関するものである。
(従来技術) 自動車のなかには、いわゆる2ボツクスカーあ
るいはクーペタイプの自動車において多々見られ
るように、車体後部に後部開口部を有して、この
後部開口部をバツクドアにより覆うようにしたも
のが多くなつている(実開昭51−39951号参照)。
そして、このようなバツクドアを有する自動車
においては、バンタイプのものを除き、デザイン
上等の見地から、バツクドアは、後下がりすなわ
ち後方へいくにしたがつて徐々にその高さが低く
なるように少なからず傾斜されている。
ところで、上述のような自動車においては、バ
ツクドアを開いて、後部開口部より車室内(リア
カーゴルーム)に荷物を積み込むことが可能であ
るが、上述したようにバツクドアが傾斜している
ため、比較的高さの高い荷物を積み込んだ際、リ
アカーゴルームには載置スペースが十分あるにも
拘らず、荷物の後部上端部が、後部開口部を通し
て車体外部へ少なからず突出してしまうため、バ
ツクドアを閉めることができない、というような
事態を応々にして生じていた。したがつて、この
ような場合は、バツクドアを開けたまま走行する
か、あるいは、上述のような大きな荷物を積み込
みを断念せざるを得ないことになる。
(考案の目的) 本考案は上述のような事情を勘案してなされた
もので、その目的は、バツクドアがたとえ後下が
りとされている場合であつても、リアカーゴルー
ムに荷物が載置できる限り、その荷物が高さの高
いものであろうとも、その荷物を全体的に収納す
ることができる自動車の車体構造を提供すること
にある。
(考案の構成) 前述の目的を達成するため本考案にあつては、 車体後部が車体後方に向うにつれてその高さが
低くされ、該車体後部に形成された後部開口部が
バツクドアにより覆うようにされた自動車におい
て、 前記バツクドアは、窓枠フレーム部材と該窓枠
フレーム部材に対して開閉自在に取付けられた蓋
部材としてのガラスハツチとから構成され、 前記窓枠フレーム部材は、その下端部において
車体に対してヒンジ結合されて、該ヒンジ結合部
分を中心とした揺動に応じて、前記後部開口部の
周縁部に沿う第1位置と、該周縁部より後方へ離
れて起立状態となる第2位置と、をとり得るよう
にされ、 前記後部開後部の周縁部と前記窓枠フレーム部
材との間には伸縮自在な幌部材が張設されて、該
窓枠フレーム部材が前記第2位置にあるときには
該幌部材が伸長状態とされ、 前記第1位置にある前記窓枠フレーム部材を車
体に対して固定するためのロツク装置が設けられ
ている、 ことを特徴とする自動車の車体構造、とした構
成としてある。
このような構成とすることにより、通常は、ロ
ツク装置によつて、幌部材を縮長状態すなわち窓
枠フレーム部材を第1位置としておくことによつ
て、バツクドアが後下がりの傾斜状態となること
を保持して、デザイン上等の見地からの要求を満
足させることができることになる。
その一方、高さの高い荷物をリアカーゴルーム
に収納する場合には、窓枠フレーム部材を第2位
置に位置させて幌部材を伸長状態とすることによ
り、リアカーゴルームの後部上方空間を拡大する
ことができることになる。このため、高さの高い
荷物を全体的に十分に収納することが可能とな
る。勿論、リアカーゴルームに対する荷物の出し
入れは、バツクドアの蓋部材としてのガラスハツ
チを開けることにより行われる。
しかも、この窓枠フレーム部材を第2位置に向
つて揺動させるに際しては、該窓枠フレーム部材
がその下端部において車体に対してヒンジ結合さ
れていることから、幌部材の荷重を窓枠フレーム
部材が支えることになり、幌部材の荷重が窓枠フ
レームの揺動に及ぼす影響を少なくすることがで
きることになる。このため、窓枠フレーム部材の
揺動操作力を少なくして該操作を容易にすること
ができることになる。
さらに、窓枠フレーム部材が第2位置に位置し
たときには、該窓枠フレーム部材が起立すること
から、それに伴つて、ガラスハツチも起立するこ
とになる。このため、リアカーゴルームの後部上
方空間を拡大させるとしても、該窓枠フレーム部
材に取付けられたガラスハツチを介して後方視界
を確保することができることになる。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付した図面に基づいて
説明する。
第1図ないし第4図において、自動車Aは、そ
の後部に後方へ向けて開口する後部開口部1(第
5図、第6図参照)を有して、この後部開口部1
がバツクドア2により覆われるようになつてい
る。このような自動車Aの車体後方端は、その上
部から下部へ向かうにつれて徐々に後方へ向かう
ように傾斜された後下がりのものとされ、この後
部開口部1より前方側でかつリアシート(図示
略)の後方側には、比較的小容積のリアカーゴル
ームBが形成されている。
バツクドア2は、第4図により特に明らかなよ
うに、窓枠フレーム部材3と、この窓枠フレーム
部材3に開閉自在に取付けられた蓋部材としての
ガラスハツチ4と、から構成され、実施例では、
このガラスハツチ4は、窓枠フレーム部材3の上
方周縁部に対して、ヒンジ5によつて連結される
ことにより、下開きされるようになつている(第
3図参照)。そして、このガラスハツチ4は、第
6図に示すように、その下端部に設けたストライ
カ6を窓枠フレーム部材3の下端部に設けたロツ
ク装置7のアンカ7aに係合されることにより、
閉位置に保持されるようになつており、このロツ
ク装置7のロツク、ロツク解除は、窓枠フレーム
部材3に設けた錠8のキー孔8a(第4図参照)
を利用して行われるようになつている。
一方、窓枠フレーム部材3は、第6図に示すよ
うに、その下端部において、車体のリアエンドパ
ネル9に対してヒンジ10を介して取付けられて
いる。これにより窓枠フレーム部材3は、ヒンジ
10を中心にして揺動自在とされるが、この揺動
に応じて、第2図、第5図、第6図に示す第1位
置と第1図、第3図に示す第2位置と、をとり得
るようになつている。この第1位置では、窓枠フ
レーム部材3は、後部開口部1の周縁部に沿うよ
うにされ、また第2位置では、この周縁部より後
方へ離れてほぼ垂直状態となるようにされる。そ
して、第6図に示すように、窓枠フレーム部材3
の上部に設けたロツク装置11のアンカ11a
を、車体に設けたストライカ12に対して係合さ
せることにより、窓枠フレーム部材3が第1位置
に固定保持されるようになつており、このロツク
装置11のロツク、ロツク解除は、窓枠フレーム
部材3に設けた錠13のキー孔13a(第4図参
照)を利用して行われるようになつている。ま
た、窓枠フレーム部材3が第2位置にあるとき
は、この窓枠フレーム部材3と車体との間に架設
したガススプリングからなるステー14によつ
て、第1位置へ向けての大きな外力を加えない限
り、この第2位置を保持し得るようになつてい
る。
前述した窓枠フレーム部材3と、後部開口部1
の周縁部との間には幌部材15が張設されてい
る。この幌部材15は、可撓性シートを用いるこ
とにより伸縮自在とされ、窓枠フレーム部材3が
第1位置にあるときは縮長状態とされ、また第2
位置にあるときは伸長状態とされる。また、この
伸長状態にある幌部材15の弛みを防止するた
め、後部開口部1には、複数本(実施例では2
本)の補強フレーム16が取付けられている。す
なわち、幌部材15は、その頂壁部と左右一対の
側壁部とを有して、伸長状態にあるときは、車体
前後方向から見て逆U字状とされるが、補強フレ
ーム16もそれぞれ逆U字状とされて、その下端
部において、ピン17により車体に回動自在に連
結される一方、幌部材15に対してひも等を利用
して固定されている。なお、この補強フレーム1
6は、パイプ材を屈曲加工する等により形成され
て、窓枠フレーム部材3が第1位置にあるとき
(幌部材15が縮長状態にあるとき)は、後部開
口部1の周縁部に沿うようにされて(第5図、第
6図参照)、また、窓枠フレーム部材3が第2位
置にあるとき(幌部材15が伸長状態にあると
き)は、第3図に示すように、窓枠フレーム部材
3と平行になるように起立位置とされて、幌部材
15がピンと張るようにされる。
ここで、実施例では、ルーフパネル18の後端
部において、ヒンジ19を利用して、車幅のほぼ
全長に渡つて伸びるカバー部材20が揺動自在に
取付けられている。これにより、窓枠フレーム部
材3が第1位置にあつて幌部材15が縮長された
ときに、この縮長された幌部材15の上部を覆つ
て、外観上の見栄えが改善されると共に、雨水が
当該幌部材15の上部へ直接降りかかるのが防止
されるようになつている。
以上のような構成において、リアカーゴルーム
Bに高い荷物を収納することなく走行する場合
は、第2図に示すように、窓枠フレーム部材3す
なわちバツクドア2を第1位置として、幌部材1
5を縮長状態としたままとすればよい。このとき
の自動車Aの後端部形状はいわゆる後下がりとな
つて、スポーテイ感覚を満足させるユーザの好み
に合つたデザインが確保された状態となる。勿
論、この第1位置において、リアカーゴルームB
に小さな荷物を収納する場合は、ガラスハツチ4
を開けて荷物の積み降ろしを行えばよい。
一方、リアカーゴルームBに高い荷物を収納す
るときは、第1図、第3図に示すように窓枠フレ
ーム部材3すなわちバツクドア2を第2位置とし
て、幌部材15を伸長させる。この状態では、幌
部材15が伸長されることによりこの内部に新た
に臨時カーゴルームCが形成される一方、この臨
時カーゴルームCはカーゴルームBと連通されて
いるので、リアカーゴルームBが、この臨時カー
ゴルームCの分だけ、その上部後方空間が拡大さ
れることになる。これによりリアカーゴルームB
に載置できるような荷物であれば、この荷物が車
体後方外部へ突出することなく収納できることと
なる。勿論、この第2位置において、荷物の積み
降ろしは、ガラスハツチ4を開けて行えばよい。
しかも、この場合、窓枠フレーム部材3を第2
位置に向つて揺動させるに際しては、該窓枠フレ
ーム部材3が、その下端部においてリアエンドパ
ネル9に対してヒンジ10を介して取付けられて
いることから、幌部材15の荷重を窓枠フレーム
部材3が支えることになり、窓枠フレーム部材3
の揺動操作に対して幌部材15の荷重が与える影
響を少なくすることができることになる。
さらには、窓枠フレーム部材3が第2位置に位
置したときには、該窓枠フレーム部材3がほぼ垂
直状態となることから、ガラスハツチ4を介して
後方視界を確保できることになり、リアカーゴル
ームの後部上方空間を拡大させるとしても、車体
後方を視認することができることになる。
(考案の効果) 本考案は以上述べたように、リアカーゴルーム
を実質的に拡大しないときには、自動車の後部を
後下がりの状態としてデザイン上等からの要求を
十分に満足させることができる一方、高さの高い
荷物をリアカーゴルームに載置する場合には、リ
アカーゴルームの後部上方空間を拡大して、その
荷物を全体的に収納することができる。
しかも、リアカーゴルームの後部上方空間を拡
大させるに際し、窓枠フレーム部材の揺動操作
を、幌部材の荷重の影響を少なくして容易にする
ことができる。
さらに、リアカーゴルームの後部上方空間を拡
大したときには、窓枠フレーム部材を起立させる
ことによつて、該窓枠フレーム部材に取付けられ
たガラスハツチを介して後方視界を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用された自動車において、
幌部材が伸長された第2位置を示す後部斜視図。
第2図は幌部材が縮長された第1位置を示す後部
側面図。第3図は幌部材が伸長された第2位置を
示す後部側面図。第4図は第2図の後方図。第5
図は幌部材が縮長された第1位置にあるときのバ
ツクドア部分の平面断面図。第6図は幌部材が縮
長された第1位置にあるときのバツクドア部分の
側面断面図。 A:自動車、2:バツクドア、3:窓枠フレー
ム部材、4:ガラスハツチ(蓋部材)、10:ヒ
ンジ(窓枠フレーム部材の揺動中心)、11:ロ
ツク装置、15:幌部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体後部が車体後方に向うにつれてその高さが
    低くされ、該車体後部に形成された後部開口部が
    バツクドアにより覆うようにされた自動車におい
    て、 前記バツクドアは、窓枠フレーム部材と該窓枠
    フレーム部材に対して開閉自在に取付けられた蓋
    部材としてのガラスハツチとから構成され、 前記窓枠フレーム部材は、その下端部において
    車体に対してヒンジ結合されて、該ヒンジ結合部
    分を中心とした揺動に応じて、前記後部開口部の
    周縁部に沿う第1位置と、該周縁部より後方へ離
    れて起立状態となる第2位置と、をとり得るよう
    にされ、 前記後部開口部の周縁部と前記窓枠フレーム部
    材との間には伸縮自在な幌部材が張設されて、該
    窓枠フレーム部材が前記第2位置にあるときには
    該幌部材が伸長状態とされ、 前記第1位置にある前記窓枠フレーム部材を車
    体に対して固定するためのロツク装置が設けらて
    いる、 ことを特徴とする自動車の車体構造。
JP11361784U 1984-07-26 1984-07-26 自動車の車体構造 Granted JPS6127723U (ja)

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JP11361784U JPS6127723U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 自動車の車体構造

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JPS6127723U JPS6127723U (ja) 1986-02-19
JPH033059Y2 true JPH033059Y2 (ja) 1991-01-28

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JP11361784U Granted JPS6127723U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 自動車の車体構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5431119A (en) * 1977-08-10 1979-03-07 Toshimaro Sada Tool of increasing volume of door body of automobile

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5431119A (en) * 1977-08-10 1979-03-07 Toshimaro Sada Tool of increasing volume of door body of automobile

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JPS6127723U (ja) 1986-02-19

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