JPH06318821A - デジタル制御温度補償型水晶発振器の温度検出装置 - Google Patents

デジタル制御温度補償型水晶発振器の温度検出装置

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JPH06318821A
JPH06318821A JP13270493A JP13270493A JPH06318821A JP H06318821 A JPH06318821 A JP H06318821A JP 13270493 A JP13270493 A JP 13270493A JP 13270493 A JP13270493 A JP 13270493A JP H06318821 A JPH06318821 A JP H06318821A
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Kunihiro Sugita
邦博 杉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作温度領域の全体にわたって温度検出分解
能を高めることができ、デジタル制御温度補償後の温度
対周波数安定度を向上させることができるデジタル制御
温度補償型水晶発振器の温度検出装置を提供することを
目的とするものである。 【構成】 特性が互いに異なる温度検出部を複数設け、
検出温度に応じて、複数の温度検出部から1つの温度検
出部を選択し、この選択された温度検出部が検出した温
度データを、デジタル制御温度補償型水晶発振器の温度
検出装置における検出温度データとして使用するもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水晶発振器の周囲温度
に対する発振周波数の特性をデジタル制御で補正するデ
ジタル制御温度補償型水晶発振器における温度検出部に
関する。
【0002】
【従来の技術】水晶発振器は周波数安定度度が高いこと
で知られているが、より高い周波数安定度を実現するた
めにアナログ方式の温度補償型水晶発振器が提案され、
さらに高い周波数安定度を達成するためにデジタル制御
温度補償型水晶発振器(デジタルTCXO)が提案され
ている。
【0003】図7は、従来のデジタル制御温度補償型水
晶発振器(デジタルTCXO)を示す回路図である。
【0004】この従来例は、水晶発振子51と発振器5
0と周波数特性の制御回路5とで構成され、周波数特性
の制御回路3は、水晶振動子51の周囲温度に応じたア
ナログ電圧(補正電圧)をバリキャップ・ダイオードV
Cに印加することによってバリキャップ・ダイオードV
Cの容量を変化させ、この容量変化に伴って発振周波数
を制御するものである。
【0005】つまり、周波数特性の制御回路3は、水晶
振動子の温度対発振周波数の特性を補正する補正データ
をメモリ30に予め格納し、水晶振動子51の周囲温度
を温度検出部10で検出し、この検出された温度データ
をA/D変換部20でデジタル信号に変換し、このデジ
タルデータをアドレス情報としてメモリ30から補正デ
ータを読み出し、この読み出された補正データがD/A
変換部40によってアナログ電圧に変換され、このアナ
ログ電圧をバリキャップ・ダイオードVCに印加するこ
とによってバリキャップ・ダイオードVCの容量を変化
させ、この容量変化に伴って発振周波数を制御するもの
である。このデジタル制御温度補償型水晶発振器の周波
数安定度は、他の発振器と比較すると非常に高い。
【0006】図8は、マイクロコンピュータ(マイコ
ン)MCを使用して、図7に示す従来例を回路構成した
場合の周波数特性の制御回路4を示す図である。
【0007】この周波数特性の制御回路4において、A
/D変換部とメモリアクセス機能とはマイコンMCに内
蔵され、A/D変換部が出力するデジタル値がメモリア
クセスのアドレス情報となり、このアドレス情報に基づ
いてマイコンMCがメモリ30から補正データを読み出
す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図9は、温度対周波数
特性を示す図であり、図9(1)は、デジタル制御温度
補償を行う前における発振器の温度対周波数特性を示す
図である。図9(2)は、デジタル制御温度補償を行っ
た後における発振器の温度対周波数特性を示す図であ
り、図9(1)に示す特性の発振子を使用してデジタル
制御温度補償を行なった状態における特性を示す図であ
る。
【0009】なお、温度分解能は実際には0.5℃程度
であるが、図9(2)では、図を見やすくするために、
温度分解能が10℃であるとして示してある。図9
(2)を見ればわかるように、デジタル制御温度補償後
の周波数変化幅を小さくするには、発振周波数の変化率
が大きい温度領域において高い温度検出分解能をもつこ
とが必要である。つまり、図9(2)に示す特性のうち
で、低温領域(−20℃〜0℃の領域)と高温領域(+
50℃〜+80℃の領域)とにおいて発振周波数の変化
率が特に大きくなっており、デジタル制御温度補償後の
温度対周波数安定度を向上させるには、低温領域と高温
領域とにおいて高い温度検出分解能を有することが必要
である。
【0010】図9(2)における温度分解能は10℃で
あるが、この温度分解能を5℃にした場合を図9(3)
に示してある。図9(2)と図9(3)とを比較すれば
わかるように、温度分解能を10℃にした場合よりも、
温度分解能を5℃にした場合の方が、デジタル制御温度
補償後の周波数変化幅を小さくすることができ、つま
り、温度分解能を高くする程、デジタル制御温度補償後
の周波数変化幅を小さくすることができる。
【0011】ところで、上記従来例において、温度検出
部10は、サーミスタTHと抵抗Rとの直列回路で構成
され、サーミスタTHと抵抗Rとの接続点から温度情報
としての検出電圧を得ている。したがって、サーミスタ
THの定数と抵抗Rの値とを選定することによって、動
作温度領域のうちでどの領域に温度検出分解能のピーク
を設定するかを決めることができる。
【0012】図10は、温度分解能が低温領域で高い低
温重視の特性と、温度分解能が高温領域で高い高温重視
の特性とを示す図である。
【0013】低温重視の特性は、図10に破線で示して
あり、高温重視の特性は、図10に一点鎖線で示してあ
る。低温重視の特性を有する温度検出部を使用した場合
には、高温領域における温度分解能が低下するので、高
温領域における周波数安定度が低下するという問題があ
り、一方、高温重視の特性を有する温度検出部を使用し
た場合には、低温領域における温度分解能が低下するの
で、低温領域における周波数安定度が低下するという問
題がある。
【0014】なお、低温領域と高温領域とでともに高い
温度分解能を得ることができれるサーミスタは存在しな
いので、低温領域、高温領域の一方の領域における温度
分解能が犠牲にならざるを得ず、デジタル制御温度補償
後の温度対周波数安定度を向上させることができないと
いう問題がある。
【0015】本発明は、温度動作領域の全体にわたって
温度検出分解能を高めることができ、デジタル制御温度
補償後の温度対周波数安定度を向上させることができる
デジタル制御温度補償型水晶発振器の温度検出装置を提
供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、特性が互いに
異なる温度検出部を複数設け、検出温度に応じて、複数
の温度検出部から1つの温度検出部を選択し、この選択
された温度検出部が検出した温度データを、デジタル制
御温度補償型水晶発振器の温度検出装置における検出温
度データとして使用するものである。
【0017】
【作用】本発明は、特性が互いに異なる温度検出部を複
数設け、検出温度に応じて、複数の温度検出部から1つ
の温度検出部を選択し、この選択された温度検出部が検
出した温度データを、デジタル制御温度補償型水晶発振
器の温度検出装置における検出温度データとして使用す
るので、温度動作領域の全体にわたって温度検出分解能
を高めることができ、したがって、デジタル制御温度補
償後の温度対周波数安定度を向上させることができる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す回路図であ
る。
【0019】この実施例は、基本的には図8に示す従来
の制御回路4と同じであり、水晶振動子51の温度対発
振周波数の特性を補正する補正データをメモリ30に格
納し、水晶振動子51の周囲の温度データを温度検出部
が検出し、この検出された温度データをデジタルデータ
に変換し、この変換されたデジタルデータに基づいてメ
モリ30から読み出された補正データをアナログ電圧に
変換し、この変換されたアナログ電圧がバリキャップ・
ダイオードVCに印加され、このバリキャップ・ダイオ
ードVCの容量変化に応じて発振周波数を制御するもの
である。
【0020】ただし、上記実施例は、従来の制御回路4
における温度検出部10の代わりに、第1の温度検出部
11と第2の温度検出部12とが設けられ、マイコンM
Cの代わりにマイコンMC1が設けられ、選択分岐点情
報発生回路60が付加されている。
【0021】第1の温度検出部11と第2の温度検出部
12とは、互いに特性が異なる複数の温度検出部の例で
あり、選択分岐点情報発生回路60は、選択分岐点情報
を発生する選択分岐点情報発生手段の例であり、マイコ
ンMC1は、選択分岐点情報に基づいて温度検出部1
1、12から1つを選択する選択手段の例であり、選択
分岐点情報に基づいて選択された温度検出部が検出した
温度データを、デジタル制御温度補償型水晶発振器にお
ける温度検出部の検出温度データとして使用するように
している。
【0022】温度検出部11は低温重視型であり、温度
検出部12は高温重視型である。つまり、温度検出部1
1は、図4に破線で示すように、低温領域(−20〜+
40℃)における温度分解能が高い特性を有する温度検
出部であり、温度検出部12は、図4に一点鎖線で示す
ように、高温領域(+40〜+80℃)における温度分
解能が高い特性を有する温度検出部である。ここで、低
温重視型の第1の温度検出部11が出力する電圧をVL
とし、高温重視型の第2の温度検出部12が出力する電
圧をVH とする。
【0023】温度検出部11は、電源Vccに抵抗R1の
一端が接続され、抵抗R1の他端にサーミスタTH1の
一端が接続され、サーミスタTH1の他端がアースさ
れ、抵抗R1とサーミスタTH1との接続点が出力端子
になっているものである。温度検出部12は、電源Vcc
に抵抗R2の一端が接続され、抵抗R2の他端にサーミ
スタTH2の一端が接続され、サーミスタTH2の他端
がアースされ、抵抗R2とサーミスタTH2との接続点
が出力端子になっているものである。
【0024】選択分岐点情報発生回路60は、直列接続
された抵抗R3、R4で構成され、この直列回路が電源
ccとアースとの間に接続され、抵抗R3とR4との接
続点が選択分岐点情報発生回路60の出力端子であり、
選択分岐点情報を出力する。ここで、選択分岐点情報発
生回路60が出力する選択分岐点情報電圧をVs とす
る。
【0025】マイコンMC1は、入力されたアナログ信
号をデジタル信号に変換するA/D変換部用の入力ポー
トP1、P2と、選択分岐点情報発生回路60から選択
情報を入力するA/D変換部用入力ポートP3とを有
し、入力ポートP1、P2はそれぞれ第1の温度検出部
11、第2の温度検出部12の出力端子に接続されてい
る。
【0026】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0027】図2は、上記実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【0028】まず、初期設定を行い(S1)、選択分岐
点情報発生回路60が出力する選択分岐点情報電圧VS
をデジタル値に変換し(S2)、第1の温度検出部11
の出力電圧VL をデジタル値に変換し(S3)、選択分
岐点情報電圧VS と出力電圧VL とを比較し、電圧VL
が選択分岐点情報電圧VS よりも高ければ(S4)、第
2の温度検出部12の出力電圧VH をデジタル値に変換
し(S5)、第2の温度検出部12の出力電圧VH のデ
ジタル値をアドレスとしてセットし(S6)、そのアド
レスに基づいてメモリ30から補正データを読み取り
(S7)、その読み取ったデータをD/A変換部40に
転送し(S8)、アナログ電圧に変換し、バリキャップ
・ダイオードVCの容量を変化させ、発振器50の発信
周波数を調整し、ステップS3に戻る。
【0029】一方、電圧VL が選択分岐点情報電圧VS
以下であれば(S4)、第1の温度検出部11の出力電
圧VL のデジタル値をアドレスとしてセットし(S
9)、そのアドレスに基づいてメモリ30から補正デー
タを読み取り(S7)、その読み取ったデータをD/A
変換部40に転送し(S8)、アナログ電圧に変換し、
バリキャップ・ダイオードVCの容量を変化させ、発振
器50の発信周波数を調整し、ステップS3に戻る。
【0030】図3は、上記実施例において、第1の温度
検出部11の出力電圧VL と第2の温度検出部12の出
力電圧VH とが温度変化に対してどのように変化するか
の一例を示した図である。
【0031】この図3において、第1の温度検出部11
の出力電圧VL が選択分岐点情報電圧VS 以下である領
域(低温領域)では、第1の温度検出部11の出力電圧
Lの傾斜が急峻であり、低温領域における温度分解能
が高く、したがって、低温領域で第1の温度検出部11
の出力電圧VL を使用すれば、低温領域における周波数
安定度が向上する。逆に、第1の温度検出部11の出力
電圧VL が選択分岐点情報電圧VS よりも高い領域(高
温領域)では、第2の温度検出部12の出力電圧VH
傾斜が急峻であり、高温領域における温度分解能が高
く、したがって、上記実施例において高温領域で第2の
温度検出部12の出力電圧VH を使用するので、高温領
域における周波数安定度も向上する。
【0032】図4は、上記実施例において、低温領域、
高温領域ともに温度分解能が高いことを示す図である。
実施例における特性を実線で示してある。
【0033】図5は、本発明の他の実施例である周波数
特性の制御回路2を示す回路図である。
【0034】この実施例は、図1に示す制御回路1と基
本的には同じであり、制御回路1におけるマイコンMC
1の代わりに、マイコンMC2を設けたものである。
【0035】マイコンMC2は、入力ポートP1、P
2、P3を有する点ではマイコンMC1と同じである。
しかし、マイコンMC2は、入力ポートP4を有すると
ともに、マイコンMC2の内部メモリ(図示せず)に格
納された選択分岐点情報(電圧VSM)を有している。入
力ポートP4は、マイコンMC2自体が有する選択分岐
点情報電圧VS と、選択分岐点情報発生回路60が発生
する選択分岐点情報電圧VSMとのうちいずれか1つを指
定する指定信号を入力する入力ポートである。なお、入
力ポートP4に入力される指定信号が「L」であれば、
マイコンMC2の内部メモリに格納された選択分岐点情
報電圧VSMを使用し、入力ポートP4に入力される指定
信号が「H」であれば、選択分岐点情報発生回路60が
発生する選択分岐点情報電圧VS を使用するようになっ
ている。
【0036】次に、制御回路2の動作について説明す
る。
【0037】図6は、制御回路2の動作を示すフローチ
ャートである。
【0038】まず、初期設定をし(S11)、入力ポー
トP4に入力される指定信号が「L」であれば(S1
2)、マイコンMC2の内部メモリに格納された選択分
岐点情報電圧VSMを参照電圧VR として保持し(S1
3)、第1の温度検出部11の出力電圧VL をデジタル
値に変換し(S14)、第1の温度検出部11の出力電
圧VL と参照電圧VR とを比較し(S15)、出力電圧
L が参照電圧VR よりも低ければ、第1の温度検出部
11の出力電圧VL をアドレスとしてセットし(S1
6)、そのアドレスに基づいてメモリ30から補正デー
タを読み取り(S17)、その読み取ったデータをD/
A変換部40に転送し(S18)、アナログ電圧に変換
し、バリキャップ・ダイオードVCの容量を変化させ、
発振器50の発信周波数を調整し、ステップS14に戻
る。
【0039】一方、入力ポートP4に入力される指定信
号が「H」であれば(S12)、選択分岐点情報電圧V
S をデジタル値に変換し(S21)、このデジタル化さ
れた選択分岐点情報電圧VS を参照電圧VR として保持
し(S22)、第1の温度検出部11の出力電圧VL
デジタル値に変換し(S14)た後に、第1の温度検出
部11の出力電圧VL と参照電圧VR とを比較し(S1
5)、以下は、上記と同様に処理する。
【0040】なお、第1の温度検出部11の出力電圧V
L と参照電圧VR とを比較したときに(S15)、出力
電圧VL が参照電圧VR 以上であれば、第2の温度検出
部12の出力電圧VH をデジタル値に変換し(S3
1)、このデジタル化した出力電圧VH をアドレスとし
てセットし(S32)、そのアドレスに基づいてメモリ
30から補正データを読み取り(S17)、その読み取
ったデータをD/A変換部40に転送し(S18)、ア
ナログ電圧に変換し、バリキャップ・ダイオードVCの
容量を変化させ、発振器50の発信周波数を調整し、ス
テップS14に戻る。
【0041】上記のように、マイコンMC2の内部メモ
リに格納された選択分岐点情報電圧VSMを使用すれば、
選択分岐点情報発生回路60を構成する2本の抵抗と、
入力ポートP4に「H」信号を供給するプルアップ用の
抵抗70とを必要とせず、回路構成が簡略化される。
【0042】また、上記のように、選択分岐点情報発生
回路60から出力される選択分岐点情報電圧VS を使用
することができるようにすれば、マイコンMC2のプロ
グラムメモリの内容が決定された後で(選択分岐点情報
電圧VSMが決定された後で)、温度検出部11、12の
定数が変更になった場合でも、適切な選択分岐点情報を
得ることができる。つまり、選択分岐点情報発生回路6
0の抵抗R3、R4の定数を適宜設定することによっ
て、温度検出部11、12の変更された定数に対応する
適切な選択分岐点情報を発生することができる。
【0043】上記実施例において、マイコンMC2が選
択分岐点情報電圧VSMを有しているという点で、マイコ
ンMC2は、選択分岐点情報発生手段の1つであり、プ
ルアップ抵抗70とマイコンMC2とは、2つの選択分
岐点情報発生手段がそれぞれ発生する2つの選択分岐点
情報のうちの1つを指定する指定手段の例である。
【0044】なお、上記実施例において、サーミスタT
H1、TH2を使用する代わりに、負の抵抗温度係数を
有する温度検出素子を使用して温度検出部11、12を
構成するようにしてもよい。
【0045】上記実施例では、互いに特性が異なる温度
検出部が2つ設けられているが、温度検出部を3つ以上
設けるようにしてもよい。また、上記実施例では、選択
分岐点情報発生手段が2つ設けられているが、選択分岐
点情報発生手段を3つ以上設けるようにしてもよく、こ
れら3つ以上の選択分岐点情報発生手段がそれぞれ発生
する選択分岐点情報のうちの1つを指定する指定手段を
設けるようにしてもよい。
【0046】上記実施例では、選択分岐点情報発生手段
としてのデータをマイコンMC2の内部メモリに1つ
(選択分岐点情報電圧VSM)のみ格納しているが、選択
分岐点情報発生手段としてのデータをマイコンMC2の
内部に複数格納するようにしてもよく、選択分岐点情報
発生手段をマイコンMC2の外部に複数設けるようにし
てもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、温度動作領域の全体に
わたって温度検出分解能を高めることができ、デジタル
制御温度補償後の温度対周波数安定度を向上させること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】上記実施例において、第1の温度検出部11の
出力電圧VL と第2の温度検出部12の出力電圧VH
が温度変化に対してどのように変化するかの一例を示し
た図である。
【図4】上記実施例において、低温領域、高温領域とも
に温度分解能が高いことを示す図である。
【図5】本発明の他の実施例である周波数特性の制御回
路2を示す回路図である。
【図6】制御回路2の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】従来のデジタル制御温度補償型水晶発振器を示
す回路図である。
【図8】マイコンMCを使用して、図7に示す従来例を
回路構成した場合の周波数特性の制御回路4を示す図で
ある。
【図9】図9(1)は、デジタル制御温度補償を行う前
における発振器の温度対周波数特性を示す図であり、図
9(2)は、デジタル制御温度補償を行った後における
発振器の温度対周波数特性を示す図であり、図9(3)
は、温度分解能を上げてデジタル制御温度補償を行った
後における発振器の温度対周波数特性を示す図である。
【図10】温度分解能が低温領域で高い低温重視の特性
と、温度分解能が高温領域で高い高温重視の特性とを示
す図である。
【符号の説明】
1、2…周波数特性の制御回路、 11…第1の温度検出部、 12…第2の温度検出部、 MC1、MC2…マイコン、 60…選択分岐点情報発生回路、 70…プルアップ抵抗 P1、P2、P3、P4…入力ポート、 TH1、TH2…サーミスタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶振動子の温度対発振周波数の特性を
    補正する補正データをメモリに格納し、上記水晶振動子
    の周囲の温度データを温度検出部が検出し、この検出さ
    れた温度データをデジタルデータに変換し、この変換さ
    れたデジタルデータに基づいて上記メモリから読み出さ
    れた補正データをアナログ電圧に変換し、この変換され
    たアナログ電圧がバリキャップ・ダイオードに印加さ
    れ、このバリキャップ・ダイオードの容量変化に応じて
    発振周波数を制御するデジタル制御温度補償型水晶発振
    器において、 上記温度検出部は、互いに特性が異なる複数の温度検出
    部から成り、選択分岐点情報を発生する選択分岐点情報
    発生手段と、上記選択分岐点情報に基づいて上記温度検
    出部から1つを選択する選択手段とを有し、上記選択分
    岐点情報に基づいて選択された温度検出部が検出した温
    度データを上記温度検出部の検出温度データとして使用
    することを特徴とするデジタル制御温度補償型水晶発振
    器の温度検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記選択分岐点情報発生手段が複数設けられ、これら複
    数の上記選択分岐点情報発生手段がそれぞれ発生する複
    数の選択分岐点情報のうちの1つを指定する指定手段を
    有し、この指定手段によって指定された選択分岐点情報
    に基づいて選択された温度検出部が検出した温度データ
    を上記温度検出部の検出温度データとして使用すること
    を特徴とするデジタル制御温度補償型水晶発振器の温度
    検出装置。
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