JP2621058B2 - デジタル制御形温度補償水晶発振器 - Google Patents

デジタル制御形温度補償水晶発振器

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JP2621058B2
JP2621058B2 JP1675491A JP1675491A JP2621058B2 JP 2621058 B2 JP2621058 B2 JP 2621058B2 JP 1675491 A JP1675491 A JP 1675491A JP 1675491 A JP1675491 A JP 1675491A JP 2621058 B2 JP2621058 B2 JP 2621058B2
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memory
crystal oscillator
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雅 大西
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Kenwood KK
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温度検出手段のばらつき
を補償したデジタル制御形温度補償水晶発振器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタル制御形温度補償水晶発振
器は図3に示す如く温度検出器1の温度検出出力をアド
レス変換回路2でアドレスデ−タに変換し、温度補償デ
−タを格納したメモリ3のアドレス指定を、変換回路2
で変換したアドレスデ−タによって行ってメモリ3から
温度補償デ−タを読み出して、読み出した温度補償デ−
タをD/A変換器4によってアナログ電圧に変換し、変
換アナログ電圧を発振周波数制御電圧として電圧制御水
晶発振器5に印加して、電圧制御水晶発振器5の発振周
波数の温度補償を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した従来の
デジタル制御形温度補償水晶発振器においては温度検出
器からの検出温度出力はアドレスデ−タに変換されて、
変換されたアドレスデ−タをそのままメモリのアドレス
デ−タとしている。しかるに温度検出器は、一般的に電
気系の電流−電圧変換器などに比べばらつきが多い。こ
のため検出温度から変換されたアドレスデ−タもばらつ
くことになる。アドレスデ−タがばらつくと必要なメモ
リ容量が増加するという問題点があった。またメモリ容
量が増加するとデジタル制御形温度補償水晶発振器が高
価なものになるという問題点があった。またこれを避け
るために、温度検出器を高精度のものにすると、温度検
出器が高価なものとなり、さらに温度検出器が大型化す
るという問題点があった。
【0004】本発明は温度検出器のばらつきを補償する
ためのオフセットアドレスデ−タをメモリに格納してお
き、始動時にラッチして、温度検出器の出力を変換した
アドレスデ−タと加算して、加算出力デ−タでメモリを
アクセスすることによって、温度検出器のばらつきによ
る影響をなくしたデジタル制御形温度補償水晶発振器を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のデジタル制御形
温度補償水晶発振器は、温度検出手段と、温度補償デー
タおよび温度検出手段のばらつきを補償するためのオフ
セッ卜アドレスデータを格納したメモリと、温度検出手
段からの出力をアドレスデータに変換する変換回路と、
メモリに格納されたオフセッ卜アドレスデータを始動時
にラッチするラッチ回路と、アドレス変換回路から出力
されたアドレスデータとラッチ回路にラッチされたオフ
セッ卜アドレスデータとを加算し、かつ加算出力データ
をメモリから温度補償データ読み出しのためのアドレス
データとする加算回路と、読み出された温度補償データ
をD/A変換し、かつ変換出力を電圧制御水晶発振器の
発振周波数制御電圧とするD/A変換器とを備えたこと
を特徴とする。
【0006】
【作用】本発明のデジタル制御形温度補償水晶発振器に
おいては、メモリに温度補償デ−タのほかに温度検出手
段のばらつきを補償するためのオフセットアドレスデ−
タが格納されており、始動時にオフセットアドレスデ−
タがラッチされて、ラッチされたオフセットアドレスデ
−タと温度検出手段からの出力を変換したアドレスとが
加算されて、加算されたアドレスデ−タでメモリのアド
レス指定がされるため、温度検出手段のばらつきが勘案
された温度補償デ−タがメモリから読み出されることに
なって、温度検出手段のばらつきも補償される。
【0007】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。図1は
本発明の一実施例の構成を示すブロック図である。本実
施例のデジタル制御形温度補償水晶発振器においては、
温度検出器1は温度を検出し、検出温度に応じた電圧の
温度検出出力を発生する。温度検出器1からの温度検出
出力はアドレス変換回路2に供給して、変換回路2で温
度検出出力に応答するアドレスデ−タに変換する。した
がってアドレスデ−タは検出温度に対応している。メモ
リ3Aには検出温度に対応させた温度補償デ−タおよび
温度検出器1のばらつきを補償するためのオフセットア
ドレスデ−タが格納してあり、オフセットアドレスデ−
タは始動時に読み出して、読み出したオフセットアドレ
スデ−タはラッチ回路6でラッチする。ラッチ回路6で
ラッチされたオフセットアドレスデ−タは温度検出器1
のバラツキに対応している。ラッチ回路6でラッチされ
たオフセットアドレスデ−タと変換回路2で変換された
アドレスデ−タとは加算回路7に供給して加算する。し
たがって、加算回路7の加算出力デ−タは、温度検出器
1による検出温度に対応したアドレスデ−タを温度検出
器1のばらつきにより補正したアドレスデ−タとなって
いる。
【0008】加算回路7の加算出力デ−タはメモリ3A
に読み出しアドレスデ−タとして供給し、メモリ3Aか
ら温度補償デ−タを読み出す。読み出された温度補償デ
−タはD/A変換器4に供給してアナログ電圧に変換
し、変換されたアナログ電圧は発振周波数制御電圧とし
て電圧制御水晶発振器5に印加して、電圧制御水晶発振
器5の発振周波数の制御を行う。しかるに、変換アナロ
グ電圧は温度検出器によって検出された温度に対応しか
つ温度検出器1のばらつきの補正が行われた値であり、
電圧制御水晶発振器5の発振周波数は、検出温度に対す
る補償が行われ、かつ温度検出器1のばらつきも補償さ
れた周波数となる。
【0009】次ぎに、オフセットアドレスデ−タの決定
方法について説明する。変換回路2から出力される温度
補償範囲におけるアドレスデ−タの範囲がメモリアドレ
スの範囲となるようにオフセットアドレスデ−タを決定
する。例えば、変換回路2から出力される温度補償範囲
におけるアドレスの変化が10〜110、メモリ3Aの
アドレスが0〜100であったとすると、オフセットア
ドレスデ−タは−10に設定する。ここで従来例の場合
は、メモリの容量はばらつきを考慮して0〜110のア
ドレスのものが必要になる。これに対して本例では0〜
100のアドレスのものですむ。また、オフセットアド
レスデ−タのビット数は何ビットであってもよい。
【0010】次ぎに本発明の他の実施例について説明す
る。図2は本発明の他の実施例の構成を示すブロック図
である。本他の実施例では、変換回路2で補正できない
ばらつきを補正するために、第1補正デ−タと第2補正
デ−タとをメモリ3Aに予め格納しておき、前記一実施
例におけるラッチ回路6に代わって、ラッチ回路6A、
6Bを設け、始動時に第1補正デ−タおよび第2補正デ
−タを読み出して、ラッチ回路6A、6Bにそれぞれラ
ッチし、変換回路2で変換したアドレスデ−タとラッチ
回路6A、6Bにラッチした第1および第2補正デ−タ
とを、加算回路7に代わって設けた演算回路7Aで補正
されたアドレスデ−タを演算して、演算アドレスデ−タ
をメモリ3Aの読み出しアドレスとする。したがって0
次(定数項)のばらつきの補正ができた前記一実施例の
場合よりも、本他の実施例においてはより複雑な高次の
ばらつきの補正が可能となる。
【0011】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、温度
検出器のばらつきを補償するためのオフセットアドレス
デ−タをメモリに格納しておき、始動時にラッチして、
温度検出器の出力を変換したアドレスデ−タと加算し
て、加算出力デ−タでメモリをアクセスし、メモリに格
納した温度補償デ−タを読み出し、読み出された温度補
償デ−タをD/A変換して、D/A変換出力を電圧制御
水晶発振器の発振周波数制御電圧としたため、温度検出
器のばらつきが補償されて、温度検出器のばらつきによ
る影響を無くすことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 温度検出器 2 変換回路 3A メモリ 4 D/A変換器 5 電圧制御水晶発振器 6、6Aおよび6B ラッチ回路 7 加算回路 7A 演算回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度検出手段と、温度補償データおよび
    温度検出手段のばらつきを補償するためのオフセッ卜ア
    ドレスデータを格納したメモリと、温度検出手段からの
    出力をアドレスデータに変換する変換回路と、メモリに
    格納されたオフセッ卜アドレスデータを始動時にラッチ
    するラッチ回路と、アドレス変換回路から出力されたア
    ドレスデータとラッチ回路にラッチされたオフセツ卜
    ドレスデータとを加算し、かつ加算出力データをメモリ
    から温度補償データ読み出しのためのアドレスデータと
    する加算回路と、読み出された温度補償データをD/A
    変換し、かつ変換出力を電圧制御水晶発振器の発振周波
    数制御電圧とするD/A変換器とを備えたことを特徴と
    するデジタル制御形温度補償水晶発振器。
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JP2001013011A (ja) 1999-06-30 2001-01-19 Toshiba Corp 温度検出回路
US7265629B2 (en) * 2005-03-29 2007-09-04 Sirific Wireless Corporation Circuit and method for automatic gain control
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